血液がんの治療で使われる薬剤

白血病

白血病の治療では、主に次のような薬剤が使用されています。

(表) 「白血病の治療で用いられる主な薬剤」

薬品名(一般名) 適応疾患 薬の種類
シタラビン 抗がん剤
イダルビシン
シクロホスファミド
ダウノルビシン
ビンクリスチン
ミトキサントロン
メソトレキセート
ドキソルビシン
フルダラビン
プレドニゾロン
デキソメタゾン
L-アルパラギナーゼ
イマチニブ フィラデルフィア染色体陽性の急性リンパ性白血病と慢性骨髄性白血病 分子標的薬
ニロチニブ
ダサチニブ
ボスチニブ
オファツムマブ 慢性リンパ性白血病
アレムツズマブ

悪性リンパ腫

悪性リンパ腫の治療では、主に次のような薬剤が使用されています。

(表) 「悪性リンパ腫と慢性リンパ性白血病で使用される分子標的薬剤」

薬品名(一般名) 適応疾患
リツキシマブ CD20 陽性B 細胞性リンパ腫
オファツムマブ 再発または難治性のCD20 陽性の慢性リンパ性白血病
イブリツモマブチウキセタン 再発または難治性のCD20 陽性低悪性度リンパ腫、マントル細胞リンパ腫
ボルテゾミブ マントル細胞リンパ腫
イブルチニブ 再発または難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)
再発難治性のマントル細胞リンパ腫(追加承認申請中)
ブレンツキシマブ・ベドチン 再発または難治性のCD30 陽性ホジキンリンパ腫、未分化大細胞リンパ腫
イマチニブ フィラデルフィア染色体陽性リンパ芽球性リンパ腫
ダサチニブ 再発または難治性フィラデルフィア染色体陽性リンパ芽球性リンパ腫
モガムリズマブ CCR4 陽性の成人T 細胞白血病リンパ腫
再発または難治性のCCR4 陽性の末梢性T 細胞リンパ腫
再発または難治性のCCR4 陽性の皮膚T 細胞性リンパ腫
ボリノスタット 皮膚T 細胞性リンパ腫
ベキサロテン 皮膚T 細胞性リンパ腫
オプジーボ ホジキンリンパ腫( 承認申請中)

(表) 「悪性リンパ腫の治療で用いられる主な抗がん剤」

薬品名(一般名) 薬の種類
ビンクリスチン 抗がん剤
ドキソルビシン
シクロホスファミド
プレドニゾロン
エトポシド
シタラビン
シスプラチン
フルダラビン
ベンダムスチン
ダカルバジン
ブレオマイシン
ビンブラスチン

多発性骨髄腫

多発性骨髄腫の治療では、主に次のような薬剤が使用されています。

(表) 「多発性骨髄腫の治療で用いられる主な薬剤」

薬品名(一般名) 薬の種類
ボルテゾミブ 分子標的薬(プロテアソーム阻害薬)
カルフィルゾミブ
イキサゾミブ
レナリドミド 免疫調整薬
サリドマイド
ポマリドミド
パノビノスタット HDAC阻害薬
メルファラン 抗がん剤
プレドニゾロン

(監修:日本赤十字社医療センター骨髄腫・アミロイドーシスセンター長  
鈴木憲史先生)

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