乳がん治療の治療費

乳がんの治療は、一人ひとりの病状に応じて治療を組み合わせるので、その内容によって費用も大きく異なります。事前に医師に確認して、月単位もしくは年単位で、だいたいの治療費を把握しておくと安心です。

手術・入院で、いくら位かかるのか?

医療機関や手術の内容、入院期間などによって、費用は異なる。
手術費だけでなく、入院から退院までの大体の費用を、事前に病院に確認しておくことが大事。

例)<入院7日間・センチネルリンパ節生検・温存手術郭清なしの場合>
総額約80万円(保険3割負担の場合は約24万円)

手術以外の治療で、いくら位かかるのか?

放射線療法 温存術の場合は、術後に1~2カ月放射線照射を行うのが標準治療。必要な照射回数などを、医師に確認しておくことが大事。
例)<温存手術後に放射線療法25回照射の場合>
総額約50~70万円(保険3割負担の場合は約15~21万円)
ホルモン療法 ・閉経前か閉経後でも治療に使うホルモン剤が異なる場合があり、治療費の幅が広い。
・長期(2~5年以上)の治療が多いので、月単位または1年単位の費用を医師に確認しておくことが大事。
抗がん薬や分子標的薬などの薬物療法 使用する薬剤の種類や身長・体重により、費用が大きく変わる。分子標的薬は、副作用の出方などを確認するために、初回は入院して行うのが一般的であるため、3日程度の入院費が必要。
1回の費用と必要な期間などを医師に確認しておくことが大事。
例)<3週毎トラスツズマブを計18回行なった場合(体重50kg)>
総額約220万円(保険3割負担の場合は約66万円)

(監修:医療法人湘和会 湘南記念病院 かまくら乳がんセンター長 土井卓子先生)

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