乳がんの患者さんがよく気にしたり悩んだりすることQ&A

Qセカンドオピニオンは、すべき?
A
担当医の意見が第一の意見であるのに対し、他の医師の意見をセカンドオピニオンと呼びます。すべての患者さんがセカンドオピニオンを聞きに行ったほうがよいわけではありません。担当医の説明を聞き、自分で納得できればそれで十分である場合も多いでしょう。
しかし納得がいかない場合には、これまでの治療経過・検査結果・今後の予定などを主治医に記載してもらい、別の医師の意見を聞くのもよいでしょう。そして、その結果を主治医に持ち帰って相談するのがベストです。
Q将来、妊娠・出産を考えているのですが?
A

妊娠や出産が、がんの予後を悪くはしません。
治療によっては、卵巣機能や胎児に影響を与える場合がありますが、妊娠や出産を重視する希望を治療前に医師に伝えていれば、対処方法はあります。

妊娠・出産の具体的な希望があってもなくても、治療方法を決定する前に、今後どんな人生を送りたいのかをしっかり考えて、その人生設計の中で乳がん治療をどう位置付けるかが大事です。
それに沿う形で、医師と相談しながら、長い目で見た治療計画を立てましょう。

Q治療の副作用で、脱毛や肌荒れなど、胸以外の見た目も変わるのでは?
A
副作用で、肌荒れやシミが出来たり、爪が割れたり、脱毛後に生えてきた髪質が変わったりするなど、外見に影響することもあります。それらに対しては色々なケアの仕方があるので、事前に不安を感じている時や症状が出てきた段階で、医師や看護士に相談してみてください。
治療だからと無理に我慢することは、治療を続ける意欲の低下にもつながるので、望ましくありません。
Q仕事は続けられますか?
A
仕事は続けられます。気持ちの切り替えのことを考えても、続けた方が良いと思います。
しかし、治療後数日は吐き気、だるさが出る場合があります。つらい時は休めるように職場の手配をしておく方が安心です。
また治療後白血球が減る時期は感染に弱くなり、口内炎を起こしたり風邪や肺炎にかかりやすかったりします。無理がきかないので、楽な勤務体制にした方が良いでしょう。
同僚や上司に理解してもらうことがポイントです。

(監修:医療法人湘和会 湘南記念病院 かまくら乳がんセンター長 土井卓子先生)

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