胃がんとは

  • 胃がんになる人は多いが、早期に発見できれば治りやすい。

胃がんは、胃の内側を覆っている粘膜から発生するがんです。そして、胃壁の深いほうへと増殖していきます。さらに進行すると、胃壁の外に出て、周囲の臓器に浸潤(がんが周りに広がって行くこと)したり、腹膜に転移したりすることがあります。また、リンパ液や血液に乗って、リンパ節や離れた臓器に転移することもあります。

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胃壁は、内側から「粘膜」「粘膜下層」「筋層」「筋膜下層」「漿膜」という5層構造になっています。粘膜で発生した胃がんが、粘膜と粘膜下層までにとどまっている場合を「早期がん」、粘膜下層を超えて進行している場合を「進行がん」と呼びます。大きながんでも、それが粘膜下層までにとどまっていれば早期がんです。逆に、小さながんでも、それが筋層に達していれば進行がんとなります。早期がん、進行がんという言葉は、あくまで深達度による分類です。

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胃がんは多くの人が罹患するがんとして知られています。男性では多くのがん種の中で最も多く、女性では乳がん、大腸がんに次いで3番目に多くの人が罹患しているがんでした。(国立がん研究センターがん対策情報センター「地域がん登録全国推計値」より。)

胃がんの5年相対生存率は他のがん種と比べてそれほど低くはなく、早い段階で発見できれば、治癒する可能性が高くなります。

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(引用:全国がん罹患モニタリング集計 2003-2005年生存率報告
独立行政法人国立がん研究センターがん研究開発費「地域がん登録精度向上と活用に関する研究」平成22年度報告書)

(監修:虎の門病院消化器外科 部長 宇田川晴司先生、医員 春田周宇介先生)

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