皮膚がんの患者さんがよく気にしたり悩んだりすることQ&A

Qセカンドオピニオンは、すべき?
A
担当医の意見が第一の意見であるのに対し、他の医師の意見をセカンドオピニオンと呼びます。すべての患者さんがセカンドオピニオンを聞きに行ったほうがよいわけではありません。担当医の説明を聞き、自分で納得できればそれで十分である場合も多いでしょう。しかし納得がいかない場合には、これまでの治療経過・検査結果・今後の予定などを担当医に記載してもらい、別の医師の意見を聞くのもよいでしょう。そして、その結果を担当医に持ち帰って相談するのがベストです。
Q皮膚がんの手術後に注意すべきことは? 植皮した部分の感覚は戻りますか?
A
皮膚がんの手術では、多くの場合、植皮※が行われます。皮膚の移植ですが、他人の皮膚ではつかないため、自分の皮膚を移植します。多くの場合、鼠蹊(そけい)部や鎖骨上部の皮膚が使われます。皮膚を採った部分は、すりむき傷より少しひどい程度の状態になりますが、2週間ほどで再生するのでまったく問題ありません。植皮した部分は、最初の2~3ヵ月ほどは皮膚が縮むので、よくマッサージしたり、被覆材を当てて圧迫したりする必要があります。植皮した部位は、最初は感覚がありませんが、徐々に神経が伸びてくるため、5年ほどするとほぼ元の状態まで感覚が戻ります。

※植皮:他の部位の皮膚を採ってきて貼り付ける方法

(監修:木沢記念病院皮膚科          
皮膚がんセンター部長 神谷秀喜 先生)

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