皮膚がんの治療――基底細胞がん

  • 多くは転移しないので、原発巣を切除すれば治癒する。
  • 顔などでがんを完全に切除できた場合には、皮弁(ひべん)が行われることがある。

治療は手術が基本です。多くは転移しないので、原発巣を切除すれば治癒します。リンパ節郭清(かくせい)※が必要になることはほぼありません。

※リンパ節郭清:がんの周辺にあるリンパ節を切除すること

切除する大きさによって、植皮や皮弁が行われます。植皮は他の部位の皮膚を採ってきて貼り付ける方法です。皮弁は、切除した部位の近くの皮膚を、脂肪組織や血管と一緒に、切除部位に移動させる方法です。皮弁なら皮膚の色や質感が近いので、きれいに仕上がります。ただ、皮弁は厚いため、局所再発した場合に発見が遅れるという問題があります。基底細胞がんは確実に切除できていれば再発のリスクが低いため、顔の手術などでは皮弁が行われることがあります。

(監修:木沢記念病院皮膚科          
皮膚がんセンター部長 神谷秀喜 先生)

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