皮膚がん治療後の経過観察

悪性黒色腫の治療後の経過観察は、ステージⅠとステージⅡなら、3ヵ月に1回で、これを2~3年続けます。それ以降は6ヵ月に1回にします。ステージⅢ以上の場合は毎月で、3~5年は継続します。悪性黒色腫は再発しやすいので、経過観察のため頻繁に医療機関を受診する必要があります。

有棘(ゆうきょく)細胞がんの治療後の経過観察は、がんを手術で取り切れているなら、3ヵ月に1回程度です。それを2~3年続け、それ以降は6ヵ月に1回にします。

基底細胞がんの治療後の経過観察は、手術でしっかり取り切れている場合は、1年間は3ヵ月に1回ですが、それ以降はセルフチェックとします。それだけ再発のリスクが低いのです。

乳房外(にゅうぼうがい)パジェット病の治療で広い範囲を切除した場合には、機能面での問題が生じることがあります。陰茎や陰嚢の手術では排尿障害が、肛門周囲の手術では排便障害が起きたりします。そのために、治療終了後も、2ヵ月に1回くらい通院してもらうことがよくあります。そういった問題がなければ、3ヵ月に1回程度にします。

どのがんの場合でも、3~6ヵ月に1回はCT検査を行います。さらに、1年に1回はPET検査を行うのが理想的です。

(監修:木沢記念病院皮膚科          
皮膚がんセンター部長 神谷秀喜 先生)

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