フコイダンの有用性や副作用を検証【最新情報】

フコイダンとは

昆布、メカブやモズクなどの海草類には表面に「ぬめり」がありますが、この「ぬめり」成分に多く含まれる硫酸多糖の一種を総称してフコイダンと呼びます。癌患者に対するフコイダンの有用性としては、疲労回復作用の報告はあるものの、全体として報告数が少ないのが現状です。

目次

1.「がんの先進医療」掲載記事

記事タイトル(掲載号) 概要
<Web公開記事>
新シリーズ 宮西ナオ子のがんに挑むサプリメント 徹底リサーチ 第7回 フコイダン(がんの先進医療:39号)
宮西ナオ子先生(生き方研究家・ライター・エッセイスト・女性能楽研究家・博士)によるフコイダンに関する研究の歴史や成分の説明、実物を用いた料理などの体験談、ヒト臨床試験の研究論文の解説などが紹介されている。
<Web公開記事>特報:第20回日本補完代替医療学会学術集会レポート がん領域でエビデンスレベルの高い天然素材の研究に注目が集まる>>(がんの先進医療:30号) 第20回日本補完代替医療学会学術集会が、帝京国際大学の池袋キャンパスで開催された。今回の学術集会で印象的だったのは、科学的エビデンスのしっかりした研究報告が増えてきたことだった。

関連リンク:
シイタケ菌糸体研究会>>
小林製薬の癌免疫研究>>
ウィキペディア(シイタケ菌糸体抽出物)>>
ウィキペディア(霊芝)>>
ウィキペディア(フコイダン)>>

<Web公開記事>第18回日本補完代替医療学会学術集会レポート 免疫の状態をよくすることでがんの闘病を支える補完代替医療に期待>>(がんの先進医療:20号) 免疫の状態をよくすることでがんの闘病を支える補完代替医療に期待。フコイダンの話題も。

関連リンク:
シイタケ菌糸体研究会>>
小林製薬の癌免疫研究>>
ウィキペディア(シイタケ菌糸体抽出物)>>
ウィキペディア(フコイダン)>>

2.フコイダンの主な論文報告

掲載日/掲載誌内容概要対象とする
がん種
/治療法
2018年
Integr Cancer Ther.誌
乳がん患者におけるレトロゾール、タモキシフェンとフコイダンの相互作用報告オーストラリアの研究グループが、乳がん患者が、ホルモン療法薬(レトロゾールあるいはタモキシフェン)とフコイダンを併用摂取したところ、レトロゾールあるいはタモキシフェンの定常状態血漿濃度に有意な変化は認められなかった。また、フコイダンの副作用も認められなかったとの報告。
  • 乳がん
  • ホルモン療法
  • 2017年
    Mar Drugs.誌
    転移性大腸がん患者における補足療法としてのフコイダンの有用性報告【ランダム化比較試験】 台湾の研究グループが、転移性大腸癌患者が、標的化学療法剤と低分子フコイダンを併用摂取したところ、疾患制御率の有意な改善を示した。一方、全奏効率、無増悪生存期間、全生存期間、副作用、生活の質では有意差は認められなかったという報告
  • 大腸がん
  • 抗がん剤【治療中】
  • 2017年
    Integr Cancer Ther.誌
    進行がん患者のQOLとフコイダンの抗炎症作用に関する予備的研究報告琉球大学医学部附属病院の研究グループが、転移のある進行がん患者が、フコイダンを摂取したところ、IL-1βやIL-6など主要な炎症性サイトカインは2週間後に有意に減少し、疲労を含むQOLスコアは試験期間中に有意な変化はなくほぼ安定していたという報告
  • 抗がん剤【転移】
  • 2011年
    Oncol Lett誌 Ryoho誌
    大腸癌化学療法実施患者に対する疲労回復作用報告鳥取大学と海産物のきむらやのグループが、大腸がん化学療法実施中患者が摂取したところ、疲労が改善する作用が観察された報告です。
  • 大腸がん
  • 抗がん剤【治療中】
  • 3.「がん種別」の論文報告(フコイダンの件数/他の素材を含めての件数)

    4.「治療状況別」の論文報告(フコイダンの件数/他の素材を含めての件数)

    5.フコイダンの主なメディアでの記事

    掲載日/メディア 内容 概要
    2010/10/02 大阪読売新聞 インフルエンザに対するマウスでの研究紹介記事 タカラバイオと富山大学がフコイダンに、インフルエンザウイルスを予防する効果があることをマウスで確認したとする記事
    2008/10/09 読売新聞 発毛作用に関する研究紹介記事 (株)日本食生活指導センターが日本未病システム学会でマコンブの仮根(ガニアシ)に発毛作用を報告したとする記事
    2008/03/24 毎日新聞 昆布の成分に関する研究紹介記事 東京農業大学 西澤信教授によると、昆布の根にはカリウム、カルシウムなどミネラル類、ぬめり成分のアルギン酸やフコイダンなどが含まれているとのこと

    6.フコイダンの関連リンク

    (作成:編集部)

    フコイダン以外の免疫力改善成分について

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