<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><rss version="2.0"
	xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
	xmlns:wfw="http://wellformedweb.org/CommentAPI/"
	xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
	xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
	xmlns:sy="http://purl.org/rss/1.0/modules/syndication/"
	xmlns:slash="http://purl.org/rss/1.0/modules/slash/"
	>

<channel>
	<title>がん種別の治療 &#8211; がんの先進医療｜蕗書房</title>
	<atom:link href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/feed" rel="self" type="application/rss+xml" />
	<link>https://gan-senshiniryo.jp</link>
	<description>「がんの先進医療」では、がん治療の選択肢を広げる科学的な根拠に基づく「情報」を提供していきます。</description>
	<lastBuildDate>Thu, 23 May 2024 13:36:11 +0000</lastBuildDate>
	<language>ja</language>
	<sy:updatePeriod>
	hourly	</sy:updatePeriod>
	<sy:updateFrequency>
	1	</sy:updateFrequency>
	<generator>https://wordpress.org/?v=6.4.8</generator>
	<item>
		<title>1.血液のがんとは</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/cancer/blood-cancer/cancer_2673</link>
					<comments>https://gan-senshiniryo.jp/cancer/blood-cancer/cancer_2673#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 30 Oct 2017 07:56:13 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">http://gan-senshiniryo.jp/?post_type=cancer&#038;p=2673</guid>

					<description><![CDATA[（監修：日本赤十字社医療センター骨髄腫・アミロイドーシスセンター長　　鈴木憲史先生） 1.血液のがんとは 1-1.血液がんとは 1-2.血液がんの検査と診断 1-3.血液がんの状態を理解するための基礎知識 1-4.血液が [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<p class="sv">（監修：日本赤十字社医療センター骨髄腫・アミロイドーシスセンター長　　<br />鈴木憲史先生）</p>
<h2>1.血液のがんとは</h2>
<ul class="archlist2">
<li><a href="#1-1" class="fade">1-1.血液がんとは</a></li>
<li><a href="#1-2" class="fade">1-2.血液がんの検査と診断</a></li>
<li><a href="#1-3" class="fade">1-3.血液がんの状態を理解するための基礎知識</a></li>
<li><a href="#1-4" class="fade">1-4.血液がんの進行度</a></li>
<li><a href="#1-5" class="fade">1-5.血液がんの再発</a></li>
</ul>
<ul class="nextNav">
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/blood-cancer/cancer_2668" rel="prev"></p>
<li class="pre">2.血液のがんの治療について<span  class="nexts">次のページ &raquo;</span></li>
<p></a></li>
<p><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/blood-cancer/cancer_2660" rel="prev"></p>
<li class="pre">3.血液のがんに関する記事一覧／先進医療／医療機関情報<span  class="nexts">次々のページ &raquo;</span></li>
<p></a></li>
</ul>
<p></p>
<h1 id="1-1">1-1.血液がんとは</h1>
<ul class="point">
<li>血液がんは、血球になる細胞が分化し成熟していく過程でがん化して起こる。</li>
<li>どこで分化が止まるかによっていろいろな種類の血液がんになる。</li>
</ul>
<p>赤血球、白血球（リンパ球・顆粒球・単球）、血小板といった血液細胞は、造血幹細胞という1種類の細胞から生まれます。骨髄の中で造血幹細胞がいろいろな細胞に分化し、それが成熟していくことで、それぞれの血液細胞になっていくのです。血液がんは、血液細胞が分化する過程のどこかで、異常が発生し、正常ではない細胞がどんどん生み出されてしまう病気です。分化のどの段階で異常が起こるかによって、いろいろな種類の血液がんが発生します。ここでは、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫について解説します。</p>
<p>国立がん研究センターの「最新がん統計」によれば、白血病の年間の罹患数（その年に新たに白血病と診断された人数）は、男性が7297人、女性が4912人で、計1万2209人です。悪性リンパ腫の年間の罹患数は、男性が1万5329人、女性が1万1303人で、計2万6632人です。血液がんの中で最も罹患数が多いのは悪性リンパ腫です。多発性骨髄腫の年間の罹患数は、男性が3566人、女性が3311人で、計6877人です。</p>
<h3>（表）「部位別がん罹患数全国推計値（2012年）」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" rowspan="2" class="col-xs-4">疾患</td>
<td align="center" colspan="2"  class="col-xs-4">年間罹患数（人）</td>
</tr>
<tr class="active">
<td align="center" class="col-xs-4">男性</td>
<td align="center" class="col-xs-4">女性</td>
</tr>
<tr>
<td>白血病</td>
<td>7,297</td>
<td>4,912</td>
</tr>
<tr>
<td>悪性リンパ腫</td>
<td>15,329</td>
<td>11,303</td>
</tr>
<tr>
<td>多発性骨髄腫</td>
<td>3,566</td>
<td>3,311</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p>白血病による年間の死亡数は、男性が4896人、女性が3300人で、計8196人です。人口10万人あたり1年間に何人が白血病で死亡するかを示す部位別がん死亡率は、男性が8.0人、女性が5.1人です。悪性リンパ腫による年間の死亡数は、男性が6457人、女性が5075人で、計1万1532人です。部位別がん死亡率は、男性が10.6人、女性が7.9人です。多発性骨髄腫による年間の死亡数は、男性が2203人、女性が1928人で、計4131人です。部位別がん死亡率は、男性が3.6人、女性が3.1人です。</p>
<h3>（表）「部位別がん死亡数・部位別がん死亡数（2014年）」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" rowspan="2" class="col-xs-4">疾患</td>
<td align="center" colspan="2"  class="col-xs-4">年間死亡数（人）</td>
</tr>
<tr class="active">
<td align="center" class="col-xs-4">男性</td>
<td align="center" class="col-xs-4">女性</td>
</tr>
<tr>
<td>白血病</td>
<td>4,896</td>
<td>3,300</td>
</tr>
<tr>
<td>悪性リンパ腫</td>
<td>6,457</td>
<td>5,075</td>
</tr>
<tr>
<td>多発性骨髄腫</td>
<td>2,203</td>
<td>1,928</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p>白血病の5年相対生存率（白血病と診断された人のうち、5年後に生存している人の割合が、日本全体で5年後に生存している人に割合に比べ、どの程度かを表す）は、男性が37.8％、女性が41.3％でした。悪性リンパ腫の5年相対生存率は、男性が62.9％、女性が68.5％でした。多発性骨髄腫の5年相対生存率は、男性が36.6％、女性が36.3％でした。（2006～2008年診断例）</p>
<h3>（図）　「血球の分化」</h3>
<p class="reimg"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/10/blood_cancer_1.jpg
" alt="「血球の分化」" /></p>
<h2>白血病</h2>
<p>白血病は、骨髄の中で異常な白血病細胞がどんどん作られるようになり、正常な血液細胞が作られなくなってしまう病気です。</p>
<p>血液細胞の元となる造血幹細胞は、まず骨髄系幹細胞とリンパ系幹細胞に分化し、それぞれがさらに分化していきます。白血病は、そのどちらからでも発生することがあります。骨髄系幹細胞から分化していく過程で発生する白血病を、骨髄性白血病といいます。また、リンパ系幹細胞から分化していく過程で発生する白血病を、リンパ性白血病と呼んでいます。さらに、これらの白血病は、進行の仕方によって、急性と慢性に分けられます。そのため、白血病は、急性骨髄性白血病（AML＝Acute Myeloid Leukemia）,急性リンパ性白血病（ALL＝Acute Lymphoblastic Leukemia）,慢性骨髄性白血病（CML＝Chronic Myeloid Leukemia）,慢性リンパ性白血病（CLL=Chronic Lymphocytic Leukemia）の４種類に分類されます。</p>
<p>急性白血病が発症すると、正常な血液細胞が作られなくなるため、貧血、白血球減少、血小板減少が起こるようになります。それに伴って、息切れ、感染による発熱や倦怠感、皮下出血などが起こりやすくなります。慢性白血病ではこのような症状は目立ちませんが、健康診断の血液検査で異常が発見されたりします。</p>
<h2>悪性リンパ腫</h2>
<p>悪性リンパ腫は、主にリンパ節の中でリンパ球ががん化してしまう病気です。がん化したリンパ球は、リンパ液の流れに乗って全身をめぐり、多くの場合、リンパ節で腫瘤を作ります。リンパ節以外の部位に腫瘤を作ることもあります。</p>
<p>悪性リンパ腫は非常に多くのタイプに分類されています。WHO（世界保健機関）の分類では、30種類以上のタイプに分類されているのです。まず、ホジキンリンパ腫（HL=Hodgkin Lymphoma）と非ホジキンリンパ腫（NHL=Non Hodgkin Lymphoma）に分類されます。日本人に多いのは非ホジキンリンパ腫で、約90％を占めています。非ホジキンリンパ腫は、B細胞性リンパ腫とT／NK細胞性リンパ腫に分けられます。日本人に多いのはB細胞性で、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、濾胞(ろほう)性リンパ腫などがあります。</p>
<h3>（表）「WHO（世界保健機関）分類を基にした主な非ホジキンリンパ腫の臨床分類」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="col-xs-2">疾患</td>
<td align="center" class="col-xs-4">B細胞性</td>
<td align="center" class="col-xs-4">T細胞性・NK細胞性</td>
</tr>
<tr>
<td>インドレントリンパ腫</td>
<td>慢性リンパ性白血病/ 小リンパ球性リンパ腫<br />
リンパ形質細胞性リンパ腫<br />
脾B 細胞辺縁帯リンパ腫<br />
有毛細胞性白血病<br />
粘膜関連リンパ組織型節外性辺縁帯リンパ<br />
腫（MALT リンパ腫）<br />
節性辺縁帯リンパ腫<br />
濾胞性リンパ腫（Grade 1, 2）</td>
<td>T 細胞大顆粒リンパ球性白血病<br />
成人T 細胞白血病/ リンパ腫（くすぶり型）<br />
菌状息肉症/ セザリー症候群</td>
</tr>
<tr>
<td>中等度アグレッシブリンパ腫</td>
<td>B 細胞前リンパ球性白血病<br />
マントル細胞リンパ腫<br />
濾胞性リンパ腫（Grade 3）</td>
<td>T 細胞前リンパ球性白血病<br />
成人T 細胞白血病/ リンパ腫（慢性型）<br />
節外性鼻型NK/T 細胞リンパ腫<br />
血管免疫芽球性T 細胞リンパ腫</td>
</tr>
<tr>
<td>アグレッシブリンパ腫</td>
<td>びまん性大細胞型B 細胞リンパ腫</td>
<td>末梢性T 細胞リンパ腫、非特定型<br />
腸管症関連T 細胞リンパ腫<br />
未分化大細胞リンパ腫<br />
肝脾T 細胞リンパ腫</td>
</tr>
<tr>
<td>高度アグレッシブリンパ腫</td>
<td>B 細胞リンパ芽球性白血病/ リンパ腫<br />
バーキットリンパ腫/ 白血病</td>
<td>T 細胞リンパ芽球性白血病/ リンパ腫<br />
成人T 細胞白血病/ リンパ腫（急性型、リンパ腫型）<br />
アグレッシブNK 細胞白血病</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h2>多発性骨髄腫</h2>
<p>多発性骨髄腫（MM＝Muitiple Myeloma）は、白血球の一種である形質細胞が、がん化することで起こる病気です。すべてのがんの約1％、血液がんの約10％を占めています。発症頻度は人口10万人あたり約5.4人で、高齢社会の到来とともに増加傾向が見られます。</p>
<p>形質細胞は免疫で重要な役割を果たす抗体を作る働きをしていますが、がん化した骨髄腫細胞（骨髄腫細胞）は抗体を作れず、Ｍたんぱくという異常なたんぱく質を作り出します。そのため、免疫が低下してしまいます。また、骨髄腫細胞は骨を溶かす作用を持つため、骨が弱くなって痛みが出たり、骨折しやすくなったりします。</p>
<h1 id="1-2">1-2.血液がんの検査と診断</h1>
<ul class="point">
<li>白血病は骨髄検査で診断がつき、骨髄性かリンパ性かもわかる。</li>
<li>悪性リンパ腫は組織を調べて種類を判断する。</li>
<li>多発性骨髄腫では血液検査と尿検査が行われる。</li>
</ul>
<h2>白血病</h2>
<p>白血病が疑われる場合には、まず血液検査が行われます。白血病であれば、赤血球、白血球、血小板などが減少し、白血病細胞が増えています。</p>
<p>血液検査で、血球数が減少していたり、白血病細胞が見つかったりした場合には、骨髄検査が行われます。骨盤の骨（腸骨）に太い針を刺して骨髄液を採取し、それを顕微鏡で調べるのです。正常ならばいろいろな細胞が見られますが、白血病の場合には、白血病細胞ばかりが増えています（図）。骨髄検査では、白血病細胞の特徴から、骨髄性かリンパ性かも調べます。</p>
<p>染色体や遺伝子についても調べます。慢性骨髄性白血病の大部分、急性リンパ性白血病の一部は、フィラデルフィア染色体（図）という特殊な染色体を持っています。9番染色体と22番染色体の一部が結合してできた異常な染色体で、その染色体が持つbcr-ablという遺伝子が、白血病細胞の異常増殖を促してしまうのです。</p>
<h3>（図）　「正常な骨髄と白血病の骨髄」</h3>
<p class="reimg"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/10/blood_cancer_2.jpg
" alt="「正常な骨髄と白血病の骨髄」" /></p>
<h3>（図）　「白血病細胞の異常増殖を促すフィラデルフィア染色体」</h3>
<p class="reimg"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/10/blood_cancer_3.jpg
" alt="「白血病細胞の異常増殖を促すフィラデルフィア染色体」" /></p>
<h3>（表）　「白血病の主な検査」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="col-xs-2">検査の目的</td>
<td align="center" class="col-xs-2">検査名</td>
<td align="center" class="col-xs-4">検査のやり方</td>
<td align="center" class="col-xs-4">検査でわかること</td>
</tr>
<tr>
<td rowspan="2">白血病の診断</td>
<td>血液検査</td>
<td>血液を採取し、血球数や、未成熟な血液細胞である白血病細胞の有無や状態を調べる。</td>
<td>血球数に異常があるかどうか、白血病細胞が増えているかどうかがわかる。</td>
</tr>
<tr>
<td>骨髄検査</td>
<td>腸骨に針を刺して骨髄液を採取し、それを顕微鏡で調べたり、遺伝子や染色体を調べたりする。</td>
<td>白血病かどうか、骨髄性かリンパ性か、特殊な遺伝子をもっているかどうかがわかる。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h2>悪性リンパ腫</h2>
<p>悪性リンパ腫が疑われる場合には、生検を行ってリンパ節から採取した組織を調べます。それによって、悪性リンパ腫かどうか、どのタイプの悪性リンパ腫か、という診断がつきます。悪性リンパ腫は、多くのタイプに分類されています。さらに病期分類のために、CT検査、MRI検査、PET検査などの画像検査や、骨髄検査などが行われます。</p>
<h3>（図）　「悪性リンパ腫」</h3>
<p class="reimg"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/10/blood_cancer_4.jpg
" alt="「悪性リンパ腫」" /></p>
<h3>（表）　「悪性リンパ腫の主な検査」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="col-xs-2">検査の目的</td>
<td align="center" class="col-xs-2">検査名</td>
<td align="center" class="col-xs-4">検査のやり方</td>
<td align="center" class="col-xs-4">検査でわかること</td>
</tr>
<tr>
<td>悪性リンパ腫の診断</td>
<td>生検</td>
<td>腫れているリンパ節や腫瘍の一部を採取し、顕微鏡で調べる。</td>
<td>悪性リンパ腫かどうか、どのタイプの悪性リンパ腫かがわかる。</td>
</tr>
<tr>
<td rowspan="2">病期を調べる</td>
<td>画像検査（CT検査、MRI検査、PET検査）</td>
<td></td>
<td>病変の広がりから病期を判定する。</td>
</tr>
<tr>
<td>骨髄検査</td>
<td>腸骨に針を刺して骨髄液を採取し、顕微鏡で調べる。</td>
<td>病変が骨髄まで広がっているかどうかを調べる。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h2>多発性骨髄腫</h2>
<p>多発性骨髄腫が疑われる場合には、血液検査と尿検査が行われます。血液検査では造血機能にどのような影響が現れているかがわかります。尿検査では、Ｍたんぱくの一部が尿に出てくることで診断に役立ちます。それで異常があれば骨髄検査を行い、診断を確定します。全身の骨の状態を調べるため、Ｘ線検査、ＣＴ検査やＭＲＩ検査などが行われます。</p>
<h3>（表）　「多発性骨髄腫の主な検査」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="col-xs-2">検査の目的</td>
<td align="center" class="col-xs-2">検査名</td>
<td align="center" class="col-xs-4">検査のやり方</td>
<td align="center" class="col-xs-4">検査でわかること</td>
</tr>
<tr>
<td rowspan="3">多発性骨髄腫の診断</td>
<td>血液検査</td>
<td>血液を採取し、血球数などを調べる。</td>
<td>造血機能への障害の程度がわかる。</td>
</tr>
<tr>
<td>尿検査</td>
<td>尿を採取し、Mたんぱくの一部であるBJP（ベンスジョーンズたんぱく）が排出されているかどうかを調べる。</td>
<td>BJPが出ていれば多発性骨髄腫の可能性が高い。</td>
</tr>
<tr>
<td>骨髄検査</td>
<td>腸骨に針を刺して骨髄液を採取し、顕微鏡で調べる。</td>
<td>多発性骨髄腫であるかどうかがわかる。</td>
</tr>
<tr>
<td>病変の広がりが骨の状態を調べる</td>
<td>画像検査（X線検査、CT検査、MRI検査）</td>
<td></td>
<td>病変の全身への広がりや、全身の骨の状態がわかる。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h1 id="1-3">1-3.血液がんの状態を理解するための基礎知識</h1>
<p>患者さんが本当に納得できる治療を受けるためには、治療法の大きな流れと診断のポイント、ご自身の体の状態について、しっかり理解しておくことが大切です。そのうえで、ご自身がこれからどのように生きたいかを考え、医師とよいコミュニケーションをとりながら、治療法を選んでください。</p>
<p>次のような点についてチェックすると、現状の把握や今後の治療法の検討に便利です。</p>
<h3>（表）「白血病のチェックリスト」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="col-xs-2 subject">チェック項目</td>
<td align="center" class="col-xs-2 subject">それを知る意義</td>
</tr>
<tr>
<td>「骨髄性」か「リンパ性」か</td>
<td rowspan="3">治療法の選択に必要</td>
</tr>
<tr>
<td>「急性」か「慢性」か</td>
</tr>
<tr>
<td>フィラデルフィア染色体の有無</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h3>（表）「悪性リンパ腫のチェックリスト」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="col-xs-2 subject">チェック項目</td>
<td align="center" class="col-xs-2 subject">それを知る意義</td>
</tr>
<tr>
<td>悪性リンパ腫のタイプ（WHO分類）</td>
<td rowspan="3">治療法の選択に必要</td>
</tr>
<tr>
<td>悪性度</td>
</tr>
<tr>
<td>腫瘍のできている部位と数</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h3>（表）「多発性骨髄腫のチェックリスト」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="col-xs-2 subject">チェック項目</td>
<td align="center" class="col-xs-2 subject">それを知る意義</td>
</tr>
<tr>
<td>骨髄腫による障害の程度</td>
<td rowspan="4">治療法の選択に必要</td>
</tr>
<tr>
<td>骨の破壊の程度</td>
</tr>
<tr>
<td>腫瘍の量</td>
</tr>
<tr>
<td>Mたんぱくの有無</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h1 id="1-4">1-4.血液がんの進行度</h1>
<h2>白血病</h2>
<p>急性白血病には進行度分類がありません。</p>
<p>慢性骨髄性白血病は、「慢性期」「移行期」「急性転化期」に分類されます。最初は慢性期ですが、その後、移行期、急性転化期へと進むことがあります。</p>
<p>慢性リンパ性白血病は、「０期」「Ⅰ期」「Ⅱ期」「Ⅲ期」「Ⅳ期」に分類されます。進行が遅いため、Ⅱ期までは経過観察、Ⅲ期以降が治療対象となります。</p>
<h3>（表）　「慢性骨髄性白血病の病期」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr>
<td class="col-xs-2">慢性期</td>
<td class="col-xs-4">骨髄では白血病細胞が増えているが、多くの場合、特に自覚症状はない。この時期に治療を行わなかった場合や、治療で十分な効果が得られなかった場合は、３～５年で移行期を経て、急性転化期へと進行する。</td>
</tr>
<tr>
<td class="col-xs-2">移行期</td>
<td class="col-xs-4">慢性期から急性転化期に進行する時期。治療していても薬が効きにくくなり、貧血、発熱、出血傾向などの症状が現れるようになる。</td>
</tr>
<tr>
<td class="col-xs-2">急性転化期</td>
<td class="col-xs-4">急性白血病と同じような状態になる。貧血、白血球減少、血小板減少による症状が現れ、治療が困難な状態になる。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h3>（表）　「慢性リンパ性白血病の病期」</h3>
<div class="table4 speed">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr>
<td class="col-xs-2 i">０期</td>
<td class="col-xs-4">血液中のリンパ球や骨髄のリンパ球が増加している。</td>
</tr>
<tr>
<td class="col-xs-2 i">Ⅰ期</td>
<td class="col-xs-4">０期の状態に加え、リンパ節の腫れがある。</td>
</tr>
<tr>
<td class="col-xs-2 ii">Ⅱ期</td>
<td class="col-xs-4">０期～Ⅰ期の状態に加え、肝臓と脾臓のどちらか、あるいは両方に腫れがある。</td>
</tr>
<tr>
<td class="col-xs-2 iii">Ⅲ期</td>
<td class="col-xs-4">０期～Ⅱ期の状態に加え、貧血がある。</td>
</tr>
<tr>
<td class="col-xs-2 iv">Ⅳ期</td>
<td class="col-xs-4">０期～Ⅲ期の状態に加え、血小板減少がある。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h2>悪性リンパ腫</h2>
<p>悪性リンパ腫の進行度は、リンパ腫のできている数と部位によって決まります。リンパ腫が１か所ならⅠ期、2ヵ所以上でも上半身か下半身のどちらかに限られていればⅡ期、上半身と下半身の両方にあればⅢ期、リンパ腫がリンパ外臓器に広範に広がっていればⅣ期となります。</p>
<h3>（表）　「悪性リンパ腫（非ホジキンリンパ腫）の病期」</h3>
<div class="table4 speed">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr>
<td class="col-xs-2 i">Ⅰ期</td>
<td class="col-xs-4">リンパ腫が1か所に限られている。</td>
</tr>
<tr>
<td class="col-xs-2 ii">Ⅱ期</td>
<td class="col-xs-4">リンパ腫が2ヵ所以上あるが、横隔膜を境にして、上半身か下半身のどちらかに限られている。</td>
</tr>
<tr>
<td class="col-xs-2 iii">Ⅲ期</td>
<td class="col-xs-4">リンパ腫が2ヵ所以上あり、横隔膜を境にして、上半身にも下半身にもある。</td>
</tr>
<tr>
<td class="col-xs-2 iv">Ⅳ期</td>
<td class="col-xs-4">リンパ腫が、リンパ節以外の臓器にも広がっている。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h2>多発性骨髄腫</h2>
<h3>（表）　「多発性骨髄腫の病期」</h3>
<div class="table4 speed">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr>
<td class="col-xs-2 i">Ⅰ期</td>
<td class="col-xs-4">血清β2ミクログロブリンが3.5㎎/ℓ未満<br />
血清アルブミンが3.5g/㎗以上
</td>
</tr>
<tr>
<td class="col-xs-2 ii">Ⅱ期</td>
<td class="col-xs-4">Ⅰ期でもⅢ期でもないもの</td>
</tr>
<tr>
<td class="col-xs-2 iii">Ⅲ期</td>
<td class="col-xs-4">血清β2ミクログロブリンが5.5㎎/ℓ以上</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p>Ⅱ期には以下の2つが含まれる。<br />
・血清β2ミクログロブリンが3.5㎎/ℓ未満で、血清アルブミンが3.5g/㎗未満のもの。<br />
・血清アルブミン値に関わらず、血清β2ミクログロブリンが3.5㎎/ℓ以上、5.5㎎/ℓ未満のもの。<br />
（注）最近、R-ISS分類も併用され、LDH値と染色体異常が加わりました。
</p>
<p class="reimg"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/10/blood_cancer_5.gif
" alt="多発性骨髄腫" /></p>
<h1 id="1-5">1-5.血液がんの再発</h1>
<h2>白血病</h2>
<p>治療によって白血病細胞が減少し、ある基準を下回る状態になった場合、寛解※が得られたと判定されます。ただし、これは治癒ではないため、再び白血病細胞が増殖を始め、白血病が再発することがあります。</p>
<p class="quot">※寛解：症状が一時的に軽くなったり，消えたりした状態</p>
<h2>悪性リンパ腫</h2>
<p>悪性リンパ腫でも再発は起こります。検査でがん細胞が認められなくなっていても、再発してくることはあります。再発した場合、悪性度の高い悪性リンパ腫になっていることもあります。</p>
<h2>多発性骨髄腫</h2>
<p>治療でよくなっていても、再発することがよくあります。造血幹細胞移植※がうまくいった場合でも、再発することがあります。</p>
<p class="quot">※造血幹細胞移植：健康な造血幹細胞を移植して正常な血液を作るようにする治療法</p>
</div>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://gan-senshiniryo.jp/cancer/blood-cancer/cancer_2673/feed</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>2.血液のがんの治療について</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/cancer/blood-cancer/cancer_2668</link>
					<comments>https://gan-senshiniryo.jp/cancer/blood-cancer/cancer_2668#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 30 Oct 2017 07:54:40 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">http://gan-senshiniryo.jp/?post_type=cancer&#038;p=2668</guid>

					<description><![CDATA[（監修：日本赤十字社医療センター骨髄腫・アミロイドーシスセンター長　　鈴木憲史先生） 2.血液のがんの治療について 2-1.血液がんの治療方針 2-2.血液がんの治療　１．白血病 2-3.血液がんの治療　２．悪性リンパ腫 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<p class="sv">（監修：日本赤十字社医療センター骨髄腫・アミロイドーシスセンター長　　<br />鈴木憲史先生）</p>
<h2>2.血液のがんの治療について</h2>
<ul class="archlist2">
<li><a href="#2-1" class="fade">2-1.血液がんの治療方針</a></li>
<li><a href="#2-2" class="fade">2-2.血液がんの治療　１．白血病</a></li>
<li><a href="#2-3" class="fade">2-3.血液がんの治療　２．悪性リンパ腫</a></li>
<li><a href="#2-4" class="fade">2-4.血液がんの治療　３．多発性骨髄腫</a></li>
<li><a href="#2-5" class="fade">2-5.血液がんの治療で使われる薬剤</a></li>
<li><a href="#2-6" class="fade">2-6.血液がん治療の合併症と副作用</a></li>
<li><a href="#2-7" class="fade">2-7.血液がん治療後の経過観察</a></li>
<li><a href="#2-8" class="fade">2-8.血液がんの患者さんがよく気にしたり悩んだりすることQ&#038;A</a></li>
</ul>
<ul class="nextNav">
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/blood-cancer/cancer_2673" rel="prev"></p>
<li class="pre">1.血液のがんとは<span  class="nexts">前のページ &raquo;</span></li>
<p></a></li>
<p><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/blood-cancer/cancer_2660" rel="prev"></p>
<li class="pre">3.血液のがんに関する記事一覧／先進医療／医療機関情報<span  class="nexts">次のページ &raquo;</span></li>
<p></a></li>
</ul>
<p></p>
<h1 id="2-1">2-1.血液がんの治療方針</h1>
<ul class="point">
<li>急性白血病の治療は「寛解導入療法」「地固め療法」「維持・強化療法」の3段階で進む。</li>
<li>悪性リンパ腫の治療は病型と進行の速さで決める。</li>
<li>多発性骨髄腫では自家造血幹細胞移植が可能なら移植を行う。</li>
</ul>
<h2>白血病</h2>
<p>急性白血病の治療は、「寛解導入療法」「地固め療法」「維持・強化療法」という3段階で化学療法が進められます。寛解導入療法は、骨髄中の白血病細胞の数を、全白血球数の5％未満に減らし、寛解状態を目指す治療法です。大量の抗がん剤を組み合わせて使用します。地固め療法は、寛解導入療法に引き続いて行われる化学療法。やはり抗がん剤を組み合わせて使用し、さらに白血病細胞を抑え込みます。維持・強化療法は、寛解※状態を維持するため、定期的に抗がん剤を使用します。化学療法を行っても十分な効果が得られなかった場合や、治りにくいタイプである場合には、造血幹細胞移植※を検討します。</p>
<p class="quot">※造血幹細胞移植：健康な造血幹細胞を移植して正常な血液を作るようにする治療法<br />
※寛解：症状が一時的に軽くなったり，消えたりした状態</p>
<p>慢性骨髄性白血病の治療は、まず分子標的薬（イマチニブ、ニロチニブ、ダサチニブ）を使用し、殆どがこの段階で効果を示します。効果がなければ、ボスチニブを含む他の分子標的薬に変更します。移行期を経て急性転化期になった場合には、造血幹細胞移植を検討します。移植が可能なら移植を行い、移植ができない場合には、分子標的薬と抗がん剤による治療を行います。</p>
<p>慢性リンパ性白血病は、0期からⅡ期までは経過観察、Ⅲ期以降になったら化学療法を行います。</p>
<h2>悪性リンパ腫</h2>
<p>悪性リンパ腫（非ホジキンリンパ腫）の治療は、病型と悪性度（進行の速さ）によって決まります。悪性度は、低悪性度の「インドレントリンパ腫」、中悪性度の「中等度アグレッシブリンパ腫」と「アグレッシブリンパ腫」、高悪性度の「高度アグレッシブリンパ腫」に分類されています。</p>
<h2>多発性骨髄腫</h2>
<p>多発性骨髄腫の治療は症状が現れ、多発性骨髄腫と診断された時点から始まります。自家造血幹細胞移植※ができる場合には、薬物療法に続いて移植が行われます。自家造血幹細胞移植ができない場合や、移植を望まない場合は、薬物療法が行われます。</p>
<p class="quot">※自家造血幹細胞移植：患者自身の造血幹細胞をあらかじめ採取・保存し、それを移植に用いて正常な血液を作るようにする治療法</p>
<h1 id="2-2">2-2.血液がんの治療　１．白血病</h1>
<ul class="point">
<li>急性白血病は化学療法で3～4割が治癒する。</li>
<li>慢性骨髄性白血病はまず分子標的薬で治療を始める。</li>
</ul>
<h2>急性白血病</h2>
<p>急性骨髄性白血病の治療は、抗がん剤を組み合わせた強力な化学療法です。代表的なのは、イダルビシンとシタラビンの併用療法です。寛解導入療法※で寛解※が得られた場合は、再発を防ぐために地固め療法を行います。この治療によって、3～4割は治癒します。</p>
<p class="quot">※寛解導入療法：大量の抗がん剤を組み合わせて使用し、骨髄中の白血病細胞数を全白血球数の5％未満に減らし、寛解を目指す治療法<br />
※寛解：症状が一時的に軽くなったり，消えたりした状態
</p>
<p>若い人で特に予後不良のタイプと判断された場合には、移植を考えることになります。行われるのは、血縁者や骨髄バンクのドナーから提供を受ける同種造血幹細胞移植※です。</p>
<p class="quot">※造血幹細胞移植：健康な造血幹細胞を移植して正常な血液を作るようにする治療法</p>
<p>急性リンパ性白血病の中には、フィラデルフィア染色体※陽性のタイプがあります。この場合には、イマチニブ、ダサチニブ、ニロチニブといった分子標的薬が治療に使われます。優れた治療効果を発揮します。</p>
<p class="quot">※フィラデルフィア染色体：9番染色体と22番染色体の一部が結合してできた、白血病細胞の異常増殖を促してしまう異常な染色体</p>
<h2>慢性白血病</h2>
<p>日本における慢性白血病は大部分が慢性骨髄性白血病で、慢性リンパ性白血病は白血病全体の数％しかいません。慢性骨髄性白血病は、大部分がフィラデルフィア染色体※陽性なので、まず分子標的薬による治療が行われます。イマチニブ、ダサチニブ、ニロチニブが使われ、それが効かなくなった場合にはボスチニブも使えます。これらの分子標的薬は非常に効果的です。現在は４種類の分子標的薬が使えるので、副作用が出た場合や、効果が不十分な場合には、薬を変えていくことができます。薬による治療で十分な効果が得られない場合には、同種造血幹細胞移植※を検討します。</p>
<p class="quot">※フィラデルフィア染色体：9番染色体と22番染色体の一部が結合してできた、白血病細胞の異常増殖を促してしまう異常な染色体<br />
※造血幹細胞移植：健康な造血幹細胞を移植して正常な血液を作るようにする治療法</p>
<p>慢性リンパ性白血病は、ゆっくりと進行することが多く、初期にはほとんど症状が現れません。その場合は特に治療せず経過を観察します。Ⅲ期以上で症状が現れてきたら化学療法が行われます。使われる抗がん剤はフルダラビンなどです。それが効かなくなった場合には、オファツムマブやアレムツズマブなどの分子標的薬が使用できます。</p>
<h3>（図）　「慢性骨髄性白血病（CML）診療ガイドライン」</h3>
<p class="reimg"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/10/blood_cancer_6.gif
" alt="「慢性骨髄性白血病（CML）診療ガイドライン」" /></p>
<p class="quot">慢性骨髄性白血病 (CML) 診療ガイドライン<br />
日本血液学会の診療ガイドライン（<a href="http://www.jshem.or.jp/gui-hemali/1_4.html" target="_blank">http://www.jshem.or.jp/gui-hemali/1_4.html</a>） <br />
　　　<br />
TKI; チロシンキナーゼ阻害剤<br />
CML：慢性骨髄性白血病<br />
QD：1日に1回投与<br />
BID：1日に2回投与（300mg BID は、１回300mg を１日に２回服用する意味である）<br />
Optimal：効果あり<br />
Waming：効果減少<br />
Failure：効果なし</p>
<h3>（図）　「慢性リンパ性白血病（CLL）診療ガイドライン」</h3>
<p class="reimg"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/10/blood_cancer_7.gif
" alt="「慢性リンパ性白血病（CLL）診療ガイドライン」" /></p>
<p class="quot">慢性リンパ性白血病 (CLL) 診療ガイドライン<br />
日本日本血液学会の診療ガイドライン（<a href="http://www.jshem.or.jp/gui-hemali/1_5.html" target="_blank">http://www.jshem.or.jp/gui-hemali/1_5.html</a>） <br />
　　　<br />
FC療法：フルダラビン+ シクロホスファミド療法<br />F 療法：フルダラビン療法<br />BSC: best supportive care（ がんに対する抗がん剤などの積極的な治療は 行わず、症状などを和らげる治療に徹すること）
</p>
<h1 id="2-3">2-3.血液がんの治療　２．悪性リンパ腫</h1>
<ul class="point">
<li>リンパ腫の範囲が限局しているⅠ期とⅡ期では放射線療法が行われることがある。</li>
<li>分子標的薬を含むＲ－ＣＨＯＰ療法が治療の中心となっている。</li>
</ul>
<p>悪性リンパ腫のⅠ期とⅡ期では、放射線療法が行われることがあります。リンパ腫のできている区域が限られている場合に対象となります。全身への影響が少なくてすむのが、この治療の特徴です。</p>
<p>治療の中心となるのは化学療法で、新しい分子標的薬もたくさん登場しています。よく行われているのはＲ－ＣＨＯＰ療法です。抗がん剤のシクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチンに、ステロイド剤のプレドニゾロンを加えたのがＣＨＯＰ療法。これに分子標的薬のリツキシマブを加えたのがＲ－ＣＨＯＰ療法です。Ｒ－ＣＨＯＰ療法を行って再発した場合には、ＥＳＨＡＰ療法が行われます。抗がん剤のエトポシド、シタラビン、シスプラチンに、ステロイド剤を組み合わせた併用療法です。</p>
<p>それでも十分な効果が得られない人が移植の対象となります。自家造血幹細胞移植※も行われますが、プレリキサフォルという新しい薬を使用することで、末梢血から造血幹細胞を採取しやすくなっています。</p>
<p class="quot">※自家造血幹細胞移植：患者自身の造血幹細胞をあらかじめ採取・保存し、それを移植に用いて正常な血液を作るようにする治療法</p>
<h1 id="2-4">2-4.血液がんの治療　３．多発性骨髄腫</h1>
<ul class="point">
<li>ボルテゾミブとレナリドミドを含む併用療法が推奨されている。</li>
<li>65歳未満で合併症がなければ自家造血幹細胞移植の適応となる。</li>
<li>新規薬剤が次々と承認され再発・難治では使用できる薬剤の種類が増えた。</li>
</ul>
<p>多発性骨髄腫は、無症候性の段階では経過観察とし、症状が現れ症候性になった段階で治療を開始します。治療の中心となるのは化学療法と移植です。</p>
<h3>（図）　「多発性骨髄腫の経過」</h3>
<p class="reimg"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/10/blood_cancer_8.gif
" alt="「多発性骨髄腫の経過」" /></p>
<p>国内のガイドラインでは、ボルテゾミブ、レナリドミドなどを含めた２剤あるいは3剤併用療法が推奨されています。特に、高齢あるいは合併症により移植が適応とならない患者さんに対しては、レナリドミドをキードラッグとした「レナリドミド＋低用量デキソメタゾン（Rd）療法」や、ボルテゾミブをキードラッグとした「ボルテゾミブ＋メルファラン＋プレドニゾロン（VMP）併用療法」が推奨されています。</p>
<p>化学療法の初回治療では、分子標的のボルテゾミブ、免疫調整薬のレナリドミドなどを含む併用療法が行われます。これらの薬が登場することで、それ以前の時代に比べ、多発性骨髄腫の治療成績は大幅に改善してきました。</p>
<p>年齢が65歳未満で合併症がない多発性骨髄腫に対しては、自家造血幹細胞移植※が行われます。末梢血幹細胞を使った移植です。</p>
<p class="quot">※自家造血幹細胞移植：患者自身の造血幹細胞をあらかじめ採取・保存し、それを移植に用いて正常な血液を作るようにする治療法</p>
<p>日本赤十字社医療センターの「RVD lite療法変法」では、ボルテゾミブ投与日にレナリドミド服用を行わないスケジュールが組まれています。原法では、全奏効割合が90％で、グレード3以上の有害事象の発現は31％ですが、奏効率を保持したまま、重篤な副作用発現を減少した治療レジメンです。</p>
<p>初回治療の最終投与日から6ヵ月以上経過してからの再発・再燃であれば、初回導入療法に対する感受性を持っている場合も多いため、再度、初回導入療法を試みるか、新規薬剤を含む治療法に変更します。初回治療終了後6ヵ月未満に再発・再燃が起きた場合、治療中に進行・増悪が起きた場合、4番染色体と14番染色体の転座といった高リスク染色体異常を持っている場合には、新規薬剤を含む救援化学療法の選択が推奨されています。</p>
<p>現在、再発・難治性骨髄腫に対して適応がある新規治療薬は、ボルテゾミブ、レナリドミド、サリドマイドに加え、ポマリドミド、パノビノスタット、新規プロテアソーム阻害薬のカルフィルゾミブ、イキサゾミブがあります。日本赤十字社医療センターでは、カルフィルゾミブをレナリドミド、デキソメタゾンと併用する治療を行っています。</p>
<h1 id="2-5">2-5.血液がんの治療で使われる薬剤</h1>
<h2>白血病</h2>
<p>白血病の治療では、主に次のような薬剤が使用されています。</p>
<h3>（表）　「白血病の治療で用いられる主な薬剤」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="subject col-xs-4">薬品名（一般名）</td>
<td align="center" class="subject col-xs-2">適応疾患</td>
<td align="center" class="subject col-xs-2">薬の種類</td>
</tr>
<tr>
<td>シタラビン</td>
<td  rowspan="12"></td>
<td rowspan="12">抗がん剤</td>
</tr>
<tr>
<td>イダルビシン</td>
</tr>
<tr>
<td>シクロホスファミド</td>
</tr>
<tr>
<td>ダウノルビシン</td>
</tr>
<tr>
<td>ビンクリスチン</td>
</tr>
<tr>
<td>ミトキサントロン</td>
</tr>
<tr>
<td>メソトレキセート</td>
</tr>
<tr>
<td>ドキソルビシン</td>
</tr>
<tr>
<td>フルダラビン</td>
</tr>
<tr>
<td>プレドニゾロン</td>
</tr>
<tr>
<td>デキソメタゾン</td>
</tr>
<tr>
<td>Ｌ－アルパラギナーゼ</td>
</tr>
<tr>
<td>イマチニブ</td>
<td rowspan="4">フィラデルフィア染色体陽性の急性リンパ性白血病と慢性骨髄性白血病</td>
<td rowspan="6">分子標的薬</td>
</tr>
<tr>
<td>ニロチニブ</td>
</tr>
<tr>
<td>ダサチニブ</td>
</tr>
<tr>
<td>ボスチニブ</td>
</tr>
<tr>
<td>オファツムマブ</td>
<td rowspan="2">慢性リンパ性白血病</td>
</tr>
<tr>
<td>アレムツズマブ</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h2>悪性リンパ腫</h2>
<p>悪性リンパ腫の治療では、主に次のような薬剤が使用されています。</p>
<h3>（表）　「悪性リンパ腫と慢性リンパ性白血病で使用される分子標的薬剤」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="subject col-xs-2">薬品名（一般名）</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">適応疾患</td>
</tr>
<tr>
<td>リツキシマブ</td>
<td>CD20 陽性B 細胞性リンパ腫</td>
</tr>
<tr>
<td>オファツムマブ</td>
<td>再発または難治性のCD20 陽性の慢性リンパ性白血病</td>
</tr>
<tr>
<td>イブリツモマブチウキセタン</td>
<td>再発または難治性のCD20 陽性低悪性度リンパ腫、マントル細胞リンパ腫</td>
</tr>
<tr>
<td>ボルテゾミブ</td>
<td>マントル細胞リンパ腫</td>
</tr>
<tr>
<td>イブルチニブ</td>
<td>再発または難治性の慢性リンパ性白血病（小リンパ球性リンパ腫を含む）<br />
再発難治性のマントル細胞リンパ腫（追加承認申請中）</td>
</tr>
<tr>
<td>ブレンツキシマブ・ベドチン</td>
<td>再発または難治性のCD30 陽性ホジキンリンパ腫、未分化大細胞リンパ腫</td>
</tr>
<tr>
<td>イマチニブ</td>
<td>フィラデルフィア染色体陽性リンパ芽球性リンパ腫</td>
</tr>
<tr>
<td>ダサチニブ</td>
<td>再発または難治性フィラデルフィア染色体陽性リンパ芽球性リンパ腫</td>
</tr>
<tr>
<td>モガムリズマブ</td>
<td>CCR4 陽性の成人T 細胞白血病リンパ腫<br />
再発または難治性のCCR4 陽性の末梢性T 細胞リンパ腫<br />
再発または難治性のCCR4 陽性の皮膚T 細胞性リンパ腫</td>
</tr>
<tr>
<td>ボリノスタット</td>
<td>皮膚T 細胞性リンパ腫</td>
</tr>
<tr>
<td>ベキサロテン</td>
<td>皮膚T 細胞性リンパ腫</td>
</tr>
<tr>
<td>オプジーボ</td>
<td>ホジキンリンパ腫( 承認申請中)</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h3>（表）　「悪性リンパ腫の治療で用いられる主な抗がん剤」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="subject col-xs-4">薬品名（一般名）</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">薬の種類</td>
</tr>
<tr>
<td>ビンクリスチン</td>
<td rowspan="12">抗がん剤</td>
</tr>
<tr>
<td>ドキソルビシン</td>
</tr>
<tr>
<td>シクロホスファミド</td>
</tr>
<tr>
<td>プレドニゾロン</td>
</tr>
<tr>
<td>エトポシド</td>
</tr>
<tr>
<td>シタラビン</td>
</tr>
<tr>
<td>シスプラチン</td>
</tr>
<tr>
<td>フルダラビン</td>
</tr>
<tr>
<td>ベンダムスチン</td>
</tr>
<tr>
<td>ダカルバジン</td>
</tr>
<tr>
<td>ブレオマイシン</td>
</tr>
<tr>
<td>ビンブラスチン</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h2>多発性骨髄腫</h2>
<p>多発性骨髄腫の治療では、主に次のような薬剤が使用されています。</p>
<h3>（表）　「多発性骨髄腫の治療で用いられる主な薬剤」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="subject col-xs-4">薬品名（一般名）</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">薬の種類</td>
</tr>
<tr>
<td>ボルテゾミブ</td>
<td rowspan="3">分子標的薬（プロテアソーム阻害薬）</td>
</tr>
<tr>
<td>カルフィルゾミブ</td>
</tr>
<tr>
<td>イキサゾミブ</td>
</tr>
<tr>
<td>レナリドミド</td>
<td rowspan="3">免疫調整薬</td>
</tr>
<tr>
<td>サリドマイド</td>
</tr>
<tr>
<td>ポマリドミド</td>
</tr>
<tr>
<td>パノビノスタット</td>
<td>HDAC阻害薬</td>
</tr>
<tr>
<td>メルファラン</td>
<td rowspan="2">抗がん剤</td>
</tr>
<tr>
<td>プレドニゾロン</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h1 id="2-6">2-6.血液がん治療の合併症と副作用</h1>
<h2>白血病</h2>
<p>急性白血病の治療では、大量の抗がん剤を併用する化学療法が行われますが、このときに強い副作用が現れます。貧血、白血球減少、血小板減少、吐き気・嘔吐、脱毛、口内炎、心臓機能の低下、膀胱炎などの症状が現れることがあります。副作用を軽減する薬を使用することが勧められます。</p>
<p>造血幹細胞移植※を受ける場合には、移植前に行う大量化学療法で強い副作用が現れます。また、移植後に強い拒絶反応が起こることもあります。</p>
<p class="quot">※造血幹細胞移植：健康な造血幹細胞を移植して正常な血液を作るようにする治療法</p>
<h2>悪性リンパ腫</h2>
<p>Ｒ－ＣＨＯＰ療法などの化学療法で、副作用が現れます。Ｒ－ＣＨＯＰ療法で出やすいのは、口内炎、脱毛、心臓機能障害、肺障害、脱毛、膀胱炎などです。その他、使用する抗がん剤によっては、吐き気・嘔吐、しびれなどの末梢神経障害、貧血、白血球減少、血小板減少などが現れることもあります。</p>
<h2>多発性骨髄腫</h2>
<p>ボルテゾミブでは、副作用として、末梢神経障害（手足のしびれ）、下痢、便秘、骨髄抑制（貧血、白血球減少、血小板減少）などがよく起こります。レナリドミドでは骨髄抑制、発疹、深部静脈血栓症※など、サリドマイドでは末梢神経障害、眠気、発疹、深部静脈血栓症など、ポマリドミドでは骨髄抑制、発疹、深部静脈血栓症などがよく起こります。カルフィルゾミブでは、骨髄抑制、高血圧、発疹などが起こります。また、免疫調整薬のレナリドミド、サリドマイド、ポマリドミドは、催奇形性※をもつ薬なので、医療機関による厳重な管理のもとで使用することになっています。</p>
<p class="quot">※体の深部にある静脈に血栓ができる症状<br />
※妊娠中の女性が薬物を服用したときに胎児に奇形が起こる危険性のこと
</p>
<h1 id="2-7">2-7.血液がん治療後の経過観察</h1>
<p>治療が終了した後、どのような間隔で通院するかは、血液がんの種類、病型、病期、受けた治療、回復の程度などによって異なります。しかし、いずれにしても再発・再燃の可能性があるので、定期的に受診して検査を受ける経過観察は必要になります。担当医にきちんと確認しておくことが大切です。</p>
<h1 id="2-8">2-8.皮膚がんの患者さんがよく気にしたり悩んだりすることQ&#038;A</h1>
<dl class="faq">
<dt><span>Q</span>セカンドオピニオンは、すべき？</dt>
<dd><span>A</span></dd>
<dd class="answer">担当医の意見が第一の意見であるのに対し、他の医師の意見をセカンドオピニオンと呼びます。すべての患者さんがセカンドオピニオンを聞きに行ったほうがよいわけではありません。担当医の説明を聞き、自分で納得できればそれで十分である場合も多いでしょう。しかし納得がいかない場合には、これまでの治療経過・検査結果・今後の予定などを担当医に記載してもらい、別の医師の意見を聞くのもよいでしょう。そして、その結果を担当医に持ち帰って相談するのがベストです。</dd>
<dt><span>Q</span>仕事を続けながら血液がんの治療を受けることはできますか？</dt>
<dd><span>A</span></dd>
<dd class="answer">かつては血液がんの治療というと入院治療が中心でした。しかし、現在では、仕事をしながら治療を受ける人が増えています。もちろん、大量化学療法を行うときや、移植を行うときなど、白血球数が100（個／μℓ）以下になることが見込まれる場合には無菌室に入る必要があるため、どうしても入院になります。また、多発性骨髄腫で骨折がある場合も入院が必要です。ただ、そうした状態を除けば、外来での治療が行えるケースが増えています。血液がんの治療で使われる新しい薬には、経口剤（飲み薬）が増えていて、それも仕事を続けながらの治療に役立っています。外来で治療を受ける場合には、安全に治療を進めるためにも、外来化学療法室の看護師や薬剤師とのコミュニケーションを大切にしましょう。</dd>
</dl>
</div>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://gan-senshiniryo.jp/cancer/blood-cancer/cancer_2668/feed</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>3.血液のがんに関する記事一覧／先進医療／医療機関情報</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/cancer/blood-cancer/cancer_2660</link>
					<comments>https://gan-senshiniryo.jp/cancer/blood-cancer/cancer_2660#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 30 Oct 2017 07:50:11 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">http://gan-senshiniryo.jp/?post_type=cancer&#038;p=2660</guid>

					<description><![CDATA[3.血液のがんに関する記事一覧／先進医療／医療機関情報 3-1.血液がんに関する記事一覧 3-2.血液がんの先進医療 3-3.血液がんに関する医療機関情報 3-4.血液がんに関する免疫力改善成分とヒト臨床試験の結果 1. [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<h2>3.血液のがんに関する記事一覧／先進医療／医療機関情報</h2>
<ul class="archlist2">
<li><a href="#3-1" class="fade">3-1.血液がんに関する記事一覧</a></li>
<li><a href="#3-2" class="fade">3-2.血液がんの先進医療</a></li>
<li><a href="#3-3" class="fade">3-3.血液がんに関する医療機関情報</a></li>
<li><a href="#3-4" class="fade">3-4.血液がんに関する免疫力改善成分とヒト臨床試験の結果</a></li>
</ul>
<ul class="nextNav">
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/blood-cancer/cancer_2673" rel="prev"></p>
<li class="pre">1.血液のがんとは<span  class="nexts">前々のページ &raquo;</span></li>
<p></a></li>
<p><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/blood-cancer/cancer_2668" rel="prev"></p>
<li class="pre">2.血液のがんの治療について<span  class="nexts">前のページ &raquo;</span></li>
<p></a></li>
</ul>
<p></p>
<h1 id="3-1">3-1.血液がんに関する記事一覧　「がんの先進医療」掲載記事</h1>
<div id="cancer">
<div class="txt">
<p>「がんの先進医療」に掲載された記事の中で血液がんに関する記事のタイトルを掲載しています。一部の記事はWebで公開していますので、クリックしてご覧ください。</p>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<th class="col-xs-3 subject_40 bg_brown">記事タイトル（掲載号）</th>
<th class="col-xs-4 subject_30 bg_brown">概要</th>
</tr>
<tr>
<td class="hover_color"><span class="red">＜公開記事＞</span><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_7003">宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・栄養やサプリメント成分の研究比較　第11回 白血病</a>（がんの先進医療：53号）</td>
<td>宮西ナオ子先生（生き方研究家・ライター・エッセイスト・女性能楽研究家・博士）による白血病における生存率・再発率、発がんリスク等に関連する食事・栄養や、サプリメント成分の研究比較などが紹介されている</td>
</tr>
<tr>
<td class="hover_color"><span class="red">＜公開記事＞</span><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3592">宮西ナオ子のがんに挑むサプリメント<br />
徹底リサーチ　第１回 アガリクス</a>（がんの先進医療：33号）</td>
<td>宮西ナオ子先生（生き方研究家・ライター・エッセイスト・女性能楽研究家・博士）によるアガリクスに関する生育環境・成分の説明、実物のアガリクスを入手して食した結果の感想、ヒト臨床試験の研究論文の解説などが紹介されている</td>
</tr>
<tr>
<td class="hover_color"><span class="red">＜公開記事＞</span><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/standard/post_2591">がん治療（標準治療）の基礎知識　治療の流れを理解し、より適切な治療を受けるために　第19回　血液がん（白血病・悪性リンパ腫・多発性骨髄腫）</a>（がんの先進医療：26号）</td>
<td>血液がん（白血病・悪性リンパ腫・多発性骨髄腫）治療の基礎知識について、日本赤十字社医療センター 骨髄・アミロイドーシスセンター長　鈴木憲史　先生に解説していただきました。</td>
</tr>
<tr>
<td>
急性白血病の診断と治療―急性骨髄性白血病（AML）・急性リンパ性白血病（ALL）<br />（がんの先進医療：42号）
</td>
<td>西脇嘉一先生（東京慈恵会医科大学附属柏病院 腫瘍・血液内科教授 診療部長）が、急性白血病の診断と治療　―急性骨髄性白血病（AML）・急性リンパ性白血病（ALL）について解説しています。</td>
</tr>
<tr>
<td>
慢性白血病の診断と治療―慢性骨髄性白血病（CML）・慢性リンパ性白血病（CLL）<br />（がんの先進医療：42号）
</td>
<td>嬉野博志先生（佐賀大学医学部 血液・呼吸器・腫瘍内科講師）と　木村晋也先生（佐賀大学医学部 血液・呼吸器・腫瘍内科教授)（責任著者）が、慢性白血病の診断と治療―慢性骨髄性白血病（CML）・慢性リンパ性白血病（CLL）について解説しています。</td>
</tr>
<tr>
<td>
悪性リンパ腫の診断と治療<br />（がんの先進医療：42号）
</td>
<td>富田直人先生（聖マリアンナ医科大学 血液・腫瘍内科　病院教授）が、悪性リンパ腫の診断と治療について解説しています。</td>
</tr>
<tr>
<td>
成人Ｔ細胞白血病・リンパ腫（ATL）の診断と治療<br />（がんの先進医療：42号）
</td>
<td>勝屋弘雄先生（佐賀大学医学部附属病院血液・呼吸器・腫瘍内科 助教）が、成人Ｔ細胞白血病・リンパ腫（ATL）の診断と治療について解説しています。</td>
</tr>
<tr>
<td>
2025年多発性骨髄腫の診断と治療<br />（がんの先進医療：42号）
</td>
<td>鈴木憲史先生（日本赤十字社医療センター 骨髄腫・アミロイドーシスセンター顧問）が、2025年多発性骨髄腫の診断と治療について解説しています。</td>
</tr>
<tr>
<td>
小児白血病の診断と治療<br />（がんの先進医療：42号）
</td>
<td>富澤大輔先生（国立成育医療研究センター小児がんセンター血液腫瘍科 診療部長）が、小児白血病の診断と治療について解説しています。</td>
</tr>
<tr>
<td>
がん薬物療法による副作用のケアとコツ　第20回～殺細胞性抗がん薬で、最も代表的なアルキル化薬として臨床導入されているシクロホスファミド～<br />（がんの先進医療：41号）
</td>
<td>村上晴泰先生（静岡県立静岡がんセンター 呼吸器内科医長兼通院治療センター長）と横山弘一先生（静岡県立静岡がんセンター 看護部　がん薬物療法看護認定看護師）が、殺細胞性抗がん薬で、最も代表的なアルキル化薬として臨床導入されているシクロホスファミドについて解説しています。</td>
</tr>
<tr>
<td>
がんの放射線治療の副作用とその対策　第35回 ～主な適応と照射範囲の設定法 その⑨ 白血病の全身照射～<br />（がんの先進医療：35号）</td>
<td>白血病の全身照射について、唐澤克之先生（都立駒込病院放射線科部長）に解説していただきました。</td>
</tr>
<tr>
<td>
多発性骨髄腫の診断・治療<br />（がんの先進医療：23号）</td>
<td>鈴木憲史先生（日本赤十字社医療センター 骨髄腫・アミロイドーシスセンター長）と植田有美先生（日本赤十字社医療センター 骨髄腫・アミロイドーシスセンター／慶應義塾大学薬学研究科 病態生理学講座）による多発性骨髄腫に対する診断・治療。 </td>
</tr>
<tr>
<td>
白血病:急性白血病の診断と治療 　急性骨髄性白血病（AML）・急性リンパ性白血病（ALL）<br />（がんの先進医療：23号）</td>
<td>小島研介先生（佐賀大学医学部血液・呼吸器・腫瘍内科 准教授）による白血病:急性白血病に対する診断と治療。【急性骨髄性白血病（AML）・急性リンパ性白血病（ALL）】</td>
</tr>
<tr>
<td>
白血病:慢性白血病の診断と治療 　慢性骨髄性白血病（ＣＭL）・慢性リンパ性白血病（ＣLL）<br />（がんの先進医療：23号）</td>
<td>木村晋也先生（佐賀大学医学部血液・呼吸器・腫瘍内科 教授）による慢性白血病に対する診断と治療 【慢性骨髄性白血病（ＣＭL）・慢性リンパ性白血病（ＣLL）】</td>
</tr>
<tr>
<td>
悪性リンパ腫の診断と治療<br />（がんの先進医療：23号）</td>
<td>福島伯泰先生（国際医療福祉大学福岡保健医療学部医学検査学科教授）による悪性リンパ腫に対する診断と治療</td>
</tr>
<tr>
<td>
成人Ｔ細胞白血病（ＡＴＬ）の診断と治療<br />（がんの先進医療：23号）</td>
<td>進藤岳郎先生（佐賀大学医学部附属病院 血液・呼吸器・腫瘍内科助教・外来医長）による成人Ｔ細胞白血病（ＡＴＬ）に対する診断と治療。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
</div>
</div>
<h1 id="3-2">3-2.血液がんの先進医療</h1>
<p>
血液がんの患者さんが受けることのできる「先進医療」には、次のようなものがあります。<br />（2017年8月現在）</p>
<h3>（表）「血液がんの先進医療」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered check">
<tbody>
<tr class="active">
<th colspan="2">先進医療A</th>
</tr>
<tr class="active">
<th  class="col-xs-2">
先進医療技術名
</th>
<th  class="col-xs-4">
適応症
</th>
</tr>
<tr>
<td>
急性リンパ性白血病の免疫遺伝子再構成を利用した定量的PCR法による骨髄微小残存病変（MRD）量の測定
</td>
<td>
急性リンパ性白血病（ALL）または非ホジキンリンパ腫（NHL）であって初発時に骨髄浸潤を認めるリンパ芽球性リンパ腫もしくはバーキットリンパ腫</tr>
<tr class="active">
<th colspan="2">先進医療B</th>
</tr>
<tr class="active">
<th  class="col-xs-2">
先進医療技術名
</th>
<th  class="col-xs-4">
適応症
</th>
</tr>
<tr>
<td>
放射線照射前に大量メトトレキサート療法を行った後のテモゾロミド内服投与および放射線治療の併用療法ならびにテモゾロミド内服投与の維持療法
</td>
<td>
初発の中枢神経系原発悪性リンパ腫（病理学的見地からびまん性B細胞リンパ腫であると確認されたものであって、原発部位が大脳、小脳または脳幹であるものに限る）</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h1 id="3-3">3-3.血液がんに関する医療機関情報</h1>
<div id="cancer">
<h2>血液専門医一覧</h2>
<div class="txt">
<p>一般社団法人日本血液学会が公開している、血液専門医名簿一覧です。</p>
<p><a href="http://www.jshem.or.jp/modules/senmoni/" target="_blank" rel="noopener">http://www.jshem.or.jp/modules/senmoni/</a></p>
</p></div>
<h2>先進医療を提供する病院や治療中の悩みや副作用改善に力をいれるクリニックの検索</h2>
<div class="txt">
        </p>
<ul class="archlist">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/info_hospital_clinic">病院やクリニックを検索する</a></li>
</ul>
<p>
        </div>
<h2>がん基幹病院リスト</h2>
<div class="txt">
<div class="pdf_list">
	<strong class="mar_b_10">▼クリックで一覧（PDF）表示 </strong><br />
	<a href="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/themes/lifeline/img/pdf/kyoten_list.pdf" target="_blank" rel="noopener"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/themes/lifeline/img/pdf/img_kyoten_list.jpg" alt="がん診療連携拠点病院　指定一覧" class="sp100"></a>
	</div>
</p></div>
<h1 id="3-4">3-4.免疫力改善成分とヒト臨床試験の結果</h1>
<ul class="archlist">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/report-blood-cancer" class="fade">血液がんに関する免疫力改善成分とヒト臨床試験の結果</a></li>
</ul>
</div>
</div>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://gan-senshiniryo.jp/cancer/blood-cancer/cancer_2660/feed</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>1.皮膚がんとは</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/cancer/skin-cancer/cancer_2629</link>
					<comments>https://gan-senshiniryo.jp/cancer/skin-cancer/cancer_2629#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 03 Aug 2017 03:21:55 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">http://gan-senshiniryo.jp/?post_type=cancer&#038;p=2629</guid>

					<description><![CDATA[（監修：木沢記念病院皮膚科　　　　　　　　　　皮膚がんセンター部長　神谷秀喜　先生） 1.皮膚がんとは 1-1.皮膚がんとは 1-2.皮膚がんの検査と診断 1-3.皮膚がんの状態を理解するための基礎知識 1-4.皮膚がん [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<p class="sv">（監修：木沢記念病院皮膚科　　　　　　　　　　<br />皮膚がんセンター部長　神谷秀喜　先生）</p>
<h2>1.皮膚がんとは</h2>
<ul class="archlist2">
<li><a href="#1-1" class="fade">1-1.皮膚がんとは</a></li>
<li><a href="#1-2" class="fade">1-2.皮膚がんの検査と診断</a></li>
<li><a href="#1-3" class="fade">1-3.皮膚がんの状態を理解するための基礎知識</a></li>
<li><a href="#1-4" class="fade">1-4.皮膚がんの進行度</a></li>
<li><a href="#1-5" class="fade">1-5.皮膚がんの再発</a></li>
</ul>
<ul class="nextNav">
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/skin-cancer/cancer_2624" rel="prev"></p>
<li class="pre">2.皮膚がんの治療について<span  class="nexts">次のページ &raquo;</span></li>
<p></a></li>
<p><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/skin-cancer/cancer_2615" rel="prev"></p>
<li class="pre">3.皮膚がんに関する記事一覧／先進医療／医療機関情報<span  class="nexts">次々のページ &raquo;</span></li>
<p></a></li>
</ul>
<p></p>
<h1 id="1-1">1-1.皮膚がんとは</h1>
<ul class="point">
<li>皮膚がんには多くの種類があり、表皮のどの細胞が悪性化したのかによる。</li>
<li>皮膚がんを発症しても、それによって死亡する人は多くはない。</li>
</ul>
<p>皮膚を構成する細胞が悪性化したものを「皮膚がん」と総称しています。皮膚は外側から、表皮、真皮、皮下組織という部分に分かれています。そして、表皮はさらに、角質層、顆粒層、有棘（ゆうきょく）層、基底層に分かれています。皮膚がんの多くは、表皮の細胞から発生し、増殖していきます。皮膚のどの細胞が悪性化して発生したかによって、皮膚がんにはいろいろな種類があります。</p>
<p>主なものは、悪性黒色腫（メラノーマ）、有棘細胞がん、基底細胞がん、乳房外（にゅうぼうがい）パジェット病の4つです。ここでは、この４種類の皮膚がんについて解説していきます。それぞれのがんの発生割合は、悪性黒色腫が2割程度、有棘細胞がんが3割程度、基底細胞がんが3割程度、乳房外パジェット病とその他の皮膚がんが2割程度です。</p>
<p>国立がん研究センターの「最新がん統計」によれば、皮膚がんの年間の罹患数（その年に新たに皮膚がんと診断された人数）は、男性が9160人、女性が8501人で、計1万7661人となっています。人口10万人あたり1年間に何人が皮膚がんと診断されるかを示す部位別がん罹患率は、男性が14.8人、女性が13.0人です（2012年部位別がん罹患数全国推計値）。</p>
<p>皮膚がんによる年間の死亡数は、男性が797人、女性が860人で、計1657人です。人口10万人あたり1年間に何人が皮膚がんで死亡するかを示す部位別がん死亡率は、男性が1.3人、女性が1.3人です（2014年部位別がん死亡数）。</p>
<p>皮膚がんの5年相対生存率（皮膚がんと診断された人のうち、5年後に生存している人の割合が、日本全体で5年後に生存している人に割合に比べ、どの程度かを表す）は、男性で92.2％、女性で92.5％でした（2006～2008年診断例）。他の多くのがんに比べ、非常に高い5年相対生存率となっています。</p>
<h3>（図）　「皮膚を構成する組織」</h3>
<p class="reimg"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/07/skin_cancer_1.jpg" alt="「皮膚を構成する組織 その１」" /></p>
<p class="reimg"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/07/skin_cancer_2.jpg" alt="「皮膚を構成する組織 その２」" /></p>
<h2>悪性黒色腫（メラノーマ）</h2>
<p>悪性黒色腫は、表皮に存在するメラノサイトという色素細胞が、がん化することで発生します。メラノサイトは皮膚の色に関係するメラニンという色素を作る細胞です。基本的には皮膚に発生するがんですが、口腔粘膜や鼻粘膜など、粘膜にできることもあります。</p>
<p>悪性黒色腫には、表在拡大型、末端黒子型、悪性黒子型、結節型という4つのタイプがあり、日本人と欧米人では、できやすいタイプが違っています。</p>
<p>日本人に多いのは末端黒子型で、手や足などによくできます。爪にできることもあります。高齢者に多いのですが、若年者にも発症するのが特徴です。</p>
<p>欧米人に多いのは表在拡大型で、これは主に体幹部にできます。日光に当たらない部位にできるため、このタイプの発生には紫外線が関係していないと考えられています。</p>
<p>悪性黒色腫は、ほくろと見分けがつきにくいことが多いので、中年以降に露出部の皮膚に黒いしみができた場合には、自己判断せずに皮膚科を受診すべきです。</p>
<p>悪性黒色腫は表皮で発生しますが、増殖して真皮に入り込むと転移が起きるようになります。真皮にはリンパ管や血管が通っているため、そこからがん細胞が流れて行ってしまうのです。悪性黒色腫の転移は、約8割はリンパ行性転移※で、血行性転移は2割程度です。</p>
<p class="quot">※リンパ行性転移：リンパ液の流れにのって起こる転移</p>
<h2>有棘（ゆうきょく）細胞がん</h2>
<p>有棘細胞がんは、表皮の有棘層を構成している細胞が悪性化したものです。細胞が傷つけられることが原因となることがよくあります。そのため、やけど、外傷、放射線照射による炎症など、皮膚の細胞が傷つけられた部位から発生することが多いのが特徴です。因果関係がはっきりしていることが多いがんなのです。やけどやけがをした後、30年も40年もたってから出てくることもよくあります。このがんには、特徴的な症状はありません。結節※ができることもあれば、潰瘍化※することもあります。</p>
<p class="quot">※結節：皮膚や臓器組織にエンドウ豆・クルミ程度の大きさでできる隆起物<br />
※潰瘍化：皮膚上または臓器表面上に欠損部が形成されること
</p>
<h2>基底細胞がん</h2>
<p>基底細胞がんは、表皮の基底層の細胞ががん化したものではありません。がん細胞が基底細胞に似ているため、基底細胞がんと呼ばれています。黒光りしたような小さな結節を作るため、最もほくろと間違われやすい皮膚がんです。大きくなると表面が崩れて潰瘍化することがあります。</p>
<p>基底細胞がんは、できている部位と大きさから、高リスクと低リスクに分類されます。大部分が低リスクです。低リスクの場合、局所で大きくなることはありますが、転移することはほとんどありません。そのため、このがんで死亡する人はほとんどいません。</p>
<h2>乳房外（にゅうぼうがい）パジェット病</h2>
<p>乳頭部に発症する乳房パジェット病と、それ以外の部位にできる乳房外パジェット病があります。この２つはまったく別の病気で、乳房パジェット病は乳がんの一種、乳房外パジェット病は皮膚がんの一種です。</p>
<p>乳房外パジェット病が発症するのは、アポクリン腺の多い部位で、腋（わき）、陰部、肛門周囲などです。それ以外の部位にできることもありますが、ごくまれです。基本的にはアポクリン腺のある部位で発生し、表皮内で増殖します。それが進行し、基底膜を越えて真皮に入ると、主にリンパ液の流れに乗って転移していきます。血行性の転移は少なく、８割以上がリンパ行性転移です。</p>
<p>現れる症状は、湿疹や真菌症とまぎらわしい皮膚症状で、赤くてカサカサした感じになります。色素沈着する場合と色素が抜ける場合があります。進行すると、結節や腫瘤※を呈する部分が現れてきます。また、かゆみがあります。</p>
<p class="quot">※腫瘤：いわゆる「はれ」「こぶ」の総称</p>
<h1 id="1-2">1-2.皮膚がんの検査と診断</h1>
<ul class="point">
<li>悪性黒色腫や基底細胞がんの診断にはダーモスコピー検査が大切。</li>
<li>確定診断のために生検が必要になる場合がある。</li>
<li>悪性黒色腫ではセンチネルリンパ節生検が行われることがある。</li>
</ul>
<h2>悪性黒色腫（メラノーマ）</h2>
<p>悪性黒色腫が疑われる場合に、まず行われる検査はダーモスコピー検査です。皮膚に超音波検査のときに用いるゼリーを塗り、特殊な皮膚用の拡大鏡を押し付けるようにして患部を観察します。10倍くらいに拡大できるのに加え、表皮の中の構造まである程度見ることができます。メラニンも見えますし、血管があればその状態までわかります。それによって、悪性黒色腫かどうかをほぼ判定することができます。</p>
<p>ダーモスコピー検査ではっきりしない場合には、生検が行われます。組織の一部を採取し、それを顕微鏡で調べる病理検査を行うのです。局所の麻酔をした後、パンチバイオプシーという患部を小さくくり抜く機械を使用し、組織を採取します。直径４㎜程度あれば十分に調べることができます。悪性黒色腫は生検のために腫瘍に切り込むと、転移を誘発すると言われてきました。しかし現在では、生検を行って悪性黒色腫と診断がついた場合でも、１ヵ月以内に手術をすれば問題ないことが明らかになっています。悪性黒色腫である可能性が高い場合には、手術の予定を組んでおいてから生検を行います。生検をしてはいけないケースはほぼありません。</p>
<p>がんと診断がついた場合は、進行の程度を調べる必要があります。それを知るために、がんの厚さを調べます。生検を行うときに、できるだけ深くまで達していそうな部分を採取します。しかし、全体を調べないとわからないこともよくあります。</p>
<p>転移している可能性がある場合には、ＣＴ検査、ＰＥＴ検査を行い、転移があるかどうかを調べます。リンパ節や離れた臓器に転移巣が見つかることがあります。ただし、これらの画像検査で転移巣が見つからなくても、微小ながんが転移している可能性はあります。</p>
<p>それを見逃さないために、センチネルリンパ節生検が行われます。がんが原発巣からリンパ流に乗って出ていくとき、最初にたどり着くリンパ節をセンチネルリンパ節といいます。手術時にこのリンパ節を探し出して採取し、病理検査を行います。ここに転移がなければ、転移の可能性は低いと判断できるのです。センチネルリンパ節を特定するため、手術前日に放射性同位元素を原発巣周囲に注入し、手術時には色素を注入します。これらがどこに流れていくかを調べることで、センチネルリンパ節を特定するのです。採取したリンパ節の病理検査に数日を要するため、検査結果は手術後に明らかになります。</p>
<h2>有棘（ゆうきょく）細胞がん</h2>
<p>有棘細胞がんは潰瘍化※したり、表面が崩れたりしている場合は、ダーモスコピー検査は行いません。肉眼で観察し、すぐに生検が行われます。それによって診断を確定します。リンパ節転移や遠隔転移を調べるために、CT検査やMRIなどの画像検査を行うことがあります。</p>
<p class="quot">※潰瘍化：皮膚表面が炎症を起こしてできた傷が深くえぐれたような状態</p>
<h2>基底細胞がん</h2>
<p>基底細胞がんの検査で重要なのは、ダーモスコピー検査です。表皮内のメラニンの状態を見ることができ、悪性黒色腫との鑑別が可能です。ダーモスコピー検査で基底細胞がんと診断がつけば、生検を行わずにすみます。ダーモスコピー検査ではっきりしない場合のみ、生検を行います。ダーモスコピー検査が行われるようになる前は、基底細胞がんの全例で生検が行われていましたが、現在は生検を行うほうが少なくなっているほどです。</p>
<h2>乳房外（にゅうぼうがい）パジェット病</h2>
<p>乳房外パジェット病では、ダーモスコピー検査を行っても、あまりよくわかりません。乳房外パジェット病であると診断するためには、生検が行われます。</p>
<h3>（表）　「皮膚がんの主な検査」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="col-xs-2">検査の目的</td>
<td align="center" class="col-xs-2">検査名</td>
<td align="center" class="col-xs-4">検査のやり方</td>
<td align="center" class="col-xs-4">検査でわかること</td>
</tr>
<tr>
<td rowspan="2">がんの診断を下す</td>
<td>ダーモスコピー検査</td>
<td>皮膚にゼリーを塗り、特殊な皮膚用拡大鏡を押し付けるようにして、皮膚の様子を観察する。</td>
<td>悪性黒色腫や基底細胞がんでは、がんであるかどうかの診断に役立つ。</td>
</tr>
<tr>
<td>生検</td>
<td>患部の組織を採取し、それを顕微鏡で観察する。</td>
<td>がんであるかどうか、どの種類の皮膚がんであるかがわかる。</td>
</tr>
<tr>
<td rowspan="3">がんの広がりを調べる</td>
<td>CT（コンピュータ断層撮影）検査</td>
<td>X線を利用して体内を断層画像として描き出す。</td>
<td>転移や浸潤の有無や程度がわかる。</td>
</tr>
<tr>
<td>MRI（磁気共鳴画像）検査</td>
<td>磁気を利用して体内を断層画像として描き出す。</td>
<td>転移や浸潤の有無や程度がわかる。</td>
</tr>
<tr>
<td>センチネルリンパ節生検</td>
<td>手術前日に放射性同位元素を、当日に色素を、原発巣周囲に注入し、それが最初に流れていくリンパ節（センチネルリンパ節）に、転移が起きているかどうかを調べる。</td>
<td>センチネルリンパ節に転移がなければ、転移の可能性が低いと判定できる。悪性黒色腫に対して行われることがある。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h1 id="1-3">1-3.皮膚がんの状態を理解するための基礎知識</h1>
<p>患者さんが本当に納得できる治療を受けるためには、治療法の大きな流れと診断のポイント、ご自身の体の状態について、しっかり理解しておくことが大切です。そのうえで、ご自身がこれからどのように生きたいかを考え、医師とよいコミュニケーションをとりながら、治療法を選んでください。</p>
<p>次のような点についてチェックすると、現状の把握や今後の治療法の検討に便利です。</p>
<h3>（表）「悪性黒色腫（メラノーマ）のチェックリスト」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="subject">チェック項目</td>
<td align="center" class="subject">それを知る意義</td>
</tr>
<tr>
<td>がんの厚さ</td>
<td rowspan="5">病期分類や治療法の選択に必要。</td>
</tr>
<tr>
<td>潰瘍の有無</td>
</tr>
<tr>
<td>リンパ節転移の有無と程度</td>
</tr>
<tr>
<td>遠隔転移の有無</td>
</tr>
<tr>
<td>BRAF遺伝子変異の有無</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h3>（表）「有棘（ゆうきょく）細胞がんのチェックリスト」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="subject">チェック項目</td>
<td align="center" class="subject">それを知る意義</td>
</tr>
<tr>
<td>がんの大きさ</td>
<td rowspan="4">病期分類や治療法の選択に必要。</td>
</tr>
<tr>
<td>浸潤の程度</td>
</tr>
<tr>
<td>リンパ節転移の有無と程度</td>
</tr>
<tr>
<td>遠隔転移の有無</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h3>（表）「基底細胞がんのチェックリスト」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="subject">チェック項目</td>
<td align="center" class="subject">それを知る意義</td>
</tr>
<tr>
<td>がんのできている部位</td>
<td rowspan="5">病期分類や治療法の選択に必要。</td>
</tr>
<tr>
<td>がんの大きさ</td>
</tr>
<tr>
<td>浸潤の程度</td>
</tr>
<tr>
<td>リンパ節転移の有無と程度</td>
</tr>
<tr>
<td>遠隔転移の有無</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h3>（表）「乳房外（にゅうぼうがい）パジェット病のチェックリスト」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="subject">チェック項目</td>
<td align="center" class="subject">それを知る意義</td>
</tr>
<tr>
<td>リンパ節転移の有無と程度</td>
<td rowspan="2">治療法の選択に必要。</td>
</tr>
<tr>
<td>遠隔転移の有無</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h1 id="1-4">1-4.皮膚がんの進行度</h1>
<ul class="point">
<li>悪性黒色腫（メラノーマ）では原発巣の厚さやがんの広がりで病期が決まる。</li>
<li>有棘（ゆうきょく）細胞がん、基底細胞がんでは腫瘍の大きさと広がりが重要。</li>
</ul>
<h2>悪性黒色腫</h2>
<p>原発巣のみの場合、潰瘍なしなら、がんの厚さ2㎜以下がⅠ期、2㎜を超えている場合がⅡ期です。潰瘍※ありなら、がんの厚さ1㎜以下がⅠ期、1㎜を超えている場合がⅡ期です。リンパ節転移がある場合がⅢ期、遠隔臓器への転移がある場合がⅣ期です。</p>
<p class="quot">※潰瘍化：皮膚表面が炎症を起こしてできた傷が深くえぐれたような状態</p>
<h3>（表）　「悪性黒色腫の病期分類」</h3>
<div class="table4 speed">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="col-xs-4">厚さ・潰瘍→<br />部位・転移↓</td>
<td align="center" class="col-xs-4">がんの厚さ</td>
<td align="center" class="col-xs-2">潰瘍なし</td>
<td align="center" class="col-xs-2">潰瘍あり</td>
</tr>
<tr>
<td rowspan="4">がんは原発巣のみ</td>
<td>1㎜以下</td>
<td class="i">ⅠA</td>
<td class="i">ⅠB</td>
</tr>
<tr>
<td>1㎜を超えているが2㎜以下</td>
<td class="i">ⅠB</td>
<td class="ii">ⅡA</td>
</tr>
<tr>
<td>2㎜を超えているが4㎜以下</td>
<td class="ii">ⅡA</td>
<td class="ii">ⅡB</td>
</tr>
<tr>
<td>4㎜を超えている</td>
<td class="ii">ⅡB</td>
<td class="ii">ⅡC</td>
</tr>
<tr>
<td colspan="2">１個のリンパ節転移がある</td>
<td class="iii" colspan="2">Ⅲ</td>
</tr>
<tr>
<td colspan="2">２～３個のリンパ節転移または、リンパ節転移を伴わない皮膚や皮下の転移がある</td>
<td class="iii" colspan="2">Ⅲ</td>
</tr>
<tr>
<td colspan="2">４個以上のリンパ節転移または、リンパ節転移を伴う皮膚や皮下の転移がある</td>
<td class="iii" colspan="2">Ⅲ</td>
</tr>
<tr>
<td colspan="2">別の臓器へ転移している</td>
<td class="iv" colspan="2">Ⅳ期</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p class="quot">０期：上皮内がん</p>
<p class="quot">日本皮膚悪性腫瘍取扱い規約　2010年8月（第2版）（金原出版）より作成</p>
<h2>有棘（ゆうきょく）細胞がん</h2>
<p>がんが2㎝以下で、真皮から皮下組織までにとどまっていればⅠ期。2㎝を超えているが、真皮から皮下組織までにとどまっている場合はⅡ期です。がんの大きさに関わらず、がんの深さが皮下組織を超えている場合、あるいは所属リンパ節（首・わきの下・脚の付け根のリンパ節）に転移している場合はⅢ期です。6㎝以上のリンパ節転移があるか、所属リンパ節を超えて遠隔転移をしている場合がⅣ期です。</p>
<h3>（表）　「有棘細胞がんの病期分類」</h3>
<div class="table4 speed">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr>
<td class="i">0期</td>
<td class="col-xs-8">悪性化した細胞（がん細胞）は出現しているものの表皮の中にとどまっている。この時期を表皮内がんと呼ぶが、これはがんの一歩手前の状態。本物のがんではない。</td>
</tr>
<tr>
<td class="i">Ⅰ期</td>
<td class="col-xs-8">腫瘍の大きさが2㎝以下で、真皮だけ、または真皮から皮下組織の中にとどまっている。</td>
</tr>
<tr>
<td class="ii">Ⅱ期</td>
<td>腫瘍の大きさは2㎝を越えているが、真皮、または真皮から皮下組織の中にとどまっている。</td>
</tr>
<tr>
<td class="iii">Ⅲ期</td>
<td>腫瘍の大きさにかかわらず、腫瘍の深さが皮下組織を越えて、さらに深い筋肉、軟骨、骨などにおよんでいる。<br />
または腫瘍の大きさにかかわらず、所属リンパ節と呼ばれる首、わきの下、太もものつけ根のリンパ節に転移がある。<br />
（注：同時にいくつもの腫瘍が発生している場合は、その中の最も進行した状態のものを代表と考えて病期分類を行う。）</td>
</tr>
<tr>
<td class="iv">Ⅳ期</td>
<td>最大径が6㎝以上のリンパ節転移がある。<br />
または所属リンパ節を越えて遠隔転移をしている。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h2>基底細胞がん</h2>
<p>がんが2㎝以下で、真皮から皮下組織までにとどまっていればⅠ期。2㎝を超えているが、真皮から皮下組織までにとどまっている場合はⅡ期です。がんの大きさに関わらず、がんの深さが皮下組織を超えている場合、あるいは所属リンパ節（首・わきの下・脚の付け根のリンパ節）に転移している場合はⅢ期です。所属リンパ節を超えて遠隔転移をしている場合がⅣ期です。</p>
<h3>（表）　「基底細胞がんの病期分類」</h3>
<div class="table4 speed">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr>
<td class="i">0期</td>
<td class="col-xs-8">悪性化した細胞（がん細胞）は出現しているものの表皮の中にとどまっている。この時期を表皮内がんと呼ぶが、これはがんの一歩手前の状態。本物のがんではない。</td>
</tr>
<tr>
<td class="i">Ⅰ期</td>
<td class="col-xs-8">腫瘍の大きさが2㎝以下で、真皮だけ、または真皮から皮下組織の中にとどまっている。</td>
</tr>
<tr>
<td class="ii">Ⅱ期</td>
<td>腫瘍の大きさは2㎝を超えているが、真皮、または真皮から皮下組織の中にとどまっている。</td>
</tr>
<tr>
<td class="iii">Ⅲ期</td>
<td>腫瘍の大きさにかかわらず、腫瘍の深さが皮下組織を越えて、さらに深い筋肉、軟骨、骨などにおよんでいる。<br />
または腫瘍の大きさにかかわらず、所属リンパ節と呼ばれる首、わきの下、太もものつけ根のリンパ節に転移がある。<br />
（注：同時にいくつもの腫瘍が発生している場合は、その中の最も進行した状態のものを代表と考えて病期分類を行う。）</td>
</tr>
<tr>
<td class="iv">Ⅳ期</td>
<td>所属リンパ節を越えて遠隔転移（内臓に転移）をしている。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h2>乳房外（にゅうぼうがい）パジェット病</h2>
<p>病期分類に関しては、確立したものはありません。</p>
<h1 id="1-5">1-5.皮膚がんの再発</h1>
<ul class="point">
<li>手術などでがんを取り除いても再発が起きることがある。</li>
<li>再発は局所に起きることも離れた部位に起きることもある。</li>
</ul>
<p>皮膚がんは、手術などで取り除くことができても、その後に再発することがあります。がんを取り除けたように見えても、肉眼では見えないがんが残っていることがあります。それが時間の経過とともに増殖してくることで再発が起こるのです。再発はがんがあった周囲の組織に起こることもありますし、リンパ節や離れた臓器への転移という形で現れてくることもあります。ただし、基底細胞がんで低リスクの場合は、転移することはほとんどないので、局所のがんを取り除けば、再発することはほとんどありません。</p>
</div>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://gan-senshiniryo.jp/cancer/skin-cancer/cancer_2629/feed</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>2.皮膚がんの治療について</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/cancer/skin-cancer/cancer_2624</link>
					<comments>https://gan-senshiniryo.jp/cancer/skin-cancer/cancer_2624#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 03 Aug 2017 03:18:10 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">http://gan-senshiniryo.jp/?post_type=cancer&#038;p=2624</guid>

					<description><![CDATA[（監修：木沢記念病院皮膚科　　　　　　　　　　皮膚がんセンター部長　神谷秀喜　先生） 2.皮膚がんの治療について 2-1.皮膚がんの治療方針 2-2.皮膚がんの治療――悪性黒色腫（メラノーマ） 2-3.皮膚がんの治療―― [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<p class="sv">（監修：木沢記念病院皮膚科　　　　　　　　　　<br />皮膚がんセンター部長　神谷秀喜　先生）</p>
<h2>2.皮膚がんの治療について</h2>
<ul class="archlist2">
<li><a href="#2-1" class="fade">2-1.皮膚がんの治療方針</a></li>
<li><a href="#2-2" class="fade">2-2.皮膚がんの治療――悪性黒色腫（メラノーマ）</a></li>
<li><a href="#2-3" class="fade">2-3.皮膚がんの治療――有棘（ゆうきょく）細胞がん</a></li>
<li><a href="#2-4" class="fade">2-4.皮膚がんの治療――基底細胞がん</a></li>
<li><a href="#2-5" class="fade">2-5.皮膚がんの治療――乳房外（にゅうぼうがい）パジェット病</a></li>
<li><a href="#2-6" class="fade">2-6.皮膚がんの治療で使われる薬剤</a></li>
<li><a href="#2-7" class="fade">2-7.皮膚がん治療の合併症と副作用</a></li>
<li><a href="#2-8" class="fade">2-8.皮膚がん治療後の経過観察</a></li>
<li><a href="#2-9" class="fade">2-9.皮膚がんの患者さんがよく気にしたり悩んだりすることQ&#038;A</a></li>
</ul>
<ul class="nextNav">
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/skin-cancer/cancer_2629" rel="prev"></p>
<li class="pre">1.皮膚がんとは<span  class="nexts">前のページ &raquo;</span></li>
<p></a></li>
<p><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/skin-cancer/cancer_2615" rel="prev"></p>
<li class="pre">3.皮膚がんに関する記事一覧／先進医療／医療機関情報<span  class="nexts">次のページ &raquo;</span></li>
<p></a></li>
</ul>
<p></p>
<h1 id="2-1">2-1.皮膚がんの治療方針</h1>
<ul class="point">
<li>基本となるのは手術で、がんの辺縁（へんえん）から距離を開けて切除が行われる。</li>
<li>悪性黒色腫で遠隔転移がある場合、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬が使われる。</li>
</ul>
<p>皮膚がんの治療で中心となるのは手術です。がんを取り残さないようにするため、がんの辺縁※から距離をとって切除が行われます。がんのできている部位によっては、指など体の一部を切断する必要が生じる場合もあります。また、顔などにできている場合には、整容性や機能性も考慮した治療が必要になります。手術以外に、放射線療法や化学療法が行われることもあります。</p>
<p class="quot">※辺縁：その周りにある部分。</p>
<h2>悪性黒色腫（メラノーマ）</h2>
<p>遠隔転移がなければ手術が行われます。リンパ節転移が見つかっている場合には、原発巣に加えてリンパ節の切除も行われます。センチネルリンパ節生検※の結果、手術後にリンパ節転移があると判明した場合には、リンパ節を切除するための手術が改めて行われます。手術後に、再発予防のための補助化学療法が行われることがあります。</p>
<p class="quot">※センチネルリンパ節：がんが原発巣から最初に辿り着くリンパ節のこと</p>
<p>遠隔転移がある場合には、分子標的薬による治療や、免疫チェックポイント阻害薬による治療が行われます。</p>
<h3>（図）悪性黒色腫の診療アルゴリズム</h3>
<p class="reimg"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/07/skin_cancer_3_1.png
" alt="悪性黒色腫の診療アルゴリズム" /></p>
<p class="quot">*　Tis：melanoma in situ（上皮内黒色腫）病変<br />
T1a：Tumor thickness 1mm以下、潰瘍なし、レベルⅢ以下、のすべての条件を満たす原発巣<br />
**　T1b以上：Tumor thickness 1mm超、あるいは潰瘍あり、あるいはレベルⅣ以上の原発巣<br />
***　原発巣に対しても必要に応じて適切な処置を施行する。<br />
#　理学的所見ならびに画像検査による評価</p>
<p class="quot">公益社団法人日本皮膚科学会　「皮膚悪性腫瘍ガイドライン」を参考に編集部にて作図</p>
<h2>有棘（ゆうきょく）細胞がん</h2>
<p>基本的に手術が行われます。画像検査などでリンパ節転移が明らかな場合は、リンパ節の切除が行われます。手術後に、再発予防のために化学療法や放射線療法が行われることがあります。転移がある場合にも化学療法や放射線療法が行われることがあります。</p>
<h3>（図）有棘細胞がんの診療アルゴリズム </h3>
<p class="reimg"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/07/skin_cancer_4.png" alt="有棘細胞がんの診療アルゴリズム" /></p>
<p class="quot">* リンパ節郭清：がんの周辺にあるリンパ節を切除すること</p>
<p class="quot">日本皮膚悪性腫瘍学会編「科学的根拠に基づく皮膚悪性腫瘍診療ガイドライン　第1版」（金原出版）を参考に編集部にて作図</p>
<h2>基底細胞がん</h2>
<p>治療は手術が基本です。多くは転移しないので、原発巣をしっかり切除できれば治療は終了になります。取り切れなかった場合には放射線療法が行われます。</p>
<h3>（図）基底細胞がんの診療アルゴリズム</h3>
<p class="reimg"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/07/skin_cancer_5.png" alt="基底細胞がんの診療アルゴリズム" /></p>
<p class="quot">日本皮膚悪性腫瘍学会編「科学的根拠に基づく皮膚悪性腫瘍診療ガイドライン　第1版」（金原出版）を参考に編集部にて作図</p>
<h2>乳房外（にゅうぼうがい）パジェット病</h2>
<p>治療は手術が基本です。再発防止のためにリンパ節の切除を行うことはありません。リンパ節に転移が認められる場合だけ、リンパ節の切除が行われます。手術できない場合や遠隔転移がある場合には、放射線療法が行われます。</p>
<h3>（図）乳房外パジェット病の診療アルゴリズム</h3>
<p class="reimg"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/07/skin_cancer_6.png" alt="乳房外パジェット病の診療アルゴリズム" /></p>
<p class="quot">公益社団法人日本皮膚科学会　「皮膚悪性腫瘍ガイドライン」を参考に編集部にて作図</p>
<h1 id="2-2">2-2.皮膚がんの治療――悪性黒色腫（メラノーマ）</h1>
<ul class="point">
<li>手術では、がんの辺縁（へんえん）から１～２㎝離して切除する</li>
<li>急速に進歩した分子標的薬と免疫チェックポイント阻害薬</li>
</ul>
<p>離れた臓器への転移がなければ手術が行われます。がんを取り残さないために、がんの辺縁（へんえん）※から距離をとって切除する必要があります。その距離は１～２㎝で、がんの厚さによって判断します。指にできている場合、指は脂肪層が少ないため皮膚と骨が近く、一部を切断しなければならないこともあります。骨に浸潤しているケースもあるからです。そのような場合、多くは関節から先を切断する関節離断術が行われます。切除した部位には、基本的に植皮※が行われます。植皮には、鼠蹊（そけい）部や鎖骨上部から採った皮膚が使われます。
</p>
<p class="quot">※辺縁：その周りにある部分。<br />
※植皮：他の部位の皮膚を採ってきて貼り付ける方法
</p>
<p>リンパ節への転移がなければ、手術は原発巣を切除して終わりです。手術前に画像検査などでリンパ節転移が見つかっていたる場合には、原発巣の切除に加えてリンパ節の切除も行われます。原発巣の手術時にセンチネルリンパ節※生検を行い、その結果、リンパ節転移がある判定された場合には、リンパ節を切除するための手術が改めて行われます。切除するリンパ節は、がんのできている部位によって異なります。足のがんなら鼠蹊部のリンパ節、手のがんなら腋（わき）のリンパ節です。背中のがんだと、腋と鼠蹊部のどちらにも転移することがあります。</p>
<p class="quot">※センチネルリンパ節：がんが原発巣から最初に辿り着くリンパ節のこと
</p>
<p>悪性黒色腫の治療は手術が基本ですが、機能の温存や整容性を考慮して、手術以外の方法が選択されることもあります。たとえば、目にできた悪性黒色腫は、手術をすれば眼球を摘出することになります。鼻の粘膜や口腔粘膜にできた悪性黒色腫は、手術で切除すると顔の形が変わってしまいます。このような場合には、重粒子線治療や陽子線治療などの放射線療法が優先されることもあります。ただし、これらの治療は必ずしも標準治療ではなく、健康保険は適用されません。</p>
<p>手術後の再発を防ぐための補助療法として、化学療法が行われることがあります。抗がん剤のダカルバジンとインターフェロンを併用するＤフェロン療法、インターフェロンを続けて投与するインターフェロン維持療法といった方法があります。</p>
<p>離れた臓器に転移がある場合、それが単発なら放射線療法を行うことがあります。悪性黒色腫は放射線に対して感受性が低いのですが、ガンマナイフ※やトモセラピー※のように、がんを焼き尽くすような治療が行われています。</p>
<p class="quot">※ガンマナイフ：放射線の一種ガンマ線を用いて、虫めがねの焦点のように病巣部にのみ照射する治療法M<br />
※トモセラピー：放射線の一種エックス線を用いた、CT撮影装置と放射線照射装置とを一体にした医療機械
</p>
<p>離れた臓器に転移がある場合、かつては有効な治療法がありませんでした。ところが最近になって、２つの有効な治療法が登場してきました。１つが分子標的薬による治療、もう１つが免疫チェックポイント阻害薬による治療です。</p>
<p>分子標的薬は、特定の遺伝子変異を持つ悪性黒色腫に効果があります。悪性黒色腫の治療に使われているベムラフェニブとダブラフェニブは、ＢＲＡＦ阻害薬というタイプの薬で、ＢＲＡＦという遺伝子変異がある悪性黒色腫に効果を発揮します。そのため、まず遺伝子の検査が必要です。がんの組織を検査して、ＢＲＡＦ遺伝子変異が見つかれば、これらの薬を使用することができます。</p>
<p>ＢＲＡＦ遺伝子変異が陽性になる確率は、欧米人に多い表在拡大型では高いのですが、日本人に多い末端黒子型では１～２割と低いことがわかっています。多くの患者さんが、この治療の対象とならないのです。この２つの薬以外に、トラメチニブという分子標的薬があります。この薬はダブラフェニブと併用することで有効性を発揮します。</p>
<p>分子標的薬は、使用できた場合には非常によく効きます。短期間のうちにがんが縮小したり、肉眼的に消えてしまったりすることもあります。しかし、その効果はいつまでも続かず、多くは半年から１年ほどで耐性ができ、再びがんが増殖してしまいます。</p>
<p>免疫チェックポイント阻害薬は、免疫の力を利用する薬です。免疫細胞は、体内のがん細胞を攻撃して死滅させる力を持っていますが、がん細胞はその攻撃を逃れる仕組みを持っています。その仕組みを働かなくさせることで、本来の免疫の力でがんを攻撃させるのが、免疫チェックポイント阻害薬です。現在、日本で悪性黒色腫の治療に使用できる免疫チェックポイント阻害薬は、ニボルマブ、イピリムマブ、ペンブロリズマブの３種類です。これらは、分子標的薬と違い、根治不能な悪性黒色腫であれば誰でも使用できます。</p>
<p>免疫チェックポイント阻害薬も非常によく効きますが、分子標的薬の効き方とは異なっています。がんが急速に縮小したり、消えてしまったりすることは少ないのです。しかし、がんの進行を抑えることが多く、悪くならずに維持するのにはよい薬です。</p>
<p>離れた臓器に転移があり、根治的な手術ができない悪性黒色腫では、まずＢＲＡＦ遺伝子変異を調べ、陽性なら分子標的薬を使用します。そして、それが効かなくなる前に、免疫チェックポイント阻害薬に切り替えることが推奨されています。</p>
<h3>（表）　「悪性黒色腫の厚さに応じた切除マージン」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="subject col-xs-2">がんの厚さ</td>
<td align="center" class="subject col-xs-2">切除マージン</td>
</tr>
<tr>
<td>1.0mm以下</td>
<td>1cm</td>
</tr>
<tr>
<td>1.01～2.0mm</td>
<td>1～2cm</td>
</tr>
<tr>
<td>2.01～4.0mm</td>
<td>2cm</td>
</tr>
<tr>
<td>4mmを超える</td>
<td>2cm</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p class="quot">参考・皮膚悪性腫瘍診療ガイドライン第2版
</p>
<h3>（表）　「悪性黒色腫の治療で用いられる主な薬剤」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="subject col-xs-2">がんの種類</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">治療目的</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">薬剤名（一般名）</td>
<td align="center" class="subject col-xs-2">薬の種類</td>
</tr>
<tr>
<td rowspan="8">悪性黒色腫（メラノーマ）</td>
<td rowspan="2">手術後の再発予防</td>
<td>ダカルバジン</td>
<td rowspan="2">抗がん剤</td>
</tr>
<tr>
<td>インターフェロン</td>
</tr>
<tr>
<td  rowspan="6">遠隔転移ある場合の治療</td>
<td>ベムラフェニブ</td>
<td  rowspan="3">分子標的薬剤</td>
</tr>
<tr>
<td>ダブラフェニブ</td>
</tr>
<tr>
<td>トラメチニブ</td>
</tr>
<tr>
<td>ニボルマブ</td>
<td rowspan="3">免疫チェックポイント阻害剤</td>
</tr>
<tr>
<td>イピリムマブ</td>
</tr>
<tr>
<td>ペンブロリズマブ</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h1 id="2-3">2-3.皮膚がんの治療――有棘（ゆうきょく）細胞がん</h1>
<ul class="point">
<li>原発巣をしっかり切除し、再発予防のリンパ節の切除は行わない</li>
</ul>
<p>手術では、がんの辺縁（へんえん）※から１～２㎝離して切除します。リンパ液の流れに乗って起こる転移が少ないがんなので、再発を予防する目的でリンパ節郭清（かくせい）※を行うことはありません。画像検査の結果、リンパ節が明らかに腫れているような場合にのみ、リンパ節郭清が行われます。有棘（ゆうきょく）細胞がんは、治療せずに放置すると巨大な腫瘍になることがあり、そのような場合には、体の一部を切断しなければならないこともあります。
</p>
<p class="quot">※辺縁：その周りにある部分。<br />
※リンパ節郭清：がんの周辺にあるリンパ節を切除すること
</p>
<p>転移があり根治的な手術ができない場合や、手術後の再発予防に、化学療法や放射線療法が行われます。有棘細胞がんは扁平上皮がんなので、他の扁平上皮がんと同じような化学療法が行われます。よく使われるのは、ペプレオマイシンとマイトマイシンを併用するＰＭ療法です。その他、シスプラチンとドキソルビシンを併用するＣＡ療法が行われることもあります。放射線療法も併用しますが、表面がカサカサする角化が強いタイプ（悪性度の低いタイプ）の有棘細胞がんにはあまり有効ではありません。よく効くのは角化が弱いタイプです。</p>
<p class="quot">※扁平上皮がん：体の表面や食道などの内部が空洞になっている臓器の内側の粘膜組織から発生するがん。
</p>
<h3>（表）　「有棘（ゆうきょく）細胞がんの治療で用いられる主な薬剤」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="subject col-xs-2">がんの種類</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">治療目的</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">薬剤名（一般名）</td>
<td align="center" class="subject col-xs-2">薬の種類</td>
</tr>
<tr>
<td rowspan="4">有棘（ゆうきょく）細胞がん</td>
<td rowspan="4">転移がある場合の治療、手術後の再発予防</td>
<td>ペプレオマイシン</td>
<td rowspan="4">抗がん剤</td>
</tr>
<tr>
<td>マイトマイシン</td>
</tr>
<tr>
<td>シスプラチン</td>
</tr>
<tr>
<td>ドキソルビシン</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h1 id="2-4">2-4.皮膚がんの治療――基底細胞がん</h1>
<ul class="point">
<li>多くは転移しないので、原発巣を切除すれば治癒する。</li>
<li>顔などでがんを完全に切除できた場合には、皮弁（ひべん）が行われることがある。</li>
</ul>
<p>治療は手術が基本です。多くは転移しないので、原発巣を切除すれば治癒します。リンパ節郭清（かくせい）※が必要になることはほぼありません。</p>
<p class="quot">※リンパ節郭清：がんの周辺にあるリンパ節を切除すること</p>
<p>切除する大きさによって、植皮や皮弁が行われます。植皮は他の部位の皮膚を採ってきて貼り付ける方法です。皮弁は、切除した部位の近くの皮膚を、脂肪組織や血管と一緒に、切除部位に移動させる方法です。皮弁なら皮膚の色や質感が近いので、きれいに仕上がります。ただ、皮弁は厚いため、局所再発した場合に発見が遅れるという問題があります。基底細胞がんは確実に切除できていれば再発のリスクが低いため、顔の手術などでは皮弁が行われることがあります。</p>
<h1 id="2-5">2-5.皮膚がんの治療――乳房外（にゅうぼうがい）パジェット病</h1>
<ul class="point">
<li>手術が基本だが放射線療法も効果が高い</li>
</ul>
<p>原発巣の手術が治療の基本となっています。ただ、がんの辺縁※からどのくらい離して切除するかについては、必ずしも定説はありません。１㎝でいいという説もあれば、もっと広くとるべきという意見もあります。もともと肉眼的境界がはっきりしていない、という難しさもあります。
</p>
<p class="quot">※辺縁：その周りにある部分。</p>
<p>手術は原発巣の切除が基本で、再発予防のためにリンパ節の切除を行うことはありません。リンパ節が腫れていて、転移が明らかな場合だけ、リンパ節の切除が行われます。</p>
<p>放射線に対する感受性は悪くないので、根治が望めない場合などに、放射線療法が行われます。また、肛門周囲などに発症し、人工肛門を造設したくない人が、放射線療法を選択するようなケースもあります。比較的初期の病変では、手術をせずに、放射線療法だけで治癒してしまうこともあります。</p>
<p>化学療法は腺がんに準じて行います。まずタキサン系抗がん剤のパクリタキセルやドセタキセルが使われます。それに続き、５－ＦＵとシスプラチンを低用量で投与する低用量ＦＰ療法が行われることもあります。</p>
<h3>（表）　「乳房外（にゅうぼうがい）パジェット病の治療で用いられる主な薬剤」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="subject col-xs-2">がんの種類</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">治療目的</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">薬剤名（一般名）</td>
<td align="center" class="subject col-xs-2">薬の種類</td>
</tr>
<tr>
<td rowspan="4">乳房外（にゅうぼうがい）パジェット病</td>
<td rowspan="4">転移がある場合の治療</td>
<td>パクリタキセル</td>
<td rowspan="4">抗がん剤</td>
</tr>
<tr>
<td>ドセタキセル</td>
</tr>
<tr>
<td>５－FU</td>
</tr>
<tr>
<td>シスプラチン</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h1 id="2-6">2-6.皮膚がんの治療で使われる薬剤</h1>
<p>皮膚がんの治療では、主に次のような薬剤が使用されます。</p>
<h3>（表）　「皮膚がんの治療で用いられる主な薬剤」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="subject col-xs-2">がんの種類</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">治療目的</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">薬剤名（一般名）</td>
<td align="center" class="subject col-xs-2">薬の種類</td>
</tr>
<tr>
<td rowspan="8">悪性黒色腫（メラノーマ）</td>
<td rowspan="2">手術後の再発予防</td>
<td>ダカルバジン</td>
<td rowspan="2">抗がん剤</td>
</tr>
<tr>
<td>インターフェロン</td>
</tr>
<tr>
<td  rowspan="6">遠隔転移ある場合の治療</td>
<td>ベムラフェニブ</td>
<td  rowspan="3">分子標的薬剤</td>
</tr>
<tr>
<td>ダブラフェニブ</td>
</tr>
<tr>
<td>トラメチニブ</td>
</tr>
<tr>
<td>ニボルマブ</td>
<td rowspan="3">免疫チェックポイント阻害剤</td>
</tr>
<tr>
<td>イピリムマブ</td>
</tr>
<tr>
<td>ペンブロリズマブ</td>
</tr>
<tr>
<td rowspan="4">有棘（ゆうきょく）細胞がん</td>
<td rowspan="4">転移がある場合の治療、手術後の再発予防</td>
<td>ペプレオマイシン</td>
<td rowspan="4">抗がん剤</td>
</tr>
<tr>
<td>マイトマイシン</td>
</tr>
<tr>
<td>シスプラチン</td>
</tr>
<tr>
<td>ドキソルビシン</td>
</tr>
<tr>
<td rowspan="4">乳房外（にゅうぼうがい）パジェット病</td>
<td rowspan="4">転移がある場合の治療</td>
<td>パクリタキセル</td>
<td rowspan="4">抗がん剤</td>
</tr>
<tr>
<td>ドセタキセル</td>
</tr>
<tr>
<td>５－FU</td>
</tr>
<tr>
<td>シスプラチン</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h1 id="2-7">2-7.皮膚がん治療の合併症と副作用</h1>
<p>皮膚がんの手術では、がんのできている部位によっては、体の一部を切断しなければならないことがあります。再発を防ぐためには、がんから適切な距離をとって切除する必要があるためです。ただし、適切な切除マージンが明らかになり、かつてのように脚や腕を切断するようなケースはほとんどなくなっています。ただ、指の関節から先の切断が必要になることはあります。また、目、鼻粘膜、口腔粘膜などにがんができた場合には、手術することで機能や整容性に問題が生じることがあります。</p>
<p>皮膚がんの治療で使用する薬剤によって、次のような副作用が出ることがあります。</p>
<h3>（表）　「皮膚がんの治療で用いられる薬剤の主な副作用」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="subject col-xs-2">薬剤名</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">主な副作用</td>
</tr>
<tr>
<td>ダカルバジン</td>
<td>吐き気、脱毛、骨髄抑制など</td>
</tr>
<tr>
<td>インターフェロン</td>
<td>発疹、ショック、白血球減少、血小板減少、発熱など</td>
</tr>
<tr>
<td>ベムラフェニブ</td>
<td>関節痛、発赤、光線過敏症など</td>
</tr>
<tr>
<td>ダブラフェニブ＋トラメチニブ</td>
<td>発熱、悪寒、倦怠感、発疹、悪心・嘔吐など</td>
</tr>
<tr>
<td>ニボルマブ</td>
<td>疲労、倦怠感、発疹、悪心・嘔吐、掻痒症など</td>
</tr>
<tr>
<td>イピリムマブ</td>
<td>大腸炎、消化管穿孔、重度の下痢など</td>
</tr>
<tr>
<td>ペンブロリズマブ</td>
<td>疲労、食欲減退、呼吸困難、咳嗽など</td>
</tr>
<tr>
<td>ペプレオマイシン</td>
<td>吐き気、脱毛、骨髄抑制、間質性肺炎など</td>
</tr>
<tr>
<td>マイトマイシン</td>
<td>吐き気、脱毛、骨髄抑制、肺障害、腎障害など</td>
</tr>
<tr>
<td>シスプラチン</td>
<td>吐き気、骨髄抑制、脱毛、腎障害など</td>
</tr>
<tr>
<td>ドキソルビシン</td>
<td>骨髄抑制、吐き気、脱毛、心毒性など</td>
</tr>
<tr>
<td>パクリタキセル</td>
<td>骨髄抑制、吐き気、脱毛、末梢神経障害など</td>
</tr>
<tr>
<td>ドセタキセル</td>
<td>骨髄抑制、吐き気、脱毛、浮腫、発疹など</td>
</tr>
<tr>
<td>５－FU</td>
<td>骨髄抑制、吐き気、脱毛、下痢、口内炎など</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h1 id="2-8">2-8.皮膚がん治療後の経過観察</h1>
<p>悪性黒色腫の治療後の経過観察は、ステージⅠとステージⅡなら、３ヵ月に１回で、これを２～３年続けます。それ以降は６ヵ月に１回にします。ステージⅢ以上の場合は毎月で、３～５年は継続します。悪性黒色腫は再発しやすいので、経過観察のため頻繁に医療機関を受診する必要があります。</p>
<p>有棘（ゆうきょく）細胞がんの治療後の経過観察は、がんを手術で取り切れているなら、3ヵ月に1回程度です。それを２～３年続け、それ以降は6ヵ月に1回にします。</p>
<p>基底細胞がんの治療後の経過観察は、手術でしっかり取り切れている場合は、１年間は３ヵ月に１回ですが、それ以降はセルフチェックとします。それだけ再発のリスクが低いのです。</p>
<p>乳房外（にゅうぼうがい）パジェット病の治療で広い範囲を切除した場合には、機能面での問題が生じることがあります。陰茎や陰嚢の手術では排尿障害が、肛門周囲の手術では排便障害が起きたりします。そのために、治療終了後も、２ヵ月に１回くらい通院してもらうことがよくあります。そういった問題がなければ、3ヵ月に1回程度にします。</p>
<p>どのがんの場合でも、3～6ヵ月に1回はCT検査を行います。さらに、1年に1回はPET検査を行うのが理想的です。</p>
<h1 id="2-9">2-9.皮膚がんの患者さんがよく気にしたり悩んだりすることQ&#038;A</h1>
<dl class="faq">
<dt><span>Q</span>セカンドオピニオンは、すべき？</dt>
<dd><span>A</span></dd>
<dd class="answer">担当医の意見が第一の意見であるのに対し、他の医師の意見をセカンドオピニオンと呼びます。すべての患者さんがセカンドオピニオンを聞きに行ったほうがよいわけではありません。担当医の説明を聞き、自分で納得できればそれで十分である場合も多いでしょう。しかし納得がいかない場合には、これまでの治療経過・検査結果・今後の予定などを担当医に記載してもらい、別の医師の意見を聞くのもよいでしょう。そして、その結果を担当医に持ち帰って相談するのがベストです。</dd>
<dt><span>Q</span>皮膚がんの手術後に注意すべきことは？　植皮した部分の感覚は戻りますか？</dt>
<dd><span>A</span></dd>
<dd class="answer">皮膚がんの手術では、多くの場合、植皮※が行われます。皮膚の移植ですが、他人の皮膚ではつかないため、自分の皮膚を移植します。多くの場合、鼠蹊（そけい）部や鎖骨上部の皮膚が使われます。皮膚を採った部分は、すりむき傷より少しひどい程度の状態になりますが、2週間ほどで再生するのでまったく問題ありません。植皮した部分は、最初の2～3ヵ月ほどは皮膚が縮むので、よくマッサージしたり、被覆材を当てて圧迫したりする必要があります。植皮した部位は、最初は感覚がありませんが、徐々に神経が伸びてくるため、5年ほどするとほぼ元の状態まで感覚が戻ります。</dd>
</dl>
<p class="quot">※植皮：他の部位の皮膚を採ってきて貼り付ける方法</p>
</div>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://gan-senshiniryo.jp/cancer/skin-cancer/cancer_2624/feed</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>3.皮膚がんに関する記事一覧／先進医療／医療機関情報</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/cancer/skin-cancer/cancer_2615</link>
					<comments>https://gan-senshiniryo.jp/cancer/skin-cancer/cancer_2615#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 03 Aug 2017 03:12:53 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">http://gan-senshiniryo.jp/?post_type=cancer&#038;p=2615</guid>

					<description><![CDATA[3.皮膚がんに関する記事一覧／先進医療／医療機関情報 3-1.皮膚がんに関する記事一覧 3-2.皮膚がんの先進医療 3-3.皮膚がんに関する医療機関情報 3-4.皮膚がんに関する免疫力改善成分とヒト臨床試験の結果 1.皮 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<h2>3.皮膚がんに関する記事一覧／先進医療／医療機関情報</h2>
<ul class="archlist2">
<li><a href="#3-1" class="fade">3-1.皮膚がんに関する記事一覧</a></li>
<li><a href="#3-2" class="fade">3-2.皮膚がんの先進医療</a></li>
<li><a href="#3-3" class="fade">3-3.皮膚がんに関する医療機関情報</a></li>
<li><a href="#3-4" class="fade">3-4.皮膚がんに関する免疫力改善成分とヒト臨床試験の結果</a></li>
</ul>
<ul class="nextNav">
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/skin-cancer/cancer_2629" rel="prev"></p>
<li class="pre">1.皮膚がんとは<span  class="nexts">前々のページ &raquo;</span></li>
<p></a></li>
<p><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/skin-cancer/cancer_2624" rel="prev"></p>
<li class="pre">2.皮膚がんの治療について<span  class="nexts">前のページ &raquo;</span></li>
<p></a></li>
</ul>
<p></p>
<h1 id="3-1">3-1.皮膚がんに関する記事一覧　「がんの先進医療」掲載記事</h1>
<div id="cancer">
<div class="txt">
<p>「がんの先進医療」に掲載された記事の中で皮膚がんに関する記事のタイトルを掲載しています。一部の記事はWebで公開していますので、クリックしてご覧ください。</p>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<th class="col-xs-3 subject_40 bg_brown">記事タイトル（掲載号）</th>
<th class="col-xs-4 subject_30 bg_brown">概要</th>
</tr>
<tr>
<td class="hover_color"><span class="red">＜Web公開記事＞</span><a href="https://gan-senshiniryo.jp/standard/post_2466">がん治療（標準治療）の基礎知識　治療の流れを理解し、より適切な治療を受けるために　第18回　皮膚がん（悪性黒色腫、有棘細胞がん、基底細胞がん、乳房外パジェット病）</a>（がんの先進医療：25号）</td>
<td>皮膚がん（悪性黒色腫、有棘細胞がん、基底細胞がん、乳房外パジェット病）治療の基礎知識について、木沢記念病院皮膚科・皮膚がんセンター部長の神谷秀喜先生に解説していただきました。</td>
</tr>
<tr>
<td>
放医研における各部位ごとの治療実績 　―保険診療（泌尿器腫瘍、骨軟部肉腫、頭頸部腫瘍・眼科腫瘍）<br />（がんの先進医療：35号）
</td>
<td>放医研における各部位ごとの治療実績（保険診療）について、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 QST病院〈旧放医研病院〉病院長 辻比呂志先生に解説していただきました。</td>
</tr>
<tr>
<td>
乳房外パジェット病に対するトラスツズマブ静脈内投与およびドセタキセル静脈内投与の併用療法<br />（がんの先進医療：25号）</td>
<td>舩越　建先生（慶應義塾大学医学部皮膚科学教室 専任講師）による乳房外パジェット病に対するトラスツズマブ静脈内投与 　およびドセタキセル静脈内投与の併用療法の解説。</td>
</tr>
<tr>
<td>
基底細胞がんの診断と治療<br />（がんの先進医療：17号）
</td>
<td>神谷秀喜先生（木沢記念病院皮膚科・皮膚がんセンター部長）による基底細胞がんの診断と治療の解説。</td>
</tr>
<tr>
<td>
有棘細胞がんの診断と治療<br />（がんの先進医療：17号）
</td>
<td>堤田 新先生（国立がん研究センター中央病院 皮膚腫瘍科医長）による有棘細胞がんの診断と治療の解説。</td>
</tr>
<tr>
<td>
メラノーマ（悪性黒色腫）の診断と治療<br />（がんの先進医療：17号）
</td>
<td>山﨑直也先生（国立がん研究センター中央病院 皮膚腫瘍科 科長）によるメラノーマ（悪性黒色腫）の診断と治療の解説。</td>
</tr>
<tr>
<td>
転移性皮膚がんの治療―転移性悪性黒色腫に対する新たな薬物療法<br />（がんの先進医療：17号）
</td>
<td>高橋 聡先生（国立がん研究センター中央病院皮膚腫瘍科医長）による転移性皮膚がんの治療の解説。</td>
</tr>
<tr>
<td>
日光角化症（Actinic keratosis :AK）ボーエン病（Morbus Bowen） パジェット病（ Extramammary Paget’s disease）<br />（がんの先進医療：17号）</td>
<td>神谷秀喜先生（木沢記念病院皮膚科・皮膚がんセンター部長）による日光角化症（Actinic keratosis :AK）ボーエン病（Morbus Bowen） パジェット病（ Extramammary Paget’s disease）の解説。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
</div>
</div>
<h1 id="3-2">3-2.皮膚がんの先進医療<br />
</h1>
<p>
皮膚がんの患者さんが受けることのできる「先進医療」には、次のようなものがあります。<br />（2017年6月現在）</p>
<h3>（表）「皮膚がんの先進医療」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered check">
<tbody>
<tr class="active">
<th colspan="2">先進医療A</th>
</tr>
<tr class="active">
<th  class="col-xs-2">
先進医療技術名
</th>
<th  class="col-xs-4">
適応症
</th>
</tr>
<tr>
<td>
陽子線治療
</td>
<td>
頭頸部腫瘍（脳腫瘍を含む）、肺・縦隔腫瘍、骨軟部腫瘍、消化管腫瘍、肝胆膵腫瘍、泌尿器腫瘍、乳腺・婦人科腫瘍又は転移性腫瘍（いずれも根治的な治療法が可能なものに限る）</td>
</tr>
<tr>
<td>
重粒子線治療
</td>
<td>
頭頸部腫瘍、肺・縦隔腫瘍、消化管腫瘍、肝胆膵腫瘍、泌尿器腫瘍、乳腺・婦人科腫瘍又は転移性腫瘍（いずれも根治的な治療法が可能なものに限る）</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h1 id="3-3">3-3.皮膚がんに関する医療機関情報</h1>
<div id="cancer">
<h2>日本皮膚科学会</h2>
<div class="txt">
<p>日本皮膚学会ホームページ　<a href="https://www.dermatol.or.jp/index.html" target="_blank">https://www.dermatol.or.jp/index.html</a><br />
※サイト内の「皮膚科専門医マップ」の中で、皮膚悪性腫瘍指導専門医が検索できます。
</p>
</p></div>
<h2>先進医療を提供する病院や治療中の悩みや副作用改善に力をいれるクリニックの検索</h2>
<div class="txt">
        </p>
<ul class="archlist">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/info_hospital_clinic">病院やクリニックを検索する</a></li>
</ul>
<p>
        </div>
<h2>がん基幹病院リスト</h2>
<div class="txt">
<div class="pdf_list">
	<strong class="mar_b_10">▼クリックで一覧（PDF）表示 </strong><br />
	<a href="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/themes/lifeline/img/pdf/kyoten_list.pdf" target="_blank"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/themes/lifeline/img/pdf/img_kyoten_list.jpg" alt="がん診療連携拠点病院　指定一覧" class="sp100"></a>
	</div>
</p></div>
<h1 id="3-4">3-4.免疫力改善成分とヒト臨床試験の結果</h1>
<ul class="archlist">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/report-skin-cancer" class="fade">皮膚がんに関する免疫力改善成分とヒト臨床試験の結果</a></li>
</ul>
</div>
</div>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://gan-senshiniryo.jp/cancer/skin-cancer/cancer_2615/feed</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>1.食道がんとは</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/cancer/esophageal-cancer/cancer_2522</link>
					<comments>https://gan-senshiniryo.jp/cancer/esophageal-cancer/cancer_2522#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 31 May 2017 06:30:49 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">http://gan-senshiniryo.jp/?post_type=cancer&#038;p=2522</guid>

					<description><![CDATA[（監修：順天堂大学医学部附属順天堂医院　　　　　　　　　　がん治療センターセンター長・特任教授　鶴丸　昌彦先生） 1.食道がんとは 1-1.食道がんとは 1-2.食道がんの検査と診断 1-3.食道がんの状態を理解するため [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<p class="sv">（監修：順天堂大学医学部附属順天堂医院　　　　　　　　　　<br />がん治療センターセンター長・特任教授　鶴丸　昌彦先生）</p>
<h2>1.食道がんとは</h2>
<ul class="archlist2">
<li><a href="#1-1" class="fade">1-1.食道がんとは</a></li>
<li><a href="#1-2" class="fade">1-2.食道がんの検査と診断</a></li>
<li><a href="#1-3" class="fade">1-3.食道がんの状態を理解するための基礎知識</a></li>
<li><a href="#1-4" class="fade">1-4.食道がんの進行度</a></li>
<li><a href="#1-5" class="fade">1-5.食道がんの再発</a></li>
</ul>
<ul class="nextNav">
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/esophageal-cancer/cancer_2517" rel="prev"></p>
<li class="pre">2.食道がんの治療について<span  class="nexts">次のページ &raquo;</span></li>
<p></a></li>
<p><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/esophageal-cancer/cancer_2508" rel="prev"></p>
<li class="pre">3.食道がんに関する記事一覧／先進医療／医療機関情報<span  class="nexts">次々のページ &raquo;</span></li>
<p></a></li>
</ul>
<p></p>
<h1 id="1-1">1-1.食道がんとは</h1>
<ul class="point">
<li>がんが粘膜下層に達すると転移の確率が高くなる。</li>
<li>日本人の食道がんの90％以上は扁平上皮がん。</li>
<li>扁平上皮がんは、アルコール、喫煙、熱い食事などが危険因子。</li>
<li>女性より男性に多いのが特徴。</li>
</ul>
<p>食道は咽頭と胃の間をつなぐ管状の臓器で、長さは約25㎝あります。その大部分は胸部にありますが、一部は頸部や腹部にも位置しています。食道がんは、食道の粘膜から発生するがんです。</p>
<p>食道がんは、がんのできている部位によって、頸部食道がん、胸部食道がん、腹部食道がんに分類されます。さらに、胸部食道がんは、胸部上部食道がん（胸骨上端～気管分岐部間）、胸部中部食道がん（気管分岐部～食道胃接合部＜食道と胃のつなぎ目＞の上半分）、胸部下部食道がん（気管分岐部～食道胃接合部＜食道と胃のつなぎ目＞の下半分の胸の部分）に分けられます。食道がんの発生が最も多いのは胸部中部で、胸部下部、胸部上部、頸部、腹部と続きます。</p>
<h3>（図）　「食道がんの位置」</h3>
<p class="reimg"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/05/esophageal_cancer_1-1.png" alt="「食道がんの位置」" /></p>
<p>食道の壁は、内側から、粘膜、粘膜下層、固有筋層、外膜という4層から成っています。さらに、粘膜は、粘膜上皮（重層扁平上皮）、粘膜固有層、粘膜筋板に分けられます。食道がんは、粘膜を覆っている粘膜上皮から発生し、食道壁の外側に増殖していきます。粘膜固有層や粘膜下層にはリンパ管や血管が豊富にあるため、がんがここまで達すると、がん細胞がリンパ液や血液に運ばれて行き、リンパ節転移や他の臓器（肺、肝臓、骨など）への転移が起こります。また、増殖したがんが食道壁を貫き、周囲の気管や気管支、肺、大動脈などに入り込むことがあります。これが浸潤です。</p>
<h3>（図）　「食道壁の断面」</h3>
<p class="reimg"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/05/esophageal_cancer_2-1.png" alt="「食道壁の断面」" /></p>
<p>食道がんには、扁平上皮がん、腺がんといった種類があります。日本人の食道がんの90％以上は扁平上皮がんですが、欧米人の食道がんは腺がんが60～70％を占めています。扁平上皮がんは、アルコール、喫煙、熱い食事などが危険因子となります。腺がんの大部分は、胃液が食道に逆流することが発生に影響しています。</p>
<p>国立がん研究センターの「最新がん統計」によれば、食道がんの年間の罹患数（その年に食道がんと診断された人数）は、男性が18583人、女性が3382人で、計21965人となっています（2012年部位別がん罹患数全国推計値）。男性に多いのが特徴です。また、食道がんによる年間の死亡数は、男性が9629人、女性が1947人で、計11576人です（2014年部位別がん死亡数）。食道がんの5年相対生存率（食道がんと診断された人のうち、5年後に生存している人の割合が、日本全体で5年後に生存している人の割合に比べ、どの程度かを表す）は、男性で36.0％、女性で43.9％でした（2006～2008年診断例）。</p>
<h3>（図）がん種別5年生存率</h3>
<p class="reimg"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/04/esophageal_cancer_3.png" alt="がん種別5年生存率：食道がん" /></p>
<p class="quot">（引用：全国がん罹患モニタリング集計　2003-2005年生存率報告<br />
独立行政法人国立がん研究センターがん研究開発費「地域がん登録精度向上と活用に関する研究」平成22年度報告書）
</p>
<h3>（図）食道がんステージ別生存率</h3>
<p class="reimg"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/04/esophageal_cancer_4.png" alt="食道がんステージ別生存率" /></p>
<p class="quot">（引用：全国がん（成人病）センター協議会の生存率共同調査（2015年8月集計）による）</p>
<h1 id="1-2">1-2.食道がんの検査と診断</h1>
<ul class="point">
<li>バリウムを飲む食道造影検査で異常が無くても、食道がんが見つかることがある。</li>
<li>新しい内視鏡（NBI内視鏡）検査で小さな食道がんが見つかりやすくなっている。</li>
</ul>
<p>食道がんを発見するために重要なのは内視鏡検査です。バリウムを飲んでX線撮影をする食道造影検査もありますが、小さながんを見つけるのは困難です。そのため、食道造影検査で異常が見つからなくても、内視鏡で小さな食道がんが見つかることがあります。</p>
<p>内視鏡でがんを見やすくするために、粘膜をヨード染色する方法があります。ヨード液をかけると正常な部分は茶色に染まりますが、がんのできている部分は染まらないので、はっきりと見分けることができます。</p>
<p>新しい方法としては、NBI（狭帯域光観察）内視鏡があります。青と緑の光を当てて粘膜を観察する内視鏡で、この方法だと、浅い層の毛細血管の状態を見ることができます。がんができていると血管が増えて乱れているため、どこにがんがあるのかがわかります。この検査法が普及したことで、初期の小さながんが見つかりやすくなりました。</p>
<p>食道がんと確定診断を下すためには、生検による病理検査が必要です。粘膜に発生したがんが、どこまで達しているかを調べるために、超音波内視鏡検査（EUS）が行われます。転移や浸潤*の状態を調べるために、CT検査、MRI検査やPET-CT検査などの画像検査が行われます。</p>
<p class="quot">*浸潤：がんが組織や臓器の内部に広がっていくこと</p>
<h3>（表）　「発見するための検査」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="col-xs-2">検査名</td>
<td align="center" class="col-xs-4">検査のやり方</td>
<td align="center" class="col-xs-4">検査でわかること</td>
</tr>
<tr>
<td>食道造影検査</td>
<td>造影剤のバリウムを飲み、食道を通過するところをX線撮影する。</td>
<td>がんの有無、できている部位、大きさなどがわかる。</td>
</tr>
<tr>
<td>内視鏡検査</td>
<td>内視鏡を食道に挿入し、粘膜を観察する。ヨード染色や狭帯域光を利用することで、がんを見つけやすくなる。</td>
<td>がんの有無、できている部位、大きさ、広がり、表面の形状などがわかる。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h3>（表）　「確定診断するための検査」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="col-xs-2">検査名</td>
<td align="center" class="col-xs-4">検査のやり方</td>
<td align="center" class="col-xs-4">検査でわかること</td>
</tr>
<tr>
<td>食道生検</td>
<td>内視鏡を使って患部の細胞組織を採取し、それを顕微鏡で観察する。</td>
<td>がんかどうかが明らかになる。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h3>（表）　「治療を進めるための検査」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="col-xs-2">検査名</td>
<td align="center" class="col-xs-4">検査のやり方</td>
<td align="center" class="col-xs-4">検査でわかること</td>
</tr>
<tr>
<td>超音波内視鏡検査</td>
<td>内視鏡の先端から超音波を発信し、周囲の状態を画像化する。</td>
<td>がんが食道壁のどこまで達しているか、周囲のリンパ節への転移の有無、周囲の臓器への浸潤の有無や程度などがわかる。</td>
</tr>
<tr>
<td>CT（コンピュータ断層撮影）検査</td>
<td>X線を利用して体内を断層画像として描き出す。</td>
<td>転移や浸潤の有無や程度がわかる。</td>
</tr>
<tr>
<td>MRI（磁気共鳴画像）検査</td>
<td>磁気を利用して体内を断層画像として描き出す。</td>
<td>転移や浸潤の有無や程度がわかる。</td>
</tr>
<tr>
<td>PET-CT検査</td>
<td>アイソトープを組み込んだグルコースが、がんに集まり描出する。</td>
<td>原発巣や転移の有無がわかる。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h1 id="1-3">1-3.食道がんの状態を理解するための基礎知識</h1>
<p>患者さんが本当に納得できる治療を受けるためには、治療法の大きな流れと診断のポイント、ご自身の体の状態について、しっかり理解しておくことが大切です。そのうえで、ご自身がこれからどのように生きたいかを考え、医師とよいコミュニケーションをとりながら、治療法を選んでください。</p>
<p>次のような点についてチェックすると、現状の把握や今後の治療法の検討に便利です。</p>
<h3>（表）「チェックリスト」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="subject">チェック項目</td>
<td align="center" class="subject">それを知る意義</td>
</tr>
<tr>
<td>がんのできている部位</td>
<td rowspan="5">病期（ステージ）の診断や、治療法の選択に必要。</td>
</tr>
<tr>
<td>がんの大きさ</td>
</tr>
<tr>
<td>がんの深達度（がんの広がり）</td>
</tr>
<tr>
<td>リンパ節転移の有無と程度</td>
</tr>
<tr>
<td>遠隔臓器転移の有無</td>
</tr>
<tr>
<td>がんが粘膜内のどこまで達しているか</td>
<td>内視鏡治療を選択するかどうかの判断に必要。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h1 id="1-4">1-4.食道がんの進行度</h1>
<ul class="point">
<li>がんの深達度、リンパ節転移、遠隔臓器転移の３つの要素で進行度を判定する。</li>
<li>粘膜内にとどまるがんは、深達度でさらに３段階に分類される。</li>
</ul>
<p>がんの深達度、リンパ節転移の有無と範囲、遠隔臓器転移の有無によって、病期（ステージ）が０期～Ⅳ期に分けられます。</p>
<p>がんの深達度に関しては、がんが粘膜内にとどまる場合はT1a、粘膜下層にとどまる場合はT1b、固有筋層にとどまる場合はT2、食道外膜まで広がる場合はT3、食道周囲の組織まで広がる場合はT4とします。リンパ節転移は、リンパ節転移なしがN0、転移がある場合は、リンパ節のどこまで転移しているかによってN1～N4とします。離れた臓器への転移は、ない場合はM0、ある場合はM1とします。</p>
<h3>（表）　「食道がんの病期」</h3>
<div class="table4 speed">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">N,M因子→<br />T因子↓</td>
<td class="subject col-xs-1" align="center">N0</td>
<td class="subject col-xs-1" align="center">N1</td>
<td class="subject col-xs-1" align="center">N2</td>
<td class="subject col-xs-1" align="center">N3</td>
<td class="subject col-xs-1" align="center">N4</td>
<td class="subject col-xs-1" align="center">M1</td>
</tr>
<tr>
<td class="subject col-xs-2" align="center">T0,T1a</td>
<td  class="col-xs-1" align="center">0</td>
<td class="ii col-xs-1">Ⅱ</td>
<td class="ii col-xs-1">Ⅱ</td>
<td class="iii col-xs-1">Ⅲ</td>
<td class="iv col-xs-1">Ⅳa</td>
<td class="iv col-xs-1">Ⅳb</td>
</tr>
<tr>
<td class="subject col-xs-2" align="center">T1b</td>
<td class="i col-xs-1">Ⅰ</td>
<td class="ii col-xs-1">Ⅱ</td>
<td class="ii col-xs-1">Ⅱ</td>
<td class="iii col-xs-1">Ⅲ</td>
<td class="iv col-xs-1">Ⅳa</td>
<td class="iv col-xs-1">Ⅳb</td>
</tr>
<tr>
<td class="subject col-xs-2" align="center">T2</td>
<td class="ii col-xs-1">Ⅱ</td>
<td class="ii col-xs-1">Ⅱ</td>
<td class="iii col-xs-1">Ⅲ</td>
<td class="iii col-xs-1">Ⅲ</td>
<td class="iv col-xs-1">Ⅳa</td>
<td class="iv col-xs-1">Ⅳb</td>
</tr>
<tr>
<td class="subject col-xs-2" align="center">T3</td>
<td class="ii col-xs-1">Ⅱ</td>
<td class="iii col-xs-1">Ⅲ</td>
<td class="iii col-xs-1">Ⅲ</td>
<td class="iii col-xs-1">Ⅲ</td>
<td class="iv col-xs-1">Ⅳa</td>
<td class="iv col-xs-1">Ⅳb</td>
</tr>
<tr>
<td class="subject col-xs-2" align="center">T4a</td>
<td class="iii col-xs-1">Ⅲ</td>
<td class="iii col-xs-1">Ⅲ</td>
<td class="iii col-xs-1">Ⅲ</td>
<td class="iii col-xs-1">Ⅲ</td>
<td class="iv col-xs-1">Ⅳa</td>
<td class="iv col-xs-1">Ⅳb</td>
</tr>
<tr>
<td class="subject col-xs-2" align="center">T4b</td>
<td class="iv col-xs-1">Ⅳa</td>
<td class="iv col-xs-1">Ⅳa</td>
<td class="iv col-xs-1">Ⅳa</td>
<td class="iv col-xs-1">Ⅳa</td>
<td class="iv col-xs-1">Ⅳa</td>
<td class="iv col-xs-1">Ⅳb</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p class="quot">T4a：胸膜、心膜、横隔膜、肺、胸管、奇静脈、神経<br />
T4b：大動脈（大血管）、気管、気管支、肺静脈、肺動脈、椎体<br />
日本食道学会編『臨床・病理　食道癌取扱い規約（第11版）』（金原出版）より一部改変</p>
<h3>（表）　「食道がんの進行度分類」</h3>
<p>①「T 因子（がんの広がり）」</p>
<div class="table4 speed">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr>
<td class="i">T1a</td>
<td class="col-xs-8">がんが粘膜内にとどまる</td>
</tr>
<tr>
<td class="i">T1b</td>
<td class="col-xs-8">がんが粘膜下層にとどまる</td>
</tr>
<tr>
<td class="ii">T2</td>
<td>がんが固有筋層にとどまる</td>
</tr>
<tr>
<td class="iii">T3</td>
<td>がんが食道外膜に広がっている</td>
</tr>
<tr>
<td class="iv">T4</td>
<td>がんが食道周囲の組織まで広がっている</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p>②「N分類（リンパ節への転移の状態）</p>
<div class="table4 speed">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr>
<td class="i">N0</td>
<td class="col-xs-8">リンパ節転移がない</td>
</tr>
<tr>
<td class="i">N1</td>
<td class="col-xs-8">第１群リンパ節のみに転移がある</td>
</tr>
<tr>
<td class="ii">N2</td>
<td>第２群リンパ節まで転移がある</td>
</tr>
<tr>
<td class="iii">N3</td>
<td>第３群リンパ節まで転移がある</td>
</tr>
<tr>
<td class="iv">N4</td>
<td>第３群より遠いリンパ節に転移がある</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p class="quot">*リンパ節転移：１〜４群リンパ節をがんのある場所からどのくらい離れているかによって分類しており、近いものから１群、２群、３群、４群と呼ぶ。</p>
<p>③Ｍ因子（遠隔臓器転移）</p>
<div class="table4 speed">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr>
<td class="i col-xs-4">M0</td>
<td class="col-xs-8">遠隔臓器転移がない</td>
</tr>
<tr>
<td class="iv col-xs-4">M1</td>
<td class="col-xs-8">遠隔臓器転移がある</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p>がんが粘膜内にある０期の食道がんは、がんが粘膜上皮にとどまるT1a-EP、粘膜固有層にとどまるT1a-LPM、粘膜筋板に達しているT1a-MMの3つに分類されています。</p>
<h3>（図）「食道粘膜がんの進達度分類」</h3>
<p class="reimg"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/05/esophageal_cancer_5.png" alt="「食道表在がんの進達度分類」" /></p>
<h1 id="1-5">1-5.食道がんの再発</h1>
<ul class="point">
<li>食道がんはリンパ節転移を起こしやすく、それが再発の重要な原因になる。</li>
</ul>
<p>治療によって食道がんを取り除いたとしても、再発することがあります。がんをすべて取り除けたように見えても、画像検査で写らない程度の微小ながんが、残っていることがあるからです。時間の経過に伴ってそれが増殖してくることで、再発が発見されます。食道がんはリンパ節に転移しやすいという特徴があるため、それが再発の原因となることがあります。</p>
</div>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://gan-senshiniryo.jp/cancer/esophageal-cancer/cancer_2522/feed</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>2.食道がんの治療について</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/cancer/esophageal-cancer/cancer_2517</link>
					<comments>https://gan-senshiniryo.jp/cancer/esophageal-cancer/cancer_2517#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 31 May 2017 06:28:09 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">http://gan-senshiniryo.jp/?post_type=cancer&#038;p=2517</guid>

					<description><![CDATA[（監修：順天堂大学医学部附属順天堂医院　　　　　　　　　　がん治療センターセンター長・特任教授　鶴丸　昌彦先生） 2.食道がんの治療について 2-1.食道がんの治療方針 2-2.食道がんの治療法１――内視鏡治療 2-3. [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<p class="sv">（監修：順天堂大学医学部附属順天堂医院　　　　　　　　　　<br />がん治療センターセンター長・特任教授　鶴丸　昌彦先生）</p>
<h2>2.食道がんの治療について</h2>
<ul class="archlist2">
<li><a href="#2-1" class="fade">2-1.食道がんの治療方針</a></li>
<li><a href="#2-2" class="fade">2-2.食道がんの治療法１――内視鏡治療</a></li>
<li><a href="#2-3" class="fade">2-3.食道がんの治療法２――手術</a></li>
<li><a href="#2-4" class="fade">2-4.食道がんの治療法３――その他</a></li>
<li><a href="#2-5" class="fade">2-5.食道がんの治療で使われる薬剤</a></li>
<li><a href="#2-6" class="fade">2-6.食道がん治療の合併症と副作用</a></li>
<li><a href="#2-7" class="fade">2-7.食道がん治療後の経過観察</a></li>
<li><a href="#2-8" class="fade">2-8.食道がんの患者さんがよく気にしたり悩んだりすることQ&#038;A</a></li>
</ul>
<ul class="nextNav">
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/esophageal-cancer/cancer_2522" rel="prev"></p>
<li class="pre">1.食道がんとは<span  class="nexts">前のページ &raquo;</span></li>
<p></a></li>
<p><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/esophageal-cancer/cancer_2508" rel="prev"></p>
<li class="pre">3.食道がんに関する記事一覧／先進医療／医療機関情報<span  class="nexts">次のページ &raquo;</span></li>
<p></a></li>
</ul>
<p></p>
<h1 id="2-1">2-1.食道がんの治療方針</h1>
<ul class="point">
<li>食道がんはリンパ節転移を起こしやすいので、それを考慮して治療法を選択する。</li>
<li>内視鏡治療の絶対的適応となるのはT1a-EPとT1a-LPM。</li>
<li>手術は化学放射線療法より根治性が優れている。</li>
</ul>
<p>食道がんはリンパ節に転移しやすいという特徴があります。たとえば、がんが粘膜下層にとどまるT1bのリンパ節転移率（リンパ節転移が起きている確率）は、大腸がんでは約10％、胃がんでは約20％ですが、食道がんでは約50％となっています。このように早い時期からリンパ節転移を起こすため、それを十分に考慮して治療方法を選択する必要があります。</p>
<p>0期のうちT1a-EPとT1a-LPMであれば、リンパ節転移が起きていることはまずありません。そこで、内視鏡を使って粘膜だけ切除する内視鏡治療の絶対的適応となります。T1a-MMでは15％ほどにリンパ節転移が起きているため、治療法の選択が難しくなります。内視鏡治療も可能ですが、リンパ節転移が起きているとがんが進行してしまうため、最初から手術が選択されることもあります。</p>
<h3>（図）「O期T1aの進達度分類」</h3>
<p class="reimg"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/05/esophageal_cancer_5.png" alt="【食道がん】「O期T1aの進達度分類」" /></p>
<p>Ⅰ期以上の食道がんでは、手術が治療の中心となります。化学療法と放射線療法を併用する化学放射線療法（CRT）もありますが、根治する確率は手術のほうが高くなっています。治療後の生活の質（QOL）は、化学放射線療法のほうが優れていますが、根治的な化学放射線療法を受けた人の約3分の2は、がんが残ったり、再発したりして、追加治療が必要になるというデータがあります。根治的放射線療法を行った後に手術を行うのは、合併症が起こりやすく傷の治りも悪いなど、リスクが高くなります。治療法の長所と短所を知り、よく考えて最初の治療法を選択することが大切です。</p>
<p>進行した食道がんに対しては、手術に化学療法や放射線療法を組み合わせた治療が行われます。リンパ節転移が多い場合には、手術前に化学療法を行ってがんを縮小させ、それから手術する方法が選択されます。また、食道がんが進行して気管や大動脈などに浸潤している可能性がある場合、そのまま手術したのでは、がんを取り切れないことがあります。そこで、まず放射線療法を行ってがんを縮小させ、それから手術を行います。また、手術後に、根治性を高める目的で、放射線療法や化学療法を行うこともあります。</p>
<h3>（図）　「食道がんの臨床病期と治療」</h3>
<p class="reimg"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/05/esophageal_cancer_6.png" alt="食道がんの臨床病期と治療" /></p>
<p class="quot">日本食道学会編「食道癌診断・治療ガイドライン2012年4月版」（金原出版）より一部改変</p>
<h1 id="2-2">2-2.食道がんの治療法１――内視鏡治療</h1>
<ul class="point">
<li>食道を摘出しないので治療後に生活の質が低下しない。</li>
</ul>
<p>内視鏡を使い、粘膜内のがんを剥がし取る治療です。がんのできている部分の粘膜下層に液体を注入して浮き上がらせ、周囲を電気メスで焼き切って剥がすＥＳＤ（内視鏡的粘膜下層剥離術）が行われています。食道を摘出しないため、生活の質が低下しません。</p>
<h3>（図）「ESD（内視鏡的粘膜下層剥離術）」</h3>
<p class="reimg"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/05/esophageal_cancer_7.png" alt="【食道がん】ESD（内視鏡的粘膜下層隔離術） 1.電気メスで、がんの周囲にマーキングする。2.穿刺針で粘膜下層に生理食塩水などを注入して病変部を持ち上げる。3.マーキングした外周をナイフで全周切開する。4.ナイフで粘膜下層を剥離して、病変部を切除する。" /></p>
<p>がんが広い範囲に広がっていても、粘膜内のがんであれば治療できます。しかし、食道の全周にわたる剥離を行うと、治療後に食道が狭窄を起こすことがあります。その場合には、食道を広げる治療が必要になります。</p>
<h1 id="2-3">2-3.食道がんの治療法２――手術</h1>
<ul class="point">
<li>がんの近くだけでなく広範囲のリンパ節郭清（かくせい）が必要。</li>
<li>切除した食道の代わりに胃で食道を再建する。</li>
<li>3つの再建方法の中で食べた物が最も通りやすいのは後縦隔経路（こうじゅうかくけいろ）。</li>
</ul>
<p>食道を切除し、リンパ節を切除するリンパ節郭清*が行われます。<br />
食道がんのリンパ節転移は、がんの近くに起きるとは限りません。離れたリンパ節に転移する可能性もあるため、広い範囲のリンパ節郭清が必要になります。たとえば胸部食道がんの場合、胸部だけでなく、頸部や腹部のリンパ節も切除する3領域リンパ節郭清が行われます。
</p>
<p>さらに取り除いた食道の代わりに、食べ物が通る管を再建する必要があります。再建には基本的に胃が使われます。胃を管状にして頸部まで釣り上げるのです。胃を利用できない場合には、大腸や小腸が使われます。</p>
<p class="quot">*リンパ節郭清：リンパ節を切除すること</p>
<h3>（図）食道の再建</h3>
<p class="reimg"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/05/esophageal_cancer_8.png" alt="【食道がん】食道の再建：胃を管状にして頸部まで釣り上げる" /></p>
<p>再建には3つの方法があります。胸壁の前を通す胸壁前経路（きょうへきぜんけいろ）、本来の食道の位置に通す後縦隔経路、その中間型である胸骨後経路（きょうこつこうけいろ）です。</p>
<p>かつては胸壁前経路がよく行われていました。縫合不全が起きた場合でも対処しやすいためですが、食べ物が通りにくいという欠点があります。食べた物が通りやすいのは後縦隔経路です。ただし、縫合不全が起きた場合には重症化するリスクがあります。そういったことから、従来は中間型の胸骨後経路が多くなっていました。ところが、最近は機械で縫合を行うようになり、縫合不全の危険が低下したこともあって、後縦隔経路での再建が増えてきています。ただ、術後に持ち上げた胃に胃がんができたときには、胃を切除するのが困難になります。</p>
<p>食道がんの手術は、頸部・胸部・腹部を開いて行う手術の他に、胸腔鏡（きょうくうきょう）などで見ながら行う鏡視下手術があります。鏡視下手術は傷が小さくてすみますが、食道を摘出したり、広範囲のリンパ節郭清を行ったりするのは、通常の手術と同じです。鏡視下手術であっても大がかりな手術となります。</p>
<h3>（図）　「食道の再建経路」</h3>
<p class="reimg"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/05/esophageal_cancer_9.png" alt="【食道がん】「食道の再建経路」：胸壁前経路、胸骨後経路、胸縦隔経路" /></p>
<h1 id="2-4">2-4.食道がんの治療法３――その他</h1>
<ul class="point">
<li>手術以外の根治療法では化学療法と放射線療法を同時併用する化学放射線療法が行われる。</li>
</ul>
<p>食道がんの治療では、内視鏡治療や手術の他に、放射線療法や化学療法が行われることもあります。</p>
<h2>放射線療法</h2>
<p>日本人の食道がんは多くが扁平上皮がんです。扁平上皮がんには放射線が効きやすいため、放射線療法は食道がんの重要な治療法の1つです。手術の補助療法として行う場合と、根治的治療として行う場合とがあります。がんが気管や大動脈などにくっついているような場合には、そのまま手術したのではがんを取り切れない可能性があるので、補助療法として手術前に放射線を照射し、がんを小さくしてから手術を行います。手術後に、再発防止のために補助的に放射線をかける場合もあります。根治的治療の場合は、化学療法と組み合わせた化学放射線療法となります。</p>
<h2>化学療法</h2>
<p>根治的な化学放射線療法では、シスプラチン、フルオロウラシルの2剤を併用するのが一般的です。手術前に行う補助療法としての化学療法では、最近はシスプラチン、フルオロウラシル、ドセタキセルの3剤併用が多く用いられています。</p>
<h1 id="2-5">2-5.食道がんの治療で使われる薬剤</h1>
<p>食道がんの治療では、次のような抗がん剤が使われています。</p>
<h3>（表）　「食道がんの治療で用いられる主な抗がん剤」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="subject col-xs-2">一般名</td>
<td align="center" class="subject col-xs-2">商品名</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">特徴</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">主な有害事象</td>
</tr>
<tr>
<td>フルオロウラシル</td>
<td>5－FUなど</td>
<td>代謝拮抗薬の一種。DNAの合成を阻害して抗腫瘍効果を発揮する。</td>
<td>悪心・嘔吐、下痢、食欲低下、白血球減少など。</td>
</tr>
<tr>
<td>シスプラチン</td>
<td>ランダ、ブリプラチンなど</td>
<td>プラチナ（白金）製剤の一種。高い抗腫瘍効果を発揮するが、副作用も強い。</td>
<td>腎機能障害、白血球減少、貧血、血小板減少、悪心・嘔吐、口内炎など。</td>
</tr>
<tr>
<td>ドセタキセル</td>
<td>タキソテールなど</td>
<td>タキサン系抗がん剤の一種。がん細胞の分裂を妨げる働きがある。</td>
<td>白血球減少、貧血、血小板減少、ショック症状、浮腫など。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h1 id="2-6">2-6.食道がん治療の合併症と副作用</h1>
<ul class="point">
<li>手術を受けたら食事はよく噛んで、ゆっくりと、少しずつ。</li>
</ul>
<h2>内視鏡治療を受けた場合</h2>
<p>内視鏡によるESD（内視鏡的粘膜下層剥離術）で、食道の全周に近く治療した場合には、治療後に食道の狭窄が起こり、食べた物が通過しにくくなることがあります。その場合には、食道を広げるための治療が行われます。</p>
<h2>手術を受けた場合</h2>
<p>食道がんの手術を受け、食道を摘出して、胃で再建を行った場合、食べたものをためる胃の機能が失われます。そのため、胃の摘出手術を受けた人と同じように、一度にたくさん食べることができなくなります。食事するときには、よく噛んで、ゆっくりと、少しずつ食べるように心がけることが大切です。食べる内容に関しての制限はなく、好きなものを食べることができます。</p>
<h2>放射線療法を受けた場合</h2>
<p>頸部に照射した場合には、副作用として、飲食物を飲み込むときの違和感、甲状腺機能低下などの症状が出ることがあります。胸部に照射した場合には肺や心臓への影響、腹部に照射した場合には腸への影響が出ることがあります。</p>
<h2>化学療法を受けた場合</h2>
<p>抗がん剤はがん細胞だけでなく、正常細胞にも影響を及ぼしてしまうために副作用が現れます。5－FUは「悪心・嘔吐、下痢、食欲不振、白血球減少など」が、シスプラチンは「腎機能障害、白血球減少、貧血、血小板減少、悪心・嘔吐、口内炎など」が、ドセタキセルは「白血球減少、貧血、血小板減少、ショック症状、浮腫など」が主な副作用です。放射線療法を同時併用する化学放射線療法では、治療効果が高くなりますが、副作用も強くなります。</p>
<h3>（表）　「食道がんの治療で用いられる化学療法（抗がん剤）の主な副作用」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="subject col-xs-2">一般名</td>
<td align="center" class="subject col-xs-2">商品名</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">特徴</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">主な有害事象</td>
</tr>
<tr>
<td>フルオロウラシル</td>
<td>5－FUなど</td>
<td>代謝拮抗薬の一種。DNAの合成を阻害して抗腫瘍効果を発揮する</td>
<td>悪心・嘔吐、下痢、食欲低下、白血球減少など。</td>
</tr>
<tr>
<td>シスプラチン</td>
<td>ランダ、ブリプラチンなど</td>
<td>プラチナ（白金）製剤の一種。高い抗腫瘍効果を発揮するが、副作用も強い。</td>
<td>腎機能障害、白血球減少、貧血、血小板減少、悪心・嘔吐、口内炎など。</td>
</tr>
<tr>
<td>ドセタキセル</td>
<td>タキソテールなど</td>
<td>タキサン系抗がん剤の一種。がん細胞の分裂を妨げる働きがある。</td>
<td>白血球減少、貧血、血小板減少、ショック症状、浮腫など。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h1 id="2-7">2-7.食道がん治療後の経過観察</h1>
<p>治療から5年間は、理想的には3ヵ月に1回は通院し、6ヵ月に1回は検査を受け、再発が起きていないか、治療した部位がきちんと機能して生活ができているかをチェックします。行われる検査は、内視鏡検査、腹部と頸部の超音波検査、CT検査、腫瘍マーカーを含む血液検査、胸部X線検査などです。転移が疑われる場合にはPET-CT検査を行います。</p>
<h1 id="2-8">2-8.食道がんの患者さんがよく気にしたり悩んだりすることQ&#038;A</h1>
<dl class="faq">
<dt><span>Q</span>セカンドオピニオンは、すべき？</dt>
<dd><span>A</span></dd>
<dd class="answer">担当医の意見が第一の意見であるのに対し、他の医師の意見をセカンドオピニオンと呼びます。すべての患者さんがセカンドオピニオンを聞きに行ったほうがよいわけではありません。担当医の説明を聞き、自分で納得できればそれで十分である場合も多いでしょう。しかし判断に困ったり、納得がいかない場合には、これまでの治療経過・検査結果・今後の予定などを担当医に記載してもらい、別の医師の意見を聞くのもよいでしょう。そして、その結果を担当医に持ち帰って相談するのがベストです。</dd>
<dt><span>Q</span>食道がんの手術を受けた場合、どのくらいの期間で社会復帰できますか？</dt>
<dd><span>A</span></dd>
<dd class="answer">個人差が大きく、一概には言えませんが、退院後1～2ヵ月ほどたってから職場に復帰するケースが多いようです。短時間の勤務から始めることができれば理想的です。仕事に復帰して問題になりやすいのが食事です。手術を受けた人の場合、食事は少量ずつ時間をかけてゆっくり取る必要があります。そうした環境が整っていると、復帰しやすいといえます。</dd>
</div>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://gan-senshiniryo.jp/cancer/esophageal-cancer/cancer_2517/feed</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>3.食道がんに関する記事一覧／先進医療／医療機関情報</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/cancer/esophageal-cancer/cancer_2508</link>
					<comments>https://gan-senshiniryo.jp/cancer/esophageal-cancer/cancer_2508#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 31 May 2017 06:23:23 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">http://gan-senshiniryo.jp/?post_type=cancer&#038;p=2508</guid>

					<description><![CDATA[3.食道がんに関する記事一覧／先進医療／医療機関情報 3-1.食道がんに関する記事一覧 3-2.食道がんの先進医療 3-3.食道がんに関する医療機関情報 3-4.食道がんに関する免疫力改善成分とヒト臨床試験の結果 1.食 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<h2>3.食道がんに関する記事一覧／先進医療／医療機関情報</h2>
<ul class="archlist2">
<li><a href="#3-1" class="fade">3-1.食道がんに関する記事一覧</a></li>
<li><a href="#3-2" class="fade">3-2.食道がんの先進医療</a></li>
<li><a href="#3-3" class="fade">3-3.食道がんに関する医療機関情報</a></li>
<li><a href="#3-4" class="fade">3-4.食道がんに関する免疫力改善成分とヒト臨床試験の結果</a></li>
</ul>
<ul class="nextNav">
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/esophageal-cancer/cancer_2522" rel="prev"></p>
<li class="pre">1.食道がんとは<span  class="nexts">前々のページ &raquo;</span></li>
<p></a></li>
<p><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/esophageal-cancer/cancer_2517" rel="prev"></p>
<li class="pre">2.食道がんの治療について<span  class="nexts">前のページ &raquo;</span></li>
<p></a></li>
</ul>
<p></p>
<h1 id="3-1">3-1.食道がんに関する記事一覧　「がんの先進医療」掲載記事</h1>
<div id="cancer">
<div class="txt">
<p>「がんの先進医療」に掲載された記事の中で食道がんに関する記事のタイトルを掲載しています。一部の記事はWebで公開していますので、クリックしてご覧ください。</p>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<th class="col-xs-3 subject_40 bg_brown">記事タイトル（掲載号）</th>
<th class="col-xs-4 subject_30 bg_brown">概要</th>
</tr>
<tr>
<td class="hover_color"><span class="red">＜公開記事＞</span><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/standard/post_2135">がん治療（標準治療）の基礎知識 治療の流れを理解し、より適切な治療を受けるために 第17回　食道がん>></a>（がんの先進医療：24号）
</td>
<td>食堂がん治療の基礎知識について、順天堂大学医学部附属順天堂医院がん治療センター　センター長・特任教授の鶴丸昌彦先生に解説していただきました。</td>
</tr>
<tr>
<td class="hover_color"><span class="red">＜公開記事＞</span><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/illustration/post_1231">第18回日本補完代替医療学会学術集会レポート　免疫の状態をよくすることでがんの闘病を支える補完代替医療に期待>></a>（がんの先進医療：20号）</td>
<td>免疫の状態をよくすることでがんの闘病を支える補完代替医療に期待。シイタケ菌糸体の話題も。<br /><a href="http://www.ganmen-kobayashi.jp/img/index/shiitake_151128.pdf" target="_blank" rel="noopener"><img decoding="async" class="sp100" alt="「シイタケ菌糸体の有用性」冊子　日本補完代替医療学会特別講演 代替医療科学研究センター発行;" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/04/img-info_book_shitake.jpg" border="0"></a><br />↑当日配布されたパンフレット</p>
<p>関連リンク：<br />
<a href="http://sangak-data.sakura.ne.jp/item_detail.php?item=1&#038;gid=1&#038;cid=32" target="_blank" rel="noopener">産学連携品電子図書館（シイタケ菌糸体）&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://research.kobayashi.co.jp/material/lem.html" target="_blank" rel="noopener">小林製薬の中央研究所（シイタケ菌糸体）&gt;&gt;</a><br />
<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/シイタケ菌糸体抽出物" target="_blank" rel="noopener">ウィキペディア（シイタケ菌糸体抽出物）&gt;&gt; </a></td>
</tr>
<tr>
<td>
放医研における各部位ごとの治療実績　先進医療・臨床試験 　―肺がん 膵臓がん 肝臓がん 大腸がん 婦人科がん(子宮・乳腺) 食道がん 転移性腫瘍<br />（がんの先進医療：35号）
</td>
<td>放医研における各部位ごとの治療実績（先進医療・臨床試験）について、放射線医学総合研究所 重粒子線治療研究部長 山田滋先生に解説していただきました。</td>
</tr>
<tr>
<td>
食道がんの診断と治療 ―リンパ節転移への対処が、食道がんの治療の大きなポイント<br />（がんの先進医療：10号）
</td>
<td>鶴丸昌彦先生（順天堂大学医学部附属順天堂医院がん治療センター センター長・特任教授）が、食道がんの標準治療について解説しています。</td>
</tr>
<tr>
<td>
手術ができない食道がんに対する化学陽子線治療―Ｘ線による化学放射線治療に比べ心臓と肺の副作用が軽減<br />（がんの先進医療：10号）
</td>
<td>櫻井英幸先生（筑波大学医学医療系放射線腫瘍学教授・筑波大学陽子線医学利用研究センター長）による食道がん化学陽子線治療の解説。</td>
</tr>
<tr>
<td>
限局した食道がんに対する抗がん剤併用の陽子線治療―副作用などの長期のデータが求められている<br />（がんの先進医療：10号）
</td>
<td>秋元哲夫による（独立行政法人国立がん研究センター東病院粒子線医学開発分野長放射線治療科長）抗がん剤併用陽子線治療の解説。</td>
</tr>
<tr>
<td>
身体的負担の軽い食道がん治療―同時化学放射線療法の放射線治療の一部を陽子線に代替する新治療<br />（がんの先進医療：10号）
</td>
<td>中村達也先生（南東北がん陽子線治療センター 副センター長）による食道がん陽子線治療の解説。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
</div>
</div>
<h1 id="3-2">3-2.食道がんの先進医療<br />
</h1>
<p>
食道がんの患者さんが受けることのできる「先進医療」には、次のようなものがあります。<br />（2017年2月現在）</p>
<h3>（表）「食道がんの先進医療」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered check">
<tbody>
<tr class="active">
<th colspan="2">先進医療A</th>
</tr>
<tr class="active">
<th  class="col-xs-2">
先進医療技術名
</th>
<th  class="col-xs-4">
適応症
</th>
</tr>
<tr>
<td>
陽子線治療
</td>
<td>
頭頸部腫瘍（脳腫瘍を含む）、肺・縦隔腫瘍、骨軟部腫瘍、消化管腫瘍、肝胆膵腫瘍、泌尿器腫瘍、乳腺・婦人科腫瘍又は転移性腫瘍（いずれも根治的な治療法が可能なものに限る）</td>
</tr>
<tr>
<td>
重粒子線治療
</td>
<td>
頭頸部腫瘍、肺・縦隔腫瘍、消化管腫瘍、肝胆膵腫瘍、泌尿器腫瘍、乳腺・婦人科腫瘍又は転移性腫瘍（いずれも根治的な治療法が可能なものに限る）</td>
</tr>
<tr>
<td>
樹状細胞及び腫瘍抗原ペプチドを用いたがんワクチン療法
</td>
<td>
腫瘍抗原を発現する消化管悪性腫瘍（食道がん、胃がん又は大腸がんに限る）、原発性もしくは転移性肝がん、膵臓がん、胆道がん、進行再発乳がん又は肺がん</td>
</tr>
<tr>
<td>
自己腫瘍・組織及び樹状細胞を用いた活性化自己リンパ球移入療法
</td>
<td>
がん性の胸水もしくは腹水又は進行がん</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h1 id="3-3">3-3.食道がんに関する医療機関情報</h1>
<div id="cancer">
<h2>先進医療を提供する病院や治療中の悩みや副作用改善に力をいれるクリニックの検索</h2>
<div class="txt">
        </p>
<ul class="archlist">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/info_hospital_clinic">病院やクリニックを検索する</a></li>
</ul>
<p>
        </div>
<h2>がん基幹病院リスト</h2>
<div class="txt">
<div class="pdf_list">
	<strong class="mar_b_10">▼クリックで一覧（PDF）表示 </strong><br />
	<a href="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/themes/lifeline/img/pdf/kyoten_list.pdf" target="_blank" rel="noopener"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/themes/lifeline/img/pdf/img_kyoten_list.jpg" alt="がん診療連携拠点病院　指定一覧" class="sp100"></a>
	</div>
</p></div>
<h1 id="3-4">3-4.免疫力改善成分とヒト臨床試験の結果</h1>
<ul class="archlist">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/report-esophageal-cancer" class="fade">食道がんに関する免疫力改善成分とヒト臨床試験の結果</a></li>
</ul>
</div>
</div>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://gan-senshiniryo.jp/cancer/esophageal-cancer/cancer_2508/feed</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>1.咽頭がんとは</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/cancer/pharyngeal-cancer/cancer_2383</link>
					<comments>https://gan-senshiniryo.jp/cancer/pharyngeal-cancer/cancer_2383#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 29 Mar 2017 01:37:06 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">http://gan-senshiniryo.jp/?post_type=cancer&#038;p=2383</guid>

					<description><![CDATA[（監修：国立研究開発法人　国立がん研究センター東病院頭頸部内科長　田原 信先生） 1.咽頭がんとは 1-1.咽頭がん（上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がん）とは 1-2.咽頭がん（上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がん）の検査 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<p class="sv">（監修：国立研究開発法人　国立がん研究センター東病院頭頸部内科長　田原 信先生）</p>
<h2>1.咽頭がんとは</h2>
<ul class="archlist2">
<li><a href="#1-1" class="fade">1-1.咽頭がん（上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がん）とは</a></li>
<li><a href="#1-2" class="fade">1-2.咽頭がん（上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がん）の検査</a></li>
<li><a href="#1-3" class="fade">1-3.咽頭がん（上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がん）の状態を理解するための基礎知識</a></li>
<li><a href="#1-4" class="fade">1-4.咽頭がん（上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がん）の進行度</a></li>
<li><a href="#1-5" class="fade">1-5.咽頭がん（上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がん）の再発</a></li>
</ul>
<ul class="nextNav">
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/pharyngeal-cancer/cancer_2378" rel="prev"></p>
<li class="pre">2.咽頭がんの治療について<span  class="nexts">次のページ &raquo;</span></li>
<p></a></li>
<p><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/pharyngeal-cancer/cancer_2370" rel="prev"></p>
<li class="pre">3.咽頭がんに関する記事一覧／先進医療／医療機関情報<span  class="nexts">次々のページ &raquo;</span></li>
<p></a></li>
</ul>
<p></p>
<h1 id="1-1">1-1.咽頭がん（上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がん）とは</h1>
<ul class="point">
<li>上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がんに分かれ、日本では下咽頭がんが最も多い。</li>
<li>中咽頭がんはウイルスが原因となるタイプが半数を占め、増加している。</li>
<li>中咽頭がんの半数と下咽頭がんの多くは喫煙と飲酒が主な原因で発生する。</li>
</ul>
<p>咽頭は空気や食べた物が通過する部分で、鼻の奥から食道につながっています。上から上咽頭、中咽頭、下咽頭の３つの部分に分けられています。上咽頭は鼻腔の奥にあたります。中咽頭は口の奥で、大きく口を開けることで一部を見ることができます。下咽頭はその下で、喉頭の後ろ側に位置しています。</p>
<p>上咽頭に発生するがんを上咽頭がん、中咽頭に発生するがんを中咽頭がん、下咽頭に発生するがんを下咽頭がんといいます。全体を咽頭がんと総称することもありますが、それぞれは別のがんです。発生する原因も違いますし、がんの性質や予後も違っています。そのため、治療法も同じではありません。特に上咽頭がんは、中咽頭がんや下咽頭がんとは、まったく異なるがんであるといえます。</p>
<p>国立がん研究センターの「最新がん統計」には、「口腔・咽頭がん」という項目で、「部位別がん死亡数（2014年）」「部位別がん罹患数（2012年全国推計値）」「部位別5年相対生存率」が公表されています。</p>
<h3>（表）「部位別がん死亡数（2014年）」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="col-xs-4">　</td>
<td align="center" class="col-xs-4">口腔・咽頭がん</td>
</tr>
<tr>
<td>男性</td>
<td>5263人</td>
</tr>
<tr>
<td>女性</td>
<td>2174人</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p class="quot">（国立がん研究センター「最新がん統計」より）</p>
<h3>（表）「部位別がん罹患数（2012年全国推計値）」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="col-xs-4">　</td>
<td align="center" class="col-xs-4">口腔・咽頭がん</td>
</tr>
<tr>
<td>男性</td>
<td>13923人</td>
</tr>
<tr>
<td>女性</td>
<td>5309人</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p class="quot">（国立がん研究センター「最新がん統計」より）</p>
<h3>（表）「部位別5年相対生存率（2006～2008年診断例）」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="col-xs-4">　</td>
<td align="center" class="col-xs-4">口腔・咽頭がん</td>
</tr>
<tr>
<td>男性</td>
<td>57.8％</td>
</tr>
<tr>
<td>女性</td>
<td>66.8％</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p>※相対生存率＝あるがんと診断された人のうち5年後に生存している人の割合が、日本人全体で5年後に生存している人の割合に比べ、どのくらい低いかを表している。</p>
<p class="quot">（国立がん研究センター「最新がん統計」より）</p>
<h3>（図）がん種別5年生存率</h3>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/03/pharyngeal_cancer_graf_1_1.png" border="0" alt="（図）がん種別5年生存率 口腔がん・咽頭がん" class="sp100"></p>
<p class="quot">（引用：全国がん罹患モニタリング集計　2003-2005年生存率報告<br />
独立行政法人国立がん研究センターがん研究開発費「地域がん登録精度向上と活用に関する研究」平成22年度報告書）
</p>
<h2>上咽頭がん</h2>
<p>上咽頭がんの大部分は、EB（エプスタイン・バー）ウイルスの感染が原因となって起こります。中国南部やシンガポールでは上咽頭がんが多いのですが、これはEBウイルスに感染する人が多いからです。日本ではこのウイルスに感染する人は少なく、上咽頭がんになる人も多くありません。患者数は頭頸部がん*全体の3.8％です。</p>
<p>頭頸部がんは、全てのがんの約５%程度と考えられています。</p>
<p class="quot">*頭頸部がん：脳の下側から鎖骨までの範囲（鼻、口、のど、耳など）にできるがん</p>
<p>上咽頭がんは上咽頭の粘膜に発生し、増殖していきます。初期には自覚症状が出にくいため、多くは進行してから発見されます。鼻出血が起きたり、首のリンパ節が腫れたりして受診し、見つかることがよくあります。</p>
<h3>（図）上咽頭がんの位置</h3>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/03/pharyngeal_cancer_1_2.jpg" border="0" alt="（図）上咽頭がんの位置" class="sp100"></p>
<h2>中咽頭がん</h2>
<p>中咽頭がんは増加しているがんで、日本人の頭頸部がん全体の12.1％を占めています。かつてはタバコやアルコールが主な原因とされていましたが、最近はHPV（ヒトパピローマウイルス）の感染によって起こる中咽頭がんが増えています。日本ではこれが約半数を占めるまでになっています。</p>
<p>HPVは子宮頸がんの原因ともなるウイルスです。オーラルセックスなど性行為の多様化が、中咽頭がんを増加させる背景となっています。HPVが中咽頭の粘膜に感染し、そこにがんを発生させるのです。HPV感染による中咽頭がんは、女性にも男性にも発症します。また、比較的若い年代でも発症します。</p>
<p>タバコやアルコールによって起きた中咽頭がんと、HPVの感染によって起きた中咽頭がんを比較すると、HPVによるもののほうが予後がよいことがわかっています。</p>
<h3>（図）中咽頭がんの位置</h3>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/03/pharyngeal_cancer_1_3.jpg" border="0" alt="（図）中咽頭がんの位置" class="sp100"></p>
<h2>下咽頭がん</h2>
<p>下咽頭がんは咽頭がんの中では最も多く、頭頸部がん全体の16.3％を占めています。上咽頭がんや中咽頭がんに比べて予後が悪く、治しにくいがんです。主な原因はタバコとアルコールです。ヘビースモーカーでヘビードリンカーの場合、発症のリスクはきわめて大きくなります。</p>
<p>下咽頭がんができると、飲み込みが悪くなるという症状が出ることがあります。本人がそれを感じていても、喉頭がんによる声がれなどと異なり、周囲の人にはわかりません。本人がそれを放置すると、発見が遅れることになります。下咽頭がんはリンパ節転移を起こしやすいので、首のリンパ節が腫れて見つかるケースもよくあります。</p>
<p>下咽頭は食道につながっていますが、下咽頭がんを発症した人の3～4割ほどが、食道がんも併発しています。同じ原因によって起こるがんなので、どちらにもできていることが多いのです。下咽頭がんが見つかった場合には、必ず食道の検査も行います。</p>
<h3>（図）下咽頭がんの位置</h3>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/03/pharyngeal_cancer_1_4.jpg" border="0" alt="（図）下咽頭がんの位置" class="sp100"></p>
<h1 id="1-2">1-2.咽頭がん（上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がん）の検査</h1>
<ul class="point">
<li>内視鏡を使って咽頭の奥まで拡大して観察することができる。</li>
<li>がんの広がりを調べるために、超音波検査、CT検査、MRI検査などを行う。</li>
</ul>
<h2>上咽頭がん</h2>
<p>上咽頭は鼻腔の奥なので、鼻から内視鏡を入れて調べます。確定診断のためには、内視鏡を使って細胞組織を採取し、顕微鏡で調べる生検（病理診断）が行われます。</p>
<p>がんの広がりを調べるためには、超音波検査、CT検査、MRI検査などの画像検査が行われます。転移はまず周辺のリンパ節に起こり、それから全身に広がっていきます。肺や肝臓にも転移するので、その検査も必要です。骨に転移することもあるため、骨への転移の有無を調べる骨シンチグラフィーを行うこともあります。</p>
<h2>中咽頭がん</h2>
<p>中咽頭は口の奥なので、口を開けることで見える部分もあります。ただ、中咽頭の範囲は広く、見えない部位もあるので、そのような部位には内視鏡を使って診察が行われます。確定診断のためには、細胞組織を採取して調べる生検（病理診断）が行われます。がんの広がりを調べるためには、超音波検査、CT検査、MRI検査などが必要となります。</p>
<p>原因を明らかにするため、HPV（ヒトパピローマウイルス）の感染を調べる検査が行われることがあります。予後を予測するためには有用ですが、治療法の選択に有用であるかどうかはわかっていません。</p>
<h2>下咽頭がん</h2>
<p>下咽頭はのどの奥なので、内視鏡を使って観察します。確定診断のためには細胞組織を採取して調べる生検（病理診断）が行われます。がんの広がりを調べるためには、超音波検査、ＣＴ検査、MRI検査などが行われます。</p>
<h3>（表）　「咽頭がんの主な検査」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="col-xs-2">検査名</td>
<td align="center" class="col-xs-4">検査のやり方</td>
<td align="center" class="col-xs-4">検査でわかること</td>
</tr>
<tr>
<td>内視鏡検査</td>
<td>内視鏡を使って咽頭内を拡大して観察する。</td>
<td>口からでは見えない部位も観察することができる。腫瘍の有無や大きさなどがわかる。</td>
</tr>
<tr>
<td>超音波検査</td>
<td>体内に超音波を発信し、反射してくる超音波をとらえて、体内を画像化する。</td>
<td>浸潤*の程度、リンパ節転移や遠隔転移の有無などがわかる。</td>
</tr>
<tr>
<td>CT検査</td>
<td>エックス線を利用して体内を断層画像として描き出す。</td>
<td>浸潤の程度、リンパ節転移や遠隔転移の有無などがわかる。</td>
</tr>
<tr>
<td>ＭＲＩ検査</td>
<td>磁気を利用して体内を断層画像として描き出す。</td>
<td>浸潤の程度、リンパ節転移や遠隔転移の有無などがわかる。</td>
</tr>
<tr>
<td>生検</td>
<td>腫瘍の一部を採取し、顕微鏡で調べる。</td>
<td>がんであるかどうかがわかる。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">※浸潤：がんが組織や臓器の内部に広がっていくこと</p>
</div>
<h1 id="1-3">1-3.咽頭がん（上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がん）の状態を理解するための基礎知識</h1>
<p>患者さんが本当に納得できる治療を受けるためには、治療法の大きな流れと診断のポイント、ご自身の体の状態について、しっかり理解しておくことが大切です。そのうえで、ご自身がこれからどのように生きたいかを考え、医師とよいコミュニケーションをとりながら、治療法を選んでください。</p>
<p>次のような点についてチェックすると、現状の把握や今後の治療法の検討に便利です。</p>
<h3>（表）　「上咽頭がんのチェックリスト」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="subject">チェック項目</td>
<td align="center" class="subject">それを知る意義</td>
</tr>
<tr>
<td>がんのできている部位</td>
<td rowspan="4">病期分類や治療法の選択に必要</td>
</tr>
<tr>
<td>がんの広がり（浸潤の程度）</td>
</tr>
<tr>
<td>リンパ節転移の有無と程度</td>
</tr>
<tr>
<td>遠くの臓器への転移の有無</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h3>（表）　「中咽頭がんのチェックリスト」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="subject">チェック項目</td>
<td align="center" class="subject">それを知る意義</td>
</tr>
<tr>
<td>がんのできている部位</td>
<td rowspan="5">病期分類や治療法の選択に必要</td>
</tr>
<tr>
<td>がんの大きさ</td>
</tr>
<tr>
<td>がんの広がり（浸潤の程度）</td>
</tr>
<tr>
<td>リンパ節転移の有無と程度</td>
</tr>
<tr>
<td>遠くの臓器への転移の有無</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h3>（表）　「下咽頭がんのチェックリスト」</h3>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="subject">チェック項目</td>
<td align="center" class="subject">それを知る意義</td>
</tr>
<tr>
<td>がんのできている部位</td>
<td rowspan="6">病期分類や治療法の選択に必要</td>
</tr>
<tr>
<td>がんの大きさ</td>
</tr>
<tr>
<td>がんの広がり（浸潤の程度）</td>
</tr>
<tr>
<td>声帯の状態</td>
</tr>
<tr>
<td>リンパ節転移の有無と程度</td>
</tr>
<tr>
<td>遠くの臓器への転移の有無</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h1 id="1-4">1-4.咽頭がん（上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がん）の進行度</h1>
<ul class="point">
<li>がんの大きさ、浸潤の程度、リンパ節転移の有無と程度、離れた臓器への転移の有無などで判断する。</li>
</ul>
<h2>上咽頭がん</h2>
<p>がんが上咽頭にとどまり、リンパ節転移も遠くの臓器への転移もない場合がⅠ期です。Ⅰ期とそれ以外で標準的な治療が異なります。</p>
<h3>（表）　「上咽頭がんの病期」</h3>
<p>①「T分類（がんの大きさ、浸潤の状態など）」</p>
<div class="table4 speed">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr>
<td class="i col-xs-4">TX</td>
<td class="col-xs-8">原発腫瘍の評価が不可能</td>
</tr>
<tr>
<td class="i">T0</td>
<td class="col-xs-8">原発腫瘍を認めない</td>
</tr>
<tr>
<td class="i">Tis</td>
<td class="col-xs-8">上皮内がん</td>
</tr>
<tr>
<td class="i">T1</td>
<td class="col-xs-8">上咽頭に限局する腫瘍、または中咽頭および / または鼻腔に進展する腫瘍</td>
</tr>
<tr>
<td class="ii">T2</td>
<td>傍咽頭間隙への進展を伴う腫瘍＊</td>
</tr>
<tr>
<td class="iii">T3</td>
<td>頭蓋底骨組織および / または副鼻腔に浸潤する腫瘍</td>
</tr>
<tr>
<td class="iv">T4</td>
<td>頭蓋内に進展する腫瘍および / または脳神経を取り囲む腫瘍、下咽頭、眼窩に浸潤する腫瘍、または側頭下窩 / 咀嚼筋間隙への進展を伴う腫瘍</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p class="quot">＊：傍咽頭間隙への進展とは、後外側への浸潤を意味する。</p>
<p>②「N分類（リンパ節への転移の状態）</p>
<div class="table4 speed">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr>
<td class="i col-xs-4">NX</td>
<td class="col-xs-8">所属リンパ節転移の評価が不可能</td>
</tr>
<tr>
<td class="i">N0</td>
<td class="col-xs-8">所属リンパ節転移なし</td>
</tr>
<tr>
<td class="i">N1</td>
<td class="col-xs-8">鎖骨上窩より上方の片側頸部リンパ節転移および / または片側 / 両側咽頭後リンパ節転移で最大径が6cm以下</td>
</tr>
<tr>
<td class="ii">N2</td>
<td>鎖骨上窩より上方の両側頸部リンパ節転移で最大径が6cm以下</td>
</tr>
<tr>
<td class="iii">N3a</td>
<td>最大径が6cmをこえるリンパ節転移</td>
</tr>
<tr>
<td class="iii">N3b</td>
<td>鎖骨上窩へのリンパ節転移</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p class="quot">注：正中リンパ節は同側リンパ節である。</p>
<p>③「M分類（遠隔転移の状態）</p>
<div class="table4 speed">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr>
<td class="i col-xs-4">M0</td>
<td class="col-xs-8">遠隔転移なし</td>
</tr>
<tr>
<td class="iv col-xs-4">M1</td>
<td class="col-xs-8">遠隔転移あり</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p>④「病気分類」</p>
<div class="table4 speed">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr>
<td class="i col-xs-3">０期</td>
<td class="col-xs-3">Tis</td>
<td class="col-xs-3">N0</td>
<td class="col-xs-3">M0</td>
</tr>
<tr>
<td class="i col-xs-3">Ⅰ期</td>
<td class="col-xs-3">T1</td>
<td class="col-xs-3">N0</td>
<td class="col-xs-3">M0</td>
</tr>
<tr>
<td class="ii col-xs-3">Ⅱ期</td>
<td class="col-xs-3">T1<br />T2</td>
<td class="col-xs-3">N1<br />N0/1</td>
<td class="col-xs-3">M0<br />M0</td>
</tr>
<tr>
<td class="iii col-xs-3">Ⅲ期</td>
<td class="col-xs-3">T1/2<br />T3</td>
<td class="col-xs-3">N2<br />N0/1/2</td>
<td class="col-xs-3">M0<br />M0</td>
</tr>
<tr>
<td class="iv col-xs-3">ⅣA期</td>
<td class="col-xs-3">T4</td>
<td class="col-xs-3">N0/1/2</td>
<td class="col-xs-3">M0</td>
</tr>
<tr>
<td class="iv col-xs-3">ⅣB期</td>
<td class="col-xs-3">Tに関係なく</td>
<td class="col-xs-3">N3</td>
<td class="col-xs-3">M0</td>
</tr>
<tr>
<td class="iv col-xs-3">ⅣC期</td>
<td class="col-xs-3" colspan="2">T，Nに関係なく</td>
<td class="col-xs-3">M1</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p class="quot">「頭頸部癌診療ガイドライン」2013年版、日本頭頸部癌学会編（金原出版）を参考に編集部にて作成。</p>
<h2>中咽頭がん</h2>
<p>がんの大きさ、どこに浸潤しているか、リンパ節転移の数や程度なども、病期の診断に関わっています。</p>
<h3>（表）　「中咽頭がんの病期」</h3>
<p>①「T分類（がんの大きさ、浸潤の状態など）」</p>
<div class="table4 speed">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr>
<td class="i col-xs-4">TX</td>
<td class="col-xs-8">原発腫瘍の評価が不可能</td>
</tr>
<tr>
<td class="i">T0</td>
<td class="col-xs-8">原発腫瘍を認めない</td>
</tr>
<tr>
<td class="i">Tis</td>
<td class="col-xs-8">上皮内がん</td>
</tr>
<tr>
<td class="i">T1</td>
<td class="col-xs-8">最大径が2cm以下の腫瘍</td>
</tr>
<tr>
<td class="ii">T2</td>
<td>最大径が2cmをこえるが4cm以下の腫瘍</td>
</tr>
<tr>
<td class="iii">T3</td>
<td>最大径が4cmをこえる腫瘍、または喉頭蓋舌面へ進展する腫瘍</td>
</tr>
<tr>
<td class="iv">T4a</td>
<td>喉頭，舌深層の筋肉 / 外舌筋（オトガイ舌筋，舌骨舌筋，口蓋舌筋，茎突舌筋）、内側翼突筋、硬口蓋、および下顎骨のいずれかに浸潤する腫瘍＊</td>
</tr>
<tr>
<td class="iv">T4b</td>
<td>外側翼突筋、翼状突起、上咽頭側壁、頭蓋底のいずれかに浸潤する腫瘍、または頸動脈を全周性に取り囲む腫瘍</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p class="quot">＊：舌根または喉頭蓋谷の原発腫瘍から喉頭蓋舌面粘膜への進展は喉頭浸潤ではない。</p>
<p>②「N分類（リンパ節への転移の状態）</p>
<div class="table4 speed">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr>
<td class="i col-xs-4">NX</td>
<td class="col-xs-8">所属リンパ節転移の評価が不可能</td>
</tr>
<tr>
<td class="i">N0</td>
<td class="col-xs-8">所属リンパ節転移なし</td>
</tr>
<tr>
<td class="i">N1</td>
<td class="col-xs-8">同側の単発性リンパ節転移で最大径が3cm以下</td>
</tr>
<tr>
<td class="ii">N2a</td>
<td>同側の単発性リンパ節転移で最大径が3cmをこえるが6cm以下</td>
</tr>
<tr>
<td class="ii">N2b</td>
<td>同側の多発性リンパ節転移で最大径が6cm以下</td>
</tr>
<tr>
<td class="ii">N2c</td>
<td>両側あるいは対側のリンパ節転移で最大径が6cm以下</td>
</tr>
<tr>
<td class="iii">N3</td>
<td>最大径が6cmをこえるリンパ節転移</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p class="quot">注：正中リンパ節は同側リンパ節である。</p>
<p>③「M分類（遠隔転移の状態）</p>
<div class="table4 speed">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr>
<td class="i col-xs-4">M0</td>
<td class="col-xs-8">遠隔転移なし</td>
</tr>
<tr>
<td class="iv col-xs-4">M1</td>
<td class="col-xs-8">遠隔転移あり</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p>④「病気分類」</p>
<div class="table4 speed">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr>
<td class="i col-xs-3">０期</td>
<td class="col-xs-3">Tis</td>
<td class="col-xs-3">N0</td>
<td class="col-xs-3">M0</td>
</tr>
<tr>
<td class="i col-xs-3">Ⅰ期</td>
<td class="col-xs-3">T1</td>
<td class="col-xs-3">N0</td>
<td class="col-xs-3">M0</td>
</tr>
<tr>
<td class="ii col-xs-3">Ⅱ期</td>
<td class="col-xs-3">T2</td>
<td class="col-xs-3">N0</td>
<td class="col-xs-3">M0</td>
</tr>
<tr>
<td class="iii col-xs-3">Ⅲ期</td>
<td class="col-xs-3">T1/2<br />T3</td>
<td class="col-xs-3">N1<br />N0/1</td>
<td class="col-xs-3">M0<br />M0</td>
</tr>
<tr>
<td class="iv col-xs-3">ⅣA期</td>
<td class="col-xs-3">T1/2/3<br />T4a</td>
<td class="col-xs-3">N2<br />N0/1/2</td>
<td class="col-xs-3">M0<br />M0</td>
</tr>
<tr>
<td class="iv col-xs-3">ⅣB期</td>
<td class="col-xs-3">T4b<br />Tに関係なく</td>
<td class="col-xs-3">Nに関係なく<br />N3</td>
<td class="col-xs-3">M0<br />M0</td>
</tr>
<tr>
<td class="iv col-xs-3">ⅣC期</td>
<td class="col-xs-3" colspan="2">T，Nに関係なく</td>
<td class="col-xs-3">M1</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p class="quot">「頭頸部癌診療ガイドライン」2013年版、日本頭頸部癌学会編（金原出版）を参考に編集部にて作成。</p>
<h2>下咽頭がん</h2>
<p>がんの大きさ、喉頭の状態（声帯が固定*されているかどうか）、どこに浸潤しているか、リンパ節転移の数や程度なども、病期の診断に関わってきます。</p>
<p class="quot">*声帯が固定される：がんが声帯まで浸潤して、うまく動かせない状態</p>
<h3>（表）　「下咽頭がんの病期」</h3>
<p>①「T分類（がんの大きさ、浸潤の状態など）」</p>
<div class="table4 speed">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr>
<td class="i col-xs-4">TX</td>
<td class="col-xs-8">原発腫瘍の評価が不可能</td>
</tr>
<tr>
<td class="i">T0</td>
<td class="col-xs-8">原発腫瘍を認めない</td>
</tr>
<tr>
<td class="i">Tis</td>
<td class="col-xs-8">上皮内がん</td>
</tr>
<tr>
<td class="i">T1</td>
<td class="col-xs-8">下咽頭の1 亜部位に限局し、および / または最大径が2cm以下の腫瘍</td>
</tr>
<tr>
<td class="ii">T2</td>
<td>片側喉頭の固定がなく，下咽頭の1 亜部位をこえるか、隣接部位に浸潤する腫瘍、または最大径が2cmをこえるが4cm以下で片側の喉頭の固定がない腫瘍</td>
</tr>
<tr>
<td class="iii">T3</td>
<td>最大径が4cmをこえるか、または片側喉頭の固定、または食道へ進展する腫瘍</td>
</tr>
<tr>
<td class="iv">T4a</td>
<td>甲状軟骨、輪状軟骨、舌骨、甲状腺、食道、頸部正中軟部組織＊ のいずれかに浸潤する腫瘍</td>
</tr>
<tr>
<td class="iv">T4b</td>
<td>椎前筋膜、縦隔に浸潤する腫瘍、または頸動脈を全周性に取り囲む腫瘍</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p class="quot">＊：頸部正中軟部組織には、前頸筋群および皮下脂肪組織が含まれる。</p>
<p>②「N分類（リンパ節への転移の状態）</p>
<div class="table4 speed">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr>
<td class="i col-xs-4">NX</td>
<td class="col-xs-8">所属リンパ節転移の評価が不可能</td>
</tr>
<tr>
<td class="i">N0</td>
<td class="col-xs-8">所属リンパ節転移なし</td>
</tr>
<tr>
<td class="i">N1</td>
<td class="col-xs-8">同側の単発性リンパ節転移で最大径が3cm以下</td>
</tr>
<tr>
<td class="ii">N2a</td>
<td>同側の単発性リンパ節転移で最大径が3cmをこえるが6cm以下</td>
</tr>
<tr>
<td class="ii">N2b</td>
<td>同側の多発性リンパ節転移で最大径が6cm以下</td>
</tr>
<tr>
<td class="ii">N2c</td>
<td>両側あるいは対側のリンパ節転移で最大径が6cm以下</td>
</tr>
<tr>
<td class="iii">N3</td>
<td>最大径が6cmをこえるリンパ節転移</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p class="quot">注：正中リンパ節は同側リンパ節である。</p>
<p>③「M分類（遠隔転移の状態）</p>
<div class="table4 speed">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr>
<td class="i col-xs-4">M0</td>
<td class="col-xs-8">遠隔転移なし</td>
</tr>
<tr>
<td class="iv col-xs-4">M1</td>
<td class="col-xs-8">遠隔転移あり</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p>④「病気分類」</p>
<div class="table4 speed">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr>
<td class="i col-xs-3">０期</td>
<td class="col-xs-3">Tis</td>
<td class="col-xs-3">N0</td>
<td class="col-xs-3">M0</td>
</tr>
<tr>
<td class="i col-xs-3">Ⅰ期</td>
<td class="col-xs-3">T1</td>
<td class="col-xs-3">N0</td>
<td class="col-xs-3">M0</td>
</tr>
<tr>
<td class="ii col-xs-3">Ⅱ期</td>
<td class="col-xs-3">T2</td>
<td class="col-xs-3">N0</td>
<td class="col-xs-3">M0</td>
</tr>
<tr>
<td class="iii col-xs-3">Ⅲ期</td>
<td class="col-xs-3">T1/2<br />T3</td>
<td class="col-xs-3">N1<br />N0/1</td>
<td class="col-xs-3">M0<br />M0</td>
</tr>
<tr>
<td class="iv col-xs-3">ⅣA期</td>
<td class="col-xs-3">T1/2/3<br />T4a</td>
<td class="col-xs-3">N2<br />N0/1/2</td>
<td class="col-xs-3">M0<br />M0</td>
</tr>
<tr>
<td class="iv col-xs-3">ⅣB期</td>
<td class="col-xs-3">T4b<br />Tに関係なく</td>
<td class="col-xs-3">Nに関係なく<br />N3</td>
<td class="col-xs-3">M0<br />M0</td>
</tr>
<tr>
<td class="iv col-xs-3">ⅣC期</td>
<td class="col-xs-3" colspan="2">T，Nに関係なく</td>
<td class="col-xs-3">M1</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p class="quot">「頭頸部癌診療ガイドライン」2013年版、日本頭頸部癌学会編（金原出版）を参考に編集部にて作成。</p>
<h1 id="1-5">1-5.咽頭がん（上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がん）の再発</h1>
<ul class="point">
<li>再発が起こりやすいのは、治療終了から3年間。</li>
<li>再発はがんがあった周辺に起きることも離れた部位に起きることもある。</li>
</ul>
<p>咽頭がんは、手術や放射線療法で取り除くことができても、その後に再発することがあります。手術や放射線療法でがんが消失したように見えても、肉眼では見えないがんが残っていることがあり、それが時間の経過とともに増殖してくることで再発が起こるのです。再発はがんがあった周囲の組織に起こることもありますし、リンパ節や離れた臓器への転移という形で現れてくることもあります。特に再発が起こりやすいのは、治療終了から3年間です。</p>
</div>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://gan-senshiniryo.jp/cancer/pharyngeal-cancer/cancer_2383/feed</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
	</channel>
</rss>
