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	<title>がんの生存率・再発率に関連する食事・栄養やサプリメント成分の研究比較 &#8211; がんの先進医療｜蕗書房</title>
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	<description>「がんの先進医療」では、がん治療の選択肢を広げる科学的な根拠に基づく「情報」を提供していきます。</description>
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		<title>宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・栄養やサプリメント成分の研究比較　第11回  白血病</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_7003</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 22 May 2024 16:22:41 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[がんの生存率・再発率に関連する食事・栄養やサプリメント成分の研究比較]]></category>
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					<description><![CDATA[宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・栄養やサプリメント成分の研究比較　第11回 白血病 本連載の記事一覧（その他のがん種）はコチラ &#160; 　がんに向き合ったとき、どのような食事や栄養、サプリメントを摂 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<div id="book_title">
<h1>宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・栄養やサプリメント成分の研究比較　第11回 白血病</h1>
</div>
<ul class="archlist2">
<li><a class="fade" href="#mg_list">本連載の記事一覧（その他のがん種）はコチラ</a></li>
</ul>
<p>&nbsp;</p>
<div id="author_exp">
<div class="author">
<p class="quot">　がんに向き合ったとき、どのような食事や栄養、サプリメントを摂取したらよいかと不安に思う方も多いでしょう。このシリーズではがん種ごとに特化した食事や栄養の情報に関して、研究成果をもつ書籍や論文を調査し、その結果を紹介。特定の論文だけでは判断せず、複数の論文で評価するように試みました。<br />
調査内容は国立がん研究センター予防研究グループがＨＰで公開している「多目的コホート研究」から「食品やサプリメント成分」の情報を。書籍『がん生存者のための栄養と運動のガイドライン（第4版）』から「生存率、再発率」などに言及している論文＆抄録の翻訳を。米国対がん協会（ＡＣＳ）、国際研究データベースPubmedからは「ヒト臨床試験の研究論文」の論文＆抄録を調べました。<br />
今月号では白血病について再発リスクや生存率などの研究成果をもつ論文を探し、食事内容や食材、栄養、サプリメント成分などの情報を紹介します。</p>
</div>
</div>
<h2>白血病とは？</h2>
<div class="txt">
<p>白血病は、「白血球」と呼ばれる血液の細胞から生じるがんの総称です。白血球は主に血液の中に存在していて、体内に侵入した病原微生物を排除し、感染症を防いでいます。<br />
この白血球は単一の細胞ではなく骨髄球系細胞（好中球、単球など）、リンパ球系細胞（Bリンパ球、Tリンパ球等）などといったように形態や機能の異なる細胞の集合体です。<br />
そのためがん化した細胞の種類で、骨髄性白血病、リンパ性白血病などに分類されます。また白血病細胞の増殖が非常に速い急性白血病と増殖が遅い慢性白血病に分類されます。<br />
これらを分類すると、急性骨髄性白血病（AML）、急性リンパ性白血病（ALL)、慢性骨髄性白血病（CML)、慢性リンパ性白血病（CLL）の４種類の病型となります。ほかに骨髄異形成症候群（MDS）もあります。<br />
急性白血病の症状については、貧血、疲れやすさ・顔色の悪さ・めまい・息切れ・頭痛、発熱、白血球減少による肺炎・敗血症（血液中で細菌が増殖する状態）、血小板減少による歯肉出血・鼻出血・皮下出血などの出血症状などの症状がみられます。</p>
</div>
<h2>白血病の発生率</h2>
<div class="txt">
<p>さまざまな種類がある白血病ですが、発症する割合は、急性リンパ白血病（ALL）が約70%。急性骨髄生白血病（AML）が約25％といわれます。日本での白血病発生率は年々増加傾向にあり2009年では年間人口10万人当り 6.3人(男7.8人 女4.9人)で、年間約7,900名が死亡しているといいます。<br />
男性が多いのは、骨髄性白血病が喫煙と関連があるために、比較的喫煙者の多い男性に見られるようです。<br />
白血病は小児から高齢者まで発生しますが、高齢者の発生率の多くは骨髄異形成症候群（MDS関連の白血病です。70～74歳代では年間人口10万人当り男23.3人、女9.9人、80～84歳代では10万人当り男42.8人、女19.9人ということです。<br />
一方、青年層の死因としては、事故死に次いで第二位を占めています。急性白血病と慢性白血病の比は約4：1で、急性白血病が多く、そのなかで骨髄性とリンパ性の比は、成人では約4：1、小児では約1：4となっています。慢性リンパ性白血病は欧米においては最も頻度の高い白血病で、全白血病の30％を占めていますが、日本では極めて稀で約２％です。欧米では、慢性リンパ性白血病と慢性骨髄性白血病の比は約8：1ですが、日本では約1：9です。</p>
</div>
<h2>白血病の発がんリスクの調査</h2>
<div class="txt">
<p>国立がん研究センター予防研究グループ　多目的コホート研究（JPHC研究）、全国11か所の保健所と国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、大学、研究機関、医療機関などとの共同研究、約10万人から生活習慣に関する情報を集め、長期にわたって生活習慣が疾病の発症に関連しているかを調査しています。平成21年度までは厚生労働省がん研究助成金による指定研究班として実施されていましたが、それ以降は独立行政法人国立がん研究センターによって実施されています。調査の結果、以下が挙げられました。</p>
</div>
<h2>発がんリスクが低下する食べ物</h2>
<div class="txt">
<p>「白血病の発がんリスクが低下する食べ物/飲み物」について調べたところ、コーヒー・緑茶について1件の論文が発表されています。<br />
コーヒーを「1日1杯以上飲む」グループは、コーヒーを「飲まない」グループに比べて、骨髄異形成症候群（MDS）のリスクが0.47倍と統計学的有位にリスクが低下しています。また、たばこを吸わない男性に限った分析では、統計学的有意ではないものの、急性骨髄性白血病（AML）・骨髄異形成症候群（MDS）ともにコーヒー摂取によるリスク低下の傾向が認められたという研究報告です（表1）。</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">研究素材／テーマ</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">研究内容</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">結果</td>
</tr>
<tr>
<td>コーヒー、緑茶</td>
<td>40～69歳の男女約9万5千人について食事に関するアンケート調査の結果から、コーヒー・緑茶摂取と急性骨髄性白血病（AML）・骨髄異形成症候群（MDS）のリスクとの関連について調べた。<br />
約18年の追跡期間中に、AML 85人、MDS 70人の罹患が確認された。</td>
<td>男性の骨髄異形成症候群（MDS）のリスクについては、コーヒーを「1日1杯以上飲む」グループは、コーヒーを「飲まない」グループに比べて、MDSのリスクが0.47倍と、統計学的有意にリスクが低下していた。また、たばこを吸わない男性に限った分析では、統計学的有意ではないが、AML・MDSともにコーヒー摂取によるリスク低下の傾向が認められた。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表１　白血病のリスクが低下する食べ物や飲み物</p>
</div>
</div>
<h2>発がんリスクが高まる食べ物</h2>
<div class="txt">
<p>「白血病の発がんリスクが悪化する食べ物/飲み物」について肉類・魚類および脂肪酸の摂取と急性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群罹患の罹患リスクとの関連を調べたところ、肉類、魚類、脂肪の中で、加工肉の摂取量が多いグループでは、摂取量が最も少ないグループに比べ、急性骨髄性白血病（AML）と骨髄異形成症候群（MDS）のリスクが高くなることが明らかになったという研究報告です（表２）。</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">研究素材／テーマ</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">研究内容</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">結果</td>
</tr>
<tr>
<td>肉類、魚類、および脂肪</td>
<td>がんの既往のない男女93,366人を、食物摂取頻度調査票の回答結果をもとに、肉類・魚類および脂肪酸の摂取と急性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群罹患の罹患リスクとの関連を調べた。<br />
追跡期間中(平均約14.4年)に、67人が急性骨髄性白血病（AML）、49人が骨髄異形成症候群（MDS）の罹患が確認された。</td>
<td>加工肉の摂取量が多いグループにおいて、摂取量が最も少ないグループに比べて、AML、または、MDSのリスクが高くなることが明らかになりました。そのほかの肉類、魚類および脂肪酸の摂取量とAML、または、MDSのリスクとは関連がみられませんでした。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表2　白血病のリスクが高まる食べ物や飲み物</p>
</div>
</div>
<h2>白血病患者の生存率、再発率、死亡率</h2>
<div class="txt">
<p>がん生存者のための栄養と運動のガイドライン（第4版）は、米国対がん協会が公表したガイドラインの書籍です。この中で、がん患者を対象とした食事や栄養に関する生存率や死亡率に関する論文情報が掲載されています。2011年以前に発表された論文であるため、該当食品を対象にPubMedに掲載された論文（2012年以降）の追加調査を実施しています。また多目的コホート研究の該当食品を対象に追加調査を実施しました。ここではエビデンスレベルの高い論文をピックアップしています。</p>
</div>
<h2>エビデンスレベルとは</h2>
<div class="txt">
<p>EBMの実践において、エビデンスの信頼度の程度を「エビデンスレベル」といいます（図1）。最もエビデンスレベルが高い情報源は、ランダム化比較試験のメタ・アナリシスです。過去に独立して行われた複数の臨床研究データを収集・統合した上で、統計的方法を用い解析した手法です。バイアスの影響を極力排除して、評価基準を統一したうえで、多くの研究結果を数量的、総括的に評価しています。<br />
一方システマティック・レビューとは一定の基準や方法論を元に質の高い臨床研究を調査したり、明確に作られた問いに対して系統的かつ明示的な方法で研究を同定、選択、評価したものです。システマティック・レビューの次にRCT（無作為化比較試験）、コホート研究、症例対照研究・症例集積研究・症例報告の順に信頼度のレベルが続きます。</p>
</div>
<p><img decoding="async" class="sp100" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/05/image1.png" alt="図１　エビデンスレベル" border="0" /></p>
<p class="quot">図１　エビデンスレベル</p>
<h2>白血病患者を対象とした　食べ物・食事・栄養</h2>
<div class="txt">
<p>「白血病患者の生存率や死亡リスクが改善される食べ物・食事・栄養」について調べましたが、報告されている研究論文はありませんでした。急性骨髄性白血病（AML）の発がんリスクを抑制する飲み物としてコーヒーの研究報告がありましたが、生存率や死亡リスクに言及した研究報告で「改善された」論文は確認できませんでした。<br />
一方、「白血病患者の生存率や死亡リスクが悪化する食べ物・食事・栄養」について調べたところ、3件の論文が発表されています。どれも「栄養状態」に関する論文で、肥満度（BMI）の高さは、急性骨髄性白血病（AML）や急性リンパ芽球性白血病（ALL）の死亡率の高さや低生存率と関連していました。また、低・中所得国の若年白血病患者では、低栄養が低生存率と関連していた。という報告です（表３）。</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">研究素材／テーマ</td>
<td class="subject col-xs-2" align="center">タイトル</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">研究内容</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">結果</td>
<td class="subject col-xs-2" align="center">掲載誌／<br />
掲載年／国</td>
</tr>
<tr>
<td>肥満、低栄養（栄養不良）</td>
<td>小児がん生存の予測因子としての診断時の栄養状態： 文献レビュー</td>
<td>【システマティックレビュー】<br />
小児がん患者において、診断時の栄養状態と全生存期間（OS）、無イベント生存期間（EFS）、再発、および治療関連毒性（TRT）との関連を報告する公表された証拠を要約した。</td>
<td>白血病、リンパ腫、および他の固形がんの小児患者を対象とした公表された研究では、特に、診断時の肥満度が高い白血病の小児においては、死亡と再発のリスクが30～50％増加した。同様に、骨肉腫とユーイング肉腫の栄養不良の小児では、治療関連毒性（TRT）※のリスクが高かった。</td>
<td>Review Diagnostics (Basel)誌　2022年　ギリシャ</td>
</tr>
<tr>
<td>栄養</td>
<td>小児および思春期の白血病治療における栄養の重要性</td>
<td>【システマティックレビュー】<br />
このトピックに関して利用可能なデータ（100件）のレビューが行われた。</td>
<td>小児および青年（0～19歳）の急性リンパ芽球性白血病（ALL）の患者において、特に低・中所得国で栄養不良が広くみられる。BMIで測定される肥満は、高所得国でのALLおよび急性骨髄性白血病（AML）の小児・青年患者における低生存率と関連している。対照的に、低・中所得国の若年白血病患者では、低栄養が低生存率と関連している。</td>
<td>Review Arch Med Res誌　 2016年　カナダ</td>
</tr>
<tr>
<td>肥満（栄養）</td>
<td>急性骨髄性白血病における肥満と自家幹細胞移植</td>
<td>急性骨髄性白血病（AML）と診断され、最初の完全寛解（CR）で自家移植された患者54人（年令中央値36.5歳）を肥満度指数（BMI=kg/m(2)）により3群（肥満、非肥満、低体重）に分類し、各群について移植関連毒性および死亡率、全生存期間、無病生存期間（OS/DFS）を解析した。</td>
<td>高BMIは治療関連毒性および死亡率の予測因子と思われる。さらに、55%の患者が完全寛解状態で生存し、76.5ヶ月の追跡期間中央値後に肥満群と非肥満群の間で全生存期間（OS）と無病生存期間（DFS）の統計的に有意な差が認められた。肥満はAML患者における自家移植の独立リスク因子であることが示唆される。</td>
<td>Bone Marrow Transplant誌　2001年　イタリア</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表3　白血病患者を対象とした食べ物・食事・栄養<br />
※治療関連毒性（TRT）：治療や医薬品の使用によって引き起こされる可能性のある有害な副作用や毒性<br />
白血病を対象とした食事に関するPubMed 収載論文の検索条件（2012 年以降）：<br />
leukemia ／ patients or diagnosis ／死亡率or 生存率or 再発／該当の食べ物再発／該当の飲み物</p>
</div>
</div>
<div class="txt">
<p>●「小児がん生存の栄養状態」についてのシステマティックレビューでは白血病、リンパ腫さらに他の固形がんの小児患者を対象とした研究で、特に診断時の肥満度が高い白血病の小児は、死亡と再発のリスクが30～50％増加しています。骨肉腫とユーイング肉腫の栄養不良の小児では、治療や医薬品の使用で引き起こされる可能性のある有害な副作用や毒性のリスクが高いことがわかりました。<br />
●「小児および思春期の白血病治療における栄養の重要性」のシステマティックレビューでは、100件のデータのレビューが行われました。小児および青年（0～19歳）の急性リンパ芽球性白血病（ALL）の患者では、特に低・中所得国で栄養不良が広くみられました。BMIで測定される肥満は、高所得国でのALLや急性骨髄性白血病（AML）の小児・青年患者の低生存率と関連していました。対照的に、低・中所得国の若年白血病患者では、低栄養が低生存率と関連していることがわかりました。<br />
●「急性骨髄性白血病における肥満と自家幹細胞移植」については、急性骨髄性白血病（AML）と診断され、最初の完全寛解（CR）で自家移植された患者54人（年令中央値36.5歳）を肥満度指数（BMI=kg/m(2)）により3群（肥満、非肥満、低体重）に分類し、各群の移植関連毒性、死亡率、全生存期間そして無病生存期間（OS/DFS）を解析しました。高BMIは治療関連毒性や死亡率の予測因子と思われます。肥満はAML患者では、自家移植の独立リスク因子であることが示唆されました。</p>
</div>
<h2>白血病患者を対象としたサプリメント成分に関する研究成果（1件/表４）</h2>
<div class="txt">
<p>2005年以降PubMedに掲載された論文を調査しました。研究情報のみのサイト（製品販売を含むサイトは除く）に掲載されている論文で、白血病患者を対象とした論文は1件。ランダム化比較試験にて行われたものです（表4）。<br />
●急性リンパ芽球性白血病でグレード2および3の口腔粘膜炎のある患者90人（平均年齢6.9歳）を対象に治療試験を行ったところ、ハチミツに加え、場合によっては、ほかの蜂産品やオリーブオイルの使用を推奨するという結論が出ました。</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">研究素材／テーマ</td>
<td class="subject col-xs-2" align="center">タイトル</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">研究内容</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">結果</td>
<td class="subject col-xs-2" align="center">掲載誌／<br />
掲載年／国</td>
</tr>
<tr>
<td>プロポリス</td>
<td>【ランダム化比較試験】<br />
化学療法誘発性口腔粘膜炎の治療におけるハチミツおよびハチミツ、蜜蝋、オリーブ油-プロポリス抽出物の混合物</td>
<td>エジプトの研究グループが、急性リンパ芽球性白血病でグレード2および3の口腔粘膜炎のある患者90人（平均年齢6.9歳）を対象に、ハチミツ群、HOPE（ハチミツ、オリーブオイル、プロポリス抽出物、蜜蠟の混合物）群、対照群の3つの均等な治療群に割り付け、それぞれの群にハチミツ混合物（HOPE）、ベンゾカインを塗布し、効果を評価した。</td>
<td>グレード2および3の化学療法誘発性口腔粘膜炎患者において、ハチミツがHOPE群または対照群よりも早い治癒効果を生み出した。化学療法誘発性口腔粘膜炎を対象にした今後の治療試験に、ハチミツおよび、場合によっては他の蜂産品やオリーブオイルの使用を推奨する。</td>
<td>Randomized Controlled Trial Pediatr Hematol Oncol誌　2012年　エジプト本</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表4　白血病患者を対象としたサプリメント成分<br />
食道がんを対象としたサプリメント成分に関するPubmed 収載論文の検索条件：<br />
agaricus blazei or lentinula edodes mycelia or birch bracket fungus or Ganoderma lucidum　or Phellinus linteus or　Sparassis crispa or fucoidan　or propolis / patient cancerうち「白血病」が含まれる論文を抽出（2005 年以降）</p>
</div>
</div>
<h2>総論</h2>
<div class="txt">今回の調査では白血病ならずとも、通常の健康管理に役立つような情報も見られました。<br />
まず注目したのがコーヒーによるリスクの軽減です。例えば肝がんでも、多目的コホート研究からの報告によると、「コーヒーをほぼ毎日飲む人では肝がんの発症率が約半分に減少し、1日の摂取量が増えるほど発生率が低下。1日5杯以上飲む人は、肝がんの発生率は4分の１になる」というものがあります。<br />
国立がん研究センターでもコーヒーの飲用は「がん発症のリスクを上げず、肝臓がんの発症リスクを確実に下げる」と判定しています。白血病でもリスクの低下が報告されているので、ほぼ安心できる飲み物でしょう。<br />
一方、リスクが高まる食品については、加工肉の摂取が挙げられていました。これも、他のがん種の研究でも警告されてきた食材ですので、気を付けたほうがいいと思われます。<br />
また栄養不良や肥満などもよい結果をもたらしていません。これらの結果から見ると、日ごろの食品選びについては、知識と情報を得、吟味していくことが大切だと感じました。</div>
<p><img decoding="async" class="sp100" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2019/10/gan_supple_3_007.png" alt="宮西ナオ子（みやにし・なおこ） 上智大学ポルトガル語学科卒業。生き方研究家・ライター・エッセイスト・女性能楽研究家・博士（総合社会文化）。著書に『朝2時間早く起きれば人生が変わる』『眠る前の7分間』『一週一菜の奇跡』『和ごころのある暮らし』など多数。２０１４年「東久邇宮文化褒賞」受賞。" border="0" /></p>
<p class="quot">宮西ナオ子（みやにし・なおこ）<br />
上智大学ポルトガル語学科卒業。生き方研究家・ライター・エッセイスト・女性能楽研究家・博士（総合社会文化）。著書に『朝2時間早く起きれば人生が変わる』『眠る前の7分間』『一週一菜の奇跡』『和ごころのある暮らし』など多数。２０１４年「東久邇宮文化褒賞」受賞。</p>
<h3>本記事の関連リンク</h3>
<div class="txt">
<br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement">「免疫力改善成分」を論文・データで比較検証　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/cancer-treatment">「免疫力改善成分」のがん種別論文・データ　&gt;&gt;</a></p>
<p><a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/agaricus">アガリクス　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/shiitake">シイタケ菌糸体　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/fukoidan">フコイダン　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/propolis">プロポリス　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/meshima">メシマコブ　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/reishi">霊芝　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/kabanoanatake">カバノアナタケ　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/hanabiratake">ハナビラタケ　&gt;&gt;</a>
</div>
<h1 id="ms_list">宮西ナオ子のがんに挑むサプリメント 徹底リサーチ</h1>
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_5802">第10回 β- グルカン（ベータグルカン）</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_5583">第9回 免疫力編</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4896">第8回 プロポリス</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4782">第7回 フコイダン</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4565">第6回 霊芝</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4167">第5回 メシマコブ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3965">第4回 ハナビラタケ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3810">第3回 カバノアナタケ（チャーガ）</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3775">第2回 シイタケ菌糸体</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3592">第1回 アガリクス</a></li>
</ul>
<p></p>
<h1 id="mg_list">宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・栄養や、サプリメント成分の研究比較</h1>
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_7003">第11回 白血病</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6888">第10回 食道がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6810">第9回 前立腺がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6672">第8回 胃がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6483">第7回 子宮がん、卵巣がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5998">第6回 膀胱がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5722">第5回 肝臓がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5666">第4回 膵臓がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5364">第3回 肺がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5170">第2回 大腸がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5050">第1回 乳がん</a></li>
</ul>
<h2>食事と栄養に関するニュース</h2>
<ul class="archlist">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition">がん闘病に必要な食事と栄養の最新ニュースや記事を掲載しています。</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement">がんと免疫力改善成分（アガリクス、フコイダンなど）のエビデンス比較を掲載しています。</a></li>
</ul>

</div>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>宮西ナオ子の がんの生存率・再発率に関連する食事・ 栄養や、サプリメント成分の研究比較 第10 回　食道がん</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6888</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 01 Mar 2024 20:18:50 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[がんの生存率・再発率に関連する食事・栄養やサプリメント成分の研究比較]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://gan-senshiniryo.jp/?p=6888</guid>

					<description><![CDATA[宮西ナオ子の がんの生存率・再発率に関連する食事・ 栄養や、サプリメント成分の研究比較 第10 回　食道がん 本連載の記事一覧（その他のがん種）はコチラ &#160; 　がん種ごとに特化した食事や栄養の情報に関して、研究 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<div id="book_title">
<h1>宮西ナオ子の がんの生存率・再発率に関連する食事・ 栄養や、サプリメント成分の研究比較 第10 回　食道がん</h1>
</div>
<ul class="archlist2">
<li><a class="fade" href="#mg_list">本連載の記事一覧（その他のがん種）はコチラ</a></li>
</ul>
<p>&nbsp;</p>
<div id="author_exp">
<div class="author">
<p class="quot">　がん種ごとに特化した食事や栄養の情報に関して、研究成果をもつ書籍や論文を調査し、その結果を紹介してきた本シリーズも今回で10 回目を迎えました。今回も調査をしたのは、いつものように国立がん研究センター予防研究グループがＨＰで公開している「多目的コホート研究」から「食品やサプリメント成分」の情報を。米国対がん協会（ＡＣＳ）が公表したガイドラインの書籍『がん生存者のための栄養と運動のガイドライン（第４版）』から「生存率、再発率」などに言及している論文＆抄録の翻訳を、国際研究データベースPubmed からは「ヒト臨床試験の研究論文」の論文＆抄録などです。<br />
報告は特定の論文だけで判断せず、複数の論文で評価するように試みています。今号では、食道がんについて再発リスクや生存率などの研究成果をもつ論文の食事内容や食材、サプリメント成分の情報を紹介します。</p>
</div>
</div>
<h2>食道がんとは？</h2>
<div class="txt">
<p>食道は咽頭と胃の間をつなぐ管状の臓器です。体の中心部にあり、気管、心臓、大動脈、肺などの臓器や背骨に囲まれています。内側から外側に向かって粘膜（粘膜上皮・粘膜固有層・粘膜筋板）、粘膜下層、固有筋層、外膜に分かれており、周囲にはリンパ節があります（図１）。食道には消化機能はありませんが、口から食べた食物を胃に送る働きをします。食物は重力で下に流れますが、同時に食道の壁の筋肉が動いて胃に送り込み、胃から食道に食物が逆流してこないようになっています。<br />
<img decoding="async" class="sp100" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/03/1-1-e1709273034125.png" alt="図１　食道壁の断面　『ライフライン21 がんの先進医療』VOL.24　「がん治療の基礎知識　食道がん」（鶴丸昌彦著）より転載" border="0" /></p>
<p class="quot">図１　食道壁の断面　『ライフライン21 がんの先進医療』VOL.24　「がん治療の基礎知識　食道がん」（鶴丸昌彦著）より転載</p>
<p>食道がんは、食道のどこにでもできる可能性がありますが、約半数が食道の中央付近、食道の内面をおおっている粘膜にできます。また、いくつも同時にできることもあります。<br />
食道の壁の粘膜内にとどまるがんを「早期食道がん」、粘膜内から粘膜下層までのがんを「食道表在がん」と呼びます。</p>
<p>食道の粘膜から発生したがんは、大きくなると食道の外側へと広がっていき（浸潤）、食道の壁を越えて気管や大動脈など周囲の臓器にまで広がっていきます。さらに広がると食道の壁内にあるリンパ管や血管にがんが浸潤し、リンパ液や血液の流れに乗って食道外にあるリンパ節や肺、肝臓など他の臓器に転移することがあります。</p>
<p>食道がんの初期は自覚症状がないことがほとんどです。しかし進行するにつれて、飲食時の胸の違和感を感じるようになります。</p>
<p>胸の違和感、飲食物を飲み込んだときに胸の奥がチクチク痛む、熱いものを飲み込んだときにしみる感じなどです。さらに大きくなるにつれ食道の内側が狭くなるので、飲食物がつかえやすくなり、最終的には食道をふさぐので水も通らなくなり、唾液も飲み込めなくなります。そのため体重も減少します。</p>
<p>またがんが進行して食道の壁を越え、周囲にある肺・背骨・大動脈などに浸潤すると、胸の奥や背中に痛みを感じるようになります。</p>
<p>気管や気管支を圧迫したり、気管や気管支などに浸潤したりすると、その刺激によって咳が出て、声帯を調節している神経に浸潤すると声がかすれることもあります。</p>
<p>がんの組織型分類（がんの種類による分類）では、食道がんの組織型は、扁平上皮がんが90％弱。腺がんタイプは7％程度です。この２つ以外の組織型の場合もあります。</p>
</div>
<h2>食道がんの発がんリスク</h2>
<div class="txt">
<p>国立がん研究センター予防研究グループ　多目的コホート研究（ＪＰＨＣ研究）は、全国11カ所の保健所と国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、大学、研究機関、医療機関などとの共同研究です。約10万人から生活習慣に関する情報を集め、長期にわたって生活習慣が疾病の発症に関連しているかを調査しています。平成21年度までは厚生労働省がん研究助成金による指定研究班として実施されていましたが、以降は独立行政法人国立がん研究センターによって実施されています。この調査では発がんリスクが低下する食べ物1件と発がんリスクが高まる食べ物2件が見つかりました。</p>
</div>
<h2>食道がんの発がんリスクが低下する食べ物や飲み物</h2>
<div class="txt">
<p>「食道がんの発がんリスクが低下する食べ物／飲み物」について調べたところ、1件の論文が発表されています（表１）。野菜や果物の合計摂取量が1日当たり１００ｇ増加すると、食道がんになるリスクが約10％低下。喫煙と大量飲酒（２合以上）のグループの場合は、野菜・果物の合計摂取量が１日当たり１００ｇ増加すると、食道がんになるリスクが約20％低下した研究報告が見つかりました。</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">研究素材／テーマ</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">研究内容</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">結果</td>
</tr>
<tr>
<td>野菜・果物</td>
<td>45 ～ 74 歳の男性約39,000人について、食事に関するアンケート調査の結果から野菜・果物の1日当たりの摂取量を推定し、食道がんとの関係について調べました。2004年までの追跡期間中（約8年）に、116人が食道がんと診断されました。</td>
<td>野菜や果物の合計摂取量が増えると、食道がんのリスクが低下する傾向にあり、野菜・果物の合計摂取量が1日当たり100g増加すると、食道がんのリスクが約10%低下していました。さらに、喫煙・飲酒習慣別に検討した結果、喫煙と大量飲酒（2合以上）のグループでは、野菜・果物の合計摂取量が1日当たり100g増加すると、食道がんのリスクが約20%低下していました。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表１　食道がんの発がんリスクが低下する食べ物や飲み物</p>
</div>
</div>
<h2>食道がんの発がんリスクが高まる食べ物や飲み物</h2>
<div class="txt">
<p>「食道がんの発がんリスクが高まる食べ物／飲み物」について調べたところ、２件の論文がありました（表２）。ビタミンＢ12の食事摂取が多いほど食道がんになるリスクが高くなりました。飲酒経験のない人では、<br />
ビタミンＢ12とメチオニンの摂取量が多いグループで食道がんの罹患リスクが高まりました。<br />
もう一つの論文では、お酒を飲まないグループに比べて、1日当たり日本酒にして1合から２合のグループで２・６倍、２合以上のグループで４・６倍高くなったといいます。</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">研究素材／テーマ</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">研究内容</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">結果</td>
</tr>
<tr>
<td>ビタミンB12、ビタミンB6、葉酸、メチオニン</td>
<td>45 ～ 74 歳の男女87,053 人を対象に、食物摂取頻度調査票の回答結果をもとに、ビタミンB12、ビタミンB6、葉酸、メチオニンの摂取量を推定し、その後の食道がん罹患との関連を調べました。2015年までの追跡期間中に、計427人（男性382人、女性45人）が食道がんに罹患しました。</td>
<td>ビタミンB12の食事摂取が多いほど、食道がん罹患リスクが高いことが示されました。<br />
アルコールの摂取状況で対象者を分けたところ、飲酒経験のない人では、ビタミンB12とメチオニンの摂取量が多いグループで食道がんの罹患リスクが高くなりました。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表２　食道がんの発がんリスクが高まる食べ物や飲み物</p>
</div>
</div>
<h2>食道がんの生存率、再発率、死亡率</h2>
<div class="txt">
がん生存者のための栄養と運動のガイドライン（第４版）は、米国対がん協会が公表したガイドラインの書籍です。２０１１年以前に発表された論文なので該当食品を対象にPubMed に掲載された論文（２０１２年以降）と、多目的コホート研究の該当食品を対象に追加調査を実施したところ、２０１２年以降にPubMed に掲載された論文が見つかりました。<br />
ここで見られる「エビデンスレベル」とは、レベル６まで分かれていますが、最も厳しいレベル１に分類されるのがシステマティック（系統的）レビューやメタアナリシス分析です。システマティックレビューは実施計画や実施状況、解析方法など一定の条件を満たした試験の論文を集め、内容を厳しく吟味した結果を報告したもの。「メタ解析」はシステマティックレビューの一つで「メタアナリシス」ともいいますが、病気や治療法など共通した研究データを集め、統計学的な手法でデータを統合、総合的に評価する方法です。また「ランダム化比較試験」とは、複数の治療法の効果を比べるときに、患者さんをくじ引きや乱数表などの「ランダム化」と呼ばれる手法を使いグループ分けを行う試験のことです（図１）。食道がん患者を対象とした食事に関する論文は６件ありました。
</div>
<p><img decoding="async" class="sp100" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/03/2-e1709488186205.png" alt="図１　エビデンスレベル" border="0" /></p>
<p class="quot">図１　エビデンスレベル</p>
<h2>食道がん患者に良い食べ物・飲み物</h2>
<div class="txt">
「食道がん患者の生存率や死亡リスクが改善される食べ物」について調べたところ、２件の論文が発表されています（表３）。1つ目は「食事からの葉酸摂取」について。食道扁平上皮がんの死亡リスク低下と関連することが示されました。２つ目は「女性、非喫煙者、非飲酒者における新鮮な果物の摂取（年間12回以上）」についてです。食道扁平上皮がんの長期的死亡リスクを低下させるという研究報告が出ています。
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">研究素材／テーマ</td>
<td class="subject col-xs-2" align="center">タイトル</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">研究内容</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">結果</td>
<td class="subject col-xs-2" align="center">掲載誌／<br />掲載年／国</td>
</tr>
<tr>
<td>葉酸</td>
<td>食道がん患者における食事因子と死亡リスク：系統的レビュー</td>
<td>【システマティックレビュー】<br />
6つの電子データベース（PubMed、Web of Science、OVID、ProQuest、CNKI、Wanfang）を用いて、2019 年10 月までに発表された研究を対象に、食事摂取量と全死因死亡率、食道がん特異的死亡率、食道がん再発との関連を調べた。</td>
<td>食事からの葉酸摂取は食道扁平上皮がんの死亡リスク低下と関連することが示された。</td>
<td>BMC Can-cer.誌　2020年中国</td>
</tr>
<tr>
<td>果物</td>
<td>新鮮な果物の摂取は食 道がんの長期的死亡 リスクを低下させる可 能性がある： Linxian 異形成栄養介入試験 （NIT）コホートにおけ る30 年間の追跡調査</td>
<td>【コホート研究】<br />
食道扁平上皮異形成を有する3,318 人を対象に、1985 年から2015 年 までの30 年間の追跡調査を行い、 新鮮な果物の摂取と上部消化管が ん（UGI）の長期リスクとの関連 を調べた。</td>
<td>新鮮な果物の年間12 回以上 の摂取は、この異形成集団、 特に女性、非喫煙者、非飲酒 者において、食道扁平上皮が ん（ESCC）の長期的死亡リ スクを低下させる可能性がある。</td>
<td>Thorac Cancer. 誌 2020年中国</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表3　食道がん患者の生存率や死亡リスクが改善される食べ物／飲み物</p>
</div>
</div>
<h2>食道がん患者に悪い食べ物／飲み物</h2>
<div class="txt">
<p>「食道がん患者の生存率や死亡リスクが悪化する食べ物」について調べたところ、2件の論文が発表されています（表４）。1つ目は「システマティックレビュー」で２０１９年10月までに発表された研究を対象に、食事摂取量と全死因死亡率、食道がん特異的死亡率、食道がん再発との関連を調べたところ、アルコールの摂取は食道扁平上皮がんの死亡リスクの上昇と関連するという結果です。
</p></div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">研究素材／テーマ</td>
<td class="subject col-xs-2" align="center">タイトル</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">研究内容</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">結果</td>
<td class="subject col-xs-2" align="center">掲載誌／<br />掲載年／国</td>
</tr>
<tr>
<td>アルコール</td>
<td>食道がん患者における食事因子と死亡リスク：系統的レビュー</td>
<td>【システマティックレビュー】<br />
6 つの電子データベース （PubMed、Web of Science、 OVID、ProQuest、CNKI、 Wanfang）を用いて、2019 年10 月までに発表された研究を対象に、 食事摂取量と全死因死亡率、食道 がん特異的死亡率、食道がん再発 との関連を調べた。</td>
<td>アルコール摂取は食道扁平上皮がんの死亡リスクの上昇と関連することが示された。</td>
<td>Cancer Causes Control. 誌　2015年アメリカ</td>
</tr>
<tr>
<td>加糖飲料（糖分の多い飲料）</td>
<td>上部消化管のがん患者における糖分の多い飲料と生存率との関連</td>
<td>ロサンゼルス郡で実施された集団 ベースの症例対照研究のデータを 用いて、上部消化管がん（UADT） 患者601 名を対象に、加糖飲料 （糖分の多い飲料）と上部消化管 がん感受性およびUADT 患者の 全生存率との関連を調べた。</td>
<td>糖分の多い飲料の多量摂取は、上部消化管がん（UADT）がんの生存率の低下と関連することが示唆される。加糖飲料とがん感受性の間には関連は認められなかった。</td>
<td>Cancer Causes Control. 誌 2016年アメリカ</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表４　食道がん患者の生存率や死亡リスクが悪化する食べ物／飲み物</p>
</div>
</div>
<div class="txt">
２つ目はコホート研究で集団ベースの症例対照研究のデータを用いたところ糖分の多い飲料の多量摂取は上部消化管がん（食道・胃・十二指腸）の生存率の低下と関連するという研究結果でした。<br />
死亡リスクが低下する食べ物が2件。生存率が悪化する食べ物が2件、関連しなかった食べ物が1件となりました（表５）。二重盲検ランダム化比較試験によると、葉酸およびビタミンＢ12の補給は、進行食道胃がん患者の生存率と関連しなかったこ<br />
とがわかりました。</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">研究素材／テーマ</td>
<td class="subject col-xs-2" align="center">タイトル</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">研究内容</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">結果</td>
<td class="subject col-xs-2" align="center">掲載誌／<br />掲載年／国</td>
</tr>
<tr>
<td>葉酸、ビタミン12</td>
<td>進行食道胃がん患者におけるビタミン補給併用・非併用のゲムシタビンおよびシスプラチンの無作為化第2相試験</td>
<td>【二重盲検ランダム化比較試験】<br />
進行食道胃がん（AEGC）患者 を対象に、シスプラチンとゲム シタビンの緩和的初回治療に葉 酸とビタミンB12 を併用する 群と併用しない群に無作為に割 り付けて、奏効率（RR）、全生 存期間（OS）、無増悪期間（PFS） などを評価した。</td>
<td>葉酸およびビタミン B12 の補給は、進行 食道胃がん患者におけるシスプラチンおよびゲムシタビンの奏効率（RR）、全生存期間（OS）、無増悪期間（PFS）を改善しない。</td>
<td>Clinical Trial Cancer Chemother Pharmacol. 誌 2018 年 オランダ</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表5　食道がん患者の生存率と関連しなかった食べ物／飲み物<br />
食道がんを対象とした食事に関するPubMed 収載論文の検索条件（2012 年以降）：esophageal cancer ／ patients or<br />
diagnosis ／死亡率or 生存率or 再発／該当の食べ物再発／該当の飲み物
</p>
</div>
</div>
<h2>食道がん患者を対象としたサプリメント成分（表６）</h2>
<div class="txt">
PubMed に掲載された論文（２ ００５年以降）の研究情報のみのサイト、つまり製品販売を含むサイトは除いた論文を探したところ、食道がん患者を対象とした論文は1件でした。化学療法を実施中のがん患者７名（再発食道がん１名含む）を対象にしたところ、シイタケ菌糸体を摂取するとＱＯＬ（生活の質）と免疫機能が改善されることが示唆されました。
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">研究素材／テーマ</td>
<td class="subject col-xs-2" align="center">タイトル</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">研究内容</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">結果</td>
<td class="subject col-xs-2" align="center">掲載誌／<br />掲載年／国</td>
</tr>
<tr>
<td>シイタケ菌糸体</td>
<td>がん化学療法中の患者におけるシイタケ菌糸体エキス経口投与の有用性と安全性</td>
<td>化学療法を実施中のがん患者7 名（再発食道がん１名含む）を 対象に、治療1 コース目は単独 化学療法、2 コース目はシイタ ケ菌糸体を併用した。</td>
<td>シイタケ菌糸体を摂 取するとQOL と免 疫機能を改善するこ とが示唆された。</td>
<td>Am J Chin Med 誌 2011年日本</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表６　食道がん患者を対象としたサプリメント成分<br />
食道がんを対象としたサプリメント成分に関するPubmed 収載論文の検索条件： agaricus blazei or lentinula edodes mycelia or Inonotusobliquus or Ganoderma lucidum　or Phellinus linteus or Sparassis crispa or fucoidan　or propolis / patient cancer のうち「食道がん」が含まれる論文を抽出（2005 年以降）</p>
</div>
</div>
<h2>総論</h2>
<div class="txt">
今回の調査でも多くのがん種同 様、野菜や果物の摂取がリスクを下げる効果があることがわかりました。しかし、「ビタミンＢ 12 の摂取が多いほど、リスクが高まる」という結果に疑問を持ち、さらに調べてみました。 </p>
<p>ビタミンＢ 12はしじみやあさりな どの貝類、さんまやいわしなどの青 魚、牛・豚・鶏肉のレバーなどで補 える栄養素です。不足すると貧血が 起きたり筋力が低下したり疲労や息切れ、めまいの原因にもなる大切な栄養素だからです。 </p>
<p>そこで国立研究開発法人がん研究センター、がん対策研究所予防関連プロジェクトのＨＰで詳細を見ると、ビタミンＢ群やメチオニンはＤＮＡの合成やメチル化に関与する栄養素であることから、発がんに関係する可能性が示唆されることが認められ、すでに食事からのビタミンＢ12や葉酸が大腸がんや肺がんリスクと関係するという報告はあります。とはいえ、食道がんとの関連についてはコホート研究が少ないためよくわかっていないようです。また本文でも述べましたが、二重盲検ランダム化比較試験によると、葉酸およびビタミンＢ12の補給は、進行食道胃がん患者の生存率とは関連しなかったことがわかっています。</p>
<p>ここで興味深かったのは、アルコールそのものは食道がんのリスク因子ですが、これがビタミンＢ12や葉酸の吸収や代謝に影響を与えるために、飲酒習慣の有無で分けたところ、ビタミンＢ12とメチオニンは、飲酒習慣のないグループで食道がん罹患リスクが上がり、飲酒習慣のある人ではリスクとの関連は見られなかったといいます。すでに動物実験などで指摘されているようですが、ビタミンＢ12もメチオニンも、アルコール摂取があると吸収不良や作用が低下するために飲酒経験のない人では、アルコールによる吸収不良が起こらず、ビタミンＢ12やメチオニンの摂取が多いほど、食道がんの罹患リスクが高くなったことが考えられるといいます。</p>
<p>とはいえこれらについては、まだまだ研究が少なく結果が一致していないため、今回の結果を確認するためには、今後の研究が必要だということです。さらなる研究を期待しています。</p>
</div>
<p><img decoding="async" class="sp100" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2019/10/gan_supple_3_007.png" alt="宮西ナオ子（みやにし・なおこ） 上智大学ポルトガル語学科卒業。生き方研究家・ライター・エッセイスト・女性能楽研究家・博士（総合社会文化）。著書に『朝2時間早く起きれば人生が変わる』『眠る前の7分間』『一週一菜の奇跡』『和ごころのある暮らし』など多数。２０１４年「東久邇宮文化褒賞」受賞。" border="0" /></p>
<p class="quot">宮西ナオ子（みやにし・なおこ）<br />
上智大学ポルトガル語学科卒業。生き方研究家・ライター・エッセイスト・女性能楽研究家・博士（総合社会文化）。著書に『朝2時間早く起きれば人生が変わる』『眠る前の7分間』『一週一菜の奇跡』『和ごころのある暮らし』など多数。２０１４年「東久邇宮文化褒賞」受賞。</p>
<h3>本記事の関連リンク</h3>
<div class="txt">
<br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement">「免疫力改善成分」を論文・データで比較検証　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/cancer-treatment">「免疫力改善成分」のがん種別論文・データ　&gt;&gt;</a></p>
<p><a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/agaricus">アガリクス　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/shiitake">シイタケ菌糸体　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/fukoidan">フコイダン　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/propolis">プロポリス　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/meshima">メシマコブ　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/reishi">霊芝　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/kabanoanatake">カバノアナタケ　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/hanabiratake">ハナビラタケ　&gt;&gt;</a>
</div>
<h1 id="ms_list">宮西ナオ子のがんに挑むサプリメント 徹底リサーチ</h1>
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_5802">第10回 β- グルカン（ベータグルカン）</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_5583">第9回 免疫力編</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4896">第8回 プロポリス</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4782">第7回 フコイダン</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4565">第6回 霊芝</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4167">第5回 メシマコブ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3965">第4回 ハナビラタケ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3810">第3回 カバノアナタケ（チャーガ）</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3775">第2回 シイタケ菌糸体</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3592">第1回 アガリクス</a></li>
</ul>
<p></p>
<h1 id="mg_list">宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・栄養や、サプリメント成分の研究比較</h1>
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_7003">第11回 白血病</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6888">第10回 食道がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6810">第9回 前立腺がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6672">第8回 胃がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6483">第7回 子宮がん、卵巣がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5998">第6回 膀胱がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5722">第5回 肝臓がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5666">第4回 膵臓がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5364">第3回 肺がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5170">第2回 大腸がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5050">第1回 乳がん</a></li>
</ul>
<h2>食事と栄養に関するニュース</h2>
<ul class="archlist">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition">がん闘病に必要な食事と栄養の最新ニュースや記事を掲載しています。</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement">がんと免疫力改善成分（アガリクス、フコイダンなど）のエビデンス比較を掲載しています。</a></li>
</ul>

</div>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・栄養や、 サプリメント成分の研究比較　第9回　前立腺がん</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6810</link>
					<comments>https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6810#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 16 Nov 2023 06:23:01 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[がんの生存率・再発率に関連する食事・栄養やサプリメント成分の研究比較]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://gan-senshiniryo.jp/?p=6810</guid>

					<description><![CDATA[宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・栄養や、 サプリメント成分の研究比較　第9回　前立腺がん 本連載の記事一覧（その他のがん種）はコチラ &#160; 　本シリーズでは、がん種ごとに特化した食事や栄養の情報に [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<div id="book_title">
<h1>宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・栄養や、<br />
サプリメント成分の研究比較　第9回　前立腺がん</h1>
</div>
<ul class="archlist2">
<li><a class="fade" href="#mg_list">本連載の記事一覧（その他のがん種）はコチラ</a></li>
</ul>
<p>&nbsp;</p>
<div id="author_exp">
<div class="author">
<p class="quot">　本シリーズでは、がん種ごとに特化した食事や栄養の情報に関しての研究成果をもつ書籍や論文を調査し、結果を紹介しています。国立がん研究センター予防研究グループがHP で公開している「多目的コホート研究」から「食品やサプリメント成分」の情報を。書籍『がん生存者のための栄養と運動のガイドライン（第４版）』から「生存率、再発率」などに言及している論文＆抄録の翻訳を。米国対がん協会（ＡＣＳ）、国際研究データベースPubmed からは「ヒト臨床試験の研究論文」の論文＆抄録などです。<br />
　特定の論文だけで判断せず、複数の論文で評価するように試みました。今月号では前立腺がんに特化した再発リスクや生存率などの研究成果をもつ論文の食事内容や、食材、サプリメント成分の情報を調べました。</p>
</div>
</div>
<h2>前立腺がんとは？</h2>
<div class="txt">
<p>　前立腺とは膀胱のすぐ下にある男性特有の器官です。加齢に伴い尿道を取り囲むようになりますが、通常は３～４㎝程度で、精子の運動や円滑な移動を助ける前立腺液を産生します。この前立腺から発生するのが前立腺がんです。まだはっきりとした原因はわかっていませんが、遺伝や加齢、男性ホルモン、食生活などが関係していると考えられています。</p>
<p>　早期はほとんど自覚症状がなく、排尿困難や頻尿などの症状は進行した場合に起こり得ますが、前立腺肥大症の症状と同じです。<br />
　とはいえ前立腺がんが進行すると骨やリンパ節などへの転移が認められ、骨転移の場合は腰痛などの症状を自覚することがあります。</p>
<p>　前立腺がん検診で行われる検査はＰＳＡ値の測定です。ＰＳＡとは前立腺特異抗原(Prostate Specific Antigen)の頭文字をとった略称で、前立腺でつくられるタンパク質です。採血で測定し、前立腺がんの腫瘍マーカーとして用いられています。年齢によって基準値が設けられていますが、一般的に４ng／㎖未満が正常です。ＰＳＡ値が高くなるにつれ、前立腺がんである可能性も高くなりますが、前立腺肥大症や前立腺炎でも高値になることがあるため、基準値以上であるからといって、必ずしも前立腺がんであるとは限らず、基準値以上の場合は、より詳しい検査が必要となります。</p>
<p>　２０１８年の国立がん研究センターがん情報サービスのデータでは、少し古いのですが、２０１７年の「がん統計予測」では前立腺がんは胃がんや肺がんに次いで男性の発症するがんのなかでは第３位になっています。一生涯で前立腺がんになる確率は11人に1人と計算されています。治療方法は、がんの状態や年齢などによって異なりますが、手術や放射線治療、薬物療法を組み合わせて行います。</p>
</div>
<h2>コホート調査より</h2>
<div class="txt">
<p>　まずは国立がん研究センター予防研究グループ多目的コホート研究（ＪＰＨＣ研究）から調査しました。全国11カ所の保健所と国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、大学、研究機関、医療機関などとの共同研究で、約10万人から生活習慣に関する情報を集め、長期にわたって生活習慣が疾病の発症に関連しているかを調査したものです。平成21年度までは厚生労働省がん研究助成金による指定研究班として実施していましたが、以降は独立行政法人国立がん研究センターによって実施されています。この調査の結果、「発がんリスクが低下する食べ物／飲み物４件」「発がんリスク・死亡リスクが高まる食べ物／飲み物５件」「発がんリスクと関連がなかった食べ物／飲み物３件」が見つかりました。</p>
</div>
<h2>発がんリスクが低下する食べ物／ 飲み物</h2>
<div class="txt">
<p>　「発がんリスクが低下する食べ物／飲み物」について調べたところ、４件の論文が発表されています。「大豆製品やイソフラボンの多量摂取」は前立腺内にとどまる限局がんの発がんリスクを低下させます。また、「緑茶飲用の多量摂取」と「食物繊維の多量摂取」では進行前立腺がんの発がんリスクが低下する傾向が見られました。さらに野菜や果物、キノコ類などが関連するといわれる「健康型」食事パターンのスコアが高いグループでは発がんリスクが低下する傾向が見られました。（表１）</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">研究素材／テーマ</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">研究内容</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">結果</td>
</tr>
<tr>
<td>大豆製品、イソフラボン</td>
<td>40～69 歳の男性約４万3000人を対象に、平成16（2004）年まで追跡した結果に基づいて、食事摂取頻度アンケートから算出したイソフラボン（ゲニステインまたはダイゼイン）の摂取量で４グループに分け、前立腺がんのリスクを比較しました。追跡期間中に、307 人が前立腺がんに罹患しました。</td>
<td>前立腺がんを、前立腺内にとどまる限局がんと、前立腺を超えて広がる進行がんに分けて比べてみると、限局がんのリスクは、大豆製品、ゲニステイン、ダイゼインの摂取量が多ければ多いほど低下するという結果が見られました。</td>
</tr>
<tr>
<td>緑茶</td>
<td>40～69 歳の男性約５万人を対象に、平成16（2004）年まで追跡した調査結果に基づいて、緑茶飲用の摂取量で４グループに分け、前立腺がんのリスクを比較しました。追跡期間中に404 人が前立腺がんに罹患しました。そのうち114 人は前立腺を超えて広がっている進行性、271 人は前立腺内にとどまる限局性の前立腺がんでした（19 人はどちらか不明）。</td>
<td>前立腺内にとどまる限局がんと、前立腺を超えてひろがる進行がんに分けて、緑茶飲用によるリスクを比べたところ、緑茶飲用の摂取量が多ければ多いほど、進行前立腺がんのリスクが低下するという結果が見られました。緑茶を1日5杯以上飲むグループでは、1日一杯未満飲むグループと比べると、リスクが約50％低下しました。</td>
</tr>
<tr>
<td>食物繊維</td>
<td>45～74 歳の男性約４万3435 人を、平成21（2009）年まで追跡した調査結果に基づいて、アンケート調査から食物繊維摂取量を４つのグループに分けて、その後の前立腺がんのリスクを比較しました。食物繊維は、大豆などに多く含まれている不溶性食物繊維と、野菜・果物などに多く含まれている水溶性食物繊維に分けられますので、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維についても同様に比べました。約12 年の追跡期間中に、825 人が前立腺がんに罹患しました。そのうち、限局がんが582 名、進行がんが213 名でした（病期不明が30 名）。</td>
<td>前立腺がんのリスクは高齢など他の要因によっても高くなることがわかっていますので、あらかじめこれらの影響を除いて検討しました。PSA 検査を受けずに、自覚症状で発見された前立腺がんに限定して、食物繊維との関連を見ました。その結果、食物繊維と不溶性食物繊維の摂取が２番目に多いグループ以上で、進行前立腺がんのリスクの低下がみとめられました。このことから、極端に食物繊維の摂取量が少ないグループでリスクが上がる、とも考えられます。</td>
</tr>
<tr>
<td>食事パターン（健康型）</td>
<td>45～74 歳の男性４ 万3469 人を平成24(2012) 年まで追跡した調査結果に基づいて、アンケート調査結果から野菜や果物、いも類、大豆製品、きのこ類、海そう類、脂の多い魚、緑茶などが関連した「健康型」、肉類・加工肉、パン、果物ジュース、コーヒー、ソフトドリンク、マヨネーズ、乳製品、魚介類などが関連した「欧米型」、ご飯、みそ汁、漬け物、魚介類、果物などが関連した「伝統型」の３つの食事パターンを抽出しました。前立腺がんのリスクを比較しました。３つの食事パターンについて、各対象者におけるパターンのスコアにより５つのグループに分け、その後の前立腺がん罹患との関連を調べました。約14 年の追跡期間中に、1156 例が新たに前立腺がんと診断されました。</td>
<td>前立腺がんのリスクは高齢など他の要因によっても高くなることがわかっていますので、あらかじめこれらの影響を除いて検討しました。PSA 検査を受けずに、自覚症状で発見された前立腺がんに限定して、食事パターンとの関連を見ました。その結果、健康型食事パターンのスコアが最大のグループ（Q5）では、最小のグループ（Q1）と比較して、前立腺がん（全症例）のリスクが約30% 低下し、特に限局がんではその傾向が顕著でした。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表１　前立腺がんのリスクを下げる食べ物／飲み物</p>
</div>
</div>
<h2>発がんリスク・死亡リスクが高まる食べ物／飲み物</h2>
<div class="txt">
<p>　「発がんリスクが高まる食べ物/ 飲み物」について調べたところ、４件の論文が発表されています。「乳製品、牛乳、ヨーグルト」「カルシウム、飽和脂肪酸」の多量摂取で前立腺がんの発がんリスクが高くなりました。また、「アルコール」の多量摂取で進行前立腺がんの発がんリスクが高くなる傾向が見られました。肉類、パン、乳製品などに関連する「欧米型」食事パターンのスコアが高いグループでは前立腺がんの発がんリスクが高くなる傾向が見られます。</p>
<p>「死亡リスクが高まる食べ物／飲み物」について調べたところ、1件の論文が発表されています。「総大豆製品やイソフラボンの多量摂取」で前立腺がんの死亡リスクが高くなる傾向が見られました。とはいえ前述の研究成果では、前立腺内にとどまる限局がんの発がんリスクが低下する食べ物として「大豆製品やイソフラボンの多量摂取」が報告されていることもあり、さらなる研究が求められます。（表２）</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">研究素材／テーマ</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">研究内容</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">結果</td>
</tr>
<tr>
<td>食事パターン（欧米型）</td>
<td>45～74 歳の男性４万3469 人を平成24(2012) 年まで追跡した調査結果に基づいて、アンケート調査結果から野菜や果物、いも類、大豆製品、きのこ類、海そう類、脂の多い魚、緑茶などが関連した「健康型」、肉類・加工肉、パン、果物ジュース、コーヒー、ソフトドリンク、マヨネーズ、乳製品、魚介類などが関連した「欧米型」、ご飯、みそ汁、漬け物、魚介類、果物などが関連した「伝統型」の３つの食事パターンを抽出しました。、前立腺がんのリスクを比較しました。３つの食事パターンについて、各対象者におけるパターンのスコアにより５つのグループに分け、その後の前立腺がん罹患との関連を調べました。約14 年の追跡期間中に、1156 例が新たに前立腺がんと診断されました。</td>
<td>欧米型食事パターンのスコアが最大のグループ（Q5）では最小スコアのグループ（Q1）と比較して、前立腺がん（全症例）のリスクが22％増加することがわかりました。</td>
</tr>
<tr>
<td>飲酒（アルコール）</td>
<td>40～69 歳の男性約５万人を対象に平成22（2010）年まで追跡した調査結果に基づいて、アンケート調査からアルコール摂取量を３つのグループに分けて、飲酒と前立腺がんのリスクを比較しました。平均で約16 年の追跡期間中に、913 人が前立腺がんに罹患しました。</td>
<td>限局がんと進行がんに分けて、飲酒によるリスクを比べたところ、飲まないグループと比べ、アルコール摂取量が多いグループで進行前立腺がんのリスクが高くなりました。飲まないグループと比べ、週当たりの摂取量がエタノール換算150g 以上グループのリスクが1.51 倍と高くなりました。</td>
</tr>
<tr>
<td>乳製品、牛乳、ヨーグルト</td>
<td>45～74 歳の男性約４万3000 人を対象に、平成16（2004）年まで追跡した調査結果に基づいて、乳製品、牛乳、チーズ、ヨーグルトの摂取量によって４つのグループに分けて、前立腺がんのリスクを比較しました。追跡期間中に、329 人が前立腺がんに罹患しました。</td>
<td>乳製品、牛乳、ヨーグルトの摂取量が最も多いグループの前立腺がんリスクは、最も少ないグループのそれぞれ約1.6 倍、1.5 倍、1.5 倍で、摂取量が増えるほど前立腺がんのリスクが高くなるという結果でした。</td>
</tr>
<tr>
<td>カルシウム、飽和脂肪酸</td>
<td>45～74 歳の男性約４万3000 人を対象に、平成16（2004）年まで追跡した調査結果に基づいて、カルシウム、飽和脂肪酸の摂取量によって４つのグループに分けて、前立腺がんのリスクを比較しました。追跡期間中に、329 人が前立腺がんに罹患しました。</td>
<td>カルシウムも飽和脂肪酸も摂取量が最も多いグループの前立腺がんリスクがやや上がる傾向にありました。飽和脂肪酸は炭素数の違いによりさらに細かく分かれるので、成分別に見てみると、ミリスチン酸、パルミチン酸の摂取量が最も多いグループの前立腺がんリスクは、最も少ないグループの、それぞれ約1.6 倍、1.5 倍であり、摂取量が増えるほどリスクが上がるという結果でした。</td>
</tr>
<tr>
<td>大豆食品、イソフラボン</td>
<td>45 ～ 74 歳の約4 万4000 人の男性を平成28（2016）年まで追跡した調査結果に基づいて、食事調査アンケートの結果を用いて、総大豆食品・各大豆食品（納豆、みそ、とうふ類）、イソフラボンの摂取量を計算し、等分に５つのグループに分け、その後の前立腺がんの死亡リスクを調べました。追跡期間中（平均16.9 年）に、221 名の男性の前立腺がん死亡が確認されました。</td>
<td>総大豆食品・イソフラボン摂取量が多ければ多いほど、前立腺がん死亡リスクが高いという関連が見られました。また、総大豆食品の摂取量が最も低いグループと比較して、最も多いグループでは、前立腺がんの死亡リスクが1.76倍高いという関連が見られ、大豆食品別に見ると、みそでも同様の関連が見られました。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表２　前立腺がんの発がんリスク・死亡リスクが高まる食べ物／飲み物</p>
</div>
</div>
<h2>発がんリスクと関連がなかった食べ物</h2>
<div class="txt">
　前立腺のリスクと野菜、果物の摂取量は関連が見られませんでした。またコーヒー摂取量と前立腺がんのリスクとの間にも、統計学的に優位な関連性は見られませんでした。抗酸化ビタミン摂取量と前立腺がん罹患リスクにも関連性は見られませんでした。（表３）</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">研究素材／テーマ</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">研究内容</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">結果</td>
</tr>
<tr>
<td>野菜・果物</td>
<td>45～74 歳の男性約４万3000 人を対象に、平成16（2004）年まで追跡した調査結果に基づいて、アンケート調査（野菜果物：46 食品）から算出した野菜果物の摂取量を４つのグループに分けて、前立腺がんのリスクを比較しました。追跡期間中に、339 人が前立腺がんに罹患しました。</td>
<td>前立腺がんのリスクは高齢など他の要因によっても高くなることがわかっていますので､あらかじめこれらの影響を除いて検討しました｡その結果、前立腺がんリスクと、野菜・果物の摂取量のいずれも関連が見られませんでした。</td>
</tr>
<tr>
<td>コーヒー</td>
<td>40～69 歳の男性約４万8000 人の方々を、平成27（2015）年まで追跡した結果に基づいて、アンケート調査の結果を用いて、コーヒーの摂取頻度を４つのグループに分け、前立腺がんのリスクを比較しました。平均18.8 年の追跡期間中に、1617 人が前立腺がん（1099 名が限局がん、461 名が進行がん、（病期不明57 名）に罹患しました。</td>
<td>コーヒー摂取量と前立腺がんリスクとの間に、統計学的に有意な関連は見られませんでした。この傾向は、限局がん、進行がんで分けても同じでした。さらに、検診発見がんに限定した場合、研究開始から３年以内の前立腺がん罹患例を除いた場合や、喫煙・飲酒習慣別に分けた場合でも同様の結果でした。</td>
</tr>
<tr>
<td>抗酸化ビタミン</td>
<td>45～74 歳の、がんの既往のない男性４万720 人を、平成27（2015）年まで追跡した調査結果に基づいて、食物摂取頻度調査票の回答結果をもとに、主要な抗酸化ビタミン（リコペン、α &#8211; カロテン、β &#8211; カロテン、ビタミンC、ビタミンE）の摂取量を推定しました。そして、それらの栄養素の摂取量によって、前立腺がんのリスクを比較しました。平均15.2 年の追跡期間中に、1386 人が前立腺がんに罹患しました。</td>
<td>α &#8211; カロテン、β &#8211; カロテン、ビタミンC、ビタミンE などの抗酸化ビタミンの摂取量と前立腺がん罹患リスクには関連は見られませんでした。リコピンについては、その摂取量が多いほど前立腺がん罹患のリスクが高くなりました。しかし、これは、近年の前立腺特異抗原（PSA）検査の普及により、健康意識が高い人（例：抗酸化ビタミン摂取量が高い人）でPSA 検査を受ける人のほうが、より前立腺がんが発見される影響（検診バイアス）を反映している可能性がありました。そこで、自覚症状で発見された前立腺がん罹患に限定した解析を行ったところ、リコピン摂取と自覚症状で発見される前立腺がん罹患リスクとの関連は認められませんでした。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表３　前立腺がんのリスクと関連がなかった食べ物／飲み物</p>
</div>
</div>
<h2>がん生存者のための栄養と運動のガイドライン（第４版）からの調査</h2>
<div class="txt">
<p>　米国対がん協会が公表したガイドラインの書籍ですが、２０１１年以前に発表された論文なので該当食品を対象に追加調査を実施。２ ０ １ ２ 年以降にPubMed に掲載された論文を調べました。論文中に書かれている「システマティックレビュー」とは、明確な質問に対し、系統的、明示的な方法を用いて、適切な研究を同定、選択、評価を行って作成するレビューのことです。「メタ解析（メタアナリシス）」とは、過去に行われた複数の臨床試験の結果を統計学の手法で統合し、全体としてどのような傾向が見られるかを解析する研究方法です。どちらもエビデンスレベルが最も高い研究です（図１）。</p>
</div>
<h2>前立腺がん患者に良い食べ物／飲み物</h2>
<div class="txt">
<p>　「前立腺がん患者の生存率・生存期間が高まる食べ物」について調べたところ、６件の論文が発表されています。「ビタミンＤ」は前立腺がんの進行および予後において重要な防御因子であることが示唆されました。また「地中海食」、「魚由来のオメガ３脂肪酸」、「植物性脂肪の摂取」で死亡率の減少との間に関連性があると見られます。</p>
<p>　「亜麻仁」と「魚とトマトソースの摂取量」が前立腺がんの進行をある程度予防する可能性を示唆しています。（表４）</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">研究素材／テーマ</td>
<td class="subject col-xs-2" align="center">タイトル</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">研究内容</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">結果</td>
<td class="subject col-xs-2" align="center">掲載誌／<br />掲載年／国</td>
</tr>
<tr>
<td>ビタミンD</td>
<td>前立腺がん患者における血中循環ビタミンD 濃度と死亡率：用量反応メタ解析</td>
<td>【システマティックレビュー】<br />
循環25- ヒドロキシビタミンD 値と前立腺がんの予後との関連性を解明するため、2018 年7 月15 日までに実施された適格な研究をPubMed とEMBASE で検索した。ランダム効果モデルを用いた用量反応メタ解析を行い、前立腺がん患者における死亡率の要約ハザード比（HR）※ 1 と95％ CI ※ 2 を算出した。7808 人が参加した7件の適格コホート研究が対象となった。</td>
<td>このメタ解析により、25- ヒドロキシビタミンD 値※ 3 の上昇は前立腺がん患者における死亡率の低下と関連し、ビタミンDは前立腺がんの進行および予後における重要な防御因子であることが示唆された。</td>
<td>Endocr Connect. 誌2018 年　中国</td>
</tr>
<tr>
<td>地中海食</td>
<td>地中海食の遵守とがんのリスク：最新のシステマティックレビューとメタ分析</td>
<td>【システマティックレビュー】<br />
Pubmed およびWeb of Science のデータベースを用いて、開始から2017 年8 月25 日までの検索期間で、評価研究83 件の無作為化試験、コホート研究、症例対照研究を分析した。</td>
<td>地中海食※ 4 の遵守スコアの高さは、いくつかのがん種（大腸がん、乳がん、胃がん、肝臓がん、頭頸部がん、前立腺がん）で死亡率が低下しており、死亡率と逆相関となっていた。</td>
<td>Nutrients 誌2017 年 ドイツ</td>
</tr>
<tr>
<td>魚由来のオメガ 3脂肪酸</td>
<td>魚由来のオメガ3脂肪酸と前立腺がん： 系統的レビュー</td>
<td>【システマティックレビュー】<br />
医学文献データベースのOVID MEDLINE、Pre-MEDLINE、Embase、およびAllied　andComplementary Medicine Database（AMED）を用いて、前立腺がん（PrCa）の発症および進行における魚由来のオメガ-3 脂肪酸の安全性および有効性を評価したヒトの介入研究または観察研究のデータを検索し、スクリーニングした1776件の引用文献のうち、44 件の研究を報告した54編の発表論文が検討と分析の対象となった。</td>
<td>現時点では魚由来のオメガ3 脂肪酸と前立腺がん（PrCa）リスクとの関係を示唆するには、証拠は不十分である。オメガ３脂肪酸の多量摂取とPrCa 死亡率の減少との間に関連が存在する可能性はあるが、さらなる研究が必要である。</td>
<td>Integr Cancer Ther.誌2017 年　カナダ</td>
</tr>
<tr>
<td>亜麻仁</td>
<td>亜麻仁の補給は（脂肪制限の食事ではなく）手術前の男性において前立腺がん増殖率を低下させる</td>
<td>【ランダム化比較試験】<br />
低脂肪食または、亜麻仁補給食が前立腺の生物学およびその他のバイオマーカーに及ぼす影響を検証するため、前立腺摘除術の21 日前までの前立腺がん患者（n = 161）を（a）対照（通常の食事）、（b）亜麻仁補給食（30g/ 日）、（c）低脂肪食（総エネルギーの20％未満）、（d）亜麻仁補給低脂肪食に割り付けた。ベースライン時※ 5 と手術前に採血を行い、前立腺特異抗原、性ホルモン結合グロブリン、テストステロン、インスリン様成長因子-I および結合蛋白-3、C反応性蛋白、総コレステロールおよび低比重リポ蛋白コレステロールを分析した。</td>
<td>平均30 日間、プロトコルを実施した。腫瘍増殖率は亜麻仁群に割り付けられた男性で有意に低かった。亜麻仁は安全であり、前立腺がんを予防する可能性のある生物学的変化と関連することが示唆される。</td>
<td>Cancer EpidemiolBiomarkers Prev. 誌2008 年　アメリカ</td>
</tr>
<tr>
<td>植物性脂肪</td>
<td>Physicians&#8217; HealthStudy における前立腺がん診断後の脂肪摂取と死亡率</td>
<td>非転移性前立腺がん男性926 人を対象に、診断後中央値5 年後に食物摂取頻度調査票に記入し、その後中央値10 年間追跡した。診断後の飽和脂肪、一価不飽和脂肪、多価不飽和脂肪、トランス脂肪、および動物性脂肪と植物性脂肪の摂取量について、全死因死亡率および前立腺がん特異的死亡率との関連を検討した。追跡期間中に333 人の死亡（前立腺がんによる死亡56 人）が観察された。</td>
<td>非転移性前立腺がんの男性において、植物性脂肪の摂取は死亡リスクを低下させる可能性がある。</td>
<td>C a n c e r C a u s e sControl. 誌2015 年　アメリカ</td>
</tr>
<tr>
<td>魚、トマトソース</td>
<td>診断後の食事と前立腺がんの進行、再発および死亡のリスク（米国）</td>
<td>1986 年から1996 年の間に発症した限局性/局所性前立腺がんと診断された男性1202 人のうちの、392 件の進行転帰※ 6 を観察した。対象者には診断前後に前向き食事調査を行い、2000 年まで追跡し、診断後の赤身肉、穀物、野菜、果物、牛乳、トマト、トマトソース、および魚の消費量を調べた。</td>
<td>診断後の食事が前立腺がんの臨床経過に影響を及ぼす可能性があること、および魚とトマトソースが疾患の進行をある程度予防する可能性があることを示唆している。</td>
<td>C a n c e r C a u s e sControl. 誌2006 年　アメリカ</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表４　前立腺がん患者に良い食べ物<br />
※ 1　ハザード比（HR）：相対的な危険度を客観的に比較する方法。ハザード比の数値が１よりも小さいほど有効であるとされる。<br />
※ 2　95％ CI：95% 信頼区間のこと。得られた結果が95% 以上正しいという区間。<br />
※ 3　25- ヒドロキシビタミンD：ビタミンD が代謝されてできる物質で、血中の量を測ることでビタミンD の過不足を確認することがある。<br />
※ 4　地中海食とは：地中海沿岸で食べられる食事様式（酒類、鳥肉、魚介類、野菜、サラダ用野菜、高脂質サラダドレッシングなど）<br />
※ 5　ベースライン：治療を開始する前または薬剤を投与する前の状態、もしくはそのときの患者の各種臨床検査値などのデータのことを指す。<br />
※ 6 転帰：「ある一時点での結果」のこと。一時点とは、研究が終了した時点を指すことが多い。この場合は、追跡が終了した時点でのがんの進行状態の結果であると考えられる。</p>
</div>
</div>
<h2>前立腺がん患者に悪い食べ物</h2>
<div class="txt">
<p>　「前立腺がん患者の生存率・生存期間を下げる食べ物」について調べたところ、1件の論文が発表されています。非転移性前立腺がんの男性９２６人を対象に行った研究では、肉、牛乳、バター、卵黄、チョコレート、ココアバター、ココナッツ、パーム油などに多く含まれる飽和脂肪の摂取量の多さは、非転移性前立腺がんの死亡リスクを増加させる可能性があるという内容でした。（表５）</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">研究素材／テーマ</td>
<td class="subject col-xs-2" align="center">タイトル</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">研究内容</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">結果</td>
<td class="subject col-xs-2" align="center">掲載誌／<br />掲載年／国</td>
</tr>
<tr>
<td>飽和脂肪</td>
<td>P h y s i c i a n s &#8216; H e a l t hStudy における前立腺がん診断後の脂肪摂取と死亡率</td>
<td>非転移性前立腺がん男性926 人を対象に、診断後中央値5 年後に食物摂取頻度調査票に記入し、その後中央値10 年間追跡した。診断後の飽和脂肪、一価不飽和脂肪、多価不飽和脂肪、トランス脂肪、および動物性脂肪と植物性脂肪の摂取量について、全死因死亡率および前立腺がん特異的死亡率との関連を検討した。追跡期間中に333 人の死亡（前立腺がんによる死亡56人）が観察された。</td>
<td>非転移性前立腺がんの男性において、飽和脂肪の摂取は死亡リスクを増加させる可能性がある。</td>
<td>Cancer Causes Control. 誌2015 年　アメリカ</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表5　前立腺がん患者に悪い食べ物</p>
</div>
</div>
<h2>前立腺がん患者のＰＳＡ値が下がった食べ物</h2>
<div class="txt">
<p>　「前立腺がん患者のＰＳＡ値が下がった食べ物」について調べたところ、２件の論文が発表されています。ＰＳＡ値は、前立腺がんの病勢進行の指標です。「カロテノイドおよびトコフェロールを含む食事」「植物中心の食事」の摂取量の多さと、ＰＳＡ値が逆相関（低下）していたという内容でした。そのうち「カロテノイドおよびトコフェロール」の研究は、エビデンスレベルが高いランダム化比較試験の研究論文です。</p>
<p>　ランダム化比較試験とは評価のバイアスを避けるために、客観的に治療効果を評価する研究試験です。ランダム化比較試験を複数集め解析したメタアナリシスに次いでエビデンスレベルの高い研究手法となっています。</p>
<p>　血漿カロテノイドおよびトコフェロールは、ベースラインから３カ月、６カ月の時点でＰＳＡ値と逆相関しており、これらの微量栄養素を含む食品をより多く摂取することが、ＰＳＡで定義された再発前立腺がん（ＰｒＣＡ）男性に有益であるという可能性を示唆しています。</p>
<p>　ＰＳＡ上昇率の変化は、植物性食品群の摂取量の変化と逆方向であり、ＰＳＡはこれらの食品の摂取量と逆相関している可能性があります。植物性食ベースの食事をすることは、再発前立腺がんの治療可能性を示唆しています。（表６）</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">研究素材／テーマ</td>
<td class="subject col-xs-2" align="center">タイトル</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">研究内容</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">結果</td>
<td class="subject col-xs-2" align="center">掲載誌／<br />掲載年／国</td>
</tr>
<tr>
<td>カロテノイド、トコフェロール</td>
<td>前立腺がんの生化学的再発男性における前立腺特異抗原（PSA）値と血漿カロテノイドおよびトコフェロールの関係</td>
<td>【ランダム化比較試験】<br />
PSA で定義された生化学的再発前立腺がん（PrCA）39 名の男性を対象に、サウスカロライナ州で実施された6カ月間の食事、身体活動、ストレス軽減介入試験のデータを分析し、血漿中カロテノイドおよびトコフェロール濃度と前立腺特異抗原（PSA）値との関連を検討した。</td>
<td>血漿カロテノイドおよびトコフェロールは、ベースラインから3カ月、6カ月の時点においてPSA 値と逆相関しており、これらの微量栄養素を含む食品をより多く摂取することが、PSA で定義された再発前立腺がん（PrCA）男性に有益である可能性を示唆している。</td>
<td>Cancer Epidemiol. 誌2015 年　アメリカ</td>
</tr>
<tr>
<td>植物中心の食事</td>
<td>再発前立腺がん患者による植物中心の食事の採用</td>
<td>無症状でホルモン治療を受けておらず、手術または放射線療後の前立腺がん再発の最初の徴候であるPSA 値が一貫して上昇している患者を対象に、6カ月間の食生活の変更およびストレス軽減介入を行うパイロット臨床試験※ 1を実施し、植物性食品摂取量とともに、摂取量とPSA 上昇率の変化との関係を調査した。</td>
<td>前立腺がんの病勢進行の指標であるPSA 上昇率の変化は、植物性食品群の摂取量の変化と逆方向であったことから、PSA はこれらの食品の摂取量と逆相関している可能性があり、植物性食ベースの食事の採用が再発前立腺がんの管理において治療的可能性があることを示唆している。</td>
<td>Integr Cancer Ther. 誌　2006 年　 アメリカ</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表6　前立腺がん患者のPSA 値が下がった食べ物<br />
※ 1　パイロット臨床試験：大規模試験の実現可能性を検討するために行う、ヒトを対象とした小規模試験を指す。</p>
</div>
</div>
<h2>前立腺がんの再発リスクが高まる／下げる食べ物</h2>
<div class="txt">
<p>　「前立腺がん患者の再発リスクを下げる食べ物」について調べたところ、１件の論文が発表されています。それは、「カルシウム」です。前立腺がんを対象にした食事に関するPubMed 収載論文の検索条件（２０１２年以降）の論文から、進行性前立腺がん（ＰＣａ）の侵襲性、および再発に対する中等度のカルシウム摂取量の予防効果が観察されました。カルシウム摂取量が中等度の男性では疾患の再発と関連している可能性があります。（表７）</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">研究素材／テーマ</td>
<td class="subject col-xs-2" align="center">タイトル</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">研究内容</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">結果</td>
<td class="subject col-xs-2" align="center">掲載誌／<br />掲載年／国</td>
</tr>
<tr>
<td>カルシウム</td>
<td>カルシウム摂取量、カルシウム感知受容体の多型、再発性／進行性前立腺がん</td>
<td>886 人の前立腺摘除患者において、カルシウム摂取量と進行性前立腺がん（PCa）の再発および侵襲性（グリソンスコア≧ 4 ＋ 3、病期≧ pT3、または結節陽性と定義）のカルシウム感知受容体（CASR）変異との関連を検討した。</td>
<td>進行性前立腺がん（PCa）の侵襲性および再発に対する中等度のカルシウム摂取量の予防効果を観察した。カルシウム摂取量が中等度の男性では疾患の再発と関連している可能性がある。</td>
<td>Cancer Causes Control. 誌2015 年　アメリカ</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表7 前立腺がんの再発リスクが高まる／下げる食べ物<br />
前立腺がんを対象とした食事に関するPubMed 収載論文の検索条件（2012 年以降）：prostate cancer or PSA ／ patients or diagnosis ／死亡率or 生存率or 再発／該当の食べ物再発／該当の食べ物</p>
</div>
</div>
<h2>前立腺がん患者を対象としたサプリメント成分</h2>
<div class="txt">
<p>　PubMed に掲載された論文（２００５年以降）と研究情報のみのサイト（製品販売を含むサイトは除く）に掲載されている論文を調査した結果、前立腺がん患者を対象とした論文は４件。シイタケ菌糸体が２本でした。１件は「ＱＯＬの改善を示した」という結果。もう１件は、「Th１／Th２細胞バランスを調べたところ、がんの免疫抑制を軽減し、摂取前に落ちていた免疫力が健常者レベルまで回復した」という報告です。一方、アガリクスと霊芝は、仙生露と鹿角霊芝の摂取による有意な抗がん作用（ＰＳＡの部分奏効など）は観察されなかったということでした。（表８）</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">研究素材／テーマ</td>
<td class="subject col-xs-2" align="center">タイトル</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">研究内容</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">結果</td>
<td class="subject col-xs-2" align="center">掲載誌／<br />掲載年／国</td>
</tr>
<tr>
<td>シイタケ菌糸体</td>
<td>がん患者におけるシイタケ菌糸体抽出物配合顆粒のQOL 改善作用：多施設共同研究</td>
<td>さまざまな治療背景を持つがん患者68 名( 前立腺がん6 名を含む）を対象に、各治療と並行してシイタケ菌糸体を４週間連日摂取した。</td>
<td>シイタケ菌糸体を摂取したところQOL の改善を示した。</td>
<td>日本補完代替医療学会誌2017 年　日本</td>
</tr>
<tr>
<td>シイタケ菌糸体</td>
<td>IFN- γ／ IL-10 産生量の比率は有用な予後指標であり、悪性疾患患者においてキノコ抽出物により改善されることが確認された</td>
<td>がん治療後経過観察者13 名（膀胱がん、子宮がん、胃がん、卵巣がん、前立腺がん）を対象に、シイタケ菌糸体を20 週間摂取した。</td>
<td>シイタケ菌糸体を摂取し、Th1/Th2 細胞バランスを調べたところ、がんの免疫抑制を軽減して、摂取前に落ちていた免疫力が健常者レベルまで回復した。</td>
<td>米国癌学会（AACR）誌　2009 年　日本</td>
</tr>
<tr>
<td>アガリクス・霊芝</td>
<td>前立腺がん根治治療後の生化学的再発に対する医療用キノコの使用：非盲検試験</td>
<td>医療用キノコの有効性と安全性を評価するため、根治的前立腺摘除術後の患者51 人（うち4 名が中止）を対象に、32 人の患者が仙生露を、残りの15 人が鹿角霊芝を6 カ月間摂取し、PSA を調べた。</td>
<td>仙生露と鹿角霊芝の摂取による有意な抗がん作用（PSA の部分奏効など）は観察されなかった。</td>
<td>Int J Urol 誌　2010 年日本</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表８　前立腺がん患者を対象としたサプリメント成分<br />
前立腺がんを対象としたサプリメント成分に関するPubmed 収載論文の検索条件：<br />
agaricus blazei or lentinula edodes mycelia or Inonotusobliquus or Ganoderma lucidum　or Phellinus linteus or　Sparassis crispa or fucoidan　or propolis / patient cancerうち「前立腺がん」が含まれる論文を抽出（2005 年以降）</p>
</div>
</div>
<h2>総評</h2>
<div class="txt">
<p>　今までの調査とほぼ同様に、食事では野菜や果物、キノコ類などを摂取する「健康型」食事パターンが推奨されます。さらには食物繊維の多量摂取、緑茶飲用の多量摂取が注目されました。魚由来のオメガ３脂肪酸、亜麻仁、植物性脂肪の摂取、魚とトマトソースの摂取量が進行をある程度予防する可能性があるとされます。また地中海食も注目されます。</p>
<p>　地中海食とはイタリア料理・スペイン料理・ギリシャ料理など地中海沿岸諸国の食事や食習慣のことで、ナッツ・オリーブオイル・野菜・果物・豆・種子・魚・鶏肉などが豊富です。赤肉・卵・菓子は控えめですが、チーズやヨーグルトも食され、赤ワインも適度に飲まれます。 必須脂肪酸と呼ばれているリノール酸、リノレン酸、アラキドン酸や魚油に多いイコサペンタエン酸やドコサヘキサエン酸などが含まれる多価不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。</p>
<p>　とはいえ「乳製品、牛乳、ヨーグルト」「カルシウム、飽和脂肪酸」の多量摂取では前立腺がんのリスクが高くなるので注意が必要です。特にカルシウム摂取量が中等度の男性は疾患の再発と関連している可能性があります。また「アルコール」の多量摂取で進行前立腺がんのリスクが高くなる傾向が見られ肉類、パン、乳製品などが多い「欧米型」食事パターンでは前立腺がんのリスクが高くなる傾向が見られますので、乳製品は注意が必要です。死亡リスクが高いのは「総大豆製品やイソフラボンの多量摂取」です。通常は身体によいと思われますが、前立腺がんについては要注意かもしれません。サプリメント成分はシイタケ菌糸体が、今回もよい結果を示しています。一方でアガリクスと霊芝では、ＰＳＡ値を下げる効果はなかったという結果でした。</p>
</div>
<p><img decoding="async" class="sp100" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2019/10/gan_supple_3_007.png" alt="宮西ナオ子（みやにし・なおこ） 上智大学ポルトガル語学科卒業。生き方研究家・ライター・エッセイスト・女性能楽研究家・博士（総合社会文化）。著書に『朝2時間早く起きれば人生が変わる』『眠る前の7分間』『一週一菜の奇跡』『和ごころのある暮らし』など多数。２０１４年「東久邇宮文化褒賞」受賞。" border="0" /></p>
<p class="quot">宮西ナオ子（みやにし・なおこ）<br />
上智大学ポルトガル語学科卒業。生き方研究家・ライター・エッセイスト・女性能楽研究家・博士（総合社会文化）。著書に『朝2時間早く起きれば人生が変わる』『眠る前の7分間』『一週一菜の奇跡』『和ごころのある暮らし』など多数。２０１４年「東久邇宮文化褒賞」受賞。</p>
<h3>本記事の関連リンク</h3>
<div class="txt">
<br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement">「免疫力改善成分」を論文・データで比較検証　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/cancer-treatment">「免疫力改善成分」のがん種別論文・データ　&gt;&gt;</a></p>
<p><a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/agaricus">アガリクス　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/shiitake">シイタケ菌糸体　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/fukoidan">フコイダン　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/propolis">プロポリス　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/meshima">メシマコブ　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/reishi">霊芝　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/kabanoanatake">カバノアナタケ　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/hanabiratake">ハナビラタケ　&gt;&gt;</a>
</div>
<h1 id="ms_list">宮西ナオ子のがんに挑むサプリメント 徹底リサーチ</h1>
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_5802">第10回 β- グルカン（ベータグルカン）</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_5583">第9回 免疫力編</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4896">第8回 プロポリス</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4782">第7回 フコイダン</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4565">第6回 霊芝</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4167">第5回 メシマコブ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3965">第4回 ハナビラタケ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3810">第3回 カバノアナタケ（チャーガ）</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3775">第2回 シイタケ菌糸体</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3592">第1回 アガリクス</a></li>
</ul>
<p></p>
<h1 id="mg_list">宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・栄養や、サプリメント成分の研究比較</h1>
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_7003">第11回 白血病</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6888">第10回 食道がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6810">第9回 前立腺がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6672">第8回 胃がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6483">第7回 子宮がん、卵巣がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5998">第6回 膀胱がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5722">第5回 肝臓がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5666">第4回 膵臓がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5364">第3回 肺がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5170">第2回 大腸がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5050">第1回 乳がん</a></li>
</ul>
<h2>食事と栄養に関するニュース</h2>
<ul class="archlist">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition">がん闘病に必要な食事と栄養の最新ニュースや記事を掲載しています。</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement">がんと免疫力改善成分（アガリクス、フコイダンなど）のエビデンス比較を掲載しています。</a></li>
</ul>

</div>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・栄養や、 サプリメント成分の研究比較　第8回　胃がん</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6672</link>
					<comments>https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6672#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 21 Aug 2023 00:00:49 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[がんの生存率・再発率に関連する食事・栄養やサプリメント成分の研究比較]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://gan-senshiniryo.jp/?p=6672</guid>

					<description><![CDATA[宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・栄養や、 サプリメント成分の研究比較　第8回　胃がん 本連載の記事一覧（その他のがん種）はコチラ &#160; 　本シリーズでは、がん種ごとに特化した食事や栄養の情報に関し [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<div id="book_title">
<h1>宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・栄養や、<br />
サプリメント成分の研究比較　第8回　胃がん</h1>
</div>
<ul class="archlist2">
<li><a class="fade" href="#mg_list">本連載の記事一覧（その他のがん種）はコチラ</a></li>
</ul>
<p>&nbsp;</p>
<div id="author_exp">
<div class="author">
<p class="quot">　本シリーズでは、がん種ごとに特化した食事や栄養の情報に関しての研究成果をもつ書籍や論文からの結果を紹介しています。「食品やサプリメント成分」の情報を国立がん研究センター予防研究グループがＨＰで公開している「多目的コホート研究」から。書籍『がん生存者のための栄養と運動のガイドライン（第４版）』から「生存率、再発率」などに言及している論文情報を。国際研究データベースPubmedからは「ヒト臨床試験の研究論文」の論文＆抄録など。これらの調査結果を客観的な視点で、特定の論文だけで判断せず、複数の論文で評価するように試みました。今月号では、「胃がん」について調査しました。少し前の資料になりますが、2019年に日本全国で胃がんと診断されたのは12万4319例（人）となっています。</p>
</div>
</div>
<h2>胃がんとは？</h2>
<div class="txt">
<p>　胃がんは胃の壁の内側を覆う粘膜の細胞ががん細胞となり、無秩序に増えていくことで発生します。がんが大きくなるにしたがい、徐々に内側にある粘膜から粘膜下層、固有筋層、漿膜（しょうまく）へと外側に進み、深く進むと、漿膜の外側にまで達し、近くにある大腸や膵臓、横隔膜、肝臓などにも浸潤していきます。がんが漿膜の外側を越えると、腹部内にがん細胞が散らばる腹膜播種（ふくまくはしゅ）になることもあります。がん細胞がリンパ液や血液の流れに乗って移動し、胃から離れた他の臓器に転移することもあります。</p>
<p>胃がんの中には、胃の壁を硬く厚くさせながら広がっていく「スキルス胃がん」があります。これは進行が早く、腹膜播種が起こりやすいという特徴があります。また内視鏡での診断が難しいこともあり、症状があらわれて見つかったときには進行していることが多く、治りにくいとされます。</p>
</div>
<h2>胃がんの主な症状</h2>
<div class="txt">
<p>　胃がんは、早期の段階では自覚症状がほとんどありません。かなり進行しても症状がない場合もありますが、代表的な症状としては、胃の痛み・不快感・違和感、胸やけ、吐き気、食欲不振などです。がんからの出血による貧血や、血便（黒い便）が見られることもあります。食事がつかえたり、体重が減ったりする場合は、進行胃がんの可能性もあります。がん以外の良性の胃の疾患では胃ポリープ、胃潰瘍、慢性胃炎などがあります。胃潰瘍は胃の痛み、慢性胃炎は胃の不快感や胸やけなどがあり、胃がんと似たような症状を感じることがあります。</p>
</div>
<h2>日本人の胃がん罹患率</h2>
<div class="txt">
<p>　厚生労働省が2022年9月に公表した「2021年の人口動態統計（確定数）」によると、がんによる死亡は、男性が22万2467人、女性が15万9038人となっています。</p>
<p>部位別で見ると、男性は肺がん、大腸がん、胃がん、すい臓がん、肝臓がんの順に多く、女性は大腸がん、肺がん、すい臓がん、乳がん、胃がんの順となっています。</p>
<p>2019年に日本全国で胃がんと診断されたのは12万4319例（人）。<br />
人口あたりの罹患率は98.5例（男性138.9例、女性60.2例）（人口10万対）。人口あたりの死亡率は34.3人（男性46.3例、女性22.9例）（人口10万対）となっています。</p>
</div>
<h2>論文による胃がんの発がんリスク</h2>
<div class="txt">
<p>　国立がん研究センター予防研究グループがＨＰで公開している「多目的コホート研究」は、全国11カ所の保健所と国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、大学、研究機関、医療機関などの共同研究です。</p>
<p>約10万人から生活習慣に関する情報を集め、長期にわたって生活習慣が疾病の発症に関連しているかどうかを調査しています。平成21年度までは厚生労働省がん研究助成金による指定研究班として実施されていましたが、平成22年度以降は独立行政法人国立がん研究センターによって実施されています。<br />
今回は、胃がんに特化して、発がんリスクのある食事の研究成果を調査したところ、リスクが低下する食べ物が６件、リスクが高まる食べ物が５件の論文が抽出されました（表１・表２）。</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">研究素材／テーマ</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">研究内容</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">結果</td>
</tr>
<tr>
<td>野菜・果物</td>
<td>40～59歳の男女約4万人を対象にアンケート調査をもとに野菜・果物の摂取量で4つのグループに分け、1992年から10年間の追跡調査に基づいて、野菜・果物摂取と胃がん発生率との関係を調べた。</td>
<td>野菜・果物は「ほとんど食べない人」を基準にすると、「週1日以上食べる人」の胃がんの発生率が低いという結果でした。また、全体の野菜摂取量を5つの群に等分し、最も摂取量の少ない群を基準にした場合、最も摂取量の少なかった群を基準とすると下位5分の2（2番目に摂取量が少ない）の群で胃がんの発生率は減少しましたが、それ以上摂取量の多い群でさらに発生率が低くなる傾向は見られませんでした。さらに、胃がん全体と比べて、野菜摂取量が増えるにつれて分化型の胃がんの発生率がより減少することが明らかになりました。</td>
</tr>
<tr>
<td>緑茶</td>
<td>40～69歳の男女約9万人を対象にアンケート調査を実施。調査は2つのコホート（対象集団）に分けて実施。<br />
コホートⅠの対照群は1990年から12年間、コホートⅡの対照群は1993年から7年間追跡した。緑茶の摂取量を4つのグループに分けて、緑茶飲用と胃がん発生率（リスク）との関係を調べた。<br />
追跡期間中に892名（男性665名、女性227名）が胃がんに罹患した。</td>
<td>女性で緑茶を1日当たり5杯以上飲む人は、緑茶を1日1杯未満飲む人を基準とすると胃がんのリスクは3割ほど抑えられました。男性では緑茶によるリスクの低下ははっきりとしませんでした。<br />
さらに詳しく分析すると、胃の上部3分の1と、下部3分の2とで分けて緑茶の影響を女性で見た場合、胃の下部では緑茶を1日に5杯以上飲むことで、胃がんのリスクが1日1杯未満の人の半分になることがわかりました。</td>
</tr>
<tr>
<td>肉類</td>
<td>45～75歳の男女約9万人を対象に食事のアンケート調査を実施。<br />
平成25年（2013年）まで追跡した結果に基づいて、肉類の総量や赤肉（牛・豚）、加工肉（ハム・ソーセージなど）、鶏肉の1日当たりの摂取量と胃がんリスクについて調べた。<br />
平均約15年の追跡期間中に、2701人（男性1868人、女性833人）が胃がんに罹患した。</td>
<td>肉類全体、赤肉（牛・豚）、加工肉、鶏肉について、最も摂取量が少ないグループを基準として比較しましたが、胃がん全体の罹患リスクとの間に、統計学的に有意な関連は見られませんでした。<br />
しかし、胃がんを、上部、下部に分けた場合、女性では、鶏肉の摂取量が多いと下部の胃がんのリスクが25％低い結果でした。</td>
</tr>
<tr>
<td>食物繊維（穀類由来）</td>
<td>調査開始時点（1998年）で胃がんに罹患していない45歳から74歳までの男女約9万人を対象に、食事アンケート調査を実施。食物繊維の摂取量で5グループに分け、胃がん罹患リスクを比較した。<br />
約15年の調査期間中に、2228人（男性1559人、女性669人）が胃がんに罹患した。</td>
<td>男性で穀物由来の食物繊維摂取量が多いと統計学的に有意ではないものの、胃がんの罹患リスクが低下する傾向が見られました。</td>
</tr>
<tr>
<td>甘味飲料</td>
<td>がんの既往のない45歳から74歳までの男女7万4445人を対象に、1995年と1998年にアンケート調査を実施。<br />
甘味飲料※1の摂取量に基づいて、5グループに分け、胃がん罹患リスクを調べた。2015年までの追跡期間中に、2141人（男性1465人、女性676人）が胃がんに罹患した。</td>
<td>全体では男女とも、甘味飲料摂取量と胃がん全体・噴門部胃がん※・非噴門部胃がんの罹患リスク上昇との関連は見られませんでした。<br />
ただし、男性においては、甘味飲料摂取が多いほど、噴門部胃がんの罹患リスクが減少する傾向が見られました。</td>
</tr>
<tr>
<td>食事パターン</td>
<td>40～59歳の男女約4万人を対象に、44品目の食事摂取頻度を問うアンケート調査の結果から主要な食生活パターンを抽出し、「伝統型」、「健康型」、「欧米型」の3つのタイプ※3を特定した。<br />
「伝統型」、「健康型」、「欧米型」の3つの食生活パターンに当てはまる度合いを4段階にグループ分けして、胃がんのリスクを算出した。<br />
約10年間の追跡期間中に、400人（男性285人、女性115人）が胃がんに罹患した。</td>
<td>女性の場合、「健康型」の食生活パターンの度合いが高いグループでは胃がんのリスクが低くなりました。男性では、この「健康型」パターンと胃がんのリスクとの明確な関連は見られませんでした。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表１　胃がんのリスクが低下する食べ物や飲み物<br />
※ 1　甘味飲料：清涼飲料水（コーラなど）、100% りんごジュース、100% オレンジジュース、缶コーヒー、乳酸菌飲料、β–カロチン含有飲料、カルシウム飲料、ドリンク剤を含む。<br />
※ 2　噴門部：胃の入り口部分<br />
※ 3　食事パターンの３タイプ<br />
「伝統型」は、塩蔵魚卵、漬物、魚の干物、味噌汁、米、魚介類などとの関連が強く、逆にパンやバターなどとの関連が弱い。また、男性では、「伝統型」はアルコール（特に日本酒）との関連が強いことが特徴として挙げられる。<br />
「健康型」は、さまざまな種類の野菜、果物、海草、じゃがいも、ヨーグルト、きのこ、大豆製品、牛乳、卵などと強い関連が見られた。<br />
「欧米型」は、肉類との関連が特徴的で、ベーコン、レバー、牛肉、豚肉、鶏肉、パン、バター、チーズ、マヨネーズ、ドレッシング、炭酸飲料、果汁、野菜ジュース、インスタント・ラーメン、コーヒー、紅茶などが関連の強い食品として挙げられる。</p>
</div>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">研究素材／テーマ</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">研究内容</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">結果</td>
</tr>
<tr>
<td>食塩・塩蔵食品</td>
<td>40～59歳の男女約4万人を対象に、アンケート調査を実施。<br />
10年間の追跡調査に基づいて、食塩摂取量によって5つのグループに分け、胃がんリスクを調べた。また、塩分濃度の高い食品（味噌汁、つけもの、塩蔵魚卵、塩蔵魚、その他の塩蔵魚介類など）についても、摂取頻度別にグループ分けして胃がんリスクを比較した。<br />
約10年間の追跡期間中に、486人（男性358人、女性128人）が胃がんに罹患した。</td>
<td>男性では、食塩摂取量が高いグループで胃がんリスクも明らかに高く、約2倍になりました。女性では明らかな関連が見られませんでした。<br />
また、特定の高塩分食品（塩蔵魚卵、塩辛、練りうになど）をよく食べる人では、男女とも胃がんリスクが明らかに高くなる結果も示されました。</td>
</tr>
<tr>
<td>食事パターン</td>
<td>40～59歳の男女約4万人を対象に、44品目の食事摂取頻度を問うアンケート調査の結果から主要な食生活パターンを抽出し、「伝統型」、「健康型」、「欧米型」の3つのタイプ※3を特定した。<br />
「伝統型」、「健康型」、「欧米型」の3つの食生活パターンに当てはまる度合いを4段階にグループ分けして、胃がんのリスクを算出した。<br />
約10年間の追跡期間中に、400人（男性285人、女性115人）が胃がんに罹患した。</td>
<td>「伝統型」の食生活パターンの度合いが高まるにつれて、男女ともに胃がんのリスクが高まることが明らかになりました。男性では、第2グループで2.0、第3グループで2.5、第4グループで2.9倍と、次第に胃がんのリスクが上昇しました。女性でも、1.7倍、1.3倍、2.4倍と、同様に「伝統型」の食生活パターンが強いほど胃がんのリスクが高まることが確認されました。</td>
</tr>
<tr>
<td>食物繊維</td>
<td>調査開始時点（1998年）で胃がんに罹患していない45歳から74歳までの男女約9万人を対象に、食事アンケート調査を実施。食物繊維の摂取量で5グループに分け、胃がん罹患リスクを比較した。<br />
約15年の調査期間中に、2228人（男性1559人、女性669人）が胃がんに罹患した。</td>
<td>女性では食物繊維の摂取量が最も多いグループの胃がんの罹患リスクが、統計学的に有意ではないものの、高い傾向が見られました。</td>
</tr>
<tr>
<td>ナトリウム、葉酸</td>
<td>がんの既往のない45歳から74歳までの男女8万6820人を対象に、1995年と1998年にアンケート調査を実施。<br />
回答結果を基に、葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12、メチオニンの摂取量を推定した。これらの栄養素の摂取量により、5グループに分け、胃がん罹患リスクを比較した。<br />
追跡期間（平均15.4年）中に、2269人が胃がんに罹患した。</td>
<td>1日あたりのナトリウム摂取量が4.5g以上の人の中では、葉酸の摂取量が最も多いグループの胃がん罹患リスクが1.28倍と、有意に高くなりました。しかし、1日のナトリウム摂取量が4.5g未満の人では、葉酸摂取と胃がんの罹患リスクとの関連は見られませんでした。</td>
</tr>
<tr>
<td>イソフラボン</td>
<td>45歳から74歳までの男女約8万5000人を対象に、1995年と1998年にアンケート調査を実施。アンケートから算出された1日当たりのイソフラボン（ゲニステイン）摂取量に基づいて、4グループに分け胃がん罹患リスクを調査した。<br />
追跡期間（2006年まで）中に、1249人（男性899人、女性350人）が胃がんに罹患した。</td>
<td>全般的には、男女ともにイソフラボン摂取と胃がんとの関連は見られませんでした。しかし、女性においては、外因性ホルモン剤使用歴がある女性（全体の14％）に限り、イソフラボン摂取量が多いほど胃がんのリスクが高まるという結果が見られました。一方、外因性ホルモン剤の使用歴がない女性では、イソフラボン摂取と胃がんのリスクとの間に明確な関連性は認められませんでした。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表２　胃がんのリスクが高まる食べ物や飲み物</p>
</div>
</div>
<div class="txt">
<h3>胃がんのリスクが低下する食べ物や飲み物</h3>
<p>「胃がんの発がんリスクを下げる食べ物や飲み物」について調べたところ、６件の研究論文が報告されています。<br />
「野菜・果物の週１日以上の摂取」は男女ともに胃がんリスクが低下しました。また「緑茶を１日５杯以上飲む」や「鶏肉の多量摂取（下部の胃がん）」、「食物繊維の多量摂取」、「『健康型』の食生活」で女性のリスクが低くなりました。「穀物由来の食物繊維」や「甘味飲料（噴門部の胃がん）」の摂取が多いほど男性のリスクが減少する傾向が見られました。</p>
<h3>胃がんのリスクが高まる食べ物や飲み物</h3>
<p>「胃がんの発がんリスクが高まる食べ物や飲み物」について調べたところ、５件の研究論文が報告されています。<br />
「高塩分食品（塩蔵魚卵、塩辛、練うになど）の頻繁な摂取」や「『伝統型』食生活」や「１日4.5ｇ以上のナトリウム摂取者のなかで、葉酸の多量摂取」は男女ともに胃がんリスクが増加しました。また「食物繊維の多量摂取」や「イソフラボン（外因性ホルモン剤使用歴がある場合に限る）」は女性のリスクが、「塩分の多量摂取」は男性のリスクが増加する傾向が見られました。</p>
</div>
<h2>胃がん患者を対象とした食べ物・食事</h2>
<div class="txt">
<p>『がん患者のための栄養と運動のガイドライン（第４版）』（米国対がん協会が公表したガイドラインの書籍）をもとに胃がん患者を対象にした再発率・生存率・死亡率に影響を及ぼすものに関する研究成果をまとめてみました。ただし、2011年以前に発表された論文であるため、該当の食べ物を対象に国際研究データベースPubmedに掲載されている論文の追加調査（2012年～2023年）も行いました。「胃がん患者を対象とした食事に関する」論文は４件でした（表３）。</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">研究素材／テーマ</td>
<td class="subject col-xs-2" align="center">タイトル</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">研究内容</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">結果</td>
<td class="subject col-xs-2" align="center">掲載誌／<br />
掲載年／国</td>
</tr>
<tr>
<td>ナトリウム、亜鉛</td>
<td>高ナトリウム・低亜鉛の食事摂取量と胃がん死亡率との関連性：韓国における前向きコホート研究</td>
<td>【前向きコホート研究】<br />
490人の胃がん（GC）患者を対象にした追跡調査により、ナトリウムと亜鉛の摂取の組み合わせと胃がん（GC）死亡率との関連、およびこれらの関連が組織型により異なるかどうかを調査した。</td>
<td>ナトリウムの多量摂取と亜鉛の少量摂取は、胃がん（GC）患者の生存率を悪化させる可能性があることがわかった。</td>
<td>Nutr Cancer 誌　2022 年　韓国</td>
</tr>
<tr>
<td>大豆製品、海藻</td>
<td>日本食摂取と胃がん・大腸がんの生存率との関連性：前向き患者コホート研究</td>
<td>【前向きコホート研究】<br />
消化器系がん（胃がん1931人、大腸がん793人、直腸がん510人）の患者を対象に、食物摂取頻度質問票を用いて日本食品6種（大豆食品、味噌汁、海藻など）の治療前の摂取量と死亡リスクの関連について調査した。</td>
<td>大豆製品や海藻などの日本食の治療前の摂取が、胃がんと大腸がんの患者の生存に好ましい影響を及ぼす可能性があることを示しているが、さらなる研究による確認が必要である。</td>
<td>Cancer Sci 誌　2020年　日本</td>
</tr>
<tr>
<td>赤身肉、加工肉、アルコール</td>
<td>胃がん患者における2次原発がんと生存率：診断前のライフスタイルとの関連性</td>
<td>574名の1次胃がん患者を対象に、2次原発がんのリスクおよび生存率と診断前の生活習慣との関連性を調べた。</td>
<td>赤身肉と加工肉の摂取量が多いと答えた患者が、摂取量が最も少ない下位3分の1の患者と比べて、2次原発がんの発生率が有意に高かった。<br />
また、アルコール摂取量が多い患者および過体重の患者では、そうでない人と比較して死亡率が有意に高かった。</td>
<td>Eur J Cancer Prev 誌　2019年　ポルトガル</td>
</tr>
<tr>
<td>生野菜、豆腐、鶏肉、喫煙</td>
<td>胃がんの予後に関する食事、飲酒、喫煙習慣の効果</td>
<td>胃がん患者877人を対象に、食生活、喫煙と飲酒習慣が胃がんの予後に与える影響について調査した。</td>
<td>週3回以上の生野菜、豆腐、鶏肉の摂取が、胃がんの予後を良好にする一方、喫煙習慣が胃がんの予後を悪化させる要因になることを示唆した。</td>
<td>Nutr Cancer 誌　2000 年　日本</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表３　胃がん患者を対象とした食べ物・食事<br />
胃がんを対象とした食事に関するPubmed 収載論文の検索条件（2012 年以降）：gastric cancer/patients or diagnosis/ 死亡率or 生存率or 再発／該当の食べ物</p>
</div>
</div>
<div class="txt">
<h3>胃がん患者に良い食べ物や飲み物</h3>
<p>胃がん患者に良い食べ物や飲み物に関して２件の研究論文が報告されています。<br />
「大豆製品、海藻」「生野菜、豆腐、鶏肉」についてです。大豆製品や海藻などの日本食の場合、治療前の摂取は、胃がん患者の生存に好ましい影響を及ぼす可能性があります。生野菜、豆腐、鶏肉を週３回以上摂取すると、胃がんの予後を良好にする可能性があります。</p>
<h3>胃がん患者に悪い食べ物や飲み物</h3>
<p>胃がん患者に悪い食べ物や飲み物に関しては２件の研究論文が報告されています。<br />
「ナトリウムと亜鉛」「赤身肉、加工肉、アルコール」についてです。ナトリウムの多量摂取と亜鉛の摂取不足は、胃がん患者の生存率を低下させる可能性があります。<br />
赤身肉や加工肉の摂取量が多い胃がん患者は２次原発がん（※）の発生率が高く、多量のアルコール消費者と過体重の胃がん患者は死亡率が上昇する可能性が高いという研究結果が出ています。<br />
※２次原発がん：治療後数年から数十年後という長いスパンで元々のがんとは別の種類のがんを発症すること。同じがん細胞が再び現れる”再発”や、同じがん細胞が別の場所に飛ぶ”転移”とは異なる。</p>
</div>
<h2>胃がん患者を対象としたサプリメント成分</h2>
<div class="txt">
<p>　2005年以降にPubMedに掲載された論文と研究情報のみのサイト（製品販売を含むサイトを除く）に掲載されている胃がん患者を対象にした論文は５件ありました（表４）。</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">研究素材／テーマ</td>
<td class="subject col-xs-2" align="center">タイトル</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">研究内容</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">結果</td>
<td class="subject col-xs-2" align="center">掲載誌／<br />
掲載年／国</td>
</tr>
<tr>
<td>シイタケ菌糸体</td>
<td>がん患者におけるシイタケ菌糸体抽出物配合顆粒のQOL改善作用：多施設共同研究</td>
<td>さまざまな治療背景をもつがん患者68名（胃がん2名含む）を対象に、各治療と並行してシイタケ菌糸体を4週間連日摂取した。</td>
<td>シイタケ菌糸体を摂取したところQOLの改善を示した。</td>
<td>日本補完代替医療学会誌、2017年　日本</td>
</tr>
<tr>
<td>シイタケ菌糸体</td>
<td>がん免疫療法患者におけるシイタケ菌糸体のQOLおよび免疫機能の改善</td>
<td>がん免疫療法を実施中の患者10名（胃がん1名含む）を対象に、4週間は免疫細胞療法単独、次の4週間はシイタケ菌糸体を併用した。</td>
<td>がん免疫療法を実施中の患者がシイタケ菌糸体を併用して摂取するとQOLおよび免疫機能が改善する可能性がある。</td>
<td>Altern Ther Health Med.誌,2016年　日本</td>
</tr>
<tr>
<td>シイタケ菌糸体</td>
<td>がん化学療法中の患者におけるシイタケ菌糸体エキス経口投与の有用性と安全性</td>
<td>化学療法を実施中のがん患者7名（胃がん1名含む）を対象に、治療1コース目は単独化学療法、2コース目はシイタケ菌糸体を併用した。</td>
<td>シイタケ菌糸体を摂取するとQOLと免疫機能を改善することを示唆した。</td>
<td>Am J Chin Med誌　2011年　日本</td>
</tr>
<tr>
<td>シイタケ菌糸体</td>
<td>胃がん・大腸がん化学療法実施患者における、抗がん剤副作用軽減に対する有用性報告</td>
<td>進行性消化器がんの患者7名（胃がん1名、大腸がん6名）を対象に、治療1コース目は単独化学療法、2コース目はシイタケ菌糸体を併用した。</td>
<td>シイタケ菌糸体を併用して摂取すると化学療法で起こる副作用の発生率を低下させることを示唆した。</td>
<td>Asian Pac J Cancer Prev.誌 2011年　日本</td>
</tr>
<tr>
<td>霊芝</td>
<td>霊芝胞子による消化器がんのCA72-4上昇：5症例の報告</td>
<td>2010年から2011年の間に複数の治療法を行ったがん患者を対象に霊芝胞子（GLS）を1日2回、1カ月～2カ月経口摂取した。そのうち、消化器がん5例の報告。</td>
<td>霊芝の胞子を摂取したところ、消化器がんの治療効果判定に最も有用なマーカーの一つである血清腫瘍マーカーCA72-4のレベルが上昇し、また摂取を中止するとCA72-4が急速に正常レベルに戻った。</td>
<td>Integr Cancer Ther.l 誌 2014年　中国</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表４　胃がん患者を対象としたサプリメント成分<br />
胃がんを対象としたサプリメント成分に関するPubmed 収載論文の検索条件：<br />
agaricus blazei or lentinula edodes mycelia or Inonotusobliquus or Ganoderma lucidum　or shark cartilage or Sparassis crispa or fucoidan or propolis/patient ancer<br />
うち「胃がん」が含まれる論文を抽出（2005 年以降）</p>
</div>
</div>
<div class="txt">
<p>　そのうち４件はシイタケ菌糸体が研究素材になっています。「ＱＯＬの改善を示した」「免疫機能を改善する可能性がある」「併用して摂取すると化学療法で起こる副作用の発生率を低下させる」という結果が出ています。　もう一つの「霊芝」については、血清腫瘍マーカーの一つ、ＣＡ72-4（胃がん、大腸がん、膵臓がんなどの消化器がんや卵巣がん、乳がんなどの診断や経過観察に使用される）のレベルが上昇し、摂取を中止すると、急速に正常レベルに戻ったということです。</p>
</div>
<h2>総論</h2>
<div class="txt">
<p>　胃がんのリスクが低下する食べ物や飲み物としては、やはり「野菜の摂取」が大切であることが実証されました。<br />
また緑茶を１日当たり５杯以上飲むことは有効なようです。</p>
<p>女性の場合、鶏肉の摂取量が多ければ下部の胃がんのリスクが25％低下。<br />
男性では穀物由来の食物繊維摂取量が多いと、胃がんの罹患リスクが低下する傾向があります。また男性の場合は、甘味飲料摂取が多いほど噴門部位がんのリスクが減少するといいます。<br />
「健康型」の食生活をする女性では、リスクが低下しますが、男性では明確な関連性が見られないという男女差が見られました。</p>
<p>「胃がんのリスクが高まる食べ物や飲み物」でも、男性では食塩摂取量が高いグループで胃がんリスクが約２倍に。ところが女性は関連性が見えませんでした。また食物繊維の場合は女性では胃がんの罹患リスクが高くなるということです。このように男女によって異なる結果も見逃せなく、興味深く感じました。</p>
</div>
<p><img decoding="async" class="sp100" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2019/10/gan_supple_3_007.png" alt="宮西ナオ子（みやにし・なおこ） 上智大学ポルトガル語学科卒業。生き方研究家・ライター・エッセイスト・女性能楽研究家・博士（総合社会文化）。著書に『朝2時間早く起きれば人生が変わる』『眠る前の7分間』『一週一菜の奇跡』『和ごころのある暮らし』など多数。２０１４年「東久邇宮文化褒賞」受賞。" border="0" /></p>
<p class="quot">宮西ナオ子（みやにし・なおこ）<br />
上智大学ポルトガル語学科卒業。生き方研究家・ライター・エッセイスト・女性能楽研究家・博士（総合社会文化）。著書に『朝2時間早く起きれば人生が変わる』『眠る前の7分間』『一週一菜の奇跡』『和ごころのある暮らし』など多数。２０１４年「東久邇宮文化褒賞」受賞。</p>
<h3>本記事の関連リンク</h3>
<div class="txt">
<br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement">「免疫力改善成分」を論文・データで比較検証　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/cancer-treatment">「免疫力改善成分」のがん種別論文・データ　&gt;&gt;</a></p>
<p><a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/agaricus">アガリクス　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/shiitake">シイタケ菌糸体　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/fukoidan">フコイダン　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/propolis">プロポリス　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/meshima">メシマコブ　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/reishi">霊芝　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/kabanoanatake">カバノアナタケ　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/hanabiratake">ハナビラタケ　&gt;&gt;</a>
</div>
<h1 id="ms_list">宮西ナオ子のがんに挑むサプリメント 徹底リサーチ</h1>
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_5802">第10回 β- グルカン（ベータグルカン）</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_5583">第9回 免疫力編</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4896">第8回 プロポリス</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4782">第7回 フコイダン</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4565">第6回 霊芝</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4167">第5回 メシマコブ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3965">第4回 ハナビラタケ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3810">第3回 カバノアナタケ（チャーガ）</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3775">第2回 シイタケ菌糸体</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3592">第1回 アガリクス</a></li>
</ul>
<p></p>
<h1 id="mg_list">宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・栄養や、サプリメント成分の研究比較</h1>
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_7003">第11回 白血病</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6888">第10回 食道がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6810">第9回 前立腺がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6672">第8回 胃がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6483">第7回 子宮がん、卵巣がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5998">第6回 膀胱がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5722">第5回 肝臓がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5666">第4回 膵臓がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5364">第3回 肺がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5170">第2回 大腸がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5050">第1回 乳がん</a></li>
</ul>
<h2>食事と栄養に関するニュース</h2>
<ul class="archlist">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition">がん闘病に必要な食事と栄養の最新ニュースや記事を掲載しています。</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement">がんと免疫力改善成分（アガリクス、フコイダンなど）のエビデンス比較を掲載しています。</a></li>
</ul>

</div>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・ 栄養や、サプリメント成分の研究比較　第７回　子宮がん、卵巣がん</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6483</link>
					<comments>https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6483#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 10 May 2023 09:48:22 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[がんの生存率・再発率に関連する食事・栄養やサプリメント成分の研究比較]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://gan-senshiniryo.jp/?p=6483</guid>

					<description><![CDATA[宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・栄養や、 サプリメント成分の研究比較　第7回　子宮がん、卵巣がん 本連載の記事一覧（その他のがん種）はコチラ 　本シリーズでは、がん種ごとに特化した食事や栄養の情報に関して [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<div id="book_title">
<h1>宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・栄養や、<br />
サプリメント成分の研究比較　第7回　子宮がん、卵巣がん</h1>
</div>
<ul class="archlist2">
<li><a href="#mg_list" class="fade">本連載の記事一覧（その他のがん種）はコチラ</a></li>
</ul>
<p></p>
<div id="author_exp">
<div class="author">
<p class="quot">　本シリーズでは、がん種ごとに特化した食事や栄養の情報に関して研究成果をもつ食品やサプリメント成分の情報をお伝えしています。手法としては「コホート研究」や「ヒト臨床試験の研究論文」などを調査し、なるべく客観的な視点で分かりやすくご紹介しています。また特定の論文だけでは判断せず、複数の論文で評価することを心がけています。<br />
　書籍では『がん生存者のための栄養と運動のガイドライン』（第４版）から「生存率・再発率」などに言及している論文や抄録を参照。また国際研究データベースのPubmed から「ヒト臨床試験」の論文や抄録などから調査しました。<br />
　今回は婦人科がん（子宮がん、卵巣がん）に特化して、再発リスクや生存率などの研究成果をもつ食事や、サプリメント成分の情報を紹介したいと思います。</p>
</div>
</div>
<h2>婦人科系がんとは？</h2>
<div class="txt">
<h3>子宮がんとは？</h3>
<p>　婦人科系がんとして最初に子宮がんからご説明します。子宮は女性の下腹部にあり、骨盤で守られています。赤ちゃんを育てる場所であり、膣につながる部分を「子宮頸部」、赤ちゃんができると出産まで育てる部分を「子宮体部」といいます。そのため、がんができる場所によって、「子宮頸がん」もしくは「子宮体がん」になります。原因も発症のメカニズムも異なります。<br />
「子宮頸がん」は、子宮頸部の入口、外子宮口周辺に発生します。<br />
この場合、がん細胞の増殖は比較的ゆっくりですから、正常な細胞が浸潤がんになるまでには５～10年以上の歳月がかかります。そのため、定期的に検診を受けていれば、がんになる前に発見することが可能といわれます。</p>
<p>　罹患率は年代別に見ると、20代後半から増えていき40代がピークになります。かつては増加傾向にあった子宮頸がんの死亡数でしたが、２０１５年から一時、落ち着きました。しかし17年から21年まで再度、増加傾向になっています。<br />
「子宮体がん」は、「子宮内膜がん」ともいわれ、子宮内膜に多く発生します。内膜は生理時にはがれ落ちてしまうので、閉経前の子宮体がんはまれといわれます。そのため年齢別発生率（罹患率）は、40歳代後半から増加しはじめ、50歳代から60歳代にピークとなり、その後減少していきます。子宮体がんは、早期の段階で不正出血を起こすことが多いので、そのような症状を診断した場合、早期発見も可能だといわれます。</p>
<h3>「卵巣」がんとは？</h3>
<p>　卵巣は骨盤内の深いところにあり、子宮の両脇に一つずつある親指大で楕円形の臓器です。卵巣の表面を覆っている上皮（表層上皮）、卵子のもとになる胚細胞、性ホルモンをつくる性策細胞、間質細胞などからできています。卵管は子宮から左右に伸びた一対の管状の器官で、先端は卵巣の近くで広がっています。「卵巣がん」は卵巣に、「卵管がん」は卵管に発生します。<br />
　両方とも初期の段階ではほとんど自覚症状がありません。しかし洋服を着るときにウエストがきつくなったり、下腹部にしこりが触れるようになったり、食欲不振になったりすることから、受診して、卵巣がんや卵管がんがわかったりします。<br />
　がんが大きくなると膀胱や直腸を圧迫するため頻尿や便秘、脚のむくみなどを感じるようになります。さらに進行し腹水がたまると、腹部が大きく前に突き出すこともあります。</p>
</div>
<h2>論文に見る婦人科がん（子宮がん、卵巣がん）の発がんリスク</h2>
<div class="txt">
<p>　国立がん研究センター予防研究グループＨＰで公開している「多目的コホート研究（ＪＰＨＣ研究）」は、全国11カ所の保健所と国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、大学、研究機関、医療機関などとの共同研究約10万人から生活習慣に関する情報を集め、長期にわたって生活習慣が疾病の発症に関連しているかを調査したものです。<br />
　平成21年度までは厚生労働省がん研究助成金による指定研究班として実施されていましたが、平成22年度以降は独立行政法人国立がん研究センターによって実施されています。</p>
</div>
<h2>婦人科がん（子宮がん、卵巣がん）の発がんリスクを下げる食べ物／飲み物</h2>
<div class="txt">
<p>　婦人科がん（子宮がん、卵巣がん）の発がんリスクを下げる食べ物／飲み物について調べたところ、コーヒーの研究論文が1件報告されています。コーヒー摂取と子宮体がんの発生率との関係について調べたところ、コーヒーを週２日以下飲むグループの発がんリスクを１とすると、１日１～２杯、３杯以上飲むグループではそれぞれ、0.61、0.38とリスクが低下したという研究結果が出ています。<br />
40～69歳の女性約5万4000人を研究対象として、約15年間の追跡期間中のコーヒー摂取と子宮体がんの発生率との関係について調べた研究結果です。<br />
　その他に、大豆食品、イソフラボン、緑茶についての研究論文が報告されていますが、摂取量と子宮体がんリスクとの間に有意な関連は見られなかったというものです。<br />
　大豆・イソフラボンについては、研究対象に該当した45歳から74歳の女性約４万人のうち、平均12年の追跡期間中、対象者集団のうち１１２人が子宮体がんと診断されました。その後の追跡調査にて大豆・イソフラボンの摂取量を3グループで調査したところ統計学的に大きな差はありませんでした。<br />
　緑茶については、40～69歳の女性５万４０００人のうち調査開始から約15年間の追跡中に１１７人が子宮体がんと診断されました。<br />
２００５年まで追跡した調査結果では緑茶の摂取量と子宮体がんリスクとの間には有意な関連が見られませんでした（表１・表２）</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">研究素材／テーマ</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">研究内容</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">結果</td>
</tr>
<tr>
<td>コーヒー</td>
<td>研究対象に該当した40～69歳の女性約54,000 人のうち、調査開始から約15 年間の追跡期間中に、117 人が子宮体がんと診断されました。調査開始時に行ったアンケートの結果を用いて、その後平成17年（2005 年）まで追跡した調査結果に基づいて、調査開始時のコーヒー摂取頻度により４つのグループに分けて、コーヒー摂取と子宮体がんの発生率との関係について調べました。</td>
<td>コーヒーを週２日以下飲むグループの子宮体がんリスクを１とすると、１日１～２杯、３杯以上飲むグループではそれぞれ、0.61、0.38 とリスクが低下していました。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表１　婦人科がん（子宮がん、卵巣がん）のリスクを下げる食べ物／飲み物</p>
</div>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">研究素材／テーマ</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">研究内容</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">結果</td>
</tr>
<tr>
<td>大豆・イソフラボン</td>
<td>研究対象に該当した45～74歳の女性約４万人のうち、平均12 年の追跡期間中に、対象者集団のうち112人が子宮体がんと診断されました。調査開始時に行ったアンケートの結果を用いて、その後平成21年（2009 年）まで追跡した調査結果に基づいて、1日当たりの大豆食品またはイソフラボン（ゲニステイン）摂取量によって、対象者集団を3 つのグループに分けて、大豆食品とイソフラボン摂取量の最も少ないグループに比べ、その他のグループで子宮体がんのリスクが何倍になるかを調べました。</td>
<td>大豆食品またはイソフラボン摂取と子宮体がんとの間に関連は見られませんでした。大豆食品とイソフラボン摂取量の最低グループに比べ、最高グループでのハザード比がそれぞれ1.11 と1.06 であり、どちらとも統計学的に有意ではありませんでした。</td>
</tr>
<tr>
<td>緑茶</td>
<td>研究対象に該当した40～ 69歳の女性約54,000人のうち、調査開始から約15年間の追跡期間中に、117人が子宮体がんと診断されました。調査開始時に行ったアンケートの結果を用いて、その後平成17年（2005 年）まで追跡した調査結果に基づいて、調査開始時の緑茶摂取頻度により４つのグループに分けて、緑茶摂取と子宮体がんの発生率との関係について調べました。</td>
<td>緑茶の摂取量と子宮体がんリスクとの間には、統計学的に有意な関連が見られませんでした。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表２　婦人科がん（子宮がん、卵巣がん）のリスクと関連がなかった食べ物／飲み物</p>
</div>
</div>
<h2>婦人科がん（子宮がん、卵巣がん）の発がんリスクが高まる食べ物／飲み物</h2>
<div class="txt">
<p>　婦人科がん（子宮がん、卵巣がん）の発がんリスクが高まる食べ物／飲み物として報告されている研究論文はありませんでした。子宮頸がんの場合は、ヒトパピローマウイルス（ＨＰＶ）の感染、子宮体がんの場合はエストロゲン作用が深く関わっていると考えられており、卵巣がんの場合は、排卵の回数が多いほどリスクが高まると考えられています。そのような理由もあってか、食べ物や飲み物に関するリスクの関連性を示す研究論文はありませんでした。</p>
</div>
<h2>「婦人科がん（子宮がん、卵巣がん）患者を対象とした食べ物、食事</h2>
<div class="txt">
<p>　米国対がん協会が公表したガイドラインの書籍と、多目的コホート研究の該当食品を対象に追加調査を実施しましたが「子宮がん」の論文情報掲載はありませんでした。「卵巣がん」の論文情報掲載の該当食品から、２０１２年以降PubMed に掲載された論文を追加調査しました（表３）。</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">研究素材／テーマ</td>
<td class="subject col-xs-2" align="center">タイトル</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">研究内容</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">結果</td>
<td class="subject col-xs-2" align="center">掲載誌／<br />掲載年／国</td>
</tr>
<tr>
<td>魚介類、加工赤身肉</td>
<td>診断前の肉摂取量および調理法と卵巣がんの生存率：卵巣がんフォローアップ研究（OOPS）の結果</td>
<td>卵巣がん患者853名を対象に2015年から2020年の間で追跡調査を実施し、食事摂取頻度調査票をもとに診断前の肉類や魚介類の摂取量および調理法と卵巣がんの生存率との関連性について調査しました。</td>
<td>診断前の魚介類摂取量は卵巣がんの生存率の向上と関連した一方、加工赤身肉摂取量は生存率の低下と関連していました。</td>
<td>Food Funct 誌2022 年　中国</td>
</tr>
<tr>
<td>緑黄色野菜、食物繊維、魚</td>
<td>診断前の食事と卵巣がん診断後の生存率</td>
<td>2002年から2005年の間に浸潤性上皮性卵巣がんと診断されたオーストラリア人女性811名を対象に、食物摂取頻度調査票をもとに診断前の食事と全生存率との関連を検討しました。</td>
<td>緑葉野菜、食物繊維、魚の摂取量は、生存率向上と関連していました。また、ポリ- ／モノ不飽和脂肪酸比※の高さは生存率向上と関連していた一方で、血糖値上昇指数の高さと生存率低下が関連していました。</td>
<td>Obser-vationalStudy BrJ Cancer 誌　2017年アメリカ</td>
</tr>
<tr>
<td>食事パターン（野菜、果物、肉類、牛乳）</td>
<td>診断前の食事パターンは上皮性卵巣がんの生存期間と関連</td>
<td>1994年から1998年にかけて上皮性卵巣がんと診断された341 名を対象に、食物摂取頻度調査票を用いて、診断前の通常の食事が生存率に及ぼす影響を検討しました。</td>
<td>果物および野菜の合計摂取量、および野菜単独摂取量と、生存期間の長さとの有意な関連性が示されました。逆に肉類、特に塩漬け肉／加工肉と、牛乳で生存が不利であることが示されました。</td>
<td>J Am Diet Assoc誌　2010年　アメリカ</td>
</tr>
<tr>
<td>緑茶</td>
<td>緑茶の摂取は上皮性卵巣がんの生存率を高める</td>
<td>1999年から2000年にかけて上皮性卵巣がんと確認された254 名を対象に、最低3 年間の追跡調査を行い、緑茶の摂取が上皮性卵巣がん患者の生存率を高めるかどうかを調査しました。</td>
<td>診断後に緑茶の摂取量を増やすと、上皮性卵巣がんの生存率を高める可能性があると結論づけました。</td>
<td>Com-parative　Study Int　J Cancer 誌　2004年オーストラリア</td>
</tr>
<tr>
<td>野菜</td>
<td>卵巣がん後の生存率に及ぼす食事の影響</td>
<td>1990年から1993年にかけて発症した上皮性卵巣がん患者609名を対象にアンケートを実施し、摂取量が最も高い三分位※ グループと、最も低い三分位※グループを比べ、食事中の様々な食品群および微量栄養素が生存に及ぼす影響を評価しました。</td>
<td>野菜（特にアブラナ科）の摂取量が多い食事が生存率の向上に役立つ可能性が示唆されました。</td>
<td>Int J Cancer 誌2003 年オーストラリア</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表３　婦人科がん（子宮がん、卵巣がん）患者を対象とした食べ物・食事<br />
※最も高い三分位：上位1/3<br />
※最も低い三分位：下位1/3<br />
※ポリ-/ モノ不飽和脂肪酸比：多価（ポリ）不飽和脂肪酸（二重結合を2 つ以上持つ不飽和脂肪酸）と一価（モノ）不飽和脂肪酸（二重結合が1つ）の比率。<br />
婦人科がん（子宮がん、卵巣がん）を対象とした食事に関するPubMed 収載論文の検索条件（2012 年以降）：ovarian cancer or uterine　cancer or cancer of the uterine body or Cervical cancer/patients or diagnosis　/　死亡率or生存率or再発／該当の食べ物
</p>
</div>
</div>
<h2>婦人科がん（子宮がん、卵巣がん）患者の生存率が高まる食べ物／生存率が下がる食べ物</h2>
<div class="txt">
　「婦人科がん（子宮がん、卵巣がん）の生存率・生存期間が高まる食べ物」として、研究論文５件が報告されています。５件とも卵巣がん患者を対象に、食べ物の摂取量と生存率の関連性を検討したもので、魚介類、緑黄色野菜、野菜（特にアブラナ科）、食物繊維、緑茶の摂取量は、生存率向上と関連していたという内容の報告です。<br />
　一方、婦人科がん（子宮がん、卵巣がん）の生存率を下げる食べ物として、研究論文２件が報告されています。卵巣がん患者を対象に、食べ物の摂取量と生存率の関連性を検討したもので、加工肉／塩漬け肉、牛乳の摂取量と生存率の低さが関連していたという内容です。特に加工肉は、どちらの論文にも含まれていた食べ物です。</p>
</div>
<h2>婦人科がん（子宮がん、卵巣がん）患者を対象としたサプリメント成分</h2>
<div class="txt">
　２００５年以降のPubMed に掲載された論文、製品販売を含むサイトは除き、研究情報のみのサイトに掲載されている論文などを調査した結果、婦人科がん（子宮がん、卵巣がん）患者を対象とした論文は３件でした（表４）</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">研究素材<br />
／テーマ</td>
<td class="subject col-xs-3" align="center">タイトル</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">研究内容</td>
<td class="subject col-xs-3" align="center">結果</td>
<td class="subject col-xs-3" align="center">掲載誌/ 掲載年/ 国</td>
</tr>
<tr>
<td>シイタケ菌糸体</td>
<td>がん患者におけるシイタケ菌糸体抽出物配合顆粒のQOL 改善作用：多施設共同研究</td>
<td>さまざまな治療背景を持つがん患者68 名( 卵巣がん3 名、子宮頸がん2名含む）を対象に、各治療と並行してシイタケ菌糸体を４週間連日摂取しました。</td>
<td>シイタケ菌糸体を摂取したところQOLの改善を示しました。</td>
<td>日本補完代替医療学会誌　2017年　日本</td>
</tr>
<tr>
<td>シイタケ菌糸体</td>
<td>IFN- γ /IL-10 産生量の比率は有用な予後指標であり、悪性疾患患者においてキノコ抽出物により改善されることが確認されました</td>
<td>癌治療後経過観察者13 名（膀胱がん、子宮がん、胃がん、卵巣がん、前立腺がん）を対象に、シイタケ菌糸体を20 週間摂取しました。</td>
<td>シイタケ菌糸体を摂取し、Th1/Th2 細胞バランスを調べたところ、がんの免疫抑制を軽減して、摂取前に落ちていた免疫力が健常者レベルまで回復しました。</td>
<td>米国癌学会（AACR）誌　2009 年　日本</td>
</tr>
<tr>
<td>霊芝</td>
<td>霊芝によるサルベージ治療（救済治療）が奏効した婦人科がん患者の臨床的特徴</td>
<td>がん患者（5 例）の症例報告救済治療で婦人科がん患者（子宮がん１名、卵巣がん4 名）が霊芝を12 週間摂取しました。</td>
<td>摂取期間中は重大な副作用なく容態が安定していました。</td>
<td>Asian Pac J　Cancer Prev 誌2014 年　タイ</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表４　婦人科がん（子宮がん、卵巣がん）患者を対象としたサプリメント成分<br />
婦人科がん（子宮がん、卵巣がん）を対象としたサプリメント成分に関するPubMed 収載論文の検索条件<br />
agaricus blazei or lentinula edodes mycelia or Inonotusobliquus or Ganoderma lucidum　or Phellinus linteus or　Sparassis crispa or fucoidan　or　propolis / patient cancer<br />
うち「子宮がん、/ 卵巣がん」が含まれる論文を抽出（2005 年以降）</p>
</div>
</div>
<div class="txt">
<p>　「シイタケ菌糸体」は２つの論文に紹介されています。<br />
　卵巣がん３名、子宮頸がん２名を含む68名のがん患者さんを対象に各治療とともにシイタケ菌糸体を4週間連日摂取したところＱＯＬ　（生活の質）が改善したといいます。<br />
　もうひとつの研究では、がん治療後の経過観察者13名（子宮がん、卵巣がん含まれる）にシイタケ菌糸体を20週間摂取したところ、がんの免疫力が健常者レベルまで回復したというものです。<br />
　霊芝についても子宮がん1名、卵巣がん４名の５名の患者さんが霊芝を12週間摂取したところ、その期間中は重大な副作用がなく容態が安定していたといいます。
</p></div>
<h2>総評</h2>
<div class="txt">
<p>　婦人科がん（子宮がん、卵巣がん）と食事・栄養に関しては、多目的コホート研究（ＪＰＨＣ研究）で３件、論文に５件、サプリメントは３件という調査結果でした。<br />
発がんリスクを下げる食べ物／飲み物ではコーヒー、がん患者の生存率の向上と関連したのが魚介類、緑黄色野菜、野菜（特にアブラナ科）、食物繊維、緑茶ということですので、積極的に摂取したいものです。ただし緑茶に関しては、発がんリスクの相関を研究したコホート研究では統計学的に有意な関連は見られていません。<br />
一方、加工肉／塩漬け肉、牛乳加工肉については、複数の論文からも指摘されているので、気を付けたほうがよいでしょう。サプリメント成分はシイタケ菌糸体と霊芝が上がってきました。産地や製法にも関連するかと思いますが、これらのサプリメント成分は採り入れてもよいのではないかと思いました。</p>
</div>
<p><img decoding="async" class="sp100" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2019/10/gan_supple_3_007.png" alt="宮西ナオ子（みやにし・なおこ） 上智大学ポルトガル語学科卒業。生き方研究家・ライター・エッセイスト・女性能楽研究家・博士（総合社会文化）。著書に『朝2時間早く起きれば人生が変わる』『眠る前の7分間』『一週一菜の奇跡』『和ごころのある暮らし』など多数。２０１４年「東久邇宮文化褒賞」受賞。" border="0" /></p>
<p class="quot">宮西ナオ子（みやにし・なおこ）<br />
上智大学ポルトガル語学科卒業。生き方研究家・ライター・エッセイスト・女性能楽研究家・博士（総合社会文化）。著書に『朝2時間早く起きれば人生が変わる』『眠る前の7分間』『一週一菜の奇跡』『和ごころのある暮らし』など多数。２０１４年「東久邇宮文化褒賞」受賞。</p>
<h3>本記事の関連リンク</h3>
<div class="txt">
<br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement">「免疫力改善成分」を論文・データで比較検証　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/cancer-treatment">「免疫力改善成分」のがん種別論文・データ　&gt;&gt;</a></p>
<p><a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/agaricus">アガリクス　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/shiitake">シイタケ菌糸体　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/fukoidan">フコイダン　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/propolis">プロポリス　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/meshima">メシマコブ　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/reishi">霊芝　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/kabanoanatake">カバノアナタケ　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/hanabiratake">ハナビラタケ　&gt;&gt;</a>
</div>
<h1 id="ms_list">宮西ナオ子のがんに挑むサプリメント 徹底リサーチ</h1>
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_5802">第10回 β- グルカン（ベータグルカン）</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_5583">第9回 免疫力編</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4896">第8回 プロポリス</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4782">第7回 フコイダン</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4565">第6回 霊芝</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4167">第5回 メシマコブ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3965">第4回 ハナビラタケ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3810">第3回 カバノアナタケ（チャーガ）</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3775">第2回 シイタケ菌糸体</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3592">第1回 アガリクス</a></li>
</ul>
<p></p>
<h1 id="mg_list">宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・栄養や、サプリメント成分の研究比較</h1>
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_7003">第11回 白血病</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6888">第10回 食道がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6810">第9回 前立腺がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6672">第8回 胃がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6483">第7回 子宮がん、卵巣がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5998">第6回 膀胱がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5722">第5回 肝臓がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5666">第4回 膵臓がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5364">第3回 肺がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5170">第2回 大腸がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5050">第1回 乳がん</a></li>
</ul>
<h2>食事と栄養に関するニュース</h2>
<ul class="archlist">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition">がん闘病に必要な食事と栄養の最新ニュースや記事を掲載しています。</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement">がんと免疫力改善成分（アガリクス、フコイダンなど）のエビデンス比較を掲載しています。</a></li>
</ul>

</div>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・ 栄養や、サプリメント成分の研究比較　第6回　膀胱がん</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5998</link>
					<comments>https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5998#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 10 Feb 2023 00:00:42 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[がんの生存率・再発率に関連する食事・栄養やサプリメント成分の研究比較]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://gan-senshiniryo.jp/?p=5998</guid>

					<description><![CDATA[宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・栄養や、 サプリメント成分の研究比較　第6回　膀胱がん 本連載の記事一覧（その他のがん種）はコチラ 　本シリーズでは、がん種ごとに特化した食事や栄養の情報に関して研究成果を [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<div id="book_title">
<h1>宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・栄養や、<br />
サプリメント成分の研究比較　第6回　膀胱がん</h1>
</div>
<ul class="archlist2">
<li><a href="#mg_list" class="fade">本連載の記事一覧（その他のがん種）はコチラ</a></li>
</ul>
<p></p>
<div id="author_exp">
<div class="author">
<p class="quot">　本シリーズでは、がん種ごとに特化した食事や栄養の情報に関して研究成果をもつ「食品やサプリメント成分」の情報をお伝えしています。「コホート研究」や「ヒト臨床試験の研究論文」などを調査し、なるべく客観的な視点でわかりやすくご紹介しています。特定の論文だけで判断せず、複数の論文で評価するように試みています。<br />
　今回は、膀胱がんに特化して、発がんリスクや再発リスク・生存率などの研究成果が出ている食事や、サプリメント成分の情報をご紹介します。日本人での膀胱がん罹患率はすべてのがんの中で男性は12 位、女性は20 位というわけで、全体的にみて非常に多いというがんではありません。また好発年齢は60 ～ 70 歳代で、高齢者に多く発症するがんであるといわれています。</p>
</div>
</div>
<h2>膀胱と膀胱がん</h2>
<div class="txt">
<p>　膀胱は骨盤の中にある袋状の臓器です。男性は恥骨と直腸の間に、女性は恥骨と子宮、腟の間にあります。膀胱の働きは、尿を一時的にため、ある程度の量になったら体の外に出すことです。<br />
　腎臓では血液中の水分や不要物、老廃物から尿をつくりますが、つくられた尿は腎じんぱい杯、腎じ ん盂う、尿管を通って膀胱にたまり、その刺激が脳に伝わり、尿意を催します。すると膀胱の筋肉が収縮し、尿道を締める筋肉が緩み、尿は尿道を通って体外に排泄されます。<br />
　この尿の通り道を尿路といいますが、内側は、ほとんどが尿路上皮という粘膜でおおわれています。膀胱がんは、膀胱にできるがんの総称ですが、膀胱がんの大部分（90％以上）は膀胱の内部をおおう尿路上皮にできる尿路上皮がんといわれます。<br />
　尿路上皮がんは、がんが膀胱の壁にどのくらい深くまで及んでいるか（深達度）によって、「筋層非浸潤性がん」と「筋層浸潤性がん」に分類されます。</p>
</div>
<h2>膀胱がんの主な症状</h2>
<div class="txt">
<p>　膀胱がんの主な症状には、血尿や頻尿、排尿時の痛み、残尿感、切迫した尿意などがあります。血尿は、尿の色が赤や茶色になることで目でみてわかります。一方、顕微鏡で確認する血尿もあります。膀胱がんに特徴的なものとして、痛みなどほかの症状を伴わない血尿もあります。<br />
　膀胱がんと似たような症状がみられる疾患としては、膀胱炎、尿路結石、前立腺肥大症、前立腺がんなどがありますので、異常を感じたら、早めに診察を受けることです。<br />
　放置していると進行してしまうこともあり、がんが進行すると、尿が出にくくなったり、わき腹や腰、背中が痛んだり、足がむくんだりすることもあります。<br />
　また膀胱がんは、リンパ節、肺、肝臓、骨などに転移することがあります。</p>
</div>
<h2>論文による膀胱がんの発がんリスク</h2>
<div class="txt">
<p>　調査をしたのは多目的コホート研究（ＪＰＨＣ研究）からで、国立がん研究センター予防研究グループＨＰで公開したものです。全国11カ所の保健所と国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、各大学、研究機関、医療機関などと共同研究しています。<br />
約10万人から生活習慣に関する情報を集め、長期にわたって生活習慣が疾病の発症に関連しているのかどうかを調査しています。<br />
　平成21年度までは厚生労働省がん研究助成金による指定研究班として実施されていましたが、平成22年度以降は独立行政法人国立がん研究センターによって実施されています。<br />
　今回、この研究をリサーチしたところ、膀胱がんのリスクが高まる食べ物２件とリスクと関連がなかった食べ物1件の論文が抽出されました（表１・表２）。</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">研究素材／テーマ</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">研究内容</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">結果</td>
</tr>
<tr>
<td>甘味飲料</td>
<td>がんの既往のない73,024名を対象に、平均15.8年の追跡期間中に、169人が腎がんに、297人が膀胱がんに罹患しました。調査開始時に行ったアンケート調査の回答から、甘味飲料の摂取量を算出し、男女別に甘味飲料を「摂取しないグループ」、「摂取量が少ないグループ」、「多いグループ」に分け、甘味飲料摂取と腎がんおよび膀胱がんの罹患リスクとの関連について調べました。</td>
<td>がん診断前の何らかの体調不良や疾患のために、甘味飲料の摂取量が減った人の影響などを除くため、調査開始後３年間のうちにがんに罹患した方を除いて検討した結果、甘味飲料摂取量が１日あたり100㎖増加すると、女性における腎がんの罹患リスクは1.11 倍、膀胱がんの罹患リスクも同様に1.11倍増加する関連がみられました。</td>
</tr>
<tr>
<td>コーヒー、カフェイン</td>
<td>40～69歳の男女約10万人の方々を対象に、平均12.6年の追跡期間中に、男性164人と女性42人が新たに膀胱がんと診断されました。喫煙と膀胱がんとの関連、コーヒー、緑茶、その中に含まれているカフェイン摂取量と膀胱がんとの関連を調べました。</td>
<td>非喫煙者（たばこをやめた人を含む）で、コーヒーを１日１杯以上飲むグループではほとんど飲まないグループの2.2倍、カフェインの摂取量で３つのグループに分けた場合に最も多いグループでは最も少ないグループの約２倍、膀胱がんリスクが高くなっていました。緑茶については関連がありませんでした。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表１　膀胱がんのリスクが高まる食べ物</p>
</div>
</div>
<div class="txt">
<h3>膀胱がんの発がんリスクが高まる食べ物</h3>
<p>　「膀胱がんのリスクが高まる食べ物」について調べたところ、甘味飲料とコーヒー、カフェインの２件が報告されています。甘味飲料の摂取量では、女性の膀胱がん罹患リスクとの相関がみられました。また非喫煙者（たばこをやめた人を含む）のコーヒー、カフェインの大量摂取で、膀胱がんの罹患リスクが高まることが研究で明らかになっています。<br />
　「甘味飲料」については、がんの既往のない７万３０２４名を対象にしたところ、平均15.8年の追跡期間中に１６９人が腎がんに、２９７人が膀胱がんに罹患しました。手法は調査開始時に行ったアンケート調査の回答から、甘味飲料の摂取量を算出。男女別に甘味飲料を「摂取しないグループ」「摂取量が少ないグループ」「多いグループ」に分け、甘味飲料摂取と腎がんおよび膀胱がんの罹患リスクとの関連について調べています。調査開始後３年の間、がんに罹患した方を除いて検討した結果、甘味飲料摂取量を1日あたり１００㎖増加すると、女性の腎がんの罹患リスクは１.11倍、膀胱がんの罹患リスクも同様に1.11倍増加するという関連性がみられました。<br />
　「コーヒー、カフェイン」については、40～69歳の男女約10万人の方々を対象に、平均12・６年の追跡期間中に、男性１６４人と女性42人が新たに膀胱がんと診断されました。コーヒーを１日１杯以上飲むグループは、ほとんど飲まないグループの２・２倍、カフェインの摂取量で３つのグループに分けた場合に最も多いグループで最も少ないグループの約２倍、膀胱がんリスクが高くなっていました。緑茶については関連がありませんでした。</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">研究素材／テーマ</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">研究内容</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">結果</td>
</tr>
<tr>
<td>野菜・果物</td>
<td>がんの既往がなかった45～74歳の男女80,952人を対象に、平均17.1年間の追跡期間中に、男性約3.7万人、女性約4.4 人のうち、それぞれ307人および94人が膀胱がんと診断されました。138食品が含まれる食物摂取頻度調査票をもとに、果物・野菜や、それらに含まれる抗酸化ビタミンの摂取量とその後の膀胱がんの罹患との関連を調べました。</td>
<td>男性および女性のいずれにおいても、全野菜・果物、全野菜、全果物、緑黄色野菜、アブラナ科野菜、緑葉野菜、柑橘類の摂取量と膀胱がんの罹患とは統計学的有意な関連はみられませんでした。また、抗酸化ビタミン（ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE）の摂取量についても、膀胱がん罹患リスクとの統計学的有意な関連はみられませんでした。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表２　膀胱がんのリスクと関連がなかった食べ物</p>
</div>
</div>
<div class="txt">
<h3>膀胱がんの発がんリスクを下げる食べ物</h3>
<p>　膀胱がんの発がんリスクを下げる食べ物として報告されている研究論文はありませんでした。一般的に野菜や果物は抗がん作用が期待される抗酸化ビタミンを豊富に含むために、いくつかのがんに対する予防的効果を持つ可能性が期待されていますが、膀胱がんの発がんリスクとは関連性はないということでした。<br />
　「野菜、果物」については、がんの既往がなかった45～74歳の男女８万９５２人を対象に、平均17.1年間の追跡期間中に、男性約３・７万人、女性約4.4万人のうち、それぞれ３０７人および94人が膀胱がんと診断されました。<br />
　また１３８食品が含まれる食物摂取頻度調査票をもとにして、果物・野菜、およびそれらに含まれる抗酸化ビタミンの摂取量とその後の膀胱がんの罹患との関連を調べました。結果は男性および女性のいずれも、全野菜・全果物（緑黄色野菜、アブラナ科野菜、緑葉野菜、柑橘類など）の摂取量と膀胱がんの罹患とは統計学的に有意な関連はみられませんでした。また抗酸化ビタミン（ビタミンＡ、ビタミンＣ、ビタミンＥ）の摂取量についても、膀胱がん罹患リスクとの統計学的有意な関連はみられませんでした。</p>
</div>
<h2>膀胱がん患者を対象とした食べ物・食事</h2>
<div class="txt">
<p>　『がん生存者のための栄養と運動のガイドライン（第４版）』（米国対がん協会が公表したガイドラインの書籍）には、膀胱がん患者を対象とした生存率、再発率、死亡率に関する食べ物についての論文情報の掲載はありませんでした。<br />
　そこで、多目的コホート研究の該当食品を対象に追加調査を実施した結果、２０１２年以降、PubMed に掲載された論文を探してみると、膀胱がん患者を対象とした生存率、再発率、死亡率に影響を及ぼす食べ物に関する論文は、３件でした（表３）。</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">研究素材／テーマ</td>
<td class="subject col-xs-2" align="center">タイトル</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">研究内容</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">結果</td>
<td class="subject col-xs-2" align="center">掲載誌／<br />掲載年／国</td>
</tr>
<tr>
<td>砂糖入り飲料、ナトリウム、果物</td>
<td>集団ベースの膀胱がん研究における食事の質と生存率</td>
<td>食事の質と全生存率および膀胱がん特異的生存率※1 との関連性を検討した。<br />
生存状況はNational Death Index ※2 から確認し、食事の質はAHEI-2010（代替健康食指数）※3 を用いて評価した。</td>
<td>全体的なAHEI-2010（代替健康食指数）のアドヒアランス（遵守）は、全体または膀胱がん特異的生存率と関連していなかった。<br />
そのうち、砂糖入り飲料のアドヒアランスは全生存率の低下と、ナトリウムは筋層非浸潤性膀胱がん診断後の全体および膀胱がん特異的生存率の向上と、果物は筋層浸潤性膀胱がん診断後の全生存率および膀胱がん特異的生存率の低下と関連していた。</td>
<td>Nutr. Cancer 誌 2021 年 アメリカ</td>
</tr>
<tr>
<td>西洋式食事</td>
<td>非筋層浸潤性膀胱がんの食事パターンと再発・進行リスク</td>
<td>非筋肉浸潤性膀胱がん患者595人を対象に、「果物および野菜」、「西洋式食事」、「低脂肪」、「米国風メキシコ料理」の４つの食事パターンに分類し、各パターンについて順守率順に３等分し、再発および進行のリスクと関連するかを調査した。</td>
<td>「西洋式食事※4」の食事パターンの順守率が最も高い三分位※5 グループは、最も低い三分位※6グループに比べ、再発リスクが1.48倍高かった。また西洋式食事と進行のリスク、および他の食事パターンと再発および進行のリスクとの間に、統計的に有意な関連はみられなかった。</td>
<td>Int. J. Cancer 誌 2017年アメリカ</td>
</tr>
<tr>
<td>果物、野菜</td>
<td>筋層非浸潤性膀胱がん患者における果物と野菜の摂取と再発リスク：前向きコホート研究</td>
<td>非筋層浸潤性膀胱がん患者728人を対象に、診断時（診断前１年間）と診断後１年後の果物と野菜の摂取量と再発性膀胱がんの再発リスクとの関連性について調査した。</td>
<td>果物と野菜の摂取が膀胱がんの再発予防の役割を果たすことは示されなかった。</td>
<td>Cancer Causes Control誌<br />
2018 年イギリス</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表３　膀胱がん患者を対象とした食べ物・食事<br />
※ 1 膀胱がん特異的生存率：膀胱がんによって死亡していない人々の割合<br />
※ 2 National Death Index：米国の「国民死亡指標」<br />
※ 3 AHEI-2010（2010 Alternate Healthy Eating Index）：全粒穀物、多価不飽和脂肪酸（PUFA）、ナッツ、長鎖オメガ3脂肪酸の摂取量が高く、赤身／ 加工肉、精製粉、甘味料入飲料の摂取量が低い食事を反映した健康食指数<br />
※ 4 西洋式食事：※揚げ物（フライドポテト、魚のフライなど）、赤身肉、加工肉（ハム、ベーコンなど）を多く摂取する食事<br />
※ 5 最も高い三分位：上位1/3<br />
※ 6 最も低い三分位：下位1/3<br />
膀胱がんを対象とした食事に関するPubmed 収載論文の検索条件（2012 年以降）：bladder cancer /patients or　diagnosis ／死亡率or 生存率or再発／該当の食べ物
</p>
</div>
</div>
<div class="txt">
<h3>膀胱がん患者に良い食べ物／悪い食べ物</h3>
<p>　膀胱がんの生存リスクが高まる食べ物として、ナトリウムの摂取があげられていました。研究論文「集団ベースの膀胱がん研究における食事の質と生存率」の中で報告されています。<br />
　ナトリウムの摂取と筋層非浸潤性膀胱がん診断後の膀胱がん特異的生存率が相関していたという内容が報告されています。<br />
一方、膀胱がんの生存リスクが下がる食べ物として、上記の研究論文の中で、砂糖入り飲料と果物の摂取があげられており、砂糖入り飲料の摂取と生存率が逆相関しています。また果物の摂取と筋層浸潤性膀胱がん診断後の全生存率、膀胱がん特異的生存率も逆相関していることがわかりました。<br />
　「砂糖入り飲料、ナトリウム、果物」については、Nutr.Cancer 誌（ ２０２１年アメリカ）に論文がありました。「集団ベースの膀胱がん研究における食事の質と生存率」というタイトルです。研究内容は、食事の質と全生存率および膀胱がん特異的生存率との関連性を検討したものです。生存状況はNational Death Index（ 国民死亡指標）から確認し、食事の質はＡＨＥＩ – ２０１０（代替健康食指数）を用いて評価しています。結果は、全体的なＡＨＥＩ – ２０１０のアドヒアランス（遵守）は、膀胱がんの特異的生存率と関連していませんでした。砂糖入り飲料のアドヒアランスは全生存率より低下。ナトリウムは筋層浸潤性膀胱診断後の全体および膀胱がん特異的生存率を向上。果物は筋層浸潤性膀胱がん診断後の全生存率および膀胱がん特異的生存率の低下と関連しています。</p>
<h3>膀胱がんの再発リスクが高まる／下げる食べ物</h3>
<p>　「膀胱がんの再発リスクが高まる食べ物」については、研究論文が１件報告されています。西洋式の食事パターン（揚げ物：フライドポテト、魚のフライなど）、赤身肉、加工肉を多く摂取する食事）の遵守率の高さと、非筋肉浸潤性膀胱がんの再発リスクの高さが関連していることが認められました。<br />
　一方、「膀胱がんの再発リスクを下げる食べ物」については、非筋層浸潤性膀胱がん患者 ７２８人を対象とした「野菜・果物の摂取と再発リスクに関する」研究論文が１件報告されていますが、発がんリスクの報告と同様に果物と野菜の摂取が膀胱がんの再発予防の役割を果たすことは示されなかったという報告です。<br />
「西洋式食事」については、Int.J.Cancer 誌（２０１７年アメリカ）の論文「非筋肉浸潤性膀胱がんの食事パターンと再発・進行リスク」で発表されています。これは非筋肉浸潤性膀胱がん患者さん５９５人を対象に、「果物および野菜」「西洋式食事」「低脂肪」「米国風メキシコ料理」の４つの食事パターンに分類し、各々順守率順に３等分し、再発および進行のリスクと関連するかを調査しました。<br />
　結果「西洋式食事」（フライドポテト、魚のフライなどの揚げ物、赤身肉、ハム、べーコンなどの加工肉を多く摂取する）の食事パターンの遵守率が最も高い上位１／３グループは、最も低い下位１／３ グループに比べ再発リスクが１.48倍高かったことがわかりました。また「西洋式食事とその進行のリスク」および「他の食事パターンと再発および進行のリスク」との間に、統計的に有意な関連はみられませんでした。<br />
　「果物・野菜」については、Cancer Causes Control 誌（２０１８年イギリス）の「筋層非浸潤性膀胱がん患者における果物と野菜の摂取と再発リスク：前向きコホート研究」で報告されています。非筋層浸潤性膀胱がん患者さん７２８人を対象に、診断時（診断前１年間）と診断１年後の果物と野菜の摂取量と再発性膀胱がんの再発リスクとの関連性について調査しています。結果は果物と野菜の摂取が膀胱がんの再発予防の役割を果たすことは示されませんでした。
</p></div>
<h2>膀胱がん患者を対象としたサプリメント成分</h2>
<div class="txt">
<p>　補完代替医療の利用実態調査（２００５年）によると、がんの医療現場で44.6％のがん患者さんがいずれかの補完代替医療を用いており、そのうちの96.2％が健康食品やサプリメントを利用していると回答しています。<br />
膀胱がん患者を対象としたサプリメント成分に関する研究成果については、国際研究データベースPubMedや、研究情報のみを掲載しているサイト（製品販売を含むサイトは除く）をもとに、２００５年以降で調査した結果、国際学会の発表が1件ありました（表４）</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">研究素材<br />
／テーマ</td>
<td class="subject col-xs-3" align="center">タイトル</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">研究内容</td>
<td class="subject col-xs-3" align="center">結果</td>
<td class="subject col-xs-3" align="center">掲載誌/ 掲載年/ 国</td>
</tr>
<tr>
<td>シイタケ菌糸体</td>
<td>IFN– γ /IL–10 産生量の比率は有用な予後指標であり、悪性疾患患者においてキノコ抽出物により改善されることが確認された。</td>
<td>がん治療後、経過観察者13 名（膀胱がん、子宮がん、胃がん、卵巣がん、前立腺がん）を対象に、シイタケ菌糸体を20 週間摂取した。</td>
<td>シイタケ菌糸体を摂取し、Th1/Th2 細胞バランスを調べたところ、がんの免疫抑制を軽減して、摂取前に落ちていた免疫力が健常者レベルまで回復した。</td>
<td>米国癌学会（AACR）<br />
2009 年日本</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表４　膀胱がん患者を対象としたサプリメント成分<br />
膀胱がんを対象としたサプリメント成分に関するPubmed 収載論文の検索条件<br />
agaricus blazei or lentinula edodes mycelia or Inonotusobliquus or Ganoderma lucidum　or Phellinus linteus or　Sparassis crispa or fucoidan or propolis / patient cancer<br />
うち「膀胱がん」が含まれる論文を抽出（2005 年以降）</p>
</div>
</div>
<div class="txt">
<p>　シイタケ菌糸体の摂取が、摂取前に落ちていた免疫力を健常者レベルまで回復させたことが報告されています。<br />
『米国癌学会（ＡＡＣＲ）２００９年）』にシイタケ菌糸体を研究素材とした発表がありました。タイトルは、「ＩＦＮ – γ／IL–10産生量の比率は有用な予後指標であり、悪性疾患患者においてキノコ抽出物により改善されることが確認された」というものです。<br />
　研究内容はがん治療後経過観察者13名（膀胱がん、子宮がん、胃がん、卵巣がん、前立腺がん）を対象にし、シイタケ菌糸体を20週間摂取してもらいました。結果は、シイタケ菌糸体を摂取し、Ｔｈ１／Ｔｈ２細胞バランスを調べたところ、がんの免疫抑制を軽減して、摂取前に落ちていた免疫力が健常者レベルまで回復したというものでした。</p>
</div>
<h2>総評</h2>
<div class="txt">
<p>　今回は、「膀胱がんの発がんリスクが高まる食べ物」として、甘味飲料とコーヒー、カフェインの大量摂取があげられていました。<br />
　特に甘味飲料は女性における膀胱がんの罹患リスクが高まるということですので、気を付けたいと感じました。<br />
また「膀胱がんの発がんリスクと関連性がなかった食べ物」として、全野菜や全果物、ビタミン類などがあげられていました。これらは必ず何らかの効果があるものと思っていたのですが、統計学的には有意な関連がなかったというのも驚きでした。<br />
　とはいえ、これらの食品を摂取することは健康にもよいと思いますので、日常の食生活では取り入れていきたいものです。一方、「西洋式の食事」は膀胱がんの再発リスクが高まるとされており、サプリメント成分ではシイタケ菌糸体の免疫力が回復したということは、ほかのがんの調査研究時にも注目されていたので、これらの調査結果に基づき、日常の食生活で参考にしていきたいと思いました。</p>
</div>
<p><img decoding="async" class="sp100" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2019/10/gan_supple_3_007.png" alt="宮西ナオ子（みやにし・なおこ） 上智大学ポルトガル語学科卒業。生き方研究家・ライター・エッセイスト・女性能楽研究家・博士（総合社会文化）。著書に『朝2時間早く起きれば人生が変わる』『眠る前の7分間』『一週一菜の奇跡』『和ごころのある暮らし』など多数。２０１４年「東久邇宮文化褒賞」受賞。" border="0" /></p>
<p class="quot">宮西ナオ子（みやにし・なおこ）<br />
上智大学ポルトガル語学科卒業。生き方研究家・ライター・エッセイスト・女性能楽研究家・博士（総合社会文化）。著書に『朝2時間早く起きれば人生が変わる』『眠る前の7分間』『一週一菜の奇跡』『和ごころのある暮らし』など多数。２０１４年「東久邇宮文化褒賞」受賞。</p>
<h3>本記事の関連リンク</h3>
<div class="txt">
<br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement">「免疫力改善成分」を論文・データで比較検証　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/cancer-treatment">「免疫力改善成分」のがん種別論文・データ　&gt;&gt;</a></p>
<p><a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/agaricus">アガリクス　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/shiitake">シイタケ菌糸体　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/fukoidan">フコイダン　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/propolis">プロポリス　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/meshima">メシマコブ　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/reishi">霊芝　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/kabanoanatake">カバノアナタケ　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/hanabiratake">ハナビラタケ　&gt;&gt;</a>
</div>
<h1 id="ms_list">宮西ナオ子のがんに挑むサプリメント 徹底リサーチ</h1>
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_5802">第10回 β- グルカン（ベータグルカン）</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_5583">第9回 免疫力編</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4896">第8回 プロポリス</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4782">第7回 フコイダン</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4565">第6回 霊芝</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4167">第5回 メシマコブ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3965">第4回 ハナビラタケ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3810">第3回 カバノアナタケ（チャーガ）</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3775">第2回 シイタケ菌糸体</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3592">第1回 アガリクス</a></li>
</ul>
<p></p>
<h1 id="mg_list">宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・栄養や、サプリメント成分の研究比較</h1>
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_7003">第11回 白血病</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6888">第10回 食道がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6810">第9回 前立腺がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6672">第8回 胃がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6483">第7回 子宮がん、卵巣がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5998">第6回 膀胱がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5722">第5回 肝臓がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5666">第4回 膵臓がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5364">第3回 肺がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5170">第2回 大腸がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5050">第1回 乳がん</a></li>
</ul>
<h2>食事と栄養に関するニュース</h2>
<ul class="archlist">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition">がん闘病に必要な食事と栄養の最新ニュースや記事を掲載しています。</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement">がんと免疫力改善成分（アガリクス、フコイダンなど）のエビデンス比較を掲載しています。</a></li>
</ul>

</div>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・ 栄養や、サプリメント成分の研究比較　第5回　肝臓がん</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5722</link>
					<comments>https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5722#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 30 Jul 2022 00:00:29 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[がんの生存率・再発率に関連する食事・栄養やサプリメント成分の研究比較]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://gan-senshiniryo.jp/?p=5722</guid>

					<description><![CDATA[宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・栄養や、 サプリメント成分の研究比較　第5回肝臓がん 本連載の記事一覧（その他のがん種）はコチラ 　がんの治療中、予防や再発防止にも日常生活を送るなかで見直したいのが、日々 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<div id="book_title">
<h1>宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・栄養や、<br />
サプリメント成分の研究比較　第5回肝臓がん</h1>
</div>
<ul class="archlist2">
<li><a href="#mg_list" class="fade">本連載の記事一覧（その他のがん種）はコチラ</a></li>
</ul>
<p></p>
<div id="author_exp">
<div class="author">
<p class="quot">　がんの治療中、予防や再発防止にも日常生活を送るなかで見直したいのが、日々の食べ物から摂取する栄養。なかには発がんリスクの高いもの、低減させるもの、再発率、生存率、死亡率に影響を及ぼすものなどもあるので、これらに関する知識を得たいですね。そこで本シリーズでは、がん種ごとに特化した食品や栄養の情報に関して研究成果を持つ信憑性の高い論文や抄録をリサーチ。国立がん研究センター予防研究グループがＨＰで公開している多目的コホート研究や「がん患者のための栄養と運動のガイドライン（第４版）」、米国対がん協会（ＡＣＳ）国際研究データベースPubmed などから抽出・調査し、なるべく客観的な視点でわかりやすくご紹介します。特定の論文だけではなく、複数の論文で評価しました。<br />
第５回目は肝臓がんをとりあげました。</p>
</div>
</div>
<h2>肝臓の働き</h2>
<div class="txt">
<p>　肝臓は腹部の右上にある、体内最大の臓器です。重さは成人で１㎏以上あります。<br />
肝臓の下のほうには、「門脈」という静脈が通っており、胃や腸から吸収した栄養を含む血液を肝臓に運んでいます。<br />
門脈から肝臓に入った血液は、肝静脈を通って下大静脈から流れ出ていきます。<br />
肝臓の役割は、大きく分けて３つ。ひとつは、門脈から入った血液に含まれている栄養を代謝して、体に必要な成分に変えること。<br />
２つ目は、代謝時に生じた物質や摂取したアルコールなどに入っている有害物質を解毒し、排出すること。そして３つ目が、脂肪の消化を助ける胆汁をつくることです。胆汁は、胆管を通して胆のうに入った後、十二指腸に送られていきます。<br />
このように大切な働きをする肝臓ですが、「沈黙の臓器」と呼ばれるだけに、たとえ炎症があったり、がんができていたとしても、初期には自覚症状がほとんどありません。<br />
ほかの病気の検査時に異常を指摘され発見されることもありますが、症状が出てからでは手遅れになることもあるため、日ごろから定期的な検診が必要といえるでしょう。<br />
健康診断などで肝機能の異常や肝炎ウイルスの感染などを指摘されたときには、まずは内科や消化器内科、または身近な医療機関を受診するとよいでしょう。</p>
</div>
<h2>肝臓がんとは？</h2>
<div class="txt">
<p>　肝臓がんとは、肝臓に発生するがんのことで、いくつかの種類があります。<br />
最も多いのが肝臓の細胞から発生する肝細胞がんで、肝臓の細胞ががん化したものです。発生には、Ｂ型肝炎ウイルスやＣ型肝炎ウイルスの感染、アルコール性肝障害、非アルコール性脂肪肝炎などがあり、肝臓の慢性的な炎症や肝硬変が影響しているとされています。<br />
このような状態になると「高危険群」と呼ばれるようになり、早期発見のためには定期的に検査を受ける必要があります。<br />
脂肪肝炎とは、脂肪が過剰にたまった肝臓（脂肪肝）が炎症を起こしている状態です。<br />
肝硬変とは、肝炎ウイルスや脂肪肝などによる炎症が長期間にわたって続いた結果、肝臓が硬くなった状態をいいます。<br />
肝細胞がんは、多くの場合、肝臓内で再発します。また、肺やリンパ節、副腎、脳、骨などに転移することがあります。<br />
そのほか肝臓がんの原因としては多量の飲酒、メタボリックシンドローム、喫煙、糖尿病などがあげられますが、最近では、アルコール摂取と関係がない脂肪肝が原因で肝硬変や肝臓がんに至るケースも増えています。<br />
同じ肝臓にできたがんでも、肝臓の中を通る胆管ががん化したものは「肝内胆管がん（胆管細胞がん）」と呼ばれ区別されており、治療法が異なります。</p>
</div>
<h2>日本での肝臓がんの件数</h2>
<div class="txt">
<p>　昨今では、Ｂ型・Ｃ型肝炎ウイルスに感染している場合は経口薬などの抗ウイルス療法で肝臓がんのリスクを減少させることができます。<br />
このような抗ウイルス療法のおかげもあり、２０００年頃から肝臓がんは減少しています。とはいえ日本での死亡者数は５番目です。２０１８年のデータになりますが、日本全国で肝臓がん（肝細胞および肝内胆管のがん）と診断されたのは、３万８３１２例（人）となっています。<br />
なお、日本で発生する肝臓がんの90％以上は肝細胞がんであるため、一般的には「肝臓がん」とは「肝細胞がん」のことを意味します。<br />
肝臓以外の臓器にできたがんが、肝臓に転移したものを転移性肝臓がんといいます。転移性肝臓がんは肝細胞がんとは区別し、原発巣（最初にがんができた臓器）に準じた治療を行います。転移性肝臓がんは、肝転移といわれることもあります。</p>
</div>
<h2>論文による肝臓がんの発がんリスク</h2>
<div class="txt">
<p>　今回も多目的コホート研究（ＪＰＨＣ研究）から肝臓がんに関する論文を探しました。この研究は分析疫学の手法のひとつです。ある特定の疾患が起こる可能性のある要因を持ったグループ（対象集団／ コホート）を決め、その要因や特性を持った群（曝露群）と、持たない群（非曝露群）に分け、一定期間観察して、その原因や特性と疾患との関連性を明らかにし、健康の維持・増進に役立つエビデンスの構築をします。国立がん研究センター予防研究グループのＨＰで公開したもので、全国11カ所の保健所と国立がん研究センターなどとの共同研究となります。手法としては約10万人から生活習慣に関する情報を集め、長期にわたって生活習慣が疾病の発症に関連しているかどうかを調査しています。<br />
今回、この研究をリサーチしたところ、肝臓がんのリスクが低下する食べ物４件とリスクが高まる食べ物２件の論文が抽出されました。</p>
</div>
<h2>肝臓がんのリスクが低下する食べ物、高まる食べ物</h2>
<div class="txt">
<p>　肝臓がんのリスクが低下する食べ物は、コーヒー、野菜・抗酸化物質（カロテン）、ｎ – ３不飽和脂肪酸、大豆製品( みそ、油揚げなど) の４アイテムでした（表1）。</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">研究素材／テーマ</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">研究内容</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">結果</td>
</tr>
<tr>
<td>コーヒー</td>
<td>研究対象に該当した男女18,815人( 男性6,414 人、女性12,401人) のうち、13 年の追跡期間中、110 人（男性73 人、女性37 人）に肝臓がんが発生しました。研究開始時の質問票をもとにコーヒーおよび緑茶の摂取量によってグループ分けし、最も少ないグループと比較して、その他のグループで肝臓がんが発生するリスクが何倍になるかを調べました。</td>
<td>コーヒーは、摂取量の多いグループの肝臓がんリスクが減少する傾向にありました。一方、緑茶では、高摂取グループで肝臓がんリスクが低下するというような傾向は見られませんでした。肝臓がん最大のリスク要因である肝炎ウイルス感染の有無で分けても、いずれも同様の傾向が見られました。</td>
</tr>
<tr>
<td>野菜、抗酸化物質（カロテン）</td>
<td>研究対象に該当した男女約２万人のうち、12 年の追跡期間中、101人（男性69 人、女性32 人）が肝臓がんと診断されました。アンケートから計算された野菜･果物および抗酸化物質摂取量によって、３つのグループに分けて、最も少ないグループに比べ、その他のグループで肝臓がんのリスクが何倍になるかを調べました。</td>
<td>種類別に見ると、野菜、緑黄色野菜、緑の葉野菜では、摂取量が最も多いグループの肝臓がんリスクは最も少ないグループに比べ約40% 減少しました。また、抗酸化物質の種類別に摂取量を算出し、グループごとに比べてみると、α &#8211; カロテン・β &#8211; カロテン摂取量が最も多いグループの肝臓がんリスクが減少する傾向にありました。</td>
</tr>
<tr>
<td>n-3 不飽和脂肪酸</td>
<td>研究対象に該当した男女約９万人のうち、11 年の追跡期間中、398人が肝臓がんと診断されました。アンケートから計算されたn-3 およびそれぞれ個別の不飽和脂肪酸摂取量によって、５つのグループに分けて、最も少ないグループに比べ、その他のグループで肝臓がんのリスクが何倍になるかを調べました。</td>
<td>n-3 不飽和脂肪酸を多く含む魚、および、EPA、DPA、 DHA といった魚に多く含まれているn-3 不飽和脂肪酸を多くとっているグループほど、肝臓がんの発生リスクが低いことがわかりました。肝臓がんの多くは、B 型・C 型肝炎ウイルスの感染者から発生します。したがって、肝炎ウイルス陽性者に限った解析も行いましたが、結果は、ほとんど変わらず、特に、C 型肝炎ウイルス陽性者に限ると、n-3不飽和脂肪酸摂取量が多いと肝臓がんリスクの低下が見られました。</td>
</tr>
<tr>
<td>大豆製品（みそ、油あげ）</td>
<td>食事調査アンケートの大豆製品に関する項目から、発酵大豆製品（納豆・みそ）、非発酵大豆製品（豆腐、油揚げ、凍り豆腐、豆乳）と、それぞれの食品の摂取量を４つのグループに分け、最も少ないグループと比較して、その他のグループの、その後の肝臓がんの罹患リスクを調べました。</td>
<td>食品別で見ると、男性では、みその摂取量が最も少ないグループに比べて最も多いグループでは、肝臓がんの罹患リスクが低下していました。一方、女性では油揚げの摂取量が最も少ないグループに比べて最も多いグループでは、肝臓がんの罹患リスクが低下していました。その他の大豆製品では、男女とも肝臓がんの罹患リスクとの関連は見られませんでした。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表１　肝臓がんのリスクが低下する食べ物</p>
</div>
</div>
<div class="txt">
<p>　コーヒーは摂取量の多いグループの肝臓がんリスクが減少する傾向にあるという論文があります。<br />
また野菜については、緑黄色野菜、緑の葉野菜の摂取量が最も多いグループの肝臓がんリスクは最も少ないグループに比べ、約40％減少しています。さらにα – カロテン、β – カロテン摂取量が最も多いグループの肝臓がんリスクが減少する傾向にありました。<br />
一方リスクが高まる食べ物は、抗酸化物質（ビタミンＣ）、イソフラボンの２アイテムです（表２）。</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">研究素材／テーマ</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">研究内容</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">結果</td>
</tr>
<tr>
<td>抗酸化物質（ビタミンC)</td>
<td>研究対象に該当した男女約２万人のうち、12 年の追跡期間中、101人（男性69 人、女性32 人）が肝臓がんと診断されました。アンケートから計算された野菜･果物および抗酸化物質摂取量によって、３つのグループに分けて、最も少ないグループに比べ、その他のグループで肝臓がんのリスクが何倍になるかを調べました。</td>
<td>抗酸化物質の種類別に摂取量を算出し、グループごとに比べてみると、ビタミンC の高摂取グループで肝臓がんリスクが高い傾向にありました。</td>
</tr>
<tr>
<td>イソフラボン</td>
<td>研究対象に該当した男女約２万人のうち、12 年の追跡期間中、101人（男性69 人、女性32 人）が肝臓がんと診断されました。アンケートから計算されたイソフラボン・大豆製品摂取量によって、３つのグループに分けて、最も少ないグループに比べ、その他のグループで肝臓がんのリスクが何倍になるかを調べました。</td>
<td>男性では、イソフラボン・大豆摂取量と肝臓がんの発生リスクに関連は見られませんでしたが、女性では、イソフラボン摂取量の最も多いグループの肝臓がんリスクは、ゲニステイン（※）1 で約3 倍、ダイゼイン（※）1 で約4 倍でした。統計学的有意ではありませんでしたが、大豆製品も、約２倍にリスクがあがりました。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表２　肝臓がんのリスクが高まる食べ物<br />
※ 1 ゲニステイン、ダイゼイン：大豆イソフラボンの一種</p>
</div>
</div>
<div class="txt">
<p>ビタミンＣの高摂取グループに肝臓がんリスクが高い傾向がありました。またイソフラボンや大豆製品については男性では発生リスクに関連が見られませんが、女性の場合、イソフラボンの摂取量が最も多いグループの発がんリスクは、大豆イソフラボンの一種、ゲニステインで約３倍、ダイゼインで約４倍、大豆製品も約２倍とリスクが上昇しています。</p>
</div>
<h2>●がん生存者のための栄養と運動のガイドライン（第４版）による結果</h2>
<div class="txt">
<p>　PubMed に掲載された論文（２０１２年以降）からリサーチしました。論文が３件以上ある素材（食品）の場合は、システマティックレビュー（※）・メタアナリシス分析（※）などエビデンスレベルの高い最新論文に絞って考察しています（図１）</p>
<p><img decoding="async" class="sp100" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2021/07/research_cancer_01_01.gif" alt="図１　エビデンスレベル" border="0" /></p>
<p class="quot">図１　エビデンスレベル<br />
※システマティックレビュー：学術文献を系統的に検索・収集して、類似する内容の研究を一定の基準で選択・評価を行う研究のこと。<br />
※メタアナリシス：統計的分析された複数の研究を収集し、いろいろな角度からそれらを統合したり比較したりする分析研究法。<br />
※ランダム化比較試験：評価の偏りを避け、客観的に治療効果を評価することを目的とした研究試験法。</p>
<p>　肝臓がんの生存率、再発率、死亡率を調べたところ、肝臓がん患者を対象とした食事に関する論文の研究素材／テーマは「ビタミンＡ、β – カロテン」、「地中海食」「サプリメント」の３件でした（表３）。</p>
</div>
<div class="txt">
<p>　肝臓がんの生存率、再発率、死亡率を調べたところ、肝臓がん患者を対象とした食事に関する論文の研究素材／テーマは「ビタミンＡ、β – カロテン」、「地中海食」「サプリメント」の３件でした（表３）。</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">研究素材<br />
／テーマ</td>
<td class="subject col-xs-3" align="center">タイトル</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">研究内容</td>
<td class="subject col-xs-3" align="center">結果</td>
<td class="subject col-xs-3" align="center">掲載誌/ 掲載年/ 国</td>
</tr>
<tr>
<td>ビタミンAβ – カロテン</td>
<td>ビタミンA とβ– カロテンの診断前の食事からの摂取量は、肝細胞がんの生存率と関連している。</td>
<td>肝細胞がん患者877 名を対象に、診断される１年前の食事情報を食物摂取頻度調査票を用いて入手し、ビタミンA、レチノール、β – カロテンの食事摂取量が生存率と関連しているか調査した。</td>
<td>診断前のビタミンA とβ &#8211; カロテンの含有量の多い食事摂取が、全生存率と肝細胞がん特異的生存率（※）2 の改善と関連していることを示唆している。</td>
<td>Food Functsi 誌2020 年　中国</td>
</tr>
<tr>
<td>地中海食</td>
<td>地中海食の遵守とがんのリスク：最新のシステマティックレビューとメタ分析。</td>
<td>【システマティックレビュー】PubmedおよびWeb of Science のデータベースを用いて、開始から2017 年8月25日までの検索期間で、評価研究83 件の無作為化試験、コホート研究、症例対照研究を分析した。</td>
<td>地中海食（※）3 の遵守スコアの高さは、いくつかのがん種（大腸がん、乳がん、胃がん、肝臓がん、頭頸部がん、前立腺がん）で死亡率が低下しており、死亡率と逆相関となっていた。</td>
<td>Nutrients 誌2017 年　ドイツ</td>
</tr>
<tr>
<td>サプリメント</td>
<td>肝細胞がん患者におけるサプリメントの使用状況。</td>
<td>肝細胞がん患者146 人を対象にアンケートを実施し、４年間または死亡まで患者を追跡して、サプリメント使用との関係を検討した。</td>
<td>肝細胞がん患者の大多数はサプリメントを使用し、71% がビタミン、45％がハーブのサプリメントを使用していた。サプリメントの使用と全生存率との間に関連はなかった。</td>
<td>Integr Cancer Ther 誌　2015年　アメリカ</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表３　肝臓がん患者を対象とした食べ物・食事<br />
※ 2 肝細胞がん特異的生存率：ある時点において肝細胞がんによって死亡していない人々の割合。<br />
※ 3 地中海食とは：地中海沿岸で食べられる食事様式（酒類、鳥肉、魚介類、野菜、サラダ用野菜、高脂質サラダドレッシングなど）<br />
膵臓がんを対象とした食事に関するPubmed 収載論文の検索条件<br />
liver cancer ／ patients or　diagnosis ／ 死亡率or 生存率or 再発率／該当の食べ物（2012 年以降）</p>
</div>
</div>
<div class="txt">
<p>　ビタミンＡ／β – カロテンについては、２０２０年に中国で発表された論文から、肝細胞がん患者８７７名を対象に診断され、１年前の食事情報を植物摂取頻度調査票を用いて入手したものです。診断前のビタミンＡとβ – カロテンの含有量の多い食事摂取が、全生存率と肝細胞がん特異的生存率（ある時点における肝細胞がんによって死亡していない人々の割合）の改善と関連していることが示唆されます。<br />
また地中海食については、２０１７年にドイツで調査された論文です。評価研究83件の無作為化試験、コホート研究、症例対照研究を分析した地中海沿岸で食されている食事様式、すなわち酒類、鳥肉、魚介類、野菜、サラダ用野菜、高脂質サラダドレッシングを用いた地中海食を摂ると大腸がん、乳がん、胃がん、肝臓がん、頭頸部がん、前立腺がんにおいては死亡率が低下しており、死亡率と逆相関となっていたことがわかりました。<br />
最後にサプリメントについてですが、２０１５年に米国で発表された論文です。肝細胞がん患者１４６人を対象にアンケートを実施し、４年間または死亡まで患者を追跡して、サプリメント使用との関係を検討した結果、肝細胞がん患者の大多数はサプリメントを使用しており、その71％がビタミン、45％がハーブのサプリメントを使用していました。とはいえサプリメントの使用と全生存率との間に関連はなかったという結果が出ています。</p>
</div>
<h2>●肝臓がん患者を対象としたサプリメント成分に関する研究成果</h2>
<div class="txt">
<p>２００５年以降にPubMed に掲載され、研究情報のみのサイト（製品販売を含むサイトは除く）に掲載されている論文では、サプリメント成分について、肝臓がん患者を対象とした論文が２件ありました（表４）。</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<td class="subject col-xs-2" align="center">研究素材<br />
／テーマ</td>
<td class="subject col-xs-3" align="center">タイトル</td>
<td class="subject col-xs-4" align="center">研究内容</td>
<td class="subject col-xs-3" align="center">結果</td>
<td class="subject col-xs-3" align="center">掲載誌/ 掲載年/ 国</td>
</tr>
<tr>
<td>フコイダン</td>
<td>進行がん患者のQOL に関連するフコイダンの抗炎症作用に関する予備的研究</td>
<td>進行がん患者20 名（肝臓がん２名含む）を対象とした前向き非盲検臨床試験を実施し、転移を有する進行がん患者にフコイダン（10㎎／㎖）400㎖／ d を4 週間以上経口投与した。</td>
<td>IL–1 βやIL–6 など主要な炎症性サイトカインは、フコイダン投与の２週間後に有意に減少し、疲労を含むQOL スコアは試験期間中に有意な変化はなくほぼ安定していた。また、IL–1 βの反応性が有意に独立した予後因子であることが明らかとなった。</td>
<td>Integr Cancer Ther誌　2018年　日本</td>
</tr>
<tr>
<td>シイタケ菌糸体</td>
<td>がん患者におけるシイタケ菌糸体抽出物配合顆粒のQOL 改善作用：多施設共同研究</td>
<td>さまざまな治療背景を持つがん患者68 名( 肝臓がん４名含む）を対象に、各治療と並行してシイタケ菌糸体を４週間連日摂取した。</td>
<td>シイタケ菌糸体を摂取したところQOL の改善を示した。</td>
<td>日本補完代替医療学会誌　2017年　日本</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表４　肝臓がん患者を対象としたサプリメント成分<br />
肝臓がんを対象としたサプリメント成分に関するPubmed 収載論文の検索条件<br />
agaricus blazei or lentinula　edodes mycelia or Inonotusobliquus or Ganoderma lucidum　or shark cartilage or　Sparassis crispa or fucoidan　or<br />
propolis/patient ancer<br />
うち「肝臓がん」が含まれる論文を抽出（2005 年以降）</p>
</div>
</div>
<div class="txt">
<p>　１件は２０１８年に日本で発表された論文です。フコイダンを研究素材としたもので、進行がん患者20名（肝臓がん２名含む）を対象とした前向き非盲検臨床試験を実施し、転移を有する進行がん患者にフコイダン（10㎎／㎖）４００㎖／ｄを４週間以上経口投与したところ、IL– １βやIL– ６などの主要な炎症性サイトカインがフコイダン投与の２週間後に有意に減少し、疲労を含むＱＯＬスコアは試験期間中にほぼ安定していたことがわかりました。<br />
もう１件は、２０１７年に日本で発表された論文です。研究素材はシイタケです。がん患者68名（肝臓がん４名含む）を対象に、各治療と並行してシイタケ菌糸体を４週間連日摂取したところ、結果はシイタケ菌糸体を摂取するとＱＯＬ（生活の質）の改善を示したことがわかりました。</p>
</div>
<h2>総評</h2>
<div class="txt">
<p>　今回の論文では意外に思うことが多々ありました。まず肝臓がんのリスクが高まる食べ物に抗酸化物質（ビタミンＣ）とイソフラボンが挙げられていたことです。ビタミンＣといえば、一般的には「身体によい」「身体に必要」と思われていますが、高摂取グループで肝臓がんリスクが高い傾向にあるといいます。またイソフラボンについても、大豆イソフラボンが女性ホルモン様の働きをするということで積極的に摂取をしている場合があるのではないかと思いました。<br />
また肝細胞がんの患者さんの大多数がサプリメントを利用しているにもかかわらず、その使用と全生存率との間に関連性がないということも驚きでした。<br />
とはいえ、フコイダンについては「ＱＯＬが安定」し、シイタケ菌糸体については「ＱＯＬの改善」を示したというのが興味深いと感じました。</p>
</div>
<p><img decoding="async" class="sp100" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2019/10/gan_supple_3_007.png" alt="宮西ナオ子（みやにし・なおこ） 上智大学ポルトガル語学科卒業。生き方研究家・ライター・エッセイスト・女性能楽研究家・博士（総合社会文化）。著書に『朝2時間早く起きれば人生が変わる』『眠る前の7分間』『一週一菜の奇跡』『和ごころのある暮らし』など多数。２０１４年「東久邇宮文化褒賞」受賞。" border="0" /></p>
<p class="quot">宮西ナオ子（みやにし・なおこ）<br />
上智大学ポルトガル語学科卒業。生き方研究家・ライター・エッセイスト・女性能楽研究家・博士（総合社会文化）。著書に『朝2時間早く起きれば人生が変わる』『眠る前の7分間』『一週一菜の奇跡』『和ごころのある暮らし』など多数。２０１４年「東久邇宮文化褒賞」受賞。</p>
<h3>本記事の関連リンク</h3>
<div class="txt">
<br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement">「免疫力改善成分」を論文・データで比較検証　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/cancer-treatment">「免疫力改善成分」のがん種別論文・データ　&gt;&gt;</a></p>
<p><a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/agaricus">アガリクス　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/shiitake">シイタケ菌糸体　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/fukoidan">フコイダン　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/propolis">プロポリス　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/meshima">メシマコブ　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/reishi">霊芝　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/kabanoanatake">カバノアナタケ　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/hanabiratake">ハナビラタケ　&gt;&gt;</a>
</div>
<h1 id="ms_list">宮西ナオ子のがんに挑むサプリメント 徹底リサーチ</h1>
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_5802">第10回 β- グルカン（ベータグルカン）</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_5583">第9回 免疫力編</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4896">第8回 プロポリス</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4782">第7回 フコイダン</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4565">第6回 霊芝</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4167">第5回 メシマコブ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3965">第4回 ハナビラタケ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3810">第3回 カバノアナタケ（チャーガ）</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3775">第2回 シイタケ菌糸体</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3592">第1回 アガリクス</a></li>
</ul>
<p></p>
<h1 id="mg_list">宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・栄養や、サプリメント成分の研究比較</h1>
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_7003">第11回 白血病</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6888">第10回 食道がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6810">第9回 前立腺がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6672">第8回 胃がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6483">第7回 子宮がん、卵巣がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5998">第6回 膀胱がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5722">第5回 肝臓がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5666">第4回 膵臓がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5364">第3回 肺がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5170">第2回 大腸がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5050">第1回 乳がん</a></li>
</ul>
<h2>食事と栄養に関するニュース</h2>
<ul class="archlist">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition">がん闘病に必要な食事と栄養の最新ニュースや記事を掲載しています。</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement">がんと免疫力改善成分（アガリクス、フコイダンなど）のエビデンス比較を掲載しています。</a></li>
</ul>

</div>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・ 栄養や、サプリメント成分の研究比較　第4回　膵臓がん</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5666</link>
					<comments>https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5666#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 09 May 2022 00:00:33 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[がんの生存率・再発率に関連する食事・栄養やサプリメント成分の研究比較]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://gan-senshiniryo.jp/?p=5666</guid>

					<description><![CDATA[宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・栄養や、 サプリメント成分の研究比較　第4回膵臓がん 本連載の記事一覧（その他のがん種）はコチラ 　がんの治療中、予防や再発防止にも日常生活を送る中で見直したいのが、日々の [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<div id="book_title">
<h1>宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・栄養や、<br />
サプリメント成分の研究比較　第4回膵臓がん</h1>
</div>
<ul class="archlist2">
<li><a href="#mg_list" class="fade">本連載の記事一覧（その他のがん種）はコチラ</a></li>
</ul>
<p></p>
<div id="author_exp">
<div class="author">
<p class="quot">　がんの治療中、予防や再発防止にも日常生活を送る中で見直したいのが、日々の食べ物から摂取する栄養。発がんリスクの高いもの、低減させるもの、再発率、生存率、死亡率に影響を及ぼすものなどもあるので、これらに関する知識を得たいものですね。そこで本シリーズでは、がん種ごとに特化した食品や栄養の情報に関して研究成果を持つ信憑性の高い論文や抄録をリサーチ。国立がん研究センター予防研究グループがHP で公開している多目的コホート研究や「がん患者のための栄養と運動のガイドライン（第４版）」、米国対がん協会（ACS）国際研究データベースPubmed などから抽出・調査し、なるべく客観的な視点でわかりやすくご紹介します。特定の論文だけではなく、複数の論文で評価しました。第４回目は膵臓がんをとりあげました。</p>
</div>
</div>
<h2>膵臓がんとは</h2>
<div class="txt">
<p>　膵臓は長さ15㎝、幅３～５㎝、厚さ２～３㎝、重さ60～70ｇほどの淡黄色をした細長い臓器です。みぞおちの奥、胃の背中側に位置し、上方は肝臓、下方は横行結腸、後方は大血管と左腎、右方は十二指腸、左方は脾臓に接しています。<br />
膵臓の主な働きは食べ物の消化と血糖値の調節です。さらには消化液（外分泌）とホルモン（内分泌）を分泌する体内でも唯一の臓器となっています。<br />
　そのような働きをする大切な臓器ですが、全国の統計で見ると肺がん、胃がん、大腸がん、肝臓がんに次いで死因の第５位となっているのが膵臓がんです。近年では増加傾向にあるようで、毎年３万人以上の方が亡くなられており、この30年間でなんと、８倍以上にも増加しています。発症するのは60歳代に多いといわれ、やや男性に多いようです。<br />
　原因としては喫煙、家族歴、糖尿病、慢性膵炎などに関連があると指摘されています。<br />
　膵臓がんは早期の状態では自覚症状がほとんどないとされます。<br />
しかし徐々に腹痛、体重減少、黄疸などが生じて、身体の不調に伴い、診断されたときには、すでに進行した状態となっていることが多いようです。</p>
</div>
<h2>膵臓がんの症状とは</h2>
<div class="txt">
<p>　私たちの体内では、肝臓から総胆管という管が出て、膵臓の頭部から十二指腸にかけて流れており、肝臓でつくられる消化液の胆汁を十二指腸に運びます。しかし膵臓にがんができると、腫瘍によって胆汁の流れが妨げられ「黄疸」という症状が出ます。これが進行すると胆汁によって全身の皮膚に黄色みがかかってきます。初期では尿の色が濃くなったり、目の白目の部分（眼球結膜）が黄色味をおびてきたりします。さらにはかゆみなどが出現するようになります。<br />
　また体重の減少もひとつのサインになるでしょう。膵臓は胃、大腸、十二指腸などに接しているため、腫瘍ができるとこれらの臓器を圧迫してしまい、食事がとれなくなるからです。結果、体重が減少することがあります。<br />
　同時に膵臓は膵液という消化液を分泌し消化・吸収の働きをしていますが、腫瘍ができると、膵液の流れが滞るため消化吸収力が弱まり、栄養を摂取できないので、体重が減少することもあるようです。<br />
　また糖尿病の場合、突然、血糖値が不安定になったり、血糖値コントロールが急に悪くなったりします。同時に今まで、糖尿病ではなかった方が、初めて糖尿病と診断されたりしたときに、精密検査を受けると膵臓がんが発見されることがあるといいます。<br />
　このような症状があったら、早めに専門病院で精密検査を受けたいものです。診断するには超音波検査、ＣＴ、ＭＲＩ、内視鏡的膵管造影、血管造影などの検査が行われますが、早期の膵臓がんではＣＴや超音波検査だけではよくわからないことも多いようです。</p>
</div>
<h2>多目的コホート研究（ＪＰＨＣ研究）による研究結果</h2>
<div class="txt">
<p>　それでは、ここで膵臓がんに関する発がんリスクについて調査してみましょう。まずは、リスクが低下する食べ物、リスクが高まる食べ物について多目的コホート研究（ＪＰＨＣ研究）から調べてみました。<br />
　この研究は分析疫学の手法のひとつです。ある特定の疾患が起こる可能性のある要因を持ったグループ（対象集団／コホート）を決め、その要因や特性を持った群（曝露群）と、持たない群（非曝露群）に分け、一定期間観察して、その原因や特性と疾患との関連性を明らかにし、健康の維持・増進に役立つエビデンス（科学的根拠）の構築をするというものです。国立がん研究センター予防研究グループＨＰで公開しており、全国11カ所の保健所と国立がん研究センターなどが共同研究をしています。<br />
　すでに約10万人から生活習慣に関する情報を集め、長期にわたって生活習慣が疾病の発症に関連しているかを調査しています。今回は膵臓がんの発がんリスクを調べました。ここでは、リスクが低下する食べ物３件とリスクが高まる食べ物1件がわかりました。<br />
　リスクが低下する食べ物はコーヒー、魚介類由来n-3 PUFA（オメガ– ３系多価不飽和脂肪酸）、果物です。これらは膵臓がんのリスクが低下する食べ物として挙げられています。<br />
　一方、膵臓がんのリスクが高まる食べ物として挙がっているのが、非発酵性大豆食品（豆腐類、高野豆腐、油揚げ、豆乳）です。これらの摂取が多いと膵臓がん罹患リスクが高いという関連性がみられたということです。</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="subject col-xs-2">研究素材／テーマ</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">研究内容</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">結果</td>
</tr>
<tr>
<td>コーヒー</td>
<td>生活習慣についてのアンケート調査の結果を用いて、コーヒーの飲酒頻度によるグループ分けを行い、その後に発生した膵がんとの関連を調べました。<br />
最終的に、約10万人が今回の研究の解析対象となり、そのうち、約11年の追跡期間に233人（男性135人、女性98人）が膵がんにかかりました。</td>
<td>男性のみにおいて、ほとんど飲まないグループに比べ、よく飲むグループほどリスクが低くなるという傾向が見られました。</td>
</tr>
<tr>
<td>魚介類由来n-3　PUFA（オメガ-3 系多価不飽和脂肪酸）</td>
<td>アンケート調査結果から算出した魚介類（さけ・ます、かつお・まぐろ、あじ・いわし、しらす、タラコといった魚卵、ウナギ、イカ、タコ、エビ、アサリ・シジミといった貝類、かまぼこといった加工食品、干物、など19 質問項目を使用）からn-3 PUFA 摂取量（EPA+DPA+DHA）で4 つのグループに分け、最も摂取量が少ないグループに比べ、その他のグループで膵がんのリスクが何倍になるのかを調べました。</td>
<td>アンケート調査回答時にはすでに膵がんに罹患していた可能性がある対象者（追跡開始3 年以内に膵がんと診断）を除外して解析したところ、魚介類由来n-3 PUFA（EPA+DPA+DHA）、DHAにおいて摂取量の最小グループに比べ、最大グループでは膵がんリスクが30％統計学的有意に膵がん罹患リスクの低下を認めました。</td>
</tr>
<tr>
<td>果物</td>
<td>138食品が含まれる食品摂取頻度調査をもとに、果物（17品目）・野菜（29品目）の摂取量によって4つのグループに分け、最も少ないグループと比較して、その他のグループでがんの罹患リスクが何倍になるかを調べました。<br />
今回の研究対象に該当した男女約9万人のうち、約16.9 年間の追跡期間中に577 名が膵がんと診断されました。</td>
<td>全果物摂取量の最も多いグループでは、最も少ないグループに比べて膵がん罹患のリスクが低下していました。柑橘類（3 品目）に限定してみても、ほぼ同程度でリスクが低下していました。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表１　膵臓がんのリスクが低下する食べ物</p>
</div>
</div>
<h2>膵臓がん患者を対象とした食事に関する研究成果</h2>
<div class="txt">
<p>　米国対がん協会（AmericanCancer Society：ＡＣＳ）が公表した『がん患者のための栄養と運動のガイドライン』（第４版）をもとに膵臓がん患者を対象にした再発率・生存率・死亡率に影響を及ぼすものに関する研究成果をまとめてみました。<br />
　ただし、２０１１年以前に発表された論文であるため、該当の食べ物を対象に国際研究データベースPubmed に掲載されている論文の追加調査（２０１２年～２０２１年）も行いました。<br />
　ここでは、「膵臓がん患者を対象とした食事」についての論文が２件ありました。<br />
　ひとつは２００４年のイギリスBr J Cancer 誌です。研究素材は「ｎ – ３（オメガ３）系脂肪酸」で、研究内容は、「膵臓がんのある悪液質患者における総エネルギー消費量および身体活動量の減少は、ｎ–３系脂肪酸を強化したエネルギーおよび高濃度タンパク質の経口サプリメントによって調節することができる」というものです。<br />
研究内容は、在宅療養の進行性膵臓がん患者24名を対象にしたものです。ｎ–３系脂肪酸であるエイコサペンタエン酸（ＥＰＡ）を強化したサプリメント摂取群と、強化していないサプリメント摂取群を無作為に振り分け、８週間にわたって経口投与しました。そして総エネルギー消費量（ＴＥＥ）、安静時エネルギー消費量（ＲＥＥ）、身体活動レベル（ＰＡＬ）の影響を調べたものです。<br />
　結果は、ＥＰＡを強化したサプリメントの投与は、身体活動レベルの増加と関連し、生活の質の向上を反映している可能性が示唆されています。<br />
　また、もうひとつの研究論文は２００１年にスコットランドで出版されたNutrition 誌に掲載されたものです。素材は「魚油」です。<br />
　タイトルは「がん悪液質と魚油強化栄養剤によるその治療」というもので、研究内容としては、過去10年間に進行膵臓がん患者を対象とした関連の科学文献を選択的にレビュー（再検討）したものです。<br />
　結果は、がん悪液質（進行がんの患者さんで高頻度に見られる状態。体重、筋肉量の減少、食欲の低下に加え、さまざまな機能障害や代謝異常を伴う合併症）は、補給された栄養の適切な利用を妨げる代謝環境をつくり出しますが、魚油のような抗炎症剤と栄養補給剤の組み合わせは、悪液質の症状を改善する可能性があるというものを示しています。</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="subject col-xs-2">研究素材／テーマ</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">研究内容</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">結果</td>
</tr>
<tr>
<td>非発酵性大豆食品（豆腐類、高野豆腐、油揚げ、豆乳）</td>
<td>食事調査アンケート調査の結果を用いて、総大豆食品・発酵性大豆食品・非発酵性大豆食品・各大豆食品（納豆、味噌、豆腐類）の摂取量を計算し、等分に4 つのグループに分け、最も少ないグループと比較したその他のグループの、その後平均約17 年間の膵がん罹患リスクを調べました。</td>
<td>総大豆食品摂取量が多いと、膵がん罹患リスクが高いという関連が見られました。非発酵性大豆食品（豆腐類、高野豆腐、油揚げ、豆乳）摂取において同様の関連が見られました。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表２　膵臓がんのリスクが高まる食べ物</p>
</div>
</div>
<h2>膵臓がん患者を対象とした食事に関する研究成果</h2>
<div class="txt">
<p>　米国対がん協会（AmericanCancer Society：ＡＣＳ）が公表した『がん患者のための栄養と運動のガイドライン』（第４版）をもとに膵臓がん患者を対象にした再発率・生存率・死亡率に影響を及ぼすものに関する研究成果をまとめてみました。<br />
　ただし、２０１１年以前に発表された論文であるため、該当の食べ物を対象に国際研究データベースPubmed に掲載されている論文の追加調査（２０１２年～２０２１年）も行いました。<br />
　ここでは、「膵臓がん患者を対象とした食事」についての論文が２件ありました。<br />
　ひとつは２００４年のイギリスBr J Cancer 誌です。研究素材は「ｎ – ３（オメガ３）系脂肪酸」で、研究内容は、「膵臓がんのある悪液質患者における総エネルギー消費量および身体活動量の減少は、ｎ – ３系脂肪酸を強化したエネルギーおよび高濃度タンパク質の経口サプリメントによって調節することができる」というものです。<br />
研究内容は、在宅療養の進行性膵臓がん患者24名を対象にしたものです。ｎ – ３系脂肪酸であるエイコサペンタエン酸（ＥＰＡ）を強化したサプリメント摂取群と、強化していないサプリメント摂取群を無作為に振り分け、８週間にわたって経口投与しました。そして総エネルギー消費量（ＴＥＥ）、安静時エネルギー消費量（ＲＥＥ）、身体活動レベル（ＰＡＬ）の影響を調べたものです。<br />
　結果は、ＥＰＡを強化したサプリメントの投与は、身体活動レベルの増加と関連し、生活の質の向上を反映している可能性が示唆されています。<br />
　また、もうひとつの研究論文は２００１年にスコットランドで出版されたNutrition 誌に掲載されたものです。素材は「魚油」です。<br />
　タイトルは「がん悪液質と魚油強化栄養剤によるその治療」というもので、研究内容としては、過去10年間に進行膵臓がん患者を対象とした関連の科学文献を選択的にレビュー（再検討）したものです。<br />
　結果は、がん悪液質（進行がんの患者さんで高頻度に見られる状態。体重、筋肉量の減少、食欲の低下に加え、さまざまな機能障害や代謝異常を伴う合併症）は、補給された栄養の適切な利用を妨げる代謝環境をつくり出しますが、魚油のような抗炎症剤と栄養補給剤の組み合わせは、悪液質の症状を改善する可能性があるというものを示しています。</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="subject col-xs-2">研究素材<br />
／テーマ</td>
<td align="center" class="subject col-xs-3">タイトル</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">研究内容</td>
<td align="center" class="subject col-xs-3">結果</td>
<td align="center" class="subject col-xs-3">掲載誌/ 掲載年/ 国</td>
</tr>
<tr>
<td>n-3 系脂肪酸</td>
<td>膵臓がんのある悪液質患者における総エネルギー消費量および身体活動量の減少は、n-3 系脂肪酸を強化したエネルギーおよび高濃度タンパク質の経口サプリメントによって調節することができる。</td>
<td>在宅療養の進行性膵臓がん患者24 名を対象に、n-3 系脂肪酸であるエイコサペンタエン酸（EPA）を強化したサプリメント摂取群と、強化していないサプリメント摂取群に、無作為に振り分け、8 週間にわたり経口投与し、総エネルギー消費量（TEE）、安静時エネルギー消費量（REE）、身体活動レベル（PAL）の影響を調べた。</td>
<td>EPA を強化したサプリメントの投与は、身体活動レベルの増加と関連しており、生活の質の向上を反映している可能性が示唆された。</td>
<td>Br J Cancer 誌,2004年 イギリス</td>
</tr>
<tr>
<td>魚油</td>
<td>がん悪液質と魚油強化栄養剤によるその治療。</td>
<td>過去10年間に進行膵臓がん患者を対象とした関連の科学文献を選択的にレビュー（再検討）した。</td>
<td>がん悪液質*1 は、補給された栄養の適切な利用を妨げる代謝環境をつくり出す。魚油のような抗炎症剤と栄養補給剤の組み合わせは、悪液質の症状を改善する可能性がある。</td>
<td>Nutrition 誌,2001年　スコットランド</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表3　膵臓がん患者を対象とした食事<br />
*1 がん悪液質：進行がんを有する患者で高頻度に見られる。体重が減少し、筋肉量が減る、食欲も出ないなどの症状が出て、さまざまな機能障害と代謝異常を伴う合併症。<br />
膵臓がんを対象とした食事に関するPubmed 収載論文の検索条件<br />
pancreatic cancer ／ patients or diagnosis ／死亡率or 生存率or 再発率／該当の食べ物（2012 年以降）</p>
</div>
</div>
<h2>膵臓がん患者を対象としたサプリメント成分に関する研究成果</h2>
<div class="txt">
<p>　サプリメント成分として活用されている食材の研究成果について、国際研究データベースPubmed や研究情報のみを掲載しているサイト（製品販売を含むサイトは除く）をもとに、膵臓がん患者さんを対象とした論文を調査した結果、膵臓がん患者を対象としたサプリメント成分の論文は２件でした。<br />
　まずは２０１９年に韓国のIntegr Cancer Ther 誌に掲載されたメシマコブに関する研究がありました。タイトルは「膵管腺がんの根治的切除後のアジュバント治療の完遂率に対するメシマコブの影響報告」というものです。根治的切除後でアジュバント治療（術後補助化学療法）を受けている膵管腺がん患者さんにメシマコブを１回１１００㎎を１日３回経口投与した結果、アジュバント治療を完遂できた人とできなかった人とを分ける予測因子として、メシマコブの摂取が唯一の予測因子であったという結果が出ています。<br />
　もうひとつは、シイタケ菌糸体に対する研究です。２０１２年に日本で出版されたGan To Kagaku Ryoho 誌に掲載されました。タイトルは「がん免疫療法実施患者における、免疫向上・免疫抑制軽減・ＱＯＬに対する有用性報告」というもので、がん免疫療法を実施中の患者さん10名を対象に、４週間は免疫細胞療法を単独で、次の４週間はシイタケ菌糸体を併用したところ、シイタケ菌糸体を併用して摂取するとＱＯＬ（生活の質）および免疫能が改善する可能性があるという結果が出ています。</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="subject col-xs-2">研究素材／テーマ</td>
<td align="center" class="subject col-xs-3">タイトル</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">研究内容</td>
<td align="center" class="subject col-xs-3">結果</td>
<td align="center" class="subject col-xs-3">掲載誌/ 掲載年/ 国</td>
</tr>
<tr>
<td>メシマコブ</td>
<td>膵管腺がんの根治的切除後のアジュバント治療の完遂率に対するメシマコブの影響報告。</td>
<td>根治的切除後でアジュバント治療（術後補助化学療法）を受けている膵管腺がん患者にメシマコブを1回1100mg を1 日3 回経口投与した。</td>
<td>メシマコブを摂取したところ、アジュバント治療を完遂できたヒトとできなかったヒトを分ける予測因子として、メシマコブの摂取が唯一の予測因子であった。</td>
<td>Integr Cancer Ther. 誌,2019年　韓国</td>
</tr>
<tr>
<td>シイタケ菌糸体</td>
<td>がん免疫療法実施患者における、免疫向上・免疫抑制軽減・ＱＯＬに対する有用性報告。</td>
<td>がん免疫療法を実施中の患者10名を対象に、4 週間は免疫細胞療法単独、次の4 週間はシイタケ菌糸体を併用した。</td>
<td>シイタケ菌糸体を併用して摂取するとQOL および免疫能が改善する可能性がある。</td>
<td>Gan To Kagaku Ryoho誌,2012年　日本</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表４　膵臓がんに関するサプリメント成分<br />
膵臓がんを対象としたサプリメント成分に関するPubmed 収載論文の検索条件<br />
agaricus blazei or lentinula　edodes mycelia or Inonotusobliquus or Ganoderma lucidum or shark cartilage or Sparassis crispa orfucoidan　or propolis/patient ancer<br />
うち「膵臓がん」が含まれる論文を抽出（2005 年以降）　</p>
</div>
</div>
<h2>総評</h2>
<div class="txt">
<p>　膵臓がんは早期で発見されにくく、発見された時ときは手遅れの状態が多いと聞きますから、日ごろから生活習慣を見直し、食事にも気をつけて生活をしていきたいものです。<br />
　今回の調査では、膵臓がんのリスクが低下する食べ物に「コーヒー」が含まれていることに注目しました。「男性のみにおいて」と書かれてはいるものの、「コーヒーをよく飲むグループほどリスクが低くなる」というのはコーヒー愛好家にとっては朗報かもしれません。また果物の摂取も多いほうが、リスクが低いというのも嬉しいことです。<br />
　一方、大豆食品摂取量が多いと膵臓がんの罹患リスクが高いという結果は、少し意外でした。大豆の発酵食品として好評価を得ている納豆は積極的に食べたほうがよいと思っていましたが、非発酵性大豆食品になるとリスクが高まるというのは驚きでした。<br />
　またサプリメント成分では、４回目にして初めて「メシマコブ」が登場しました。また、過去３回（乳がん、大腸がん、肺がん）に続き、免疫機能が改善するサプリメント成分として「シイタケ菌糸体」が登場したのも興味深いと感じました。</p>
</div>
<p><img decoding="async"  class="sp100" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2019/10/gan_supple_3_007.png" border="0" alt="宮西ナオ子（みやにし・なおこ）
上智大学ポルトガル語学科卒業。生き方研究家・ライター・エッセイスト・女性能楽研究家・博士（総合社会文化）。著書に『朝2時間早く起きれば人生が変わる』『眠る前の7分間』『一週一菜の奇跡』『和ごころのある暮らし』など多数。２０１４年「東久邇宮文化褒賞」受賞。"></p>
<p class="quot">宮西ナオ子（みやにし・なおこ）<br />
上智大学ポルトガル語学科卒業。生き方研究家・ライター・エッセイスト・女性能楽研究家・博士（総合社会文化）。著書に『朝2時間早く起きれば人生が変わる』『眠る前の7分間』『一週一菜の奇跡』『和ごころのある暮らし』など多数。２０１４年「東久邇宮文化褒賞」受賞。</p>
<h3>本記事の関連リンク</h3>
<div class="txt">
<br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement">「免疫力改善成分」を論文・データで比較検証　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/cancer-treatment">「免疫力改善成分」のがん種別論文・データ　&gt;&gt;</a></p>
<p><a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/agaricus">アガリクス　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/shiitake">シイタケ菌糸体　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/fukoidan">フコイダン　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/propolis">プロポリス　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/meshima">メシマコブ　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/reishi">霊芝　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/kabanoanatake">カバノアナタケ　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/hanabiratake">ハナビラタケ　&gt;&gt;</a>
</div>
<h1 id="ms_list">宮西ナオ子のがんに挑むサプリメント 徹底リサーチ</h1>
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_5802">第10回 β- グルカン（ベータグルカン）</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_5583">第9回 免疫力編</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4896">第8回 プロポリス</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4782">第7回 フコイダン</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4565">第6回 霊芝</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4167">第5回 メシマコブ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3965">第4回 ハナビラタケ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3810">第3回 カバノアナタケ（チャーガ）</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3775">第2回 シイタケ菌糸体</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3592">第1回 アガリクス</a></li>
</ul>
<p></p>
<h1 id="mg_list">宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・栄養や、サプリメント成分の研究比較</h1>
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_7003">第11回 白血病</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6888">第10回 食道がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6810">第9回 前立腺がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6672">第8回 胃がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6483">第7回 子宮がん、卵巣がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5998">第6回 膀胱がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5722">第5回 肝臓がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5666">第4回 膵臓がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5364">第3回 肺がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5170">第2回 大腸がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5050">第1回 乳がん</a></li>
</ul>
<h2>食事と栄養に関するニュース</h2>
<ul class="archlist">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition">がん闘病に必要な食事と栄養の最新ニュースや記事を掲載しています。</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement">がんと免疫力改善成分（アガリクス、フコイダンなど）のエビデンス比較を掲載しています。</a></li>
</ul>

</div>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・ 栄養や、サプリメント成分の研究比較　第3回　肺がん</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5364</link>
					<comments>https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5364#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 29 Oct 2021 00:00:43 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[がんの生存率・再発率に関連する食事・栄養やサプリメント成分の研究比較]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://gan-senshiniryo.jp/?p=5364</guid>

					<description><![CDATA[宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・栄養や、 サプリメント成分の研究比較　第3回肺がん 本連載の記事一覧（その他のがん種）はコチラ 　がん治療中、日々の食品から摂取する栄養に関しての知識は必須です。発がんリス [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<div id="book_title">
<h1>宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・栄養や、<br />
サプリメント成分の研究比較　第3回肺がん</h1>
</div>
<ul class="archlist2">
<li><a href="#mg_list" class="fade">本連載の記事一覧（その他のがん種）はコチラ</a></li>
</ul>
<p></p>
<div id="author_exp">
<div class="author">
<p class="quot">　がん治療中、日々の食品から摂取する栄養に関しての知識は必須です。発がんリスクの高いもの、低減させるもの、再発率、生存率、死亡率に影響を及ぼすものなど予防や再発防止にもぜひとも摂り入れたいもの。本シリーズでは、がん種ごとに特化した食事や栄養の情報に関して研究成果をもつ食品やサプリメント成分の情報を国立がん研究センター予防研究グループがＨＰで公開している多目的コホート研究やがん生存者のための栄養と運動のガイドラインの書籍（第４版）から「生存率、再発率」などに言及している論文＆抄録の翻訳。また米国対がん協会（ＡＣＳ）国際研究データベースPubmed から「ヒト臨床試験」の論文＆抄録の翻訳などから信憑性の高い記述から抽出・調査し、できるだけ客観的な視点でわかりやすく評価していきたいと思います。第3回目は肺がんをとりあげました。</p>
</div>
</div>
<h2>多目的コホート研究（ＪＰＨＣ研究）とは？</h2>
<div class="txt">
<p>　多目的コホート研究（ＪＰＨＣ研究）とは分析疫学の手法のひとつ。ある特定の疾患が起こる可能性のある要因を持ったグループ（対象集団／コホート）を決め、その要因や特性を持った群（曝露群）と持たない群（非曝露群）に分け、一定期間観察して、その原因や特性と疾患との関連性を明らかにし、健康の維持・増進に役立つエビデンスの構築に関する研究のことです。国立がん研究センター予防研究グループが全国11カ所の保健所と国立がん研究センターなどとの共同研究により、約10万人から生活習慣に関する情報を集め、長期にわたって生活習慣が疾病の発症に関連しているかどうか調査したものが、国立がん研究センター予防研究グループＨＰで公開されています。１９９０年に開始されたこの研究は、対象となった住民全体の8割を越える参加で約20年の追跡期間を費やしています。しかしこれまでの研究では解決しない部分も残されていることと、最近の研究や技術の進歩で、生活習慣病に役立ついろいろな情報が得られる可能性が出てきたため、20年ぶりに２０２０年4月1日より「次世代多目的コホート研究」が開始されています。</p>
</div>
<h2>肺がんの発がんリスク</h2>
<div class="txt">
<p>　肺がんは、日本のがん死亡数の第１位であり、人口の高齢化とともに年々増加しています（２０１２年がん死亡率36万７９０人中、肺がん死亡率７万１５４０人）。<br />
最大の原因はタバコといわれ男性70％、女性20％が「タバコ」を原因とする肺がんといわれます。また夫からの受動喫煙による非喫煙女性の肺がん（腺がん）の発生リスクは２倍となっています。<br />
肺がん検診では、原則50 歳以上で1日の喫煙本数と喫煙年数をかけあわせたもの（喫煙指数*）が６００以上の方を「高度危険群」としています。</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="subject col-xs-4">喫煙指数</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">分類</td>
</tr>
<tr>
<td>400以上</td>
<td>肺がん 危険群</td>
</tr>
<tr>
<td>600以上</td>
<td>肺がん 高度危険群</td>
</tr>
<tr>
<td>1200以上</td>
<td>喉頭がん 高度危険群</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">* 喫煙指数</p>
</div>
</div>
<div class="txt">
<p>　早期の肺がんでは、自覚症状はありません。症状が現れにくいからです。長引く咳・血痰の症状がある場合、かなり進行した例が多くなります。肺がんは、気管支や肺胞の細胞が何らかの原因でがん化したものです。進行すると、がん細胞は周りの組織を壊しながら増殖し、血液やリンパ液の流れにのって転移することもあります。転移しやすい場所はリンパ節、反対側の肺、骨、脳、肝臓、副腎です。<br />
「この症状があれば必ず肺がん」という症状はありません。症状がないうちに進行していることもあります。咳や痰、痰に血が混じる、発熱、息苦しさ、動悸、胸痛などがあげられますが、いずれも肺がん以外の呼吸器の病気にも見られる症状です。複数の症状が見られたり、長引いたりして気になった場合は、早めに医療機関を受診しましょう。<br />
肺がんは、組織型によって、非小細胞肺がんと小細胞肺がんの2つに大きく分けられます。</p>
<p>　発生頻度が高いのは非小細胞肺がんで、腺がん、扁平（へんぺい）上皮がん、大細胞がんに分類されます。なかでももっとも多いのが腺がんで、一般には「肺腺がん」ともいいます。小細胞肺がんは、非小細胞肺がんと比べて増殖速度が速く、転移や再発をしやすい腫瘍です。<br />
非小細胞肺がんと小細胞肺がんでは、治療方針が大きく異なるため、検査によって組織型を確認してから治療を開始します。<br />
一方、栄養などに関して肺がんに対する確実な予防要因としては、野菜、果物の摂取が検討され、ほぼ確実な予防要因としてカロチノイド類が挙げられています。また予防要因の可能性のあるものとしてビタミンＣ、ビタミンＥ、セレニウムなどが挙げられており、リスク要因の可能性のあるものとして総脂肪、飽和（動物性）脂肪、コレステロール、アルコールなどが挙げられていますが、今回も、しっかりとしたエビデンスのある論文からご紹介したいと思います。いずれも喫煙の有無と密接に関連していることもわかりました。</p>
</div>
<h2>リスクが低下する食べ物２件</h2>
<div class="txt">
<p>　肺がんリスクが低下する食べ物は、イソフラボンとアブラナ科の植物の２件が見つかったのでご紹介します。</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="subject col-xs-2">研究素材／テーマ</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">研究内容</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">結果</td>
</tr>
<tr>
<td>イソフラボン</td>
<td>アンケート調査の結果を用いて、イソフラボン（ゲニステイン）の1 日当たりの摂取量を算出してグループ分けを行い、 その後の肺がん発生率を比較した。</td>
<td>男性は、喫煙経験のない集団において、イソフラボン摂取により肺がんリスクが低下していた。イソフラボン摂取量が一番少ないグループと比べると一番多いグループでは、肺がんの発生率が57％低くなっていた。女性は、全体で見ても喫煙経験のない集団に限ってみても、肺がんリスクの推定値はイ ソフラボン摂取が増えるのに従い低下している傾向が見られたが、これは統計学的に有意な結果ではなかった。</td>
</tr>
<tr>
<td>アブラナ科野菜</td>
<td>食物摂取頻度質問票（FFQ）の回答を用い、8 項目のアブラナ科野菜（キャベツ、だいこん、こまつな、ブロッコリー、はくさい、チンゲンサイ、からしな、ふだんそう）より総アブラナ科野菜摂取量を推定し、それぞれ男女別の摂取量により4 つのグループに分け、最も少なかったグループと比較して、その他のグループで肺がんの罹患リスクについて調べた。</td>
<td>アブラナ科野菜の摂取量が多い非喫煙者の男性は、肺がんリスクが51% 低くなっていた。また、過去喫煙者の男性でも肺がんリスクが41% 低くなることが明らかとなった。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表１　肺がんのリスクが低下する食べ物</p>
</div>
</div>
<div class="txt">
<h3>イソフラボン</h3>
<p>　アンケート調査の結果を用いて、イソフラボン（ゲニステイン）の１日当たりの摂取量を算出したグループ分けを行い、 その後の肺がん発生率を比較した結果、男性は喫煙経験のない集団において、イソフラボン摂取により肺がんリスクが低下。イソフラボン摂取量が一番少ないグループと比べると一番多いグループでは、肺がんの発生率が57％低くなっていました。女性は全体で見ても喫煙経験のない集団に限ってみても、肺がんリスクの推定値はイソフラボン摂取が増えるに従い低下している傾向が見られました。</p>
<h3>アブラナ科野菜</h3>
<p>　食物摂取頻度質問票（ＦＦＱ）の回答から８項目のアブラナ科野菜（キャベツ、だいこん、こまつな、ブロッコリー、はくさい、チンゲンサイ、からしな、ふだんそう）から総アブラナ科野菜摂取量を推定し、それぞれ男女別の摂取量により４つのグループに分け、最も少なかったグループと比較して、その他のグループで肺がんの罹患リスクについて調べた結果、アブラナ科野菜の摂取量が多い非喫煙者の男性は、肺がんリスクが51％低くなっていたことがわかりました。同時に過去喫煙者の男性でも肺がんリスクが41％低くなることが明らかとなりました。</p>
</div>
<h2>リスクが高まる食べ物３件</h2>
<div class="txt">
<p>　一方では「リスクが高まる食べ物」については以下の３つが挙げられます。</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="subject col-xs-2">研究素材／テーマ</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">研究内容</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">結果</td>
</tr>
<tr>
<td>コーヒー</td>
<td>研究開始時のアンケート回答からコーヒーの摂取頻度を、ほとんど飲まない、1 日1 杯以下、1 日1 〜2 杯、1 日3〜4 杯、1 日5 杯以上飲むという5つのグループに分け、グループ間での肺がんリスクを比較した。</td>
<td>男性の喫煙者（特にヘビースモーカー；喫煙指数20.0 以上）に限っては、コーヒー摂取頻度が高いほど、統計学的に有意な肺がんリスクの上昇が見られた。</td>
</tr>
<tr>
<td>肉類（男性）</td>
<td>食事調査アンケートの結果を用いて、総赤肉（牛、豚、ロースハム、ウィンナー・ソーセージ、ベーコン、ランチョンミート缶詰、鶏レバー）・未加工赤肉（牛、豚、鶏レバー）・加工赤肉（ロースハム、ウィンナー・ソーセージ、ベーコン、ランチョンミート缶詰）・鶏肉・魚介類・飽和脂肪酸の摂取量を等分に4 つのグループに分け、最も少ないグループと比較して、その他のグループのその後の肺がんの罹患リスクについて調べた。</td>
<td>男性において、総赤肉、未加工赤肉の摂取量が多いグループでは、肺がん罹患リスクが高い傾向が見られた。一方、鶏肉、魚介類、飽和脂肪酸と肺がんの罹患リスクとの関連は見られなかった。</td>
</tr>
<tr>
<td>レチノール（男性）</td>
<td>アンケート調査の結果を用いて、食事からの抗酸化ビタミン摂取量を算出し、その後の肺がん罹患リスクを調べた。</td>
<td>喫煙習慣のある男性では、レチノール*1 の摂取量が少ないグループに比べて、多いグループにおいて肺がん罹患リスクの上昇が見られた。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表２　肺がんのリスクが高まる食べ物<br />
*1 ビタミンA の別名</p>
</div>
</div>
<div class="txt">
<h3>コーヒー</h3>
<p>　研究開始時のアンケート回答からコーヒーの摂取頻度を「ほとんど飲まない」、「１日１杯以下」、「１日１〜２杯」、「１日３〜４杯」、「１日５杯以上」飲むという５つのグループに分け、グループ間での肺がんリスクを比較した結果、男性の喫煙者（特にヘビースモーカー；喫煙指数20.0以上*）に限っては、コーヒー摂取頻度が高いほど、統計学的に有意な肺がんリスクの上昇が見られました。</p>
<p class="quot">* 喫煙指数19.9以下をライトスモーカー、20.0以上をヘビースモーカーと定義。</p>
<h3>肉類（男性）</h3>
<p>　食事調査アンケートの結果を用いて、総赤肉（牛、豚、ロースハム、ウィンナー・ソーセージ、ベーコン、ランチョンミート缶詰、鶏レバー）、未加工赤肉（牛、豚、鶏レバー）、加工赤肉（ロースハム、ウィンナー・ソーセージ、ベーコン、ランチョンミート缶詰）、鶏肉、魚介類、飽和脂肪酸の摂取量を等分に４つのグループに分け、最も少ないグループと比較して、その他のグループのその後の肺がんの罹患リスクについて調べた結果、男性の総赤肉、未加工赤肉の摂取量が多いグループでは、肺がん罹患リスクが高い傾向が見られました。<br />
一方、鶏肉、魚介類、飽和脂肪酸と肺がんの罹患リスクとの関連は見られませんでした。</p>
<h3>レチノール（ビタミンＡの別名）　（男性）</h3>
<p>　アンケート調査の結果を用いて、食事からの抗酸化ビタミン摂取量を算出し、その後の肺がん罹患リスクを調べた結果、喫煙習慣のある男性では、レチノールの摂取量が少ないグループに比べて、多いグループにおいて肺がん罹患リスクの上昇が見られました。</p>
</div>
<h2>●肺がんの生存率、再発率、死亡率</h2>
<div class="txt">
<p>　『がん生存者のための栄養と運動のガイドライン』（第４版）は、米国対がん協会が公表したガイドラインの書籍です。２０１１年以前に発表された論文であるため、該当食品を対象に追加調査を実施しました。肺がん患者を対象とした食事に関する論文は４件で、以下の通りです。</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="subject col-xs-2">研究素材<br />
／テーマ</td>
<td align="center" class="subject col-xs-3">タイトル</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">研究内容</td>
<td align="center" class="subject col-xs-3">結果</td>
<td align="center" class="subject col-xs-3">掲載誌/ 掲載年/ 国</td>
</tr>
<tr>
<td>果物、野菜、ジャガイモ</td>
<td>果物と野菜の多量摂取は肺がんの生存率を高めるのか？</td>
<td>デンマークの前向きコホート研究「Diet,Cancer and Health」のデータを用い、肺がんと診断された患者353名の診断日から死亡日あるいは2004年3月11日までの追跡調査を行った。</td>
<td>果物と野菜*2 の多量摂取が肺がん患者の予後に好影響を与える可能性が示唆された。対照的に、ジャガイモの多量摂取は死亡リスクを増加させた。</td>
<td>Lung Cancer 誌 2006年デンマーク</td>
</tr>
<tr>
<td>ビタミンD</td>
<td>循環25- ヒドロキシビタミンD レベルは早期の非小細胞肺がん患者の生存を予測する</td>
<td>早期の非小細胞肺がん患者447 名を対象に、全生存期間（OS）および無再発生存期間（RFS）に対する循環25- ヒドロキシビタミンD（25[OH]D）*3 レベルの結果を調査した。</td>
<td>ビタミンD は、早期の非小細胞肺がん患者、特にIBIIB期の患者の生存率向上と関連する可能性がある。</td>
<td>J Clin Oncol 誌 2007年米国</td>
</tr>
<tr>
<td>大豆</td>
<td>診断前の大豆食品摂取と女性の肺がん生存率</td>
<td>Shanghai Women&#8217;s Health Study で特定された偶発的肺がんの女性444 名を対象に、登録時に診断前の大豆食品の摂取量を評価し、2 年後に大豆食品の摂取量と全生存期間との関連を評価した。</td>
<td>女性の肺がん患者において、診断前の大豆食品摂取が全生存率の高さと関連することが示唆された。</td>
<td>J Clin Oncol 誌 2013年米国</td>
</tr>
<tr>
<td>アブラナ科野菜</td>
<td>中国人女性における診断前のアブラナ科野菜の摂取量と肺がん生存率</td>
<td>1997 年～ 2011年の追跡期間中にShanghai Women&#8217;s Health Study（SWHS）で特定された547 例の肺がん症例を対象に、登録時に食事摂取量を評価し、2～3年後に再評価した。</td>
<td>中国人女性において、診断前のアブラナ科野菜の摂取は肺がんの生存率向上と関連する。</td>
<td>Sci Rep 誌 2015年中国</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表3　肺がん患者を対象とした食事<br />
*2 野菜の詳細は不明。　<br />
*3 ビタミンD が肝臓内で水素化され25- ヒドロキシビタミンD（25[OH]D）に変換される。<br />
肺がんを対象とした食事に関するPubmed 収載論文の検索条件　lung cancer / patients or　diagnosis / 死亡率or 生存率or 再発率／該当の食べ物（2012 年以降）</p>
</div>
</div>
<div class="txt">
<h3>果物と野菜の多量摂取は肺がんの生存率を高めるのか？（Lung Cancer誌 ２００６年 　デンマーク）</h3>
<p>　デンマークの前向きコホート研究「Diet, Cancer and Health」のデータを用い、肺がんと診断された患者３５３名の診断日から死亡日あるいは２００４年３月11日までの追跡調査を行った結果、果物と野菜の多量摂取が肺がん患者の予後に好影響を与える可能性が示唆されました。対照的に、ジャガイモの多量摂取は死亡リスクを増加させました。</p>
<h3>循環25–ヒドロキシビタミンＤ　レベルは早期の非小細胞肺がん患者の生存を予測する（J Clin　Oncol誌 ２００７年 米国）</h3>
<p>　早期の非小細胞肺がん患者４４７名を対象に、全生存期間（ＯＳ）および無再発生存期間（ＲＦＳ）に対する循環25– ヒドロキシビタミンD（25［ＯＨ］Ｄ）レベルの結果を調査しました。（25– ヒドロキシビタミンＤとはビタミンＤが肝臓内で代謝されてできる物質。体内のビタミンＤ量の指標）結果、ビタミンＤは、早期の非小細胞肺がん患者、特にⅠＢ – ⅡＢ期の患者の生存率向上と関連する可能性があることがわかりました。</p>
<h3>診断前の大豆食品摂取と女性の肺がん生存率（J Clin Oncol誌　２０１３年 米国）</h3>
<p>Shanghai Women&#8217;s Health Study で特定された偶発的肺がん女性４４４名を対象に、登録時に診断前の大豆食品の摂取量を評価し、２年後に大豆食品の摂取量と全生存期間との関連を評価した結果、女性の肺がん患者では大豆食品摂取が多いほど全生存率の高さと関連することが示唆されました。</p>
<h3>中国人女性における診断前のアブラナ科野菜の摂取量と肺がん　生存率（Sci Rep誌 ２０１５年　中国）</h3>
<p>　１９９７年～２０１１年の追跡期間中にShanghai Women&#8217;s Health Study（ＳＷＨＳ）で特定された５４７例の肺がん症例を対象に、登録時に食事摂取量を評価し、２～３年後に再評価した結果、中国人女性においてアブラナ科野菜の摂取は肺がんの生存率向上と関連することがわかりました。</p>
</div>
<h2>肺がん患者を対象としたサプリメント成分に関する研究成果</h2>
<div class="txt">
<p>Pubmed に掲載された論文（２００５年以降）と研究情報のみのサイト（製品販売を含むサイトは除く）に掲載されている論文を調査した結果、肺がん患者を対象としたサプリメント成分の論文は３件でした。</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="subject col-xs-2">研究素材／テーマ</td>
<td align="center" class="subject col-xs-3">タイトル</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">研究内容</td>
<td align="center" class="subject col-xs-3">結果</td>
<td align="center" class="subject col-xs-3">掲載誌/ 掲載年/ 国</td>
</tr>
<tr>
<td>シイタケ菌糸体</td>
<td>がん患者におけるシイタケ菌糸体抽出物配合顆粒のQOL 改善作用：多施設共同研究</td>
<td>さまざまな治療背景を持つがん患者68名を対象に、各治療と並行してシイタケケ菌糸体を4 週間連日摂取した。</td>
<td>シイタケ菌糸体を摂取したところQOLの改善を示した。</td>
<td>日本補完代替医療学会誌、2017 年　日本</td>
</tr>
<tr>
<td>シイタケ菌糸体</td>
<td>がん免疫療法実施患者における、免疫向上・免疫抑制軽減・ＱＯＬに対する有用性報告</td>
<td>がん免疫療法を実施中の患者10名を対象に、4週間は免疫細胞療法単独、次の4 週間はシイタケ菌糸体を併用した</td>
<td>シイタケ菌糸体を併用して摂取するとQOL および免疫能が改善する可能性がある。</td>
<td>Gan To Kagaku Ry-oho誌,2012 年　日本</td>
</tr>
<tr>
<td>霊芝</td>
<td>進行肺がん患者の免疫機能に関する霊芝水溶物の効果</td>
<td>肺がん患者36 名を対象に、5.4g/ 日の霊芝から分離した多糖成分を12 週間投与した。</td>
<td>NK活性などの免疫指標には優位な変化は見られなかった。</td>
<td>J Med Food 誌2005 年　ニュージーランド</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表４　肺がんに関するサプリメント成分<br />
肺がんを対象としたサプリメント成分に関するPubmed 収載論文の検索条件<br />
agaricus blazei or lentinula edodes mycelia or Inonotusobliquus or Ganoderma lucidum　or shark cartilage or　Sparassis crispa or fucoidan or propolis/patient ancer<br />
うち「肺がん」が含まれる論文を抽出（2005 年以降）</p>
</div>
</div>
<div class="txt">
<h3>シイタケ菌糸体</h3>
<p>　「がん患者におけるシイタケ菌糸体抽出物配合顆粒のＱＯＬ改善作用：多施設共同研究」（日本補完代替医療学会誌、2017年　日本）さまざまな治療背景を持つがん患者68 名を対象に各治療と並行してシイタケ菌糸体を4週間連日摂取した結果、シイタケ菌糸体を摂取したところＱＯＬ（生活の質） の改善を示しました。</p>
<h3>シイタケ菌糸体</h3>
<p>　「がん免疫療法実施患者における、免疫向上・免疫抑制軽減・Ｑ Ｏ Ｌ に対する有用性報告」（Gan To Kagaku Ryoho 誌、2012年　日本）がん免疫療法を実施中の患者10名を対象に、４週間は免疫細胞療法単独、次の4週間はシイタケ菌糸体を併用した結果、シイタケ菌糸体を併用して摂取するとＱＯＬおよび免疫能が改善する可能性があることがわかりました。</p>
<h3>霊芝</h3>
<p>　「進行肺癌患者の免疫機能に関する霊芝水溶物の効果」（J Med Food 誌、２００５年　ニュージーランド）肺がん患者36名を対象に5.4ｇ／日の霊芝から分離した多糖成分を12週間投与した結果、ＮＫ活性などの免疫指標には優位な変化は見られませんでした。</p>
</div>
<h2>総評</h2>
<div class="txt">
<p>　肺がんについてはタバコが大きな要因になることは顕著ですが、同時に喫煙者が食品を摂取するときにも大きな関係性を示すことがわかりました。とはいえイソフラボンとアブラナ科の野菜はたとえ喫煙者でもよい影響を与えるようです。これらの食品については、中国の論文などでも摂取量と生存率についての有用な結果が出ています。健康を目指す人も日ごろから積極的に摂取することで、がんの予防にもつながる可能性があります。<br />
またコーヒーやビタミンＡなどは喫煙者には有害になるようですから、今後の健康維持を考えたうえではもちろん、肺がんのリスクについてのみならず、その他の理由でも喫煙習慣はすぐに止めたほうがよいと感じます。<br />
食品については果物と野菜の多量摂取が肺がんの予後に好影響を与えることがわかりましたが、じゃがいもの多量摂取は死亡のリスクを増加させたというので、気を付けたいもの。サプリメント成分については、シイタケ菌糸体が２件の論文からＱＯＬの改善や免疫能について有効性を検証されているのも印象的でした。</p>
</div>
<p><img decoding="async"  class="sp100" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2019/10/gan_supple_3_007.png" border="0" alt="宮西ナオ子（みやにし・なおこ）
上智大学ポルトガル語学科卒業。生き方研究家・ライター・エッセイスト・女性能楽研究家・博士（総合社会文化）。著書に『朝2時間早く起きれば人生が変わる』『眠る前の7分間』『一週一菜の奇跡』『和ごころのある暮らし』など多数。２０１４年「東久邇宮文化褒賞」受賞。"></p>
<p class="quot">宮西ナオ子（みやにし・なおこ）<br />
上智大学ポルトガル語学科卒業。生き方研究家・ライター・エッセイスト・女性能楽研究家・博士（総合社会文化）。著書に『朝2時間早く起きれば人生が変わる』『眠る前の7分間』『一週一菜の奇跡』『和ごころのある暮らし』など多数。２０１４年「東久邇宮文化褒賞」受賞。</p>
<h3>本記事の関連リンク</h3>
<div class="txt">
<br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement">「免疫力改善成分」を論文・データで比較検証　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/cancer-treatment">「免疫力改善成分」のがん種別論文・データ　&gt;&gt;</a></p>
<p><a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/agaricus">アガリクス　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/shiitake">シイタケ菌糸体　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/fukoidan">フコイダン　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/propolis">プロポリス　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/meshima">メシマコブ　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/reishi">霊芝　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/kabanoanatake">カバノアナタケ　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/hanabiratake">ハナビラタケ　&gt;&gt;</a>
</div>
<h1 id="ms_list">宮西ナオ子のがんに挑むサプリメント 徹底リサーチ</h1>
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_5802">第10回 β- グルカン（ベータグルカン）</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_5583">第9回 免疫力編</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4896">第8回 プロポリス</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4782">第7回 フコイダン</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4565">第6回 霊芝</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4167">第5回 メシマコブ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3965">第4回 ハナビラタケ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3810">第3回 カバノアナタケ（チャーガ）</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3775">第2回 シイタケ菌糸体</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3592">第1回 アガリクス</a></li>
</ul>
<p></p>
<h1 id="mg_list">宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・栄養や、サプリメント成分の研究比較</h1>
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_7003">第11回 白血病</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6888">第10回 食道がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6810">第9回 前立腺がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6672">第8回 胃がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6483">第7回 子宮がん、卵巣がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5998">第6回 膀胱がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5722">第5回 肝臓がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5666">第4回 膵臓がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5364">第3回 肺がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5170">第2回 大腸がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5050">第1回 乳がん</a></li>
</ul>
<h2>食事と栄養に関するニュース</h2>
<ul class="archlist">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition">がん闘病に必要な食事と栄養の最新ニュースや記事を掲載しています。</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement">がんと免疫力改善成分（アガリクス、フコイダンなど）のエビデンス比較を掲載しています。</a></li>
</ul>

</div>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・栄養や、サプリメント成分の研究比較 第2回　大腸がん</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5170</link>
					<comments>https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5170#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 30 Jul 2021 06:41:12 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[がんの生存率・再発率に関連する食事・栄養やサプリメント成分の研究比較]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://gan-senshiniryo.jp/?p=5170</guid>

					<description><![CDATA[宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・栄養や、 サプリメント成分の研究比較　第2 回　大腸がん 本連載の記事一覧（その他のがん種）はコチラ 　がんの治療中、日常生活を送る中で見直したいのが、日々の食べ物から摂取 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<div id="book_title">
<h1>宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・栄養や、<br />
サプリメント成分の研究比較　第2 回　大腸がん</h1>
</div>
<ul class="archlist2">
<li><a href="#mg_list" class="fade">本連載の記事一覧（その他のがん種）はコチラ</a></li>
</ul>
<p></p>
<div id="author_exp">
<div class="author">
<p class="quot">　がんの治療中、日常生活を送る中で見直したいのが、日々の食べ物から摂取する栄養です。発がんリスクの高いもの、低減させるもの、再発率、生存率、死亡率に影響を及ぼすものすらあるわけです。そういう意味でも治療中はもちろんですが、予防や再発防止にもぜひとも食事に関する知識を得たいものです。<br />
　そこでこの新シリーズでは、がん種ごとに特化した食事や栄養の情報に関して研究成果をもつ食品の情報を国立がん研究センター予防研究グループがＨＰで公開している多目的コホート研究や『がん患者のための栄養と運動のガイドライン（第４版）』、米国対がん協会（ＡＣＳ）国際研究データベースPubmed などから抽出してお伝えします。信憑性の高い論文や抄録から抽出・調査し、なるべく客観的な視点でわかりやすく評価したいと思います。第２回目は大腸がんをとりあげました。</p>
</div>
</div>
<h2>多目的コホート研究（ＪＰＨＣ研究）とは？</h2>
<div class="txt">
<p>　分析疫学の手法のひとつで、ある特定の疾患が起こる可能性のある要因を持ったグループ（対象集団／コホート）を決め、その要因や特性を持った群（曝露群）と持たない群（非曝露群）に分け、一定期間観察して、その原因や特性と疾患との関連性を明らかにし、健康の維持・増進に役立つエビデンスの構築に関する研究のことをコホート研究といいます。</p>
<p>　すでに全国11カ所の保健所と国立がん研究センターなどとの共同研究により、約10万人から生活習慣に関する情報を集め、長期にわたって生活習慣が疾病の発症に関連しているかどうか調査したものが、国立がん研究センター予防研究グループＨＰで公開されています。１９９０年に開始されたこの研究は、対象となった住民全体の８割を越える参加で20年以上にわたる長期追跡により、結果を積み上げてきました。しかしこれまでの研究では解決しない部分も残されており、さらに、最近の研究や技術の進歩で、生活習慣病に役立ついろいろな情報が得られる可能性が出てきたために、２０２０年４月1日より「次世代多目的コホート研究」が開始されています。</p>
</div>
<h2>大腸がんの発がんリスク</h2>
<div class="txt">
<h3>大腸がんとは？</h3>
<p>　大腸がんは、大腸（結腸・直腸・肛門）に発生するがんです。早期の段階では自覚症状はほとんどなく、進行すると症状が出ることが多くなります。症状としては、血便（便に血が混じる）、下血（腸からの出血により赤または赤黒い便が出る、便の表面に血液が付着する）、下痢と便秘の繰り返し、便が細い、便が残る感じ、おなかが張る、腹痛、貧血、体重減少などが見られます。</p>
<h3>大腸がんのリスクが低下する食べ物　5アイテム</h3>
<p>　大腸がんの発がんリスクが低下する食べ物は、カルシウム、マグネシウム、コーヒー、ビタミンＢ６そして健康型の食事の5アイテムがありました（表１参照）。</p>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="subject col-xs-2">研究素材／テーマ</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">研究内容</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">結果</td>
</tr>
<tr>
<td>カルシウム</td>
<td>アンケート調査の結果を用いて、カルシウムの1日当たりの摂取量を算出してグループ分けを行い、その後の大腸がん発生率を比較した。</td>
<td>男性において、カルシウムの摂取量が最低（300mg 未満）のグループと比べると、最高（700mg 以上）のグループでリスクが40％近く低かった。</td>
</tr>
<tr>
<td>マグネシウム</td>
<td>アンケートから計算されたマグネシウム摂取量によって、5 つのグループに分けて、最も少ないグループに比べ、その他のグループで大腸がんのリスクが何倍になるかを調査した。</td>
<td>マグネシウム摂取量が高い男性ほど大腸がんリスクは、低くなる傾向が見られた。この傾向は結腸がんで特に関連が明瞭だった。</td>
</tr>
<tr>
<td>コーヒー</td>
<td>アンケート調査の結果を用いて、コーヒーの飲用頻度によるグループ分けを行い、その後に発生した大腸がんとの関連を調査した。</td>
<td>1 日に3 杯以上コーヒーを飲むグループで結腸がんリスクが56％低くなり、飲む量が多いほどリスクが低くなるという傾向が見られた。</td>
</tr>
<tr>
<td>ビタミンB6</td>
<td>アンケート調査の結果を用いて、ビタミンB6 の1 日当たりの摂取量を算出して5 つのグループに分け、その後の大腸がん発生率を比較した。</td>
<td>男性において、ビタミンB6を多く摂取するグループで大腸がんのリスクが低下した。</td>
</tr>
<tr>
<td>健康型の食事</td>
<td>調査のアンケート結果に基づき、134 品目の食品および飲料の摂取量を用いて「健康型」「欧米型」「伝統型」の３つの食事パターン*1を抽出し、３つの食事パターンのスコアにより５つのグループに分類し、その後の大腸がん罹患との関連を調査した。</td>
<td>男性では、健康型食事パターンのスコアが高いグループで、大腸がんのリスクが低下することがわかった。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表１　大腸がんのリスクが低下する食べ物<br />
*1「健康型」：野菜や果物、いも類、大豆製品、きのこ類、海そう類、脂の多い魚、緑茶などとの関連が強い食事<br />
　「欧米型」：肉類・加工肉、パン、果物ジュース、コーヒー、ソフトドリンク、マヨネーズ、乳製品、魚介類などとの関連が強い食事<br />
　「伝統型」：ご飯、みそ汁、漬け物、魚介類、果物などとの関連が強い食事</p>
</div>
</div>
<div class="txt">
<p>この中では主に男性に対して結果が顕著で、カルシウムでは摂取量が最高（７００㎎以上）のグループは最低（３００㎎未満）と比較してリスクが40％近く低くなっています。またマグネシウムやビタミンＢ６でも摂取量が高いほうが大腸がんのリスクは低くなります。さらに食事については、健康型の食事パターンのスコアが高い男性のグループには大腸がんのリスクが低下しています。コーヒーに関しては男女を問わず１日に３杯以上コーヒーを飲むグループでは結腸がんリスクが56％低くなり、飲む量が多いほどリスクが低くなることがわかりました。</p>
<h3>大腸がんリスクが高まる食べ物（表２）</h3>
</div>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="subject col-xs-2">研究素材／テーマ</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">研究内容</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">結果</td>
</tr>
<tr>
<td>肉類</td>
<td>アンケート調査の結果を用いて、肉類の総量や赤肉（牛・豚）・加工肉（ハム・ソーセージ等）の1 日当たりの摂取量を少ない順に5 グループに分け、その後に生じた結腸・直腸がんの発生率を比較した。</td>
<td>赤肉の摂取量が多いグループで女性の結腸がんのリスクが高くなり、肉類全体の摂取量が多いグループで男性の結腸がんリスクが高くなった。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表２　大腸がんのリスクが高まる食べ物</p>
</div>
<p>　赤肉（牛・豚）の摂取量が多いグループで女性の結腸がんのリスクが、肉類全体の摂取量が多いグループで男性の結腸がんのリスクが高まることがわかりました。</p>
</div>
<h2>システマティックレビュー（SR:Systematic Review)とメタアナリシス分析（meta analysis/ メタ分析、メタ解析）とは？</h2>
<div class="txt">
<p>　システマティックレビューとは、学術文献を系統的に検索・収集して、類似する内容の研究を一定の基準で選択・評価を行う研究や研究成果物のことです。</p>
<p>　メタアナリシス分析は、さまざまなバイアスを評価し、介入の効果や影響を推定し、統計学の手法を用いて定量的に評価するものです。システマティックレビューはエビデンスに基づくことが必須ですが、メタアナリシス分析は必ずしもエビデンスに基づいた評価とは限りません　エビデンスレベルの高さについては、図１を参考にしてください。</p>
<p><img decoding="async"  class="sp100" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2021/07/research_cancer_01_01.gif" border="0" alt="図１　エビデンスレベル"></p>
<p class="quot">図１　エビデンスレベル</p>
<p>　今回は「がん患者のための栄養と運動のガイドライン（米国対がん協会）」で掲載された食品を対象に、２０１2年以降のPubMedに掲載された論文を追加調査しました。論文が3本以上ある食品の場合は、エビデンスレベルの高いシステマティックレビューとメタアナリシス分析の最新論文に絞って掲載しました。</p>
</div>
<h2>大腸がん患者を対象とした食事に関する論文からの抽出</h2>
<div class="txt">
<p>　大腸がんの生存率、再発率、死亡率に関して、大腸がん患者さんを対象とした食事に関する論文を４本ご紹介します。これらの論文はすべてシステマティックレビューです（表３）。</p>
<p>　次に大腸がんの患者さんを対象としたサプリメント成分に関する研究成果についてリサーチしました。こちらは２００５年以降にPubMed に掲載された論文と研究情報のみのサイト（製品販売を含むサイトは除く）に掲載されている中から大腸がん患者さんを対象とした論文が９件、ヒットしました（表４）。</p>
</div>
<h2>●大腸がん患者を対象とした食事（表３）</h2>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="subject col-xs-2">研究素材<br />
／テーマ</td>
<td align="center" class="subject col-xs-3">タイトル</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">研究内容</td>
<td align="center" class="subject col-xs-3">結果</td>
<td align="center" class="subject col-xs-3">掲載誌/ 掲載年/ 国</td>
</tr>
<tr>
<td>ビタミンD</td>
<td>大腸がんの発生・進行に対するビタミンD の効果：システマティックレビューとメタ分析</td>
<td>【システマティックレビューとメタ分析】<br />
PubMed などのデータベースを用いて、開始から2020 年4 月までの検索期間で、大腸がんの発生率および長期生存率に関する適合研究21 件を対象にメタ分析を行った。</td>
<td>食事またはサプリメントのいずれかの方法によるビタミンD 摂取は、大腸がん患者の臨床転帰（治療により疾患の経過が変わっていく結果）を改善し、長期生存率を向上させることが示された。</td>
<td>Int J Colorectal Dis 誌　2021 年中国</td>
</tr>
<tr>
<td>欧米式の食事</td>
<td>がん診断後の食事についての事実。前向きコホート研究の系統的レビュー</td>
<td>【システマティックレビュー】<br />
PubmedおよびWeb of Science のデータベースを用いて、開始から2019 年10月30日までの検索期間で合計29 件（うち、大腸がん9 件）の前向き研究を分析した。</td>
<td>欧米式の食事のような有害な食事様式は避けるべきだが、食品カテゴリー（肉、乳製品）のどれ一つもがん患者の食事から排除すべきでないことを示唆した。</td>
<td>Nutrients. 誌　2020 年イタリア</td>
</tr>
<tr>
<td>カルシウム、全粒穀物</td>
<td>大腸がんサバイバーの全死亡率および大腸がん死亡率と関連する食事摂取量：前向き研究のシステマティックレビューとメタ分析</td>
<td>【システマティックレビューとメタ分析】<br />
Pubmed およびEmbase のデータベースによって特定した合計45 件の研究を分析した。</td>
<td>少なくとも3 つの研究では全粒穀物とカルシウムの摂取量は、大腸がんの全死亡率と逆相関していた。一方、不健康な食事パターン*2 は、死亡率との間に正の関連が認められた。</td>
<td>Cancers (Basel) 誌　2020 年韓国</td>
</tr>
<tr>
<td>地中海食</td>
<td>地中海食の遵守とがんのリスク：最新のシステマティックレビューとメタ分析</td>
<td>【システマティックレビューとメタ分析】<br />
Pubmed およびWeb of Science のデータベースを用いて、開始から2017 年8月25 日までの検索期間で、評価研究83 件の無作為化試験、コホート研究、症例対照研究を分析した。</td>
<td>地中海食の遵守スコアの高さは、いくつかのがん種（大腸がん、乳がん、胃がん、肝臓がん、頭頸部がん、前立腺がん）で死亡率が低下しており、死亡率と逆相関となっていた。予防効果は果物、野菜、全粒穀物に最も起因するように見えることが明らかになり、主として果物、野菜、全粒穀物を多く摂取することによって有益な効果がもたらされる。</td>
<td>Nutrients 誌　2017 年ドイツ</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表３　大腸がん患者を対象とした食事<br />
*2 不健康な食事パターン：詳細不明<br />
大腸がんを対象とした食事に関するPubmed 収載論文の検索条件<br />
colorectal cancer / patients or　diagnosis / 死亡率or 生存率or 再発率／該当の食べ物（2012 年以降）</p>
</div>
</div>
<div class="txt">
<p>　大腸がん患者さんを対象とした食事についての論文は、「欧米式の食事」「地中海食」「ビタミンＤ」「カルシウム・全粒穀物」の４つがありました。</p>
<h3>ビタミンＤ</h3>
<p>　中国で行われた本メタアナリシス分析では、大腸がんの発生率および長期生存率に関する21本の研究を対象にメタアナリシス分析を行ったところ、食事またはサプリメントのいずれかの方法によるビタミンＤ使用は大腸がんの発生率に好影響を与えるだけでなく、大腸がん患者の臨床転帰（治療により疾患の経過が変わっていく結果）を改善し、長期生存率を向上させることが示されています。</p>
<h3>欧米式の食事</h3>
<p>欧米式の食事は、「がん診断後の食事に関する事実：前向きコホート研究のシステマティックレビュー 」の論文（Nutrients 誌、２０２０年／イタリア）で、がん患者さんの診断後の食事と予後の結果との関連を調べ、Pubmed とWeb of Science データベースの系統的な文献検索を行ったものです。合計29本の前向き研究が確認されました。低脂肪食、健康的な食事、野菜などの食物繊維の定期的な摂取、良質のタンパク質の摂取は有益である一方、西洋食（ＷＤ）および飽和脂肪の大量摂取は死亡リスクの上昇と関連している可能性があることがわかりました。このシステマティックレビューでは、西洋食（ＷＤ）のような有害な食事パターンは避けるべきですが、がん患者さんの食事ではどの食品カテゴリー（肉、乳製品）も排除すべきではないことが示唆されています。</p>
<h3>カルシウム、全粒穀物</h3>
<p>「カルシウム、全粒穀物」については韓国の論文「大腸がんサバイバーの全死亡率および大腸がん死亡率と関連する食事摂取量：前向き研究のシステマティックレビューとメタ分析」で掲載されました。少なくとも3つの研究で全粒穀物とカルシウムの摂取量が増えると、大腸がんの全死亡率が低下しました。一方、不健康な食事パターンは、死亡率との間に正の関連が認められたとしています。</p>
<h3>地中海式の食事</h3>
<p>「地中海食（MedD）とがんのリスク」（ドイツ）についてのシステマティックレビューとメタ分析では、地中海式食事を遵守、がんの全死亡率リスク、異なる種類のがんのリスク、がんサバイバーにおけるがん死亡率・再発リスクに及ぼす影響について調査していますが、今回のメタ分析では、地中海食（MedD）を遵守すると、いくつかのがん種（大腸がん、乳がん、胃がん、肝臓がん、頭頸部がん、前立腺がん）の死亡率およびいくつかのがん種（特に大腸がん）のリスクが低下することが確認されました。予防効果は果物、野菜、全粒穀物に最も起因することが明らかになり、主として果物、野菜、全粒穀物を多く摂取することによって有益な効果がもたらされるとしています。</p>
</div>
<h2>大腸がんに関するサプリメント成分（表４）</h2>
<div class="entry">
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<td align="center" class="subject col-xs-2">研究素材／テーマ</td>
<td align="center" class="subject col-xs-3">タイトル</td>
<td align="center" class="subject col-xs-4">研究内容</td>
<td align="center" class="subject col-xs-3">結果</td>
<td align="center" class="subject col-xs-3">掲載誌/ 掲載年/ 国</td>
</tr>
<tr>
<td>シイタケ菌糸体</td>
<td>がん患者におけるシイタケ菌糸体抽出物配合顆粒のQOL 改善作用：多施設共同研究</td>
<td>さまざまな治療背景をもつがん患者68名を対象に、各治療と並行してシイタケ菌糸体を4週間連日摂取した。</td>
<td>さまざまな治療背景をもつがん患者が各治療と並行してシイタケ菌糸体を摂取したところQOL の改善を示した。</td>
<td>日本補完代替医療学会誌　2017 年　日本</td>
</tr>
<tr>
<td>シイタケ菌糸体</td>
<td>がん免疫療法実施患者における、免疫向上・免疫抑制軽減・ＱＯＬに対する有用性報告</td>
<td>がん免疫療法を実施中の患者10名を対象に、4 週間は免疫細胞療法単独、次の4 週間はシイタケ菌糸体を併用した。</td>
<td>シイタケ菌糸体を併用して摂取するとQOL および免疫能が改善する可能性がある。</td>
<td>Gan To Kagaku Ryoho 誌　2012 年　日本</td>
</tr>
<tr>
<td>シイタケ菌糸体</td>
<td>がん化学療法中の患者におけるシイタケ菌糸体エキス経口投与の有用性と安全性</td>
<td>乳がん・胃・大腸がんの術後補助化学療法、食道・大腸再発がんの化学療法中の患者7 名を対象に、治療1 コースは単独化学療法、2 コース目はシイタケ菌糸体を併用した。</td>
<td>シイタケ菌糸体を摂取するとQOL と免疫機能を改善することを示唆した。</td>
<td>Am J Chin Med 誌　2011 年　日本</td>
</tr>
<tr>
<td>シイタケ菌糸体</td>
<td>胃がん・大腸がん化学療法実施患者における、抗がん剤副作用軽減に対する有用性報告</td>
<td>進行性消化器がん（胃がん1 名、大腸がん6 名）の患者7 名を対象に、1 コース目は単独化学療法、2 コース目はシイタケ菌糸体を併用した。</td>
<td>シイタケ菌糸体を併用して摂取すると化学療法で起こる副作用の発生率を低下させることを示唆した。</td>
<td>Asian Pac J Cancer Prev.誌　2011 年 日本</td>
</tr>
<tr>
<td>フコイダン</td>
<td>転移性大腸がん患者における補足療法としてのフコイダンの有用性報告</td>
<td>【ランダム化比較試験】<br />
標的化学療法剤を受けている転移性大腸がん患者54名を対象に、低分子フコイダン群とプラセボ群のいずれかに無作為に割り付けた。</td>
<td>低分子フコイダンを併用摂取したところ、疾患制御率の有意な改善を示した。一方、全奏効率、無増悪生存期間、全生存期間、副作用、生活の質では有意差は認められなかった。</td>
<td>Mar Drugs. 誌　2017 年　台湾</td>
</tr>
<tr>
<td>フコイダン</td>
<td>大腸がん化学療法実施患者に対化学療法施行中の大腸がん患者を対象に、フコイダン対照群とフコイダン非投与群に無作為に割り付けた。</td>
<td>化学療法施行中の大腸がん患者を対象に、フコイダン対照群とフコイダン非投与群に無作為に割り付けた。</td>
<td>フコイダンを摂取すると、疲労が改善する作用が観察された。</td>
<td>Oncol Lett. 誌　2011 年　日本</td>
</tr>
<tr>
<td>霊芝</td>
<td>消化器がんにおける霊芝胞子による血清腫瘍マーカーの上昇：5 例の報告</td>
<td>消化器がんの患者5 名を対象に、霊芝胞子を1 日2 回1 ?2 カ月間経口摂取した。</td>
<td>霊芝胞子を摂取すると、治療効果の観察に最も重要な血清腫瘍マーカーの１つであるCA72-4 のレベルが上昇した。また摂取を中止するとCA72-4 が急速に正常レベルに戻った。</td>
<td>Integr Cancer Ther.l 誌　2014 年　中国</td>
</tr>
<tr>
<td>霊芝</td>
<td>進行大腸がん患者の生薬服用時の免疫機能推移</td>
<td>進行性大腸がん患者47 名を対象に、霊芝から分離した多糖類を12 週間経口摂取した。</td>
<td>霊芝から分離した多糖成分を服用させると、NK 細胞活性などが上昇した。</td>
<td>Int Immunopharmacol 誌　2006 年　中国</td>
</tr>
<tr>
<td>プロポリス</td>
<td>プロポリス抽出物の大腸腺腫ポリープ摘出患者への効果に関するパイロット、無作為化、プラセボ対照、二重盲検第0 相/ バイオマーカー試験</td>
<td>【ランダム化比較試験】<br />
大腸腺腫ポリープ摘出後の患者を、15 名のプロポリス投与群と16 名のプラセボ投与群に無作為に割り付け、プロポリス抽出物を3カ月間投与した。</td>
<td>プロポリス抽出物を摂取したところ、結腸がんの初期段階で起こる変化の予防有効性は確認されず、また心筋細胞を含む筋肉組織に有害な副作用を及ぼす可能性が示された。</td>
<td>J Am Coll Nutr 誌　2012 年　日本</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p class="quot">表４　大腸がんに関するサプリメント成分<br />
大腸がんを対象としたサプリメント成分に関するPubmed 収載論文の検索条件<br />
agaricus blazei or lentinula edodes mycelia or Inonotusobliquus or Ganoderma lucidum　or shark cartilage or　Sparassis crispa or fucoidan or propolis/patient ancer<br />
うち「大腸がん」が含まれる論文を抽出（２００５年以降）</p>
</div>
</div>
<div class="txt">
<p>　大腸がんを対象としたサプリメント成分に関するPubMed 収載論文のなかで、２００５年以後、「大腸がん」が含まれる論文を抽出しました。</p>
<p>　シイタケ菌糸体４本、フコイダン２本、霊芝２本、プロポリス1本です。</p>
<h3>シイタケ菌糸体</h3>
<p>　シイタケ菌糸体では、日本からの論文が４本。「ＱＯＬ（生活の質）や免疫機能の改善を示した」（３本）、「シイタケ菌糸体を併用して摂取すると、副作用の発生率を低下させる」などの結果が出ています。</p>
<h3>フコイダン</h3>
<p>　フコイダンについては台湾と日本からそれぞれ1本。台湾の論文では、「転移性大腸がん患者における補足療法としてのフコイダンの有用性報告」と題するランダム化比較試験が行われた結果、「低分子フコイダンを併用摂取したところ疾患制御率の有意な改善を示し」ましたが、同時に「全奏効率、無増悪生存期間、全生存期間、副作用、生活の質では有意差は認められなかった」という結果となっています。もう1本、日本の論文では、「フコイダンを摂取すると疲労が改善する作用が観察された」とあります。</p>
<h3>霊芝</h3>
<p>　霊芝については、２本で両方とも中国の論文です。ひとつは「摂取すると治療効果の観察に最も重要な血清腫瘍マーカーの１つ、ＣＡ72–4レベルが上昇し、摂取を中止すると急速に正常レベルに戻った」という報告がありました。また「ＮＫ細胞活性などが上昇した」という結果もありました。</p>
<h3>プロポリス</h3>
<p>　プロポリスの論文は日本からのランダム化比較試験の1本ですが、「結腸がんの予防有効性は確認されず、心筋細胞を含む筋肉組織に有害な副作用を及ぼす可能性」が示されています。</p>
</div>
<h2>総評</h2>
<div class="txt">
<p>　１９５０年から２０００年までの50年間で日本の大腸がんによる死亡者数は、男性で約10倍、女性で約8倍と急激に増加したといいます。男女とも合わせて大腸がんで亡くなる人は、年間５万人を超えるといわれ、昨今では女性のがん死亡原因の1位が大腸がんとなっています。原因としては、食生活の欧米化や運動不足、飲酒や喫煙、ストレスなど、さまざまな生活習慣が影響しているといわれますが、いずれの要因も自分の意識次第では改善できるものでしょう。しかも大腸がんは早期に発見して治療すれば５年生存率が95％を超えるといわれるだけに、食生活に留意して、予防をし、早期発見をするにこしたことはありません。今回の論文から考察してみると、地中海食、ビタミンＤ、カルシウム、マグネシウム、全粒穀物などを摂り入れる食生活がよいかと思いますし、野菜、果物を多く摂取し、肉食はなるべく少なめにしたほうがよいかもしれません。コーヒーがよいという報告やサプリメント成分ではシイタケ菌糸体がＱＯＬや免疫機能を向上させるという報告も興味深いと感じました。</p>
</div>
<p><img decoding="async"  class="sp100" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2019/10/gan_supple_3_007.png" border="0" alt="宮西ナオ子（みやにし・なおこ）
上智大学ポルトガル語学科卒業。生き方研究家・ライター・エッセイスト・女性能楽研究家・博士（総合社会文化）。著書に『朝2時間早く起きれば人生が変わる』『眠る前の7分間』『一週一菜の奇跡』『和ごころのある暮らし』など多数。
２０１４年「東久邇宮文化褒賞」受賞。"></p>
<p class="quot">宮西ナオ子（みやにし・なおこ）<br />
上智大学ポルトガル語学科卒業。生き方研究家・ライター・エッセイスト・女性能楽研究家・博士（総合社会文化）。著書に『朝2時間早く起きれば人生が変わる』『眠る前の7分間』『一週一菜の奇跡』『和ごころのある暮らし』など多数。<br />
２０１４年「東久邇宮文化褒賞」受賞。</p>
<h3>本記事の関連リンク</h3>
<div class="txt">
<br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement">「免疫力改善成分」を論文・データで比較検証　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/cancer-treatment">「免疫力改善成分」のがん種別論文・データ　&gt;&gt;</a></p>
<p><a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/agaricus">アガリクス　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/shiitake">シイタケ菌糸体　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/fukoidan">フコイダン　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/propolis">プロポリス　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/meshima">メシマコブ　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/reishi">霊芝　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/kabanoanatake">カバノアナタケ　&gt;&gt;</a><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/hanabiratake">ハナビラタケ　&gt;&gt;</a>
</div>
<h1 id="ms_list">宮西ナオ子のがんに挑むサプリメント 徹底リサーチ</h1>
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_5802">第10回 β- グルカン（ベータグルカン）</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_5583">第9回 免疫力編</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4896">第8回 プロポリス</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4782">第7回 フコイダン</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4565">第6回 霊芝</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4167">第5回 メシマコブ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3965">第4回 ハナビラタケ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3810">第3回 カバノアナタケ（チャーガ）</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3775">第2回 シイタケ菌糸体</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3592">第1回 アガリクス</a></li>
</ul>
<p></p>
<h1 id="mg_list">宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・栄養や、サプリメント成分の研究比較</h1>
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_7003">第11回 白血病</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6888">第10回 食道がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6810">第9回 前立腺がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6672">第8回 胃がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_6483">第7回 子宮がん、卵巣がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5998">第6回 膀胱がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5722">第5回 肝臓がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5666">第4回 膵臓がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5364">第3回 肺がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5170">第2回 大腸がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5050">第1回 乳がん</a></li>
</ul>
<h2>食事と栄養に関するニュース</h2>
<ul class="archlist">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition">がん闘病に必要な食事と栄養の最新ニュースや記事を掲載しています。</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement">がんと免疫力改善成分（アガリクス、フコイダンなど）のエビデンス比較を掲載しています。</a></li>
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