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	<title>肺がん &#8211; がんの先進医療｜蕗書房</title>
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	<description>「がんの先進医療」では、がん治療の選択肢を広げる科学的な根拠に基づく「情報」を提供していきます。</description>
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		<title>がん治療（標準治療）の基礎知識 治療の流れを理解し、より適切な治療を受けるために 第15回　頭頸部がん（鼻腔・副鼻腔がん、喉頭がん、口腔がん、唾液腺がん）&gt;&gt;</title>
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		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 04 Nov 2016 07:48:15 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[標準治療]]></category>
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					<description><![CDATA[がん治療（標準治療）の基礎知識 治療の流れを理解し、より適切な治療を受けるために 第15回　頭頸部がん（鼻腔・副鼻腔がん、喉頭がん、口腔がん、唾液腺がん） 田原 信　国立研究開発法人　国立がん研究センター東病院頭頸部内科 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<div id="book_title">
<h1>がん治療（標準治療）の基礎知識<br />
治療の流れを理解し、より適切な治療を受けるために<br />
第15回　頭頸部がん（鼻腔・副鼻腔がん、喉頭がん、口腔がん、唾液腺がん）</h1>
</div>
<div id="author_exp">
田原 信　国立研究開発法人　国立がん研究センター東病院頭頸部内科長</p>
<div class="author">
<img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/02/head_and-_neck_cancer_00.gif" border="0" alt="１９６８年広島県に生まれる。１９９６年広島大学医学部卒業。医学博士。国立研究開発法人国立がん研究センター東病院頭頸部内科長。日本で数少ない頭頸部がんの薬物療法に精通した医師。患者の価値観（希望）や治療後のＱＯＬ（生活の質）を重視したうえで、科学的根拠に基づいた最適な治療の提供を目指す。頭頸部がんの治療成績向上を目指して臨床試験を立案し、日本臨床腫瘍研究グループ（ＪＣＯＧ）、がん臨床研究支援事業( ＣＳＰＯＲ ) などで、多施設共同臨床試験を活発に行っている。日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医、指導医。日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本内科学会認定内科医。" class="sp100">
</div>
<div class="txt">
頭頸部がん（鼻腔・副鼻腔がん、喉頭がん、口腔がん、唾液腺がん）治療の基礎知識について、国立研究開発法人　国立がん研究センター東病院頭頸部内科長　田原 信先生に解説していただきました。</div>
</div>
<div id="contents">
<h2>頭頸部がんには多くの種類のがんが含まれる</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">頭頸部がん（とうけいぶがん）とは、一般的に脳の下側から喉までの範囲にできたがんを指します。耳鼻咽喉科が治療対象とする範囲のがんです。</p>
<p class="area_10">頭頸部がんという１種類のがんがあるのではなく、鼻腔・副鼻腔がん、口腔がん、喉頭がん、咽頭がん、唾液腺がん、甲状腺がんなどを総称して頭頸部がんと呼んでいます。</p>
<p class="area_10">発生した部位が近いというだけで、これらのがんはまったく別の病気です。したがって、がんの性質も違いますし、治療法も異なっています。</p>
<p class="area_10">胃がん、大腸がん、膵臓がんなどを、消化器がんとまとめることはできますが、その治療法はそれぞれのがんでまったく異なっています。頭頸部がんについても、それぞれのがんについて解説する必要があります。</p>
<p class="area_10">頭頸部がんは、日本では患者数は決して多くありませんが、世界的に６～７番目に多いがんとされています。地域によって発生頻度が大きく異なり、インド、パキスタン、台湾などでは、男性で最も多いがんが頭頸部がんとなっています。</p>
<p class="area_10">男性も女性もなりますが、男性に多いのが特徴です。これは、男性に喫煙者が多いためと考えられています。口腔がん、喉頭がん、咽頭がんなどが代表的ですが、喫煙は頭頸部がんの重要な原因となっています。また、多量飲酒も頭頸部がんの発生に大きく関わっています。</p>
<p class="area_10">がんは基本的に高齢者に多い病気で、頭頸部がんも高齢者に多いのですが、若い人に発生することもあります。頭頸部がんが発生する部位は、目、鼻、口、舌、耳、喉などから近いため、治療が難しくなります。これらの器官の機能を失うことになれば、生活の質が大幅に低下してしまうからです。根治性を低下させず、できるだけ機能も温存する治療法が求められることになります。また、顔の周辺にできるがんなので、治療に際しては整容性* も求められます。</p>
<p class="area_10">次に、それぞれのがんについて解説していきます。今回は、鼻腔・副鼻腔がん、喉頭がん、口腔がん、唾液腺がんについてです（「甲状腺がんの標準治療」については前号で、「咽頭がん」については次号で紹介）。<br />
＊整容性：姿・形を整えること。</p>
</div>
<h2>鼻腔・副鼻腔がん</h2>
<h2>大きくなるまで気づかれないことが多い</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">鼻腔や副鼻腔の粘膜から発生するがんです。がんができても、なかなか気づかれません。鼻がつまるような症状が出ることがありますが、日常的によく起こる症状なので、それをがんによる症状だとは思わない人が多いのです。</p>
<p class="area_10">鼻腔には「鼻たけ」と呼ばれるポリープができることがありますが、これと間違われることもあります。耳鼻科医が診察しても、がんを専門としていない医師の場合には、がんを鼻たけと診断していることがあるくらいです。</p>
<p class="area_10">副鼻腔には、上顎洞(じょうがくどう)、篩骨洞(し こつどう)、前頭洞(ぜんとうどう)、蝶形洞(ちょうけいどう)があります。副鼻腔がんはどこにでも発生しますが、最も多いのは上顎洞です。上顎洞は、上顎から目の下あたりにある空洞で、鼻腔につながっています。大きな空洞なので、がんがかなり大きくならないと気づかれません。また、副鼻腔炎がある人は、いつも詰まっているので、がんに気づくのが遅くなりがちです。</p>
<p class="area_10">鼻腔・副鼻腔がんの疑いがある場合には、鼻鏡(びきょう)や内視鏡を使って鼻腔内を観察します。確定診断のためには、組織の一部を切除して生検が行われます。</p>
<p class="area_10">ＣＴ検査などの画像検査も大切です。ＣＴ検査を行うことで腫瘍と骨の関係が明らかになります。どこまで進展しているかを調べるのにも、リンパ節転移や遠隔転移を見つけるのにも役立ちます。</p>
<p class="area_10">表１に示すのは鼻腔・副鼻腔がん（上顎洞がん）の病期分類です。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/02/head_and-_neck_cancer_h01.gif" border="0" alt="表１　鼻腔・副鼻腔がん（上顎洞がん）の病期

［Ｔ分類］
TX 原発腫瘍の評価が不可能
T0 原発腫瘍を認めない
Tis 上皮内がん
T1 上顎洞粘膜に限局する腫瘍、骨吸収または骨破壊を認めない
T2 骨呼吸または骨破壊のある腫瘍、硬口蓋および／または中鼻道に進展する腫瘍を含むが、上顎洞後壁および翼状突起に進展する腫瘍を除く
T3 上顎洞後壁の骨、皮下組織、眼窩底または眼窩内側壁、翼突窩、篩骨洞のいずれかに浸潤する腫瘍
T4a 眼窩内容前部、頬部皮膚、翼状突起、側頭下窩、篩板、蝶形洞、前頭洞のいずれかに浸潤する腫瘍
T4b 眼窩尖端、硬膜、脳、中頭蓋窩、三叉神経第二枝以外の脳神経、上咽頭、斜台のいずれかに浸潤する腫瘍
［N 分類］
NX 所属リンパ節転移の評価が不可能
N0 所属リンパ節転移なし
N1 同側の単発性リンパ節転移で最大径が3㎝以下
N2a 同側の単発性リンパ節転移で最大径が3㎝をこえるが
6㎝以下
N2b 同側の単発性リンパ節転移で最大径が6㎝以下
N2c 両側あるいは対側のリンパ節転移で最大径が6㎝以下
N3 最大径が6㎝をこえるリンパ節転移
注：正中リンパ節は同側リンパ節である。" class="sp100"></p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/02/head_and-_neck_cancer_h01-1.gif" border="0" alt="表１　鼻腔・副鼻腔がん（上顎洞がん）の病期
［M 分類］
M0 遠隔転移なし
M1 遠隔転移あり

［病期分類］
0 期Tis N0 M0
Ⅰ期T1 N0 M0
Ⅱ期T2 N0 M0
Ⅲ期T1 ／ 2 N1 M0
T3 N0 ／ 1 M0
Ⅳ A 期T1 ／ 2 ／ 3 N2 M0
T4a N0 ／ 1 ／ 2 M0
Ⅳ B 期T4b N に関係なくM0
T に関係なくN3 M0
Ⅳ C 期T、N に関係なくM1

『頭頸部癌診療ガイドライン』2013 年版、日本頭頸部癌学会編（金原出版刊）を参考に編集部にて作成。以下、同。" class="sp100"></p>
</div>
<h2>放射線療法、手術、化学療法を組み合わせる</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">鼻腔・副鼻腔がんの治療では、機能面と整容性に配慮した治療が必要になります。そのため、手術も行われますが、放射線療法や化学療法を組み合わせることで、なるべく機能や整容性を残す治療が行われます。</p>
<p class="area_10">たとえば、上顎洞がんでは、眼球近くまでがんが浸潤していることがあります。そのような場合でも、できるだけ眼球を温存する治療が行われます。ただ、眼球に浸潤しているなど、どうしても眼球を温存できないケースもあります。</p>
<p class="area_10">上顎洞がんの放射線治療は、60～70Ｇｙ／30～35回／６～７週が一般的で、手術、化学療法と併用されることが多いです。十分な減量が可能な症例では放射線治療の併用により良好な局所制御が期待できます。晩期毒性軽減のために強度変調放射線治療（intensitymodulatedradiotherapy：IMRT ）なども行われます。</p>
<p class="area_10">また、根治切除が困難な鼻腔・副鼻腔がんに対して粒子線治療（陽子線治療ならびに炭素イオン線治療）は、ＩＭＲＴなどの線量集中制の高い照射法とともに治療選択肢となり得ます。特にＸ線による放射線治療では根治線量が照射できない場合にも、粒子線治療は有効な治療選択肢です。当院でも鼻腔・副鼻腔がんに対し陽子線治療（+ 化学療法）を行い良好な成績を収めており、粒子線治療は有用な治療選択肢と考えられます。</p>
<p class="area_10">化学療法も行われます。導入化学療法が行われることもあります。根治的な放射線治療の前に化学療法を行うのです。</p>
<p class="area_10">導入化学療法によって、がんを小さくすることができると、放射線治療の際に、正常組織にかかる放射線量を減らすことができます。これが導入化学療法を行う目的です。導入化学療法でどの程度がんが小さくなるかは、かなり個人差があります。</p>
<p class="area_10">化学療法で使用されるのは、シスプラチン、タキサン系抗がん剤、５ＦＵの併用です。さらに、分子標的薬のセツキシマブが使われることもあります（図１）。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/02/head_and-_neck_cancer_01.gif" border="0" alt="図1　鼻腔・副鼻腔がん（上顎洞がん）の治療アルゴリズム" class="sp100"></p>
</div>
<h2>喉頭がん</h2>
<h2>声がかれるので比較的早期に発見されやすい</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">喉頭とは喉の奥の「のどぼとけ」に囲まれた部分で、気管につながっています。喉頭の内側は粘膜でおおわれていて、喉頭がんはこの粘膜から発生します。</p>
<p class="area_10">喉頭には声帯があり、これが振動することで声が出ます。また、食べ物などを飲み込むときには、喉こうとうがい頭蓋という蓋を閉じることで、食べ物などが気管に入らないようにしています。</p>
<p class="area_10">頭頸部がんは男性に多いのですが、なかでも喉頭がんは男性に多い傾向があります。喫煙が重要な危険因子となっているので、喫煙者の多い男性の発生率が高くなるのです。</p>
<p class="area_10">喉頭がんになると、多くの場合、声がかすれるので、割と早く気づきます。ただ、喫煙者のなかには、声がかすれるのをタバコのせいだと考え、受診が遅れてしまうことがあります。</p>
<p class="area_10">喉頭がんが疑われる場合、まず喉頭鏡を用いた視診が行われます。これでがんが見つかることもあります。</p>
<p class="area_10">喉頭用の内視鏡を使用すると、ライトに照らし出された内部をモニターに映し出せるため、喉頭の奥まで観察することができます。</p>
<p class="area_10">確定診断のためには、内視鏡を使って組織の一部を採取し、顕微鏡で調べる生検が必要です。</p>
<p class="area_10">がんの広がりや転移を調べるためには、画像検査が行われます。頸部の超音波検査の他、ＣＴ検査やＭＲＩ検査が行われることもあります（表２）。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/02/head_and-_neck_cancer_h02.gif" border="0" alt="表２　喉頭がんの病期
［Ｔ分類］
TX 原発腫瘍の評価が不可能
T0 原発腫瘍を認めない
Tis 上皮内がん
声門がん
T1 声帯運動が正常で、（一側）声帯に限局する腫瘍（前または後連合に達してもよい）
T1a 一側声帯に限局する腫瘍
T1b 両側声帯に浸潤する腫瘍
T2 声門上部、および／または声門下部に進展するもの、および／または声帯運動の制限を伴う腫瘍
T3 声帯が固定し喉頭内に限局する腫瘍、および／または傍声帯間隙および／または甲状軟骨の内側に浸潤する腫瘍
T4a 甲状軟骨の外側を破って浸潤する腫瘍、および／または喉頭外、すなわち気官、舌深層の筋肉／外
舌筋（オトガイ舌筋、舌骨舌筋、口蓋舌筋、茎突舌筋）を含む頸部軟部組織、前頸筋群、甲状腺、
食道に浸潤する腫瘍
T4b 椎前間隙、縦隔に浸潤する腫瘍、および／または頸動脈を全周性に取り囲む腫瘍
" class="sp100"></p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/02/head_and-_neck_cancer_h02-2.gif" border="0" alt="表２　喉頭がんの病期
［Ｔ分類］
声門上がん
T1 声帯運動が正常で、声門上部の1 亜部位に限局する腫瘍
T2 咽頭の固定がなく、声門上部の他の亜部位、声門または声門上部の外側域（たとえば舌根粘膜、咽頭蓋谷、梨状陥凹の内壁など）の粘膜に浸潤する腫瘍
T3 声帯が固定し喉頭に限局するもの、および／または輪状後部、咽頭蓋前間隙に浸潤する腫瘍、傍声
帯間隙浸潤、および／または甲状軟骨の内側に浸潤する腫瘍
T4a 甲状軟骨を破って浸潤する腫瘍、および／または喉頭外、すなわち気管、舌深層の筋肉／外舌筋（オ
トガイ舌筋、舌骨舌筋、口蓋舌筋、茎突舌筋）を含む頸部軟部組織、前頸筋群、甲状腺、食道に浸潤する腫瘍
T4b 椎前間隙、縦隔に浸潤する腫瘍、および／または頸動脈を全周性に取り囲む腫瘍声門下がん
T1 声門下部に限局する腫瘍
T2 声門に進展し、その運動が正常か制限されている
腫瘍
T3 声帯が固定し、喉頭内に限局する腫瘍
T4a 輪状軟骨あるいは甲状軟骨に浸潤する腫瘍、および／または喉頭外、すなわち気管、舌深層の筋肉
／外舌筋（オトガイ舌筋、舌骨舌筋、口蓋舌筋、茎突舌筋）を含む頸部軟部組織、前頸筋群、甲状腺、食道に浸潤する腫瘍
T4b 椎前間隙、縦隔に浸潤する腫瘍、および／または頸動脈を全周性に取り囲む腫瘍


［N 分類］
NX 所属リンパ節転移の評価が不可能
N0 所属リンパ節転移なし
N1 同側の単発性リンパ節転移で最大径が3㎝以下
N2a 同側の単発性リンパ節転移で最大径が3㎝をこえるが6㎝以下
N2b 同側の単発性リンパ節転移で最大径が6㎝以下
N2c 両側あるいは対側のリンパ節転移で最大径が6㎝
以下
N3 最大径が6㎝をこえるリンパ節転移
注：正中リンパ節は同側リンパ節である。
［M 分類］
M0 遠隔転移なし
M1 遠隔転移あり
［病期分類］
0 期Tis N0 M0
Ⅰ期T1 N0 M0
Ⅱ期T2 N0 M0
Ⅲ期T1 ／ 2 N1 M0
T3 N0 ／ 1 M0
Ⅳ A 期T1 ／ 2 ／ 3 N2 M0
T4a N0 ／ 1 ／ 2 M0
Ⅳ B 期T4b N に関係なくM0
T に関係なくN3 M0
Ⅳ C 期T、N に関係なくM1" class="sp100"></p>
</div>
<h2>早期なら放射線療法だけで治療することも</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">喉頭がんは、できた部位によって３つに分類されています。声帯のある部分にできたのが「声門がん」、声門より上にできたのが「声門上がん」、声門より下にできたのが「声門下がん」です。</p>
<p class="area_10">喉頭がんの治療でも、機能を温存することが重要なテーマになります。喉頭の治療は、声を出す機能のほかに、飲み込み機能にも関わっています。</p>
<p class="area_10">早期に発見されたがんは、放射線療法だけで治療することもあります。Ⅰ期であれば、多くが放射線療法だけで治りますし、喉頭も温存されます。なるべく機能を温存するため、放射線療法で治せる場合には放射線療法が選択されるのです。</p>
<p class="area_10">放射線療法の代表的な治療法がＩＭＲＴ（強度変調放射線治療）です。従来の放射線療法に比べ、放射線をよりがんに集中させることができるため、周囲の正常組織にかかる放射線量が少ないのが特徴です。かつては喉頭がんで放射線療法を行うと、唾液腺にも放射線がかかるため、治療に伴う合併症として、唾液が出なくなるという症状が起きていました。常に水を口に含んでいないと、口の中がカラカラの状態になるため、生活の質が低下します。ＩＭＲＴが普及することで、このような後遺症が残ることは少なくなっています。</p>
<p class="area_10">がんが進行している場合には、手術が必要となります。手術には、喉頭温存手術（喉頭部分切除）と喉頭全摘出術があります。</p>
<p class="area_10">比較的早期の小さながんであれば、喉頭温存手術が可能ですが、進行している場合には、喉頭全摘出術が必要になります。</p>
<p class="area_10">喉頭全摘出術が必要と考えられるケースでは、化学療法と放射線療法を同時に行う化学放射線同時併用療法が行われることがあります。あるいは、導入化学療法を先に行い、次に放射線療法を行うこともあります。</p>
<p class="area_10">放射線療法だけであれば、外来で治療を行うことができます。しかし、化学放射線療法の場合は入院が必要となります。抗がん剤のシスプラチンを使用するには、輸液が必要になるのと、吐き気や口内炎などの副作用が起こるため、どうしても入院が必要なのです。</p>
<p class="area_10">化学放射線療法では、かなりひどい口内炎が起こります。放射線療法だけの場合、それほどひどくなることはありませんが、抗がん剤を同時併用すると、食べられない、痛くて飲み込めない、水も飲めない、味がわからない、という状態になります。</p>
<p class="area_10">栄養を摂れないと、口内炎の治りも遅くなってしまいます。そこで、国立がん研究センター東病院では、化学放射線療法を始める前に胃瘻をつくり、口内炎がひどい間はここから栄養を摂れるようにしています。それにより治療を完遂できる人が増えるため、治療成績の向上につながると考えられます。治療が終了し、口内炎が回復したら、胃い ろ瘻う * はなくし、口で食事を摂るようにします。</p>
<p class="area_10">がんのできている部位や進行度によっては、喉頭全摘出術が避けられない場合もあります（図２）。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/02/head_and-_neck_cancer_02.gif" border="0" alt="図２　喉頭がんの治療アルゴリズム" class="sp100"></p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/02/head_and-_neck_cancer_02-2.gif" border="0" alt="図２　喉頭がんの治療アルゴリズム" class="sp100"></p>
<p class="area_10">喉頭を摘出した場合でも、食事はふつうに食べられます。ただ、気管は喉の前にあいた穴につながるので、呼吸はここで行います。</p>
<p class="area_10">喉頭全摘出術を受けると、声が失われます。しかし、食道を使って声を出す食道発声法や、「電気喉頭」と呼ばれる機械を使う方法によって、声によるコミュニケーションは可能です。<br />
＊胃瘻：胃に直接、管を通し栄養を流し込む処置。</p>
</div>
<h2>口腔がん</h2>
<h2>舌や歯肉にできるがんで進行が速い</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">口腔がんは口の中にできるがんです。最も多いのは舌がんで、その他に歯肉がんなどもあります。</p>
<p class="area_10">これらのがんは、外から加わる刺激が原因となって発症すると言われています。舌がんが多いのは、舌が口の中で最も刺激を受けやすい部分だからなのでしょう。</p>
<p class="area_10">インド、パキスタン、台湾などでは、檳びんろうじゅ榔樹の実を噛む習慣があり、それが口腔がんの原因となっています。</p>
<p class="area_10">日本では、高齢者だけでなく、幅広い年代に発症しています。特に舌がんは、若い人にも見られ、特に顎が小さい人に目立ちます。これは、顎が小さいために舌が歯に当たりやすく、その刺激が原因になっているのではないかと言われています。</p>
<p class="area_10">口腔がんは本人にも見える場所にできるので、発見しやすいがんです。早期に気づくことが多いのですが、それが早期発見・早期治療に結びつかないこともあります。本人がたぶん口内炎だろうと考えてしまったり、医療機関を受診しても、がんと診断されないまま２～３カ月たってしまったりすることがあるのです。</p>
<p class="area_10">口腔がんは比較的進行が速いがんなので、回り道して専門医にたどり着く頃には、かなり進行してしまっていることもあります。</p>
<p class="area_10">確定診断のためには生検が必要です。組織を採取し、病理検査が行われます。がんの大きさ、周囲への浸潤の程度、リンパ節転移の有無などを調べるために、ＣＴ検査やＭＲＩ検査などが行われます（表３）。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/02/head_and-_neck_cancer_h03.gif" border="0" alt="表３　口腔がん（舌がん）の病期
［Ｔ分類］
TX 原発腫瘍の評価が不可能
T0 原発腫瘍を認めない
Tis 上皮内がん
T1 最大径が2㎝以下の腫瘍
T2 最大径が2㎝をこえるが4㎝以下の腫瘍
T3 最大径が4㎝をこえる腫瘍
T4a 内質骨、下深層の筋肉／外舌筋（オトガイ舌筋、舌骨舌筋、口蓋舌筋、茎突舌筋）、上顎洞、顔面の皮膚に侵潤する腫瘍
T4b 咀嚼筋間隙、翼状突起、または頭蓋底に侵潤する腫瘍、または内頸動脈を全周性に取り囲む腫瘍
注：歯肉を原発巣とし、骨および歯槽のみに表在性びらんが認められる症例はT4 としない。
［N 分類］
NX 所属リンパ節転移の評価が不可能
N0 所属リンパ節転移なし
N1 同側の単発性リンパ節転移で最大径が3㎝以下
N2a 同側の単発性リンパ節転移で最大径が3㎝をこえるが6㎝以下
N2b 同側の多発性リンパ節転移で最大径が6㎝以下
N2c 両側あるいは対側のリンパ節転移で最大径が6㎝以下
N3 最大径が6㎝をこえるリンパ節転移
注：正中リンパ節は同側リンパ節である。" class="sp100"></p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/02/head_and-_neck_cancer_h03-1.gif" border="0" alt="表３　口腔がん（舌がん）の病期
［M 分類］
M0 遠隔転移なし
M1 遠隔転移あり
［病期分類］
0 期Tis N0 M0
Ⅰ期T1 N0 M0
Ⅱ期T2 N0 M0
Ⅲ期T1 ／ 2 N1 M0
T3 N0 ／ 1 M0
Ⅳ A 期T1 ／ 2 ／ 3 N2 M0
T4a N0 ／ 1 ／ 2 M0
Ⅳ B 期T4b N に関係なくM0
T に関係なくN3 M0
Ⅳ C 期T、N に関係なくM1" class="sp100"></p>
</div>
<h2>手術が中心となり舌の再建手術も行われる</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">口腔がんの治療は手術が中心です。舌がんの手術には、切除する範囲によって、舌部分切除術、舌半側切除術、舌全摘手術などがあります。舌を切除してしまうと、話す機能が損なわれます。そのほか、飲み込む能力が低下しますし、味も感じ取れなくなります。</p>
<p class="area_10">部分切除であれば、大きな影響はありませんが、切除する範囲が広くなれば、それに伴って失われる機能も大きくなります。そこで、大きく切除する場合には、舌の再建手術が行われることがあります。</p>
<p class="area_10">歯肉がんでも、治療の中心は手術です。顎の骨に浸潤している場合には、顎の骨を切り取る手術が行われます。骨を取った後には、金属のプレートを入れて補強したりします。</p>
<p class="area_10">放射線療法は、かつては組織内照射が行われていました。舌がんの部分に針状の線源を刺し、内側から放射線を照射する治療です。しかし、この治療は患者さんにとっても苦痛ですし、医療者が放射線を浴びてしまうなど、線源の管理に関しても問題がありました。そうしたことで、この治療を行っている医療機関は、現在ではかなり少なくなっています。</p>
<p class="area_10">治療はあくまで手術が中心で、手術後の補助療法として、化学放射線療法* を加えることはあります。これは舌がんでも歯肉がんでも同じです。使われる抗がん剤は、プラチナ製剤（シスプラチンなど）を含む多剤併用療法です。<br />＊化学放射線療法：化学療法と放射線療法を併用する治療法。</p>
</div>
<h2>唾液腺がん</h2>
<h2>組織を採取して調べ悪性度を判断する</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">唾液腺は唾液を分泌する器官で、耳下腺(じかせん)、顎下腺(がくかせん)、舌下腺(ぜっかせん)があります。どの唾液腺にもがんはできますが、最も発生頻度が高いのは耳下腺がんです。</p>
<p class="area_10">唾液腺がんには、いろいろな種類のがんが含まれています。唾液腺の腫瘍が見つかったら、その組織を採取して病理検査を行い、がん細胞の種類をはっきりさせておきます。唾液腺がんは、悪性度によって、「低悪性度群」「中悪性度群」「高悪性度群」の３つに分類されます。どのような進行を見せるがんなのかを明らかにしてから、治療法を選択します（表４・表５）。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/02/head_and-_neck_cancer_h04.gif" border="0" alt="表4　唾液腺がんの病期
［Ｔ分類］
TX 原発腫瘍の評価が不可能
T0 原発腫瘍を認めない
T1 最大径が2㎝以下の腫瘍で、実質外進展* なし
T2 最大径が2㎝をこえるが4㎝以下の腫瘍で、実質外進展* なし
T3 最大径が4㎝をこえる腫瘍、および／または実質外進展* を伴う腫瘍
T4a 皮膚、下顎骨、外耳道、および／または顔面神経に浸潤する腫瘍
T4b 頭蓋底、翼状突起に浸潤する腫瘍、または頸動脈を全周性に取り囲む腫瘍
＊：実質外進展とは、臨床的または肉眼的に軟部組織または神経に浸潤しているものをいう。ただし、T4a およびT4b に定義された組織への浸潤は除く。顕微鏡的証拠のみでは臨床分類上、実質外進展とはならない。
［N 分類］
NX 所属リンパ節転移の評価が不可能
N0 所属リンパ節転移なし
N1 同側の単発性リンパ節転移で最大径が3㎝以下
N2a 同側の単発性リンパ節転移で最大径が3㎝をこえるが6㎝以下
N2b 同側の単発性リンパ節転移で最大径が6㎝以下
N2c 両側あるいは対側のリンパ節転移で最大径が6㎝以下
N3 最大径が6㎝をこえるリンパ節転移
　　注：正中リンパ節は同側リンパ節である。" class="sp100"></p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/02/head_and-_neck_cancer_h04-1.gif" border="0" alt="表4　唾液腺がんの病期
［M 分類］
M0 遠隔転移なし
M1 遠隔転移あり
［病期分類］
Ⅰ期T1 N0 M0
Ⅱ期T2 N0 M0
Ⅲ期T1 ／ 2 N1 M0
T3 N0 ／ 1 M0
Ⅳ A 期T1 ／ 2 ／ 3 N2 M0
T4a N0 ／ 1 ／ 2 M0
Ⅳ B 期T4b N に関係なくM0
T に関係なくN3 M0
Ⅳ C 期T、N に関係なくM1" class="sp100"></p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/02/head_and-_neck_cancer_h05.gif" border="0" alt="表5　唾液腺がんの悪性度
＜低悪性度群＞
腺房細胞がん、粘表皮がん（低悪性度）、多型低悪性度腺がん、明細胞がん、基底細胞腺がん、嚢胞腺がん、低悪性度篩状嚢胞腺がん、粘液腺がん、腺がんNOS（低悪性度）、多形腺腫由来がん（非・微小浸潤型）、転移性多形腺腫、唾液腺芽腫

＜中悪性度群＞
粘表皮がん（中悪性度）、腺様嚢胞がん（篩状、管状型）、上皮筋上皮がん、悪性脂腺腫瘍（脂腺がん、脂腺リンパ腺がん）、リンパ上皮がん

＜高悪性度群＞
粘表皮がん（高悪性度）、腺様嚢胞がん（充実型）、オンコサイトがん、唾液腺導管がん、腺がんNOS（高悪性度）、筋上皮がん*、多形腺腫由来がん（浸潤型）、がん肉腫、扁平上皮がん、小細胞がん、大細胞がん
" class="sp100"></p>
</div>
<h2>治療は手術が中心で顔面神経を温存する</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">治療の中心となるのは手術です。唾液腺の手術では、切除する範囲によって、部分切除術、葉切除術、全摘出術、拡大全摘出術という方法があります。</p>
<p class="area_10">耳下腺がんの手術では、顔面神経を温存できるかどうかが、重要なポイントになります。片側の顔面神経を切っただけでも、かなり顔が変わってしまいます。そのため、できるだけ顔面神経を温存することを考えて手術が行われます。</p>
<p class="area_10">放射線療法や化学療法は、唾液腺がんにはあまり効かないため、ほとんど行われていません。あくまで手術が中心です。</p>
</div>
<h2>治療終了後の経過観察はしっかり続ける</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">治療が終了し、がんがなくなったとしても、再発してくる可能性はあります。そこで、治療終了後は定期的に受診し、経過観察を続けることが大切です。</p>
<p class="area_10">治療終了から1年間は、３カ月ごとに受診し、診察を受け、さらにＣＴ検査あるいはＭＲＩ検査を受けます。口腔がんは、ＣＴ検査だと歯が邪魔をして鮮明に映らないので、ＭＲＩ検査が適しています。その他のがんはＣＴ検査でいいでしょう。</p>
<p class="area_10">小さな再発は診察しただけではわからないので、必ず画像検査を受ける必要があります。放射線療法の副作用などが出て、毎月のように受診している場合でも、３カ月に1回は画像を撮ります。</p>
<p class="area_10">再発の可能性が高いのは治療終了後３年間なので、そこまでは３～４カ月ごとに画像検査を受けます。３年を過ぎたら半年に１回、５年を過ぎたら１年に１回にします。</p>
<p class="area_10">化学放射線療法などで腫瘍が瘢はんこんか痕化* した場合には、ＰＥＴ ?ＣＴ検査が適しています。ＣＴ検査で瘢痕化した部分が映っても、そこに生きたがん細胞が残っているかどうかはわかりません。その点、ＰＥＴ ? ＣＴを撮れば、生きた組織か死んだ組織なのかがはっきりします。</p>
<p class="area_10">また、治療後の経過観察では、再発のチェックだけでなく、新たながんの出現にも注意を払う必要があります。頭頸部がんは、喫煙や多量飲酒が原因になっていることが多いので、それらがリスクとなる肺がんや食道がんが発症してくる危険性もあるからです。<br />
＊瘢痕：治った状態の傷跡。</p>
</div>
<div class="entry">
<h2>鼻腔・副鼻腔がんの治療について</h2>
<ul class="archlist">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/nasal-and-paranasal-sinus-cancer/cancer_2360" class="fade">1.鼻腔・副鼻腔がんとは</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/nasal-and-paranasal-sinus-cancer/cancer_2355" class="fade">2.鼻腔・副鼻腔がんの治療について</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/nasal-and-paranasal-sinus-cancer/cancer_2350" class="fade">3.鼻腔・副鼻腔がんに関する記事一覧／先進医療／医療機関情報</a></li>
</ul>
</div>
<div class="entry">
<h2>喉頭がんの治療について</h2>
<ul class="archlist">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/laryngeal-cancer/cancer_2301" class="fade">1.喉頭がんとは</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/laryngeal-cancer/cancer_2296" class="fade">2.喉頭がんの治療について</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/laryngeal-cancer/cancer_2290" class="fade">3.喉頭がんに関する記事一覧／先進医療／医療機関情報</a></li>
</ul>
</div>
<div class="entry">
<h2>口腔がんの治療について</h2>
<ul class="archlist">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/oral-cancer/cancer_2287" class="fade">1.口腔がんとは</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/oral-cancer/cancer_2282" class="fade">2.口腔がんの治療について</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/oral-cancer/cancer_2274" class="fade">3.口腔がんに関する記事一覧／先進医療／医療機関情報</a></li>
</ul>
</div>
<div class="entry">
<h2>唾液腺がんの治療について</h2>
<ul class="archlist">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/salivary-gland-cancer/cancer_2345" class="fade">1.唾液腺がんとは</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/salivary-gland-cancer/cancer_2341" class="fade">2.唾液腺がんの治療について</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/salivary-gland-cancer/cancer_2335" class="fade">3.唾液腺がんに関する記事一覧／先進医療／医療機関情報</a></li>
</ul>
</div>
</div>
</div>
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			</item>
		<item>
		<title>がん治療（標準治療）の基礎知識 治療の流れを理解し、より適切な治療を受けるために 第12回　前立腺がん&#062;&#062;</title>
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		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 10 May 2016 04:50:41 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[標準治療]]></category>
		<category><![CDATA[抗がん剤]]></category>
		<category><![CDATA[腺がん]]></category>
		<category><![CDATA[悪性]]></category>
		<category><![CDATA[肝臓がん]]></category>
		<category><![CDATA[ホルモン療法]]></category>
		<category><![CDATA[副作用]]></category>
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		<category><![CDATA[肺がん]]></category>
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					<description><![CDATA[がん治療（標準治療）の基礎知識 治療の流れを理解し、より適切な治療を受けるために 第12回　前立腺がん 赤倉功一郎　JCHO 東京新宿メディカルセンター副院長 泌尿器科部長 前立腺がん治療の基礎知識について、JCHO 東 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<div id="book_title">
<h1>がん治療（標準治療）の基礎知識<br />
治療の流れを理解し、より適切な治療を受けるために<br />
第12回　前立腺がん</h1>
</div>
<div id="author_exp">
赤倉功一郎　JCHO 東京新宿メディカルセンター副院長 泌尿器科部長</p>
<div class="author">
<img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/prostate_cancer_00.gif" border="0" alt="ＪＣＨＯ東京新宿メディカルセンター副院長・泌尿器科部長。1984年、千葉大学医学部卒業。千葉大学大学院医学研究科博士課程修了後、同大学医学部附属病院泌尿器科勤務。１９９０〜１９９３年、カナダ・ブリティッシュコロンビア癌研究所留学。千葉大学助教授を経て、２００２年より現職。日本泌尿器科学会専門医・指導医、カナダ・ブリティッシュコロンビア州臨時医師免許取得。アメリカ泌尿器科学会・国際泌尿器科学会会員。前立腺がんワークショップ最優秀賞（１９９０年）。日本泌尿器科学会坂口賞（２０００年）。前立腺がん間欠的ホルモン療法を世界で初めて開発したグループの一人。著書に『よくわかる最新医学前立腺がん』（主婦の友社）がある。" class="sp100">
</div>
<div class="txt">
前立腺がん治療の基礎知識について、JCHO 東京新宿メディカルセンター副院長 泌尿器科部長　赤倉功一郎先生に解説していただきました。</div>
</div>
<div id="contents">
<h2>高齢の男性に多い治る人が多いがん</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">前立腺がんは、男性の生殖器である前立腺（図1）に発生するがんです。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/prostate_cancer_01.gif" border="0" alt="図1　前立腺の位置と構造" class="sp100"></p>
<p class="area_10">かつては、欧米では発生頻度が高いものの、日本では比較的少ないと言われていました。しかし、近年では、わが国でも前立腺がんが急増しています。日本における前立腺がんの罹患数（２０１１年の全国推計値）は、男性では、肺がんや大腸がんを抜き、胃がんに次いで第２位となっていました（地域がん登録全国推計によるがん罹患データ）。さらに、前立腺がんは近年急増し（図2）、国立がん研究センターによる推計では２０１５年には胃がんを抜き９万８４００人で、男性のがんの罹患数で第１位になっています。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/prostate_cancer_02.gif" border="0" alt="図2　日本の男性がん発生数の推移と将来予測。前立腺がんはこの予測を上回って急増し、2015 年には国立がん研究センター推計で胃がんを抜いて第1 位になった" class="sp100"></p>
<p class="area_10">前立腺がんによる死亡数（２０１３年）は、肺がん、胃がん、大腸がん、肝臓がん、膵臓がんに次いで第６位です（人口動態統計によるがん死亡データ）。</p>
<p class="area_10">がん種別の5年相対生存率（２００３～２００５年診断例）は、93.8％となっています（地域がん登録によるがん生存データ）。罹患数は急増していますが、早期に高齢の男性に多い治る人が多いがん前立腺がんは、男性の生殖器である前立腺（図1）に発生するがんです。かつては、欧米では発生頻度が高いものの、日本では比較的少ないと言われていました。しかし、近年では、わが国でも前立腺がんが急増しています。日本における前立腺がんの罹患数（２０１１年の全国推計値）は、男性では、肺がんや大腸がんを抜き、胃がんに次いで第２位となっていました（地域がん登録全国推計によるがん罹発見して適切な治療を行うことで、治る人が多いがんだといえます。</p>
<p class="area_10">前立腺がんは高齢者に多く、診断時の年齢は70歳代が最も多くなっています。日本で前立腺がんが急増しているのは、高齢者人口が増えていることも重要な原因の一つとなっています。</p>
<p class="area_10">前立腺がんの細胞は、アンドロゲン（男性ホルモン）の影響を受けやすいという特徴があります。アンドロゲンの刺激で発育・増殖し、アンドロゲンがなくなると死滅する性質があるのです。このような性質をアンドロゲン依存性といいます。</p>
</div>
<h2>早期発見に有効なＰＳＡ検査</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">前立腺がんを早期発見するためのスクリーニング検査としては、血液中のＰＳＡ（前立腺特異抗原）を測定する「ＰＳＡ検査」が効果的です。前立腺がんがあると、血液中に出てくるＰＳＡの量が増えるのです。基準値は4.0ng／㎖で、これを超えている場合、前立腺がんの疑いがあると考えられます。血液検査なので簡単に行うことができ、50歳以降の人は受けることが勧められています。</p>
<p class="area_10">さらに、「直腸指診」や「経直腸エコー（経直腸超音波検査）」もスクリーニングとして行われる検査です（図３）。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/prostate_cancer_03.gif" border="0" alt="図3　前立腺がんの診断の手順

1．スクリーニング
*血清PSA(前立腺特異抗原）
*直腸指診
*経直腸エコー
2．確定診断（前立腺針生検）
*経直腸エコーガイド下
*無作為系統的生検
3．病気診断
*骨シンチ、CTなど" class="sp100"></p>
<p class="area_10">直腸指診は、肛門から指を入れ、直腸の前壁越しに、その裏側にある前立腺を触れる検査です。固さなどから、がんの有無を調べます。</p>
<p class="area_10">経直腸エコーは、肛門から直腸内に超音波の発信器を入れ、前立腺を画像化する検査です。前立腺の大きさや形がわかる他、がんが描き出されることもあります。</p>
<p class="area_10">増加し続ける前立腺がんへの対応として、ＰＳＡ検査による前立腺がん検診が提唱されています。前立腺がん検診を実施することで、進行がんや転移がんの発生を抑えることができ、死亡率が低下することが示されています。その一方で、前立腺がん検診を行えば、治療の必要がない前立腺がんを発見してしまうこともあります。それによる過剰診断、過剰治療が危惧されています。</p>
</div>
<h2>確定診断のためには、前立腺針生検が必要</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">スクリーニング検査で、前立腺がんの疑いがあるとされた場合には、診断を確定するための検査が必要になります。そのために行われるのが「前立腺針生検」です（図３参照）。前立腺に注射針のような生検用の針を刺し、前立腺の組織を採取します。それを顕微鏡で観察して、がん細胞があるかどうかを調べるのです。</p>
<p class="area_10">この検査は、経直腸エコーで前立腺を描き出し、その画像を見ながら、10～12本の針を刺していきます。前立腺全体から、まんべんなく組織を採取します。針は会陰部から刺す方法と、直腸から刺す方法があります。</p>
<p class="area_10">前立腺針生検で、前立腺がんであると確定診断がついた場合には、がんの広がりを調べる検査が行われます。前立腺内の状態や周囲への浸潤の状態を調べるために、「ＭＲＩ検査」が行われます（図４）。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/prostate_cancer_04.gif" border="0" alt="図4　前立腺がんの画像診断：MRI（局所進行がん）
左側：T2強調画像
右側：拡散強調画像" class="sp100"></p>
<p class="area_10">がんがはっきり見えるように、「Ｔ2強調画像」や「拡散強調画像」が用いられることもあります。</p>
<p class="area_10">転移を調べる目的で行われるのは、「骨シンチグラフィー」と「ＣＴ検査」です。骨シンチグラフィーは、骨に取り込まれやすい放射性物質を用いた検査で、骨への転移を調べるために行われます（図５）。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/prostate_cancer_05.gif" border="0" alt="図５　前立腺がんの画像診断：骨シンチグラフィー（多発骨転移）
" class="sp100"></p>
<p class="area_10">ＣＴ検査は、リンパ節への転移や全身への転移を調べるのに効果的です。</p>
</div>
<h2>進行度とリスク分類に応じ治療方針を立てる</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">前立腺がんは、前立腺に限局している「限局がん」と、すでに転移が起きている「進行がん（転移がん）」に分類することができます。</p>
<p class="area_10">また、前立腺がんの治療法には、「ＰＳＡ監視療法（積極的監視療法）」「手術療法」「放射線療法」「ホルモン療法」「化学療法」などがあります。</p>
<p class="area_10">治療法を決めるにあたっては、がん側の要因と患者側の要因を考慮する必要があります。</p>
<p class="area_10">がん側の要因には、転移の有無や部位、前立腺がんによる自覚症状の有無や程度、リスク分類があります（表１・表２）</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/prostate_cancer_h01.gif" border="0" alt="表1　前立腺がんの病期分類

[TNM 分類]
T1a 直腸診や画像検査では見つからないが、組織を調べると、切除した組織の5％以下に、偶然発見されたがん
T1b 直腸診や画像検査では見つからないが、組織を調べると、切除した組織の５％を超え、偶然見つかったがん
T1c 直腸診や画像検査では見つからないが、PSA 値の上昇で疑われ、生検によって確認されたがん
T2a がんが前立腺の片葉の2 分の１にとどまっている
T2b がんが前立腺の片葉の2 分の１を超えているが、両葉には及ばない
T2c がんが前立腺の両葉に広がっているが、前立腺内にとどまっている
T3a がんが前立腺の被膜外へ広がっている
T3b がんが精嚢まで広がっている
T4 がんが精嚢以外の隣接臓器（膀胱頸部、外尿道括約筋、直腸、挙筋、骨盤壁）に広がっている
N0 リンパ節転移なし
N1 前立腺の近くにあるリンパ節にがんが広がっている
M0 遠隔転移なし
M1 前立腺から離れたリンパ節や臓器などへの転移、骨への転移がある

[ABCD 分類]
A1 前立腺内にとどまっている高分化がん
A2 前立腺内に広がったがんか、低分化がん
B1 前立腺の片葉に病変がとどまっている単発のがん
B2 前立腺の片葉全体か両側にまたがっているがん
C1 前立腺の被膜や被膜外に広がっているがん
C2 膀胱頸部か尿管の閉塞が見られる
D1 骨盤内のリンパ節にがんの転移が見られる
D2 D1 より広い範囲のリンパ節や、骨、肺、肝臓などの遠隔部位にがんの転移が見られる

出所：赤倉功一郎著『よくわかる最新医学 前立腺がん』（主婦の友社）を参考に作成" class="sp100"></p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/prostate_cancer_h02.gif" border="0" alt="表２　前立腺がんの治療法の選択の目安
・ほかの臓器に転移していない場合

＜低リスクの場合＞
PSA＜10ng/㎖、グリソンスコア6 以下、T 分類Ｔ1かＴ２a、この3 項目をすべて満たす

●期待余命が10 年以下……PSA 監視療法

●期待余命が10 年以上……PSA 監視療法
・前立腺全摘除術
・放射線療法
（外部照射療法、内部照射療法
〈小線源療法〉）


＜中リスクの場合＞
PSA 1 0 〜20ng/㎖、グリソンスコア７、Ｔ分類Ｔ２b かＴ２c、これらのうちいずれか

●期待余命が10 年以下……
・PSA 監視療法
・前立腺全摘除術
・放射線療法（外部照射療法、
小線源療法）
・放射線療法＋ホルモン療法

●期待余命が10 年以上……
・前立腺全摘除術
・放射線療法（外部照射療法、
小線源療法）
・放射線療法＋ホルモン療法


＜高リスクの場合＞

PSA ＞ 20ng/㎖、グリソンスコア８〜10、Ｔ分類Ｔ 3 〜Ｔ 4、これらのうちいずれか

・ホルモン療法
・放射線療法＋ホルモン療法
・がんの前立腺被膜外浸潤が軽い場合など、一部に前立腺全摘除
術が選択できる場合もある



・ほかの臓器に転移している進行がんの場合

Ｎ１、Ｍ１の場合

根治よりも延命や疼痛抑制が目的になるＮ 1（近くのリンパ節にがんが広がっている）、Ｍ 1（離れたリンパ節や臓器、骨への転移がある）のいずれか

●延命を目的として……
・ホルモン療法
・化学療法


●骨転移による痛みをとる目的として……
・放射線療法
・ビスフォスフォネート製剤
・外科的治療（手術）
・鎮痛薬

出所：赤倉功一郎著『よくわかる最新医学 前立腺がん』（主婦の友社）を参考に作成" class="sp100"></p>
<p class="area_10">リスク分類は、前立腺におけるがんの広がり、グリソンスコア（組織学的悪性度の指標）、ＰＳＡ値の３つに基づき、低リスク、中間リスク、高リスクに分類します。</p>
<p class="area_10">患者側の要因としては、年齢、一般的健康状態、併存疾患に基づく期待余命などが考慮されます。期待余命が十分に長く（10年以上）、限局がんの場合には、次のような治療が選択されます。</p>
<p class="area_10">低リスクであれば、ＰＳＡ監視療法、手術療法、放射線療法が選択肢となります。中間リスクには、手術療法、放射線療法が勧められます。高リスクには、手術療法、放射線療法が推奨され、しばしばホルモン療法が併用されます。高齢者や重い併存疾患がある場合には、単独のホルモン療法が選択されることもあります。</p>
<p class="area_10">局所進行がんや、高リスクの中でも特にリスクが高い場合には、放射線療法とホルモン療法を併用するのが一般的ですが、場合によっては手術療法が選択されることもあります。</p>
<p class="area_10">転移がある進行がんの場合には、ホルモン療法が第一選択の治療となります。ホルモン療法を行った後、病状が悪化した去勢抵抗性がん（詳細は後述）に対しては、2次ホルモン療法や化学療法が行われます。</p>
</div>
<h2>最適な治療タイミングを待つＰＳＡ監視療法</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">前立腺がんの中には、進行がゆっくりしているものも多く、がんが見つかったとしても、すぐに治療をする必要がない場合もあります。そのような場合には、あえて治療を行わず、ＰＳＡ検査などで経過を観察し、治療の必要な状態になるのを待つことができます。これがＰＳＡ監視療法（積極的監視療法）です（表３）。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/prostate_cancer_h03.gif" border="0" alt="表３　前立腺がんの治療法
・PSA監視療法（無治療経過観察）
【局所療法根治療法】
*手術療法（前立腺全摘除術）
*放射線療法（組織内照射）
*放射線療法（外部照射）
・HIFU
【全身療法非根治療法】
*ホルモン療法
・抗がん剤化学療法
・免疫療法" class="sp100"></p>
<p class="area_10">治らないから治療をしないのかと誤解する人がいますが、そうではありません。最適な治療のタイミングを待つために、すぐには治療をしないのです。</p>
<p class="area_10">対象となるのは、病状、ＰＳＡ値、生検の所見などから、限局がんで、悪性度も低く、すぐに治療を必要としないと判断される場合です。定期的にＰＳＡ検査を行い、必要に応じて前立腺生検を行いながら、治療の必要性を判断していきます。高齢者では、治療を行わないまま天寿を全うすることもあります。</p>
</div>
<h2>前立腺の摘出手術には３種類の方法がある</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">手術療法は、前立腺がんが局所に限局している場合に、根治を目的として行われます。前立腺がんはしばしば前立腺内に散在しているため、「前立腺全摘除術」が基本で、部分的に切除することはありません（図６）。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/prostate_cancer_06.gif" border="0" alt="図６　恥骨後式・会陰式

前立腺全摘除術の会陰式は、陰嚢と肛門の間、すなわち会陰部の筋膜をメスで切開し、前立腺と直腸の間をはがして前立腺をすべて摘出する手術法" class="sp100"></p>
<p class="area_10">前立腺と精嚢を摘出して、残った膀胱と尿道を縫合します。また、骨盤内リンパ節も摘出します。</p>
<p class="area_10">手術の方法には、開腹手術、腹腔鏡下手術、ロボット手術という３つの方法があります。</p>
<p class="area_10">◆開腹手術……開腹して手術を行います。腹腔を経ずに手術を行うため、後遺症として腸の癒着などが起こる心配がありません。また、かつて腸の手術を受けている人でも、問題なく行うことができます。</p>
<p class="area_10">◆腹腔鏡下手術……腹部を数カ所小さく切開し、そこから腹腔鏡と鉗子などの器具を入れて手術を行います（図７）。傷が小さく、出血が少ないのがメリットです。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/prostate_cancer_07.gif" border="0" alt="図７　腹腔鏡下前立腺全摘除術治療成績は、通常の恥骨後式・会陰式手術と変わらないと言われている
" class="sp100"></p>
<p class="area_10">◆ロボット手術……手術支援ロボットを医師が操作して、腹腔鏡下手術と同様の手術を行います。患部を拡大して立体視することができ、鉗子が自在に動くため、細かな作業を容易に行うことができます。</p>
<p class="area_10">以上のような３通りの方法がありますが、前立腺と精嚢を摘出し、膀胱と尿道を縫合するという作業はどの手術でも同じです。図８に示すのは前立腺がん初期治療のアルゴリズム（手順）です。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/prostate_cancer_08.gif" border="0" alt="図８　前立腺がん初期治療のアルゴリズム（『前立腺がん診療ガイドライン　2012 年版』を参考に編集部で作図）
" class="sp100"></p>
</div>
<h2>放射線療法には外部照射と組織内照射がある</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">前立腺がんに対する根治的な放射線療法は、放射線を照射する方法によって、大きく２つに分類することができます。体の外から放射線を照射する「外部照射」と、放射線を出す線源を前立腺の中に入れて内部から照射する「組織内照射」です。</p>
<p class="area_10">外部照射には、「3次元原体照射」と「強度変調放射線治療（ＩＭＲＴ）」という方法があります。</p>
<p class="area_10">３次元原体照射は、体の周囲の複数の方向から、前立腺の形に合わせて放射線を照射する方法です。放射線が前立腺に集中するため、周囲の組織にかかる放射線量を抑え、前立腺に多くの放射線を照射することができます。</p>
<p class="area_10">強度変調放射線治療も、周囲から照射して放射線を前立腺に集中させるのですが、部位によって強度を変えることで、より前立腺にだけ放射線を集中させることができます。それにより、治療効果が高まり、副作用は軽減されます。</p>
<p class="area_10">これらの治療は入院せずに受けることができます。ただし、週５日間の治療を、約2カ月間続ける必要があります。治療期間の長さが、外部照射の欠点といえます。</p>
<p class="area_10">この他に、陽子線や重粒子線を用いた「粒子線治療」もありますが、これらは標準治療にはなっていません。</p>
<p class="area_10">組織内照射には、小さな線源を前立腺に入れたままにする「小線源療法」と、高い線量の線源を一時的に前立腺内に入れる「高線量率組織内照射」があります。</p>
<p class="area_10">小線源療法は、低線量の放射線を出すヨウ素１２５という小さな線源（太さ0.8㎜、長さ4～5㎜）を、前立腺内に入れ、それを永久留置します。線源から出る放射線で、がんを死滅させる治療法です。治療の対象となるのは、基本的に低リスクの患者さんです。入院が必要ですが、期間は３～４日ほどです。</p>
<p class="area_10">高線量率組織内照射では、放射性のイリジウム１９２を線源として使います。標準治療で健康保険も適用されますが、わが国では、この治療はあまり行われていません。</p>
<p class="area_10">放射線療法を行うときに、補助療法としてホルモン療法を併用することがあります。ホルモン療法を行うと、がんが小さくなるだけでなく、前立腺自体も小さくなるからです。外照射の場合、放射線を当てるターゲットが小さくなると、それだけ効果が高まり、副作用が軽減します。また、小線源療法でも、前立腺のボリュームが小さくなっていれば、それだけ入れる線源の数が少なくて済みます。</p>
</div>
<h2>男性ホルモンの産生を抑えるか、作用を遮断</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">前立腺がんの細胞は、男性ホルモンであるアンドロゲンの刺激で発育し、増殖します。そこで、体内でアンドロゲンが産生されるのを抑えたり、アンドロゲンが前立腺がんに作用するのを遮断したりすると、がん細胞は死滅し、がんが縮小するという治療効果が現れます（図９）。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/prostate_cancer_09.gif" border="0" alt="図９　前立腺がんに対するホルモン療法の効果と限界" class="sp100"></p>
<p class="area_10">前立腺がんのホルモン療法には、次のような方法があります。</p>
<p class="area_10">外科的な治療法として、「両側精巣摘除術」という手術が行われることがあります（表４）。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/prostate_cancer_h04.gif" border="0" alt="表４　前立腺がんに対するホルモン療法の方法
●血中アンドロゲンの除去・抑制
　外科的去勢　
　　両側精巣摘除術
　内科的去勢
　　LHRHアナログ（アゴニスト・アンタゴニスト）
　ステロイド性抗アンドロゲン
　　酢酸クロルマジノン
　エストロゲン
　　リン酸ジエチルスチルベストロール
　　エチニルエストラジオール

●前立腺におけるアンドロゲン作用の拮抗
　非ステロイド性抗アンドロゲン
　　フルタミド
　　ビカルタミド
　ステロイド性抗
　　酢酸クロルマジノン

●前立腺がん細胞への直接作用
　エストロゲン
　　リン酸ジエチルスチルベストロール
　　エチニルエストラジオール
" class="sp100"></p>
<p class="area_10">精巣を取り除く治療で、「去勢手術」とも呼ばれます。精巣からのアンドロゲンを、確実になくすことができます。医療機関が遠いなど、通院が難しい患者さんに適しています。手術の費用はかかりますが、薬を使い続ける必要がないので、治療費が低く抑えられるのもメリットです。</p>
<p class="area_10">薬剤により内科的に去勢状態にする治療もあります。そのために使われるのが、「ＬＨ – ＲＨアゴニスト」や「ＬＨ – ＲＨアンタゴニスト」といった薬剤です。脳の視床下部で分泌されたＬＨ – ＲＨ（黄体ホルモン放出ホルモン）は、下垂体に働きかけ、下垂体からＬＨ（黄体ホルモン）が分泌されます。これが精巣に働きかけて、精巣からアンドロゲンが分泌されるのです。ＬＨ – ＲＨアゴニストやＬＨ – ＲＨアンタゴニストを使用すると、下垂体からＬＨが分泌されなくなり、その結果、精巣からのアンドロゲンの分泌が抑えられます。「抗アンドロゲン薬」も使われます。これは、アンドロゲンが前立腺がんの細胞に働きかけるのをブロックする薬です。</p>
<p class="area_10">その他に、女性ホルモン（エストロゲン）の投与が行われることもあります。</p>
<p class="area_10">アンドロゲンの作用を最大限に遮断する目的で、外科的去勢や内科的去勢（ＬＨ – ＲＨアンタゴニストやＬＨ – ＲＨアンタゴニスト）と、抗アンドロゲン薬を併用することがあります。このような併用療法を「ＣＡＢ療法（コンバインド・アンドロゲン・ブロッケイド療法）」といいます。精巣からのアンドロゲンだけでなく、副腎から分泌されるわずかな量のアンドロゲンもブロックすることができます。</p>
<p class="area_10">一方、「間欠的ホルモン療法」という方法もあります。ホルモン療法でＰＳＡ値が下がったら、そこで治療を中断し、その後、再びＰＳＡが上昇を始めたらホルモン療法を再開します。ホルモン療法の効果持続期間を延長したり、副作用や医療費を軽減したりする効果があります。</p>
</div>
<h2>去勢抵抗性前立腺がんは新しい薬で治療する</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">ホルモン療法の治療効果は、最初のうちは良好です。しかし、治療を続けているうちに、ホルモン療法が効かなくなり、前立腺がんが再燃してしまいます。このように、ホルモン療法が効かなくなった前立腺がんを、去勢抵抗性前立腺がんといいます。</p>
<p class="area_10">去勢抵抗性前立腺がんの標準治療とされてきたのが、抗がん剤の「ドセタキセル」（図10）による治療です。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/prostate_cancer_10.gif" border="0" alt="図10　ドセタキセル　　赤倉功一郎著『よくわかる最新医学 前立腺がん』（主婦の友社）より転載
" class="sp100"></p>
<p class="area_10">かつてはこれしか薬がありませんでしたが、最近になって、去勢抵抗性前立腺がんの新しい治療薬として、「アビラテロン」「エンザルタミド」「カバジタキセル」の３種類が加わりました。</p>
<p class="area_10">アビラテロンとエンタルザミドは、どちらもホルモン療法で使われる薬です。アビラテロンは、アンドロゲン合成酵素阻害薬で、精巣や副腎から分泌されるアンドロゲンの合成を阻害する働きがあります。エンタルザミドは、アンドロゲンが前立腺がんに作用するのをブロックする強力な抗アンドロゲン薬です。</p>
<p class="area_10">これらの薬は、ドセタキセルを使う前に使っても、ドセタキセルを使った後で使ってもかまいません。どちらで使用しても、有効性が確認されているのです。</p>
<p class="area_10">カバジタキセルは、ドセタキセルと同じタキサン系の抗がん剤です。この薬は、ドセタキセルを使用して、それが抵抗性になった場合に使用できることになっています。かつては、ドセタキセルが効かなくなると、もう有効な治療法が残っていませんでしたが、カバジタキセルの登場で、さらに長く治療を継続できるようになっています。</p>
</div>
<h2>手術療法・放射線療法で起こる合併症</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">■手術療法の合併症</p>
<p class="area_10">手術によって、勃起機能が障害されることがあります。前立腺の周囲には勃起に関わる神経が網目状に広がっていて、これを温存するかどうかで、術後の勃起機能に影響が現れます。神経を温存しなければ、ほぼ確実に勃起障害が起こりますが、温存することで勃起機能を残すことが可能です。</p>
<p class="area_10">ただし、片側だけ神経を温存したような場合には、十分な勃起機能が残らないことがあります。このような場合には、ＥＤ治療薬である「ＰＤＦ５阻害薬」が有効です。勃起機能障害に対する治療には、健康保険が適用されません。</p>
<p class="area_10">手術を受けた人のほとんどが、手術後、一時的に尿失禁を起こします。しかし、その多くは、平均すると１カ月ほどで回復します。１年を過ぎても尿失禁が続く人は５～10％程度です。</p>
<p class="area_10">その多くが腹圧性尿失禁で、重い物を持ったり、立ち上がったりしたときに尿がもれます。尿道括約筋を強化する骨盤底筋体操が、症状の改善に有効です。</p>
<p class="area_10">尿がほとんど漏れてしまうような重症の尿失禁には、「人工尿道括約筋」の手術が勧められます。</p>
<p class="area_10">■放射線療法の合併症</p>
<p class="area_10">放射線療法の合併症は、治療直後に現れる早期合併症と、半年から1年、あるいはもっと経過してから現れる晩期合併症があります。</p>
<p class="area_10">早期合併症としては、排尿痛、頻尿、排尿困難、尿意切迫感、便意切迫感などがあります。</p>
<p class="area_10">晩期合併症としては、放射性直腸炎による血便、放射性膀胱炎による血尿などがあります。こうした症状が5～10％の人に起こります。</p>
</div>
<h2>治療後はＰＳＡ検査で経過を観察する</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">前立腺がんの治療後の経過観察には、定期的なＰＳＡ検査が最も重要です（図11）。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/prostate_cancer_11.gif" border="0" alt="図11　PSA 監視療法

生検などの検査から、比較的おとなしいがんと予想される
→血液中のPSA値の推移を観察
　再生検
　
　（・PSA値が上がらない、またはわずかしか上がらない。
　　・再生検の結果、やはりおとなしいがんと診断された）
→引き続きPSA監視療法を行う

　（・PSA値の上昇が速い
　　・再生検で進行の速いがんと診断された）
→積極的治療
　（前立腺全摘除術、放射線療法、ホルモン療法など）に移行
　
PSA監視療法　何も治療しないことではない。
定期的に血液中のPSA値をはかるなどして、徹底した監視下のもとで行われる、れっきとした「治療法」である。

" class="sp100"></p>
<p class="area_10">画像検査での増悪や症状の発現よりも、ＰＳＡの上昇が先行して起こるからです。そこで、3カ月に１回はＰＳＡ検査を受けるようにします。</p>
<p class="area_10">ＰＳＡがどのような値になったら再発と判断するかは、受けた治療法によって異なります。手術療法を受けた場合には、前立腺をすべて取っているので、検査値は非常に低くなります。0.2ng／㎖になったら再発と考えます。放射線療法を受けた場合は、前立腺が残っているので、値は高くなります。最低値プラス２で再発と考えます。</p>
<p class="area_10">去勢抵抗性となり、アビラテロン、エンタルザミドなどの新規薬剤で治療する場合には、ＰＳＡで経過観察するだけでは不十分で、定期的な画像検査が望ましいと言われています。新規薬剤で治療している場合、ＰＳＡ値が低くても、がんが出てきていることがあるからです。</p>
</div>
<h2>骨への対応が必要となることが多い</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">前立腺がんの治療では、骨への対応が必要になることがよくあります（図12）。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/prostate_cancer_12.gif" border="0" alt="図12　前立腺がんにおける転倒・骨折のリスク" class="sp100"></p>
<p class="area_10">ホルモン療法で骨密度の低下が起きやすいのと、前立腺がんの転移は90％が骨に起こるためです。骨折などが起きると、ＱＯＬ（生活の質）が低下するのはもちろんですが、それだけでなく、生存期間も短くなることがわかっています。</p>
<p class="area_10">ホルモン療法を行うときには、骨密度をきちんと測る必要があります。そして、骨密度が下がっている場合には、骨折を防ぐためにも、骨粗鬆症の治療を行います。</p>
<p class="area_10">骨転移があり、去勢抵抗性になっている場合には、「ビスフォスフォネート」や「デノスマブ」といった薬で治療します。これにより、骨の破壊が抑えられ、骨折や骨の痛みなどの骨関連事象が抑えられます。</p>
</div>
<div class="entry">
<h2>前立腺がんの治療について</h2>
<ul class="archlist">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/prostatic-cancer/cancer_1754" class="fade">1.前立腺がんとは</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/prostatic-cancer/cancer_1769" class="fade">2.前立腺がんの治療について</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/prostatic-cancer/cancer_1757" class="fade">3.前立腺がんに関する記事一覧／先進医療／医療機関情報</a></li>
</ul>
</div>
</div>
</div>
]]></content:encoded>
					
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			</item>
		<item>
		<title>がん治療（標準治療）の基礎知識 治療の流れを理解し、より適切な治療を受けるために 第4回　肺がん</title>
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		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 06 Mar 2016 03:20:04 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[標準治療]]></category>
		<category><![CDATA[大細胞がん]]></category>
		<category><![CDATA[小細胞肺がん]]></category>
		<category><![CDATA[非小細胞肺がん]]></category>
		<category><![CDATA[扁平上皮がん]]></category>
		<category><![CDATA[抗がん剤]]></category>
		<category><![CDATA[再発予防]]></category>
		<category><![CDATA[腺がん]]></category>
		<category><![CDATA[免疫療法]]></category>
		<category><![CDATA[副作用]]></category>
		<category><![CDATA[肺がん]]></category>
		<category><![CDATA[化学療法]]></category>
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					<description><![CDATA[がん治療（標準治療）の基礎知識 治療の流れを理解し、より適切な治療を受けるために 第4回　肺がん 坪井正博　国立がん研究センター東病院　呼吸器外科　科長 （2015年.vol17） 治療法を決めるには、肺がんの組織型や病 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<div id="contents">
<div id="book_title">
<h1>がん治療（標準治療）の基礎知識<br />
治療の流れを理解し、より適切な治療を受けるために<br />
第4回　肺がん</h1>
<div class="exp">
坪井正博　国立がん研究センター東病院　呼吸器外科　科長<br />
<br />
<img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/themes/lifeline/img/article/2015_vol_17/01_fig1.jpg" alt="先生" class="imgcenter sp50">
</div>
</div>
<p>（2015年.vol17）</p>
<h2>治療法を決めるには、肺がんの組織型や病期などが重要</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">患者さんがご自分の症状を理解することが、よりよい治療を受ける出発点となります。</p>
<p class="area_10">肺がんの治療法を決めるうえで重要な要素は、組織型、病期、体力、気力（精神状態）の４つです。このうち、組織型と病期は肺がん自体の要素、体力と気力は患者さんの要素です。組織型と病期によって推奨される治療法の中から、患者さんの体力や気力と相談しながら治療方法を選択します。
</p>
<h4>◆組織型</h4>
<p class="area_10">組織型とは、がんの組織を顕微鏡で病理学的に検査したときの細胞の大きさ・形・細胞の集まり具合などによる特徴のことです。組織型で肺がんを分類すると10種類以上あります。それらは、小細胞肺がんと非小細胞肺がんに大別できます（図１）。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/themes/lifeline/img/article/2015_vol_17/01_fig1-2.jpg" alt="肺がんの大別" class="imgcenter sp100"></p>
<p class="area_10">非小細胞肺がんはさらに細かく分類され、そのなかで発生頻度の高いのは、腺がん、扁平上皮がん、大細胞がんの３種類です。</p>
<p class="area_10">小細胞肺がんと非小細胞肺がんでは病期の考え方が異なります。小細胞肺がんは超早期（早期限局型）を除いて、初期治療から抗がん剤を用いた化学療法を行います。</p>
<p class="area_10">それに対し、非小細胞肺がんでは早期のものに対して手術を行うことが少なくありません。ですから、この２種類を見分けることはとても重要なのです。</p>
<h4>◆病期</h4>
<p class="area_10">肺がんの治療法を決めるうえで組織型とともにはっきりさせておかなければならないのが、がんの進行度である病期（ステージ）です。（表１）</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/themes/lifeline/img/article/2015_vol_17/01_table1.jpg" alt="肺がんのステージ" class="imgcenter sp100"></p>
<p class="area_10">病期を決める要素は３つあります。</p>
<p class="area_10">１つ目は、がんの広がり具合です。２つ目はリンパ節転移の状態、３つ目は遠隔転移の有無です。肺がんの病期分類は、この３つの要素である腫瘍（Tumor）、リンパ節（Lymph Node）、転移（Metastasis）の頭文字をとってＴＮＭ分類と称されています。これは、主に非小細胞肺がんに用いられます。小細胞肺がんは進行が速いため、別の分類法が用いられます。</p>
<p class="area_10">最初に発生したがん（原発腫瘍）は、一般に組織内で育った後、周囲の組織に浸潤（がんが周りに広がって行くこと）していきます。その一方で、がん細胞が血液やリンパ節の流れに乗って、あちこちの臓器やリンパ節に転移していきます。</p>
<h4>◆浸潤・転移</h4>
<p class="area_10">最初に発生したがん（原発腫瘍）は、一般に組織内で育った後、周囲の組織に浸潤（がんが周りに広がって行くこと）していきます。肺がんは、主気管支や臓側胸膜に浸潤しやすく、次いで胸壁、横隔膜、縦隔胸膜、壁側胸膜などに、そして縦隔、心臓、大血管、気管分岐部、気管、食道などへ広がっていきます（図２）。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/themes/lifeline/img/article/2015_vol_17/01_fig2.jpg" alt="肺の図" class="imgcenter sp100"></p>
<p class="area_10">一方で、がん細胞は、血液やリンパ節の流れに乗って、あちこちの臓器やリンパ節に転移していきます。</p>
<p class="area_10">肺がんは、主にリンパ節、肺葉（がんが発生した肺葉とは別の肺葉に広がったものも転移という）、もう一方の肺、脳、骨、肝臓、副腎などに転移します。</p>
<p class="area_10">リンパ節では、肺の中にある肺内リンパ節に早いうちから転移しやすく、次いで肺門リンパ節、縦隔リンパ節、鎖骨上窩リンパ節、前斜角筋リンパ節などへ移転します。その他、小細胞がんは骨髄にも転移しやすいことがわかっています。</p>
<p class="area_10">転移しても、がんが小さいうちは症状も出ませんし、画像検査で捉えられるのも一定の大きさになってからです。症状もなく、画像検査で転移が発見されていなくても、急に腫瘍マーカーの値が増えてきたときは転移が疑われます。</p>
</div>
<h2>がんの状態により、治療法を選ぶ</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">肺がんの治療方法は、一般に早期であれば局所療法を、進行していれば全身療法を選択します。</p>
<p class="area_10">肺がんの局所療法の代表的な治療は、手術と放射線療法です。昨今は超早期の肺がんに対し、体への負担の少ない治療として、レーザー療法の一種である光線力学的治療なども行われています。</p>
<p class="area_10">それに対し、全身療法（全身に作用を及ぼす療法）の代表的なものは抗がん剤を使った化学療法です。これには、従来からある細胞毒の薬（狭義の抗がん剤）と、分子標的治療薬があります。</p>
<p class="area_10">また、一部の病院では免疫機能を高める免疫療法も行われています。ただし、そのほとんどは研究段階です。それでも、実用化の目途がついた方法もあります。</p>
<h4>●局所療法</h4>
<h4>◆区域切除・部分切除</h4>
<p class="area_10">最近の医療は、体に対して負担の少ない（低侵襲）の方向に進んでいます。肺がんの手術も同様で、縮小手術とか区域切除術と呼ばれる、より手術範囲の少ない手術が行われています。</p>
<p class="area_10">肺葉は、肺区域という、さらに小さな範囲に区分けされます。肺がんが小さい場合には縮小手術という、がんのある肺区域だけを切除したり、がんとその周辺を楔（くさび）形に切除したりします。（図３）</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/themes/lifeline/img/article/2015_vol_17/01_fig3.jpg" alt="肺がんの切除方法" class="imgcenter sp100"></p>
<p class="area_10">肺葉切除や肺全摘が減少しているのに対し、縮小手術である区域切除と部分切除（楔状(けつじょう)切除）が増えてきています。</p>
<p class="area_10">区域切除とは、がんのある区域を、たとえば、がんがＳ１区にある場合はＳ１区全体と肺門のリンパ節を含めて切除する方法です。</p>
<p class="area_10">楔状切除は、区域切除よりさらに小さな切除です。</p>
<p class="area_10">最近は、手術前の画像検査で、転移しやすい性質の悪いがんか、転移しにくいおとなしいがんなのかを、９割ほど推定できるようになりました。多くの医療機関が、「２㎝以下のおとなしいタイプで、肺の表面寄りにあるがん」であれば部分切除（楔状(けつじょう)切除）を、「肺の内部にあるがん」であれば区域切除をしているようです。</p>
<h4>◆拡大手術</h4>
<p class="area_10">肺がんが肺の周囲に浸潤している場合には、標準的治療ではがんを取り切ることができません。そのようなとき、がんが広がっている周辺の組織も含めて切除する手術をすることがあります。切除する範囲は、がんがどこまで広がっているかで異なりますが、肋骨、脊椎骨、横隔膜、心臓を含む心膜・心臓の一部（左心房）などに及ぶこともあります。この手術は、治癒が望めると考えられるときに行われます。</p>
<h4>◆肺葉切除術</h4>
<p class="area_10">肺がんの標準的な手術は、がんのある肺葉１つを切除する肺葉切除術です。その症状にもよりますが、多くの場合、胸部を６～12㎝切開し、胸腔鏡を使った胸腔鏡補助下手術が行われます。</p>
<p class="area_10">肺は、右側が３つ、左側が２つのブロックに分かれています。肺野（はいや）型肺がん（肺の奥の肺野末梢の細気管支や肺胞などに発生するがん）の手術では、がんのできている肺葉をブロックごと切除し、周囲のリンパ節をとってくる肺葉切除術＋リンパ節郭清術が最も標準的な治療です。</p>
<p class="area_10"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/themes/lifeline/img/article/2015_vol_17/01_fig4.jpg" alt="肺がんの切除方法" class="imgcenter sp50"></p>
<p>リンパ節は脂肪組織の中に埋まっているので、リンパ節だけを取り除くことができません。そのため、リンパ節を取り除くことが必要なときは、脂肪組織も含めて一塊にして切除します。それを郭清（かくせい）といいます。</p>
<p class="area_10">肺葉切除術では、一般に胸を６～12㎝前後切開し、肋骨の間から胸腔鏡を入れ、肺の中を直に見たり、カメラが捉えた画像をモニターで見たりして手術を進めます。これを胸腔鏡補助下手術といい、現在、最も広く行われている方法です。（図４）</p>
<h4>◆放射線療法</h4>
<p class="area_10">肺がん治療では、放射線療法は手術と並ぶ代表的な局所療法です。たとえば、非小細胞肺がんのⅠ期で、何らかの原因で手術ができない人、どうしても手術を受けたくない人に対しては、治癒を目的として行われます。</p>
<p class="area_10">最近では、Ⅰ期非小細胞肺がんに対する定位放射線療法が従来の照射方法より安全で効果があることが明らかになっています。ただし、現時点では標準手術（肺葉切除以上）が可能な人が、手術ではなく放射線療法を選択した場合、20％の方が、治療後３年以内に本来手術で取り切れる範囲に局所再発が起こることが示されており、手術が可能な人には積極的に推奨されません。</p>
<p class="area_10">その一方で、何らかの原因で標準手術ができないⅠ期の人では、手術と並ぶ治療の選択肢となる可能性があります。放射線療法は、手術と異なり、直に体に傷をつけることがありません。ですから、高齢などのために、手術に耐えられるだけの体力がない人や、どうしても手術を受けたくない人などにも行えます。</p>
<p class="area_10">また、Ⅲ期の非小細胞肺がんで手術や化学療法を受けられない人に対し、放射線治療を行ったり、化学療法や手術と併用したり、術前補助療法として化学療法との併用も行われます。</p>
<p class="area_10">Ⅳ期の放射線療法は、主に転移のために生じている症状の緩和に用いられます。とりわけ、骨転移と脳転移に対して高い効果を発揮します。</p>
<h4>●全身療法</h4>
<p class="area_10">肺がんの治療にはがんを直に叩く局所療法の他に、全身に作用を及ぼす全身療法があります。その代表が抗がん剤を用いた化学療法です。</p>
<h4>◆小細胞がんの抗がん剤</h4>
<p class="area_10">小細胞肺がんは進行が速く、発見時には進行しているケースが多いのですが、抗がん剤が比較的効きやすいとされています。</p>
<p class="area_10">その小細胞肺がんの化学療法で、よく行われる多剤併用療法は次のとおりです。シスプラチン＋エトポジトの「ＰＥ療法」。シスプラチン＋イリノテカンの「ＰＩ療法」。シクロホスファミド＋ドキソルビシン＋ビンクリスチンの「ＣＡＶ療法」。カルボプラチン＋エトポシドの「ＣＥ療法」。「ＰＥ療法」と「ＣＡＶ療法」の交代療法。</p>
<p class="area_10">それらの副作用については「表２」に記しておきます。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/themes/lifeline/img/article/2015_vol_17/01_table2.jpg" alt="肺がんの切除方法" class="imgcenter sp100"></p>
<h4>◆非小細胞肺がんの抗がん剤</h4>
<p class="area_10">非小細胞肺がんは、一般に抗がん剤がよく効くがんというわけではありません。それでも、Ⅲ期以降の進行した病期では、手術だけで根治することはまずないとされており、病期に応じて化学療法を行ったり、放射線療法を併用したりします。</p>
<p class="area_10">昨今では、分子標的治療薬の効果を予測できる検査が行われ、効果が期待できると判断された場合には、一次治療で分子標的治療薬を使うのが主流になっています。</p>
<p class="area_10">その検査とは、がん細胞の細胞膜にあるＥＧＦＲ（上皮成長因子受容体）とＡＬＫ（未分化リンパ腫キナーゼ）です。ＥＧＦＲの遺伝子変異が陽性の場合はＥＧＦＲ阻害剤のゲフィチニブかエルロチニブを、ＡＬＫ融合遺伝子転座が陽性の場合はＡＬＫ阻害剤のクリゾチニブを使います。</p>
<p class="area_10">また、ＥＧＦＲやＡＬＫが陰性の場合や、これらの阻害剤が効かなくなったときには肺がん細胞の形（組織型）や全身状態、年齢などを考慮して抗がん剤を選びます。よく用いられるのは、プラチナ製剤のシスプラチンとカルボプラチンを中心にしたプラチナ併用療法です。それに組み合わせる抗がん剤は、パクリタキセル、ドセタキセル、ゲムシタビン、ビノレルビン、イリノテカン、ペメトレキセド、テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合、ナブパクリタキセルなどです。</p>
<p class="area_10">手術で取り切れてⅠＢ期からⅢＡ期までと診断された患者さんには、術後の再発予防を目的とした補助療法として、抗がん剤を投与することが推奨されています。Ⅱ期・ⅢＡ期の患者さんにはプラチナ製剤併用の抗がん剤が、ⅠＢ期の患者さんにはテガフールウラシル配合剤が用いられます。とりわけ、ⅠＢ期の腺がんでのＵＦＴの服用は、手術だけに比べて５年生存率が11・４％も高くなると報告されています。</p>
</div>
<h2>おわりに</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">　いずれにしても、患者さんが自分の体を全面的に任せられるのは、医師を信頼できればこそ。医師のほうでも、患者さんに信頼されているから、いろいろな情報を提供することができます。相互の信頼関係なくしては、いい治療を望めません。医師と充分なコミュニケーションを取りながら、ご自身が納得できる治療法を選択してください。</p>
</div>
<div class="entry">
<h2>肺がんの治療について</h2>
<ul class="archlist">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/lung-cancer/cancer_343" class="fade">1.肺がんとは</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/lung-cancer/cancer_347" class="fade">2.肺がんの治療について</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/lung-cancer/cancer_987" class="fade">3.肺がんに関する記事一覧／先進医療／医療機関情報</a></li>
</ul>
</div>
</div>
</div>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://gan-senshiniryo.jp/standard/post_989/feed</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>肺がん下部記事</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/cancerposts/lung-cancer_arch</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 20 Apr 2016 08:21:51 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[肺がん]]></category>
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					<description><![CDATA[]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>食事、運動</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/meta/food</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 28 Feb 2016 06:11:31 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[食品由来機能成分]]></category>
		<category><![CDATA[免疫力改善成分]]></category>
		<category><![CDATA[咽頭がん]]></category>
		<category><![CDATA[結腸がん]]></category>
		<category><![CDATA[健康食品]]></category>
		<category><![CDATA[腎臓がん]]></category>
		<category><![CDATA[再発予防]]></category>
		<category><![CDATA[喉頭がん]]></category>
		<category><![CDATA[腺がん]]></category>
		<category><![CDATA[肝臓がん]]></category>
		<category><![CDATA[サプリメント]]></category>
		<category><![CDATA[皮膚がん]]></category>
		<category><![CDATA[卵巣がん]]></category>
		<category><![CDATA[食道がん]]></category>
		<category><![CDATA[胃がん]]></category>
		<category><![CDATA[肺がん]]></category>
		<category><![CDATA[前立腺がん]]></category>
		<category><![CDATA[大腸がん]]></category>
		<category><![CDATA[乳がん]]></category>
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					<description><![CDATA[転移・再発予防のための食事/運動/生活習慣 がん患者さんに向けたがんの転移・再発の予防方法について公的機関からの指針はまだありません。ただし、健康な方が、がんのリスクを下げる食事・運動・生活習慣は、厚生労働省、国立がん研 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<ul class="divide_two">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/illustrationtop"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/themes/lifeline/img/common/contents/banner_illustration_off.jpg" alt="イラストで理解できるがんと免疫" width="300" height="65" border="0"></a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/cancer-treatment"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/08/supplement_banar_yoko.jpg" alt="がん種別・治療状況別の研究成果比較" width="300" height="65" border="0"></a></li>
</ul>
<h2>転移・再発予防のための食事/運動/生活習慣</h2>
<div class="txt">
<p>がん患者さんに向けたがんの転移・再発の予防方法について公的機関からの指針はまだありません。ただし、健康な方が、がんのリスクを下げる食事・運動・生活習慣は、厚生労働省、国立がん研究センター、WHO（世界保健機構）、などが発表しています。</p>
<p>ここでは、非常に研究レベルの高い以下のデータを紹介します。</p>
<p><a href="http://ganjoho.jp/public/pre_scr/prevention/evidence_based.html" target="_blank">□2007年　世界がん研究基金と米国がん研究機関「栄養とがんに関する研究」&gt;&gt;</a></p>
</div>
<div id="food">
<div class="table4 mb40">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr>
<th rowspan="2" class="subject_15 bg_gray"><strong>関連の<br />
強さ</strong></th>
<th colspan="2" class="bg_blue"><strong>リスクを下げるもの</strong></th>
<th colspan="2" class="bg_pink"><strong>リスクを上げるもの</strong></th>
</tr>
<tr>
<th class="subject_15 bg_blue">食物関連要因</th>
<th class="subject_25 bg_blue">関連するがんの種類</th>
<th class="subject_20 bg_pink">食物関連要因</th>
<th class="subject_25 bg_pink">関連するがんの種類</th>
</tr>
<tr>
<td rowspan="7" class="bg_yellow text_center"><strong>確実</strong></td>
<td>運動</td>
<td>結腸がん</td>
<td>肥満</td>
<td>食道がん（腺癌）、大腸がん、乳がん&lt;閉経後&gt;、子宮体部がん、腎臓がん、膵臓がん</td>
</tr>
<tr>
<td rowspan="6">授乳</td>
<td rowspan="6">乳がん</td>
<td>内臓脂肪</td>
<td>大腸がん</td>
</tr>
<tr>
<td>高身長</td>
<td>大腸がん、乳がん&lt;閉経後&gt;</td>
</tr>
<tr>
<td>アルコール</td>
<td>口腔・咽頭・喉頭がん、食道がん、大腸がん（男性）、乳がん</td>
</tr>
<tr>
<td>アフラトキシン</td>
<td>肝臓がん</td>
</tr>
<tr>
<td>飲料水中の砒素</td>
<td>肺がん</td>
</tr>
<tr>
<td>β-カロテンの<br />
サプリメント</td>
<td>肺がん</td>
</tr>
<tr>
<td rowspan="16" class="bg_yellow_light text_center"><strong>可能性大</strong></td>
<td>肥満</td>
<td>乳がん&lt;閉経前&gt;</td>
<td>肥満</td>
<td>胆嚢がん</td>
</tr>
<tr>
<td>運動</td>
<td>乳がん&lt;閉経後&gt;、子宮体部がん</td>
<td>内臓脂肪</td>
<td>膵臓がん、乳がん&lt;閉経後&gt;、子宮体部がん</td>
</tr>
<tr>
<td>果物</td>
<td>口腔・咽頭、喉頭がん、食道がん、胃がん、肺がん</td>
<td>成人期の体重増加</td>
<td>乳がん&lt;閉経後&gt;</td>
</tr>
<tr>
<td>非でんぷん野菜</td>
<td>口腔・咽頭・喉頭がん、食道がん、胃がん</td>
<td>出生時過体重</td>
<td>乳がん&lt;閉経前&gt;</td>
</tr>
<tr>
<td>アリウム野菜</td>
<td>胃がん</td>
<td>高身長</td>
<td>膵臓がん、乳がん&lt;閉経前&gt;、卵巣がん</td>
</tr>
<tr>
<td>にんにく</td>
<td rowspan="4">大腸がん</td>
<td>アルコール</td>
<td>肝臓がん、大腸がん（女性）</td>
</tr>
<tr>
<td>食物繊維</td>
<td>塩蔵食品・塩分</td>
<td>胃がん</td>
</tr>
<tr>
<td>牛乳</td>
<td>中国式塩蔵魚</td>
<td>鼻咽頭がん</td>
</tr>
<tr>
<td>カルシウムのサプリメント</td>
<td>飲料水中の砒素</td>
<td>皮膚がん</td>
</tr>
<tr>
<td>食物に含まれる葉酸</td>
<td>膵臓がん</td>
<td>マテ茶</td>
<td>食道がん</td>
</tr>
<tr>
<td>食物に含まれるカロテノイド</td>
<td>口腔・咽頭・喉頭がん、肺がん</td>
<td rowspan="6">食事からのカルシウム</td>
<td rowspan="6">前立腺がん</td>
</tr>
<tr>
<td>食物に含まれるβーカロテン</td>
<td rowspan="2">食道がん</td>
</tr>
<tr>
<td>食物に含まれるビタミンＣ</td>
</tr>
<tr>
<td>食物に含まれるリコピン</td>
<td rowspan="3">前立腺がん</td>
</tr>
<tr>
<td>食物に含まれるセレン</td>
</tr>
<tr>
<td>セレニウムのサプリメント</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
</div>
<div class="txt">
<p><a href="http://epi.ncc.go.jp/can_prev/index.html" target="_blank">□2011年　厚生労働省　第三次対がん総合戦略研究事業「生活習慣改善によるがん予防法の開発に関する研究」&gt;&gt;</a></p>
</div>
<div id="suisyo">
<div class="table4 mb40">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr>
<th class="subject_15 bg_blue"><strong>項目</strong></th>
<th class="subject_40 bg_blue"><strong>予防法</strong></th>
<th class="subject_45 bg_blue"><strong>行動目標</strong></th>
</tr>
<tr>
<td class="text_center">喫煙</td>
<td>⇒たばこは吸わない。<br />
⇒他人のたばこの煙をできるだけ避ける。</td>
<td>たばこを吸っている人は禁煙をしましょう。吸わない人も他人のたばこの煙をできるだけ避けましょう。</td>
</tr>
<tr>
<td class="text_center">飲酒</td>
<td>⇒飲むなら、節度のある飲酒をする。</td>
<td>飲む場合は1日当たりアルコール量に換算して約23ｇ程度まで（日本酒なら1合、ビールなら大瓶1本、焼酎や泡盛なら1合の2/3、ウイスキーやブランデーならダブル1杯、ワインならボトル1/3程度）。飲まない人、飲めない人は無理に飲まない。</td>
</tr>
<tr>
<td class="text_center">食事</td>
<td>⇒偏らずバランスよくとる。<br />
＊ 塩蔵食品、食塩の摂取は最小限にする。<br />
＊ 野菜や果物不足にならない。<br />
＊ 飲食物を熱い状態でとらない。</td>
<td>＊ 食塩は1日当たり男性9ｇ、女性7.5ｇ未満、特に、高塩分食品（例えば塩辛、練りうになど）は週に1回以内に控えましょう。<br />
＊ 野菜・果物を1日400ｇ（例えば野菜を小鉢で5皿、果物1皿くらい）はとりましょう。<br />
＊ 飲食物を熱い状態でとらないようにしましょう。</td>
</tr>
<tr>
<td class="text_center">身体活動</td>
<td>⇒日常生活を活動的に過ごす</td>
<td>例えば、ほとんど座って仕事をしている人なら、ほぼ毎日合計60分程度の歩行などの適度な身体活動に加えて、週に1回程度は活発な運動（60分 程度の早歩きや30分程度のランニングなど）を加えましょう。</td>
</tr>
<tr>
<td class="text_center">体形</td>
<td>⇒成人期での体重を適正な範囲に維持する（太り過ぎない、やせ過ぎない）</td>
<td>中高年期男性のBMI（体重（kg）/身長（ｍ）2）で21～27、中高年期女性では19～25の範囲内になるように体重を管理する。</td>
</tr>
<tr>
<td class="text_center">感染</td>
<td>⇒肝炎ウイルス感染の有無を知り、感染している場合はその治療の措置をとる。</td>
<td>地域の保健所や医療機関で、1度は肝炎ウイルスの検査を受けましょう。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p style="text-align: right;">（作成：編集部）</p>
</div>
<div class="area_20">
<div class="entry">
<h1>がんの転移・再発の予防方法について</h1>
</div>
<div class="menu_box">
<ul class="yobo">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/meta/food">食事・運動・生活習慣について知る</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement">健康食品・サプリメントについて知る</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/standard">標準治療<br />について知る</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/immuno">免役療法<br />について知る</a></li>
</ul>
</div>
</div>
</div>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>転移・再発予防と標準療法</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/meta/metastandard</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 28 Feb 2016 06:20:39 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[抗がん剤]]></category>
		<category><![CDATA[再発予防]]></category>
		<category><![CDATA[先進医療]]></category>
		<category><![CDATA[卵巣がん]]></category>
		<category><![CDATA[食道がん]]></category>
		<category><![CDATA[胃がん]]></category>
		<category><![CDATA[肺がん]]></category>
		<category><![CDATA[化学療法]]></category>
		<category><![CDATA[大腸がん]]></category>
		<category><![CDATA[乳がん]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://gan-senshiniryo.jp/wordpress/?page_id=850</guid>

					<description><![CDATA[転移・再発予防と標準療法 がんの転移・再発を予防するためには、標準療法が基本となります。標準療法は日々進歩しており、このページでは、本誌及び主要紙で、標準療法と転移・再発予防について報告されている記事をまとめています。  [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<div class="illustration_banner">
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/illustrationtop"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/themes/lifeline/img/common/contents/banner_illustration_off.jpg" alt="イラストで理解できるがんと免疫" width="300" height="65" border="0"></a></p>
</div>
<h1>転移・再発予防と標準療法</h1>
<div class="txt">
<p>がんの転移・再発を予防するためには、標準療法が基本となります。標準療法は日々進歩しており、このページでは、本誌及び主要紙で、標準療法と転移・再発予防について報告されている記事をまとめています。</p>
</div>
<h3>「がんの先進医療」掲載記事</h3>
<div class="txt">
<p>「がんの先進医療」に掲載された記事の目次を掲載しています。誌面でも転移・再発予防と標準療法に関する記事を掲載していますので、<a href="../magazine/">最新記事</a>、<a href="../magazine/backnumber/">バックナンバー</a>も参照ください。</p>
</div>
<div class="table4 mb40">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr class="active">
<th class="col-xs-3 bg_brown">記事タイトル（掲載号）</th>
<th class="col-xs-4 bg_brown">概要</th>
</tr>
<tr>
<td class="hover_color"><span class="red">＜公開記事＞</span><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_5653">山田邦子のがんとのやさしい付き合い方(第19回)そこが知りたい 〝がん治療・再発予防〟のための「漢方薬と漢方に基づく食事療法」</a>（がんの先進医療：45号）</td>
<td>日本薬科大学学長であり、百済診療所の丁宗鐵院長に、一人一人の体質を「実証」「虚証」「中庸」などに分類した漢方理論に基づいた治療や食事療法についてお話を伺った。</td>
</tr>
<tr>
<td class="hover_color"><span class="red">＜Web公開記事＞</span><a href="https://gan-senshiniryo.jp/article/post_984">第23回日本乳癌学会学術総会レポート　仕事・余暇を楽しめる乳がんの新しい薬物治療のあり方&gt;&gt;</a>（がんの先進医療：18号）</td>
<td>第23回「日本乳癌学会学術総会」において、乳がん治療における「薬物療法」厳選口演5題が紹介された。<br />
 ５演題中４演題が、副作用やＱＯＬ(生活の質)に関する研究となっており、有効性を追求するだけでなく、副作用軽減やＱＯＬの維持を重視する方向へと進もうとしていることが言及されている。 </td>
</tr>
<tr>
<td>卵巣がんの標準治療<br />（がんの先進医療：12号）</td>
<td>宇津木久仁子先生（公益財団法人がん研究会有明病院婦人科副部長）による解説記事を掲載しています。</td>
</tr>
<tr>
<td>肝がんの標準治療：系統的亜区域切除術と肝がんの基礎知識 ―ガイドラインから見た「幕内式肝切除術」<br />（がんの先進医療：11号）</td>
<td>幕内雅敏先生（日本赤十字社医療センター院長）による解説記事を掲載しています。</td>
</tr>
<tr>
<td>食道がんの標準治療：食道がんの診断と治療 ―リンパ節転移への対処が、食道がんの治療の大きなポイント<br />（がんの先進医療：10号）</td>
<td>鶴丸昌彦先生（順天堂大学医学部附属順天堂医院がん治療センター センター長・特任教授）による解説記事を掲載しています。</td>
</tr>
<tr>
<td>肺がんの標準治療：タイプに応じて適切な治療法を選択―新しい治療薬の登場で、がんの遺伝子検査が欠かせなくなってきた<br />（がんの先進医療：9号）</td>
<td>坪井正博先生（横浜市立大学附属市民総合医療センター呼吸器病センター外科、化学療法・緩和ケア部 准教授・部長）による解説記事を掲載しています。</td>
</tr>
<tr>
<td>膵がんの標準治療：選択肢が増え二次治療も可能になった化学療法<br />（がんの先進医療：8号）</td>
<td>奥坂拓志先生（国立がん研究センター中央病院肝胆膵内科科長）による解説記事を掲載しています。</td>
</tr>
<tr>
<td>膵がんの標準治療：切除手術は根治を目指す唯一の治療法<br />（がんの先進医療：8号）</td>
<td>砂村眞琴先生（大泉中央クリニック院長 東京医科大学八王子医療センター消化器外科・移植外科兼任教授）による解説記事を掲載しています。</
</tr>
<tr>
<td>膵がんの標準治療：抗がん剤との併用で注目され始めた「膵がんに対する放射線治療<br />（がんの先進医療：8号）</td>
<td>唐澤克之先生（都立駒込病院放射線科部長）による解説記事を掲載しています。</td>
</tr>
<tr>
<td>大腸がんの標準治療：治癒を目指すなら切除手術が必要<br />（がんの先進医療：7号）</td>
<td>杉原健一先生（東京医科歯科大学大学院腫瘍外科学教授）による解説記事を掲載しています。</td>
</tr>
<tr>
<td>胃がんの標準治療：治癒させるためには切除が必要―切除不能なら化学療法で延命を目指す<br />（がんの先進医療：6号）</td>
<td>片井均先生（独立行政法人国立がん研究センター中央病院消化管腫瘍科上部消化管外科長）による解説記事を掲載しています。</td>
</tr>
<tr>
<td>乳がんの標準治療―手術、放射線治療、薬物療法を組み合わせて行う複合療法<br />（がんの先進医療：5号）</td>
<td>土井 卓子先生（医療法人湘和会 湘南記念病院かまくら乳がんセンター長）による解説記事を掲載しています。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
</div>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>がんの放射線治療の副作用とその対策　第27回～主な適応と照射範囲の設定法　その①　非小細胞肺がん～</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_2721</link>
					<comments>https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_2721#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 01 Nov 2017 05:33:13 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[副作用対策]]></category>
		<category><![CDATA[小細胞肺がん]]></category>
		<category><![CDATA[非小細胞肺がん]]></category>
		<category><![CDATA[副作用]]></category>
		<category><![CDATA[肺がん]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://gan-senshiniryo.jp/?p=2721</guid>

					<description><![CDATA[第27回　がんの放射線治療の副作用とその対策 ～主な適応と照射範囲の設定法　その①　非小細胞肺がん～ 唐澤 克之　都立駒込病院放射線科部長 放射線が持ち合わせる電離作用を駆使して悪性腫瘍を制御する放射線治療は、同時に正常 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<div id="book_title">
<h1>第27回　がんの放射線治療の副作用とその対策<br />
～主な適応と照射範囲の設定法　その①　非小細胞肺がん～</h1>
</div>
<div id="author_exp">
<div class="txt">唐澤 克之　都立駒込病院放射線科部長</div>
</div>
<div class="txt">
<p>放射線が持ち合わせる電離作用を駆使して悪性腫瘍を制御する放射線治療は、同時に正常細胞にもダメージを与え、さまざまな有害反応（副作用）を引き起こすことがあります。それでも、現在の放射線治療では、がん病巣への的確な照射が可能になり、放射線障害が確実に減少しています。したがって、放射線治療を始める前から、必要以上にその副作用を心配する必要はありません。</p>
<p>しかしながら、放射線治療についての正しい知識を持ち合わせ、治療後に発症する重い副作用を認識しておかなければ、大事な症状を見逃してしまいがちです。定期的な診察で早期発見に努めるとともに、いざというときの対処法を心得ておくことが、放射線治療を受けるうえでの得策だと言えます。<br />
そのような趣旨で連載している27回目は、「放射線治療の主な適応と照射範囲の設定法」として、非小細胞肺がんを取り上げます。ぜひ、副作用対策にも役立てていただきたいと思います。</p>
<p>肺がんに対する放射線治療は種々のガイドラインにおいて、さまざまな場面で推奨されています。たとえば、Ｉ期非小細胞肺がんの定位照射や局所進行非小細胞肺がんの（化学）放射線療法、IV期の肺がんにおける骨転移・脳転移などです。その主な適応と照射範囲の設定法、治療の実際について非小細胞肺がんについて概説します。
</p>
</div>
<h2>局所進行肺がんの化学放射線療法</h2>
<div class="txt">
<p>肺にはさまざまな種類の悪性腫瘍が発生します。その大部分が肺がんです。肺がんは、気管支や肺を被っている上皮細胞から発生します。</p>
<p>また、肺がんは、小細胞肺がんと、今回、取り上げる非小細胞がんに大別されます。肺がん全体の約10～15％が小細胞肺がん、残る85～90％が非小細胞肺がんと言われています。</p>
<p>後者の非小細胞肺がんは、さらに細かく、腺がん、扁平上皮がん、大細胞がんなどの組織型に分類できますが、治療方針が共通しているので、これらをまとめて「非小細胞肺がん」と称しているのです。</p>
<p>非小細胞肺がんに対する放射線治療は、切除が不能もしくは困難な局所進行したケースでは、化学療法が可能な場合、化学療法を併用した放射線治療（化学放射線療法）が行われます。ただし、高齢などで化学療法が禁忌の場合や臓器機能が十分でない場合には放射線治療単独で行われます。</p>
<p>その総線量は、アメリカの臨床試験において、60Ｇｙ群と74Ｇｙ群では、前者が有意に成績良好であるという結果が出ています。したがって、現在のガイドライン上では線量分割は60Ｇｙ／30分割を用いることが標準となっているのです。</p>
<p>肺がんへの放射線治療は、正常肺への線量が問題となるのですが、最近では予後に影響を与える心臓の線量を減らすため、ＮＣＣＮ（National Comprehensive Cancer Network：世界の25の主要がんセンターで構成される団体）のガイドラインではＩＭＲＴ（強度変調放射線療法）を用いることも推奨しています。しかし、日本では一般化されておらず、臨床試験として行うなど、注意深い適用が必須です。</p>
<p>その治療計画ですが、局所進行肺がんの化学放射線療法の治療計画は、ＣＴを用いて３次元的に病変と正常臓器の位置を確認しながら施行します。まず、透視装置もしくは４Ｄ–ＣＴにて病変の呼吸性移動を確認しつつ治療計画用ＣＴを撮像します。そして、その画像を放射線治療計画装置に転送し、診断用に撮られた造影ＣＴおよびＰＥＴ–ＣＴを参考に、肉眼的腫瘍体積（ＧＴＶ＝Gross Tumor Volume）として原発巣と転移リンパ節を描画します。</p>
<p>その際、臨床的に腫瘍進展が疑われる範囲（ＣＴＶ＝Clinical Target Volume）として、原発巣と転移リンパ節に隣接したリンパ節領域を描出し、途中（40Ｇｙ程度）までを照射範囲に含めます。患者さんの状態が悪いとき、臓器機能が十分でないとき、投与線量を増加したりして正常肺などへの線量制約が超過してしまうときなどは省略が許容されます。さらに、５㎜程度の計画標的体積（ＰＴＶ＝Planning target volume）を付加し、治療計画を行います。そして、40Ｇｙからは原発巣ならびに腫大したリンパ節をＣＴＶとして、それにＰＴＶを付加して計画します。治療計画時には腫大したリンパ節の描画も大切ですが、原発巣の部位によるリンパ流の経路の把握も大切です。</p>
<p>対側肺門に病変が及ぶときには、根治的治療の適応外になりますし、悪性胸水貯留時にも適応外であることを心得ておく必要があります。</p>
<p>正常臓器の線量制約ですが、放射線治療計画を行う際、最近では腫瘍ならびに有害事象が問題となる正常臓器の線量体積ヒストグラム（ＤＶＨ＝Dose-volume histogram）を求めます。それから、たとえばＶ20（20Ｇｙ以上照射される正常臓器の割合）という値を求め、その値が定められた値を超えないように計画を最適化していくプロセスを経ます。そして、化学療法併用の場合の正常肺の線量はＶ20が35％を超えないように行うことが奨められています。その際、患者さんの元々の正常肺の体積や合併症（間質性肺炎など）によって線量制約は異なります。</p>
<p>先述のように、最近では、心臓の線量の重要性が叫ばれるようになり、その低減目的に肺がんに対してもＩＭＲＴを用いる傾向にあります。この場合、病変に対する線量の集中性は改善しますし、正常肺の広範な部分に低い線量が照射されることになります。このときにはＶ20だけでなく、Ｖ5も問題となってきます。資料①に典型的な線量分布図とＤＶＨを示します。</p>
</div>
<p><img decoding="async"  class="sp100" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2023/01/27_1.png" border="0" alt="資料①　IMRT（強度変調放射線療法）の線量分布図とDVH"></p>
<p class="quot">資料①　IMRT（強度変調放射線療法）の線量分布図とDVH</p>
<div class="txt">
<p>こうした放射線による治療および治療中・治療後の注意点ですが、非小細胞肺がんへの放射線治療は、最初に前後対向二門で開始し、40Ｇｙ／20分割程度の時点で脊髄を遮蔽する目的で照射方向を斜めにするのが一般的です。また、副作用である肺炎は放射線治療終了時頃より始まり、数カ月間続きます。患者さんの呼吸予備能力や年齢、間質性肺炎の合併、照射範囲などによりますが、健側の肺に肺炎が現れるとしばしば致死的になるので、治療計画時には対側肺への線量と体積を減らすことが要求されます。加えて、技術的には上葉よりは下葉のほうが、縦隔寄りよりも縦隔から離れているほうが、照射範囲が広くなるので治療計画時に慎重さが要求されます。
</p>
</div>
<h2>Ｉ期非小細胞肺がんの定位放射線治療</h2>
<div class="txt">
<p>肺がん診療ガイドラインにも医学的に手術不能なＩ期非小細胞肺がんに対しては、放射線治療が推奨され、最近では体幹部定位照射（ＳＢＲＴ＝Stereotactic Body Radiation TherapyもしくはＳＡＢＲ＝Stereotactic Ablative Body Radiotherapy）という線量を原発巣に集中させ、１回の線量を10Ｇｙ以上に増加し、それを数回投与する方法で、より根治的な治療を目指せるようになりました。</p>
<p>ＳＢＲＴ（日本ではＳＡＢＲよりもＳＢＲＴが用語として用いられる）は以前の放射線治療に比べて、腫瘍に線量が集中する一方で、周囲の正常肺への高線量照射体積を可及的に低減できるので、呼吸機能をほとんど落とさずに、高率に局所の腫瘍を制御することが可能であるというメリットがあります。</p>
<p>一部の臨床報告では、切除可能なＩ期症例について、手術とＳＢＲＴのランダム化比較試験を行ったところ、ＳＢＲＴのほうが手術より成績が上回ったという報告があります。ＮＣＣＮガイドラインでは、この報告をもって直ちにＳＢＲＴを用いるべきということにはならないものの、その低侵襲性から、高齢者や低肺機能の症例や、手術を拒否する症例にはＳＢＲＴを推奨されるべきという推奨を行っています。</p>
<p>その治療計画は、肺がんが呼吸性によって位置が変動するため、最近のＣＴの高精度化に伴い、各呼吸の約10分割された位相(いそう)毎に位置情報を取得し、それを画像化して行います。つまり、呼吸の各位相時の腫瘍の位置をクリアな画像で表現させることが可能となったのです。これを３次元に時間軸を足した４ＤＣＴと呼ぶのですが、肺がんのＳＢＲＴには４ＤＣＴによるＣＴ撮像が望ましいとされています。</p>
<p>この方法は、４ＤＣＴで撮像したＣＴ画像には腫瘍周囲のSpiculaがはっきり確認できるので、その部分を含んでＣＴＶを描画します。それを10位相分描画し、それらの和集合を取り、それを全体のＣＴＶとします。さらに状況によっては２㎜程度のマージンをとり、さらに３～５㎜のＳｅｔ–ｕｐマージンを設定してＰＴＶを作成します。そして、線量制約を満たすように、多方向からＰＴＶに線量が集中するように多門照射を行うのです。この線量分布図は資料②のようになります。</p>
</div>
<p><img decoding="async"  class="sp100" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2023/01/27_2.png" border="0" alt="資料②"></p>
<p class="quot">資料②</p>
<div class="txt">
<p>その際、ＰＴＶのマージンに照射筒に適切なマージン（リーフマージン）をつけます。一般にリーフマージンを狭めたほうがＰＴＶのマージンおよびその外側の線量は低下しますが、中心への線量は増加します。ですから、周囲の正常肺の線量は低下するのです。</p>
<p>Ｉ期非小細胞肺がんの定位放射線治療の治療直前および治療中の観察は、治療前には、一般にＸ線画像を撮って計画時の画像と比較するか、ＣＢＣＴ（Cone beam CT）を撮って治療計画時のＣＴと比較し、位置のずれを計算し、それを補正してから治療に入ります。また、ＥＰＩＤ(Electronic portal imaging device)という装置で治療ビームのＸ線を画像化し、治療中の位置を確認する方法もあります。</p>
<p>治療中、とくに問題となる有害事象はない場合がほとんどです。腫瘍はＣＴ上、治療後１カ月後あたりより縮小を始め、やがて３カ月後あたりから正常肺の肺炎の陰影が高線量域を中心に現れ出し、４～６カ月後に最大化します。その後、緩徐に吸収され、治療後１～２年で固定化します。肺炎の症状は治療後２～６カ月後に起こることが多いとされています。治療計画として、正常肺の20Ｇｙ以上照射される割合Ｖ20を15％以内に抑えることが肝要で、可能であれば10％以内に抑えることが望ましいです。<br />
一方、腫瘍の局所再発は治療後６～24カ月付近で起こることが多く、その後は減るものの、５年後以降にも局所再発することがあります。したがって、治療２年後までは３カ月に１度のＣＴにての経過観察が望ましいです。それ以降は４～６カ月に一度のＣＴでの経過観察で差し支えありません。</p>
<p>放射線治療の技術は今世紀になり、非常なスピードで進歩を遂げています。今後は、より身体に優しい放射線治療が行われるようになっていくことが期待されています。
</p>
</div>
<p><img decoding="async"  class="sp100" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2023/01/karasawa_dr.png" border="0" alt="唐澤 克之（からさわ・かつゆき）
１９５９年東京生まれ。東京大学医学部卒業後。１９８６年スイス国立核物理研究所客員研究員。１９８９年東京大学医学部放射線医学教室助手。１９９３年社会保険中央総合病院放射線科医長。１９９４年東京都立駒込病院放射線科医長となり、２００５年より現職。専門は放射線腫瘍学。特に呼吸器がん、消化器がん、泌尿器がん。日本放射線腫瘍学会理事、日本頭頸部腫瘍学会評議員、日本ハイパーサーミア学会評議員。近著に『がんの放射線治療がよくわかる本』（主婦と生活社）などがある。"></p>
<p class="quot">唐澤 克之（からさわ・かつゆき）<br />
１９５９年東京生まれ。東京大学医学部卒業後。１９８６年スイス国立核物理研究所客員研究員。１９８９年東京大学医学部放射線医学教室助手。１９９３年社会保険中央総合病院放射線科医長。１９９４年東京都立駒込病院放射線科医長となり、２００５年より現職。専門は放射線腫瘍学。特に呼吸器がん、消化器がん、泌尿器がん。日本放射線腫瘍学会理事、日本頭頸部腫瘍学会評議員、日本ハイパーサーミア学会評議員。近著に『がんの放射線治療がよくわかる本』（主婦と生活社）などがある。</p>

</div>
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		<title>「炎の中継ぎ」藤井将雄投手</title>
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		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 05 Apr 2016 07:56:39 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[体験記]]></category>
		<category><![CDATA[肺がん]]></category>
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					<description><![CDATA[コラム 「炎の中継ぎ」藤井将雄投手 フリーライター　奈津野 亜希子さんのコラムです。 （2015年.vol18） 今年もプロ野球は後半戦に入り、高校野球は夏の甲子園が始まろうとしている。今年もきっと多くの涙や感動が生まれ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry column">
<p class="col-tit">コラム</p>
<h1>「炎の中継ぎ」藤井将雄投手</h1>
<p class="writer">フリーライター　奈津野 亜希子さんのコラムです。</p>
</div>
<div class="entry">
<p class="go">（2015年.vol18）</p>
<p>今年もプロ野球は後半戦に入り、高校野球は夏の甲子園が始まろうとしている。今年もきっと多くの涙や感動が生まれる夏になるのだろう。</p>
<p/>
<p>今シーズン、福岡ソフトバンクホークスに工藤公康監督が就任し、その会見で記者から元福岡ダイエーホークスの藤井将雄投手（故人）についての質問があった。工藤監督がホークス復帰で思い出した人も多いであろうその選手について、熱い夏が始まる前に紹介したいと思う。</p>
<p>藤井選手は佐賀県出身で、３人姉弟の長男。若い頃に両親が別居しており、その後は母親が女手ひとつで３人を育てた。そして彼が17歳になる年に父親は病気で他界し、26歳のときには長女の姉をも交通事故で亡くしてしまう。しかし、この年に念願のプロ野球入りを果たし、福岡ダイエーホークスで背番号の15を担うことになった。</p>
<p>入団会見で抱負を聞かれ、藤井選手は「王貞治監督を胴上げする」と答えた。しかし、当時のダイエーは弱小球団、目標達成に程遠い状態だった。そのダイエーを改革しようとしたのが、１９９４年に西武ライオンズから移籍してきた工藤選手で、若手を厳しく指導し孤立しそうになった工藤選手を支え、若手とのパイプ役を務めたのが藤井選手だったそうだ。藤井選手自身は先発で伸び悩み、中継ぎに転向するが、１９９９年に26ホールドを記録し、パシフィック・リーグ最多ホールド記録（当時）を樹立し、最多ホールドを獲得。「炎の中継ぎ」と称され、その年のリーグ優勝で入団会見の目標を達成した。</p>
<p>しかし、この年の夏頃から異変が感じられた。マウンド上で咳き込む姿が見られるようになったのだ。登板過多による疲れではないかと思われたが、日本シリーズ前に検査を行い、「余命３カ月の末期の肺がん」が発覚。本人には知らされなかった。知っていたのは、藤井の家族とフロント上層部、王監督をはじめとする首脳陣の一部、個人後援会、後援会長から病状を知らされた若田部健一などの一部チームメイトなど、身近な人たちだけだったという。</p>
<p>「マウンドに上がるという気持ちがあれば、気力で病気を克服できるかもしれないから」という家族の気持ちを汲み取った球団側は、解雇にはせず、優勝に貢献する活躍をしたとして年俸倍増で契約更改した。２０００年には入退院を繰り返しつつも２軍の練習に参加。驚異的なことに、２軍戦に６試合も登板した。「もっと投げたい」というのが口癖のようになっていたという。しかし、９月にはベッドから起き上がることもできなくなり、福岡ダイエーホークスのリーグ優勝を見届けた後、10月13日に病状は急変し、31歳の若さでこの世を去った。</p>
<p>最後の日記にはこうある。<br />
「プロ野球選手はまわりの人々に夢と希望を与える職業だという人がいます。でも、ボクは逆です。たくさんの人から夢や希望、エネルギーをもらってきました。そのことがうれしかったんです。すばらしい野球人生だったと胸を張れます」</p>
<p>工藤監督は現役当時言っていた、「僕は自分の意志でユニフォームを脱ぐことはしない」と。そして、ボールを投げたくて、野球をやりたくて、それでもできなかった藤井選手に恥じない姿を見せてきた。</p>
<p>会見では、藤井選手にどう報告したいか聞かれ、「勝ちたいという強い気持ちを持った選手だった。一緒に野球ができて、僕自身を変えてくれた。99年の思い出深い優勝の恩をみなさんに返せるようにすると報告したい」と語った。</p>
<p>今シーズンのソフトバンクホークスは交流戦も首位で折り返し、７月現在でリーグ単独首位。日本一に最も近いチームと言っていいだろう。背番号「15」は今でも欠番。この強いソフトバンクホークスの影の立役者のことをまた思い出していただけただろうか。</p>
<h1>フリーライター　奈津野 亜希子さんのコラム</h1>
<ul class="menu">
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<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/experience/post_1996">妊娠中の「がん治療」　二つの命を守りたい【全がん共通】</a></li>
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<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/experience/post_1685">がん検診を人工知能が行う時代になる【全がん共通】</a></li>
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<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/experience/post_1265">「炎の中継ぎ」藤井将雄投手【肺がん】</a></li>
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<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/experience/post_650">乳房切除手術を選んだアンジェリーナ・ジョリー【乳がん】</a></li>
</ul>
</div>
]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>がん闘病に必要な食事と栄養　-13-　体に良しとされる適量の紫外線などによりビタミンＤを取り入れ、がんの縮小を図る&gt;&gt;</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_751</link>
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		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 28 Feb 2016 00:38:22 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[食事と栄養]]></category>
		<category><![CDATA[免疫力改善成分]]></category>
		<category><![CDATA[腺がん]]></category>
		<category><![CDATA[サプリメント]]></category>
		<category><![CDATA[皮膚がん]]></category>
		<category><![CDATA[肺がん]]></category>
		<category><![CDATA[前立腺がん]]></category>
		<category><![CDATA[大腸がん]]></category>
		<category><![CDATA[乳がん]]></category>
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					<description><![CDATA[がん闘病に必要な食事と栄養 第１３回　体に良しとされる適量の紫外線などによりビタミンDを取り入れ、がんの縮小を図る がん闘病に必要な食事と栄養について半田えみ先生（医療法人社団 中成会 半田醫院）に解説いただいた。 適度 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<h3>がん闘病に必要な食事と栄養</h3>
<h1>第１３回　体に良しとされる適量の紫外線などによりビタミンDを取り入れ、がんの縮小を図る</h1>
</div>
<div class="txt">
がん闘病に必要な食事と栄養について半田えみ先生（医療法人社団 中成会 半田醫院）に解説いただいた。
</div>
<div class="entry">
<h2>適度に紫外線を浴びるのは体にとって大切なこと</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">
私達の体で一番大きな臓器の皮膚、そして、皮膚は常に外界にさらされています。皮膚を臓器と言いますと、あまりピンとこないかもしれません。</p>
<p class="area_10">皮膚のトラブルや病気もたくさんあります。皮膚に症状が現れるときは、体の内側の何らかの変化や反応と関連していることがほとんどでしょう。体の中で起こっていることが、すぐに目に見えない状態でも、皮膚に症状が出てきた場合、その人に起こっている状態や病気を判断することができます。</p>
<p class="area_10">皮膚と言えば、今の時代では美白がもてはやされ、特に日本社会では、日焼けは悪の風潮です。オゾン層破壊の問題では、南半球で皮膚がんが増加し極力紫外線を避けて日焼けをしないことがいいとされています。しかし、その反面で欧米社会などでは、日焼けを楽しむ傾向もあります。</p>
<p class="area_10">そして、年間を通して日照時間の少ない地域に住む人々は、日光浴の大切さを知っていて適度に日光浴を楽しんでいる人もいます。以前カナダに滞在していたときに見た光景では、寒い時期が長く、１年を通して外で日光浴をできる期間は短く初夏に訪れたときには、気温が少しでも上昇し太陽が出た日は、上半身裸で芝生に横たわり日光浴を楽しむ人をたくさん見かけました。紫外線を浴びることは、適度であれば必要なことなのです。</p>
<p class="area_10">最近、海外で注目されている体にとって大切な栄養素のビタミンＤは、皮膚が紫外線を浴びることで産生されます。あまりにも紫外線を避けることが言われるために、その反面ではビタミンＤが産生されず体内で不足し体の弊害や病気が出ていることも事実です。もちろん必要以上に過剰になれば、皮膚がんや光老化のような危険性も高まってきますので注意は必要です。</p>
<p class="area_10">さて、ホーチミンで仕事をする中でベトナム人とアメリカ人の皮膚科のドクターにお会いしてお話をすることがありました。彼らのクリニックですが、ベトナム人のドクターもオーストラリアやアメリカなどで勉強してきたドクターがほとんどでした。</p>
<p class="area_10">そして、アメリカ人のドクターなど他国籍のドクター達により診療を行うクリニックです。設備も技術も素晴らしく、何カ国語かでの診察も可能です。</p>
<p class="area_10">ベトナム全体の医療水準は、まだまだ発展途上にあるところが大半ですが、実際に居住している人々は、ベトナム人以外にもかなりの国籍、人種の違う人間が集まっています。皮膚の病気も人種、遺伝、環境などによってさまざまで、そのためそれぞれの患者さんに対応して診察を行っています。</p>
<p class="area_10">彼らとの会話の中で、ごく普通に抱える皮膚トラブルでも違いがあることが興味深かったです。たとえば、ベトナム人はニキビができる人が多いため、そのニキビ跡をきれいにする治療が多く、「日本人はシミで悩み、欧米人はシワトラブルが多い」と話してくれました。アメリカ人のドクターは、皮膚がんの治療や研究にも携わっています。</p>
<p class="area_10">皮膚がんに関しては、日本ではあまり発症頻度が高いがんではありませんが、アメリカやオーストラリアなど世界的な規模で見ていきますとそうではありません。私は、ほとんど日本で皮膚がんの患者さんを診ることがないこと、また、がんの統合医療とりわけ栄養とがんについての関わりや治療に興味があることを話しました。日本では、その治療にも携わってきたことを話し、そのドクターにも興味があるかどうか聞いてみました。</p>
<p class="area_10">すべてのデータが出ているわけではありませんが、皮膚がんにも食習慣の影響もあるし、予防効果のある栄養素もあるとのことです。その中で私が興味を持ったのは、ナイアシン（Ｂ３）が紫外線により誘発される免疫抑制を減らすことに非常に効果があるということです。</p>
<p class="area_10">人間の皮膚においての細胞エネルギー代謝に対するナイアシンの影響、その結果、皮膚に対する紫外線保護効果があるなどです。これらは、まだ結論はこれかららしいのですが、いい結果が出ることを楽しみにしています。
</p>
</div>
<h2>ビタミンＤはがんの栄養療法に欠かせない栄養素</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">
さて、最初に少し触れましたが、日本ではまだあまりビタミンＤの重要性は言われていないように感じますが、海外ではビタミンＤはかなり話題になっている栄養素の１つで、がんの栄養療法にも欠かせない栄養素です。ビタミンＤはステロイドホルモンの一種で、細胞内のあるいは核内の受容体と結合し、特定の遺伝子を活性化することによってその作用を発現させます。</p>
<p class="area_10">最近では、ビタミンＤが細胞分化や免疫機能にも関与することがわかってきました。ビタミンＤは皮膚でつくられ、生合成には紫外線が不可欠です。この生合成には、すべての紫外線が必要ではなく、ＵＶＢ（紫外線Ｂ）だけが必要です。</p>
<p class="area_10">ビタミンＤを活生化するために肝臓と腎臓が関与しています。ビタミンＤは、動物由来のビタミンＤ３（コレカルシフェロール）と植物由来のビタミンＤ２（エルゴカルシフェロール）があります。動物の皮膚で生合成されるビタミンＤは、紫外線を浴びてプレビタミンＤ３に変わります。</p>
<p class="area_10">これは体温によって徐々に変化し、ビタミンＤ３になり血中に放出されます。植物にはプロビタミンＤ２が含まれ、やはり紫外線を浴びることでビタミンＤ２に変化します。</p>
<p class="area_10">皮膚で合成されたビタミンＤ３と食品から接種されたビタミンＤ３は、十二指腸で吸収されリンパ管から静脈血に入り肝臓に運ばれます。肝臓で酵素により25-ＯＨ-Ｄ３（25水酸化コレカルシフェロール）になり血中に分泌されます。25-ＯＨ-Ｄ３は、腎尿細管細胞でさらに最も活性の強い1α、25（ＯＨ）２-Ｄ３に変換されます。</p>
<p class="area_10">ビタミンＤの機能はいろいろありますが、最近注目されている機能、そして特にがんとの関わりのある細胞分化誘導の機能は注目されます。活性型１α-25（ＯＨ）２-Ｄ３は、他のホルモンと同様に全身の細胞にある、細胞の核内のビタミンＤのレセプターに働き、全身の細胞がそれぞれビタミンＤの活性化を行いながら、正常な細胞の分化や異常細胞の細胞死などを誘導します。
</p>
<p class="area_10">それゆえ、ビタミンＤが不足すると、適切に細胞の分化誘導が行われないためにがんの発症やがん細胞の増殖が起こってきます。ビタミンＤは食事からも摂取されますが、体内のビタミンＤの大部分はコレステロールを原料に日光浴をして紫外線を浴びることで合成されているのです。</p>
<p class="area_10">巷では、日に当たることは悪いことのように言われており、そのため体内でのビタミンＤ不足に陥っている人は多いと考えられます。不足しているが故にいろいろながんも含め病気を発症している人もたくさんいるのではないでしょうか。</p>
<p class="area_10">日本では、皮膚がんの発症頻度はオーストラリアなどに比べますと、かなり低い状況です。ですから、皮膚がんを恐れるあまり紫外線を極端に避けることをせず、適度な日光浴はがん予防にもなり、他のビタミンＤ不足による病気の発症の助けにもなることも知って欲しいと思います。</p>
</div>
<h2>ビタミンＤの摂取量と最適な摂取方法素</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">
ビタミンＤのがんにおける栄養療法ですが、私ががん統合医療の外来で勉強させていただいたカナダのドクターのところでも、ビタミンＤはほとんどのがん患者さんの栄養療法に処方されていました。がん治療のベースに入れる栄養素の１つに挙げられていました。</p>
<p class="area_10">そして、ビタミンＤは、50％の代表的ながん（乳がん、大腸がん、肺がん、前立腺がんなど）のサイズを縮小させる、そして、ビタミンＤの体内でのレベルが十分であればすべてのがんの死亡率も減らすことができるとまで言われています。</p>
<p class="area_10">さらに、ビタミンＤを摂ることで60％のがんが予防できるとも言っています。がんを発症している患者さんには、１日あたり４０００ＩＵ（国際単位）ぐらいの量の処方が平均的でした。２０００ＩＵの患者さんもいれば、６０００ＩＵの処方の方もいました。</p>
<p class="area_10">ただし、これはどのがんにおいても誰にでも一律というわけではありませんので、みなさんは、必ず栄養療法をしてくださる主治医とご相談のうえ摂ってください。ビタミンＤを摂取する上で大切なことは、血液検査をしてビタミンＤの濃度を測って個々人の量を決めていくということです。</p>
<p class="area_10">実際そのドクターのところでは、液体のビタミンＤでの摂取が一番いいということでした。１ドロップで約１０００ＩＵ摂れる液体がいいとのことでした。その液体をジュース（以前ご紹介しましたが〈ＶＯＬ．８〉、ニンジン、ビートルート、フィッシュオイルをミックスしたジュース）に滴下して飲むことを勧めていました。ビタミンＣは１日数回に分けて摂る方がいいけれど、ビタミンＤは１日１回でいいとのことでした。</p>
<p class="area_10">海外では、液体のビタミンＤも普通に手に入ります。そのドクターによりますと、最近はビタミンＤを注射で摂ることがよいという話もあり、６年間やってみたけれど液体を上回る効果はなかったとのことでした。液体で摂ることと差はなかったので、液体で摂るほうがいいとおっしゃっていました。</p>
<p class="area_10">ビタミンＤを個々人において摂取する量については先ほど触れましたが、まず最初に、血液で濃度を調べます。ビタミンＤの体内での濃度は、体内で活性化される前の25（ＯＨ）Ｄ３を測定します。活性型１α-25（ＯＨ）２Ｄ３（日本の医療機関では、こちらで測定されていることがほとんどです）の値を測っても体内でのビタミンＤの状態をまったく反映できませんので気をつけてください。</p>
<p class="area_10">ビタミンＤは、１カ月ぐらいかけてゆっくりと血中濃度を維持していきます。そして、３カ月ぐらいで肝臓や脂肪に貯蔵される分ができます。その後、体内での血中濃度が安定してきます。そのドクターの外来では、６カ月に１回ぐらいビタミンＤの血中濃度を測定し、患者さんの量の過不足を調節しているとのことでした。</p>
<p class="area_10">最後に、ビタミンＤも治療レベルになりますとサプリメントでの高用量の補給が必要になってきますが、普段の食生活で過不足を補うには食材からの摂取も大切です。参考までに、ビタミンＤの摂れる食材をお伝えします。</p>
<p class="area_10">たら肝油、1テーブルスプーン：ビ　タミンＤ１３６０ＩＵ(国際単位)</p>
<p class="area_10">イワシの缶詰のオイルを除いたもの：　５００ＩＵ</p>
<p class="area_10">調理したサーモン（１００ｇ）：　　３６０ＩＵ</p>
<p class="area_10">調理したサバ（１００ｇ）：３４５ＩＵ</p>
<p class="area_10">ツナ缶：２００ＩＵ</p>
<p class="area_10">ビタミンＤ強化ミルク（1カップ）：　98ＩＵ</p>
<p class="area_10">卵１個：20ＩＵ</p>
<p class="area_10">調理した牛レバー（１００ｇ）：　　１５４ＩＵ</p>
<p class="area_10">スイスチーズ（約28ｇ）：12ＩＵ</p>
</div>
<h1>半田えみ先生の記事一覧</h1>
<h3>がん闘病に必要な食事と栄養</h3>
<div class="txt">
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_751">第１３回　体に良しとされる適量の紫外線などによりビタミンDを取り入れ、がんの縮小を図る</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_754">第１２回　日本で昔から親しまれている緑茶でがん細胞の発生と成長を抑制する</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_756">第１１回　がん３大治療に並ぶ「栄養療法」　普段の食事と生活習慣を工夫して改善していく</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_760">第１０回　人生を生かすも殺すも食次第　世界中で食の大切さを考え見直されている時代</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_763">第９回　たんぱく質のレシピ「遺伝子」を正常に保つ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_766">第８回　がん細胞の成長を遅らせるハーブとスパイス</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_768">第７回　バンクーバーから日本のがん医療を見る　栄養摂取に最適！果物と野菜とミキサーで作る「生ジュース」</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_770">第６回　バンクーバーから日本のがん医療を見る　オーガニック食材の摂取と解毒ダイエット</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_779">第５回　バンクーバーから日本のがん医療を見る　がんと向き合うドクターと、患者の意識と価値観</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_781">第４回　病気治療の基本は食事と栄養である　乳がん・婦人科系の疾患とがん予防食</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_783">第３回　メンタル的な治療と「栄養」の関係</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_786">第２回　世界レベルで見たがんと食事の関係</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_788">第１回　「油」の問題は欧米社会では国レベルで取り組んでいる</a></li>
</ul>
</div>
<h3>山田邦子のがんとのやさしい付き合い方</h3>
<div class="txt">
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/live_long/post_3419">第７回 そこが知りたい オーソモレキュラー療法に基づいたがん治療</a></li>
</ul>
<p>
</div>
<h1>医療ライター宮西ナオ子の　がんに挑むサプリメント徹底リサーチ</h1>
<div class="txt">
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4896">第8回 プロポリス</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4782">第7回 フコイダン</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4565">第6回 霊芝</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4167">第5回 メシマコブ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3965">第4回 ハナビラタケ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3810">第3回 カバノアナタケ（チャーガ）</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3775">第2回 シイタケ菌糸体</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3592">第1回 アガリクス</a></li>
</ul>
</div>
<h2>食事と栄養に関するニュース</h2>
<div class="txt">
<ul class="archlist">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition">がん闘病に必要な食事と栄養の最新ニュースや記事を掲載しています。</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement">がんと免疫力改善成分（アガリクス、フコイダンなど）のエビデンス比較を掲載しています。</a></li>
</ul>
</div>

</div>
 </div><!--//attentionCategory-->

</ul>
 

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		<item>
		<title>がん闘病に必要な食事と栄養　-12-　日本で昔から親しまれている緑茶でがん細胞の発生と成長を抑制する&gt;&gt;</title>
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		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 28 Feb 2016 00:41:08 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[食事と栄養]]></category>
		<category><![CDATA[免疫力改善成分]]></category>
		<category><![CDATA[アポトーシス]]></category>
		<category><![CDATA[白血病]]></category>
		<category><![CDATA[口腔がん]]></category>
		<category><![CDATA[腺がん]]></category>
		<category><![CDATA[サプリメント]]></category>
		<category><![CDATA[皮膚がん]]></category>
		<category><![CDATA[食道がん]]></category>
		<category><![CDATA[胃がん]]></category>
		<category><![CDATA[肺がん]]></category>
		<category><![CDATA[前立腺がん]]></category>
		<category><![CDATA[大腸がん]]></category>
		<category><![CDATA[乳がん]]></category>
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					<description><![CDATA[がん闘病に必要な食事と栄養 第１２回　日本で昔から親しまれている緑茶でがん細胞の発生と成長を抑制する がん闘病に必要な食事と栄養について半田えみ先生（医療法人社団 中成会 半田醫院）に解説いただいた。 緑茶でがん細胞を抑 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<h3>がん闘病に必要な食事と栄養</h3>
<h1>第１２回　日本で昔から親しまれている緑茶でがん細胞の発生と成長を抑制する</h1>
</div>
<div id="author_exp">
<div class="txt">
がん闘病に必要な食事と栄養について半田えみ先生（医療法人社団 中成会 半田醫院）に解説いただいた。
</div>
</div>
<div class="entry">
<h2>緑茶でがん細胞を抑制</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">
ちょっと一息ティータイム、みなさんは毎日どのようなお茶の種類を何杯くらいお飲みになっていますか。緑茶、ウーロン茶、紅茶、ジャスミン茶、蓮茶、ハーブティー、柿の葉茶、麦茶、ほうじ茶、甜茶、蕎麦茶、黒豆茶などなど。</p>
<p class="area_10">この他にも、たくさんの種類がありますね。その味も相当な種類があり、みなさんそれぞれ好きな味をそのときの気分で選んで飲まれていることでしょう。</p>
<p class="area_10">これらのお茶の成分は、それぞれにいろいろな効能効果があります。最近では、お茶だけでなく食品は、その成分の効能効果も分子レベルまでわかるようになり健康維持、病気予防そして、病気治療にまでその成分が役に立っています。</p>
<p class="area_10">以前は、食品の成分は、３大栄養素（炭水化物、脂質、たんぱく質）、5大栄養素（３大栄養素＋ビタミン＋ミネラル）、７大栄養素（5大栄養素＋水、食物繊維）までが主流でしたが、現在はファイトケミカルという主に植物に含まれる機能性成分も評価されるようになりました。</p>
<p class="area_10">ファイトケミカルは栄養素ではありませんが、人体にとって抗酸化作用、免疫増強作用、がん抑制作用などを持ち健康維持、病気予防、病気治療に大きく関わってきています。</p>
<p class="area_10">今回は、このファイトケミカルのカテキンと言うポリフェノールが多い、私たち日本人にとって一番なじみのある緑茶について書いてみたいと思います。緑茶の成分が体にいいお話はみなさんもいろいろとご存知と思います。</p>
<p class="area_10">特に、がんの患者さんにも緑茶の成分が栄養療法の中に取り入れられています。私たち日本人には、緑茶が治療？　というのはピンとこないかもしれませんね。</p>
<p class="area_10">私たち日本人は、基本的に緑茶は飲むものと認識しています。海外で薬局を見て歩きますと、緑茶のサプリメントをよく目にします。緑茶はお茶として入れて飲む効果とお湯で抽出できない成分を食べることで得られる効果と両方持ち合わせています。</p>
<p class="area_10">まずは、緑茶中の有効成分カテキンです。このカテキンががん患者さんの栄養療法において評価されているのは、がんの発生や成長の抑制メカニズムに効果を発揮できるからです。</p>
<p class="area_10">カテキンのがん抑制メカニズムは、①発がん（遺伝子の突然変異）の抑制、②がん成長促進の抑制、③がん細胞アポトーシス（自滅死）の促進、④がん転移抑制、⑤がん組織での血管新生抑制などです。</p>
<p class="area_10">がんが成長していくときに、がん細胞によって新しい血管が形成されます。血管新生が、すべてのがんの成長に重要な必要条件なので、その新しい血管が形成されるところに対抗してくれる最もパワフルな成分の１つが緑茶のカテキンなのです。</p>
</p>
</div>
<h2>緑茶に含まれるエピガロカテキンガーレート（ＥＧＣＧ）の効能</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">
特に、湿潤気候の地域で栽培された緑茶は、カテキンと呼ばれるポリフェノールが非常にたくさん含まれています。緑茶に含まれるカテキン類の一つにエピガロカテキンガーレート（ＥＧＣＧ）があります。</p>
<p class="area_10">ちなみに紅茶の場合は、つくられる過程で発酵が必要ですので、その間にカテキンは破壊されてしまいます。しかし、緑茶は発酵の過程を経ないので、多量のカテキンがあり、それ故に緑茶は変わらず緑のままなのです。</p>
<p class="area_10">２、３杯の緑茶を飲むだけで、ＥＧＣＧが血中に豊富になると言われています。それは、毛細血管によって体中の隅々まで広がっていきます。それらは、体中のすべての細胞を取り巻き栄養を与えます。</p>
<p class="area_10">ＥＧＣＧは、それぞれの細胞の表面に接着し、その作用は、がん細胞のような異質の細胞は周囲の組織に侵入するための特定のメカニズムがあり、ＥＧＣＧは、侵入が始まるとシグナルを発してレセプターをブロックするのではないかと言われています。</p>
<p class="area_10">そして、先ほども書きましたが、血管新生の形成を妨げ、血管新生がすべてのがんの発達の重要な必要条件であるので、この過程の抑制、ミクロの腫瘍の進行を防ぐためにカテキンは役立ってくれるでしょう。血管新生を抑制することは、腫瘍形成を抑制することも意味し、カテキンは、周囲の組織の通常の機能を危険にさらすことなく、潜在的な状態で効果が発揮されます。</p>
<p class="area_10">緑茶の効果を得ることの鍵は、カテキンを含む割合が最も高い緑茶の種類を選ぶことです。そして、私たちがすぐにでもできる一番いい方法は、毎日緑茶を飲むことです。それによってＥＧＣＧを定期的に摂れ、その血中濃度は、常に前がん細胞を攻撃するのに十分に高い血中濃度を維持できます。</p>
<p class="area_10">また、ＥＧＣＧは、血管新生を命じるレセプターもブロックすることができると言われています。そのため、ＥＧＣＧ分子によってブロックされたレセプターたちは、がん細胞が組織に炎症細胞の因子を侵入させ、腫瘍細胞を成長させるのに必要な新しい血管をつくることには、もはや応答することはできなくなります。</p>
</div>
<h2>緑茶を飲むがん患者に、実際に見られた効果</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">
モントリオールにある分子医学研究所のチームは、いくつかのがん細胞で緑茶から分離されるＥＧＣＧの影響をテストしました。その報告は、彼らは注意深く観察し、白血病、乳がん、前立腺がん、腎がん、そして皮膚がんと口腔がんにおいて緑茶によるがん細胞への影響は、がん細胞の成長がゆっくりになったということです。</p>
<p class="area_10">また、緑茶は体の解毒にも働き、肝臓の機能を活性化し、体からより速くがんの毒素を排除することができます。</p>
<p class="area_10">マウスにおいては、乳がん、肺がん、食道がん、胃がん、大腸がんなどにおいて、化学発がん性物質の抑制効果が見られました。</p>
<p class="area_10">その他の食品からもがん治療に効果のある栄養分子が、アジアの一般的な食事から見つかっており、そういった理由でＥＧＣＧの効果は未ださらに目をひきます。たとえば大豆ですが、ハーバードの栄養と代謝の研究所が示したことは、緑茶と大豆を別々に摂取したときより、一緒に摂取したときさらにがん細胞に対する効果を増すということが見られたとのことです。これは、前立腺がんと乳がんの両者で証明されました。</p>
<p class="area_10">これらのことから、研究者たちは、私たちの研究が示唆するのは、大豆のファイトケミカルと緑茶が一緒になると潜在的な食養生的な効果を発揮し、エストロゲン依存性の乳がんの進行を抑制するのでしょうと話しています。</p>
<p class="area_10">このような研究の結果報告などを聞きますと、私たち日本人は本来毎日緑茶を飲み、大豆そのものやたくさんの大豆製品を食べてきましたから、そのためホルモンに関係するがんは少なかったのでしょう。</p>
<p class="area_10">がんの病気自体は昔からある病気ですが、現代のような高率でがんが発症していなかったはずです。そして、がんの種類も発症割合が変わってきたことも事実です。食事の欧米化だけではなく、緑茶や大豆、大豆製品を摂る頻度も減ってしまったからでしょう。</p>
<p class="area_10">さて、もう１つ別の研究報告があります。日本国内で乳がんを発症し治療した緑茶を飲む方々に、「１日に何杯の緑茶を飲みますか？」と言う質問をしました。
</p>
<p class="area_10">この乳がんの患者さんたちは、他臓器に転移のない方に限りました。</p>
<p class="area_10">この質問に対しての答を２種類のグループに分けました。グループ分けは、毎日１杯飲むグループと３杯飲む２つのグループです。１日１杯の緑茶を飲む人たちより、毎日３杯飲む人たちのほうが再発57％と低かったと言うことを研究者たちは発見しました。</p>
<p class="area_10">また、前立腺がんの男性において、１日５杯の緑茶を飲むことはがんが50％進行がんのステージに進むリスクを減らしたという結果です。</p>
<p class="area_10">これらのことからも、緑茶の効果に注目すべきところはたくさんあります。<br />
世界中には、たとえばワインと同じように、たくさんのお茶があります。産地、品種、発酵程度などの差により、これらの、お茶のフレーバー（味）は、相当な種類があります。ですから、みなさんの好きな新しいフレーバーをいろいろと試してみてください。</p>
</div>
<h2>どのような緑茶を選んで飲めばよいか</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">
緑茶についてもう少し触れてみたいと思います。緑茶と言えば、中国と日本の緑茶が有名ですね。中国と日本の緑茶には多くの異なったところがあり、そして、中国茶、日本茶はそれぞれ異なったいろいろな種類があります。</p>
<p class="area_10">そして、情報によりますと中国緑茶と日本緑茶では、日本の緑茶のほうがカテキン含有量が多いのだそうです。できればカテキンの少しでも多い緑茶を飲んでください。</p>
<p class="area_10">緑茶もティーバックなどで簡単に飲めるものも最近は出回っています。しかしながら、そのティーバックのお茶でこれまで述べてきたような、緑茶の素晴らしい効果を得ることは難しいのです。</p>
<p>ティーバックの中身は、葉を細かくしたもので、収穫されたお茶の残りカスのようなものなのです。お茶の本当の味は、ティーバックだけのクオリティーの低い製品だけを試すことでは、本当の緑茶には出会えないのです。</p>
<p class="area_10">私はお茶の専門家ではありませんが、ぜひ次のことを試してみてください。</p>
<p class="area_10">まずは、基本的なことですが、本物の茶葉を素敵な急須（ティーポット）で入れてください。ステンレス製の茶器は避けてください。お茶を入れるとき、カテキン分子を最大限に抽出するのには、８～10分かけることが良いそうです。</p>
<p class="area_10">入れたお茶は、素敵な湯のみ茶碗（カップ）で飲んでください。がんの予防効果を可能にしていく最適なカテキン量は、毎日３杯のお茶を飲むことです。</p>
<p class="area_10">そして、お茶を飲むときは、家族や友達と一緒に楽しみながら、または１人でリラックスできる時を楽しんでください。</p>
<p class="area_10">最後に、私はがん統合医療の中の栄養を中心に毎回話題にしてきています。毎日の食事はもちろんですが、治療レベルになりますとがんが発生、成長するメカニズムに対し分子レベルの栄養素でそれを抑制していくことです。画像に映ってくる前のミクロのがんも治療する時代になってきました。</p>
<p class="area_10">最近では、Circulating Tumor Cell（CTC）血中循環腫瘍細胞検査をすることで、画像に映し出される前のがんを早期発見できるようになりました。</p>
<p class="area_10">また、さらにこの検査は発見されたがん細胞には、治療するどんな薬や栄養素が効果あるか検査することができます。</p>
<p class="area_10">こういった検査により、単にがんのための栄養療法よりさらに上を行く、たとえば、「○がんのＡさんのためだけの……」というような、真の個人の栄養治療処方箋ができるわけです。</p>
</div>
<h1>半田えみ先生の記事一覧</h1>
<h3>がん闘病に必要な食事と栄養</h3>
<div class="txt">
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<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_781">第４回　病気治療の基本は食事と栄養である　乳がん・婦人科系の疾患とがん予防食</a></li>
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</ul>
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<p>
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