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	<title>子宮がん &#8211; がんの先進医療｜蕗書房</title>
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	<description>「がんの先進医療」では、がん治療の選択肢を広げる科学的な根拠に基づく「情報」を提供していきます。</description>
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		<title>がん治療（標準治療）の基礎知識 治療の流れを理解し、より適切な治療を受けるために 第10回　子宮がん（子宮頸がん・子宮体がん）&#062;&#062;</title>
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		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 10 May 2016 01:51:53 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[標準治療]]></category>
		<category><![CDATA[子宮体がん]]></category>
		<category><![CDATA[扁平上皮がん]]></category>
		<category><![CDATA[子宮頸がん]]></category>
		<category><![CDATA[抗がん剤]]></category>
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		<category><![CDATA[ホルモン療法]]></category>
		<category><![CDATA[子宮がん]]></category>
		<category><![CDATA[化学療法]]></category>
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					<description><![CDATA[がん治療（標準治療）の基礎知識 治療の流れを理解し、より適切な治療を受けるために 第10回　子宮がん（子宮頸がん・子宮体がん） 宇津木久仁子　がん研有明病院婦人科副部長 子宮がん（子宮頸がん・子宮体がん）治療の基礎知識に [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<div id="book_title">
<h1>がん治療（標準治療）の基礎知識<br />
治療の流れを理解し、より適切な治療を受けるために<br />
第10回　子宮がん（子宮頸がん・子宮体がん）</h1>
</div>
<div id="author_exp">
宇津木久仁子　がん研有明病院婦人科副部長</p>
<div class="author">
<img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/05/cervical_cancer_0.gif" border="0" alt="宇津木久仁子　がん研有明病院婦人科副部長 １９５９年、山形県生まれ。がん研有明病院婦人科副部長。リンパ浮腫治療室長。医学博士。１９８３年、山形大学医学部卒業、同大学医学部附属病院に勤務。１９８９年、米国ベイラー医科大学留学。１９９１年、山形大学医学部附属病院を経て、１９９４年より癌研究会附属病院に勤務。週１回の手術、週３回の外来、病棟での抗がん剤治療などを担当している。病棟でのメイクを認め、抗がん剤投与中の患者を対象に「帽子クラブ」を主宰するなど、患者の心情を汲み取る診療で知られる。日本がん治療認定医機構認定医、日本産科婦人科学会専門医、日本婦人科腫瘍学会専門医、日本臨床細胞学会専門医、国際細胞学会細胞病理医。著書に『知って安心 婦人科のがんと治療』（イカロス出版）ほか。" class="sp100">
</div>
<div class="txt">
子宮がん（子宮頸がん・子宮体がん）治療の基礎知識について、がん研有明病院婦人科副部長　宇津木久仁子先生に解説していただきました。</div>
</div>
<div id="contents">
<div class="txt">
<p class="area_10">子宮にできるがんには、子宮頸部に発生する「子宮頸がん」と、子宮体部に発生する「子宮体がん」があります。発生する部位が異なるだけでなく、がん細胞の種類も違いますし、検査法や治療法も異なります。そこで、２つに分けて解説していきます。</p>
</div>
<h2>子宮頸がん</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">●子宮頸がんとは<br />
子宮の腟に近い部分を子宮頸部といいます。この子宮頸部から発生するがんが子宮頸がんです（図１）。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/05/cervical_cancer_1.gif" border="0" alt="図１　子宮頸部と子宮体部がんの発生する場所
[子宮体がん]
子宮の奥にある体部のうちの内膜から発生する
[子宮頸がん]
子宮頸部の上皮（表面の細胞）から発生する" class="sp100"></p>
<p class="area_10">多くはヒトパピローマウイルスの感染が関係して起こります。かつては30歳代後半から40歳代が中心でしたが、最近はこの病気に罹患する年齢が若年化し、20歳代での発症が増えています。</p>
<p class="area_10">●検査<br />
子宮頸部は子宮の腟側に位置するので、検査しやすいのが特徴です。次のような検査が行われます。</p>
<p class="area_10">◆頸部細胞診……子宮頸部の表面をブラシのような器具でこすり、細胞を採取します。細胞を顕微鏡で観察し、異常な細胞がないかどうかを調べます。</p>
<p class="area_10">◆内診・クスコ診……腟側から子宮を観察し、腹部を触って硬さなどを調べます。クスコという器具を使い、子宮口を開いて中を観察するのがクスコ診です。</p>
<p class="area_10">◆組織診……子宮頸部の疑わしい部位の組織を小さく切り取り、顕微鏡で調べます。がん細胞が見つかれば、子宮頸がんの確定診断となります。</p>
<p class="area_10">◆コルポスコピー……コルポスコピーという拡大鏡で子宮頸部を観察します。拡大して見ながら組織を採取することもあります。</p>
<p class="area_10">◆経膣超音波検査……腟に入れた器具から超音波を発信し、周囲を画像化します。</p>
<p class="area_10">◆ＭＲＩ検査……がんの大きさや、周囲への浸潤の程度を調べます。</p>
<p class="area_10">◆ＣＴ検査……リンパ節転移や遠隔転移の有無を調べます。</p>
<p class="area_10">●病期<br />
がんの進行の程度から病期（ステージ）を診断します。</p>
<p class="area_10">◆Ⅰ期……がんが子宮頸部に限局しています。</p>
<p class="area_10">◆Ⅱ期……がんが子宮頸部を越えて広がっていますが、骨盤壁、腟壁の下3分の1には達していません。</p>
<p class="area_10">◆Ⅲ期……がんが骨盤壁や、腟壁の下3分の1に達しています。</p>
<p class="area_10">◆Ⅳ期……小骨盤腔を越えて広がるか、膀胱や直腸の粘膜にも広がっています。</p>
<p class="area_10">病期はさらに細かく分類され（表１、図２）、病期に応じた治療が行われます。</p>
<p></p>
<p class="area_10">図１　子宮頸部と子宮体部がんの発生する場所</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/05/cervical_cancer_2_1.gif" border="0" alt="図２　子宮頸がんの臨床進行期分類
Ⅰ（ⅠA ～ⅠB）期
Ⅱ（ⅡA ～ⅡB）期
Ⅲ（ⅢＡ～ⅢＢ）期" class="sp100"><br />
<br />
<img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/05/cervical_cancer_2_2.gif" border="0" alt="図２　子宮頸がんの臨床進行期分類
ⅣＡ期
ⅣＢ期
※子宮頸部のがんが肺や肝臓などに遠隔転移した状態。放射線治療だけでは不十分なので、抗がん剤治療を先行するのが一般的。出血多量がある場合はすぐに放射線治療を開始
" class="sp100"></p>
</div>
<div class="txt">
<p class="area_10">表１　子宮頸がんの進行期と標準的な治療法<br />
（進行期にかかわらず、高齢者や合併症の多い患者さんには放射線治療を行う）</p>
</div>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tr class="active">
<th class="col-xs-3">進行期</th>
<th class="col-xs-3">進行期の状態</th>
<th class="col-xs-3">標準的な治療法</th>
</tr>
<tr>
<td>上皮内がん</td>
<td>がんが子宮頸部の上皮内にとどまっている状態</td>
<td>円錐切除術、あるいはレーザー蒸散術、あるいは単純子宮全摘術</td>
</tr>
<tr>
<td>ⅠＡ期</td>
<td>がんが上皮の下の膜（基底膜）を破って５㎜以内まで広がる</td>
<td>ⅠＡ１期は円錐切除術あるいは単純子宮全摘術（あるいは準広汎子宮全摘術）、ただし腺がんの場合は骨盤リンパ節郭清術も考慮<br />
ⅠＡ２期は準広汎子宮全摘術＋骨盤リンパ節郭清術</td>
</tr>
<tr>
<td>ⅠＢ期</td>
<td>がんがさらに基底膜から５㎜を越えて広がる</td>
<td rowspan="3">・広汎子宮全摘術＋骨盤リンパ節郭清術＋両側付属器切除術（ⅠＢ期の扁平上皮がんで若い人の<br />
場合、卵巣は残すことが多い）<br />
　あるいは<br />
・ⅠＢ１期とⅡＡ１期は放射線治療<br />
・ⅡＢ期、腫瘍径が４㎝以上のⅠＢ<br />
２期やⅡＡ２期は同時化学放射線療法</td>
</tr>
<tr>
<td>Ⅱ A 期</td>
<td>がんが腟の上３分の２まで広がる</td>
</tr>
<tr>
<td>ⅡＢ期</td>
<td>がんが子宮を支える組織（子宮傍組織）まで広がり骨盤壁には至らない</td>
</tr>
<tr>
<td>ⅢＡ期</td>
<td>がんが腟の下３分の１まで広がる</td>
<td rowspan="2">同時化学放射線療法</td>
</tr>
<tr>
<td>ⅢＢ期</td>
<td>がんが子宮傍組織まで広がり骨盤壁にまで至る</td>
</tr>
<tr>
<td>ⅣＡ期</td>
<td>がんが子宮に隣接した膀胱や直腸まで広がる</td>
<td rowspan="2">化学療法を先行してから放射線治療、あるいは同時化学放射線療法</td>
</tr>
<tr>
<td>ⅣＢ期</td>
<td>がんが肺や肝臓など、子宮から離れている場所に広がる</td>
</tr>
</table>
</div>
<div class="txt">
<p class="area_10">
出所：日本産科婦人科学会編『子宮頸癌取扱い規約第３版』（金原出版）より作成</p>
</div>
<div class="txt">
<p class="area_10">●治療</p>
<p class="area_10">子宮頸がんの治療では、手術、放射線療法、化学放射線療法、化学療法が行われます。病期に応じた適切な治療法が推奨されています（表１）。治療法に選択肢がある場合には、病期の他、年齢、全身状態、妊娠出産の希望の有無、といったことを考慮して選択します。その際に最も重視すべきなのは、がんを治して命を守ることです。</p>
</div>
<h2>治療①手術</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">
子宮頸がんの治療では、次のような手術が行われます。</p>
<p class="area_10">◆子宮頸部円錐切除術……子宮頸部を円錐状に切除します（図３）。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/05/cervical_cancer_3.gif" border="0" alt="図３　子宮頸がん円錐切除術　宇津木久仁子著『知って安心 婦人科のがんと治療』（イカロス出版）を参考に編集部にて作図
高周波電気メス（LEEP）やレーザーを使用して、子宮口のみを円錐型にくり貫く。
これにより子宮を温存することができ、約６週間で、元の子宮頸部の形に戻る。" class="sp100"></p>
<p class="area_10">
◆単純子宮全摘出術……子宮だけを摘出する手術です。</p>
<p class="area_10">
◆準広汎子宮全摘出術……単純子宮全摘出術と広汎子宮全摘出術の中間的な手術です。子宮を支える組織の一部や腟壁の一部も切除します。</p>
<p class="area_10">
◆広汎子宮全摘出術……子宮、腟壁の一部、子宮を支える組織など広い範囲を切除し、骨盤内リンパ節を郭清します。</p>
<p class="area_10">手術後に妊娠出産が可能なのは、子宮頸部円錐切除術の場合です。子宮を切除する手術を行えば、妊にんようせい孕性（妊娠出産の可能性）は失われます。ただ、比較的初期のⅠＢ１期で、がんが小さい場合には、広汎子宮頸部摘出術という子宮を残す手術が可能な場合があります。子宮頸部を広汎に切除し、腟と子宮体部を縫合します。ただし、この治療を選択する場合には、リスクを十分に理解する必要があります。</p>
</div>
<h2>治療②手術以外の治療</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">
手術以外の治療としては、放射線療法、化学放射線療法、化学療法があります。</p>
<p class="area_10">
◆ⅠＢ1期とⅡＡ１期……手術のほかに放射線療法が行われることがあります。手術でも放射線療法でも治療成績は同じです。</p>
<p class="area_10">
◆◆ⅠＢ2期とⅡＡ2期……手術か化学放射線療法が行われます。放射線療法に化学療法を併用すると、抗がん剤によって放射線の感受性が向上します。<br />
いずれの場合も、再発のリスクが高ければ手術後に補助化学療法が行われます。</p>
<p class="area_10">
◆ⅢＡ期とⅢＢ期……手術は行われません。放射線療法単独より、化学放射線療法のほうが効果的です。</p>
<p class="area_10">
◆Ⅳ期……化学療法が行われます。<br />
化学放射線療法や化学療法で使える抗がん剤の種類は多いのですが、代表的なのは次のような併用療法です。扁平上皮がんの場合と腺がんの場合で使い分けます。</p>
<p class="area_10">
◆扁平上皮がん……「イリノテカン＋ネダプラチン併用療法」や「パクリタキセル＋シスプラチン併用療法」などが行われます。</p>
<p class="area_10">
◆腺がん……「ドセタキセル＋カルボプラチン併用療法」などが行われます。</p>
<p class="area_10">
Ⅳ期の治療では、1次治療としてこれらの併用療法が行われ、それでも進行した場合には、他の抗がん剤が使用されます。</p>
</div>
<h2>子宮体がん</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">●子宮体がんとは子宮体がんは、子宮の奥の子宮体部から発生するがんで（図１）、50〜60歳代の閉経後の女性に多いのが特徴です。月経で子宮内膜が毎月剥がれ落ちていると、そこにがん細胞が増殖しにくいのです。したがって、若くても月経不順などがあれば、リスクが高くなります。</p>
<p class="area_10">子宮頸がんのように検診は普及していません。子宮体部から細胞を採取するのは痛みを伴うためです。50歳以上で1年以内に不正出血があった人は、細胞診を自治体の検診などでも受けることができます。</p>
<p class="area_10">●検査</p>
<p class="area_10">◆内膜細胞診……子宮内膜の細胞を採取し、顕微鏡でがん細胞の有無を調べます。痛みがあります。</p>
<p class="area_10">◆内診……腟側から子宮を観察し、腹部を触って硬さなどを調べます。</p>
<p class="area_10">◆組織診……子宮体部の疑わしい部位から内膜の組織を採取し、それを顕微鏡で調べます。この検査でがん細胞が見つかれば、子宮体がんの確定診断となります。</p>
<p class="area_10">◆経膣超音波検査……腟に入れた器具から超音波を発信し、周囲を画像化します。がんが周囲にどの程度広がっているかがわかります。</p>
<p class="area_10">◆ＭＲＩ検査……がんの大きさや、周囲への浸潤の程度を調べます。</p>
<p class="area_10">◆ＣＴ検査……リンパ節転移や遠隔転移の有無を調べます。</p>
<p class="area_10">●病期</p>
<p class="area_10">◆Ⅰ期……がんが子宮体部に限局しています。</p>
<p class="area_10">◆Ⅱ期……がんが子宮頸部に浸潤しています。</p>
<p class="area_10">◆Ⅲ期……がんが子宮外に広がっていますが、骨盤を越えて外には広がっていません。</p>
<p class="area_10">◆Ⅳ期……がんが骨盤を越えて広がるか、膀胱や腸の粘膜に浸潤しているか、遠隔転移があります。病期はさらに細かく分類され（表２）、病期に応じた治療が行われます。</p>
</div>
<div class="txt">
<p class="area_10">
表2　子宮体がんの進行期と標準的な治療法<br />
（高齢者や合併症の多い患者さんには放射線治療を行うことがある）</p>
</div>
<div class="table4">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tr class="active">
<th class="col-xs-3">進行期</th>
<th class="col-xs-3">進行期の状態</th>
<th class="col-xs-3">標準的な治療法</th>
</tr>
<tr>
<td>子宮内膜異型増殖症</td>
<td>前がん状態である子宮内膜増殖症に細胞の異型を伴ったもの</td>
<td>単純子宮全摘術（どうしても子宮を温存したい人はプロゲステロン療法）</td>
</tr>
<tr>
<td>ⅠＡ期</td>
<td>がんが子宮の内膜から筋層２分の１未満</td>
<td>・内膜限局の場合は単純子宮全摘術（あるいは準広汎子宮全摘術）＋両側付属器切除術<br />
・筋層２分の１未満では症例により骨盤リンパ節郭清術を考慮</td>
</tr>
<tr>
<td>ⅠＢ期</td>
<td>がんが子宮の筋層の２分の１を越えて広がっている</td>
<td>単純子宮全摘術（あるいは準広汎子宮全摘術）＋両側付属器切除術＋骨盤リンパ節郭清術（傍大動脈リンパ節郭清術は腫瘍の大きさやグレードなどにより考慮）</td>
</tr>
<tr>
<td>Ⅱ期</td>
<td>がんが子宮頸部の間質に広がっている</td>
<td>広汎子宮全摘術（あるいは準広汎子宮全摘術）＋両側付属器切除術＋骨盤リンパ節郭清術（傍大動脈リンパ節郭清術は腫瘍の大きさやグレードなどにより考慮）</td>
</tr>
<tr>
<td>ⅢＡ期</td>
<td>がんが子宮の外側の膜や、卵巣、卵管に及ぶ</td>
<td rowspan="3">単純子宮全摘術（あるいは準広汎子宮全摘術）＋両側付属器切除術＋骨盤リンパ節郭清術＋傍大動脈リンパ節郭清術、術前あるいは術後に化学療法</td>
</tr>
<tr>
<td>ⅢＢ期</td>
<td>がんが腟や子宮傍組織に広がる</td>
</tr>
<tr>
<td>ⅢＣ期</td>
<td>がんがリンパ節に転移している</td>
</tr>
<tr>
<td>ⅣＡ期</td>
<td>がんが膀胱や直腸に広がっている</td>
<td rowspan="2">まず化学療法を行い、その効果や症状により次の治療（手術や放射線治療）を決定</td>
</tr>
<tr>
<td>ⅣＢ期</td>
<td>がんが小骨盤外、肝臓や肺などの離れた場所、鼠径リンパ節に転移している</td>
</tr>
</table>
</div>
<div class="txt">
<p class="area_10">●治療</p>
<p class="area_10">
子宮体がんの治療では、手術、化学療法、ホルモン療法が行われています。病期に応じた適切な治療が推奨されています（表２、図４）。</p>
<p></p>
<p class="area_10">図4　子宮体がんの進行期分類</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/05/cervical_cancer_4_1.gif" border="0" alt="図4　子宮体がんの進行期分類
[ⅠＡ期]
がんが子宮の内膜か、あるいは筋肉の半分の深さまでに留まるもの。手術で子宮と両側の付属器（卵巣と卵管）を摘出。骨盤リンパ節の郭清（切除）は症例により考慮

[ⅠＢ期]
がんが筋肉の外側半分の深さにまで広がるもの。子宮と両側付属器の摘出、骨盤リンパ節郭清を行う。傍大動脈リンパ節郭清については症例ごとに検討

[Ⅱ期]
がんが子宮体部から子宮頸部まで広がった状態。子宮と両側付属器の摘出、骨盤リンパ節郭清を行う。傍大動脈リンパ節郭清については症例ごとに検討

[ⅢＡ期]
子宮体部のがんが子宮の外側表面の膜まで達するか、子宮を越えて卵巣や卵管まで浸潤している状態。子宮と両側付属器の摘出、骨盤リンパ節・傍大動脈リンパ節郭清が必要。術後の抗がん剤治療が必須だが、術前に抗がん剤治療を行うこともある
" class="sp100"><br />
<br />
<img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/05/cervical_cancer_4_2.gif" border="0" alt="図4　子宮体がんの進行期分類
[ⅢＢ期]
子宮体部のがんが腟や子宮を支える周囲の組織（子宮傍組織）まで広がったもの。手術でがんがとれる状態なら手術するが、無理であれば、まず抗がん剤治療を行う

[ⅢＣ期]
子宮体部のがんがリンパ節に転移したもの。子宮と両側付属器の摘出、骨盤リンパ節・傍大動脈リンパ節郭清を行う。術前あるいは術後に抗がん剤治療をする

[ⅣＡ期]
子宮体部のがんが隣接する膀胱や直腸まで広がったもの。まず抗がん剤を投与してから、その後の治療方針を決定する

[ⅣＢ期]
子宮体部のがんが肺や肝臓、上腹部、鼠径リンパ節に転移したもの。まず抗がん剤を投与してから、その後の治療方針を決定する" class="sp100"></p>
</div>
<h2>治療①手術</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">
子宮体がんの治療では、次のような手術が行われます。</p>
<p class="area_10">
◆単純子宮全摘出術＋両側付属器切除術……子宮に加え、卵巣と卵管を切除します。</p>
<p class="area_10">
◆準広汎子宮全摘出術＋両側付属器切除術……子宮、子宮を支える組織の一部、腟壁の一部を切除するのが準広汎子宮全摘出術で、それに卵巣と卵管の切除を加えます。</p>
<p class="area_10">
◆広汎子宮全摘出術＋両側付属器切除術……子宮、子宮を支える組織、腟壁の一部、卵巣、卵管など広い範囲を切除し、骨盤内リンパ節を郭清します。</p>
<p class="area_10">
子宮体がんの単純子宮全摘出術（あるいは準広汎子宮全摘出術）＋両側付属器切除術では、腹腔鏡下手術にも保険が適用されるようになり、徐々に普及しつつあります。腹腔鏡下手術は傷が小さいため、出血が少なく、手術後の回復が早いのが長所です。ただ、体内で切除する範囲は開腹手術の場合と同じなので、リンパ浮腫などの合併症が減るわけではありません。</p>
</div>
<h2>治療②手術以外の治療</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">
手術以外の治療としては、化学療法、ホルモン療法があります。</p>
<p class="area_10">
がんが進行して手術の対象とならない場合、主に化学療法が行われます。使用されるのは、「ドセタキセル＋シスプラチン併用療法」「アドリアマイシン＋シスプラチン併用療法」「パクリタキセル＋カルボプラチン併用療法」などです。</p>
<p class="area_10">
手術が行われた場合でも、再発リスクが高い場合には、術後の補助化学療法が行われます。</p>
<p class="area_10">
子宮体がんの治療では、次のようなホルモン療法が行われることがあります。</p>
<p class="area_10">
◆子宮を残す治療……対象となるのは、ⅠＡ期の中でもがんが子宮内膜に限局する場合か、子宮内膜異形増殖症という前がん状態の場合です。患者さんが妊娠出産を強く希望する場合に、治療が検討されます。黄体ホルモン剤とバイアスピリン（血栓を防ぐのが目的）を6カ月ほど服用し、細胞診と組織診を毎月行い、3カ月ごとに子宮内膜の全面掻そ う把は を行います。これでがんが消えれば治療は終了です。消えない場合には子宮を摘出する手術が必要になります。治療中にがんが進行してしまうこともあるので、リスクをよく理解したうえで選択すべき治療法です。</p>
<p class="area_10">
◆再発した場合の治療……手術後に再発し、いろいろな抗がん剤が効きにくい場合、手術で切除したがん組織のホルモン受容体を調べます。それが陽性であれば、ホルモン療法が効く可能性があります。</p>
</div>
<div class="entry">
<h2>子宮がんの治療について</h2>
<ul class="archlist">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/uterine-cancer/cancer_1822" class="fade">1.子宮がんとは</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/uterine-cancer/cancer_1818" class="fade">2.子宮がんの治療について</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/uterine-cancer/cancer_1808" class="fade">3.子宮がんに関する記事一覧／先進医療／医療機関情報</a></li>
</ul>
</div>
</div>
</div>
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			</item>
		<item>
		<title>子宮がん下部記事</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/cancerposts/uterine-cancer_arch</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 24 Aug 2016 23:01:23 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[子宮がん]]></category>
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					<description><![CDATA[]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>がんの放射線治療の副作用とその対策　第21回 ～がん種別の最新の放射線治療と副作用　その⑩ 子宮がん～</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_1722</link>
					<comments>https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_1722#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 10 May 2016 05:31:08 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[副作用対策]]></category>
		<category><![CDATA[副作用]]></category>
		<category><![CDATA[子宮がん]]></category>
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					<description><![CDATA[第21回　がんの放射線治療の副作用とその対策 ～がん種別の最新の放射線治療と副作用　その⑩ 子宮がん～ 唐澤 克之　都立駒込病院放射線科部長 放射線が持ち合わせる電離作用を駆使して悪性腫瘍を制御する放射線治療は、同時に正 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<div id="book_title">
<h1>第21回　がんの放射線治療の副作用とその対策<br />
～がん種別の最新の放射線治療と副作用　その⑩ 子宮がん～</h1>
</div>
<div id="author_exp">
<div class="txt">唐澤 克之　都立駒込病院放射線科部長</div>
</div>
<div class="txt">
<p>放射線が持ち合わせる電離作用を駆使して悪性腫瘍を制御する放射線治療は、同時に正常細胞にもダメージを与え、さまざまな有害反応（副作用）を引き起こすことがあります。それでも、現在の放射線治療では、がん病巣への的確な照射が可能になり、放射線障害が確実に減少しています。したがって、放射線治療を始める前から、必要以上にその副作用を心配する必要はありません。</p>
<p>しかしながら、放射線治療についての正しい知識を持ち合わせ、治療後に発症する重い副作用を認識しておかなければ、大事な症状を見逃してしまいがちです。定期的な診察で早期発見に努めるとともに、いざというときの対処法を心得ておくことが、放射線治療を受けるうえでの得策だと言えます。</p>
<p>そのような趣旨で連載している21回目は、「がん種別の放射線治療と副作用」として、子宮がんを取り上げます。ぜひ、副作用対策にも役立てていただきたいと思います
</p>
</div>
<h2>子宮頸がんへの放射線治療は手術と同等の効果がある</h2>
<div class="txt">
<p>今回、着目する子宮がんには、子宮の入り口にできる子宮頸がんと、子宮の奥にできる子宮体がんがあります。それぞれ性質が異なるため、治療法も違います。</p>
<p>子宮頸がんは、病期を問わず放射線治療と手術のどちらも行われます。それに対し、子宮体がんは、手術不可能な場合や術後に放射線治療が行われます。ですので、本稿では、子宮頸がんと子宮体がんに分けて、説明いたします。</p>
<p>子宮頸がんの治療には、手術、放射線治療、化学療法があります。そのなかで、放射線治療が有効なのは、がんの性質や状態などにより手術ができない場合です。ただし、手術が可能でも放射線治療が有効なケースがあります。また、放射線治療を化学療法と組み合わせると高い効果が得られる場合もあります。</p>
<p>子宮頸がんへの放射線治療の効果は高く、手術と同じ治療効果があります。Ⅰ～ⅣＡ期までのすべての病期が放射線治療単独の根治的照射の対象となりますが、日本ではⅠ～Ⅱ期は手術、Ⅲ～Ⅳ期は放射線治療を行うのが一般的です。</p>
<p>根治的照射のほかに、手術後に、細胞レベルで残存している可能性のあるがんを根絶する目的で、予防的照射が行われることもあります。術後照射の場合には腔内照射を併用しない場合が多く、骨盤照射によって、小腸などの腸管へ照射される体積が無視できないため、強度変調放射線治療といって、高い線量が照射される範囲から腸管が含まれる部分を大きく減らし、腸管の有害事象を減らす放射線治療を行っている施設もあります。写真１・２に従来の放射線治療による線量分布と強度変調放射線治療による線量分布の比較を示します。
</p>
</div>
<p><img decoding="async"  class="sp100" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2023/01/17_1.png" border="0" alt="写真1　子宮頸がんー従来の放射線治療"></p>
<p class="quot">写真1　子宮頸がんー従来の放射線治療</p>
<p><img decoding="async"  class="sp100" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2023/01/17_1.png" border="0" alt="写真２　子宮頸がんー強度変調放射線治療"></p>
<p class="quot">写真２　子宮頸がんー強度変調放射線治療</p>
<h2>晩期の副作用には腸管の狭窄や癒着、腸閉塞、潰瘍などがある</h2>
<div class="txt">
<p>子宮頸がんに対する根治目的とした放射線治療では、外部照射と腔内照射の併用が基本です。その実際の照射は、骨盤内リンパ節と子宮傍組織に浸潤したがんを対象として、骨盤部に外部照射を行います。外部照射は、直交四門照射が基本ですが、前後対向二門照射が行われることもあります。</p>
<p>全骨盤照射は、１日約２Ｇｙで週５回行い、総線量20～40Ｇｙで中央遮蔽に切り替えます。中央遮蔽で１日約２Ｇｙ、週５回、総線量約50Ｇｙにします。</p>
<p>術後照射の場合、１日１回１・８Ｇｙで25回（総線量50・４Ｇｙ）、または１回２Ｇｙで25回照射（総線量50Ｇｙ）するのが標準的です。</p>
<p>腔内照射を併用する場合には、骨盤部への外部照射の途中から腔内照射に切り替えます。腔内照射は、必要に応じて高線量率照射と低線量率照射が使い分けられます。その際、照射する総線量は、低線量率照射のほうが多くなります。</p>
<p>腔内照射を行うときは、腟内にガーゼをたくさん入れて直腸への線量を下げるための注力がなされます。</p>
<p>外部照射と腔内照射を合わせた総線量は病期によって異なりますが、早期のがんほど腔内照射の比率が高くなります。そして、腔内照射の占める割合によっては、腔中央に幅３～４㎝の遮蔽板を入れ、直腸や膀胱への影響を防ぐことがあります。</p>
<p>また、がんの状態によっては、骨盤部への外部照射が終わった後、腹部リンパ節にも外部照射を行うことがあります。</p>
<p>なお、治療開始に先立ち、正確に治療を再現できるように位置決め作業（シミュレーション）を行い、その１～２日後から治療を開始します。</p>
<p>進行しているがんの場合は、シスプラチンを中心とした抗がん剤との併用が一般的です。</p>
<p>子宮頸がんの５年生存率は、Ⅰ期では80～90％、Ⅱ期では60～80％、Ⅲ期では40～60％、ⅣＡ期では10～40％です。</p>
<p>主な副作用としては、治療の早い段階で見られるものに腸炎（下痢・血便）や照射部位の皮膚炎、放射線宿酔、頻尿、排尿時痛などが挙げられます。抗がん剤を併用して治療する場合などには、骨髄の障害により、白血球・血小板の減少、貧血などが起きることがあります。</p>
<p>これらの多くは軽症で、内服薬や外用薬を用いて経過を観察します。そして、治療終了後には軽快することがほとんどです。</p>
<p>晩期の副作用には、腸管の狭窄や癒着、腸閉塞、潰瘍などがあります。
</p>
</div>
<h2>子宮体がんの根治的放射線治療は年齢、合併症などにより手術が不能もしくは困難な場合に行われる</h2>
<div class="txt">
<p>子宮体がんの治療は手術による切除が中心となります。というのは、子宮体がんの約85％が切除可能な早期の状態で見つかっていることがその理由の一つです。しかし、子宮体がんは、腺がんのなかでは放射線感受性が良好ながん種です。</p>
<p>子宮体がんに対する放射線治療は、肥満や糖尿病、脳血管疾患などの合併症によって手術ができないか困難な場合に、病期に拘らず行われることがあります。その際は外照射と腔内照射の併用もしくは各々の単独治療として行われます。</p>
<p>術後照射は、手術後の再発を防ぐために、術後照射を行うことがあります。とくに、病期や浸潤範囲、子宮の大きさなどから見て、再発の危険性が高いと思われる場合によく行われます。</p>
<p>子宮体がんに対する放射線治療の実際として、腔内照射は、早期の根治治療のほか、がんの部位によっては、術後照射でも外部照射と併用されることがあります。</p>
<p>腔内照射では、子宮腔内に複数の線源を挿入します。その際、事前に子宮内腔のがん組織を可能な限り掻き出し、子宮筋層の厚みを一様にして空間を確保するようにします。</p>
<p>一般に、線源は２～４本挿入されますが、子宮の大きさによっては、それよりも少なくなることがあります。最近では、アプリケータなど、腔内照射の技術開発が進み、より高い治療効果が期待されています。</p>
<p>腔内照射を併用する場合、外部照射は進行して子宮の外に広がった場合の根治的照射や、術後に行われます。根治的照射の場合、まず全骨盤照射を行った後、幅３～４㎝の中央遮蔽を使った照射に切り替えます。</p>
<p>全骨盤照射は、１日約２Ｇｙで週５回行い、総線量20～40Ｇｙで中央遮蔽に切り替えます。中央遮蔽で１日約２Ｇｙ、週５回、総線量約50Ｇｙにします。</p>
<p>術後照射の場合、１日１回１・８Ｇｙで25～28回　（総線量45～50・４Ｇｙ）、または１回２Ｇｙで25回照射（総線量50Ｇｙ）するのが標準的です。また術後照射に強度変調放射線治療を用いる場合もあります。
</p>
</div>
<h2>晩期の副作用には、大腸・直腸の狭窄や癒着、潰瘍、皮膚の荒れ、むくみ、頻尿、血尿などがある</h2>
<div class="txt">
<p>治療成績で言えば、根治的照射の症例は多くありませんが、Ⅰ期で75～１００％、Ⅱ期で30～１００％と早期の場合は良好です。一方、術後照射では、Ⅰ期で65～80％、Ⅱ期で50～70％、Ⅲ期でも50％に達しています。</p>
<p>ちなみに、子宮体がんの病期は、次のようになっています。</p>
<ul>
<li>Ⅰ期：がんが子宮体部に限局していて、子宮頸部やその他の部位に認められない。</li>
<li>Ⅱ期：がんが子宮体部を越えて子宮頸部に広がっているが、子宮の外に出ていない。</li>
<li>Ⅲ期：がんが子宮外に広がっているが、骨盤外には広がっていない。または、骨盤内あるいは大動脈周囲のリンパ節に転移がある。</li>
<li>Ⅳ期：がんが骨盤を越えて他の部位へ広がるか、または膀胱、あるいは腸の内腔を侵すもの。</li>
</ul>
<p>子宮体がんへの放射線治療の主な副作用としては、急性期には、腸炎や放射線宿酔、皮膚炎、泌尿器系障害、白血球・血小板減少などの骨髄抑制などが現れます。急性期の副作用の多くは軽症で、その大部分が治療終了後に軽快します。</p>
<p>晩期には、大腸・直腸の狭窄や癒着、潰瘍、皮膚の荒れ、むくみ、頻尿、血尿などが起きることがあります。
</p>
</div>
<p><img decoding="async"  class="sp100" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2023/01/karasawa_dr.png" border="0" alt="唐澤 克之（からさわ・かつゆき）
１９５９年東京生まれ。東京大学医学部卒業後。１９８６年スイス国立核物理研究所客員研究員。１９８９年東京大学医学部放射線医学教室助手。１９９３年社会保険中央総合病院放射線科医長。１９９４年東京都立駒込病院放射線科医長となり、２００５年より現職。専門は放射線腫瘍学。特に呼吸器がん、消化器がん、泌尿器がん。日本放射線腫瘍学会理事、日本頭頸部腫瘍学会評議員、日本ハイパーサーミア学会評議員。近著に『がんの放射線治療がよくわかる本』（主婦と生活社）などがある。"></p>
<p class="quot">唐澤 克之（からさわ・かつゆき）<br />
１９５９年東京生まれ。東京大学医学部卒業後。１９８６年スイス国立核物理研究所客員研究員。１９８９年東京大学医学部放射線医学教室助手。１９９３年社会保険中央総合病院放射線科医長。１９９４年東京都立駒込病院放射線科医長となり、２００５年より現職。専門は放射線腫瘍学。特に呼吸器がん、消化器がん、泌尿器がん。日本放射線腫瘍学会理事、日本頭頸部腫瘍学会評議員、日本ハイパーサーミア学会評議員。近著に『がんの放射線治療がよくわかる本』（主婦と生活社）などがある。</p>
<h3>本記事の関連リンク</h3>
<h1 id="mg_list">唐澤 克之先生のがんの放射線治療の副作用とその対策</h1>
<ul class="menu">
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<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_4861">第40回　肺がんの有害事象の軽減に寄与するＩＭＲＴ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_4792">第39回　頭頸部がんにおけるＩＭＲＴ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_4582">第38回　主な適応と照射範囲の設定法　その⑫ 頭頸部がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_4263">第37回　主な適応と照射範囲の設定法　その⑪ 肺がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_3977">第36回　主な適応と照射範囲の設定法　その⑩ 前立腺がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_3805">第35回　主な適応と照射範囲の設定法　その⑨ 白血病の全身照射</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_3597">第34回　主な適応と照射範囲の設定法　その⑧ 転移のある甲状腺がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_3439">第33回　主な適応と照射範囲の設定法　その⑦ 膵がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_3388">第32回　主な適応と照射範囲の設定法　その⑥ 転移性甲状腺がん</a></li>
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<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_6114">第28回　主な適応と照射範囲の設定法　その③ 甲状腺がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_6110">第28回　主な適応と照射範囲の設定法　その② 肛門扁平上皮がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_2721">第27回　主な適応と照射範囲の設定法　その① 非小細胞肺がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_2588">第26回　がん種別の最新の放射線治療と副作用 その⑮ 骨・軟部腫瘍、転移性骨腫瘍、転移性脳腫瘍</a></li>
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<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_1722">第21回　がん種別の最新の放射線治療と副作用 その⑩ 子宮がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_1480">第20回　がん種別の最新の放射線治療と副作用 その⑨ 前立腺がん</a></li>
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<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_313">第10回　手術・化学療法にはない放射線治療のメリット</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_315">第9回　放射線治療の進め方</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_317">第8回　放射線治療を安心して受けるために・その②</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_319">第7回　放射線治療を安心して受けるために</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_322">第6回　上腹部・骨・関節・筋肉照射による副作用」への対処法</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_336">第1回　がんの放射線治療の副作用とその対策</a></li>
</ul>

</div>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>がん闘病に必要な食事と栄養　-4-　病気治療の基本は食事と栄養である　乳がん・婦人科系の疾患とがん予防&gt;&gt;</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_781</link>
					<comments>https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_781#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 28 Feb 2016 01:07:28 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[食事と栄養]]></category>
		<category><![CDATA[免疫力改善成分]]></category>
		<category><![CDATA[サプリメント]]></category>
		<category><![CDATA[卵巣がん]]></category>
		<category><![CDATA[子宮がん]]></category>
		<category><![CDATA[乳がん]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://gan-senshiniryo.jp/wordpress/?p=781</guid>

					<description><![CDATA[がん闘病に必要な食事と栄養 第４回　病気治療の基本は食事と栄養である　乳がん・婦人科系の疾患とがん予防食 がん闘病に必要な食事と栄養について半田えみ先生（医療法人社団 中成会 半田醫院）に解説いただいた。 乳がんは食事や [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<h3>がん闘病に必要な食事と栄養</h3>
<h1>第４回　病気治療の基本は食事と栄養である　乳がん・婦人科系の疾患とがん予防食<br />
</h1>
</div>
<div id="author_exp">
<div class="txt">
がん闘病に必要な食事と栄養について半田えみ先生（医療法人社団 中成会 半田醫院）に解説いただいた。
</div>
</div>
<div class="entry">
<h2>乳がんは食事や汚染物質など環境上の危険因子が80％、遺伝的要素が20％</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">
皆さんは〝食〟への興味はどのくらい持っていらっしゃるのでしょうか。私は、食べることも料理を作ることも大好きですので〝食〟への興味は大変大きなものです。</p>
<p class="area_10">日々の診察のなかで患者さんを診ていますと、その体調の悪さは一目瞭然で、普段の食生活が起因していることが多々あります。「普段の食事はどのような物を食べていますか」と尋ねますと、「何を食べているかということより、食べることに興味がありません」「食べることを忘れていました」などとお答えになる患者さんもいらっしゃいます。</p>
<p class="area_10">私は、心の中で「信じられない！」と叫んでいました。</p>
<p class="area_10">また、子供のアレルギーがひどく、根本的に栄養療法で治したいと来院された親子もいました。普段の食生活は糖質だらけのおやつを買って与えているようで、スナック菓子、クリーム砂糖たっぷりのケーキ、カップラーメンなどが中心です。この小学生の女の子はすでに肥満でありますし、早い初潮を迎えることになるでしょう。</p>
<p class="area_10">この先この子の人生においては、肥満と早い初潮は乳がんのリスクになり、アレルギーだけの問題ではないわけです。アレルギーの大きな原因の１つは糖質過剰の食生活です。まず糖質を制限していくだけでかなりアレルギーは改善されることを母親に話したところ、「では、どのようなお菓子を買って食べさせたらよいのですか」と……。</p>
<p class="area_10">がんが発見された患者さんに、少し食生活の質問をしたときでした、その方も糖質の過剰状態でした。食事のおかずを作るときに、白砂糖をどこにでも入れてしまうようです。油についても、未だバターよりもマーガリンが優れていると信じておられ、甘いお菓子もたくさん食べている状態でした。</p>
<p class="area_10">牛乳（人間に不必要なホルモンが入っています）は、骨粗鬆症の予防に毎日飲んでいるとのこと。この患者さんの診断は乳がんでした。</p>
<p class="area_10">がんの発症は食事だけが原因ではありませんが、乳がんの場合は食事や汚染物質などの環境上のリスクファクターが80％を占めていて、遺伝的要素が20％を占めていると言われています。ですから、この患者さんは食事がかなり影響を及ぼしており、食の部分だけを見ますと、乳がんを発症させるリスクの高い食生活であったことは否定できません。</p>
</div>
<h2>病気治療の一番の薬は食事である。良い食材を選び糖質制限食を</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">
私は、医師になって診察を始めた頃から「病気治療の一番の薬は食事である」ことを患者さんに言い続けてきました。最初のうちは、今ほどオーソモレキュラーに基づく栄養療法という治療を用意できてはいませんでしたので、栄養士である母から、幼い頃より知り得た知識や栄養の本を読んで患者さんに伝えていました。</p>
<p class="area_10">今、幼少の頃を振り返りましても、私の家ではずっと糖質制限食が行われていました。母は、「日本の栄養学は自分が学んだ頃と大きく進歩していないし大変遅れている」と話していました。その後私は、ますます食や栄養学に強い興味を持ち、日本の栄養学の落とし穴を埋めるがごとく海外の進んでいる栄養学を学び患者さんの治療にあたっています。</p>
<p class="area_10">治療の基本は、分子のレベルで考え個々の患者さんの病気、検査データをしっかり見て指導、治療を行います。実際の治療には、高濃度のビタミンやミネラルの点滴とサプリメントなどを使用して行っています。しかし、基本は、良い食材を選び日々の食生活が一番大切であるということです。</p>
<p class="area_10">どんなに高品質のサプリメントを毎日摂っていたとしても、糖質過剰の食事中心でたんぱく質や野菜、そしていい油の摂取の少ない食生活では病気治療に追いつくことはあり得ないのです。</p>
<p class="area_10">診察室で、学校の保健室で、セミナーや講話の席で私はいつも、「皆さんの口から入ったその物質が、頭のてっぺんから足の先まですべてを作っているのです。そして、その口から入ったすべての物であなたの病気を作ったのです」と話しています。このことを、常に頭に留めておいていただきたいと思っています。</p>
</div>
<h2>がんを含め婦人科系の病気はホルモンが影響を及ぼす</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">
今回は、日本でも増えてきている乳がんをはじめ、女性の食生活のあり方で婦人科系の疾患およびがんの予防をいかにしていくかということについてお話ししたいと思います。</p>
<p class="area_10">昨年（２０１１年）私が海外で参加しましたWomen&#8217;s Healthという婦人科系疾患の栄養療法の勉強会で得た情報や、そのとき実際に臨床で活躍する先生方とのお話からの情報も交えてお伝えしたいと思います。</p>
<p class="area_10">婦人科系の病気は、がんも含めてすべてホルモンが影響を及ぼします。食事指導や栄養療法を行う上で、一般の採血のデータと同時に必ずホルモンレベル検査が必要になってきます。このホルモンレベル検査は血液で調べるホルモン量ではありません。そのホルモンレベルは、血液検査では生物学的に利用可能なホルモンを見ることができないのです。</p>
<p class="area_10">すなわち、女性が体の中で実際に利用できている組織に運ばれたホルモンの量を見て評価していかなくては意味がないということです。それを見るためには、唾液による検査が簡易で優れており、また、ホルモンの代謝の状態を把握するのには尿で検査をすることが必要なのです。</p>
<p class="area_10">婦人科系の疾患を予防そして治療するには、全女性に共通して指導できる肥満予防の食生活の指導と個々の女性において違うホルモンレベルの状態を唾液や尿で検査をして、その結果に対してそれぞれに分子レベルでの栄養療法をします。</p>
<p class="area_10">このような検査治療は、日本国内ではまだほんの一部の医療機関でしか行われていません。女性ホルモンは、血液検査で調べて評価しているだけなのが大半で現状です。海外では、まず唾液の検査をどんどん行っています。</p>
</div>
<h2>一生摂らないで欲しい油（脂肪）と毎日でも摂って欲しい油</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">
では、実際の食事とがんについてですが、まずは、乳がんを例に挙げてみます。<br />
過去においては、いろいろな研究の報告で脂肪摂取量の多い欧米の女性に乳がんが多く発症し、脂肪摂取量の少ない国の女性では発症率が低いと言われてきました。そのため、脂肪の摂取量を減らせば乳がんのリスクを減らせると指導もされ、欧米の女性は積極的に脂肪制限をしてきました。しかし、１９９０年代後半からの新しい研究では、これらの考え方は批判されてきています。</p>
<p class="area_10">私も、今までに述べてきましたが、脂肪は脂肪でも一生摂らないで欲しい油（脂肪）と毎日でも摂って欲しい油があり、脂肪を摂ることがすべてがんの発症につながるわけでなく却ってがんの予防や治療に欠かせない油もあるということです。</p>
<p class="area_10">世界でも地域によってがんの発症率が低い国々は、伝統的な食生活で全粒穀物、豆、野菜、適度な動物性たんぱく質や海草類などを多く摂り、決して脂肪を食べなかったわけではありません。欧米食ではジャンクフード、精製された穀物、白砂糖、ホルモンたっぷりの牛乳や肉などを多く食べてきました。しかし、高脂肪食が乳がんのリスクを高めるということで、低脂肪食を取り入れたため却って糖質過剰で肥満は減らず、乳がんのリスクも減ったわけではありません。</p>
<p class="area_10">動物性の脂肪を制限することはもちろん意味はありますが、単に脂肪食が乳がんの発症率を上げているとは言い切れないということに気がついてきたわけです。乳がんと食事における重大なリスクは、動物性脂肪の過剰摂取だけでなく、糖質過剰食、食品そのものが農薬、エストロゲン様物質、産業汚染物質などによる汚染があることも決して忘れてはいけないのです。</p>
</div>
<h2>白砂糖を捨て、夕食は主食抜きでおかず中心の食事を</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">
さて、婦人科系の病気の予防、治療には肥満を避ける栄養療法が第一です。最近ではいろいろな病気と糖質過剰摂取の関係が話題に上がってきていると思います。一般的には、糖質と言うと糖尿病だけと思っていらっしゃる方がほとんどでしょうか。しかし、糖質の過剰摂取が糖尿病以外にもたくさんの病気の発症に関係しているということがわかってきています。</p>
<p class="area_10">がんにおいても例外ではありません。糖質をたくさん摂ってがんになる？　皆さんにはピンとこないでしょうか。</p>
<p class="area_10">脂肪細胞の多い肥満の女性は乳がん、卵巣がん、子宮がんのリスクが高まることは知られています。エストロゲンと脂肪細胞は深い間柄で、エストロゲンは卵巣や副腎から分泌されるだけではなく、テストステロンなどのホルモンからエストロゲンが脂肪細胞でつくり出されますから、脂肪細胞が増えればエストロゲンレベルが上昇します。閉経後はさらに、脂肪でのエストロゲンへの変換は高まり血液中や乳房組織内に循環します。エストロゲンでも、悪いエストロゲンの比率が高くなることもわかっています。ですから、脂肪細胞を体につくり出さなければよいわけです。</p>
<p class="area_10">脂肪をたくさんつくる原因は、精製された炭水化物と白砂糖です。糖質を過剰に摂れば、それを打ち消すだけのインスリンが大量に分泌されます。この分泌されたインスリンの量が脂肪をつくるのです。さらに、細胞内のインスリン様成長因子が過剰になりますと、エストロゲンと相互作用し合って人間の乳がん細胞の複製率が高くなるリスクが高まります。</p>
<p class="area_10">がん全体に言えることでもありますが、乳がんの患者さんに〝糖質制限食〟については常に話しています。海外の勉強会でも、「乳がんの患者さんには砂糖は避けるか極力制限するように」との指導を受けました。「がん細胞は生き延びるために健康な細胞に比べて３～５倍の糖質を必要とし、高ＧＩ値食は閉経後の女性の乳がん発症率を上昇させる」という話を強調されていました。</p>
<p class="area_10">乳がん以外でも、毎月の月経前の不快な月経前緊張症候群や多嚢胞性卵胞症候群も糖質の過剰で悪化することから症状緩和には、薬やホルモン剤を使用する前に糖質を止めるだけで症状を改善できます。</p>
<p class="area_10">乳がんを治療するとき、栄養療法でサプリメントや点滴の治療を受けていくことは認識され始めていますが、まだまだ精製された炭水化物と白砂糖の摂り過ぎが問題になり、これらを制限することが同時に大切な治療であるとの認識は低い現状でしょう。</p>
<p class="area_10">日本ではカロリー重視の栄養学ですが、糖質制限をしっかり行えば、カロリーはある程度摂取しても気にしなくてよいのです。基本は、白砂糖、白いパン、白米、麺類、スイーツ、精製された穀物を極力控えることです。糖質制限食を語るだけでも山のように情報はありますが、まずは白砂糖を捨て、特に夕食は主食を抜きおかず中心の食事をスタートしてみてください。</p>
</div>
<h1>半田えみ先生の記事一覧</h1>
<h3>がん闘病に必要な食事と栄養</h3>
<div class="txt">
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_751">第１３回　体に良しとされる適量の紫外線などによりビタミンDを取り入れ、がんの縮小を図る</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_754">第１２回　日本で昔から親しまれている緑茶でがん細胞の発生と成長を抑制する</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_756">第１１回　がん３大治療に並ぶ「栄養療法」　普段の食事と生活習慣を工夫して改善していく</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_760">第１０回　人生を生かすも殺すも食次第　世界中で食の大切さを考え見直されている時代</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_763">第９回　たんぱく質のレシピ「遺伝子」を正常に保つ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_766">第８回　がん細胞の成長を遅らせるハーブとスパイス</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_768">第７回　バンクーバーから日本のがん医療を見る　栄養摂取に最適！果物と野菜とミキサーで作る「生ジュース」</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_770">第６回　バンクーバーから日本のがん医療を見る　オーガニック食材の摂取と解毒ダイエット</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_779">第５回　バンクーバーから日本のがん医療を見る　がんと向き合うドクターと、患者の意識と価値観</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_781">第４回　病気治療の基本は食事と栄養である　乳がん・婦人科系の疾患とがん予防食</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_783">第３回　メンタル的な治療と「栄養」の関係</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_786">第２回　世界レベルで見たがんと食事の関係</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_788">第１回　「油」の問題は欧米社会では国レベルで取り組んでいる</a></li>
</ul>
</div>
<h3>山田邦子のがんとのやさしい付き合い方</h3>
<div class="txt">
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/live_long/post_3419">第７回 そこが知りたい オーソモレキュラー療法に基づいたがん治療</a></li>
</ul>
<p>
</div>
<h1>医療ライター宮西ナオ子の　がんに挑むサプリメント徹底リサーチ</h1>
<div class="txt">
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4896">第8回 プロポリス</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4782">第7回 フコイダン</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4565">第6回 霊芝</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4167">第5回 メシマコブ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3965">第4回 ハナビラタケ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3810">第3回 カバノアナタケ（チャーガ）</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3775">第2回 シイタケ菌糸体</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3592">第1回 アガリクス</a></li>
</ul>
</div>
<h2>食事と栄養に関するニュース</h2>
<div class="txt">
<ul class="archlist">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition">がん闘病に必要な食事と栄養の最新ニュースや記事を掲載しています。</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement">がんと免疫力改善成分（アガリクス、フコイダンなど）のエビデンス比較を掲載しています。</a></li>
</ul>
</div>

</div>
 </div><!--//attentionCategory-->

</ul>
 

]]></content:encoded>
					
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			</item>
		<item>
		<title>がん闘病に必要な食事と栄養　-1-　「油」の問題は欧米社会では国レベルで取り組んでいる&gt;&gt;</title>
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		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 28 Feb 2016 01:12:30 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[食事と栄養]]></category>
		<category><![CDATA[子宮頸がん]]></category>
		<category><![CDATA[悪性]]></category>
		<category><![CDATA[子宮がん]]></category>
		<category><![CDATA[胃がん]]></category>
		<category><![CDATA[乳がん]]></category>
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					<description><![CDATA[がん闘病に必要な食事と栄養 第１回　「油」の問題は欧米社会では国レベルで取り組んでいる がん闘病に必要な食事と栄養について半田えみ先生（医療法人社団 中成会 半田醫院）に解説いただいた。 毎日摂ったほうがいい油と、一生避 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<h3>がん闘病に必要な食事と栄養</h3>
<h1>第１回　「油」の問題は欧米社会では国レベルで取り組んでいる</h1>
</div>
<div id="author_exp">
<div class="txt">
がん闘病に必要な食事と栄養について半田えみ先生（医療法人社団 中成会 半田醫院）に解説いただいた。
</div>
</div>
<div class="entry">
<h2>毎日摂ったほうがいい油と、一生避けて通りたい油</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">
みなさんは毎日、習慣づけて食べているものはありますか？</p>
<p class="area_10">食べ物はこれ１つだけ食べればよいというものではありませんが、日々の食事のなかで、基本のものでいいものを続ける大切さということはあると思います。たとえば、ご飯は玄米、毎朝梅干しに緑茶、ぬか漬、岩塩、納豆やお味噌などの発酵食品を摂るなどといった簡単な習慣です。</p>
<p class="area_10">今回は、私が毎日必ず食べる油についてお話ししてみたいと思います。そして、私の友人でイタリア食研究家の粉川妙さんからいただいたオリーブオイルの情報も交えてお伝えします。</p>
</div>
<h2>日本は間違った油神話でマインドコントロールされている</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">さて、病気と油と言われて、みなさんあまりピンと来ないかもしれませんね。日本では油に関しての知識と情報量が大変低いのに比べ、欧米社会での国レベルでの取り組みの早さや国民の油に対する昔からの知識が豊富なのには驚きます。</p>
<p class="area_10">みなさんの記憶に新しい特定保健用食品と指定されたオイルが、実は発がん性があり回収され、食育が脚光を浴びていますが、未だ幼稚園や学校給食で堂々とマーガリンが出されています。お店で売られているパン粉、お菓子、パンなどにもマーガリンとショートニングが使われていないものを探すほうが困難な日本はいかがなものでしょうか。</p>
<p class="area_10">油ひとつを取りましても、私たちは毎日どれだけの発がん性物質を体内に取り込んでいるのでしょうか。そして、間違った油神話です。「油は太る」「油は血液ドロドロ」「油はコレステロールが上がる」などといった情報でマインドコントロールされています。</p>
<p class="area_10">すべての油が体にとって敵ではありません。毎日摂ったほうがいい油と、一生避けて通りたい油があります。栄養学的にお話ししますと、油や脂肪に含まれる「脂肪酸」という物質があります。これは、ビタミンやミネラルなどと同じ自然界にある大切な栄養素です。</p>
<p class="area_10">この脂肪酸がどういうものであるのかをきちんと理解することで、健康を保つ油と病気を起こす油の違いがわかることでしょう。</p>
</div>
<h2>油は生鮮食品である　低温圧搾で生で食べることが望ましい</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">飽和脂肪酸はバター、ラード、動物の肉の脂身など、不飽和脂肪酸のω９にはオリーブ油、キャノーラ油（菜種油）、サフラワー油（ベニバナ油）、ピーナッツ油、米ぬか油などがあり、ω６はコーン油、ヒマワリ油、サフラワー油、大豆油、ゴマ油、クルミ油、アーモンド油など、ω３は亜麻仁油、エゴマ油、シソ油、青魚の油などです。</p>
<p class="area_10">油の摂取を考えるときに「体内で産生できるかできないか」「油は生鮮食品である」「圧搾法」という要素も重要になります。</p>
<p class="area_10">飽和脂肪酸と一価不飽和脂肪酸は体内でつくることのできる脂肪酸です。多価不飽和脂肪酸のω６とω３の脂肪酸は体内でつくることができないので、必須脂肪酸と呼ばれます。体内でつくられない必須脂肪酸は口から食べる必要があります。</p>
<p class="area_10">では、どんな形で口にすればよいのでしょうか。</p>
<p class="area_10">油は生鮮食品であると認識し、高温・光・酸素にさらされると酸化されてしまうので低温圧搾がよく、生で食べることが望ましいのです。では、実際に私たちは、ω６とω３のオイルをどのくらい食べているのでしょうか。ω３の摂取は少なく、ω６に属するリノール酸をω３の脂肪酸より10～20倍も多く摂取しているとの報告もあります。</p>
<p class="area_10">そのため、生活習慣病、アレルギー、うつ、成長障害、ホルモンバランス障害、がん、自己免疫疾患などの病気の一因になっています。しかし、不足するω３の脂肪酸（亜麻仁油など）だけを強化するとω６が不足して別の健康障害が出てくるとのことです。</p>
<p class="area_10">もうひとつ、不自然な脂肪酸であるトランス型脂肪酸というものがあります。これは、油を高温加熱加工する過程で化学的に水素を添加し、常温では液体であるはずの植物油を固形化させてしまった油です。</p>
<p class="area_10">マーガリン、ショートニング、植物クリーム、コーヒー用クリーム、菓子類などに多く含まれており危険な油とされ、欧米社会ではすでに使用制限の対策が取られ始めています。</p>
</div>
<h2>がんを発症する段階で、〝炎症〟が密接に関与している</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">さて、基本的な脂肪酸の話題に続き、がんの栄養療法においての必須脂肪酸であるω３の役割についてお話ししたいと思います。</p>
<p class="area_10">がんが発症するまでには、いくつかの遺伝子変異を段階的に経て進んでいきます。</p>
<p class="area_10">第１段階＝①加齢、食事、アルコール、ストレス、タバコ、紫外線、放射線、ウイルスなどにより遺伝子変異が起こります。②がん遺伝子に傷がつき、さらにがん抑制遺伝子にも傷がつきます。</p>
<p class="area_10">第２段階＝①遺伝子に傷のついた細胞は、がん細胞化して増殖し悪性化していきます。②がん細胞の分裂・増殖が進み腫瘍化し、腫瘍に栄養を与えるための血管新生が始まりさらに成長していきます。</p>
<p class="area_10">第３段階＝①がんの成長が促進し他臓器に転移をします。②栄養状態が悪くなり全身衰弱します。</p>
<p class="area_10">これらの、がんを発症する段階に〝炎症〟が密接に関与することがわかってきました。第１段階でいろいろな内的、外的要因に長期間さらされ炎症が長引きますと、体内でフリーラジカルが発症し、細胞のＤＮＡを傷つけます。</p>
<p class="area_10">また、炎症性に血管新生は起こります。個々のがんでは、ヘリコバクターピロリと胃がん、Ｂ型やＣ型肝炎ウイルス感染症と肝がん、パピローマウイルスと子宮頸がんなど多くのがんの発症に炎症が関わっていることが知られています。</p>
<p class="area_10">がんに炎症が関わることがわかり始めてきたことは、がんの予防や治療の段階でも炎症を抑える食事をすることや、栄養療法をする意義も大変大きくなってきたといえると思います。がんが発症する前の予防のうちから、抗炎症作用のある食生活を心掛けるとよいでしょう。</p>
</div>
<h2>抗炎症作用のある食生活と亜麻仁油オイルの効果</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">では、実際に炎症を抑える食事ですが、ビタミンＡ、Ｃ、Ｅなどがたくさん含まれるオーガニックの緑黄色野菜や果物をたっぷり摂りましょう。</p>
<p class="area_10">新鮮な野菜や果物には酵素もたくさん含まれますし、ビタミンＡ、Ｃ、Ｅにはフリーラジカル除去効果もあります。食物繊維も多いのでデトックス効果もあります。天然のサーモン、青魚などには抗炎症作用を持つビタミンＤが豊富です。</p>
<p class="area_10">全粒粉のパン、玄米、体内の毒素を運び出す水も大切です。肝機能を高め、炎症の原因となる毒素の排泄を促すために、にんにく、玉ねぎ、ゴボウ、しょうが、ウコンなどがよいでしょう。</p>
<p class="area_10">そして、油は亜麻仁油などの必須脂肪酸です。亜麻仁油に代表されるアルファリノレン酸を豊富に含む油には、抗炎症作用があります。私は、このω３を代表する亜麻仁油を中心にω６の油がブレンドされたオイルを毎日欠かさず摂っています。もちろん、オーガニックで低温圧搾されたオイルを生のままでいろいろな食材に振りかけて食べています。</p>
<p class="area_10">私の医院の患者さんにはがんだけでなく、アレルギー性鼻炎、慢性関節リウマチ、高脂血症、高血圧症、脳梗塞、アトピー性皮膚炎、うつ、便秘症などたくさんの病気治療にこのブレンドオイルを使用しています。</p>
<p class="area_10">さらに、亜麻仁に関しては女性ホルモンとの関わりもあるのです。エストロゲンとは、エストロン、エストラジオール、エストリオールの３種を総称したものです。</p>
<p class="area_10">これらのエストロゲンが尿中に排泄される量を測定し、それぞれの絶対量とその相対比率ががんを予防するうえで重要な意味を持ってきます。エストロゲンは主に卵巣でつくられますが、肝臓での酵素システムにより解毒されます。この酵素システムが効果的に働かないと、女性は潜在的にがんを引き起こすタイプのエストロゲンをつくり出していく可能性があります。</p>
<p class="area_10">エストロゲンは、エストロンとエストラジオールに転換され、さらに肝臓で解毒物質と結合または化合してエストリオールとなり尿中に排泄されます。肝臓で無害なエストリオールに解毒されていかなければ、エストロン、エストラジオールが蓄積され乳がんや子宮がんになる危険性が高まってきます。</p>
<p class="area_10">実際のデータでも、植物性栄養素の豊富な食事にすることで肝臓の解毒能力は高まり、無害なエストロゲンの尿中排泄が高まってくることが実証されています。</p>
<p class="area_10">野菜の細胞にはリグニン（食物繊維の一種）が多く、食事として入りますと消化管で一部消化、腸内細菌で代謝され哺乳類リグナンやエストロゲン作用を持つエンテロラクトンに変換されます。この哺乳類リグナンは、腸から血中に吸収され肝臓のエストロゲン代謝は促進されます</p>
<p class="area_10">。体内でのエストロゲンの分泌が多いときはエストロゲンの働きを阻止し、分泌が少ないときはエストロゲンのように作用することがわかっています。このリグナンは植物の茎、根、種に含まれており、特に有機の亜麻仁の種には大量に含まれています。亜麻仁の種（粉末にして食べる）は、女性にとっては植物性エストロゲンとしての働きを得られるのです。</p>
</div>
<h2>オリーブオイルはバージンオイルが基本</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">最後に、オリーブオイルのお話です。古代ギリシャの医師ヒポクラテスは、紀元前４世紀にすでに「医食同源」を唱えていました。彼は「オリーブオイルに治療効果がある」と賞賛し人々に勧めていたそうです。「医食同源」は、私たちのいるアジアでも本来、基本の医療にあったはずですよね。</p>
<p class="area_10">ギリシャ人はイタリアにもオリーブを持ち込み、中世以降は薬にもオリーブオイルが使われ、打ち身や軽いやけどには薬草とワインに混ぜて２週間ほどなじませ患部に塗るそうです。南イタリアに創設された世界最古のサレルノ医学校では食事療法が積極的に行われ「養生訓」がつくられ、食、入浴、睡眠、アロマについて規定しています。</p>
<p class="area_10">食については、オリーブオイルやハーブ、果実、豆などの摂取を勧め、さらにこの教えはヨーロッパの他の国々にも広まっていきました。その後、「養生訓」やヒポクラテスの教えが科学的にも実証され、「地中海式ダイエット」と呼ばれているものにつながっています。
</p>
<p class="area_10">イタリアではオリーブオイルが推奨され、一番搾りのバージンオイルが基本だそうです。酸化を避けるため生で食べ、起床時にティースプーン２杯のオイルがお腹を整えます。また、髪や手に塗ったり、日々の暮らしのなかで大活躍しているそうです。</p>
<p class="area_10 mb10">みなさんのオイルの常識が、今回のお話しで、少し変わったでしょうか……？</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/themes/lifeline/img/article/2011_vol_02/01_fig1.gif" alt="脂質の分類" class="imgcenter spreimg"></p>
</div>
<h1>半田えみ先生の記事一覧</h1>
<h3>がん闘病に必要な食事と栄養</h3>
<div class="txt">
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<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_754">第１２回　日本で昔から親しまれている緑茶でがん細胞の発生と成長を抑制する</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_756">第１１回　がん３大治療に並ぶ「栄養療法」　普段の食事と生活習慣を工夫して改善していく</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_760">第１０回　人生を生かすも殺すも食次第　世界中で食の大切さを考え見直されている時代</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_763">第９回　たんぱく質のレシピ「遺伝子」を正常に保つ</a></li>
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<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_768">第７回　バンクーバーから日本のがん医療を見る　栄養摂取に最適！果物と野菜とミキサーで作る「生ジュース」</a></li>
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<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_781">第４回　病気治療の基本は食事と栄養である　乳がん・婦人科系の疾患とがん予防食</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_783">第３回　メンタル的な治療と「栄養」の関係</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_786">第２回　世界レベルで見たがんと食事の関係</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_788">第１回　「油」の問題は欧米社会では国レベルで取り組んでいる</a></li>
</ul>
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<h3>山田邦子のがんとのやさしい付き合い方</h3>
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<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/live_long/post_3419">第７回 そこが知りたい オーソモレキュラー療法に基づいたがん治療</a></li>
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<p>
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<h1>医療ライター宮西ナオ子の　がんに挑むサプリメント徹底リサーチ</h1>
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<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4565">第6回 霊芝</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4167">第5回 メシマコブ</a></li>
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<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3592">第1回 アガリクス</a></li>
</ul>
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<h2>食事と栄養に関するニュース</h2>
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<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition">がん闘病に必要な食事と栄養の最新ニュースや記事を掲載しています。</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement">がんと免疫力改善成分（アガリクス、フコイダンなど）のエビデンス比較を掲載しています。</a></li>
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			</item>
		<item>
		<title>製薬企業が挑む「がん治療の効果を高める免疫抑制対策」─免疫抑制を解除するシイタケ菌糸体研究─</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/article/post_908</link>
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		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 29 Feb 2016 10:15:13 +0000</pubDate>
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		<category><![CDATA[βグルカン]]></category>
		<category><![CDATA[アラビノキシラン]]></category>
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					<description><![CDATA[製薬企業が挑む「がん治療の効果を高める免疫抑制対策」 ─免疫抑制を解除するシイタケ菌糸体研究─ 松井保公　小林製薬株式会社中央研究所主任研究員 （2015　別冊） 全国の大学との共同研究が進む有用成分シイタケ菌糸体 わた [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry column row">
<h1>製薬企業が挑む「がん治療の効果を高める免疫抑制対策」<br />
─免疫抑制を解除するシイタケ菌糸体研究─</h1>
<p class="man"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/themes/lifeline/img/article/man-03.jpg" /></p>
<dl class="man">
<dd>松井保公　小林製薬株式会社中央研究所主任研究員</dd>
<dd>（2015　別冊）</dd>
</dl>
</div>
<div class="entry">
<h2>全国の大学との共同研究が進む有用成分シイタケ菌糸体</h2>
<p>わたしたち小林製薬が、がん免疫の研究開発をスタートさせたのは約１５年前です。当時、がん患者さんとそのご家族の多くは、がんと対峙するためにさまざまな療法を試みるものの、その有用性について信頼できる情報が十分でなく、安心感を得ることができていませんでした。そこで私たちは、そのような状況を打破しようと、「免疫」に着目し、有用な天然由来成分を探索する活動と信頼できるデータを蓄積するための研究を開始したのです。</p>
<p>素材探索の初期段階ではさまざまな天然由来成分の検証を試み、試行錯誤を繰り返しましたが、、その後シイタケ菌糸体抽出物という有用な素材に出会うことができました。シイタケの菌糸体は、シイタケが子実体（通常「シイタケ」として食している傘の部分）になるための栄養が詰まった母体部分です。つまり、私たちが日常生活において、滅多に摂取することがない部分なのです。</p>
<p>シイタケ菌糸体抽出物（以下「シイタケ菌糸体」と記載）は、このシイタケの菌糸体をじっくり育成培養し、さらに抽出・濃縮工程を加えてエキス化した成分で、同じキノコ類であるアガリクスや霊芝にも含まれるβグルカンの他、シイタケ菌糸体に特徴的な有用成分αグルカン・シリンガ酸・バニリン酸・アラビノキシランなどが含まれています。</p>
<p>当初は社内を中心に研究を行い、基礎的なデータの蓄積に努めました。その後、約３年経過した段階で、臨床的な有用性を確認するために、蓄積したデータについて大阪大学医学部の先生に相談したところ強い関心を持っていただくことができました。そこで、新たにシイタケ菌糸体に特化した研究をスタートさせ、現在まで研究を続けてきました。 その結果これまでに、10施設以上の大学研究機関で研究していただけるようになり、がん種やステージ別に少しずつ臨床成果が蓄積されてきています</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/themes/lifeline/img/article/pic-12.jpg"  class="imgcenter sp100">
</div>
<div class="entry">
<h2>がん患者の免疫力を正常に戻す</h2>
<p>当初、シイタケ菌糸体に関する研究過程において、私たちは「免疫の活性化」を重要視していました。しかし、免疫を活性するだけでは、がんの患者さんの状態や進行度合いが必ずしも改善しないことが研究していく中で明らかになりました。 さらに、がん患者さんの体の中では、免疫が抑制された状態になっており、免疫が十分に働くためには、この免疫抑制状態を解除することこそが、きわめて大切だというとがわかってきたのです。</p>
<p>この研究は２００３年から５年をかけて、いろいろながん種の患者さんを対象に実施しました。患者さんの様々な免疫に関わる指標を測定し、患者さんの状態や進行状況と比較したのです。</p>
<p>その結果、様々な免疫指標の中で、インターフェロンγ（ガンマ）とインターロイキン10の産生比が最も患者さんの状態を反映していることがわかりました。インターフェロンγとは、免疫細胞を活性化させる物質の１つで、インターロイキン10は免疫を無力化させる免疫抑制物質の１つです。免疫抑制物質は、免疫細胞が、がん細胞を攻撃するのをブロックしてしまいます。つまり、両者の対比は、免疫ががん細胞に届いて、正常に働いているか否かを表す指標なのです。</p>
<p>さらに、再発予防ステージの患者さんに１日あたり平均で１５００㎎のシイタケ菌糸体を含む顆粒を20週間摂取してもらう研究も実施しました。結果として、解析が可能だった13人において、一般成人の健常者（非がん患者）の免疫力（インターフェロンγ（ガンマ）とインターロイキン10の産生比）の平均値を１００％とした場合、シイタケ菌糸体摂取前には84％まで低下していた数値が20週にわたる摂取後には、健常者とほぼ同等の１０５％にまで回復していることがわかったのです（図１参照）。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/themes/lifeline/img/article/pic-13.jpg" class="imgcenter sp100"></p>
<p>それまで私たちはインターフェロンγなど免疫の活性化の指標を重視していたわけですが、これらの結果から実はインターロイキン１０といった免疫抑制の指標が重要であることを認識するようになりました。 この一連の研究成果については、２００９年の米国がん学会で発表し、その発表の内容の一部は日本の全国紙に取り上げられて大きな反響をいただくことができました。</p>
<p>同じ頃、偶然にもがん治療の研究者の間でも、がん患者さんの「免疫抑制」の存在が大きなトピックスになっていました。それまではやはり主に免疫の活性化に目が向けられていたわけですが、実は「免疫抑制」という仕組みが免疫を無力化し、がん治療の効果を乏しいものにしてしまっているという研究結果が多く報告され、注目を集めていたのです。そして、がん患者さんの免疫抑制の程度が、がんの標準治療の成否をも分けるのではないかと考えられるようになって来たのです。</p>
<p>当然、がん免疫に携わる研究者や研究医の間では、免疫抑制を解除する手法の研究に注目が集まるようになりました。そのような状況のなか、私たちが発表した内容に「シイタケ菌糸体が免疫抑制物質のインターロイキン10を抑える」というデータが含まれていたため、これ以降、より多くの先生方がシイタケ菌糸体に興味を持ってくださり、私たちの研究も大きく前に踏み出すことができたのです。</p>
</div>
<div class="entry">
<h2>免疫抑制細胞を減少させて、がんの増殖を抑える</h2>
<p>こういった経緯で免疫抑制に着目するようになった私たちは、とりわけ、「免疫抑制細胞（制御性Ｔ細胞など）」という細胞に注目しました。免疫抑制細胞は、健康な人の体内では、過剰な免疫反応にブレーキをかけ、自己免疫疾患にならないための役割を果たしています。</p>
<p>しかし、一旦、がんに罹患してしまうと異常に増殖し、免疫細胞の働きを抑えてしまうことがわかっています。現在では、がん治療の研究者の間で、がん患者さんの免疫抑制を引き起こす主な原因の一つとしてよく知られています。 そしてがん治療の研究では、免疫で癌細胞を叩くために、患者さんの体の中で異常に増えた免疫抑制細胞をいかに減少させるかが大きな鍵になると考えられています。</p>
<p>私たちの場合は、まず基礎的な研究を、共同研究先の大学とスタートさせました。その研究のひとつに、がん細胞を移植したマウスで、シイタケ菌糸体成分を経口摂取させた試験があります。この試験では、まず、がん細胞を移植したグループと、健康（非がん）なグループで、免疫抑制細胞の割合を比較しました。結果として、がん細胞を移植したグループで、免疫抑制細胞の割合が異常に増えていることが確認できました。</p>
<p>次に、がん細胞を移植したグループを、シイタケ菌糸体を配合した食事を摂取させたグループと通常の食事をさせたグループに分け、免疫抑制細胞の割合と腫瘍重量を測定しました。すると、シイタケ菌糸体を摂取させたグループでは、免疫抑制細胞の割合は、健康なグループとあまり変わらない程度まで抑えられていたという結果も得られました。さらに、シイタケ菌糸体を含む食事を摂取させたグループでは、シイタケ菌糸体を摂取させていないグループに比べて腫瘍重量も抑えられていました（図２参照）。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/themes/lifeline/img/article/pic-14.jpg" class="imgcenter sp100"></p>
<p>つまり、シイタケ菌糸体を摂取することで免疫抑制細胞の異常な増殖が抑えられた結果、免疫細胞の活性が回復し、活性を取り戻した免疫細胞が腫瘍の増殖を抑えたと考えられるのです。 動物研究のレベルではありますが、「免疫抑制細胞」に対する効果が確認できたことで、当時複数のメディアに取り上げられるなどの反響がありました。</p>
</div>
<div class="entry">
<h2>ヒトでの検証が進む「免疫抑制の解除」</h2>
<p>私たちはさらにヒトでの検証も進めています。既に実施した研究に都内の医療機関と共同で行った臨床研究があります。この研究では、進行がんを抱えた患者さん10人に最初の４週間は免疫細胞療法だけを行い、次の４週間では免疫細胞療法に加え１日３回のシイタケ菌糸体の摂取をしてもらいました。</p>
<p>すると、免疫細胞療法だけを行った期間と比較し、シイタケ菌糸体を併用した期間では、10人中７人で先述のインターフェロンγが増えたことがわかりました。さらに、この７人では、免疫抑制細胞の異常な増殖が抑えられていたという結果も出ています（図３参照）。</p>
<p>10人という小規模な臨床研究ではありますが、ヒトでもシイタケ菌糸体を摂取することで、がんの進行とともに増えていく免疫抑制細胞が抑えられ、がんに対する免疫力が回復したという結果を得ることができたのです。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/themes/lifeline/img/article/pic-15.jpg" class="imgcenter sp100"></p>
<p>これまでの臨床研究では、シイタケ菌糸体が、がん患者さんの免疫機能やＱＯＬを改善・向上させるといったデータは複数取得できていました（表１参照）。今回得られた、がん患者さんの免疫抑制を解除して免疫力を回復させるデータについても、今後さらに蓄積させていきたいと考えています。</p>
<p>現在、私たちだけでなく多くのがん治療の研究者、研究機関や製薬企業が、免疫抑制を解除する手法や医薬品の開発を進めており、その研究成果が将来多くの患者さんへもたらされることを期待しています。私たちの研究も、少しでもがん患者さんの免疫抑制の解除につながることを信じ、今後も努力を重ねてまいります。</p>
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<div class="entry">
<h1>小林製薬のシイタケ菌糸体の詳しい研究内容はこちらにも掲載されています</h1>
<ul class="news">
<li><a href="http://sangak-data.sakura.ne.jp/item_detail.php?item=1&#038;gid=1&#038;cid=32" target="_new" rel="noopener">産学連携品電子図書館&gt;&gt;</a></li>
<li><a href="https://research.kobayashi.co.jp/material/lem.html" target="_new" rel="noopener">小林製薬の中央研究所（シイタケ菌糸体）&gt;&gt;</a></li>
</ul>
</div>
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		<title>第４回　病気治療の基本は食事と栄養である　乳がん・婦人科系の疾患とがん予防食</title>
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		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 29 Feb 2016 04:07:45 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[バックナンバー]]></category>
		<category><![CDATA[免疫力改善成分]]></category>
		<category><![CDATA[サプリメント]]></category>
		<category><![CDATA[卵巣がん]]></category>
		<category><![CDATA[子宮がん]]></category>
		<category><![CDATA[乳がん]]></category>
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					<description><![CDATA[がん闘病に必要な食事と栄養 第４回　病気治療の基本は食事と栄養である　乳がん・婦人科系の疾患とがん予防食 がん闘病に必要な食事と栄養について半田えみ先生（医療法人社団 中成会 半田醫院）に解説いただいた。 乳がんは食事や [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<div class="entry column">
<p class="col-tit-02">がん闘病に必要な食事と栄養</p>
<h1>第４回　病気治療の基本は食事と栄養である　乳がん・婦人科系の疾患とがん予防食</h1>
<p class="writer">がん闘病に必要な食事と栄養について半田えみ先生（医療法人社団 中成会 半田醫院）に解説いただいた。</p>
</div>
</div>
<div class="entry">
<h2>乳がんは食事や汚染物質など環境上の危険因子が80％、遺伝的要素が20％</h2>
<p>皆さんは〝食〟への興味はどのくらい持っていらっしゃるのでしょうか。私は、食べることも料理を作ることも大好きですので〝食〟への興味は大変大きなものです。</p>
<p>日々の診察のなかで患者さんを診ていますと、その体調の悪さは一目瞭然で、普段の食生活が起因していることが多々あります。「普段の食事はどのような物を食べていますか」と尋ねますと、「何を食べているかということより、食べることに興味がありません」「食べることを忘れていました」などとお答えになる患者さんもいらっしゃいます。</p>
<p>私は、心の中で「信じられない！」と叫んでいました。</p>
<p>また、子供のアレルギーがひどく、根本的に栄養療法で治したいと来院された親子もいました。普段の食生活は糖質だらけのおやつを買って与えているようで、スナック菓子、クリーム砂糖たっぷりのケーキ、カップラーメンなどが中心です。この小学生の女の子はすでに肥満でありますし、早い初潮を迎えることになるでしょう。</p>
<p>この先この子の人生においては、肥満と早い初潮は乳がんのリスクになり、アレルギーだけの問題ではないわけです。アレルギーの大きな原因の１つは糖質過剰の食生活です。まず糖質を制限していくだけでかなりアレルギーは改善されることを母親に話したところ、「では、どのようなお菓子を買って食べさせたらよいのですか」と……。</p>
<p>がんが発見された患者さんに、少し食生活の質問をしたときでした、その方も糖質の過剰状態でした。食事のおかずを作るときに、白砂糖をどこにでも入れてしまうようです。油についても、未だバターよりもマーガリンが優れていると信じておられ、甘いお菓子もたくさん食べている状態でした。</p>
<p>牛乳（人間に不必要なホルモンが入っています）は、骨粗鬆症の予防に毎日飲んでいるとのこと。この患者さんの診断は乳がんでした。</p>
<p>がんの発症は食事だけが原因ではありませんが、乳がんの場合は食事や汚染物質などの環境上のリスクファクターが80％を占めていて、遺伝的要素が20％を占めていると言われています。ですから、この患者さんは食事がかなり影響を及ぼしており、食の部分だけを見ますと、乳がんを発症させるリスクの高い食生活であったことは否定できません。</p>
</div>
<div class="entry">
<h2>病気治療の一番の薬は食事である。良い食材を選び糖質制限食を</h2>
<p>私は、医師になって診察を始めた頃から「病気治療の一番の薬は食事である」ことを患者さんに言い続けてきました。最初のうちは、今ほどオーソモレキュラーに基づく栄養療法という治療を用意できてはいませんでしたので、栄養士である母から、幼い頃より知り得た知識や栄養の本を読んで患者さんに伝えていました。</p>
<p>今、幼少の頃を振り返りましても、私の家ではずっと糖質制限食が行われていました。母は、「日本の栄養学は自分が学んだ頃と大きく進歩していないし大変遅れている」と話していました。その後私は、ますます食や栄養学に強い興味を持ち、日本の栄養学の落とし穴を埋めるがごとく海外の進んでいる栄養学を学び患者さんの治療にあたっています。</p>
<p>治療の基本は、分子のレベルで考え個々の患者さんの病気、検査データをしっかり見て指導、治療を行います。実際の治療には、高濃度のビタミンやミネラルの点滴とサプリメントなどを使用して行っています。しかし、基本は、良い食材を選び日々の食生活が一番大切であるということです。</p>
<p>どんなに高品質のサプリメントを毎日摂っていたとしても、糖質過剰の食事中心でたんぱく質や野菜、そしていい油の摂取の少ない食生活では病気治療に追いつくことはあり得ないのです。</p>
<p>診察室で、学校の保健室で、セミナーや講話の席で私はいつも、「皆さんの口から入ったその物質が、頭のてっぺんから足の先まですべてを作っているのです。そして、その口から入ったすべての物であなたの病気を作ったのです」と話しています。このことを、常に頭に留めておいていただきたいと思っています。</p>
</div>
<div class="entry">
<h2>がんを含め婦人科系の病気はホルモンが影響を及ぼす</h2>
<p>今回は、日本でも増えてきている乳がんをはじめ、女性の食生活のあり方で婦人科系の疾患およびがんの予防をいかにしていくかということについてお話ししたいと思います。</p>
<p>昨年（２０１１年）私が海外で参加しましたWomen&#8217;s Healthという婦人科系疾患の栄養療法の勉強会で得た情報や、そのとき実際に臨床で活躍する先生方とのお話からの情報も交えてお伝えしたいと思います。</p>
<p>婦人科系の病気は、がんも含めてすべてホルモンが影響を及ぼします。食事指導や栄養療法を行う上で、一般の採血のデータと同時に必ずホルモンレベル検査が必要になってきます。このホルモンレベル検査は血液で調べるホルモン量ではありません。そのホルモンレベルは、血液検査では生物学的に利用可能なホルモンを見ることができないのです。</p>
<p>すなわち、女性が体の中で実際に利用できている組織に運ばれたホルモンの量を見て評価していかなくては意味がないということです。それを見るためには、唾液による検査が簡易で優れており、また、ホルモンの代謝の状態を把握するのには尿で検査をすることが必要なのです。</p>
<p>婦人科系の疾患を予防そして治療するには、全女性に共通して指導できる肥満予防の食生活の指導と個々の女性において違うホルモンレベルの状態を唾液や尿で検査をして、その結果に対してそれぞれに分子レベルでの栄養療法をします。</p>
<p>このような検査治療は、日本国内ではまだほんの一部の医療機関でしか行われていません。女性ホルモンは、血液検査で調べて評価しているだけなのが大半で現状です。海外では、まず唾液の検査をどんどん行っています。</p>
</div>
<div class="entyr">
<h2>一生摂らないで欲しい油（脂肪）と毎日でも摂って欲しい油</h2>
<p>では、実際の食事とがんについてですが、まずは、乳がんを例に挙げてみます。 過去においては、いろいろな研究の報告で脂肪摂取量の多い欧米の女性に乳がんが多く発症し、脂肪摂取量の少ない国の女性では発症率が低いと言われてきました。そのため、脂肪の摂取量を減らせば乳がんのリスクを減らせると指導もされ、欧米の女性は積極的に脂肪制限をしてきました。しかし、１９９０年代後半からの新しい研究では、これらの考え方は批判されてきています。</p>
<p>私も、今までに述べてきましたが、脂肪は脂肪でも一生摂らないで欲しい油（脂肪）と毎日でも摂って欲しい油があり、脂肪を摂ることがすべてがんの発症につながるわけでなく却ってがんの予防や治療に欠かせない油もあるということです。</p>
<p>世界でも地域によってがんの発症率が低い国々は、伝統的な食生活で全粒穀物、豆、野菜、適度な動物性たんぱく質や海草類などを多く摂り、決して脂肪を食べなかったわけではありません。欧米食ではジャンクフード、精製された穀物、白砂糖、ホルモンたっぷりの牛乳や肉などを多く食べてきました。しかし、高脂肪食が乳がんのリスクを高めるということで、低脂肪食を取り入れたため却って糖質過剰で肥満は減らず、乳がんのリスクも減ったわけではありません。</p>
<p>動物性の脂肪を制限することはもちろん意味はありますが、単に脂肪食が乳がんの発症率を上げているとは言い切れないということに気がついてきたわけです。乳がんと食事における重大なリスクは、動物性脂肪の過剰摂取だけでなく、糖質過剰食、食品そのものが農薬、エストロゲン様物質、産業汚染物質などによる汚染があることも決して忘れてはいけないのです。</p>
</div>
<div class="entry">
<h2>白砂糖を捨て、夕食は主食抜きでおかず中心の食事を</h2>
<p>さて、婦人科系の病気の予防、治療には肥満を避ける栄養療法が第一です。最近ではいろいろな病気と糖質過剰摂取の関係が話題に上がってきていると思います。一般的には、糖質と言うと糖尿病だけと思っていらっしゃる方がほとんどでしょうか。しかし、糖質の過剰摂取が糖尿病以外にもたくさんの病気の発症に関係しているということがわかってきています。</p>
<p>がんにおいても例外ではありません。糖質をたくさん摂ってがんになる？　皆さんにはピンとこないでしょうか。</p>
<p>脂肪細胞の多い肥満の女性は乳がん、卵巣がん、子宮がんのリスクが高まることは知られています。エストロゲンと脂肪細胞は深い間柄で、エストロゲンは卵巣や副腎から分泌されるだけではなく、テストステロンなどのホルモンからエストロゲンが脂肪細胞でつくり出されますから、脂肪細胞が増えればエストロゲンレベルが上昇します。閉経後はさらに、脂肪でのエストロゲンへの変換は高まり血液中や乳房組織内に循環します。エストロゲンでも、悪いエストロゲンの比率が高くなることもわかっています。ですから、脂肪細胞を体につくり出さなければよいわけです。</p>
<p>脂肪をたくさんつくる原因は、精製された炭水化物と白砂糖です。糖質を過剰に摂れば、それを打ち消すだけのインスリンが大量に分泌されます。この分泌されたインスリンの量が脂肪をつくるのです。さらに、細胞内のインスリン様成長因子が過剰になりますと、エストロゲンと相互作用し合って人間の乳がん細胞の複製率が高くなるリスクが高まります。</p>
<p>がん全体に言えることでもありますが、乳がんの患者さんに〝糖質制限食〟については常に話しています。海外の勉強会でも、「乳がんの患者さんには砂糖は避けるか極力制限するように」との指導を受けました。「がん細胞は生き延びるために健康な細胞に比べて３～５倍の糖質を必要とし、高ＧＩ値食は閉経後の女性の乳がん発症率を上昇させる」という話を強調されていました。</p>
<p>乳がん以外でも、毎月の月経前の不快な月経前緊張症候群や多嚢胞性卵胞症候群も糖質の過剰で悪化することから症状緩和には、薬やホルモン剤を使用する前に糖質を止めるだけで症状を改善できます。</p>
<p>乳がんを治療するとき、栄養療法でサプリメントや点滴の治療を受けていくことは認識され始めていますが、まだまだ精製された炭水化物と白砂糖の摂り過ぎが問題になり、これらを制限することが同時に大切な治療であるとの認識は低い現状でしょう。</p>
<p>日本ではカロリー重視の栄養学ですが、糖質制限をしっかり行えば、カロリーはある程度摂取しても気にしなくてよいのです。基本は、白砂糖、白いパン、白米、麺類、スイーツ、精製された穀物を極力控えることです。糖質制限食を語るだけでも山のように情報はありますが、まずは白砂糖を捨て、特に夕食は主食を抜きおかず中心の食事をスタートしてみてください。</p>
</div>
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		<title>がん闘病に必要な食事と栄養</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/article/post_872</link>
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		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 29 Feb 2016 02:33:28 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[バックナンバー]]></category>
		<category><![CDATA[子宮頸がん]]></category>
		<category><![CDATA[悪性]]></category>
		<category><![CDATA[子宮がん]]></category>
		<category><![CDATA[胃がん]]></category>
		<category><![CDATA[乳がん]]></category>
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					<description><![CDATA[がん闘病に必要な食事と栄養 第１回　「油」の問題は欧米社会では国レベルで取り組んでいる がん闘病に必要な食事と栄養について半田えみ先生（医療法人社団 中成会 半田醫院）に解説いただいた。 毎日摂ったほうがいい油と、一生避 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<div class="entry column">
<p class="col-tit-02">がん闘病に必要な食事と栄養</p>
<h1>第１回　「油」の問題は欧米社会では国レベルで取り組んでいる</h1>
<p class="writer">がん闘病に必要な食事と栄養について半田えみ先生（医療法人社団 中成会 半田醫院）に解説いただいた。</p>
</div>
</div>
<div class="entry">
<h2>毎日摂ったほうがいい油と、一生避けて通りたい油</h2>
<p>みなさんは毎日、習慣づけて食べているものはありますか？</p>
<p>食べ物はこれ１つだけ食べればよいというものではありませんが、日々の食事のなかで、基本のものでいいものを続ける大切さということはあると思います。たとえば、ご飯は玄米、毎朝梅干しに緑茶、ぬか漬、岩塩、納豆やお味噌などの発酵食品を摂るなどといった簡単な習慣です。</p>
<p>今回は、私が毎日必ず食べる油についてお話ししてみたいと思います。そして、私の友人でイタリア食研究家の粉川妙さんからいただいたオリーブオイルの情報も交えてお伝えします。</p>
</div>
<div class="entry">
<h2>日本は間違った油神話でマインドコントロールされている</h2>
<p>さて、病気と油と言われて、みなさんあまりピンと来ないかもしれませんね。日本では油に関しての知識と情報量が大変低いのに比べ、欧米社会での国レベルでの取り組みの早さや国民の油に対する昔からの知識が豊富なのには驚きます。</p>
<p>みなさんの記憶に新しい特定保健用食品と指定されたオイルが、実は発がん性があり回収され、食育が脚光を浴びていますが、未だ幼稚園や学校給食で堂々とマーガリンが出されています。お店で売られているパン粉、お菓子、パンなどにもマーガリンとショートニングが使われていないものを探すほうが困難な日本はいかがなものでしょうか。</p>
<p>油ひとつを取りましても、私たちは毎日どれだけの発がん性物質を体内に取り込んでいるのでしょうか。そして、間違った油神話です。「油は太る」「油は血液ドロドロ」「油はコレステロールが上がる」などといった情報でマインドコントロールされています。</p>
<p>すべての油が体にとって敵ではありません。毎日摂ったほうがいい油と、一生避けて通りたい油があります。栄養学的にお話ししますと、油や脂肪に含まれる「脂肪酸」という物質があります。これは、ビタミンやミネラルなどと同じ自然界にある大切な栄養素です。</p>
<p>この脂肪酸がどういうものであるのかをきちんと理解することで、健康を保つ油と病気を起こす油の違いがわかることでしょう。</p>
</div>
<div class="entry">
<h2>油は生鮮食品である　低温圧搾で生で食べることが望ましい</h2>
<p>飽和脂肪酸はバター、ラード、動物の肉の脂身など、不飽和脂肪酸のω９にはオリーブ油、キャノーラ油（菜種油）、サフラワー油（ベニバナ油）、ピーナッツ油、米ぬか油などがあり、ω６はコーン油、ヒマワリ油、サフラワー油、大豆油、ゴマ油、クルミ油、アーモンド油など、ω３は亜麻仁油、エゴマ油、シソ油、青魚の油などです。</p>
<p>油の摂取を考えるときに「体内で産生できるかできないか」「油は生鮮食品である」「圧搾法」という要素も重要になります。</p>
<p>飽和脂肪酸と一価不飽和脂肪酸は体内でつくることのできる脂肪酸です。多価不飽和脂肪酸のω６とω３の脂肪酸は体内でつくることができないので、必須脂肪酸と呼ばれます。体内でつくられない必須脂肪酸は口から食べる必要があります。</p>
<p>では、どんな形で口にすればよいのでしょうか。</p>
<p>油は生鮮食品であると認識し、高温・光・酸素にさらされると酸化されてしまうので低温圧搾がよく、生で食べることが望ましいのです。では、実際に私たちは、ω６とω３のオイルをどのくらい食べているのでしょうか。ω３の摂取は少なく、ω６に属するリノール酸をω３の脂肪酸より10～20倍も多く摂取しているとの報告もあります。</p>
<p>そのため、生活習慣病、アレルギー、うつ、成長障害、ホルモンバランス障害、がん、自己免疫疾患などの病気の一因になっています。しかし、不足するω３の脂肪酸（亜麻仁油など）だけを強化するとω６が不足して別の健康障害が出てくるとのことです。</p>
<p>もうひとつ、不自然な脂肪酸であるトランス型脂肪酸というものがあります。これは、油を高温加熱加工する過程で化学的に水素を添加し、常温では液体であるはずの植物油を固形化させてしまった油です。</p>
<p>マーガリン、ショートニング、植物クリーム、コーヒー用クリーム、菓子類などに多く含まれており危険な油とされ、欧米社会ではすでに使用制限の対策が取られ始めています。</p>
</div>
<div class="entry">
<h2>がんを発症する段階で、〝炎症〟が密接に関与している</h2>
<p>さて、基本的な脂肪酸の話題に続き、がんの栄養療法においての必須脂肪酸であるω３の役割についてお話ししたいと思います。</p>
<p>がんが発症するまでには、いくつかの遺伝子変異を段階的に経て進んでいきます。</p>
<p>第１段階＝①加齢、食事、アルコール、ストレス、タバコ、紫外線、放射線、ウイルスなどにより遺伝子変異が起こります。②がん遺伝子に傷がつき、さらにがん抑制遺伝子にも傷がつきます。</p>
<p>第２段階＝①遺伝子に傷のついた細胞は、がん細胞化して増殖し悪性化していきます。②がん細胞の分裂・増殖が進み腫瘍化し、腫瘍に栄養を与えるための血管新生が始まりさらに成長していきます。</p>
<p>第３段階＝①がんの成長が促進し他臓器に転移をします。②栄養状態が悪くなり全身衰弱します。</p>
<p>これらの、がんを発症する段階に〝炎症〟が密接に関与することがわかってきました。第１段階でいろいろな内的、外的要因に長期間さらされ炎症が長引きますと、体内でフリーラジカルが発症し、細胞のＤＮＡを傷つけます。</p>
<p>また、炎症性に血管新生は起こります。個々のがんでは、ヘリコバクターピロリと胃がん、Ｂ型やＣ型肝炎ウイルス感染症と肝がん、パピローマウイルスと子宮頸がんなど多くのがんの発症に炎症が関わっていることが知られています。</p>
<p>がんに炎症が関わることがわかり始めてきたことは、がんの予防や治療の段階でも炎症を抑える食事をすることや、栄養療法をする意義も大変大きくなってきたといえると思います。がんが発症する前の予防のうちから、抗炎症作用のある食生活を心掛けるとよいでしょう。</p>
</div>
<div class="entry">
<h2>抗炎症作用のある食生活と亜麻仁油オイルの効果</h2>
<p>では、実際に炎症を抑える食事ですが、ビタミンＡ、Ｃ、Ｅなどがたくさん含まれるオーガニックの緑黄色野菜や果物をたっぷり摂りましょう。</p>
<p>新鮮な野菜や果物には酵素もたくさん含まれますし、ビタミンＡ、Ｃ、Ｅにはフリーラジカル除去効果もあります。食物繊維も多いのでデトックス効果もあります。天然のサーモン、青魚などには抗炎症作用を持つビタミンＤが豊富です。</p>
<p>全粒粉のパン、玄米、体内の毒素を運び出す水も大切です。肝機能を高め、炎症の原因となる毒素の排泄を促すために、にんにく、玉ねぎ、ゴボウ、しょうが、ウコンなどがよいでしょう。</p>
<p>そして、油は亜麻仁油などの必須脂肪酸です。亜麻仁油に代表されるアルファリノレン酸を豊富に含む油には、抗炎症作用があります。私は、このω３を代表する亜麻仁油を中心にω６の油がブレンドされたオイルを毎日欠かさず摂っています。もちろん、オーガニックで低温圧搾されたオイルを生のままでいろいろな食材に振りかけて食べています。</p>
<p>私の医院の患者さんにはがんだけでなく、アレルギー性鼻炎、慢性関節リウマチ、高脂血症、高血圧症、脳梗塞、アトピー性皮膚炎、うつ、便秘症などたくさんの病気治療にこのブレンドオイルを使用しています。</p>
<p>さらに、亜麻仁に関しては女性ホルモンとの関わりもあるのです。エストロゲンとは、エストロン、エストラジオール、エストリオールの３種を総称したものです。</p>
<p>これらのエストロゲンが尿中に排泄される量を測定し、それぞれの絶対量とその相対比率ががんを予防するうえで重要な意味を持ってきます。エストロゲンは主に卵巣でつくられますが、肝臓での酵素システムにより解毒されます。この酵素システムが効果的に働かないと、女性は潜在的にがんを引き起こすタイプのエストロゲンをつくり出していく可能性があります。</p>
<p>エストロゲンは、エストロンとエストラジオールに転換され、さらに肝臓で解毒物質と結合または化合してエストリオールとなり尿中に排泄されます。肝臓で無害なエストリオールに解毒されていかなければ、エストロン、エストラジオールが蓄積され乳がんや子宮がんになる危険性が高まってきます。</p>
<p>実際のデータでも、植物性栄養素の豊富な食事にすることで肝臓の解毒能力は高まり、無害なエストロゲンの尿中排泄が高まってくることが実証されています。</p>
<p>野菜の細胞にはリグニン（食物繊維の一種）が多く、食事として入りますと消化管で一部消化、腸内細菌で代謝され哺乳類リグナンやエストロゲン作用を持つエンテロラクトンに変換されます。この哺乳類リグナンは、腸から血中に吸収され肝臓のエストロゲン代謝は促進されます。</p>
<p>体内でのエストロゲンの分泌が多いときはエストロゲンの働きを阻止し、分泌が少ないときはエストロゲンのように作用することがわかっています。このリグナンは植物の茎、根、種に含まれており、特に有機の亜麻仁の種には大量に含まれています。亜麻仁の種（粉末にして食べる）は、女性にとっては植物性エストロゲンとしての働きを得られるのです。</p>
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<h2>オリーブオイルはバージンオイルが基本</h2>
<p>最後に、オリーブオイルのお話です。古代ギリシャの医師ヒポクラテスは、紀元前４世紀にすでに「医食同源」を唱えていました。彼は「オリーブオイルに治療効果がある」と賞賛し人々に勧めていたそうです。「医食同源」は、私たちのいるアジアでも本来、基本の医療にあったはずですよね。</p>
<p>ギリシャ人はイタリアにもオリーブを持ち込み、中世以降は薬にもオリーブオイルが使われ、打ち身や軽いやけどには薬草とワインに混ぜて２週間ほどなじませ患部に塗るそうです。南イタリアに創設された世界最古のサレルノ医学校では食事療法が積極的に行われ「養生訓」がつくられ、食、入浴、睡眠、アロマについて規定しています。</p>
<p>食については、オリーブオイルやハーブ、果実、豆などの摂取を勧め、さらにこの教えはヨーロッパの他の国々にも広まっていきました。その後、「養生訓」やヒポクラテスの教えが科学的にも実証され、「地中海式ダイエット」と呼ばれているものにつながっています。</p>
<p>イタリアではオリーブオイルが推奨され、一番搾りのバージンオイルが基本だそうです。酸化を避けるため生で食べ、起床時にティースプーン２杯のオイルがお腹を整えます。また、髪や手に塗ったり、日々の暮らしのなかで大活躍しているそうです。</p>
<p>みなさんのオイルの常識が、今回のお話しで、少し変わったでしょうか……？</p>
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		<title>腺がんや大きな扁平上皮がんに適している子宮がんの重粒子線治療―安全性が確立され次のステップへ</title>
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		<pubDate>Fri, 26 Feb 2016 00:29:44 +0000</pubDate>
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