(がんの先進医療: 2022年4月発売 45号 掲載記事)

宮西ナオ子のがんの生存率・再発率に関連する食事・栄養や、
サプリメント成分の研究比較 第4回膵臓がん

 がんの治療中、予防や再発防止にも日常生活を送る中で見直したいのが、日々の食べ物から摂取する栄養。発がんリスクの高いもの、低減させるもの、再発率、生存率、死亡率に影響を及ぼすものなどもあるので、これらに関する知識を得たいものですね。そこで本シリーズでは、がん種ごとに特化した食品や栄養の情報に関して研究成果を持つ信憑性の高い論文や抄録をリサーチ。国立がん研究センター予防研究グループがHP で公開している多目的コホート研究や「がん患者のための栄養と運動のガイドライン(第4版)」、米国対がん協会(ACS)国際研究データベースPubmed などから抽出・調査し、なるべく客観的な視点でわかりやすくご紹介します。特定の論文だけではなく、複数の論文で評価しました。第4回目は膵臓がんをとりあげました。

膵臓がんとは

 膵臓は長さ15㎝、幅3~5㎝、厚さ2~3㎝、重さ60~70gほどの淡黄色をした細長い臓器です。みぞおちの奥、胃の背中側に位置し、上方は肝臓、下方は横行結腸、後方は大血管と左腎、右方は十二指腸、左方は脾臓に接しています。
膵臓の主な働きは食べ物の消化と血糖値の調節です。さらには消化液(外分泌)とホルモン(内分泌)を分泌する体内でも唯一の臓器となっています。
 そのような働きをする大切な臓器ですが、全国の統計で見ると肺がん、胃がん、大腸がん、肝臓がんに次いで死因の第5位となっているのが膵臓がんです。近年では増加傾向にあるようで、毎年3万人以上の方が亡くなられており、この30年間でなんと、8倍以上にも増加しています。発症するのは60歳代に多いといわれ、やや男性に多いようです。
 原因としては喫煙、家族歴、糖尿病、慢性膵炎などに関連があると指摘されています。
 膵臓がんは早期の状態では自覚症状がほとんどないとされます。
しかし徐々に腹痛、体重減少、黄疸などが生じて、身体の不調に伴い、診断されたときには、すでに進行した状態となっていることが多いようです。

膵臓がんの症状とは

 私たちの体内では、肝臓から総胆管という管が出て、膵臓の頭部から十二指腸にかけて流れており、肝臓でつくられる消化液の胆汁を十二指腸に運びます。しかし膵臓にがんができると、腫瘍によって胆汁の流れが妨げられ「黄疸」という症状が出ます。これが進行すると胆汁によって全身の皮膚に黄色みがかかってきます。初期では尿の色が濃くなったり、目の白目の部分(眼球結膜)が黄色味をおびてきたりします。さらにはかゆみなどが出現するようになります。
 また体重の減少もひとつのサインになるでしょう。膵臓は胃、大腸、十二指腸などに接しているため、腫瘍ができるとこれらの臓器を圧迫してしまい、食事がとれなくなるからです。結果、体重が減少することがあります。
 同時に膵臓は膵液という消化液を分泌し消化・吸収の働きをしていますが、腫瘍ができると、膵液の流れが滞るため消化吸収力が弱まり、栄養を摂取できないので、体重が減少することもあるようです。
 また糖尿病の場合、突然、血糖値が不安定になったり、血糖値コントロールが急に悪くなったりします。同時に今まで、糖尿病ではなかった方が、初めて糖尿病と診断されたりしたときに、精密検査を受けると膵臓がんが発見されることがあるといいます。
 このような症状があったら、早めに専門病院で精密検査を受けたいものです。診断するには超音波検査、CT、MRI、内視鏡的膵管造影、血管造影などの検査が行われますが、早期の膵臓がんではCTや超音波検査だけではよくわからないことも多いようです。

多目的コホート研究(JPHC研究)による研究結果

 それでは、ここで膵臓がんに関する発がんリスクについて調査してみましょう。まずは、リスクが低下する食べ物、リスクが高まる食べ物について多目的コホート研究(JPHC研究)から調べてみました。
 この研究は分析疫学の手法のひとつです。ある特定の疾患が起こる可能性のある要因を持ったグループ(対象集団/コホート)を決め、その要因や特性を持った群(曝露群)と、持たない群(非曝露群)に分け、一定期間観察して、その原因や特性と疾患との関連性を明らかにし、健康の維持・増進に役立つエビデンス(科学的根拠)の構築をするというものです。国立がん研究センター予防研究グループHPで公開しており、全国11カ所の保健所と国立がん研究センターなどが共同研究をしています。
 すでに約10万人から生活習慣に関する情報を集め、長期にわたって生活習慣が疾病の発症に関連しているかを調査しています。今回は膵臓がんの発がんリスクを調べました。ここでは、リスクが低下する食べ物3件とリスクが高まる食べ物1件がわかりました。
 リスクが低下する食べ物はコーヒー、魚介類由来n-3 PUFA(オメガ– 3系多価不飽和脂肪酸)、果物です。これらは膵臓がんのリスクが低下する食べ物として挙げられています。
 一方、膵臓がんのリスクが高まる食べ物として挙がっているのが、非発酵性大豆食品(豆腐類、高野豆腐、油揚げ、豆乳)です。これらの摂取が多いと膵臓がん罹患リスクが高いという関連性がみられたということです。

研究素材/テーマ 研究内容 結果
コーヒー 生活習慣についてのアンケート調査の結果を用いて、コーヒーの飲酒頻度によるグループ分けを行い、その後に発生した膵がんとの関連を調べました。
最終的に、約10万人が今回の研究の解析対象となり、そのうち、約11年の追跡期間に233人(男性135人、女性98人)が膵がんにかかりました。
男性のみにおいて、ほとんど飲まないグループに比べ、よく飲むグループほどリスクが低くなるという傾向が見られました。
魚介類由来n-3 PUFA(オメガ-3 系多価不飽和脂肪酸) アンケート調査結果から算出した魚介類(さけ・ます、かつお・まぐろ、あじ・いわし、しらす、タラコといった魚卵、ウナギ、イカ、タコ、エビ、アサリ・シジミといった貝類、かまぼこといった加工食品、干物、など19 質問項目を使用)からn-3 PUFA 摂取量(EPA+DPA+DHA)で4 つのグループに分け、最も摂取量が少ないグループに比べ、その他のグループで膵がんのリスクが何倍になるのかを調べました。 アンケート調査回答時にはすでに膵がんに罹患していた可能性がある対象者(追跡開始3 年以内に膵がんと診断)を除外して解析したところ、魚介類由来n-3 PUFA(EPA+DPA+DHA)、DHAにおいて摂取量の最小グループに比べ、最大グループでは膵がんリスクが30%統計学的有意に膵がん罹患リスクの低下を認めました。
果物 138食品が含まれる食品摂取頻度調査をもとに、果物(17品目)・野菜(29品目)の摂取量によって4つのグループに分け、最も少ないグループと比較して、その他のグループでがんの罹患リスクが何倍になるかを調べました。
今回の研究対象に該当した男女約9万人のうち、約16.9 年間の追跡期間中に577 名が膵がんと診断されました。
全果物摂取量の最も多いグループでは、最も少ないグループに比べて膵がん罹患のリスクが低下していました。柑橘類(3 品目)に限定してみても、ほぼ同程度でリスクが低下していました。

表1 膵臓がんのリスクが低下する食べ物

膵臓がん患者を対象とした食事に関する研究成果

 米国対がん協会(AmericanCancer Society:ACS)が公表した『がん患者のための栄養と運動のガイドライン』(第4版)をもとに膵臓がん患者を対象にした再発率・生存率・死亡率に影響を及ぼすものに関する研究成果をまとめてみました。
 ただし、2011年以前に発表された論文であるため、該当の食べ物を対象に国際研究データベースPubmed に掲載されている論文の追加調査(2012年~2021年)も行いました。
 ここでは、「膵臓がん患者を対象とした食事」についての論文が2件ありました。
 ひとつは2004年のイギリスBr J Cancer 誌です。研究素材は「n – 3(オメガ3)系脂肪酸」で、研究内容は、「膵臓がんのある悪液質患者における総エネルギー消費量および身体活動量の減少は、n–3系脂肪酸を強化したエネルギーおよび高濃度タンパク質の経口サプリメントによって調節することができる」というものです。
研究内容は、在宅療養の進行性膵臓がん患者24名を対象にしたものです。n–3系脂肪酸であるエイコサペンタエン酸(EPA)を強化したサプリメント摂取群と、強化していないサプリメント摂取群を無作為に振り分け、8週間にわたって経口投与しました。そして総エネルギー消費量(TEE)、安静時エネルギー消費量(REE)、身体活動レベル(PAL)の影響を調べたものです。
 結果は、EPAを強化したサプリメントの投与は、身体活動レベルの増加と関連し、生活の質の向上を反映している可能性が示唆されています。
 また、もうひとつの研究論文は2001年にスコットランドで出版されたNutrition 誌に掲載されたものです。素材は「魚油」です。
 タイトルは「がん悪液質と魚油強化栄養剤によるその治療」というもので、研究内容としては、過去10年間に進行膵臓がん患者を対象とした関連の科学文献を選択的にレビュー(再検討)したものです。
 結果は、がん悪液質(進行がんの患者さんで高頻度に見られる状態。体重、筋肉量の減少、食欲の低下に加え、さまざまな機能障害や代謝異常を伴う合併症)は、補給された栄養の適切な利用を妨げる代謝環境をつくり出しますが、魚油のような抗炎症剤と栄養補給剤の組み合わせは、悪液質の症状を改善する可能性があるというものを示しています。

研究素材/テーマ 研究内容 結果
非発酵性大豆食品(豆腐類、高野豆腐、油揚げ、豆乳) 食事調査アンケート調査の結果を用いて、総大豆食品・発酵性大豆食品・非発酵性大豆食品・各大豆食品(納豆、味噌、豆腐類)の摂取量を計算し、等分に4 つのグループに分け、最も少ないグループと比較したその他のグループの、その後平均約17 年間の膵がん罹患リスクを調べました。 総大豆食品摂取量が多いと、膵がん罹患リスクが高いという関連が見られました。非発酵性大豆食品(豆腐類、高野豆腐、油揚げ、豆乳)摂取において同様の関連が見られました。

表2 膵臓がんのリスクが高まる食べ物

膵臓がん患者を対象とした食事に関する研究成果

 米国対がん協会(AmericanCancer Society:ACS)が公表した『がん患者のための栄養と運動のガイドライン』(第4版)をもとに膵臓がん患者を対象にした再発率・生存率・死亡率に影響を及ぼすものに関する研究成果をまとめてみました。
 ただし、2011年以前に発表された論文であるため、該当の食べ物を対象に国際研究データベースPubmed に掲載されている論文の追加調査(2012年~2021年)も行いました。
 ここでは、「膵臓がん患者を対象とした食事」についての論文が2件ありました。
 ひとつは2004年のイギリスBr J Cancer 誌です。研究素材は「n – 3(オメガ3)系脂肪酸」で、研究内容は、「膵臓がんのある悪液質患者における総エネルギー消費量および身体活動量の減少は、n – 3系脂肪酸を強化したエネルギーおよび高濃度タンパク質の経口サプリメントによって調節することができる」というものです。
研究内容は、在宅療養の進行性膵臓がん患者24名を対象にしたものです。n – 3系脂肪酸であるエイコサペンタエン酸(EPA)を強化したサプリメント摂取群と、強化していないサプリメント摂取群を無作為に振り分け、8週間にわたって経口投与しました。そして総エネルギー消費量(TEE)、安静時エネルギー消費量(REE)、身体活動レベル(PAL)の影響を調べたものです。
 結果は、EPAを強化したサプリメントの投与は、身体活動レベルの増加と関連し、生活の質の向上を反映している可能性が示唆されています。
 また、もうひとつの研究論文は2001年にスコットランドで出版されたNutrition 誌に掲載されたものです。素材は「魚油」です。
 タイトルは「がん悪液質と魚油強化栄養剤によるその治療」というもので、研究内容としては、過去10年間に進行膵臓がん患者を対象とした関連の科学文献を選択的にレビュー(再検討)したものです。
 結果は、がん悪液質(進行がんの患者さんで高頻度に見られる状態。体重、筋肉量の減少、食欲の低下に加え、さまざまな機能障害や代謝異常を伴う合併症)は、補給された栄養の適切な利用を妨げる代謝環境をつくり出しますが、魚油のような抗炎症剤と栄養補給剤の組み合わせは、悪液質の症状を改善する可能性があるというものを示しています。

研究素材
/テーマ
タイトル 研究内容 結果 掲載誌/ 掲載年/ 国
n-3 系脂肪酸 膵臓がんのある悪液質患者における総エネルギー消費量および身体活動量の減少は、n-3 系脂肪酸を強化したエネルギーおよび高濃度タンパク質の経口サプリメントによって調節することができる。 在宅療養の進行性膵臓がん患者24 名を対象に、n-3 系脂肪酸であるエイコサペンタエン酸(EPA)を強化したサプリメント摂取群と、強化していないサプリメント摂取群に、無作為に振り分け、8 週間にわたり経口投与し、総エネルギー消費量(TEE)、安静時エネルギー消費量(REE)、身体活動レベル(PAL)の影響を調べた。 EPA を強化したサプリメントの投与は、身体活動レベルの増加と関連しており、生活の質の向上を反映している可能性が示唆された。 Br J Cancer 誌,2004年 イギリス
魚油 がん悪液質と魚油強化栄養剤によるその治療。 過去10年間に進行膵臓がん患者を対象とした関連の科学文献を選択的にレビュー(再検討)した。 がん悪液質*1 は、補給された栄養の適切な利用を妨げる代謝環境をつくり出す。魚油のような抗炎症剤と栄養補給剤の組み合わせは、悪液質の症状を改善する可能性がある。 Nutrition 誌,2001年 スコットランド

表3 膵臓がん患者を対象とした食事
*1 がん悪液質:進行がんを有する患者で高頻度に見られる。体重が減少し、筋肉量が減る、食欲も出ないなどの症状が出て、さまざまな機能障害と代謝異常を伴う合併症。
膵臓がんを対象とした食事に関するPubmed 収載論文の検索条件
pancreatic cancer / patients or diagnosis /死亡率or 生存率or 再発率/該当の食べ物(2012 年以降)

膵臓がん患者を対象としたサプリメント成分に関する研究成果

 サプリメント成分として活用されている食材の研究成果について、国際研究データベースPubmed や研究情報のみを掲載しているサイト(製品販売を含むサイトは除く)をもとに、膵臓がん患者さんを対象とした論文を調査した結果、膵臓がん患者を対象としたサプリメント成分の論文は2件でした。
 まずは2019年に韓国のIntegr Cancer Ther 誌に掲載されたメシマコブに関する研究がありました。タイトルは「膵管腺がんの根治的切除後のアジュバント治療の完遂率に対するメシマコブの影響報告」というものです。根治的切除後でアジュバント治療(術後補助化学療法)を受けている膵管腺がん患者さんにメシマコブを1回1100㎎を1日3回経口投与した結果、アジュバント治療を完遂できた人とできなかった人とを分ける予測因子として、メシマコブの摂取が唯一の予測因子であったという結果が出ています。
 もうひとつは、シイタケ菌糸体に対する研究です。2012年に日本で出版されたGan To Kagaku Ryoho 誌に掲載されました。タイトルは「がん免疫療法実施患者における、免疫向上・免疫抑制軽減・QOLに対する有用性報告」というもので、がん免疫療法を実施中の患者さん10名を対象に、4週間は免疫細胞療法を単独で、次の4週間はシイタケ菌糸体を併用したところ、シイタケ菌糸体を併用して摂取するとQOL(生活の質)および免疫能が改善する可能性があるという結果が出ています。

研究素材/テーマ タイトル 研究内容 結果 掲載誌/ 掲載年/ 国
メシマコブ 膵管腺がんの根治的切除後のアジュバント治療の完遂率に対するメシマコブの影響報告。 根治的切除後でアジュバント治療(術後補助化学療法)を受けている膵管腺がん患者にメシマコブを1回1100mg を1 日3 回経口投与した。 メシマコブを摂取したところ、アジュバント治療を完遂できたヒトとできなかったヒトを分ける予測因子として、メシマコブの摂取が唯一の予測因子であった。 Integr Cancer Ther. 誌,2019年 韓国
シイタケ菌糸体 がん免疫療法実施患者における、免疫向上・免疫抑制軽減・QOLに対する有用性報告。 がん免疫療法を実施中の患者10名を対象に、4 週間は免疫細胞療法単独、次の4 週間はシイタケ菌糸体を併用した。 シイタケ菌糸体を併用して摂取するとQOL および免疫能が改善する可能性がある。 Gan To Kagaku Ryoho誌,2012年 日本

表4 膵臓がんに関するサプリメント成分
膵臓がんを対象としたサプリメント成分に関するPubmed 収載論文の検索条件
agaricus blazei or lentinula edodes mycelia or Inonotusobliquus or Ganoderma lucidum or shark cartilage or Sparassis crispa orfucoidan or propolis/patient ancer
うち「膵臓がん」が含まれる論文を抽出(2005 年以降) 

総評

 膵臓がんは早期で発見されにくく、発見された時ときは手遅れの状態が多いと聞きますから、日ごろから生活習慣を見直し、食事にも気をつけて生活をしていきたいものです。
 今回の調査では、膵臓がんのリスクが低下する食べ物に「コーヒー」が含まれていることに注目しました。「男性のみにおいて」と書かれてはいるものの、「コーヒーをよく飲むグループほどリスクが低くなる」というのはコーヒー愛好家にとっては朗報かもしれません。また果物の摂取も多いほうが、リスクが低いというのも嬉しいことです。
 一方、大豆食品摂取量が多いと膵臓がんの罹患リスクが高いという結果は、少し意外でした。大豆の発酵食品として好評価を得ている納豆は積極的に食べたほうがよいと思っていましたが、非発酵性大豆食品になるとリスクが高まるというのは驚きでした。
 またサプリメント成分では、4回目にして初めて「メシマコブ」が登場しました。また、過去3回(乳がん、大腸がん、肺がん)に続き、免疫機能が改善するサプリメント成分として「シイタケ菌糸体」が登場したのも興味深いと感じました。

宮西ナオ子(みやにし・なおこ)
上智大学ポルトガル語学科卒業。生き方研究家・ライター・エッセイスト・女性能楽研究家・博士(総合社会文化)。著書に『朝2時間早く起きれば人生が変わる』『眠る前の7分間』『一週一菜の奇跡』『和ごころのある暮らし』など多数。2014年「東久邇宮文化褒賞」受賞。

宮西ナオ子(みやにし・なおこ)
上智大学ポルトガル語学科卒業。生き方研究家・ライター・エッセイスト・女性能楽研究家・博士(総合社会文化)。著書に『朝2時間早く起きれば人生が変わる』『眠る前の7分間』『一週一菜の奇跡』『和ごころのある暮らし』など多数。2014年「東久邇宮文化褒賞」受賞。

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