ライフライン21 2013年1月発売 8号
特集 膵臓がん―標準治療と先進医療特集 膵臓がん―標準治療と先進医療
【標準治療】
選択肢が増え二次治療も可能になった化学療法
奥坂拓志(国立がん研究センター中央病院肝胆膵内科科長)
切除手術は根治を目指す唯一の治療法
砂村眞琴(大泉中央クリニック院長 東京医科大学八王子医療センター消化器外科・移植外科兼任教授)
抗がん剤との併用で注目され始めた「膵がんに対する放射線治療」
唐澤克之(都立駒込病院放射線科部長)
【先進医療】
重粒子線による術前治療と局所進行膵臓がんに対する治療
辻井博彦(放射線医学総合研究所フェロー・医用原子力技術研究振興財団常務理事)
山田 滋 (放射線医学総合研究所重粒子医科学センター病院治療室長)
膵がんに対する陽子線治療・重粒子線治療
寺嶋千貴(兵庫県立粒子線医療センター医長)
【先進的医療】
膵がんの補助療法
石川 治(大阪府立成人病センター病院長)
【先端医療】
治療法の尽きた膵がん患者に生きる希望を与える膵がんペプチドワクチン療法
浅原新吾(千葉徳洲会病院副院長)
進行性膵がんに対する「分子標的樹状細胞・超特異的リンパ球」の威力
星野泰三(東京・京都統合医療ビレッジグループ理事長 プルミエールクリニック院長)
施設訪問
筑波大学附属病院 陽子線医学利用研究センター
日本で唯一の大学病院に併設された陽子線治療施設。患者さんの体と心をよく診て最適な治療法を提供する
巻頭インタビュー
小児がんに最適な陽子線治療を「保険収載」に!!
原発性肝がんの制御率は90% 陽子線治療を「有効治療」と位置づける櫻井英幸(筑波大学附属病院 陽子線医学利用研究センター長)
「究極の放射線治療」で、多くのがん種の治療・前向きな比較試験に挑戦
国内で唯一、2種の粒子線治療が行える医療施設の役割 不破信和(兵庫県立粒子線医療センター院長)
連載
医療ルネッサンス⑧
地に足の着いた継続的な活動が福島を復興へと導く 上昌広(東京大学医科学研究所特任教授)
がん闘病に必要な食事と栄養
バンクーバーから日本のがん医療を見る
栄養摂取に最適!ミキサーで作る生ジュース
半田 えみ(医療法人社団中成会半田醫院)
がんの放射線治療の副作用とその対策⑧
~放射線治療を安心して受けるために・その2~
唐澤克之(都立駒込病院放射線科部長)
抗がん剤治療の副作用とその対策⑥
がん治療とサプリメントの関係~抗がん剤との併用は是か非か~
森 甚一(都立駒込病院内科)
日本のがん医療「がん対策」に望む
第6回 文部化学省が総合的ながん研究戦略の策定に着手
2014年度に取り組むべき総合戦略と、その実現に向けた工程表をまとめる方針
森ゆか(著述業)
シリーズ 先端医療
樹状細胞療法⑧
難治がん・転移がん向け 往診は日本全国どこまでもー最先端の免疫細胞をたずさえた「寄りそ医」
松島修司 (東京・京都統合医療ビレッジ腫瘍外来) )
治療効果をプラスする「最新のがん治療」
第6回 膵臓がん
~さまざまながん種に対する免疫細胞療法の効果~
加藤洋一(新横浜かとうクリニック院長)
特報
静岡県立静岡がんセンター 富士フィルム(株)と共同研究開発した肺がんの「類似症例検索システム」を臨床の場に導入