ライフライン21 2014年1月発売 12号
特集I 子宮がんー標準治療と先進医療特集II 卵巣がん―標準治療と先進医療
特集I 子宮がんー標準治療と先進医療
【標準治療】
子宮頸がん・子宮体がんの標準治療 ―病状に見合う最善の局所治療と病気の拡がり方を予想した再発予防がキーポイント
瀧澤 憲(公益財団法人がん研究会有明病院顧問(婦人科))
【先進医療】
腺がんや大きな扁平上皮がんに適している子宮がんの重粒子線治療―安全性が確立され次のステップへ
若月 優(放射線医学総合研究所重粒子医科学センター病院)
腹腔鏡下子宮体がん根治手術―早期であれば低侵襲性の特長を生かせる
寺尾泰久(順天堂大学医学部産婦人科准教授)
院顧問(婦人科))
特集II 卵巣がん―標準治療と先進医療
【標準治療】
卵巣がんの標準治療
宇津木久仁子(公益財団法人がん研究会有明病院婦人科副部長)
【先進治療】
卵巣がんに体する新しい化学療法の臨床試験が進行中
藤原恵一(埼玉医科大学国際医療センター婦人科腫瘍科教授)
再発卵巣がん・卵管がんに対する化学療法―パクリタキセル静脈内投与、カルボプラチン静脈内投与およびベバシズマブ静脈内投与の併用療法、ならびにベバシズマブ静脈内投与による維持療法
野河孝充(四国がんセンター統括診療部長)
施設訪問
メディポリスがん粒子線治療研究センター
日本で唯一の「リゾート滞在型」粒子線がん治療施設
粒子線がん治療施設としては世界で初めて「JCI」の認証取得 「患者さんらしくない患者さんがいる病院」を目指す
菱川良夫(メディポリスがん治療研究センター長)
巻頭インタビュー
チーム力で「幸せな医療の提供」を実践
がん治療のエンドポイントを「治る・治らない」に置かない)
菱川良夫(メディポリスがん治療研究センター長)
連載
医療ルネッサンス⑫
相次ぐ医療界の不祥事―一連の事件には制度的陥穽がある
上昌広(東京大学医科学研究所特任教授)
部位別に見た重粒子線による治療
第4回 頭蓋底腫瘍 手術不可能・手術困難な部位に効果を発揮 60・8GyE・16回照射が推奨線量徴
小藤昌志(放射線医学総合研究所重粒子医科学センター病院医長)
がん闘病に必要な食事と栄養
がん3大治療に並ぶ「栄養療法」 普段の食事と生活習慣を工夫して改善していく
半田 えみ(医療法人社団中成会半田醫院)
がんの放射線治療の副作用とその対策⑫
~がん種別の最新の放射線治療と副作用 その①脳腫瘍?
唐澤克之(都立駒込病院放射線科部長)
シリーズ 先端医療
樹状細胞療法⑫
先端医療 難治がん・転移がんの集中治療 がんの壁を破れば〝樹状〟は効く! ?がんは分厚い壁を作る?
星野泰三(東京・大阪・京都統合医療ビレッジグループ理事長 プルミエールクリニック院長)
治療効果をプラスする「最新のがん治療」第10回 子宮がん・卵巣がん
~さまざまながん種に対する免疫細胞療法の効果~
加藤洋一(新横浜かとうクリニック院長)
クリニック訪問
近未来の医療は、現代医療と「根元の医療」との併用である
医療法人社団 健翔会 堀口医院 堀口裕院長に訊く
還元電子治療を駆使し、改善ではなく「治癒」を追求
特別企画
免疫でがんを治す―がん免疫治療の最前線
患者さん1人1人に適した「免疫細胞治療」
鈴木邦彦(株式会社メディネット代表取締役社長)
患者からの声
「忘れられたがん」と呼ばれる「肉腫(サルコーマ)」との闘い
⑥いのちを懸けたブラインドダンス?
日本に「サルコーマセンターを設立する会」代表 吉野ゆりえ