ライフライン21 2017年1月発売 24号
特集 膵臓がん―診断と治療特集
膵臓がん―診断と治療
【標準治療】
膵臓がんの外科療法
手術と抗がん剤治療の組み合わせで治療成績が飛躍的に向上
上坂克彦(静岡県立静岡がんセンター副院長・肝胆膵外科 部長)
膵臓がんの化学療法
遠隔転移・局所進行例に対する化学療法、術後補助化学療法
奥坂拓志(国立がん研究センター中央病院 肝胆膵内科 科長)
膵臓がんの放射線治療
膵がんの放射線治療の変遷と術前化学放射線療法
唐澤克之(がん・感染症センター都立駒込病院放射線科部長)
早川沙羅(がん・感染症センター都立駒込病院放射線科)
腹腔鏡下膵体尾部切除術
チーム力の向上でより安全で低侵襲の手術が施行可能に
中村慶春(日本医科大学付属病院消化器外科 准教授)
松下 晃(日本医科大学付属病院消化器外科 講師)
勝野 暁(日本医科大学付属病院消化器外科 助教)
内田英二(日本医科大学付属病院消化器外科 教授)
【先進医療】
重粒子線による膵がんの治療
術前治療と局所進行膵がんに対する治療
山田 滋(国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構 放射線医学総合研究所病院治療室長)
膵臓がんの陽子線治療
前方浸潤を認めなかった膵がんの生存率は70%と高率
寺嶋千貴(兵庫県立粒子線医療センター医長)
【先進的医療】
膵がんに対する術前化学放射線療法
術後局所再発と遠隔転移の制御を目指して
石川 治(大阪府立成人病センター外科・名誉院長)
シリーズ 「がん治療」最前線【特別編】
東京慈恵会医科大学外科学講座統括責任者・大木隆生教授
「トキメキと安らぎのある村社会」をスローガンに
患者と医師の総幸福度アップに取り組む現代のブラック・ジャック
取材協力●大木隆生 医師
患者会情報
「患者と医師の対話」をテーマに開催
Breast Cancer Network Japanあけぼの会 「秋の乳がん講演会」
特報
第19回日本補完代替医療学会学術集会レポート
免疫やがん領域に関わるキノコの菌糸体や
発酵成分の発表が注目を集める
「ピンクリボンかながわin鎌倉2016」
「新しい乳がんの話題」をテーマに大船観音寺で土井卓子医師が講演
MEDICAL NEWS DIGEST
がん免疫薬オプジーボ50%の値下げへ 2017年2月から、ほか
シリーズ がん治療(標準治療)の基礎知識
治療の流れを理解し、より適切な治療を受けるために
咽頭がん(上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がん)
田原 信(国立研究開発法人国立がん研究センター東病院頭頸部内科長)
食道がん
鶴丸昌彦(順天堂大学医学部附属順天堂医院がん治療センターセンター長・特任教授)
連載
医療ルネッサンス 第24回
子宮頸がんワクチンの副反応問題―メディアも政府も医学界も、
患者視点に立ち徹底的な議論をすべき時
上 昌広(特定非営利法人医療ガバナンス研究所理事長)
岡本友好(東京慈恵会医科大学付属第三病院副院長)の辛口トーク⑪
高齢化社会における社会保障費抑制について
がん薬物療法による副作用のケアとコツ 第3回
~EGFRを標的としたセツキシマブの副作用対策~
村上晴泰(静岡県立静岡がんセンター 呼吸器内科医長兼通院治療センター長)
横山弘一(静岡県立静岡がんセンター看護部 がん化学療法看護認定看護師)
がんの放射線治療の副作用とその対策 第24回
~がん種別の最新の放射線治療と副作用 その⑬ 悪性リンパ腫・骨髄腫・白血病~
唐澤克之(都立駒込病院放射線科部長)
リンパ浮腫の治療とケア⑪
―乳がん治療に伴う乳房の浮腫のケア―
佐藤佳代子(後藤学園附属リンパ浮腫研究所所長)
〈短期連載〉
がんの痛みを我慢しない! ③
「麻薬性鎮痛薬」を恐れていませんか?
服部政治(公益財団法人 がん研究会有明病院 がん疼痛治療科 部長)
シリーズ 先端医療
樹状細胞療法 第24回
免疫治療の効果を躍進させるファイバー・ブレーク治療
~免疫新薬への抵抗性が強いがんの分厚い〝壁〟を取り払う~
星野泰三(東京・大阪・京都統合医療ビレッジグループ理事長 プルミエールクリニック院長)
「最先端の免疫細胞療法」を駆使したオーダーメイドがん治療
〜さまざまながん腫に対する免疫細胞療法によるアプローチ〜
第2回 膵がん
加藤洋一(新横浜かとうクリニック院長)
患者からの声
「理不尽な医療制度」がん闘病11年の訴え
未来に向かって―次世代の医療を守るために
混合診療裁判原告がん患者 清郷伸人(69歳)
闘病記 私のがん体験(十二指腸がん)
毎日が奇跡の連続。病気をしたおかげでより一層感謝の気持ちが…
山本恵美 専業主婦(48歳)
コラム
マスメディア役立ち情報⑤
どう見極める? 高齢者のがん治療
中島由紀(フリーライター)
ひといき。 〜すごろく〜
文・絵 基 蕗子
新刊・既刊 患者図書館の本棚
「ライフライン21 がんの先進医療」バックナンバーのご案内
イベント・インフォメーション
シリーズ
鎌倉の四季 瑞泉寺
鎌倉には「花の寺」が多く、訪れる人の心を和ませていますが、そのなかでも人気が高いのが二階堂奥に位置する瑞泉寺。早春の梅、水仙、椿、盛夏の白芙蓉、秋の紅葉などが庭園を彩り、見る目を飽きさせません。風雅を好む文人たちに愛された所以でしょう。
今回は真冬の訪問ですが、葉を落とし尽くした梅の枝が見せる力強い美しさや、春を待ち望む草木の精気が辺りに満ち、この季節ならではの趣を味わうことができました。
文●後藤充子 撮影●編集部