ライフライン21 2016年1月発売 20号

特集 脳腫瘍―診断と治療(パート1)
2016年01月30日発行!定価1,143円+税

脳腫瘍―診断と治療(パート1)

【標準治療】

神経膠腫に対する診断と治療
丸山隆志(東京女子医科大学病院脳神経外科講師)

悪性髄膜腫の診断と治療
原 貴行(虎の門病院脳神経外科部長)

脳下垂体腺腫の診断と治療
森田明夫(日本医科大学付属病院脳神経外科教授)
田原重志(日本医科大学付属病院脳神経外科講師)

悪性脳腫瘍(髄芽腫)の集学的治療
中村英夫(熊本大学医学部附属病院脳神経外科講師)

転移性脳腫瘍―肺がんからの転移
―転移性脳腫瘍の治療は、原発巣の診断、治療を担当する医師や緩和ケアスタッフとの連携が必須
山口文雄(日本医科大学脳神経外科准教授・医長)

【先進医療】

陽子線による脳腫瘍の治療
―米国・欧州でも陽子線治療施設・患者数が増加し、新しい臨床成績の報告が
水本斉志(筑波大学附属病院陽子線医学利用研究センター講師)

【特別機構】

喉頭全摘後の音声リハビリテーション
―勇気を失うな、心に太陽を持て、唇には言葉を持て
佐藤雄一郎(新潟県立がんセンター新潟病院 頭頸部外科)

特報

現場からの医療改革推進協議会
10年を振り返り、2020年に向けて「医療改革の現在」「東北で医療者を育てる」「医療費問題」「がんの先進医療」「地域医療」などをテーマに第10回シンポジウム開催
第18回日本補完代替医療学会学術集会レポート
免疫の状態をよくすることでがんの闘病を支える補完代替医療に期待

 

シリーズ がん治療(標準治療)の基礎知識
治療の流れを理解し、より適切な治療を受けるために

・子宮頸がん・子宮体がん
・卵巣がん
宇津木久仁子(がん研有明病院婦人科副部長)

シリーズ 「がん治療」最前線 第8回

東京女子医科大学病院
転移性脳腫瘍の治療で成果をあげるガンマナイフ治療室
切らずに治す ガンマナイフの最新モデル「パーフェクション」で、
より正確な治療が短時間で実施可能に

取材協力●林 基弘(東京女子医科大学病院脳神経外科講師・中央放射線部門ガンマナイフ治療室長)

患者会に訊く

NPO法人ブーゲンビリア
治療するだけではなく、患者の満足度を追求する「患者参加型」の医療を提案
内田絵子理事長

連載

医療ルネッサンス⑳
がん治療を巡る論争の陥穽点―尊重されるべきは患者の価値観である
上昌広(東京大学医科学研究所特任教授)

岡本友好(東京慈恵会医科大学付属第三病院副院長)の辛口トーク⑦
医療事故調査委員会に望む―「事件は現場で起きている、会議室ではない」

がんを遠ざける食事と栄養⑦
赤肉・加工肉、魚介類とがん
津金昌一郎(国立がん研究センター社会と健康研究センター センター長)

がんの放射線治療の副作用とその対策⑳
~がん種別の最新の放射線治療と副作用 その⑨ 前立腺がん~
唐澤克之(都立駒込病院放射線科部長)

リンパ浮腫の治療とケア⑦
―重症度に応じた治療とケア 1期について―
佐藤佳代子(後藤学園附属リンパ浮腫研究所所長)

〈短期連載〉
社会的孤立とがん―家族や友人、地域コミュニティーの中で、
意味のある人間関係を築いていくことこそが重要
尾崎章彦(後藤学園附属リンパ浮腫研究所所長)

シリーズ 先端医療

樹状細胞療法⑳
先端医療 難治がん・転移がんの集中治療・往診治療
ニボルマブでがん幹細胞に克つ~しっかり見きわめて根治へ前進~
星野泰三(東京・大阪・京都統合医療ビレッジグループ理事長 プルミエールクリニック院長)

治療効果をプラスする「最新のがん治療」
-さまざまながん種に対する免疫細胞療法の効果-
第18回 脳腫瘍
加藤洋一(新横浜かとうクリニック院長)

患者会からの声

湘南医療を考える会 第3回 シンポジウム開催
医療維新を目指す論点―医療は患者目線のものになれるのか
田島知郎(東海大学名誉教授)
文 ● 清郷伸人 湘南医療を考える会代表

患者からの声

「忘れられたがん」と呼ばれる「肉腫(サルコーマ)」との闘い
⑭初めての抗がん剤治療を決意した理由
希少がん「肉腫(サルコーマ)」患者 吉野ゆりえ
闘病記 私のがん体験(胃がん・前立腺がん)
早期発見・治療を心掛け、日常生活を崩さず目標を持って生きる
堀上 謙 能楽評論家 大学講師(84歳)

コラム

がん検診を人工知能が行う時代になる
奈津野 亜希子(フリーライター)

マスメディア役立ち情報①
なぜ今、マスメディアなのか?
中島由紀(フリーライター)

ひといき。  -てつぼう-
文・絵  基 蕗子

  • イラストで理解できるがんと免疫