ライフライン21 2023年4月発売 49号
がん治療とQOL(生活の質)特集
がん治療とQOL(生活の質)
●がん治療に対する「私」の方法論
【特別寄稿】ホリスティック医学私論
生と死の統合社会の実現こそホリスティック医学の究極である
帯津良一(帯津三敬病院名誉院長 帯津三敬塾クリニック顧問)
抗がん剤治療一択でいいのか
―「がん共存療法」のエビデンスを求めて
山崎章郎(医療法人社団悠翔会 ケアタウン小平クリニック名誉院長「がん共存療法研究所
準備室」代表)
QOLとは「生活・生命・人生の質」である
水上 治(健康増進クリニック院長)
外科医ががんになって13年、死と向き合って私が学んだこと
~がん予防滞在型リトリート「リボーン洞戸」という挑戦~
船戸崇史(船戸クリニック院長)
●「余命」を宣告された患者たちが延命のためにしたこと
「余命4カ月」と宣告されてから30年が経過。
医療の現場でも認められた「塩絵」による色彩療法でアクティブに今を生きる
寺田のり子(塩絵作家)
膵臓がんと共に13年
―標準治療だけでは太刀打ちできず代替療法、丸山ワクチン、ペプチド感作樹状細胞療法で命をつなぐ
高村 僚(「すい臓がんカフェ」代表)
頑なに標準治療を信奉する国の強固な混合診療禁止の壁
―混合診療で命を救われた私に与えられた使命とは
清郷伸人(「湘南医療を考える会」代表)
高齢期に発見されたがんの治療は、患者の体力や家族の
希望に配慮し生活の質を保つ方向で行っていく選択もある
中島由紀(フリーライター)
抗がん漢方薬に救いを求める
鈴木美登里(子宮がん・卵巣がんを克服)
上伊澤 洋 (胃がん・甲状腺がんを克服)
柴田 修 (肝硬変・肝臓がんを克服)
シリーズ「がん治療」最前線
東京医科大学病院 膵臓・胆道疾患センター
糸井隆夫センター長に訊く
胆膵内視鏡検査および治療数、胆膵外科手術数は全国でもトップクラス
内科・外科がスクラムを組んでワンチームとして診療を行う
取材協力● 糸井隆夫 東京医科大学臨床医学系消化器内科学分野主任教授
写真提供● 東京医科大学広報課
取材・文● 柄川昭彦 医療ジャーナリスト
撮影● 編集部
シリーズ
山田邦子のがんとのやさしい付き合い方
そこが知りたい
なぜ、ラジウム(ラドン)温泉はがん患者に効果があるのか?
川嶋 朗(統合医療SDMクリニック院長)
特別企画 対談
固形がんなら再発・転移がんも治す画期的な放射線療法
増感放射線療法「コータック(KORTUC)」の威力
—薬事承認に向けて本格始動
小川恭弘氏 高知総合リハビリテーション病院院長
小幡史郎氏 長崎県島原病院放射線科診療部長
イベント情報ファイル
現場からの医療改革推進協議会
第17回シンポジウム開催(続報)
現場の視点から具体的な問題提起を行い
適切な解決策を議論する
特報
国際水素医科学研究会主催 日台共同開催
第3回 国際水素医科学研究会セミナー
水素の生体内における作用機序の解明と効果的な活用法の構築を目指す
最新水素研究2023
出澤真理教授ら「Muse細胞を守る会」
緊急記者会見
医療応用が期待されているMuse細胞であるが……
連載
医療ルネッサンス 第49回
コロナワクチンのメリットとデメリット―重要なのは重症あるいは致死的な副反応の頻度
上 昌広(特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所理事長 内科医)
岡本友好(東京慈恵会医科大学附属第三病院副院長)の辛口トーク 第36回
―「侍ジャパン」から得た教訓:戦術・戦略も大事だが個々の能力(治療薬)をいかに発揮させてあげるかが重要なポイントである―
がん薬物療法による副作用のケアとコツ 第28回
~免疫関連有害事象(irAE)としての心筋炎~
村上晴泰(静岡県立静岡がんセンター 呼吸器内科医長兼通院治療センター長)
麻生咲子(静岡県立静岡がんセンター がん看護専門看護師)
乳がんと向き合う―納得・安心して治療を受けるために
知っておきたい土井卓子の「ピンクリボン手帳」
第6回 乳がんのリンパ節郭清
土井卓子(医療法人湘和会湘南記念病院 乳がんセンター長 横浜市立大学医学部臨床教授)
リンパ浮腫の治療とケア 第36回
―下肢リンパ浮腫のセルフバンデージ②―
佐藤佳代子(合同会社のあ さとうリンパ浮腫研究所 代表)
短期連載
外見の変化に悩んでいるがん患者さんのために
「一般社団法人 日本キャンサーアピアランスケア協会」設立
第5回 がん看護専門看護師の立場からアピアランスケアを考える
福﨑真実(静岡県立静岡がんセンター がん看護専門看護師)
がん免疫栄養ケトン食療法
第6回 研究データから見たケトン食でがんが縮小する条件(後編)
古川健司(医療法人杉原クリニック院長)
シリーズ
宮西ナオ子の
がんの生存率・再発率に関連する食事・栄養や、サプリメント成分の研究比較
第7回 子宮がん、卵巣がん
患者会通信
一般社団法人沖縄県がん患者会連合会 2010年~2021年までの患者会活動の歩み『SUN燦』から(続)
『胃を切った人の情報紙 ALPHA CLUB』第456号・457号・458号を発行
「代用胃作製が保険収載された」など
Breast Cancer Network Japan—あけぼの会『AKEBONO NEWS』WINTER 2023 No.3発行
〈あけぼの会全国大会in神戸〉特集号
がん遺族会・青空の会
『青空の会のつどい』No・116にて中野貞彦代表が、
「日ホス・奈良大会」を「充実した密度の濃い」大会であったと報告
MEDICAL NEWS DIGEST
アストラゼネカの「胆道がん患者調査」で判明。胆道がんの認知度の低さが周囲に病気を知らせることや困りごとを相談するハードルになっている
芝浦工業大学、活性型ビタミンD3がヒ素を介した発がんのリスクを抑制することを発見
がん研究会・がん研有明病院とAIメディカルサービス、内閣府主催の「第5回 日本オープンイノベーション大賞」で、「日本学術会議会長賞」を受賞
上尾中央総合病院 手術支援ロボットを用いた中咽頭がん切除術を実施し「経過良好」と報告
社会医療法人 愛仁会 千船病院広報誌『虹くじら』2023 春号 配布開始
シリーズ 湘南の四季
平塚市 高麗山公園・湘南平
春先の長雨がようやく上がった3月27日の朝、平塚市にある高麗山公園を訪れました。
ここは平塚市と大磯町にまたがる広大な風致公園。なかでもこの日楽しみにしてきたのは360度のパノラマが眺望できるという湘南平ゾーンです。
湘南平はまた、県下有数の桜の名所としても知られ、この時期には多くの花見客が集まります。春休みに入ったせいか家族連れの姿も見られ、桜を愛でると同時にここでしか味わえない雄大な景色を満喫しているようでした。
文●後藤充子 撮影●編集部
コラム
マスメディア役立ち情報 第27回
花粉症とがんの意外な関係
中島由紀 フリーライター
医療の小窓 第5回
睡眠の質
嶌本里緒 フリーライター
ひといき。 〜ドミノたおし〜
文・絵 基 蕗子
[常設]
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