ライフライン21 2020年7月発売 38号
特集 長期生存を果たした〝がんサバイバー〟の手記特集
長期生存を果たした〝がんサバイバー〟の手記
胃がんと食道がん
―食事はよく噛んで食べ、間食はせず、酒は適量。よく歩く生活習慣を続けている
松井寿一(医学ジャーナリスト)
肺がん
―再発という不安をかかえながら術後3年、医師の勧めで立ち上げた「あけびの会」
藤井婦美子(秋田県肺がんネットワーク「あけびの会」代表)
乳がん
―「人事を尽くして天命を待つ」こと27年。もはやがんであったことも忘れているくらい
中澤幾子(元「イデアフォー」世話人)
大腸がん
―心理カウンセラーの資格を取得し自己啓発。
その知識を用いて、食事や運動の健康的な生活習慣を「継続」する
川口健太朗(「ピアサポート」相談外来)
乳がん、子宮頸がん
―あらゆるものの運命はどうなるかは分からない。
でも「今、生を感じること」が一番大切
関根奈津江(主婦)
舌がん
―定期検診で「転移はないよ、OKだよ!」と主治医に言われるとホッと安堵。
その嬉しさ、感激は何にも代えがたい
渡辺真康(元法務省矯正局法務教官)
膵臓がんと共に10年
―「泣いて過ごしても笑って過ごしても平等に時は流れる」
高村 僚(「すい臓がんカフェ」主宰)
腎臓がん
―転移がんになりながら20年目を迎える
清郷伸人(湘南医療を考える会 代表)
シリーズ「がん治療」最前線
南東北BNCT研究センター・髙井良尋センター長に訊く
がん細胞だけを攻撃する画期的ながん治療法
BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)の保険診療がスタート
取材協力● 髙井良尋 南東北BNCT研究センター センター長
写真・資料提供● 南東北BNCT研究センター
取材・文● 柄川昭彦 医療ジャーナリスト
特別企画
新型コロナウイルス感染拡大の収束に向けて取り組むべき課題
上 昌広(特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所理事長 内科医)
濱木珠恵(ナビタスクリニック新宿 院長)
クリニック訪問
全国往診・連携入院 プルミエールクリニック 星野泰三院長に訊く
ゲノム解析に基づいた抗がん効果を目指し自らの力でがんに立ち向かう
~明確な治療計画と多彩なバリエーション~
連載
医療ルネッサンス 第38回
新型コロナウイルス感染の第2波に備え、がん患者は何をすべきか
上 昌広(特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所理事長 内科医)
いのちのエネルギーを高める 帯津良一のホリスティック医学講座
第7回 養生という人生の味わい(承前)
帯津良一(帯津三敬病院名誉院長 帯津三敬塾クリニック顧問)
岡本友好(東京慈恵会医科大学付属第三病院副院長)の辛口トーク 第25回
脚色のない正確な記録を残すことがわれわれの大切な責務である
がん薬物療法による副作用のケアとコツ 第17回
~再発または難治性の多発性骨髄腫に承認され、
実地臨床においても使用される機会が増えてきているエロツズマブ~
村上晴泰(静岡県立静岡がんセンター 呼吸器内科医長兼通院治療センター長)
横山弘一(静岡県立静岡がんセンター 看護部 がん薬物療法看護認定看護師)
がんの放射線治療の副作用とその対策 第38回
~主な適応と照射範囲の設定法 その12 頭頸部がん~
唐澤克之(都立駒込病院放射線科部長)
リンパ浮腫の治療とケア 第25回
―下肢リンパ浮腫のセルフケア(線維化した皮膚①)―
佐藤佳代子(合同会社のあ さとうリンパ浮腫研究所 代表)
シリーズ 先端医療
免疫新薬 第38回
難治がん・転移がんの集中治療・往診治療
腫瘍免疫応答の準備と手順~ネオアンチゲン成功のシナリオ~
星野泰三(統合医療ビレッジグループ理事長 プルミエールクリニック院長)
シリーズ 山田邦子のがんとのやさしい付き合い方
そこが知りたい
コロナ禍におけるがん患者の免疫力・体力をつくる在宅栄養・食事支援
川口美喜子(大妻女子大学家政学科食物学科管理栄養士専攻教授)
宮西ナオ子のがんに挑むサプリメント 徹底リサーチ
第6回 霊芝
MEDICAL NEWS DIGEST
南東北BNCT研究センター・髙井良尋センター長に訊く
BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)の保険診療がスタート【巻頭グラビアの続きです】
臨床試験から短期間で保険診療が認められた、ほか
シリーズ
湘南の四季 神奈川県立大磯城山公園
梅雨明けが間近に迫ったある日、神奈川県立大磯城山公園を訪れました。東海道線大磯駅から二宮駅のほぼ中間に位置し、うっそうとした木立に覆われています。
駐車場は、土・日祝日は有料ですが、週日は無料。近隣の住民に気軽に来てほしいという配慮が伝わってきました。国道1号線を挟んで、公園は旧三井別邸地区と旧吉田茂邸地区に分かれていますが、まずは旧三井別邸地区へと向かうことに。
連日の雨で、周囲の樹や草は生き生きしています。なだらかな坂を登りその奥に見える南門から公園に入ってみましょう。
文●後藤充子 撮影●編集部
闘病記
私のがん体験(膵臓がん)
膵臓がん初回手術から10年、慌てず騒がず②
高村 僚(「すい臓がんカフェ」主宰〈66歳〉)
私のがん体験(夫を大腸がんで、父を肝臓がんで亡くした家族の立場から)
「負けないで。勝たなくていい、だから気持ちは負けないで」②
金子由香(看護師〈北海道 32歳〉)
コラム
マスメディア役立ち情報 第19回
新型コロナウイルス感染拡大によるがん治療への影響
中島由紀(フリーライター)
ひといき。 〜へいきんだい〜
文・絵 基 蕗子
重粒子線によるがん治療 ~各施設の治療実績・施設の特長~
全国がん患者の会一覧
新刊・既刊 患者図書館の本棚
イベント・インフォメーション