ライフライン21 2023年1月発売 48号

がんの免疫療法
2023年01月30日発行!定価1,122円+税

特集

がんの免疫療法

【特別寄稿】がん免疫療法開発の現状と展望
―免疫療法は、がんの集学的治療における重要な治療法の一つとして、ますますの開発・改良が期待されている
河上 裕(国際医療福祉大学医学部免疫学 教授)

新世代がん治療として注目される免疫療法
新しい治療法を開発し「がん免疫療法の拠点」を目指す
―神奈川県立がんセンターでの取り組み
辻 嘉代子(神奈川県立がんセンター 特別研究員)
笹田哲朗(神奈川県立がんセンター がんワクチン・免疫センター センター長)

免疫療法の基礎解説
ワクチン療法と免疫細胞療法、免疫抑制の解除
編集部

再発予防で効果を発揮する「活性化自己リンパ球療法」
関根暉彬(株式会社GCリンフォテック取締役会長)

自家がんワクチン療法
究極のオーダーメイド治療「自家がんワクチン」
大野忠夫(セルメディシン株式会社代表取締役社長)

がん免疫サイクルから見た個別化免疫療法とCancer Precision Medicine
―がんの自由診療は真に患者さんのためになる医療として発展させなければならない
後藤重則(医療法人社団 滉志会 理事長 瀬田クリニック東京 院長)

東京ミッドタウン先端医療研究所の取り組み
先制治療の観点から免疫療法を含む再生医療が重要な役割を担う
島袋誠守(東京ミッドタウン先端医療研究所 副所長 がん診療部長)

わかるがん治療
がんのしくみと免疫療法
加藤洋一(新横浜かとうクリニック院長)

6種複合免疫療法について
6種類の免疫細胞を培養して活性させ、がんの発生・再発リスクを低減する
―がんになった一人の女医の切なる思い
星子尚美(星子クリニック院長)

高活性NK細胞療法
がん免疫細胞療法を行う「科学的妥当性」を示せるか
~当クリニックNK細胞療法を行った膵臓がんの検討~
益山純一(医療法人社団 ニューシティ大崎クリニック医師)

シリーズ「がん治療」最前線

世界初の局注用・放射線増感剤の新規創薬
高知総合リハビリテーション病院 小川恭弘院長に訊く
固形がんなら再発・転移も治す
画期的な増感放射線治療法「コータック(KORTUC)」の威力
取材協力● 小川恭弘 高知総合リハビリテーション病院 院長
      松田和之 株式会社KORTUC代表取締役社長
取材・文● 編集部

特報

乳がんの早期発見・早期治療の大切さを発信
『ピンクリボンかながわin鎌倉女子大学2022』
企業と学校と市の行政が手を結び、日本人の乳がんの死亡率を減らしたい
取材・文 ● 宮西ナオ子(フリーライター)
展示ブース(出展企業)

世界がん撲滅サミット2022 in OSAKA
公開セカンドオピニオンに登壇して
2022年11月3日(木)、「不可能の壁に風穴を開けろ!」を謳い、世界がん撲滅サミット2022実行委員会主催、アライアンス・フォーラム財団共催により、大阪府立国際会議場5階のメインホールにおいて『世界がん撲滅サミット2022® in OSAKA』(2025年大阪・関西万博の成功祈念・被災地支援)が開催された。「すい臓がんカフェ」代表の高村僚氏が、本サミット「公開セカンドオピニオン」に、コメンテーターの一人として登壇。高村代表に、世界がん撲滅サミットの概要についてリポートしていただきました。 
取材・文 ● 高村 僚(すい臓がんカフェ代表)

連載

医療ルネッサンス 第48回
オンライン診療とデジタル医療が、従来のがん医療のあり方を変えるかもしれない
上 昌広(特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所理事長 内科医)

いのちのエネルギーを高める 帯津良一のホリスティック医学講座
第17回 ナイスエイジング 老化に楽しく抗う
帯津良一(帯津三敬病院名誉院長 帯津三敬塾クリニック顧問)

岡本友好(東京慈恵会医科大学附属第三病院副院長)の辛口トーク 第35回
―患者さんの命を失わせたら専門医失格である。結果にこだわる、それがプロフェッショナルとしての医師の使命である―

がん薬物療法による副作用のケアとコツ 第27回
~免疫チェックポイント阻害薬による内分泌障害~
村上晴泰(静岡県立静岡がんセンター 呼吸器内科医長兼通院治療センター長)
河村奈緒(静岡県立静岡がんセンター がん看護専門看護師)

リンパ浮腫の治療とケア 第35回
―下肢リンパ浮腫のセルフバンデージ①
佐藤佳代子(合同会社のあ さとうリンパ浮腫研究所 代表)

短期連載
外見の変化に悩んでいるがん患者さんのために
「一般社団法人 日本キャンサーアピアランスケア協会」設立
第4回 乳がんの手術
田中眞紀(JCHO久留米総合病院 院長 一般社団法人日本キャンサーアピアランス協会 理事)

がん免疫栄養ケトン食療法
第5回 研究データから見たケトン食でがんが縮小する条件(前編)
古川健司(医療法人杉原クリニック院長)

シリーズ

山田邦子のがんとのやさしい付き合い方
そこが知りたい
末期がんに挑む!「水素ガス免疫療法」
赤木純児くまもと免疫統合医療クリニック院長

宮西ナオ子の
がんの生存率・再発率に関連する食事・栄養や、サプリメント成分の研究比較
第6回 膀胱がん

患者会通信

がん遺族会・青空の会 『青空の会のつどい』
No.116発行
山崎章郎医師との出会い(椚計子)
日ホス・奈良大会の報告(中野貞彦)

Breast Cancer Network Japan−あけぼの会
『AKEBONO NEWS』AUTUMN 2022 No.2発行
「がんゲノム医療 難治とされるがん克服への道が
開かれる!」ほか

MEDICAL NEWS DIGEST

現場からの医療改革推進協議会 第17回シンポジウム開催

公益財団法人日本対がん協会 「働く世代のためのがんリテラシー向上プロジェクト」を開始

メドメイン株式会社 前立腺がんを高精度に検出する病理AIの開発に成功~ Cancersに論文が掲載

アストラゼネカ株式会社 肺がん情報サイト「肺がんとともに生きる」を リニューアル

シリーズ 湘南の四季

県立大磯城山公園 日本庭園

朝夕の気温差が大きくなり、野山の色づきも目立ち始めた11月25日、大磯町にある県立大磯城山公園を訪ねました。ここは旧三井財閥別荘跡地と旧吉田茂邸跡地を整備した県立都市公園。その一角を占める日本庭園の紅葉の美しさは県内でも有名です。特に25日から27日まで、ライトアップイベントが開催されるとあって、夕方近くになるにつれ、車が続々とやってきました。やがて、スカイブルーの空が陰りだし、日没が近づいてきました。いよいよ、お待ちかねのライトアップの始まりです。

文●後藤充子 撮影●編集部

コラム

マスメディア役立ち情報 第26回
「かかりつけ医」制度をめぐって
中島由紀 フリーライター

医療の小窓 第4回
自分を与える
嶌本里緒 フリーライター

ひといき。  〜おにごっこ〜
文・絵  基 蕗子

[常設]
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  • イラストで理解できるがんと免疫