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	<title>前立腺がん &#8211; がんの先進医療｜蕗書房</title>
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	<description>「がんの先進医療」では、がん治療の選択肢を広げる科学的な根拠に基づく「情報」を提供していきます。</description>
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		<title>がん治療（標準治療）の基礎知識 治療の流れを理解し、より適切な治療を受けるために 第13回　精巣がん&#062;&#062;</title>
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		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 08 Aug 2016 07:54:15 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[標準治療]]></category>
		<category><![CDATA[非セミノーマ]]></category>
		<category><![CDATA[胚細胞腫瘍]]></category>
		<category><![CDATA[抗がん剤]]></category>
		<category><![CDATA[腺がん]]></category>
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		<category><![CDATA[先進医療]]></category>
		<category><![CDATA[副作用]]></category>
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		<category><![CDATA[前立腺がん]]></category>
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					<description><![CDATA[がん治療（標準治療）の基礎知識 治療の流れを理解し、より適切な治療を受けるために 第13回　精巣がん 桶川隆嗣　杏林大学医学部泌尿器科教授 精巣がん治療の基礎知識について、杏林大学医学部泌尿器科教授　桶川隆嗣先生に解説し [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<div id="book_title">
<h1>がん治療（標準治療）の基礎知識<br />
治療の流れを理解し、より適切な治療を受けるために<br />
第13回　精巣がん</h1>
</div>
<div id="author_exp">
桶川隆嗣　杏林大学医学部泌尿器科教授</p>
<div class="author">
<img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/11/testicular_cancer_00.gif" border="0" alt="桶川隆嗣(おけがわ・たかつぐ)　杏林大学医学部泌尿器科教授
１９９８年 杏林大学大学院医学研究科修了。１９９９年 米国テキサス大学( サウスウェスタンメディカルセンター) 泌尿器科 ( 腫瘍学研究員) 、２００１年 杏林大学医学部泌尿器科学内講師、２００２年 杏林大学医学部泌尿器科講師、 ２００４年 杏林大学医学部泌尿器科助教授を経て、２０１４年、現職。泌尿器科学専攻、 専門分野 ( 大学院) 外科系専攻。泌尿器腫瘍学、腹腔鏡手術、分子生物学。 研究テーマ 泌尿器系腫瘍に対する低浸襲性手術、泌尿器系腫瘍の分子生物学的非侵襲的診断、前立腺がんの遺伝子治療。" class="sp100">
</div>
<div class="txt">
精巣がん治療の基礎知識について、杏林大学医学部泌尿器科教授　桶川隆嗣先生に解説していただきました。</div>
</div>
<div id="contents">
<h2>20～30歳代に多い精巣腫瘍とは</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">精巣は男性の陰嚢内にある卵形の臓器で、一般に睾丸とも呼ばれています（図1）。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/11/testicular_cancer_01.gif" border="0" alt="図1　精巣" class="sp100"></p>
<p class="area_10">精子をつくる働きと、男性ホルモンを分泌する働きを担っています。</p>
<p class="area_10">精巣腫瘍は、精巣の細胞から発生する腫瘍です。そのうちの95％は、分化する前の胚細胞から発生したもので、「胚細胞腫瘍」と呼ばれています。胚細胞腫瘍の中にも、いろいろな種類の腫瘍があります（表１）。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/11/testicular_cancer_h01.gif" border="0" alt="表1　胚細胞腫瘍の種類
良性
・奇形腫（きけいしゅ）
悪性
・未分化胚細胞腫（みぶんかはいさいぼうしゅ）
（ 胚細胞腫）
・卵黄のう腫瘍（らんおうのうしゅよう）
・絨毛がん（じゅうもうがん）
・胎児性がん（たいじせいがん）" class="sp100"></p>
<p class="area_10">精巣腫瘍の好発年齢は、他のがんとは大きく異なっています。最大のピークは20歳代～30歳代で、小児期にもピークがあります。罹患率（精巣腫瘍にかかる割合）は、10万人に1～2人ですから、まれながんといえます。ただし、20歳代～30歳代の男性に限れば、固形がんの中で最も発症率の高いがんです。</p>
<p class="area_10">どのような人がなりやすいのかについては、次のような危険因子が挙げられています。</p>
<p class="area_10">①家族に精巣腫瘍の人がいる。<br />
②停留精巣（精巣が陰嚢に落ちていない）。<br />
③反対側の精巣が精巣腫瘍になった。<br />
④不妊症・精液検査異常。<br />
⑤低体重児・未熟児、高身長。</p>
<p class="area_10">精巣腫瘍ができると、その精巣が腫れてくるという症状が現れます。触ってみると片側の精巣だけが大きくなっているので、本人にもわかりやすい症状です。ただし、痛みがなく、発熱もないので、大きくなっていることに気づいても、深刻な病気と考えない人が多いのです。さらに、陰部の症状なので、診察を受けるのが恥ずかしいという心理も働き、症状に気づいていながら、受診が遅れることがよくあります。精巣が大きくなっていることに気づいたら、たとえ痛みや発熱がなくても、恥ずかしがらずに受診することが大切です。精巣腫瘍は悪性度が高く進行が速いので、放置すると転移する可能性が高くなります。</p>
<p class="area_10">基本的には無痛性腫瘤が特徴的な症状ですが、徐々に大きくなるにつれて、不快感や牽引感（引っ張られるような感じ）を伴うようになります。また、精巣上体炎や血流障害による炎症などを引き起こした場合には、痛みを伴います。このような痛みが、精巣腫瘍の患者さんの10～30％ほどに現れます。</p>
<p class="area_10">すでに転移が起き、それによ次のような症状が病気の発見につながることもあります。</p>
<p class="area_10">◆後腹膜リンパ節転移……腹部腫瘤、腰痛。<br />
◆肺・縦隔リンパ節転移……血痰、呼吸困難。<br />
◆脳転移……頭痛、嘔吐、神経症状。</p>
</div>
<h2>検査と診断</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">原発巣に対して行われるのは、陰嚢の超音波検査です。これにより、充実性の腫瘤*1 ができていれば、精巣腫瘍であることがわかります。泌尿器科の専門医であれば、この時点でほぼ診断がつきます。</p>
<p class="area_10">さらに、がんの広がりを調べるため、胸部Ｘ線検査、腹部超音波検査、ＣＴ検査、骨シンチグラフィー検査、ＭＲＩ検査などで転移巣を探します。</p>
<p class="area_10">腫瘍細胞が出す物質を調べる腫瘍マーカー検査も行われます。採血して、ＡＦＰ（αフェトプロテイン）、ｈＣＧ（ヒト絨毛性ゴナドトロピン）、ＬＤＨ（乳酸脱水素酵素）などについて調べます。腫瘍の種類や性質を知る目安とするために行われます。また、治療後の効果判定や経過観察にも用いられます。</p>
<p class="area_10">画像検査と腫瘍マーカーの値から、予後を予測し、治療方針を決定するためにＩＧＣＣＣ（International Germ Cell Consensus Classification＝国際胚細胞腫瘍予後分類）による分類を行います（表２）。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/11/testicular_cancer_h02.gif" border="0" alt="表2　IGCC（International germ cell consensus）分類
日本泌尿器科学会、日本病理学会編「泌尿器・病理　精巣腫瘍取扱い規約　2005
年3 月【第3 版】」（金原出版）より作成

【予後良好】
＜非セミノーマ＞
肺以外の臓器転移がない。
かつAFP ＜ 1.000ng/㎖
かつhCG ＜ 5.000IU/L
かつLDH ＜ 1.5× 正常上限値

＜セミノーマ＞
肺以外の臓器転移がない。
かつAFP は正常範囲内
hCG、LDH は問わない。


【予後中程度】
＜非セミノーマ＞
肺以外の臓器転移がない。
かつ1.000ng/㎖≦ AFP ≦ 10.000ng/㎖
または5.000IU/L ≦ hCG ≦ 50.000IU/L
または1.5× 正常上限値≦ LDH ≦ 10× 正常上限値

＜セミノーマ＞
肺以外の臓器転移がある。
かつAFP は正常範囲内
hCG、LDH は問わない。

【予後不良】
＜非セミノーマ＞
肺以外の臓器転移がある。
またはAFP ＞ 10.000ng/㎖
またはhCG ＞ 50.000IU/L
またはLDH ＞ 10× 正常上限値

＜セミノーマ＞
該当なし
" class="sp100"></p>
<p class="area_10">「予後良好」「予後中程度」「予後不良」に分類しますが、各群の5年生存率は、それぞれ94％、83％、71％となっています。最近の化学療法の進歩により、予後不良群の成績はさらに良くなっていると考えられています。</p>
<p class="area_10">精巣腫瘍の診断では、腫瘍の種類を「セミノーマ*2 」と「非セミノーマ*3 」に分けることが重要です。なぜなら、セミノーマとそれ以外の腫瘍では、抗がん剤や放射線に対する感受性が異なるため、治療法が違ってくるからです。</p>
<p class="area_10">*1 充実性腫瘤：固形成分でできた腫瘍<br />
*2 セミノーマ：睾丸にできる腫瘍の一つ<br />
*3 非セミノーマ：セミノーマに分類されないもの</p>
</div>
<h2>病期分類</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">精巣腫瘍の病期（ステージ）は、転移の有無、転移が後腹膜リンパ節までか、肺や脳などの全身かによって、Ⅰ期からⅢ期までに分類されます（表３）</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/11/testicular_cancer_h03.gif" border="0" alt="表3　精巣腫瘍の病期分類（日本泌尿器科学会 日本病理学会／編）
日本泌尿器科学会、日本病理学会編「泌尿器・病理・精巣腫瘍取扱い規約2005年3月【第３版】」（金原出版）より作成

Ⅰ期　転移がない
Ⅱ期　横隔膜以下のリンパ節のみ転移がある
ⅡA　後腹膜転移巣が5㎝未満
ⅡB　後腹膜転移巣が5㎝以上
Ⅲ期　遠隔転移
Ⅲ0　腫瘍マーカーが陽性であるが、転移巣不明
ⅢA　横隔膜以上のリンパ節に転移がある
ⅢB　肺に転移がある
B1　片側の肺の転移が４個以下かつ２㎝未満
B2　片側の肺の転移が５個以上または２㎝以上
ⅢC　肺以外の臓器にも転移がある
※陰嚢内に留まる腫瘍は、腫瘍の大きさによる差を見出しがたいため、手術の困難さ、転移により分類している" class="sp100"></p>
<p class="area_10">転移がない場合がⅠ期、後腹膜リンパ節への転移がある場合がⅡ期、遠隔転移がある場合がⅢ期です。</p>
</div>
<h2>治療方針</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">精巣腫瘍の治療では、まず精巣を取り除く「高位精巣摘除術」という手術が行われます。精巣腫瘍は進行が速いので、なるべく早く手術を行う必要があります。取り出した精巣の腫瘍に対しては、組織を顕微鏡で調べる病理検査が行われます。</p>
<p class="area_10">転移がない場合がⅠ期、後腹膜リンパ節への転移がある場合がⅡ期、遠隔転移がある場合がⅢ期です。</p>
<p class="area_10">それによって、セミノーマか非セミノーマかが明らかになり、病期も決定されます。それによって、治療方針が決まってきます（図3）。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/11/testicular_cancer_03.gif" border="0" alt="図3　精巣腫瘍の治療方針
日本泌尿器科学会編「精巣腫瘍診療ガイドライン2009 年版」（金原出版）より作成" class="sp100"></p>
<p class="area_10">セミノーマでⅠ期の場合には、①経過観察、②放射線療法、③化学療法という3つの選択肢があります。①は、特に治療は行わず、腫瘍マーカーのＬＤＨで経過を見ていきます。②は、傍大動脈領域に20～25グレイの予防照射を行います。③は、カルボプラチン単剤で1～2コースの治療を行います。</p>
<p class="area_10">非セミノーマ１期の場合は、経過観察か化学療法が行われます。化学療法はＢＥＰ療法（詳しくは後述）が2コースです。非セミノーマには放射線が効かないため、放射線療法は選択肢に入っていません。</p>
<p class="area_10">セミノーマでⅡ期以上の場合には、一部放射線治療が行われることがありますが、中心となるのは導入化学療法*4 です。ＢＥＰ療法が3～4コース行われます。</p>
<p class="area_10">非セミノーマでⅡ期以上の場合は、やはり導入化学療法として、3～4コースのＢＥＰ療法が行われます。</p>
<p class="area_10">導入化学療法で腫瘍マーカーが正常化したら、後腹膜リンパ節を郭清*5 する手術が行われます。切除したリンパ節を調べ、がん細胞が生きていなければ、治療はそこで終わりになります。がん細胞が存在した場合、セミノーマなら救済化学療法*6 を追加するか、化学療法と放射線療法を加えます。非セミノーマの場合には、救済化学療法が行われます。</p>
<p class="area_10">このような治療を行うことで、Ⅰ期とⅡ期では5年生存率も10年生存率も１００％、Ⅲ期では61％という成績が得られています（図4）。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/11/testicular_cancer_04.gif" border="0" alt="図4　5年生存率" class="sp100"></p>
<p class="area_10">*4 導入化学療法：手術など、他のすべての治療に先行して化学療法を行う方法<br />
*5 郭清：切除すること<br />
*6 救済化学療法：導入化学療法を経た再発症例に対して施行する化学療法</p>
</div>
<h2>治療法</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">それぞれの治療法について説明します。</p>
<p class="area_10">■手術<br />
精巣腫瘍の治療では、次のような手術が行われます。</p>
<p class="area_10">◆高位精巣摘除術（図5）</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/11/testicular_cancer_05.gif" border="0" alt="図５　高位精巣摘除術
　基本的に全員に実施される手術。精巣とお腹をつなぐ精索という管の上部まで取り除く" class="sp100"></p>
<p class="area_10">精巣腫瘍の治療では、基本的にすべての患者さんに対して行われる手術です。鼠蹊部を切開し、精巣と精索（精子の通る精管と血管が束になっている部分）を併せて切除します。精索は腹腔内につながっているので、できるだけ腹腔に近い高い部分から切除します。</p>
<p class="area_10">◆後腹膜リンパ節郭清術<br />
腹部の大きな血管の周囲にある後腹膜リンパ節を切除する手術です。この部分に転移が起きているⅡ期以上の場合は、化学療法を行って腫瘍マーカーの値が正常になってから手術が行われます。切除したリンパ節にがん細胞がいるかどうかで、その後に化学療法や放射線療法を行うかどうかを判断するためにも必要な手術です。Ⅰ期の非セミノーマの治療では、再発を予防するためにこの手術が行われることがあります。</p>
<p class="area_10">後腹膜リンパ節郭清術は、開腹手術が標準的な治療です。切除する範囲によっては、射精に関わる神経が切断され、逆行性射精という射精障害が起きることがあります。射精したときの感覚はあるのですが、精液が膀胱内に出てしまう状態です。これを防ぐために、神経温存手術も行われます。</p>
<p class="area_10">また、後腹膜リンパ節郭清を腹腔鏡下で行う手術が、先進医療として行われています（正式名称は「泌尿生殖器腫瘍後腹膜リンパ節転移に対する腹腔鏡下リンパ節郭清術」）。腹部に5カ所ほど小さな穴を開け、後腹膜腔を気体で膨らませて手術を行います。腹腔鏡で患部を拡大して見ながら手術を行えるため、確実に神経を温存することができます。傷が小さいため、手術後の回復が早いのもこの手術の特徴です。</p>
<p class="area_10">■化学療法<br />
Ⅰ期のセミノーマでは、再発を予防する目的でカルボプラチン単剤療法が行われることがあります。カルボプラチンの主な副作用は骨髄抑制で、血小板減少、白血球減少、貧血に注意する必要があります。</p>
<p class="area_10">Ⅱ期以上の導入化学療法や非セミノーマのⅠ期の化学療法では、ＢＥＰ療法が行われます。ブレオマイシン、エトポシド、シスプラチンを併用する治療です。それぞれの抗がん剤に注意すべき副作用があります。</p>
<p class="area_10">ブレオマイシンは、肺機能障害に注意する必要があります。特に肺線維症が起きると、治療を継続できなくなります。エトポシドは、骨髄抑制と脱毛が主な副作用です。シスプラチンは、吐き気・嘔吐、腎機能障害が主な副作用です。吐き気・嘔吐に対しては制吐剤で対応します。腎機能を守るために、十分な補液（点滴による水分補給）が必要となります。</p>
<p class="area_10">ＢＥＰ療法を行う際には、補液をして十分な尿量を確保することと、骨髄抑制が起きたときに感染を予防することが大切です。骨髄抑制に対しては、Ｇ – ＣＳＦ（白血球成長因子製剤）の投与や血小板輸血で対応します。</p>
<p class="area_10">導入化学療法で十分な結果が得られなかった場合には、２次治療として救済化学療法が行われます。かつてはＶＩＰ療法（エトポシド、イホスファミド、シスプラチン併用療法）が行われていましたが、治療成績は十分なものではありませんでした。現在はＴＩＰ療法（パクリタキセル、イホスファミド、シスプラチン併用療法）が行われるようになり、治療成績が向上しています。ＶＩＰ療法の完全寛解率*7は25％程度でしたが、ＴＩＰ療法では70％程度と言われています。現在では、1次治療が効かなかった場合でも、2次治療で十分な効果が期待できるようになっているのです。</p>
<p class="area_10">*7 完全寛解：がんの徴候がすべて消失すること</p>
</div>
<div class="entry">
<h2>精巣がんの治療について</h2>
<ul class="archlist">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/testicular-cancer/cancer_1979" class="fade">1.精巣がんとは</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/testicular-cancer/cancer_1974" class="fade">2.精巣がんの治療について</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/testicular-cancer/cancer_1966" class="fade">3.精巣がんに関する記事一覧／先進医療／医療機関情報</a></li>
</ul>
</div>
</div>
</div>
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			</item>
		<item>
		<title>がん治療（標準治療）の基礎知識 治療の流れを理解し、より適切な治療を受けるために 第12回　前立腺がん&#062;&#062;</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/standard/post_1714</link>
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		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 10 May 2016 04:50:41 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[標準治療]]></category>
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		<category><![CDATA[腺がん]]></category>
		<category><![CDATA[悪性]]></category>
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					<description><![CDATA[がん治療（標準治療）の基礎知識 治療の流れを理解し、より適切な治療を受けるために 第12回　前立腺がん 赤倉功一郎　JCHO 東京新宿メディカルセンター副院長 泌尿器科部長 前立腺がん治療の基礎知識について、JCHO 東 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<div id="book_title">
<h1>がん治療（標準治療）の基礎知識<br />
治療の流れを理解し、より適切な治療を受けるために<br />
第12回　前立腺がん</h1>
</div>
<div id="author_exp">
赤倉功一郎　JCHO 東京新宿メディカルセンター副院長 泌尿器科部長</p>
<div class="author">
<img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/prostate_cancer_00.gif" border="0" alt="ＪＣＨＯ東京新宿メディカルセンター副院長・泌尿器科部長。1984年、千葉大学医学部卒業。千葉大学大学院医学研究科博士課程修了後、同大学医学部附属病院泌尿器科勤務。１９９０〜１９９３年、カナダ・ブリティッシュコロンビア癌研究所留学。千葉大学助教授を経て、２００２年より現職。日本泌尿器科学会専門医・指導医、カナダ・ブリティッシュコロンビア州臨時医師免許取得。アメリカ泌尿器科学会・国際泌尿器科学会会員。前立腺がんワークショップ最優秀賞（１９９０年）。日本泌尿器科学会坂口賞（２０００年）。前立腺がん間欠的ホルモン療法を世界で初めて開発したグループの一人。著書に『よくわかる最新医学前立腺がん』（主婦の友社）がある。" class="sp100">
</div>
<div class="txt">
前立腺がん治療の基礎知識について、JCHO 東京新宿メディカルセンター副院長 泌尿器科部長　赤倉功一郎先生に解説していただきました。</div>
</div>
<div id="contents">
<h2>高齢の男性に多い治る人が多いがん</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">前立腺がんは、男性の生殖器である前立腺（図1）に発生するがんです。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/prostate_cancer_01.gif" border="0" alt="図1　前立腺の位置と構造" class="sp100"></p>
<p class="area_10">かつては、欧米では発生頻度が高いものの、日本では比較的少ないと言われていました。しかし、近年では、わが国でも前立腺がんが急増しています。日本における前立腺がんの罹患数（２０１１年の全国推計値）は、男性では、肺がんや大腸がんを抜き、胃がんに次いで第２位となっていました（地域がん登録全国推計によるがん罹患データ）。さらに、前立腺がんは近年急増し（図2）、国立がん研究センターによる推計では２０１５年には胃がんを抜き９万８４００人で、男性のがんの罹患数で第１位になっています。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/prostate_cancer_02.gif" border="0" alt="図2　日本の男性がん発生数の推移と将来予測。前立腺がんはこの予測を上回って急増し、2015 年には国立がん研究センター推計で胃がんを抜いて第1 位になった" class="sp100"></p>
<p class="area_10">前立腺がんによる死亡数（２０１３年）は、肺がん、胃がん、大腸がん、肝臓がん、膵臓がんに次いで第６位です（人口動態統計によるがん死亡データ）。</p>
<p class="area_10">がん種別の5年相対生存率（２００３～２００５年診断例）は、93.8％となっています（地域がん登録によるがん生存データ）。罹患数は急増していますが、早期に高齢の男性に多い治る人が多いがん前立腺がんは、男性の生殖器である前立腺（図1）に発生するがんです。かつては、欧米では発生頻度が高いものの、日本では比較的少ないと言われていました。しかし、近年では、わが国でも前立腺がんが急増しています。日本における前立腺がんの罹患数（２０１１年の全国推計値）は、男性では、肺がんや大腸がんを抜き、胃がんに次いで第２位となっていました（地域がん登録全国推計によるがん罹発見して適切な治療を行うことで、治る人が多いがんだといえます。</p>
<p class="area_10">前立腺がんは高齢者に多く、診断時の年齢は70歳代が最も多くなっています。日本で前立腺がんが急増しているのは、高齢者人口が増えていることも重要な原因の一つとなっています。</p>
<p class="area_10">前立腺がんの細胞は、アンドロゲン（男性ホルモン）の影響を受けやすいという特徴があります。アンドロゲンの刺激で発育・増殖し、アンドロゲンがなくなると死滅する性質があるのです。このような性質をアンドロゲン依存性といいます。</p>
</div>
<h2>早期発見に有効なＰＳＡ検査</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">前立腺がんを早期発見するためのスクリーニング検査としては、血液中のＰＳＡ（前立腺特異抗原）を測定する「ＰＳＡ検査」が効果的です。前立腺がんがあると、血液中に出てくるＰＳＡの量が増えるのです。基準値は4.0ng／㎖で、これを超えている場合、前立腺がんの疑いがあると考えられます。血液検査なので簡単に行うことができ、50歳以降の人は受けることが勧められています。</p>
<p class="area_10">さらに、「直腸指診」や「経直腸エコー（経直腸超音波検査）」もスクリーニングとして行われる検査です（図３）。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/prostate_cancer_03.gif" border="0" alt="図3　前立腺がんの診断の手順

1．スクリーニング
*血清PSA(前立腺特異抗原）
*直腸指診
*経直腸エコー
2．確定診断（前立腺針生検）
*経直腸エコーガイド下
*無作為系統的生検
3．病気診断
*骨シンチ、CTなど" class="sp100"></p>
<p class="area_10">直腸指診は、肛門から指を入れ、直腸の前壁越しに、その裏側にある前立腺を触れる検査です。固さなどから、がんの有無を調べます。</p>
<p class="area_10">経直腸エコーは、肛門から直腸内に超音波の発信器を入れ、前立腺を画像化する検査です。前立腺の大きさや形がわかる他、がんが描き出されることもあります。</p>
<p class="area_10">増加し続ける前立腺がんへの対応として、ＰＳＡ検査による前立腺がん検診が提唱されています。前立腺がん検診を実施することで、進行がんや転移がんの発生を抑えることができ、死亡率が低下することが示されています。その一方で、前立腺がん検診を行えば、治療の必要がない前立腺がんを発見してしまうこともあります。それによる過剰診断、過剰治療が危惧されています。</p>
</div>
<h2>確定診断のためには、前立腺針生検が必要</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">スクリーニング検査で、前立腺がんの疑いがあるとされた場合には、診断を確定するための検査が必要になります。そのために行われるのが「前立腺針生検」です（図３参照）。前立腺に注射針のような生検用の針を刺し、前立腺の組織を採取します。それを顕微鏡で観察して、がん細胞があるかどうかを調べるのです。</p>
<p class="area_10">この検査は、経直腸エコーで前立腺を描き出し、その画像を見ながら、10～12本の針を刺していきます。前立腺全体から、まんべんなく組織を採取します。針は会陰部から刺す方法と、直腸から刺す方法があります。</p>
<p class="area_10">前立腺針生検で、前立腺がんであると確定診断がついた場合には、がんの広がりを調べる検査が行われます。前立腺内の状態や周囲への浸潤の状態を調べるために、「ＭＲＩ検査」が行われます（図４）。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/prostate_cancer_04.gif" border="0" alt="図4　前立腺がんの画像診断：MRI（局所進行がん）
左側：T2強調画像
右側：拡散強調画像" class="sp100"></p>
<p class="area_10">がんがはっきり見えるように、「Ｔ2強調画像」や「拡散強調画像」が用いられることもあります。</p>
<p class="area_10">転移を調べる目的で行われるのは、「骨シンチグラフィー」と「ＣＴ検査」です。骨シンチグラフィーは、骨に取り込まれやすい放射性物質を用いた検査で、骨への転移を調べるために行われます（図５）。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/prostate_cancer_05.gif" border="0" alt="図５　前立腺がんの画像診断：骨シンチグラフィー（多発骨転移）
" class="sp100"></p>
<p class="area_10">ＣＴ検査は、リンパ節への転移や全身への転移を調べるのに効果的です。</p>
</div>
<h2>進行度とリスク分類に応じ治療方針を立てる</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">前立腺がんは、前立腺に限局している「限局がん」と、すでに転移が起きている「進行がん（転移がん）」に分類することができます。</p>
<p class="area_10">また、前立腺がんの治療法には、「ＰＳＡ監視療法（積極的監視療法）」「手術療法」「放射線療法」「ホルモン療法」「化学療法」などがあります。</p>
<p class="area_10">治療法を決めるにあたっては、がん側の要因と患者側の要因を考慮する必要があります。</p>
<p class="area_10">がん側の要因には、転移の有無や部位、前立腺がんによる自覚症状の有無や程度、リスク分類があります（表１・表２）</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/prostate_cancer_h01.gif" border="0" alt="表1　前立腺がんの病期分類

[TNM 分類]
T1a 直腸診や画像検査では見つからないが、組織を調べると、切除した組織の5％以下に、偶然発見されたがん
T1b 直腸診や画像検査では見つからないが、組織を調べると、切除した組織の５％を超え、偶然見つかったがん
T1c 直腸診や画像検査では見つからないが、PSA 値の上昇で疑われ、生検によって確認されたがん
T2a がんが前立腺の片葉の2 分の１にとどまっている
T2b がんが前立腺の片葉の2 分の１を超えているが、両葉には及ばない
T2c がんが前立腺の両葉に広がっているが、前立腺内にとどまっている
T3a がんが前立腺の被膜外へ広がっている
T3b がんが精嚢まで広がっている
T4 がんが精嚢以外の隣接臓器（膀胱頸部、外尿道括約筋、直腸、挙筋、骨盤壁）に広がっている
N0 リンパ節転移なし
N1 前立腺の近くにあるリンパ節にがんが広がっている
M0 遠隔転移なし
M1 前立腺から離れたリンパ節や臓器などへの転移、骨への転移がある

[ABCD 分類]
A1 前立腺内にとどまっている高分化がん
A2 前立腺内に広がったがんか、低分化がん
B1 前立腺の片葉に病変がとどまっている単発のがん
B2 前立腺の片葉全体か両側にまたがっているがん
C1 前立腺の被膜や被膜外に広がっているがん
C2 膀胱頸部か尿管の閉塞が見られる
D1 骨盤内のリンパ節にがんの転移が見られる
D2 D1 より広い範囲のリンパ節や、骨、肺、肝臓などの遠隔部位にがんの転移が見られる

出所：赤倉功一郎著『よくわかる最新医学 前立腺がん』（主婦の友社）を参考に作成" class="sp100"></p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/prostate_cancer_h02.gif" border="0" alt="表２　前立腺がんの治療法の選択の目安
・ほかの臓器に転移していない場合

＜低リスクの場合＞
PSA＜10ng/㎖、グリソンスコア6 以下、T 分類Ｔ1かＴ２a、この3 項目をすべて満たす

●期待余命が10 年以下……PSA 監視療法

●期待余命が10 年以上……PSA 監視療法
・前立腺全摘除術
・放射線療法
（外部照射療法、内部照射療法
〈小線源療法〉）


＜中リスクの場合＞
PSA 1 0 〜20ng/㎖、グリソンスコア７、Ｔ分類Ｔ２b かＴ２c、これらのうちいずれか

●期待余命が10 年以下……
・PSA 監視療法
・前立腺全摘除術
・放射線療法（外部照射療法、
小線源療法）
・放射線療法＋ホルモン療法

●期待余命が10 年以上……
・前立腺全摘除術
・放射線療法（外部照射療法、
小線源療法）
・放射線療法＋ホルモン療法


＜高リスクの場合＞

PSA ＞ 20ng/㎖、グリソンスコア８〜10、Ｔ分類Ｔ 3 〜Ｔ 4、これらのうちいずれか

・ホルモン療法
・放射線療法＋ホルモン療法
・がんの前立腺被膜外浸潤が軽い場合など、一部に前立腺全摘除
術が選択できる場合もある



・ほかの臓器に転移している進行がんの場合

Ｎ１、Ｍ１の場合

根治よりも延命や疼痛抑制が目的になるＮ 1（近くのリンパ節にがんが広がっている）、Ｍ 1（離れたリンパ節や臓器、骨への転移がある）のいずれか

●延命を目的として……
・ホルモン療法
・化学療法


●骨転移による痛みをとる目的として……
・放射線療法
・ビスフォスフォネート製剤
・外科的治療（手術）
・鎮痛薬

出所：赤倉功一郎著『よくわかる最新医学 前立腺がん』（主婦の友社）を参考に作成" class="sp100"></p>
<p class="area_10">リスク分類は、前立腺におけるがんの広がり、グリソンスコア（組織学的悪性度の指標）、ＰＳＡ値の３つに基づき、低リスク、中間リスク、高リスクに分類します。</p>
<p class="area_10">患者側の要因としては、年齢、一般的健康状態、併存疾患に基づく期待余命などが考慮されます。期待余命が十分に長く（10年以上）、限局がんの場合には、次のような治療が選択されます。</p>
<p class="area_10">低リスクであれば、ＰＳＡ監視療法、手術療法、放射線療法が選択肢となります。中間リスクには、手術療法、放射線療法が勧められます。高リスクには、手術療法、放射線療法が推奨され、しばしばホルモン療法が併用されます。高齢者や重い併存疾患がある場合には、単独のホルモン療法が選択されることもあります。</p>
<p class="area_10">局所進行がんや、高リスクの中でも特にリスクが高い場合には、放射線療法とホルモン療法を併用するのが一般的ですが、場合によっては手術療法が選択されることもあります。</p>
<p class="area_10">転移がある進行がんの場合には、ホルモン療法が第一選択の治療となります。ホルモン療法を行った後、病状が悪化した去勢抵抗性がん（詳細は後述）に対しては、2次ホルモン療法や化学療法が行われます。</p>
</div>
<h2>最適な治療タイミングを待つＰＳＡ監視療法</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">前立腺がんの中には、進行がゆっくりしているものも多く、がんが見つかったとしても、すぐに治療をする必要がない場合もあります。そのような場合には、あえて治療を行わず、ＰＳＡ検査などで経過を観察し、治療の必要な状態になるのを待つことができます。これがＰＳＡ監視療法（積極的監視療法）です（表３）。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/prostate_cancer_h03.gif" border="0" alt="表３　前立腺がんの治療法
・PSA監視療法（無治療経過観察）
【局所療法根治療法】
*手術療法（前立腺全摘除術）
*放射線療法（組織内照射）
*放射線療法（外部照射）
・HIFU
【全身療法非根治療法】
*ホルモン療法
・抗がん剤化学療法
・免疫療法" class="sp100"></p>
<p class="area_10">治らないから治療をしないのかと誤解する人がいますが、そうではありません。最適な治療のタイミングを待つために、すぐには治療をしないのです。</p>
<p class="area_10">対象となるのは、病状、ＰＳＡ値、生検の所見などから、限局がんで、悪性度も低く、すぐに治療を必要としないと判断される場合です。定期的にＰＳＡ検査を行い、必要に応じて前立腺生検を行いながら、治療の必要性を判断していきます。高齢者では、治療を行わないまま天寿を全うすることもあります。</p>
</div>
<h2>前立腺の摘出手術には３種類の方法がある</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">手術療法は、前立腺がんが局所に限局している場合に、根治を目的として行われます。前立腺がんはしばしば前立腺内に散在しているため、「前立腺全摘除術」が基本で、部分的に切除することはありません（図６）。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/prostate_cancer_06.gif" border="0" alt="図６　恥骨後式・会陰式

前立腺全摘除術の会陰式は、陰嚢と肛門の間、すなわち会陰部の筋膜をメスで切開し、前立腺と直腸の間をはがして前立腺をすべて摘出する手術法" class="sp100"></p>
<p class="area_10">前立腺と精嚢を摘出して、残った膀胱と尿道を縫合します。また、骨盤内リンパ節も摘出します。</p>
<p class="area_10">手術の方法には、開腹手術、腹腔鏡下手術、ロボット手術という３つの方法があります。</p>
<p class="area_10">◆開腹手術……開腹して手術を行います。腹腔を経ずに手術を行うため、後遺症として腸の癒着などが起こる心配がありません。また、かつて腸の手術を受けている人でも、問題なく行うことができます。</p>
<p class="area_10">◆腹腔鏡下手術……腹部を数カ所小さく切開し、そこから腹腔鏡と鉗子などの器具を入れて手術を行います（図７）。傷が小さく、出血が少ないのがメリットです。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/prostate_cancer_07.gif" border="0" alt="図７　腹腔鏡下前立腺全摘除術治療成績は、通常の恥骨後式・会陰式手術と変わらないと言われている
" class="sp100"></p>
<p class="area_10">◆ロボット手術……手術支援ロボットを医師が操作して、腹腔鏡下手術と同様の手術を行います。患部を拡大して立体視することができ、鉗子が自在に動くため、細かな作業を容易に行うことができます。</p>
<p class="area_10">以上のような３通りの方法がありますが、前立腺と精嚢を摘出し、膀胱と尿道を縫合するという作業はどの手術でも同じです。図８に示すのは前立腺がん初期治療のアルゴリズム（手順）です。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/prostate_cancer_08.gif" border="0" alt="図８　前立腺がん初期治療のアルゴリズム（『前立腺がん診療ガイドライン　2012 年版』を参考に編集部で作図）
" class="sp100"></p>
</div>
<h2>放射線療法には外部照射と組織内照射がある</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">前立腺がんに対する根治的な放射線療法は、放射線を照射する方法によって、大きく２つに分類することができます。体の外から放射線を照射する「外部照射」と、放射線を出す線源を前立腺の中に入れて内部から照射する「組織内照射」です。</p>
<p class="area_10">外部照射には、「3次元原体照射」と「強度変調放射線治療（ＩＭＲＴ）」という方法があります。</p>
<p class="area_10">３次元原体照射は、体の周囲の複数の方向から、前立腺の形に合わせて放射線を照射する方法です。放射線が前立腺に集中するため、周囲の組織にかかる放射線量を抑え、前立腺に多くの放射線を照射することができます。</p>
<p class="area_10">強度変調放射線治療も、周囲から照射して放射線を前立腺に集中させるのですが、部位によって強度を変えることで、より前立腺にだけ放射線を集中させることができます。それにより、治療効果が高まり、副作用は軽減されます。</p>
<p class="area_10">これらの治療は入院せずに受けることができます。ただし、週５日間の治療を、約2カ月間続ける必要があります。治療期間の長さが、外部照射の欠点といえます。</p>
<p class="area_10">この他に、陽子線や重粒子線を用いた「粒子線治療」もありますが、これらは標準治療にはなっていません。</p>
<p class="area_10">組織内照射には、小さな線源を前立腺に入れたままにする「小線源療法」と、高い線量の線源を一時的に前立腺内に入れる「高線量率組織内照射」があります。</p>
<p class="area_10">小線源療法は、低線量の放射線を出すヨウ素１２５という小さな線源（太さ0.8㎜、長さ4～5㎜）を、前立腺内に入れ、それを永久留置します。線源から出る放射線で、がんを死滅させる治療法です。治療の対象となるのは、基本的に低リスクの患者さんです。入院が必要ですが、期間は３～４日ほどです。</p>
<p class="area_10">高線量率組織内照射では、放射性のイリジウム１９２を線源として使います。標準治療で健康保険も適用されますが、わが国では、この治療はあまり行われていません。</p>
<p class="area_10">放射線療法を行うときに、補助療法としてホルモン療法を併用することがあります。ホルモン療法を行うと、がんが小さくなるだけでなく、前立腺自体も小さくなるからです。外照射の場合、放射線を当てるターゲットが小さくなると、それだけ効果が高まり、副作用が軽減します。また、小線源療法でも、前立腺のボリュームが小さくなっていれば、それだけ入れる線源の数が少なくて済みます。</p>
</div>
<h2>男性ホルモンの産生を抑えるか、作用を遮断</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">前立腺がんの細胞は、男性ホルモンであるアンドロゲンの刺激で発育し、増殖します。そこで、体内でアンドロゲンが産生されるのを抑えたり、アンドロゲンが前立腺がんに作用するのを遮断したりすると、がん細胞は死滅し、がんが縮小するという治療効果が現れます（図９）。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/prostate_cancer_09.gif" border="0" alt="図９　前立腺がんに対するホルモン療法の効果と限界" class="sp100"></p>
<p class="area_10">前立腺がんのホルモン療法には、次のような方法があります。</p>
<p class="area_10">外科的な治療法として、「両側精巣摘除術」という手術が行われることがあります（表４）。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/prostate_cancer_h04.gif" border="0" alt="表４　前立腺がんに対するホルモン療法の方法
●血中アンドロゲンの除去・抑制
　外科的去勢　
　　両側精巣摘除術
　内科的去勢
　　LHRHアナログ（アゴニスト・アンタゴニスト）
　ステロイド性抗アンドロゲン
　　酢酸クロルマジノン
　エストロゲン
　　リン酸ジエチルスチルベストロール
　　エチニルエストラジオール

●前立腺におけるアンドロゲン作用の拮抗
　非ステロイド性抗アンドロゲン
　　フルタミド
　　ビカルタミド
　ステロイド性抗
　　酢酸クロルマジノン

●前立腺がん細胞への直接作用
　エストロゲン
　　リン酸ジエチルスチルベストロール
　　エチニルエストラジオール
" class="sp100"></p>
<p class="area_10">精巣を取り除く治療で、「去勢手術」とも呼ばれます。精巣からのアンドロゲンを、確実になくすことができます。医療機関が遠いなど、通院が難しい患者さんに適しています。手術の費用はかかりますが、薬を使い続ける必要がないので、治療費が低く抑えられるのもメリットです。</p>
<p class="area_10">薬剤により内科的に去勢状態にする治療もあります。そのために使われるのが、「ＬＨ – ＲＨアゴニスト」や「ＬＨ – ＲＨアンタゴニスト」といった薬剤です。脳の視床下部で分泌されたＬＨ – ＲＨ（黄体ホルモン放出ホルモン）は、下垂体に働きかけ、下垂体からＬＨ（黄体ホルモン）が分泌されます。これが精巣に働きかけて、精巣からアンドロゲンが分泌されるのです。ＬＨ – ＲＨアゴニストやＬＨ – ＲＨアンタゴニストを使用すると、下垂体からＬＨが分泌されなくなり、その結果、精巣からのアンドロゲンの分泌が抑えられます。「抗アンドロゲン薬」も使われます。これは、アンドロゲンが前立腺がんの細胞に働きかけるのをブロックする薬です。</p>
<p class="area_10">その他に、女性ホルモン（エストロゲン）の投与が行われることもあります。</p>
<p class="area_10">アンドロゲンの作用を最大限に遮断する目的で、外科的去勢や内科的去勢（ＬＨ – ＲＨアンタゴニストやＬＨ – ＲＨアンタゴニスト）と、抗アンドロゲン薬を併用することがあります。このような併用療法を「ＣＡＢ療法（コンバインド・アンドロゲン・ブロッケイド療法）」といいます。精巣からのアンドロゲンだけでなく、副腎から分泌されるわずかな量のアンドロゲンもブロックすることができます。</p>
<p class="area_10">一方、「間欠的ホルモン療法」という方法もあります。ホルモン療法でＰＳＡ値が下がったら、そこで治療を中断し、その後、再びＰＳＡが上昇を始めたらホルモン療法を再開します。ホルモン療法の効果持続期間を延長したり、副作用や医療費を軽減したりする効果があります。</p>
</div>
<h2>去勢抵抗性前立腺がんは新しい薬で治療する</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">ホルモン療法の治療効果は、最初のうちは良好です。しかし、治療を続けているうちに、ホルモン療法が効かなくなり、前立腺がんが再燃してしまいます。このように、ホルモン療法が効かなくなった前立腺がんを、去勢抵抗性前立腺がんといいます。</p>
<p class="area_10">去勢抵抗性前立腺がんの標準治療とされてきたのが、抗がん剤の「ドセタキセル」（図10）による治療です。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/prostate_cancer_10.gif" border="0" alt="図10　ドセタキセル　　赤倉功一郎著『よくわかる最新医学 前立腺がん』（主婦の友社）より転載
" class="sp100"></p>
<p class="area_10">かつてはこれしか薬がありませんでしたが、最近になって、去勢抵抗性前立腺がんの新しい治療薬として、「アビラテロン」「エンザルタミド」「カバジタキセル」の３種類が加わりました。</p>
<p class="area_10">アビラテロンとエンタルザミドは、どちらもホルモン療法で使われる薬です。アビラテロンは、アンドロゲン合成酵素阻害薬で、精巣や副腎から分泌されるアンドロゲンの合成を阻害する働きがあります。エンタルザミドは、アンドロゲンが前立腺がんに作用するのをブロックする強力な抗アンドロゲン薬です。</p>
<p class="area_10">これらの薬は、ドセタキセルを使う前に使っても、ドセタキセルを使った後で使ってもかまいません。どちらで使用しても、有効性が確認されているのです。</p>
<p class="area_10">カバジタキセルは、ドセタキセルと同じタキサン系の抗がん剤です。この薬は、ドセタキセルを使用して、それが抵抗性になった場合に使用できることになっています。かつては、ドセタキセルが効かなくなると、もう有効な治療法が残っていませんでしたが、カバジタキセルの登場で、さらに長く治療を継続できるようになっています。</p>
</div>
<h2>手術療法・放射線療法で起こる合併症</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">■手術療法の合併症</p>
<p class="area_10">手術によって、勃起機能が障害されることがあります。前立腺の周囲には勃起に関わる神経が網目状に広がっていて、これを温存するかどうかで、術後の勃起機能に影響が現れます。神経を温存しなければ、ほぼ確実に勃起障害が起こりますが、温存することで勃起機能を残すことが可能です。</p>
<p class="area_10">ただし、片側だけ神経を温存したような場合には、十分な勃起機能が残らないことがあります。このような場合には、ＥＤ治療薬である「ＰＤＦ５阻害薬」が有効です。勃起機能障害に対する治療には、健康保険が適用されません。</p>
<p class="area_10">手術を受けた人のほとんどが、手術後、一時的に尿失禁を起こします。しかし、その多くは、平均すると１カ月ほどで回復します。１年を過ぎても尿失禁が続く人は５～10％程度です。</p>
<p class="area_10">その多くが腹圧性尿失禁で、重い物を持ったり、立ち上がったりしたときに尿がもれます。尿道括約筋を強化する骨盤底筋体操が、症状の改善に有効です。</p>
<p class="area_10">尿がほとんど漏れてしまうような重症の尿失禁には、「人工尿道括約筋」の手術が勧められます。</p>
<p class="area_10">■放射線療法の合併症</p>
<p class="area_10">放射線療法の合併症は、治療直後に現れる早期合併症と、半年から1年、あるいはもっと経過してから現れる晩期合併症があります。</p>
<p class="area_10">早期合併症としては、排尿痛、頻尿、排尿困難、尿意切迫感、便意切迫感などがあります。</p>
<p class="area_10">晩期合併症としては、放射性直腸炎による血便、放射性膀胱炎による血尿などがあります。こうした症状が5～10％の人に起こります。</p>
</div>
<h2>治療後はＰＳＡ検査で経過を観察する</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">前立腺がんの治療後の経過観察には、定期的なＰＳＡ検査が最も重要です（図11）。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/prostate_cancer_11.gif" border="0" alt="図11　PSA 監視療法

生検などの検査から、比較的おとなしいがんと予想される
→血液中のPSA値の推移を観察
　再生検
　
　（・PSA値が上がらない、またはわずかしか上がらない。
　　・再生検の結果、やはりおとなしいがんと診断された）
→引き続きPSA監視療法を行う

　（・PSA値の上昇が速い
　　・再生検で進行の速いがんと診断された）
→積極的治療
　（前立腺全摘除術、放射線療法、ホルモン療法など）に移行
　
PSA監視療法　何も治療しないことではない。
定期的に血液中のPSA値をはかるなどして、徹底した監視下のもとで行われる、れっきとした「治療法」である。

" class="sp100"></p>
<p class="area_10">画像検査での増悪や症状の発現よりも、ＰＳＡの上昇が先行して起こるからです。そこで、3カ月に１回はＰＳＡ検査を受けるようにします。</p>
<p class="area_10">ＰＳＡがどのような値になったら再発と判断するかは、受けた治療法によって異なります。手術療法を受けた場合には、前立腺をすべて取っているので、検査値は非常に低くなります。0.2ng／㎖になったら再発と考えます。放射線療法を受けた場合は、前立腺が残っているので、値は高くなります。最低値プラス２で再発と考えます。</p>
<p class="area_10">去勢抵抗性となり、アビラテロン、エンタルザミドなどの新規薬剤で治療する場合には、ＰＳＡで経過観察するだけでは不十分で、定期的な画像検査が望ましいと言われています。新規薬剤で治療している場合、ＰＳＡ値が低くても、がんが出てきていることがあるからです。</p>
</div>
<h2>骨への対応が必要となることが多い</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">前立腺がんの治療では、骨への対応が必要になることがよくあります（図12）。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/prostate_cancer_12.gif" border="0" alt="図12　前立腺がんにおける転倒・骨折のリスク" class="sp100"></p>
<p class="area_10">ホルモン療法で骨密度の低下が起きやすいのと、前立腺がんの転移は90％が骨に起こるためです。骨折などが起きると、ＱＯＬ（生活の質）が低下するのはもちろんですが、それだけでなく、生存期間も短くなることがわかっています。</p>
<p class="area_10">ホルモン療法を行うときには、骨密度をきちんと測る必要があります。そして、骨密度が下がっている場合には、骨折を防ぐためにも、骨粗鬆症の治療を行います。</p>
<p class="area_10">骨転移があり、去勢抵抗性になっている場合には、「ビスフォスフォネート」や「デノスマブ」といった薬で治療します。これにより、骨の破壊が抑えられ、骨折や骨の痛みなどの骨関連事象が抑えられます。</p>
</div>
<div class="entry">
<h2>前立腺がんの治療について</h2>
<ul class="archlist">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/prostatic-cancer/cancer_1754" class="fade">1.前立腺がんとは</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/prostatic-cancer/cancer_1769" class="fade">2.前立腺がんの治療について</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/cancer/prostatic-cancer/cancer_1757" class="fade">3.前立腺がんに関する記事一覧／先進医療／医療機関情報</a></li>
</ul>
</div>
</div>
</div>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://gan-senshiniryo.jp/standard/post_1714/feed</wfw:commentRss>
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			</item>
		<item>
		<title>前立腺がん下部記事</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/cancerposts/prostatic-cancer_arch</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 24 Aug 2016 23:12:05 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[腺がん]]></category>
		<category><![CDATA[前立腺がん]]></category>
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					<description><![CDATA[]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>食事、運動</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/meta/food</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 28 Feb 2016 06:11:31 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[食品由来機能成分]]></category>
		<category><![CDATA[免疫力改善成分]]></category>
		<category><![CDATA[咽頭がん]]></category>
		<category><![CDATA[結腸がん]]></category>
		<category><![CDATA[健康食品]]></category>
		<category><![CDATA[腎臓がん]]></category>
		<category><![CDATA[再発予防]]></category>
		<category><![CDATA[喉頭がん]]></category>
		<category><![CDATA[腺がん]]></category>
		<category><![CDATA[肝臓がん]]></category>
		<category><![CDATA[サプリメント]]></category>
		<category><![CDATA[皮膚がん]]></category>
		<category><![CDATA[卵巣がん]]></category>
		<category><![CDATA[食道がん]]></category>
		<category><![CDATA[胃がん]]></category>
		<category><![CDATA[肺がん]]></category>
		<category><![CDATA[前立腺がん]]></category>
		<category><![CDATA[大腸がん]]></category>
		<category><![CDATA[乳がん]]></category>
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					<description><![CDATA[転移・再発予防のための食事/運動/生活習慣 がん患者さんに向けたがんの転移・再発の予防方法について公的機関からの指針はまだありません。ただし、健康な方が、がんのリスクを下げる食事・運動・生活習慣は、厚生労働省、国立がん研 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<ul class="divide_two">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/illustrationtop"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/themes/lifeline/img/common/contents/banner_illustration_off.jpg" alt="イラストで理解できるがんと免疫" width="300" height="65" border="0"></a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/cancer-treatment"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/08/supplement_banar_yoko.jpg" alt="がん種別・治療状況別の研究成果比較" width="300" height="65" border="0"></a></li>
</ul>
<h2>転移・再発予防のための食事/運動/生活習慣</h2>
<div class="txt">
<p>がん患者さんに向けたがんの転移・再発の予防方法について公的機関からの指針はまだありません。ただし、健康な方が、がんのリスクを下げる食事・運動・生活習慣は、厚生労働省、国立がん研究センター、WHO（世界保健機構）、などが発表しています。</p>
<p>ここでは、非常に研究レベルの高い以下のデータを紹介します。</p>
<p><a href="http://ganjoho.jp/public/pre_scr/prevention/evidence_based.html" target="_blank">□2007年　世界がん研究基金と米国がん研究機関「栄養とがんに関する研究」&gt;&gt;</a></p>
</div>
<div id="food">
<div class="table4 mb40">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr>
<th rowspan="2" class="subject_15 bg_gray"><strong>関連の<br />
強さ</strong></th>
<th colspan="2" class="bg_blue"><strong>リスクを下げるもの</strong></th>
<th colspan="2" class="bg_pink"><strong>リスクを上げるもの</strong></th>
</tr>
<tr>
<th class="subject_15 bg_blue">食物関連要因</th>
<th class="subject_25 bg_blue">関連するがんの種類</th>
<th class="subject_20 bg_pink">食物関連要因</th>
<th class="subject_25 bg_pink">関連するがんの種類</th>
</tr>
<tr>
<td rowspan="7" class="bg_yellow text_center"><strong>確実</strong></td>
<td>運動</td>
<td>結腸がん</td>
<td>肥満</td>
<td>食道がん（腺癌）、大腸がん、乳がん&lt;閉経後&gt;、子宮体部がん、腎臓がん、膵臓がん</td>
</tr>
<tr>
<td rowspan="6">授乳</td>
<td rowspan="6">乳がん</td>
<td>内臓脂肪</td>
<td>大腸がん</td>
</tr>
<tr>
<td>高身長</td>
<td>大腸がん、乳がん&lt;閉経後&gt;</td>
</tr>
<tr>
<td>アルコール</td>
<td>口腔・咽頭・喉頭がん、食道がん、大腸がん（男性）、乳がん</td>
</tr>
<tr>
<td>アフラトキシン</td>
<td>肝臓がん</td>
</tr>
<tr>
<td>飲料水中の砒素</td>
<td>肺がん</td>
</tr>
<tr>
<td>β-カロテンの<br />
サプリメント</td>
<td>肺がん</td>
</tr>
<tr>
<td rowspan="16" class="bg_yellow_light text_center"><strong>可能性大</strong></td>
<td>肥満</td>
<td>乳がん&lt;閉経前&gt;</td>
<td>肥満</td>
<td>胆嚢がん</td>
</tr>
<tr>
<td>運動</td>
<td>乳がん&lt;閉経後&gt;、子宮体部がん</td>
<td>内臓脂肪</td>
<td>膵臓がん、乳がん&lt;閉経後&gt;、子宮体部がん</td>
</tr>
<tr>
<td>果物</td>
<td>口腔・咽頭、喉頭がん、食道がん、胃がん、肺がん</td>
<td>成人期の体重増加</td>
<td>乳がん&lt;閉経後&gt;</td>
</tr>
<tr>
<td>非でんぷん野菜</td>
<td>口腔・咽頭・喉頭がん、食道がん、胃がん</td>
<td>出生時過体重</td>
<td>乳がん&lt;閉経前&gt;</td>
</tr>
<tr>
<td>アリウム野菜</td>
<td>胃がん</td>
<td>高身長</td>
<td>膵臓がん、乳がん&lt;閉経前&gt;、卵巣がん</td>
</tr>
<tr>
<td>にんにく</td>
<td rowspan="4">大腸がん</td>
<td>アルコール</td>
<td>肝臓がん、大腸がん（女性）</td>
</tr>
<tr>
<td>食物繊維</td>
<td>塩蔵食品・塩分</td>
<td>胃がん</td>
</tr>
<tr>
<td>牛乳</td>
<td>中国式塩蔵魚</td>
<td>鼻咽頭がん</td>
</tr>
<tr>
<td>カルシウムのサプリメント</td>
<td>飲料水中の砒素</td>
<td>皮膚がん</td>
</tr>
<tr>
<td>食物に含まれる葉酸</td>
<td>膵臓がん</td>
<td>マテ茶</td>
<td>食道がん</td>
</tr>
<tr>
<td>食物に含まれるカロテノイド</td>
<td>口腔・咽頭・喉頭がん、肺がん</td>
<td rowspan="6">食事からのカルシウム</td>
<td rowspan="6">前立腺がん</td>
</tr>
<tr>
<td>食物に含まれるβーカロテン</td>
<td rowspan="2">食道がん</td>
</tr>
<tr>
<td>食物に含まれるビタミンＣ</td>
</tr>
<tr>
<td>食物に含まれるリコピン</td>
<td rowspan="3">前立腺がん</td>
</tr>
<tr>
<td>食物に含まれるセレン</td>
</tr>
<tr>
<td>セレニウムのサプリメント</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
</div>
<div class="txt">
<p><a href="http://epi.ncc.go.jp/can_prev/index.html" target="_blank">□2011年　厚生労働省　第三次対がん総合戦略研究事業「生活習慣改善によるがん予防法の開発に関する研究」&gt;&gt;</a></p>
</div>
<div id="suisyo">
<div class="table4 mb40">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" class="table table-bordered">
<tbody>
<tr>
<th class="subject_15 bg_blue"><strong>項目</strong></th>
<th class="subject_40 bg_blue"><strong>予防法</strong></th>
<th class="subject_45 bg_blue"><strong>行動目標</strong></th>
</tr>
<tr>
<td class="text_center">喫煙</td>
<td>⇒たばこは吸わない。<br />
⇒他人のたばこの煙をできるだけ避ける。</td>
<td>たばこを吸っている人は禁煙をしましょう。吸わない人も他人のたばこの煙をできるだけ避けましょう。</td>
</tr>
<tr>
<td class="text_center">飲酒</td>
<td>⇒飲むなら、節度のある飲酒をする。</td>
<td>飲む場合は1日当たりアルコール量に換算して約23ｇ程度まで（日本酒なら1合、ビールなら大瓶1本、焼酎や泡盛なら1合の2/3、ウイスキーやブランデーならダブル1杯、ワインならボトル1/3程度）。飲まない人、飲めない人は無理に飲まない。</td>
</tr>
<tr>
<td class="text_center">食事</td>
<td>⇒偏らずバランスよくとる。<br />
＊ 塩蔵食品、食塩の摂取は最小限にする。<br />
＊ 野菜や果物不足にならない。<br />
＊ 飲食物を熱い状態でとらない。</td>
<td>＊ 食塩は1日当たり男性9ｇ、女性7.5ｇ未満、特に、高塩分食品（例えば塩辛、練りうになど）は週に1回以内に控えましょう。<br />
＊ 野菜・果物を1日400ｇ（例えば野菜を小鉢で5皿、果物1皿くらい）はとりましょう。<br />
＊ 飲食物を熱い状態でとらないようにしましょう。</td>
</tr>
<tr>
<td class="text_center">身体活動</td>
<td>⇒日常生活を活動的に過ごす</td>
<td>例えば、ほとんど座って仕事をしている人なら、ほぼ毎日合計60分程度の歩行などの適度な身体活動に加えて、週に1回程度は活発な運動（60分 程度の早歩きや30分程度のランニングなど）を加えましょう。</td>
</tr>
<tr>
<td class="text_center">体形</td>
<td>⇒成人期での体重を適正な範囲に維持する（太り過ぎない、やせ過ぎない）</td>
<td>中高年期男性のBMI（体重（kg）/身長（ｍ）2）で21～27、中高年期女性では19～25の範囲内になるように体重を管理する。</td>
</tr>
<tr>
<td class="text_center">感染</td>
<td>⇒肝炎ウイルス感染の有無を知り、感染している場合はその治療の措置をとる。</td>
<td>地域の保健所や医療機関で、1度は肝炎ウイルスの検査を受けましょう。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p style="text-align: right;">（作成：編集部）</p>
</div>
<div class="area_20">
<div class="entry">
<h1>がんの転移・再発の予防方法について</h1>
</div>
<div class="menu_box">
<ul class="yobo">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/meta/food">食事・運動・生活習慣について知る</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement">健康食品・サプリメントについて知る</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/standard">標準治療<br />について知る</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/immuno">免役療法<br />について知る</a></li>
</ul>
</div>
</div>
</div>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>がんの転移・再発予防の最新ニュース</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/meta/metanews</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 28 Feb 2016 05:46:09 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[転移予防]]></category>
		<category><![CDATA[抗がん剤]]></category>
		<category><![CDATA[再発予防]]></category>
		<category><![CDATA[腺がん]]></category>
		<category><![CDATA[脳腫瘍]]></category>
		<category><![CDATA[悪性]]></category>
		<category><![CDATA[免疫力]]></category>
		<category><![CDATA[先進医療]]></category>
		<category><![CDATA[前立腺がん]]></category>
		<category><![CDATA[大腸がん]]></category>
		<category><![CDATA[シイタケ菌糸体]]></category>
		<category><![CDATA[乳がん]]></category>
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					<description><![CDATA[がんの転移・再発予防の最新ニュース 「がんの先進医療」に掲載された記事の中で、Web版として公開している記事のみ掲載しています。誌面でも転移・再発予防に関する記事を掲載していますので、最新記事、バックナンバー も参照くだ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/illustrationtop"><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/themes/lifeline/img/common/contents/banner_illustration_off.jpg" alt="イラストで理解できるがんと免疫" width="300" height="65" border="0"></a></p>
<h1>がんの転移・再発予防の最新ニュース</h1>
<div class="txt">
<p>「がんの先進医療」に掲載された記事の中で、Web版として公開している記事のみ掲載しています。誌面でも転移・再発予防に関する記事を掲載していますので、<a href="https://gan-senshiniryo.jp//magazine/latest">最新記事</a>、<a href="https://gan-senshiniryo.jp/magazine/backnumber">バックナンバー</a> も参照ください。 </p>
</div>
<div class="table4">
<table class="table table-bordered" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr class="active">
<th class="col-xs-2 subject_30 bg_brown">記事タイトル（掲載号）</th>
<th class="col-xs-3 subject_40 bg_brown">概要</th>
</tr>
<tr>
<td class="hover_color"><span class="red">＜公開記事＞</span><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/live_long/post_5981">山田邦子のがんとのやさしい付き合い方（第２２回 ）そこが知りたい 末期がんに挑む！「水素ガス免疫療法」</a>（がんの先進医療：48号）</td>
<td>くまもと免疫統合医療クリニックの赤木純児院長に、世界初の水素ガス吸入によるがん治療「水素ガス免疫療法」について、治療効果を中心にお話を伺った。</td>
</tr>
<tr>
<td class="hover_color"><span class="red">＜公開記事＞</span><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/live_long/post_5817">山田邦子のがんとのやさしい付き合い方（第２１回 ）そこが知りたい 切らずに治す！　放射線のがん治療効果を高める「増感放射線治療KORTUC（コータック）」とは？</a>（がんの先進医療：47号）</td>
<td>高知大学名誉教授、高知総合リハビリテーション病院院長の小川恭弘院長に、「オキシドール」と「ヒアルロン酸」の混合液を固形がんに注射し、放射線を照射することで放射線の効果を高める治療法「増感放射線治療KORTUC（コータック）」についてお話を伺った。</td>
</tr>
<tr>
<td class="hover_color"><span class="red">＜公開記事＞</span><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_5653">山田邦子のがんとのやさしい付き合い方(第19回)そこが知りたい 〝がん治療・再発予防〟のための「漢方薬と漢方に基づく食事療法」</a>（がんの先進医療：45号）</td>
<td>日本薬科大学学長であり、百済診療所の丁宗鐵院長に、一人一人の体質を「実証」「虚証」「中庸」などに分類した漢方理論に基づいた治療や食事療法についてお話を伺った。</td>
</tr>
<tr>
<td class="hover_color"><span class="red">＜Web公開記事＞</span><a href="https://gan-senshiniryo.jp/live_long/post_5566">山田邦子のがんとのやさしい付き合い方(第18回)　そこが知りたい がん細胞だけを破壊！転移がんにも効果を示す光免疫療法「イルミノックス治療」の最前線</a>（がんの先進医療：44号）</td>
<td>愛知県がんセンター病院の花井信広頭頸部外科部長に、薬とレーザー光を用いて、がん細胞だけに光化学反応を起こさせ細胞膜を破壊し壊死させる光免疫療法「イルミノックス治療」に関する基本情報や治療の流れについて話を伺った。</td>
</tr>
<tr>
<td class="hover_color"><span class="red">＜公開記事＞</span><br />
<a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_cancer/post_5359">山田邦子のがんとのやさしい付き合い方（第１７回 ）そこが知りたい　がん治療の効果を高める「免疫栄養ケトン食（療法）」</a>（がんの先進医療：43号）</td>
<td>医療法人杉原クリニックの古川健司院長に、糖質を制限し、がん細胞がエサにできない「ケトン体」にエネルギー源を切り替えることで、体力を保ったまま“がん細胞”を弱体化させる「免疫栄養ケトン食（療法）」について話を伺った。</td>
</tr>
<tr>
<td class="hover_color"><a href="/research_supplement/post_4786">山田邦子のがんとのやさしい付き合い方（第１３回）ノーベル賞の〝オートファジー研究〟から生み出されたがん再発予防のための食事術</a>（がんの先進医療：39号）</td>
<td>あおき内科 さいたま糖尿病クリニック 院長の青木 厚先生に、ノーベル賞の〝オートファジー研究〟から生み出された「がん再発予防」のための食事術について話を伺った。</td>
</tr>
<tr>
<td class="hover_color"><a href="https://gan-senshiniryo.jp/live_long/post_4180">山田邦子のがんとのやさしい付き合い方（第１１回）そこが知りたい　谷川啓司先生による　再発を防ぐための『がん免疫治療』の最前線</a>（がんの先進医療：37号）</td>
<td>ビオセラクリニックの谷川啓司院長に、再発を防ぐための　基礎知識から最新の治療法「ネオアンチゲン療法」までの、『がん免疫治療』の最前線について話を伺った。</td>
</tr>
<tr>
<td class="hover_color"><a href="https://gan-senshiniryo.jp/live_long/post_2914">山田邦子のがんとのやさしい付き合い方（第３回 ）小林製薬 そこが知りたい「シイタケ菌糸体」</a>（がんの先進医療：29号）</td>
<td>小林製薬株式会社中央研究所の松井公保さんに、抗がん剤治療中やホルモン療法中の免疫力／ＱＯＬ（体力など）の研究成果、がんの免疫抑制を解除する研究成果、再発予防に関する研究成果など、シイタケ菌糸体におけるがんの免疫研究について話を伺った。</td>
</tr>
<tr>
<td class="hover_color"><a href="https://gan-senshiniryo.jp/article/post_2164">第19回日本補完代替医療学会学術集会レポート　免疫やがん領域に関わるキノコの菌糸体や発酵成分の発表が注目を集める&gt;&gt;</a>（がんの先進医療：24号）</td>
<td>「CAMの科学的エビデンス－基礎から臨床への橋渡し－」をテーマに補完代替医療に関わるさまざまな研究発表が行われた。補完代替医療に関わるさまざまな研究発表があった中で、特にシイタケ菌糸体や発酵成分に関わる講演や報告が多くあった。</td>
</tr>
<tr>
<td class="hover_color"><a href="https://gan-senshiniryo.jp/illustration/post_454">第52回日本癌治療学会学術集会レポート　がん治療の効果を高める「免疫抑制の解除」の最前線</a>（がんの先進医療：15号）</td>
<td>埼玉医科大学教授の柴田氏によると、免疫抑制細胞の増加は、再発とも関係すると考えられるとのこと。免疫抑制細胞が多い患者ほど予後が悪く、少ない患者ほど予後がよいことが明らかになったことなど、免疫抑制について解説している。</td>
</tr>
<tr>
<td class="hover_color"><a href="https://gan-senshiniryo.jp/article/post_971">第16回日本補完代替医療学会学術集会レポート　がん治療における補完代替医療研究の最前線</a>（がんの先進医療：12号）</td>
<td>同学会の理事長を務める鈴木信孝氏が講演を行い、シイタケ菌糸体の抽出物が、再発予防やがん予防にも使用できる可能性があることについて言及している。</td>
</tr>
<tr>
<td class="hover_color"><a href="https://gan-senshiniryo.jp/illustration/post_442">がん免疫を無力化する免疫抑制細胞の正体 ─ 免疫抑制対策ががん治療の成否を分ける </a>（がんの先進医療：10号）</td>
<td>島根大学の原田 守教授によると、再発予防には免疫抑制細胞が働かない状況を維持することがよいのではないかとのこと。また、がんによって増殖した免疫抑制細胞を減少させる「免疫抑制の解除」の重要性について言及している。</td>
</tr>
<tr>
<td class="hover_color"><a href="https://gan-senshiniryo.jp/illustration/post_449">製薬企業が挑む「がん治療の効果を高める免疫抑制対策」―免疫抑制を解除するシイタケ菌糸体研究&gt;&gt;</a>（がんの先進医療：10号）</td>
<td>免疫療法の成否を分けると考えられている「免疫抑制」に挑む製薬企業の研究状況について紹介されています。免疫抑制を解除するシイタケ菌糸体に着目した経緯や最新研究についても解説している。</td>
</tr>
<tr>
<td class="hover_color"><a href="https://gan-senshiniryo.jp/article/post_433">がんの転移・再発を防ぐ　がん治療を成功に導く免疫の最新研究</a>（がんの先進医療：8号）</td>
<td>島根大学教授の原田守氏によると、シイタケ菌糸体は、三大治療（外科的手術・化学療法・放射線治療）、あるいは免疫細胞療法などの治療法との組み合わせによって、がんの転移・再発の制御、良好な予後の維持などの効果が期待できると言及している。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
</div>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>がんの放射線治療の副作用とその対策　第20回　～がん種別の最新の放射線治療と副作用　その⑨ 前立腺がん～</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_1480</link>
					<comments>https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_1480#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 08 Apr 2016 02:18:47 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[副作用対策]]></category>
		<category><![CDATA[腺がん]]></category>
		<category><![CDATA[副作用]]></category>
		<category><![CDATA[前立腺がん]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://gan-senshiniryo.jp/?p=1480</guid>

					<description><![CDATA[第20回　がんの放射線治療の副作用とその対策 ～がん種別の最新の放射線治療と副作用　その⑨ 前立腺がん～ 唐澤 克之　都立駒込病院放射線科部長 放射線が持ち合わせる電離作用を駆使して悪性腫瘍を制御する放射線治療は、同時に [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<div id="book_title">
<h1>第20回　がんの放射線治療の副作用とその対策<br />
～がん種別の最新の放射線治療と副作用　その⑨ 前立腺がん～</h1>
</div>
<div id="author_exp">
<div class="txt">唐澤 克之　都立駒込病院放射線科部長</div>
</div>
<div class="txt">
<p>放射線が持ち合わせる電離作用を駆使して悪性腫瘍を制御する放射線治療は、同時に正常細胞にもダメージを与え、さまざまな有害反応（副作用）を引き起こすことがあります。それでも、現在の放射線治療では、がん病巣への的確な照射が可能になり、放射線障害が確実に減少しています。したがって、放射線治療を始める前から、必要以上にその副作用を心配する必要はありません。</p>
<p>しかしながら、放射線治療についての正しい知識を持ち合わせ、治療後に発症する重い副作用を認識しておかなければ、大事な症状を見逃してしまいがちです。定期的な診察で早期発見に努めるとともに、いざというときの対処法を心得ておくことが、放射線治療を受けるうえでの得策だと言えます。</p>
<p>そのような趣旨で連載している20回目は、「がん種別の放射線治療と副作用」として、前立腺がんを取り上げます。ぜひ、副作用対策にも役立てていただきたいと思います。
</p>
</div>
<h2>前立腺がんは放射線感受性が良好ながんの１つ</h2>
<div class="txt">
<p>今回、着目する前立腺がんは、外腺という部位に発生する「腺がん」がその大部分を占めます。その腺がんには一般に放射線が効きにくいとされていますが、前立腺がんは放射線感受性が良好ながんの１つです。</p>
<p>これまで日本では、手術や内分泌（ホルモン）療法が主体でした。しかし、欧米では以前より放射線治療は、手術と並ぶ根治的治療法として認識されていました。今世紀に入り、日本でも放射線治療が根治的治療法の１つと考えられるようになってきています。</p>
<p>また、前立腺がんに対する放射線治療は、一般の外部照射だけでなく、強度変調放射線治療（ＩＭＲＴ）や密封小線源治療、粒子線治療など、新しいものが積極的に行われています。そのため、選択肢が多いのも、前立腺がんに対する放射線治療の特徴です。</p>
<p>最近は、密封小線源治療の比重が高まりつつあります。そこで、いわゆるピンポイント照射や粒子線治療を含めた「外部照射」の他にも、その密封小線源治療が注目を集めています。
</p>
</div>
<h2>低リスク群は手術と同等の効果が期待でき、中リスク群・高リスク群は内分泌療法と併用で根治的照射が行われる</h2>
<div class="txt">
<p>前立腺がんに対する外部照射は古くから行われてきました。しかし、ＩＭＲＴなどの高精度照射法が開発され、より安全に、より効果的に照射できるようになってきました。</p>
<p>遠隔転移のない前立腺がんは、一般に浸潤や転移の危険度によって、低・中・高の３つのリスク群に分けられます。低リスクは、病期（ＴＭ分類）がＴ２ａ、グリソンスコア（がん細胞の悪性度を２～10点に分類したもの）が６以下、治療前のＰＳＡ（前立腺特異抗原）が10未満とされています。中リスクは、病期がＴ２ｂ、グリソンスコアが７、治療前ＰＳＡが10以上20未満となっています。高リスクは、病期がＴ３、グリソンスコアが８以上、治療前ＰＳＡが20以上です。</p>
<p>低リスク群であれば、放射線治療は手術と同等の効果が期待でき、放射線治療単独でも根治が可能です。それに対し、中リスク群・高リスク群の場合も、放射線治療は内分泌療法と併用して根治的照射が行われます。</p>
<p>また、がんの進行度によっては、前立腺を切除した後に術後照射が行われることもあります。遠隔転移がある進行がんの場合、放射線治療や手術といった局所療法では対応が困難なため、内分泌療法が第１の選択肢となります。</p>
<p>なお、昨今は、低リスク群に対する密封小線源治療が注目を集めていますが、低リスク群でも、密封小線源治療の対象とならないケースが少なくありません。</p>
<p>ＩＭＲＴや陽子線治療、重粒子線治療の場合、低リスク群の人も治療対象となります。しかし、治療の簡便さや治療費などの点で密封小線源治療のほうが優るため、ＩＭＲＴや陽子線治療、重粒子線治療の場合は、実際には中リスク群・高リスク群の人が対象となることが多いようです。ちなみに、どちらかと言えば、ＩＭＲＴや陽子線治療は中リスク群が、重粒子線治療は高リスク群が中心になっているようです。</p>
<p>また、前立腺がんは骨に転移することが多いです。その場合には、疼痛緩和などを目的として放射線治療が行われます。</p>
<p>外部照射では、照射精度を高めるため、毎回の治療時に膀胱容積が同じになるようにします。その際、排尿と治療のタイミングについて、医師によく確認してください。
</p>
</div>
<h2>最も注意が必要な副作用は直腸出血</h2>
<div class="txt">
<p>前立腺がんに対する放射線治療の照射範囲は、低リスク群は精嚢(せいのう)への浸潤やリンパ節転移を起こすリスクが少ないため、若干のマージンをとりながら前立腺全体を照射します。中リスク群・高リスク群では、精嚢も照射範囲に含めます。また、骨盤リンパ節を一緒に照射することもありますが、その有効性については結論が出ていません。</p>
<p>前立腺がんに対する照射法は、Ｘ線シミュレーターによる２次元治療計画の場合には、左右から80～１２０度の角度で照射する振り子照射、あるいは四門照射が標準的です。また、ＣＴを使った３次元治療計画を立てた場合には、４門以上の固定多門照射や回転原体照射が行われます。</p>
<p>前立腺の状態を知るには、ＣＴよりもＭＲＩのほうが向いていて、３次元治療計画ではＭＲＩ画像を参考にするのが望ましいとされています。</p>
<p>線量分割は、根治を目指すためには70～80Ｇｙという高い総線量が必要になります。ただし、２次元治療計画の場合には、70Ｇｙ以上を照射すると重い直腸障害が起こる危険が高く、70Ｇｙ以下に抑えなければなりません。ＩＭＲＴや粒子線治療（陽子線治療・重粒子線治療）は３次元治療計画が前提なので、副作用のリスクを低くしながら、高線量を照射することができます。</p>
<p>また最近では前立腺がん細胞が大きな１回線量によって正常組織よりもダメージを受けやすいことを利用し、１回線量を２・５～３・５Ｇｙ程度にまで増加させた寡分割照射や、７Ｇｙ～10Ｇｙ程度まで増加させた定位照射も行われ出してきています。</p>
<p>前立腺がんに対する放射線治療の副作用で最も注意が必要なのは、治療後半年以上経過したときに起こる直腸出血です。しかし、ＩＭＲＴや３次元原体照射などの３次元治療計画による照射では重症化するのは稀です。ただ、２次元治療計画による照射で総線量が70Ｇｙを超えると、直腸出血の頻度が増えてきます。</p>
<p>その他には、急性期の副作用として、下痢や頻尿、肛門周辺の皮膚炎などが起こることがありますが、対症療法で治ります。
</p>
</div>
<h2>密封小線源治療では、晩期副作用として稀に尿失禁・直腸潰瘍・勃起不全が見られる</h2>
<div class="txt">
<p>先述の密封小線源治療について、少しふれておきます。</p>
<p>前立腺がんの密封小線源治療には、ヨウ素１２5による低線量率照射（永久刺入法）と、イリジウム１９2による高線量率照射があります。ともに根治を目的にして行う治療ですが、低線量率照射が主に単独で行われるのに対し、高線量率照射は外部照射との併用が多いようです。というのは、低線量率照射が低リスク群の患者さんに選択されることが多いのに対し、高線量率照射は比較的、中リスク、高リスク群の患者さんが多いためです。どちらの場合も、中リスク群以上の治療では外部照射が併用されるのです。</p>
<p>密封小線源治療の基本的な治療手順はどちらも同じで、高線量率照射では線源の操作をアフターローディング式治療装置（放射性同位元素の密封線源を装備した放射線治療装置）で行う点が異なるだけです。まず腰椎麻酔をしたうえで、直腸に挿入した超音波装置で観察しながら、アプリケータと呼ばれる針を正確に前立腺内に刺していきます。刺入する場所は会陰部（外陰部と肛門の間）で、アプリケータの本数は14～20本を20～30分で刺入できます。</p>
<p>そのアプリケータがしっかりと固定されているのを確認したら、そこに小線源を送り込み、治療計画で定めた場所に置いていきます。</p>
<p>治療計画の作成は２～３週間前に行いますが、アプリケータを固定した後に追加することもあります。その際、体内に入れる小線源の数は、50～１００本程度です。<br />
密封小線源治療の線量では、低線量率照射は前立腺の辺縁へ１４４Ｇｙが標準です。一方の高線量率照射は外部照射都の併用で、９Ｇｙ程度の線量を２回照射することが多いようです。</p>
<p>低線量率照射では小線源を入れた後は専用の病室に戻ります。体から放出される放射能を測定し、安全が確認されるまで面会などに制限が設けられますが、室内での日常生活は問題ありません。一方、高線量率照射では専用の病室である必要はなく、また面会の制限もありませんが、アプリケータの位置を一定に保つように治療時と同じ姿勢で安静を保つ必要があります。ちなみに、入院期間は、どちらも２～４日間です。</p>
<p>また、密封小線源治療における手術と比較した治療成績の明確な統計はありませんが、低線量率照射・高線量率照射のどちらも手術と同等の治療成績が期待できます。</p>
<p>この放射線治療の主な副作用ですが、治療後、最初の排尿のときにかなりの不快感がありますが、翌朝には元に戻ります。人によっては尿が出ないこともありますが、その場合もすぐに治るので問題ありません。もしも、しばらくたっても尿が出ないようでしたら、医師や看護師に伝えてください。なお、治療前から頻尿など尿路系の症状がある人は、治療によってそれらの症状が強まる可能性があります。</p>
<p>治療後半年以降に現れる晩期副作用としては、稀に尿失禁や直腸潰瘍、勃起不全などが見られます。
</p>
</div>
<p><img decoding="async"  class="sp100" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2023/01/karasawa_dr.png" border="0" alt="唐澤 克之（からさわ・かつゆき）
１９５９年東京生まれ。東京大学医学部卒業後。１９８６年スイス国立核物理研究所客員研究員。１９８９年東京大学医学部放射線医学教室助手。１９９３年社会保険中央総合病院放射線科医長。１９９４年東京都立駒込病院放射線科医長となり、２００５年より現職。専門は放射線腫瘍学。特に呼吸器がん、消化器がん、泌尿器がん。日本放射線腫瘍学会理事、日本頭頸部腫瘍学会評議員、日本ハイパーサーミア学会評議員。近著に『がんの放射線治療がよくわかる本』（主婦と生活社）などがある。"></p>
<p class="quot">唐澤 克之（からさわ・かつゆき）<br />
１９５９年東京生まれ。東京大学医学部卒業後。１９８６年スイス国立核物理研究所客員研究員。１９８９年東京大学医学部放射線医学教室助手。１９９３年社会保険中央総合病院放射線科医長。１９９４年東京都立駒込病院放射線科医長となり、２００５年より現職。専門は放射線腫瘍学。特に呼吸器がん、消化器がん、泌尿器がん。日本放射線腫瘍学会理事、日本頭頸部腫瘍学会評議員、日本ハイパーサーミア学会評議員。近著に『がんの放射線治療がよくわかる本』（主婦と生活社）などがある。</p>
<h3>本記事の関連リンク</h3>
<h1 id="mg_list">唐澤 克之先生のがんの放射線治療の副作用とその対策</h1>
<ul class="menu">
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<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_4861">第40回　肺がんの有害事象の軽減に寄与するＩＭＲＴ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_4792">第39回　頭頸部がんにおけるＩＭＲＴ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_4582">第38回　主な適応と照射範囲の設定法　その⑫ 頭頸部がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_4263">第37回　主な適応と照射範囲の設定法　その⑪ 肺がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_3977">第36回　主な適応と照射範囲の設定法　その⑩ 前立腺がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_3805">第35回　主な適応と照射範囲の設定法　その⑨ 白血病の全身照射</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_3597">第34回　主な適応と照射範囲の設定法　その⑧ 転移のある甲状腺がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_3439">第33回　主な適応と照射範囲の設定法　その⑦ 膵がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_3388">第32回　主な適応と照射範囲の設定法　その⑥ 転移性甲状腺がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_3200">第31回　主な適応と照射範囲の設定法　その⑤ 頭皮の血管肉腫</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_3141">第30回　主な適応と照射範囲の設定法　その④ 肛門がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_6114">第28回　主な適応と照射範囲の設定法　その③ 甲状腺がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_6110">第28回　主な適応と照射範囲の設定法　その② 肛門扁平上皮がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_2721">第27回　主な適応と照射範囲の設定法　その① 非小細胞肺がん</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_2588">第26回　がん種別の最新の放射線治療と副作用 その⑮ 骨・軟部腫瘍、転移性骨腫瘍、転移性脳腫瘍</a></li>
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<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_1480">第20回　がん種別の最新の放射線治療と副作用 その⑨ 前立腺がん</a></li>
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<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_310">第11回　放射線治療の将来性と治療期間中の注意点</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_313">第10回　手術・化学療法にはない放射線治療のメリット</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_315">第9回　放射線治療の進め方</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_317">第8回　放射線治療を安心して受けるために・その②</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_319">第7回　放射線治療を安心して受けるために</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_322">第6回　上腹部・骨・関節・筋肉照射による副作用」への対処法</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_336">第1回　がんの放射線治療の副作用とその対策</a></li>
</ul>

</div>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>がん闘病に必要な食事と栄養　-13-　体に良しとされる適量の紫外線などによりビタミンＤを取り入れ、がんの縮小を図る&gt;&gt;</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_751</link>
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		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 28 Feb 2016 00:38:22 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[食事と栄養]]></category>
		<category><![CDATA[免疫力改善成分]]></category>
		<category><![CDATA[腺がん]]></category>
		<category><![CDATA[サプリメント]]></category>
		<category><![CDATA[皮膚がん]]></category>
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		<category><![CDATA[乳がん]]></category>
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					<description><![CDATA[がん闘病に必要な食事と栄養 第１３回　体に良しとされる適量の紫外線などによりビタミンDを取り入れ、がんの縮小を図る がん闘病に必要な食事と栄養について半田えみ先生（医療法人社団 中成会 半田醫院）に解説いただいた。 適度 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<h3>がん闘病に必要な食事と栄養</h3>
<h1>第１３回　体に良しとされる適量の紫外線などによりビタミンDを取り入れ、がんの縮小を図る</h1>
</div>
<div class="txt">
がん闘病に必要な食事と栄養について半田えみ先生（医療法人社団 中成会 半田醫院）に解説いただいた。
</div>
<div class="entry">
<h2>適度に紫外線を浴びるのは体にとって大切なこと</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">
私達の体で一番大きな臓器の皮膚、そして、皮膚は常に外界にさらされています。皮膚を臓器と言いますと、あまりピンとこないかもしれません。</p>
<p class="area_10">皮膚のトラブルや病気もたくさんあります。皮膚に症状が現れるときは、体の内側の何らかの変化や反応と関連していることがほとんどでしょう。体の中で起こっていることが、すぐに目に見えない状態でも、皮膚に症状が出てきた場合、その人に起こっている状態や病気を判断することができます。</p>
<p class="area_10">皮膚と言えば、今の時代では美白がもてはやされ、特に日本社会では、日焼けは悪の風潮です。オゾン層破壊の問題では、南半球で皮膚がんが増加し極力紫外線を避けて日焼けをしないことがいいとされています。しかし、その反面で欧米社会などでは、日焼けを楽しむ傾向もあります。</p>
<p class="area_10">そして、年間を通して日照時間の少ない地域に住む人々は、日光浴の大切さを知っていて適度に日光浴を楽しんでいる人もいます。以前カナダに滞在していたときに見た光景では、寒い時期が長く、１年を通して外で日光浴をできる期間は短く初夏に訪れたときには、気温が少しでも上昇し太陽が出た日は、上半身裸で芝生に横たわり日光浴を楽しむ人をたくさん見かけました。紫外線を浴びることは、適度であれば必要なことなのです。</p>
<p class="area_10">最近、海外で注目されている体にとって大切な栄養素のビタミンＤは、皮膚が紫外線を浴びることで産生されます。あまりにも紫外線を避けることが言われるために、その反面ではビタミンＤが産生されず体内で不足し体の弊害や病気が出ていることも事実です。もちろん必要以上に過剰になれば、皮膚がんや光老化のような危険性も高まってきますので注意は必要です。</p>
<p class="area_10">さて、ホーチミンで仕事をする中でベトナム人とアメリカ人の皮膚科のドクターにお会いしてお話をすることがありました。彼らのクリニックですが、ベトナム人のドクターもオーストラリアやアメリカなどで勉強してきたドクターがほとんどでした。</p>
<p class="area_10">そして、アメリカ人のドクターなど他国籍のドクター達により診療を行うクリニックです。設備も技術も素晴らしく、何カ国語かでの診察も可能です。</p>
<p class="area_10">ベトナム全体の医療水準は、まだまだ発展途上にあるところが大半ですが、実際に居住している人々は、ベトナム人以外にもかなりの国籍、人種の違う人間が集まっています。皮膚の病気も人種、遺伝、環境などによってさまざまで、そのためそれぞれの患者さんに対応して診察を行っています。</p>
<p class="area_10">彼らとの会話の中で、ごく普通に抱える皮膚トラブルでも違いがあることが興味深かったです。たとえば、ベトナム人はニキビができる人が多いため、そのニキビ跡をきれいにする治療が多く、「日本人はシミで悩み、欧米人はシワトラブルが多い」と話してくれました。アメリカ人のドクターは、皮膚がんの治療や研究にも携わっています。</p>
<p class="area_10">皮膚がんに関しては、日本ではあまり発症頻度が高いがんではありませんが、アメリカやオーストラリアなど世界的な規模で見ていきますとそうではありません。私は、ほとんど日本で皮膚がんの患者さんを診ることがないこと、また、がんの統合医療とりわけ栄養とがんについての関わりや治療に興味があることを話しました。日本では、その治療にも携わってきたことを話し、そのドクターにも興味があるかどうか聞いてみました。</p>
<p class="area_10">すべてのデータが出ているわけではありませんが、皮膚がんにも食習慣の影響もあるし、予防効果のある栄養素もあるとのことです。その中で私が興味を持ったのは、ナイアシン（Ｂ３）が紫外線により誘発される免疫抑制を減らすことに非常に効果があるということです。</p>
<p class="area_10">人間の皮膚においての細胞エネルギー代謝に対するナイアシンの影響、その結果、皮膚に対する紫外線保護効果があるなどです。これらは、まだ結論はこれかららしいのですが、いい結果が出ることを楽しみにしています。
</p>
</div>
<h2>ビタミンＤはがんの栄養療法に欠かせない栄養素</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">
さて、最初に少し触れましたが、日本ではまだあまりビタミンＤの重要性は言われていないように感じますが、海外ではビタミンＤはかなり話題になっている栄養素の１つで、がんの栄養療法にも欠かせない栄養素です。ビタミンＤはステロイドホルモンの一種で、細胞内のあるいは核内の受容体と結合し、特定の遺伝子を活性化することによってその作用を発現させます。</p>
<p class="area_10">最近では、ビタミンＤが細胞分化や免疫機能にも関与することがわかってきました。ビタミンＤは皮膚でつくられ、生合成には紫外線が不可欠です。この生合成には、すべての紫外線が必要ではなく、ＵＶＢ（紫外線Ｂ）だけが必要です。</p>
<p class="area_10">ビタミンＤを活生化するために肝臓と腎臓が関与しています。ビタミンＤは、動物由来のビタミンＤ３（コレカルシフェロール）と植物由来のビタミンＤ２（エルゴカルシフェロール）があります。動物の皮膚で生合成されるビタミンＤは、紫外線を浴びてプレビタミンＤ３に変わります。</p>
<p class="area_10">これは体温によって徐々に変化し、ビタミンＤ３になり血中に放出されます。植物にはプロビタミンＤ２が含まれ、やはり紫外線を浴びることでビタミンＤ２に変化します。</p>
<p class="area_10">皮膚で合成されたビタミンＤ３と食品から接種されたビタミンＤ３は、十二指腸で吸収されリンパ管から静脈血に入り肝臓に運ばれます。肝臓で酵素により25-ＯＨ-Ｄ３（25水酸化コレカルシフェロール）になり血中に分泌されます。25-ＯＨ-Ｄ３は、腎尿細管細胞でさらに最も活性の強い1α、25（ＯＨ）２-Ｄ３に変換されます。</p>
<p class="area_10">ビタミンＤの機能はいろいろありますが、最近注目されている機能、そして特にがんとの関わりのある細胞分化誘導の機能は注目されます。活性型１α-25（ＯＨ）２-Ｄ３は、他のホルモンと同様に全身の細胞にある、細胞の核内のビタミンＤのレセプターに働き、全身の細胞がそれぞれビタミンＤの活性化を行いながら、正常な細胞の分化や異常細胞の細胞死などを誘導します。
</p>
<p class="area_10">それゆえ、ビタミンＤが不足すると、適切に細胞の分化誘導が行われないためにがんの発症やがん細胞の増殖が起こってきます。ビタミンＤは食事からも摂取されますが、体内のビタミンＤの大部分はコレステロールを原料に日光浴をして紫外線を浴びることで合成されているのです。</p>
<p class="area_10">巷では、日に当たることは悪いことのように言われており、そのため体内でのビタミンＤ不足に陥っている人は多いと考えられます。不足しているが故にいろいろながんも含め病気を発症している人もたくさんいるのではないでしょうか。</p>
<p class="area_10">日本では、皮膚がんの発症頻度はオーストラリアなどに比べますと、かなり低い状況です。ですから、皮膚がんを恐れるあまり紫外線を極端に避けることをせず、適度な日光浴はがん予防にもなり、他のビタミンＤ不足による病気の発症の助けにもなることも知って欲しいと思います。</p>
</div>
<h2>ビタミンＤの摂取量と最適な摂取方法素</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">
ビタミンＤのがんにおける栄養療法ですが、私ががん統合医療の外来で勉強させていただいたカナダのドクターのところでも、ビタミンＤはほとんどのがん患者さんの栄養療法に処方されていました。がん治療のベースに入れる栄養素の１つに挙げられていました。</p>
<p class="area_10">そして、ビタミンＤは、50％の代表的ながん（乳がん、大腸がん、肺がん、前立腺がんなど）のサイズを縮小させる、そして、ビタミンＤの体内でのレベルが十分であればすべてのがんの死亡率も減らすことができるとまで言われています。</p>
<p class="area_10">さらに、ビタミンＤを摂ることで60％のがんが予防できるとも言っています。がんを発症している患者さんには、１日あたり４０００ＩＵ（国際単位）ぐらいの量の処方が平均的でした。２０００ＩＵの患者さんもいれば、６０００ＩＵの処方の方もいました。</p>
<p class="area_10">ただし、これはどのがんにおいても誰にでも一律というわけではありませんので、みなさんは、必ず栄養療法をしてくださる主治医とご相談のうえ摂ってください。ビタミンＤを摂取する上で大切なことは、血液検査をしてビタミンＤの濃度を測って個々人の量を決めていくということです。</p>
<p class="area_10">実際そのドクターのところでは、液体のビタミンＤでの摂取が一番いいということでした。１ドロップで約１０００ＩＵ摂れる液体がいいとのことでした。その液体をジュース（以前ご紹介しましたが〈ＶＯＬ．８〉、ニンジン、ビートルート、フィッシュオイルをミックスしたジュース）に滴下して飲むことを勧めていました。ビタミンＣは１日数回に分けて摂る方がいいけれど、ビタミンＤは１日１回でいいとのことでした。</p>
<p class="area_10">海外では、液体のビタミンＤも普通に手に入ります。そのドクターによりますと、最近はビタミンＤを注射で摂ることがよいという話もあり、６年間やってみたけれど液体を上回る効果はなかったとのことでした。液体で摂ることと差はなかったので、液体で摂るほうがいいとおっしゃっていました。</p>
<p class="area_10">ビタミンＤを個々人において摂取する量については先ほど触れましたが、まず最初に、血液で濃度を調べます。ビタミンＤの体内での濃度は、体内で活性化される前の25（ＯＨ）Ｄ３を測定します。活性型１α-25（ＯＨ）２Ｄ３（日本の医療機関では、こちらで測定されていることがほとんどです）の値を測っても体内でのビタミンＤの状態をまったく反映できませんので気をつけてください。</p>
<p class="area_10">ビタミンＤは、１カ月ぐらいかけてゆっくりと血中濃度を維持していきます。そして、３カ月ぐらいで肝臓や脂肪に貯蔵される分ができます。その後、体内での血中濃度が安定してきます。そのドクターの外来では、６カ月に１回ぐらいビタミンＤの血中濃度を測定し、患者さんの量の過不足を調節しているとのことでした。</p>
<p class="area_10">最後に、ビタミンＤも治療レベルになりますとサプリメントでの高用量の補給が必要になってきますが、普段の食生活で過不足を補うには食材からの摂取も大切です。参考までに、ビタミンＤの摂れる食材をお伝えします。</p>
<p class="area_10">たら肝油、1テーブルスプーン：ビ　タミンＤ１３６０ＩＵ(国際単位)</p>
<p class="area_10">イワシの缶詰のオイルを除いたもの：　５００ＩＵ</p>
<p class="area_10">調理したサーモン（１００ｇ）：　　３６０ＩＵ</p>
<p class="area_10">調理したサバ（１００ｇ）：３４５ＩＵ</p>
<p class="area_10">ツナ缶：２００ＩＵ</p>
<p class="area_10">ビタミンＤ強化ミルク（1カップ）：　98ＩＵ</p>
<p class="area_10">卵１個：20ＩＵ</p>
<p class="area_10">調理した牛レバー（１００ｇ）：　　１５４ＩＵ</p>
<p class="area_10">スイスチーズ（約28ｇ）：12ＩＵ</p>
</div>
<h1>半田えみ先生の記事一覧</h1>
<h3>がん闘病に必要な食事と栄養</h3>
<div class="txt">
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_751">第１３回　体に良しとされる適量の紫外線などによりビタミンDを取り入れ、がんの縮小を図る</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_754">第１２回　日本で昔から親しまれている緑茶でがん細胞の発生と成長を抑制する</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_756">第１１回　がん３大治療に並ぶ「栄養療法」　普段の食事と生活習慣を工夫して改善していく</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_760">第１０回　人生を生かすも殺すも食次第　世界中で食の大切さを考え見直されている時代</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_763">第９回　たんぱく質のレシピ「遺伝子」を正常に保つ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_766">第８回　がん細胞の成長を遅らせるハーブとスパイス</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_768">第７回　バンクーバーから日本のがん医療を見る　栄養摂取に最適！果物と野菜とミキサーで作る「生ジュース」</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_770">第６回　バンクーバーから日本のがん医療を見る　オーガニック食材の摂取と解毒ダイエット</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_779">第５回　バンクーバーから日本のがん医療を見る　がんと向き合うドクターと、患者の意識と価値観</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_781">第４回　病気治療の基本は食事と栄養である　乳がん・婦人科系の疾患とがん予防食</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_783">第３回　メンタル的な治療と「栄養」の関係</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_786">第２回　世界レベルで見たがんと食事の関係</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_788">第１回　「油」の問題は欧米社会では国レベルで取り組んでいる</a></li>
</ul>
</div>
<h3>山田邦子のがんとのやさしい付き合い方</h3>
<div class="txt">
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/live_long/post_3419">第７回 そこが知りたい オーソモレキュラー療法に基づいたがん治療</a></li>
</ul>
<p>
</div>
<h1>医療ライター宮西ナオ子の　がんに挑むサプリメント徹底リサーチ</h1>
<div class="txt">
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4896">第8回 プロポリス</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4782">第7回 フコイダン</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4565">第6回 霊芝</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4167">第5回 メシマコブ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3965">第4回 ハナビラタケ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3810">第3回 カバノアナタケ（チャーガ）</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3775">第2回 シイタケ菌糸体</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3592">第1回 アガリクス</a></li>
</ul>
</div>
<h2>食事と栄養に関するニュース</h2>
<div class="txt">
<ul class="archlist">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition">がん闘病に必要な食事と栄養の最新ニュースや記事を掲載しています。</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement">がんと免疫力改善成分（アガリクス、フコイダンなど）のエビデンス比較を掲載しています。</a></li>
</ul>
</div>

</div>
 </div><!--//attentionCategory-->

</ul>
 

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		<title>がん闘病に必要な食事と栄養　-12-　日本で昔から親しまれている緑茶でがん細胞の発生と成長を抑制する&gt;&gt;</title>
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		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 28 Feb 2016 00:41:08 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[食事と栄養]]></category>
		<category><![CDATA[免疫力改善成分]]></category>
		<category><![CDATA[アポトーシス]]></category>
		<category><![CDATA[白血病]]></category>
		<category><![CDATA[口腔がん]]></category>
		<category><![CDATA[腺がん]]></category>
		<category><![CDATA[サプリメント]]></category>
		<category><![CDATA[皮膚がん]]></category>
		<category><![CDATA[食道がん]]></category>
		<category><![CDATA[胃がん]]></category>
		<category><![CDATA[肺がん]]></category>
		<category><![CDATA[前立腺がん]]></category>
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		<category><![CDATA[乳がん]]></category>
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					<description><![CDATA[がん闘病に必要な食事と栄養 第１２回　日本で昔から親しまれている緑茶でがん細胞の発生と成長を抑制する がん闘病に必要な食事と栄養について半田えみ先生（医療法人社団 中成会 半田醫院）に解説いただいた。 緑茶でがん細胞を抑 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<h3>がん闘病に必要な食事と栄養</h3>
<h1>第１２回　日本で昔から親しまれている緑茶でがん細胞の発生と成長を抑制する</h1>
</div>
<div id="author_exp">
<div class="txt">
がん闘病に必要な食事と栄養について半田えみ先生（医療法人社団 中成会 半田醫院）に解説いただいた。
</div>
</div>
<div class="entry">
<h2>緑茶でがん細胞を抑制</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">
ちょっと一息ティータイム、みなさんは毎日どのようなお茶の種類を何杯くらいお飲みになっていますか。緑茶、ウーロン茶、紅茶、ジャスミン茶、蓮茶、ハーブティー、柿の葉茶、麦茶、ほうじ茶、甜茶、蕎麦茶、黒豆茶などなど。</p>
<p class="area_10">この他にも、たくさんの種類がありますね。その味も相当な種類があり、みなさんそれぞれ好きな味をそのときの気分で選んで飲まれていることでしょう。</p>
<p class="area_10">これらのお茶の成分は、それぞれにいろいろな効能効果があります。最近では、お茶だけでなく食品は、その成分の効能効果も分子レベルまでわかるようになり健康維持、病気予防そして、病気治療にまでその成分が役に立っています。</p>
<p class="area_10">以前は、食品の成分は、３大栄養素（炭水化物、脂質、たんぱく質）、5大栄養素（３大栄養素＋ビタミン＋ミネラル）、７大栄養素（5大栄養素＋水、食物繊維）までが主流でしたが、現在はファイトケミカルという主に植物に含まれる機能性成分も評価されるようになりました。</p>
<p class="area_10">ファイトケミカルは栄養素ではありませんが、人体にとって抗酸化作用、免疫増強作用、がん抑制作用などを持ち健康維持、病気予防、病気治療に大きく関わってきています。</p>
<p class="area_10">今回は、このファイトケミカルのカテキンと言うポリフェノールが多い、私たち日本人にとって一番なじみのある緑茶について書いてみたいと思います。緑茶の成分が体にいいお話はみなさんもいろいろとご存知と思います。</p>
<p class="area_10">特に、がんの患者さんにも緑茶の成分が栄養療法の中に取り入れられています。私たち日本人には、緑茶が治療？　というのはピンとこないかもしれませんね。</p>
<p class="area_10">私たち日本人は、基本的に緑茶は飲むものと認識しています。海外で薬局を見て歩きますと、緑茶のサプリメントをよく目にします。緑茶はお茶として入れて飲む効果とお湯で抽出できない成分を食べることで得られる効果と両方持ち合わせています。</p>
<p class="area_10">まずは、緑茶中の有効成分カテキンです。このカテキンががん患者さんの栄養療法において評価されているのは、がんの発生や成長の抑制メカニズムに効果を発揮できるからです。</p>
<p class="area_10">カテキンのがん抑制メカニズムは、①発がん（遺伝子の突然変異）の抑制、②がん成長促進の抑制、③がん細胞アポトーシス（自滅死）の促進、④がん転移抑制、⑤がん組織での血管新生抑制などです。</p>
<p class="area_10">がんが成長していくときに、がん細胞によって新しい血管が形成されます。血管新生が、すべてのがんの成長に重要な必要条件なので、その新しい血管が形成されるところに対抗してくれる最もパワフルな成分の１つが緑茶のカテキンなのです。</p>
</p>
</div>
<h2>緑茶に含まれるエピガロカテキンガーレート（ＥＧＣＧ）の効能</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">
特に、湿潤気候の地域で栽培された緑茶は、カテキンと呼ばれるポリフェノールが非常にたくさん含まれています。緑茶に含まれるカテキン類の一つにエピガロカテキンガーレート（ＥＧＣＧ）があります。</p>
<p class="area_10">ちなみに紅茶の場合は、つくられる過程で発酵が必要ですので、その間にカテキンは破壊されてしまいます。しかし、緑茶は発酵の過程を経ないので、多量のカテキンがあり、それ故に緑茶は変わらず緑のままなのです。</p>
<p class="area_10">２、３杯の緑茶を飲むだけで、ＥＧＣＧが血中に豊富になると言われています。それは、毛細血管によって体中の隅々まで広がっていきます。それらは、体中のすべての細胞を取り巻き栄養を与えます。</p>
<p class="area_10">ＥＧＣＧは、それぞれの細胞の表面に接着し、その作用は、がん細胞のような異質の細胞は周囲の組織に侵入するための特定のメカニズムがあり、ＥＧＣＧは、侵入が始まるとシグナルを発してレセプターをブロックするのではないかと言われています。</p>
<p class="area_10">そして、先ほども書きましたが、血管新生の形成を妨げ、血管新生がすべてのがんの発達の重要な必要条件であるので、この過程の抑制、ミクロの腫瘍の進行を防ぐためにカテキンは役立ってくれるでしょう。血管新生を抑制することは、腫瘍形成を抑制することも意味し、カテキンは、周囲の組織の通常の機能を危険にさらすことなく、潜在的な状態で効果が発揮されます。</p>
<p class="area_10">緑茶の効果を得ることの鍵は、カテキンを含む割合が最も高い緑茶の種類を選ぶことです。そして、私たちがすぐにでもできる一番いい方法は、毎日緑茶を飲むことです。それによってＥＧＣＧを定期的に摂れ、その血中濃度は、常に前がん細胞を攻撃するのに十分に高い血中濃度を維持できます。</p>
<p class="area_10">また、ＥＧＣＧは、血管新生を命じるレセプターもブロックすることができると言われています。そのため、ＥＧＣＧ分子によってブロックされたレセプターたちは、がん細胞が組織に炎症細胞の因子を侵入させ、腫瘍細胞を成長させるのに必要な新しい血管をつくることには、もはや応答することはできなくなります。</p>
</div>
<h2>緑茶を飲むがん患者に、実際に見られた効果</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">
モントリオールにある分子医学研究所のチームは、いくつかのがん細胞で緑茶から分離されるＥＧＣＧの影響をテストしました。その報告は、彼らは注意深く観察し、白血病、乳がん、前立腺がん、腎がん、そして皮膚がんと口腔がんにおいて緑茶によるがん細胞への影響は、がん細胞の成長がゆっくりになったということです。</p>
<p class="area_10">また、緑茶は体の解毒にも働き、肝臓の機能を活性化し、体からより速くがんの毒素を排除することができます。</p>
<p class="area_10">マウスにおいては、乳がん、肺がん、食道がん、胃がん、大腸がんなどにおいて、化学発がん性物質の抑制効果が見られました。</p>
<p class="area_10">その他の食品からもがん治療に効果のある栄養分子が、アジアの一般的な食事から見つかっており、そういった理由でＥＧＣＧの効果は未ださらに目をひきます。たとえば大豆ですが、ハーバードの栄養と代謝の研究所が示したことは、緑茶と大豆を別々に摂取したときより、一緒に摂取したときさらにがん細胞に対する効果を増すということが見られたとのことです。これは、前立腺がんと乳がんの両者で証明されました。</p>
<p class="area_10">これらのことから、研究者たちは、私たちの研究が示唆するのは、大豆のファイトケミカルと緑茶が一緒になると潜在的な食養生的な効果を発揮し、エストロゲン依存性の乳がんの進行を抑制するのでしょうと話しています。</p>
<p class="area_10">このような研究の結果報告などを聞きますと、私たち日本人は本来毎日緑茶を飲み、大豆そのものやたくさんの大豆製品を食べてきましたから、そのためホルモンに関係するがんは少なかったのでしょう。</p>
<p class="area_10">がんの病気自体は昔からある病気ですが、現代のような高率でがんが発症していなかったはずです。そして、がんの種類も発症割合が変わってきたことも事実です。食事の欧米化だけではなく、緑茶や大豆、大豆製品を摂る頻度も減ってしまったからでしょう。</p>
<p class="area_10">さて、もう１つ別の研究報告があります。日本国内で乳がんを発症し治療した緑茶を飲む方々に、「１日に何杯の緑茶を飲みますか？」と言う質問をしました。
</p>
<p class="area_10">この乳がんの患者さんたちは、他臓器に転移のない方に限りました。</p>
<p class="area_10">この質問に対しての答を２種類のグループに分けました。グループ分けは、毎日１杯飲むグループと３杯飲む２つのグループです。１日１杯の緑茶を飲む人たちより、毎日３杯飲む人たちのほうが再発57％と低かったと言うことを研究者たちは発見しました。</p>
<p class="area_10">また、前立腺がんの男性において、１日５杯の緑茶を飲むことはがんが50％進行がんのステージに進むリスクを減らしたという結果です。</p>
<p class="area_10">これらのことからも、緑茶の効果に注目すべきところはたくさんあります。<br />
世界中には、たとえばワインと同じように、たくさんのお茶があります。産地、品種、発酵程度などの差により、これらの、お茶のフレーバー（味）は、相当な種類があります。ですから、みなさんの好きな新しいフレーバーをいろいろと試してみてください。</p>
</div>
<h2>どのような緑茶を選んで飲めばよいか</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">
緑茶についてもう少し触れてみたいと思います。緑茶と言えば、中国と日本の緑茶が有名ですね。中国と日本の緑茶には多くの異なったところがあり、そして、中国茶、日本茶はそれぞれ異なったいろいろな種類があります。</p>
<p class="area_10">そして、情報によりますと中国緑茶と日本緑茶では、日本の緑茶のほうがカテキン含有量が多いのだそうです。できればカテキンの少しでも多い緑茶を飲んでください。</p>
<p class="area_10">緑茶もティーバックなどで簡単に飲めるものも最近は出回っています。しかしながら、そのティーバックのお茶でこれまで述べてきたような、緑茶の素晴らしい効果を得ることは難しいのです。</p>
<p>ティーバックの中身は、葉を細かくしたもので、収穫されたお茶の残りカスのようなものなのです。お茶の本当の味は、ティーバックだけのクオリティーの低い製品だけを試すことでは、本当の緑茶には出会えないのです。</p>
<p class="area_10">私はお茶の専門家ではありませんが、ぜひ次のことを試してみてください。</p>
<p class="area_10">まずは、基本的なことですが、本物の茶葉を素敵な急須（ティーポット）で入れてください。ステンレス製の茶器は避けてください。お茶を入れるとき、カテキン分子を最大限に抽出するのには、８～10分かけることが良いそうです。</p>
<p class="area_10">入れたお茶は、素敵な湯のみ茶碗（カップ）で飲んでください。がんの予防効果を可能にしていく最適なカテキン量は、毎日３杯のお茶を飲むことです。</p>
<p class="area_10">そして、お茶を飲むときは、家族や友達と一緒に楽しみながら、または１人でリラックスできる時を楽しんでください。</p>
<p class="area_10">最後に、私はがん統合医療の中の栄養を中心に毎回話題にしてきています。毎日の食事はもちろんですが、治療レベルになりますとがんが発生、成長するメカニズムに対し分子レベルの栄養素でそれを抑制していくことです。画像に映ってくる前のミクロのがんも治療する時代になってきました。</p>
<p class="area_10">最近では、Circulating Tumor Cell（CTC）血中循環腫瘍細胞検査をすることで、画像に映し出される前のがんを早期発見できるようになりました。</p>
<p class="area_10">また、さらにこの検査は発見されたがん細胞には、治療するどんな薬や栄養素が効果あるか検査することができます。</p>
<p class="area_10">こういった検査により、単にがんのための栄養療法よりさらに上を行く、たとえば、「○がんのＡさんのためだけの……」というような、真の個人の栄養治療処方箋ができるわけです。</p>
</div>
<h1>半田えみ先生の記事一覧</h1>
<h3>がん闘病に必要な食事と栄養</h3>
<div class="txt">
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_751">第１３回　体に良しとされる適量の紫外線などによりビタミンDを取り入れ、がんの縮小を図る</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_754">第１２回　日本で昔から親しまれている緑茶でがん細胞の発生と成長を抑制する</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_756">第１１回　がん３大治療に並ぶ「栄養療法」　普段の食事と生活習慣を工夫して改善していく</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_760">第１０回　人生を生かすも殺すも食次第　世界中で食の大切さを考え見直されている時代</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_763">第９回　たんぱく質のレシピ「遺伝子」を正常に保つ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_766">第８回　がん細胞の成長を遅らせるハーブとスパイス</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_768">第７回　バンクーバーから日本のがん医療を見る　栄養摂取に最適！果物と野菜とミキサーで作る「生ジュース」</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_770">第６回　バンクーバーから日本のがん医療を見る　オーガニック食材の摂取と解毒ダイエット</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_779">第５回　バンクーバーから日本のがん医療を見る　がんと向き合うドクターと、患者の意識と価値観</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_781">第４回　病気治療の基本は食事と栄養である　乳がん・婦人科系の疾患とがん予防食</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_783">第３回　メンタル的な治療と「栄養」の関係</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_786">第２回　世界レベルで見たがんと食事の関係</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_788">第１回　「油」の問題は欧米社会では国レベルで取り組んでいる</a></li>
</ul>
</div>
<h3>山田邦子のがんとのやさしい付き合い方</h3>
<div class="txt">
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/live_long/post_3419">第７回 そこが知りたい オーソモレキュラー療法に基づいたがん治療</a></li>
</ul>
<p>
</div>
<h1>医療ライター宮西ナオ子の　がんに挑むサプリメント徹底リサーチ</h1>
<div class="txt">
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4896">第8回 プロポリス</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4782">第7回 フコイダン</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4565">第6回 霊芝</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4167">第5回 メシマコブ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3965">第4回 ハナビラタケ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3810">第3回 カバノアナタケ（チャーガ）</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3775">第2回 シイタケ菌糸体</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3592">第1回 アガリクス</a></li>
</ul>
</div>
<h2>食事と栄養に関するニュース</h2>
<div class="txt">
<ul class="archlist">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition">がん闘病に必要な食事と栄養の最新ニュースや記事を掲載しています。</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement">がんと免疫力改善成分（アガリクス、フコイダンなど）のエビデンス比較を掲載しています。</a></li>
</ul>
</div>

</div>
 </div><!--//attentionCategory-->

</ul>
 

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			</item>
		<item>
		<title>がん闘病に必要な食事と栄養　-8-　がん細胞の成長を遅らせるハーブとスパイス&gt;&gt;</title>
		<link>https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_766</link>
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		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 28 Feb 2016 00:55:12 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[食事と栄養]]></category>
		<category><![CDATA[アポトーシス]]></category>
		<category><![CDATA[腺がん]]></category>
		<category><![CDATA[肺がん]]></category>
		<category><![CDATA[前立腺がん]]></category>
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		<category><![CDATA[乳がん]]></category>
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					<description><![CDATA[がん闘病に必要な食事と栄養 第８回　がん細胞の成長を遅らせるハーブとスパイス がん闘病に必要な食事と栄養について半田えみ先生（医療法人社団 中成会 半田醫院）に解説いただいた。 他国・ベトナムの「がん治療」に関する現状  [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<h3>がん闘病に必要な食事と栄養</h3>
<h1>第８回　がん細胞の成長を遅らせるハーブとスパイス</p>
</h1>
</div>
<div id="author_exp">
<div class="txt">
がん闘病に必要な食事と栄養について半田えみ先生（医療法人社団 中成会 半田醫院）に解説いただいた。
</div>
</div>
<div class="entry">
<h2>他国・ベトナムの「がん治療」に関する現状</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">
今回は、がんと栄養のこともお話ししなければなりませんが、最初に少しベトナムの医療やがんの治療についてご報告させていただきます。</p>
<p class="area_10">ホーチミンのクリニックでは、急性の病気を診察することがほとんどで、慢性の病気は少ないです。生活習慣病のような慢性の病気を持つ患者さんはいますが、がんを治療する患者さんはここにはいません。クリニックのベトナム人スタッフに、ベトナムでがんになったらどのように治療していくのか聞いてみました。</p>
<p class="area_10">これは、日本と同じようにがん専門病院か総合病院へ行って治療することが基本です。また、違う方のお話では、病院には行くことができない人も多く祈祷師のような人のところに行ったり、民間療法で対処したりして手遅れになることもかなり多いとのことです。</p>
<p class="area_10">ここベトナムは医療そのものの水準はまだ低く、がん統合医療どころか３大治療でさえ満足いくものではないでしょう。</p>
<p>ここホーチミンでは、日本で言うがんセンターのような、がんを専門に治療していく最先端の病院はないようです。</p>
<p class="area_10">昨年（２０１２年）末に、ホーチミン市内のベトナムの病院にがんの専門性を持つ医療センターをつくる計画があり着工されたようです。しかし、それも完成するには２年先の予定とのことです。</p>
<p class="area_10">実際に機能するにはさらに年数がかかるかもしれません。他に情報としては、日本の医療系の企業がベトナム北部に産婦人科病院、南部ホーチミン市にがん専門の病院を建設することが、つい先日発表されました。ホーチミン市内では、この企業は地元の企業と組んで従来ある病院にまずはがんの病棟をつくることから始めるとのことです。</p>
<p class="area_10">今回、私はたまたまご縁がありベトナムの中部にあるダナンという場所にがん専門病院がオープンするという情報を得て視察に行くことができました。ダナンはベトナムの首都ハノイ、ホーチミンに次いで第３の都市です。この病院はベトナムだけではなく、日本のベトナムに関係する財団からもかなりの援助があって建てられました。</p>
<p class="area_10">訪問させていただいた病院は、規模的にはベッド数は５００床弱、入院棟は10階建ての建物で、入院棟は各フロアーごとに臓器別のがんで分けられます。血液系のがんのフロアーには骨髄移植なども行う予定で無菌室も完備されていました。外来棟には検査や治療のできるスペースが併設されています。</p>
<p class="area_10">今回、日本でもまだまだ見かけないもので素晴らしいと感じたひとつとして、患者さんのご家族が宿泊できる施設が同じ敷地内の目の前に建てられていたことです。その施設の利用は無料です。１階には小さなスーパーマーケットがあり、その隣にはやはり無料で食事を提供するキッチンがありました。宿泊できる部屋には簡単ですがバス、トイレつきでベッドがある部屋でした。私が訪問した日は日曜日でしたので院内は静かで、入院治療中の数名の患者さんとお会いして少しお話をさせていただきました。</p>
</div>
<h2>がん治療で大切なのは　栄養状態を良くすること</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">
お会いした数名の患者さんは、どちらかと言いますと重症な感じでした。原発巣だけでなくすでに数カ所転移があったりしている方がほとんどでした。</p>
<p class="area_10">これからベトナムのがん治療も本格的に大きな施設などがつくられ始めている状況にあります。私が望むのは、もし可能であるなら最初の段階からがん統合医療、栄養療法などが組み込まれていくことができれば理想的であるなあと思います。</p>
<p class="area_10">やはり、今回お会いした患者さん達もみなさん決して栄養状態がいいとは言いきれませんでした。痩せこけた状態で点滴だけを受けてベッドに寝ているというだけの感じでした。</p>
<p class="area_10">がん治療においては、私の経験上からも栄養状態を良くしていくことが本当に大切なことです。幾度となくお話はしてきましたが、基本的にたんぱく質を摂って基本の体をつくっていくことが大切なことです。</p>
<p class="area_10">がん患者さんの食事の前に私がまずベトナムで思うことは、やはりこの国も食事はお米の文化だということです。日本も食事はお米の文化であるところは似ていると思います。普段の生活の中では、お砂糖や化学調味料がいろいろなところに多く使われている気がします。どの国にも伝統的な食文化がありますのですべてを否定したりすることはできません。</p>
<p class="area_10">しかし、この国でも昔のままであれば生活習慣病なども少なかったことでしょうが、国が発展していくということはいろいろな国の人が出入りし、そこで、それぞれの人たちが違った食文化も持ち込みます。違ったものが入ることは食だけでなく文化交流でき興味のあることでもあり、楽しみでもあります。しかし、伝統的に行われてきたものなどが壊されていったり、忘れ去られていくという事実もあります。</p>
</div>
<h2>ハーブなどの香辛料が細胞の炎症を防ぎ、がん細胞の成長を遅らせる</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">
さて、こちらベトナムと一言に言いましても北と南では食文化がかなり違うようです。ホーチミンでのベトナム料理の印象は、日本と同じくお米をたくさん食べます。お米の粉でつくった食品もかなりたくさん食べられています。</p>
<p class="area_10">一般的な食卓の基本は白いご飯、スープ、野菜、肉か魚です。味付けにお砂糖をかなり使っていますので全体的に甘い感じがして、糖質たっぷりな印象です。肉や魚ももちろんいろいろな調理の方法で食べています。野菜は全体的に生、煮炊きしてどちらでも結構多く食べています。日本と違う印象は野菜にハーブ系が加わったり、香辛料が多い感じはしています。</p>
<p class="area_10">本稿で、今回はハーブやスパイスなどの食材とがんの栄養療法についてお話していきたいと思います。料理で一般に使われるハーブやスパイスの中に含まれる抗炎症成分が、がんの成長を遅らせるプロセスに影響します。</p>
<p class="area_10">注目するところは、抗炎症作用を含有するこれらのハーブやスパイスの分子成分が、前がん状態の細胞の炎症を減らせることができ、そのためミクロのレベルの腫瘍の成長を予防できるというのです。最も完全なスパイスに関した論文では、３種族の豊富な抗がんおよび抗炎症の分子成分を含有するものが明らかになっています。これらの発がん予防の効果が期待されます。</p>
<p class="area_10">３種族とは、</p>
<p class="area_10">①The Zingiberaceae Family </p>
<p class="area_10">②The Lamiaceae Family</p>
<p class="area_10">③The Apiaceae Family</p>
<p class="area_10">のことです。</p>
<p class="area_10">それぞれについて少し説明していきたいと思います。</p>
<p class="area_10">The Zingiberaceae Family：ジンジャーとターメリックがこの種族でこれらは東南アジア、特に中国、インドで栽培され食事や薬として５０００年も前から使われてきました。とても強力な抗炎症作用があるのはターメリックに含まれるクルクミンとジンジャーに含まれるジンゲロールです。</p>
<p class="area_10">試験管培養されたがん細胞にクルクミンまたはジンジャーを入れたところ、効率的にCox-2（炎症時に過剰に産生される物質で慢性的に炎症を生じさせる）の生産をブロックしました。ターメリックを毎日摂ることで、血中の炎症誘発分子の量が低下しました。</p>
<p class="area_10">慢性関節リウマチの患者さんにジンジャーを毎日摂ることで症状が軽減する研究報告もあります。ちょうど私がこれを書いていたら、ベトナム人ナースが「胃が調子悪いときクルクミンに蜂蜜を混ぜて飲む習慣がある」と教えてくれました。</p>
</div>
<h2>香辛料は料理の際の味付けにも体の健康維持にも役立つ</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">
がんの成長に炎症が大きく関わることから、ジンジャーとターメリックの抗炎症作用はがん予防のための役割を果たしてくれるでしょう。また、がんの転移や血管新生を抑制したり、アポトーシス（がん細胞の自滅）を助けたりするかも知れません。</p>
<p class="area_10">スパイスの特にターメリックとジンジャーの抗炎症作用は、数種類のがん、特に大腸がんの予防に重要な役割を果たすという報告があります。</p>
<p class="area_10">The Lamiaceae Family：ミント、タイム、マジョラム、オレガノ、バジル、ローズマリーなどはこのグループに属し、大部分のものが地中海沿岸からのもので、この地域の伝統的な料理を作るときに役立ってきました。これらは、とても香気のある葉を有しており、その香り成分は葉の中にテルペン族のエッセンシャルオイルを豊富に含んでいるからです。</p>
<p class="area_10">テルペンは、がんの成長に関係する多くのがん遺伝子の機能を抑制することでがんの成長を遅らせます。また、これらに多く含まれるウルソル酸はがん細胞を攻撃、血管新生抑制、Cox-2生産を抑制したりすることも注目です。</p>
<p class="area_10">The Apiaceae Family：このセリ科のハーブはパセリ、コリアンダー、チャービル、フェンネル、クミン、野菜ではニンジン、セロリ、パースニップ（ニンジンに似た根菜）などがあります。</p>
<p class="area_10">特にセロリとパセリはアピゲニンというフラボンを多く含み、ポリフェノールは強力な抗がん活性を持っています。これらは研究では乳がん、大腸がん、肺がん、前立腺がんなど、私達を悩ますがん細胞の多くの成長を妨げます。</p>
<p class="area_10">アピゲニンは他のハーブやスパイスに含まれるものとは成分的には非常に異なりますが、抗炎症作用と血管新生を抑制する作用が直接的または間接的に働きます。このアピゲニンの制がん作用についてはこれからの魅力ある研究のテーマです。</p>
<p class="area_10">これらのハーブやスパイスによってもたらされるがん抑制効果は直接炎症を抑制する能力があると、最近の研究でわかってきています。</p>
<p class="area_10">これらの食材をうまく食事の中に取り入れていくことは、毎日の食事で直接的にがんを抑制していくことにもなります。毎日どのような食材を選んで、どのような味付けで食べていくかということはとても大切なことです。そして、味だけではなく、ハーブやスパイス独特の香りも大切なものであるとわかりました。</p>
</div>
<h1>半田えみ先生の記事一覧</h1>
<h3>がん闘病に必要な食事と栄養</h3>
<div class="txt">
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_751">第１３回　体に良しとされる適量の紫外線などによりビタミンDを取り入れ、がんの縮小を図る</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_754">第１２回　日本で昔から親しまれている緑茶でがん細胞の発生と成長を抑制する</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_756">第１１回　がん３大治療に並ぶ「栄養療法」　普段の食事と生活習慣を工夫して改善していく</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_760">第１０回　人生を生かすも殺すも食次第　世界中で食の大切さを考え見直されている時代</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_763">第９回　たんぱく質のレシピ「遺伝子」を正常に保つ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_766">第８回　がん細胞の成長を遅らせるハーブとスパイス</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_768">第７回　バンクーバーから日本のがん医療を見る　栄養摂取に最適！果物と野菜とミキサーで作る「生ジュース」</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_770">第６回　バンクーバーから日本のがん医療を見る　オーガニック食材の摂取と解毒ダイエット</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_779">第５回　バンクーバーから日本のがん医療を見る　がんと向き合うドクターと、患者の意識と価値観</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_781">第４回　病気治療の基本は食事と栄養である　乳がん・婦人科系の疾患とがん予防食</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_783">第３回　メンタル的な治療と「栄養」の関係</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_786">第２回　世界レベルで見たがんと食事の関係</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition/post_788">第１回　「油」の問題は欧米社会では国レベルで取り組んでいる</a></li>
</ul>
</div>
<h3>山田邦子のがんとのやさしい付き合い方</h3>
<div class="txt">
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/live_long/post_3419">第７回 そこが知りたい オーソモレキュラー療法に基づいたがん治療</a></li>
</ul>
<p>
</div>
<h1>医療ライター宮西ナオ子の　がんに挑むサプリメント徹底リサーチ</h1>
<div class="txt">
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4896">第8回 プロポリス</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4782">第7回 フコイダン</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4565">第6回 霊芝</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_4167">第5回 メシマコブ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3965">第4回 ハナビラタケ</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3810">第3回 カバノアナタケ（チャーガ）</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3775">第2回 シイタケ菌糸体</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/research_supplement/post_3592">第1回 アガリクス</a></li>
</ul>
</div>
<h2>食事と栄養に関するニュース</h2>
<div class="txt">
<ul class="archlist">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/nutrition">がん闘病に必要な食事と栄養の最新ニュースや記事を掲載しています。</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement">がんと免疫力改善成分（アガリクス、フコイダンなど）のエビデンス比較を掲載しています。</a></li>
</ul>
</div>

</div>
 </div><!--//attentionCategory-->

</ul>
 

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		<item>
		<title>第19回日本補完代替医療学会学術集会レポート　免疫やがん領域に関わるキノコの菌糸体や発酵成分の発表が注目を集める</title>
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		<dc:creator><![CDATA[admin]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 10 Feb 2017 08:51:25 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[免疫力の基礎知識]]></category>
		<category><![CDATA[子宮体がん]]></category>
		<category><![CDATA[霊芝]]></category>
		<category><![CDATA[再発予防]]></category>
		<category><![CDATA[腺がん]]></category>
		<category><![CDATA[免疫療法]]></category>
		<category><![CDATA[ホルモン療法]]></category>
		<category><![CDATA[皮膚がん]]></category>
		<category><![CDATA[化学療法]]></category>
		<category><![CDATA[前立腺がん]]></category>
		<category><![CDATA[シイタケ菌糸体]]></category>
		<category><![CDATA[乳がん]]></category>
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					<description><![CDATA[第19回日本補完代替医療学会学術集会レポート　免疫やがん領域に関わるキノコの菌糸体や発酵成分の発表が注目を集める 取材・文●水城真一郎　医療ジャーナリスト 免疫やがん領域への関心の高さがうかがえた 　2016年11月26 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="entry">
<div id="book_title">
<h1>第19回日本補完代替医療学会学術集会レポート　免疫やがん領域に関わるキノコの菌糸体や発酵成分の発表が注目を集める<br />
</h1>
</div>
<div id="author_exp">
<div class="txt">
取材・文●水城真一郎　医療ジャーナリスト
</div>
</div>
<div id="contents">
<h2>免疫やがん領域への関心の高さがうかがえた</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">　2016年11月26日・27日の両日、「第19回日本補完代替医療学会学術集会」が、石川県金沢市の文教会館で開催された。この学術集会は、機能性食品を中心に、補完代替医療全般に関わる最新の研究情報や臨床情報を提供することを目的としている。今回のテーマは「ＣＡＭ（補完代替医療）の科学的エビデンス―基礎から臨床への橋渡し―」であった。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/02/19_nihonhokandaitaiiryo_01.jpg" border="0" alt="第19 回日本補完代替医療学会学術集会　金沢市の文教会館正面玄関に立てられた看板" class="sp100"></p>
<p class="area_10">【金沢市の文教会館正面玄関に立てられた看板】</p>
<p class="area_10">補完代替医療に関わるさまざまな研究発表があったなかで、特にキノコの菌糸体や発酵成分に関わる講演や報告が多くあったのが印象的だった。また、昨年度から始まった新しい栄養補助食品の制度である「機能性表示食品の現状」についての報告もあった。</p>
<p class="area_10">キノコの菌糸体や発酵成分に関しては、講演が2つ、一般口演が6つあった。そのうち、免疫やがん領域に関わる講演が1つ、一般口演が5つあり、補完代替医療、特に免疫やがん領域におけるキノコの菌糸体や発酵成分に対する関心の高さをうかがうことができた。</p>
<p class="area_10">以下に注目された発表について、その内容を簡単にまとめてみた。</p>
</div>
<h2>免疫抑制を解除してがん患者のＱＯＬを改善</h2>
<h3>特別講演　『<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/shiitake">シイタケ菌糸体</a>抽出物の有用性』</h3>
<div class="txt">
<p class="area_10">シイタケ菌糸体抽出物（以下、シイタケ菌糸体）は、がん領域における有用性について研究が進められている。基礎的な研究に続き、がんの患者さんを対象として、多くの臨床研究も行われてきた。</p>
<p class="area_10">たとえば、乳がんの術後ホルモン療法に、シイタケ菌糸体を併用した研究がある。それによると、併用することで生活の質を表すＱＯＬのスコアが上昇し、免疫機能の指標であるＩＦＮγ（インターフェロンガンマ）の値が上昇することが確認されている。</p>
<p class="area_10">乳がんの術後化学療法に、シイタケ菌糸体を併用した研究もある。術後化学療法によってＱＯＬは低下し、免疫機能の指標となるＮＫ活性も低下するが、シイタケ菌糸体を併用することで、これらの低下が抑制できることが報告されている。</p>
<p class="area_10">多くのがん種、多種類の治療背景を持つ患者さんを対象に、シイタケ菌糸体を併用した研究も行われている。この研究では、特にステージ３と４の進行がんの患者さんで、ＱＯＬスコアの改善が見られた。</p>
<p class="area_10">こうしたシイタケ菌糸体の作用には、免疫抑制の解除が関わっていることが明らかになってきた。がんの免疫抑制に関しては、２０００年代に入ってから研究が行われるようになってきた。Ｔｒｅｇ（制御性Ｔ細胞）などの免疫抑制細胞が関与していることが明らかになった。さらに免疫チェックポイントという分子が存在し、それが免疫細胞の活性を抑制していることが明らかになってきた。</p>
<p class="area_10">がんを攻撃するために免疫細胞が活性化されても、Ｔｒｅｇなどの免疫抑制細胞が働き、また免疫チェックポイントが機能することによって、免疫細胞が抑制型になってしまうのである。がんに対して免疫が活性化されても、治療効果が十分でなかったのは、こうした免疫抑制が働いてしまうためだということがわかってきた。</p>
<p class="area_10">シイタケ菌糸体には、Ｔｒｅｇなどの免疫抑制細胞の働きを抑える機能があることが明らかになってきた。これについても、すでに多くの研究結果が報告されている。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/02/shiitake_mechanism.gif" border="0" alt="（図）第19回日本補完代替医療学会学術集会レポート シイタケ菌糸体のがん免疫に対する免疫抑制の解除のメカニズム
免疫チェックポイント阻害薬とシイタケ菌糸体の免疫解除のメカニズム" class="sp100"></p>
<p class="area_10">【（図）シイタケ菌糸体のがん免疫に対する免疫抑制の解除のメカニズム】</p>
</div>
<div class="txt">
<p class="area_10">がんを移植したマウスでの研究では、シイタケ菌糸体を食べさせることにより、がん移植マウスでの異常なＴｒｅｇの増加が抑えられ、免疫機能が回復した。この研究ではそれによって、がんの増加も抑えられることが確認されている。</p>
<p class="area_10">がん移植マウスを対象として、がんペプチドワクチンと併用した研究もある。がん移植マウスではＴｒｅｇが異常に増殖してしまう。しかし、シイタケ菌糸体を併用するとＴｒｅｇが抑制されて、がんペプチドワクチンの効果が増強したのである。それにより、腫瘍の増殖が抑えられることが観察されている。</p>
<p class="area_10">臨床での研究結果も報告されている。がん免疫療法を受けている患者さんを対象にした研究では、シイタケ菌糸体</a>を摂取することでＱＯＬスコアが改善した。ＱＯＬの改善は自覚症状が改善することを意味するので、臨床上とても有益である。</p>
</div>
<div class="more_link mb40">
<strong>研究関連情報</strong></p>
<ul>
<li><a href="https://research.kobayashi.co.jp/material/lem.html" target="_new" rel="noopener">小林製薬の中央研究所</a></li>
</ul>
</div>
<h2>女性ホルモン様作用が注目されるエクオール</h2>
<h3>■ランチョンセミナー　『エクオール含有食品「エクエル」の研究開発－基礎から臨床試験まで－』</h3>
<div class="txt">
<p class="area_10">マメ科植物はイソフラボン誘導体を多く含み、ＮＣＩ（米国立がん研究所）によるがん予防食品に関するデザイナーフーズプログラムでは、大豆を最も重要度の高い食品としている。こうしたことから、大豆は注目されることとなった。日本人は米国人に比べ乳がんや前立腺がんでの死亡率が低いが、大豆を中心とする日本の食習慣が、これに関与しているのではないかと考えられている。</p>
<p class="area_10">大豆イソフラボンに関する研究は多く行われてきたが、効果ありとする結果と効果なしとする結果が混在していた。こうしたなか、大豆イソフラボンに含まれるダイゼインが腸内細菌によって代謝（発酵）されることで作られるエクオールが、体内ではキーとなって働いているという説が提唱された。この腸内細菌を持つ人は、日本人では約50％で、残りの人はエクオールを作り出せない。また、食生活の欧米化の影響で、若い年代では、エクオールを作り出せる人は20％程度しかいないと言われている。</p>
<p class="area_10">エクオールは女性ホルモン（エストロゲン）に似た形の化合物で、次の４つの作用について研究が行われている。</p>
<p class="area_10">①エストロゲン様作用（更年期症状を和らげる、メタボリックシンドロームを予防する、加齢によるシワやたるみを改善する、骨粗鬆症の予防と改善）<br />②抗酸化作用（シミの改善）<br />
③抗エストロゲン作用（乳がんの抑制）<br />④抗アンドロゲン作用（前立腺がんの予防、脱毛改善）
</p>
<p class="area_10">こうしたエクオールの効果を、エクオールを作り出せない人でも得られるようにするため、ヒトの腸内に存在する菌を用いて発酵を行い、エクオールを作り製剤化している。</p>
<p class="area_10">講演は①と②の作用に注目した内容だった。がんに関しては、大豆イソフラボンの乳がんに対する臨床試験報告はあるが、エクオールでは試験管内の試験や動物を使った試験の結果のみが報告されており、今後が期待されている。</p>
<p><img decoding="async" src="https://gan-senshiniryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/02/19_nihonhokandaitaiiryo_02.jpg" border="0" alt="第19 回日本補完代替医療学会学術集会は金沢市の文京会館大講堂において行われた" class="sp100"></p>
<p class="area_10">【第19 回日本補完代替医療学会学術集会は金沢市の文京会館大講堂において行われた】</p>
</div>
<h2>キノコや発酵成分に関する研究データを報告</h2>
<h3>一般口演</h3>
<div class="txt">
<p class="area_10">一般口演では、多くの研究成果が発表されたが、次のような興味深い発表があった。</p>
<p class="area_10"><b>『食品カツオ節菌産生化合物のがん予防作用』</b><br />
カツオ節菌が産生する化合物が、発がんモデルマウスの発がんを予防することを確認した。</p>
<p class="area_10"><b>『霊芝菌糸体培養培地抽出物（MAK）の免疫活性化による抗腫瘍効果』</b><br />
皮膚がんを移植したマウスを用いて、<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/reishi">霊芝</a>の菌糸体培養物による抗腫瘍効果の評価報告。菌糸体2％の餌を与えた場合に、腫瘍の増殖が抑えられた。</p>
<p class="area_10"><b>『乳酸菌飲料ＡＮＰ71を用いたオープン臨床試験』</b><br />
　米を乳酸菌で発酵させた飲料を用いて、健常人を対象に便通と体質への影響を評価。摂取開始から4週間後に、便通の改善と体質の改善が認められた。</p>
<p class="area_10"><b>『<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/shiitake">シイタケ菌糸体</a>培養培地抽出物（ＬＥＭ）の投与による子宮体癌の術後再発予防効果についての検討』</b><br />
　子宮体がんの手術後患者に、<a href="https://gan-senshiniryo.jp/supplement/shiitake">シイタケ菌糸体</a>エキスを6g投与し、23症例について再発を調べた。腫瘍マーカーが上昇したため、9gに増量すると再び低下した症例も観察。23例中3例は再発したが、全体的に再発を予防する効果がある印象を持った。</p>
<p class="area_10"><b>『マンネンタケ菌糸体培養培地抽出物（MAK）のエタノール分画毎の抗アレルギー効果』</b><br />マンネンタケの菌糸体培養物の分画物について、抗アレルギー活性を評価し、いくつかの分画で抗アレルギー効果を確認した。</p>
</div>
<h2>臨床研究の結果などデータが充実してきた<br />
</h2>
<div class="txt">
<p class="area_10">がんに対する補完代替医療は、機能性食品を中心に、すでに多くのがんの患者さんに利用されているという現実がある。その一方で、これまでは研究データが乏しいという大きな課題が残されていた。</p>
<p class="area_10">今回の学術集会では、特にキノコの菌糸体成分について、健常者やがんの患者さんを対象にした臨床研究の結果が、特別講演と一般口演で複数の研究者から報告されているのが興味深かった。研究データが揃いつつあり、データが乏しいという課題も克服されつつあるという印象を持った。</p>
</div>
<div class="more_link mb40">
<h1>研究関連情報</h1>
<ul class="archlist">
<li><a href="http://sangak-data.sakura.ne.jp/item_detail.php?item=1&#038;gid=1&#038;cid=32" target="_new" rel="noopener">産学連携品電子図書館&gt;&gt;</a></li>
<li><a href="https://research.kobayashi.co.jp/material/lem.html" target="_new" rel="noopener">小林製薬の中央研究所（シイタケ菌糸体）&gt;&gt;</a></li>
</ul>
<p></p>
<h1>がんの再発・転移予防の最新ニュース</h1>
<ul class="archlist">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/meta/metanews">がんの転移・再発予防の最新ニュースや記事を掲載しています。</a></li>
</ul>
<p></p>
</div>
</div>
<h1>「学会関連」「専門家解説」の公開記事の一覧</h1>
<ul class="menu">
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/live_long/post_5653">山田邦子のがんとのやさしい付き合い方（第１９回）そこが知りたい　〝がん治療・再発予防〟のための「漢方薬と漢方に基づく食事療法」</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/live_long/post_5566">山田邦子のがんとのやさしい付き合い方（第１８回）そこが知りたい　がん細胞だけを破壊！転移がんにも効果を示す光免疫療法「イルミノックス治療」の最前線</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/live_long/post_4885">山田邦子のがんとのやさしい付き合い方（第１４回）そこが知りたい　古くて新しい最先端のがん免疫治療薬『丸山ワクチン』</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/live_long/post_4180">山田邦子のがんとのやさしい付き合い方（第１１回）そこが知りたい　谷川啓司先生による　再発を防ぐための『がん免疫治療』の最前線</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/live_long/post_3602">山田邦子のがんとのやさしい付き合い方（第８回）そこが知りたい「がん免疫療法」初代厚生労働大臣、「免疫の力でがんを治す患者の会」会長・坂口 力氏に訊く</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/immuno/post_3463">第21回 日本補完代替医療学会レポート<br />エビデンスレベルの高い研究が報告されるようになってきた</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/immuno/post_3346">第77回日本癌学会学術総会レポート<br />がん治療における”内なる”免疫力の重要性</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/illustration/post_3222">特報：第20回日本補完代替医療学会学術集会レポート<br />がん領域でエビデンスレベルの高い天然素材の研究に注目が集まる</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/live_long/post_2914">山田邦子のがんとのやさしい付き合い方（第３回 ）小林製薬 そこが知りたい「シイタケ菌糸体」</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/adverse/post_3157">第21回日本統合医療学会レポート<br />キノコの菌糸体、漢方、鍼灸、ヨガによる副作用やＱＯＬ対策が注目を集める</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/advance/post_2846">＜シリーズ先端医療―免疫新薬―＞<br />難治がん・転移がんの集中治療・往診治療がん幹細胞を克服するコツ<br />抵抗性の強いがんを制覇するには、がん幹細胞に特異的なペプチドワクチンを用いる〜</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/illustration/post_2164">第19回日本補完代替医療学会学術集会レポート<br />免疫やがん領域に関わるキノコの菌糸体や発酵成分の発表が注目を集める</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/illustration/post_1231">第18回日本補完代替医療学会学術集会レポート<br />免疫の状態をよくすることで がんの闘病を支える補完代替医療に期待</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/article/post_984">第23回日本乳癌学会学術総会レポート</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/illustration/post_454">第52回日本癌治療学会レポート<br />がん治療の効果を高める「免疫抑制の解除」の最前線<br />免疫力を高める方法が変わる　世界的に注目を集める話題を取材</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/article/post_971">がん治療における補完代替医療研究の最前線<br />─乳がんホルモン療法施行患者におけるシイタケ菌糸体の臨床研究─</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/illustration/post_449">製薬企業が挑む「がん治療の効果を高める免疫抑制対策」<br />─免疫抑制を解除するシイタケ菌糸体研究─</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/illustration/post_445">進歩する「新時代のがん免疫治療」<br />─ 免疫抑制からの脱却による「がん治療の展望」 ─</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/illustration/post_442">がん免疫を無力化する免疫抑制細胞の正体<br />─ 免疫抑制対策ががん治療の成否を分ける ─</a></li>
<li><a href="https://gan-senshiniryo.jp/illustration/post_433">がんの転移・再発を防ぐ がん治療を成功に導く免疫の最新研究</a></li>
</ul>
</div>
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